JP2017194217A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外線センサ用レンズの曇りを防ぎつつ赤外線センサの温度上昇を防止できる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、加熱庫(2)と、加熱庫(2)の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部(23)と、開口部(23)を介して加熱庫(2)内の温度を検出する赤外線センサ(103)と、赤外線センサ(103)に冷却風の少なくとも一部を供給する冷却ファンと、冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部を赤外線センサ(103)に案内する冷却ダクトとを備える。赤外線センサ(103)の検出面(103a)を開口部(23)を介して加熱庫(2)内に向けた状態で、冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクトと赤外線センサ(103)の検出面(103a)の前面側を通って加熱庫(2)内に流れ込むように風通路(P1,P2)が形成されている。【選択図】図9B

Description

この発明は、加熱調理器に関し、詳しくは、加熱庫内の温度を検出する赤外線センサを備えた加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、加熱庫内の温度を検出する赤外線センサと、赤外線センサの方向を可変するモータを備えたものがある(例えば、国際公開第2015/141207号(特許文献1)参照)。
上記加熱調理器では、加熱庫内の温度を検出するときは赤外線センサの方向が温度検出位置に移動し、加熱庫内の温度を検出しないときは赤外線センサの方向が待機位置に移動するように構成されている。
これにより、上記加熱調理器は、温度検出しないときに赤外線センサの方向が待機位置に移動することで、赤外線センサ用レンズが曇ったり赤外線センサが高温になったりするのを防止している。
国際公開第2015/141207号
上記従来の加熱調理器では、加熱庫内の温度を検出するとき、加熱庫の側面に設けた貫通穴を介して赤外線センサの検出面を加熱庫内に向けている。このため、上記加熱調理器では、加熱庫内の温度を検出しないとき、赤外線センサの方向を待機位置に移動させても、蒸気調理やオーブン調理において加熱庫内から蒸気や熱気が貫通穴を介して赤外線センサ側に漏れ出て、赤外線センサ用レンズが曇ったり赤外線センサが高温になったりするという問題が依然としてある。
上記加熱調理器では、赤外線センサ用レンズが曇ったり赤外線センサが高温になったりすると、赤外線センサの検出精度が著しく低下すると共に、赤外線センサが高温に曝されることで損傷したり劣化したりする。
そこで、この発明の課題は、赤外線センサ用レンズの曇りを防ぎつつ赤外線センサの温度上昇を防止できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
加熱庫と、
上記加熱庫の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部と、
上記開口部を介して上記加熱庫内の温度を検出する赤外線センサと、
上記赤外線センサに冷却風の少なくとも一部を供給する冷却ファンと、
上記冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部を上記赤外線センサに案内する冷却ダクトと
を備え、
上記赤外線センサの検出面を上記開口部を介して上記加熱庫内に向けた状態で、上記冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部が、上記冷却ダクトと上記赤外線センサの検出面の前面側を通って上記加熱庫内に流れ込むように風通路が形成されていることを特徴とする。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記赤外線センサを回動または移動させる駆動部と、
上記駆動部により駆動される上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けた検出位置では、上記風通路を開く一方、上記駆動部により駆動される上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けていない非検出位置では、上記風通路を閉じる開閉機構と
を備えた。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部は、上記赤外線センサを回動させることによって、上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けた検出位置にする一方、上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けていない非検出位置にする。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部は、上記赤外線センサを回動させるモータであって、上記モータの駆動軸と上記赤外線センサの回動軸とを多段ギヤを介して連結している。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部は、上記赤外線センサを回動させるダイレクトドライブモータである。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部は、上記冷却ダクト内に配置されている。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱庫内の被加熱物を加熱するためのマイクロ波を発生するマイクロ波発生部を備え、
上記マイクロ波発生部からのマイクロ波を上記加熱庫内に供給することによって上記加熱庫内の上記被加熱物を加熱するとき、上記開口部を介して上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けた状態で、上記冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部が上記風通路を介して上記加熱庫内に流れ込む。
以上より明らかなように、この発明によれば、赤外線センサの検出面を加熱庫内に向けた状態で、冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクトと赤外線センサの検出面の前面側を通って加熱庫内に流れ込むように風通路を形成することによって、赤外線センサ用レンズの曇りを防ぎつつ赤外線センサの温度上昇を防止できる加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の外観斜視図である。 図2は上記加熱調理器の扉を閉じた状態の正面図である。 図3は上記加熱調理器の扉を開いた状態の正面図である。 図4は上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態の上面図である。 図5は上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態の右側面図である。 図6は上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態の後面図である。 図7Aは上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態を右上方かつ後面側から見た斜視図である。 図7Bは上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態を右上方から見た斜視図である。 図8は図5のVIII−VIII線から見た断面図である。 図9Aは図8の赤外線センサユニットを含む要部の拡大断面図である。 図9Bは図9Aの赤外線センサユニットを含む要部をさらに拡大した断面図である。 図10は図8の赤外線センサユニット()を含む要部の拡大断面図である。 図11は上記赤外線センサユニットの側面図である。 図12は上記赤外線センサユニットの下面図である。 図13は上記赤外線センサユニットの庫内側から見た図である。 図14は図11のXIV−XIV線から見た断面図である。 図15は上記赤外線センサユニットの斜視図である。 図16はこの発明の第3実施形態の加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態の上面図である。 図17は上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態の右側面図である。 図18は上記加熱調理器の本体ケーシングと扉を外した状態の後面図である。 図19は図17のXIX−XIX線から見た横断面図である。 図20は上記赤外線センサユニットの側面図である。 図21は上記赤外線センサユニットの上面図である。 図22は図20のXXII−XXII線から見た赤外線センサユニットの横断面図である。 図23は上記加熱調理器の右側面から見た赤外線センサユニットの検出領域を示す図である。 図24は上記加熱調理器の上面から見た赤外線センサユニットの検出領域を示す図である。 図25は上記加熱調理器の裏面から見た赤外線センサユニットの検出領域を示す図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の外観斜視図を示し、図2は上記加熱調理器の扉3を閉じた状態の正面図を示している。
この第1実施形態の加熱調理器は、図1,図2に示すように、直方体形状の本体ケーシング1と、この本体ケーシング1内に設けられ、前側に開口2aを有する加熱庫2と、加熱庫2の開口2aを開閉する扉3とを備えている。
上記本体ケーシング1の上側かつ後側に、吹出口5aを有する排気ダクト5を設けている。また、本体ケーシング1の前面の下部に露受容器6を着脱可能に取り付けている。この露受容器6は、扉3の下側に位置し、扉3の後面(加熱庫2側の表面)や本体ケーシング1の前板20(図3に示す)からの水滴を受けることができるようになっている。また、本体ケーシング1の前面の下部には、給水タンク4も着脱可能に取り付けられている。
上記扉3は、本体ケーシング1の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられている。この扉3の前面(加熱庫2とは反対側の表面)には、耐熱性を有する透明な外ガラス7が設けられている。また、扉3は、外ガラス7の上側に位置するハンドル8と、外ガラス7の右側に設けられた操作パネル9とを有している。
上記操作パネル9は、カラー液晶表示部10とボタン群11および回転つまみ12を有している。このボタン群11は、途中で加熱を止めるときなどに押す取り消しキーなどを含んでいる。また、回転つまみ12によって、メニュー番号や分量、加熱出力、加熱時間などを設定する。
図3は上記加熱調理器の扉3を開いた状態の正面図を示している。図3において、図1,図2と同一の構成部には同一参照番号を付している。
上記加熱庫2内には被加熱物が収容される。また、加熱庫2内への金属製の調理トレイ(図示せず)の出し入れが可能になっている。加熱庫2の左側面,右側面には、調理トレイを支持する上棚受け16A,16Bが設けられている。また、加熱庫2の左側面,右側面には、上棚受け16A,16Bよりも下側に位置するように、調理トレイを支持する下棚受け17A,17Bが設けられている。
また、上記加熱庫2の正面視で右側面かつ上側に、赤外線センサ用の凸部2bと凹部2cを設けている。この凸部2bと凹部2cに開口部23を設けている。この開口部23を介して赤外線センサユニット100の赤外線センサ103が加熱庫2内に露出する。
この第1実施形態では、加熱庫2の右側面に開口部23を設けたが、加熱庫の天面または後面に開口部を設けてもよく、加熱庫の天面と側面(または側面と裏面など)に跨がるコーナー部などに設けてもよく、開口部は、天面,側面または裏面の少なくとも一方に設けたものであればよい。
また、上記加熱庫2の後壁面の中央部分に水平方向に配列された4つの蒸気吹出口51を設けている。
図4は上記加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態の上面図を示し、図5は上記加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態の右側面図を示し、図6は上記加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態の後面図を示している。図4〜図6では、図1〜図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。なお、図5において、70はマイクロ波を発生するマイクロ波発生部の一例としてのマグネトロンである。図6において、50は蒸気発生装置、60は排気ダクトである。
図4〜図6に示すように、本体ケーシング1内の加熱庫2の右側面かつ上側に赤外線センサユニット100を配置している。この赤外線センサユニット100は、長手方向が前後方向に配置され、後端に駆動部の一例としてのモータ104を配置している。加熱庫2の後面よりも後方にモータ104が位置する。
また、上記加熱調理器は、本体ケーシング1内の加熱庫2の後面かつ下側に冷却ファン30と、冷却ファン30から冷却風の少なくとも一部を赤外線センサユニット100側に案内する冷却ダクト40を備える。
上記冷却ダクト40は、冷却ファン30の吹出口(図示せず)に一端が接続され、上方に向かって延在する第1ダクト41と、第1ダクト41から上方に延びて前方に屈曲する第2ダクト42(図7Bに示す)と、第2ダクト42から前方に延びる第3ダクトと、第3ダクトからさらに前方に延びる第4ダクト44とを有する。
上記第2ダクト42によりモータ104を覆うことによって、モータ104を冷却ダクト40内に配置している。
この冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部は、冷却ダクト40に案内されて、赤外線センサユニット100に供給される。なお、冷却ダクト40の第4ダクト44は、前面側の端から加熱庫2側に折り曲げた折曲部44a(図8に示す)を有している。この第4ダクト44の折曲部44aは、冷却ダクト40の上流から下流に流れる冷却風の流れを加熱庫2側に向ける整流板の役割を果たす。
これにより、冷却ダクト40内を流れる冷却風は、流路の最後で赤外線センサユニット100の赤外線センサ103側に向かって供給される。
図7Aは上記加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態を右上方かつ後面側から見た斜視図を示している。図7Aでは、冷却ダクト40のうちの第2ダクト42を外している。一方、図7Aに示す加熱調理器に第2ダクト42を取り付けた状態を図7Bに示している。図7A,図7Bにおいて、図1〜図6と同一の構成部には同一参照番号を付している。
また、図8は図5のVIII−VIII線から見た断面図を示し、この図8に示す赤外線センサユニット100を含む要部の拡大断面図を図9Aに示している。なお、図9Aでは、赤外線センサ103の検出面103aを開口部23を介して加熱庫2内に向けている(検出位置)。
この赤外線センサユニット100は、図9Aに示すように、半円筒状のベース111と、ベース111の略中央下側に取り付けられた耐熱性樹脂からなるパッキン110と、ベース111に回転可能に嵌合された第1可動筒部112と、第1可動筒部112に取り付けられた取付部材113と、取付部材113に取り付けられた赤外線センサ103と、赤外線センサ103を覆うように第1可動筒部112に取り付けられた第2可動筒部115と、上記第1可動筒部112,取付部材113,基板114,赤外線センサ103,第2可動筒部115を囲むように、ベース111に取り付けられた半円筒状のカバー116とを有する。
上記赤外線センサ103,第1可動筒部112,取付部材113および第2可動筒部115で可動部材102を構成している。
また、ベース111とカバー116で保持部材101(図14に示す)を構成している。ベース111とカバー116は、PPSからなる。
上記赤外線センサ103に配線120(図11〜図15に示す)が接続されている。
また、赤外線センサ103の検出面103aは、パッキン110と開口部23を介して加熱庫2側に露出している。
上記加熱庫2の右側面に、上側から順に凸部2bおよび凹部2cが連続して連なるように設けられている。開口部23は、凸部2bと凹部2cの両方に跨がる領域に設けられている。これにより、凸部2bと凹部2cを用いないときよりも、赤外線センサユニット100の位置を加熱庫2側に配置することができ、本体ケーシング1の側面と加熱庫2の側面との間隔が狭い加熱調理器に適用することができる。
図9Bは図9Aの赤外線センサユニットを含む要部をさらに拡大した断面図である。
図9Bに示すように、半円筒状のベース111の内周面と取付部材113の外周面との間、および、半円筒状のベース111の内周面と第2可動筒部115の外周面との間にクリアランス(例えば0.5mm)を設けている。
これにより、上記赤外線センサ103の検出面103aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクト40と赤外線センサ103の検出面aの前面側を通って加熱庫2内に流れ込むように、赤外線センサユニット100に風通路P1,P2を形成している。このように、赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けた検出位置では、風通路P1,P2を開く。
なお、風通路P1,P2は、半円筒状のカバー116に複数の穴116a(図11,図12に示す)と、カバー116の内周面と第1可動筒部112の外周面との間の隙間を含み、冷却ダクト40により案内された冷却風は、半円筒状のカバー116に複数の穴116aを通って、カバー116の内周面と第1可動筒部112の外周面との間の隙間を流れて、赤外線センサ103の検出面aの前面側に達した後、開口部23を介して加熱庫2内に流れ込む。
一方、図10は図8の赤外線センサユニット100を含む要部の拡大断面図を示している。図10では、赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けていない非検出位置である。
図10に示すように、赤外線センサ103,第1可動筒部112,取付部材113および第2可動筒部115で構成された可動部材102は、モータ104により180deg回動させて、赤外線センサ103の検出面103aを外向きにする。
図10に示すように、半円筒状のベース111の内周面と第1可動筒部112の外周面との間隔を例えば0.1mmにしている。
このように、上記赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けていない非検出位置では、風通路P1,P2を閉じて、半円筒状のベース111の内周面と第1可動筒部112の外周面との間をシールしている。
上記赤外線センサユニット100は、可動部材102の回動に応じて風通路P1,P2を開閉する開閉機構(保持部材101,可動部材102)を備えている。
図11は上記赤外線センサユニット100の側面図を示し、図12は上記赤外線センサユニット100の下面図を示し、図13は上記赤外線センサユニット100の庫内側から見た図を示している。図11〜図13では、図9A,図9B,図10と同一の構成部には同一参照番号を付している。なお、図11,図12において、117はギヤホルダである。
図11,図12に示すように、半円筒状のカバー116に複数の穴116aを設けている。また、図13に示すように、赤外線センサ103の検出面103aは、円形の赤外線センサ用レンズを備えている。
また、図14は図11のXIV−XIV線から見た断面図を示し、図15は上記赤外線センサユニット100の斜視図を示している。図14,図15では、図9A〜図13と同一の構成部には同一参照番号を付している。なお、図14では、赤外線センサ103の検出面103aを、ベース111に設けた開口部111a側に向けている。また、図15において、117はギヤホルダである。
赤外線センサユニット100は、図14,図15に示すように、ギヤホルダ117内には、連結軸121aを有する第1ギヤ121と、第1ギヤ121とに噛合する第2ギヤ122を有する。
上記第1ギヤ121の連結軸121aは、モータ104の駆動軸(図示せず)とシャフト(図示せず)を介して連結されている。また、第2ギヤ122の回転軸122aは、第1可動筒部112に軸方向外側に突出するように設けられたボス112aに連結されている。上記第1ギヤ121と第2ギヤ122は、互いの軸が平行な平歯車である。
これにより、上記モータ104の駆動軸(図示せず)と赤外線センサユニット100の可動部材102のボス112a(赤外線センサ103の回動軸)とを、シャフト(図示せず)と第1,第2ギヤ121,122(多段ギヤ)を介して連結して、モータ104により可動部材102すなわち赤外線センサ103を回動させる。
上記構成の加熱調理器によれば、赤外線センサ103の検出面103aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクト40と赤外線センサ103の検出面103aの前面側を通って加熱庫2内に流れ込むように形成された風通路P1,P2によって、赤外線センサ103の検出面103aを覆う赤外線センサ用レンズの前面側を冷却風が流れた後、開口部23を介して加熱庫2内に流入する。これにより、赤外線センサ103の検出面103aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態(例えばマイクロ波による加熱調理時)において、加熱庫2内の被加熱物から発生した蒸気が開口部23を介して赤外線センサ103側に流出するのを抑えて、赤外線センサ103が蒸気に曝されない。このようにして、赤外線センサ用レンズの曇りを防ぎつつ赤外線センサ103の温度上昇を防止できる。
また、上記モータ104(駆動部)により駆動される赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けた検出位置では、開閉機構(保持部材101,可動部材102)によって風通路P1,P2を開く一方、モータ104(駆動部)により駆動される赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けていない非検出位置では、開閉機構(保持部材101,可動部材102)によって風通路P1,P2を閉じる。これによって、赤外線センサ103を用いない例えば蒸気調理やオーブン調理において、加熱庫2内の蒸気や熱気が開口部23を介して赤外線センサ103側に流出するのを確実に防止できる。
また、上記モータ104(駆動部)により赤外線センサ103を回動させて、赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けた検出位置にする一方、赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けていない非検出位置にするので、赤外線センサ103の駆動機構を簡略化できると共に小型化できる。
また、上記赤外線センサ103を回動させる駆動部にモータ104を用いて、モータ104の駆動軸と可動部材102のボス112a(赤外線センサ103の回動軸)とを第1,第2ギヤ121,122(多段ギヤ)を介して連結することによって、モータ104の駆動軸と赤外線センサ103の回動軸とを同一軸上に配置せずにオフセットさせたり、モータ104の駆動軸と赤外線センサ103の回動軸を交差させたり非平行にしたりすることで、モータ104と赤外線センサ103を筐体内のスペースに応じて配置することが可能になり、設計の自由度が広がる。
また、上記冷却ダクト40内にモータ104を配置することによって、冷却ダクト40内を流れる冷却ファン30からの冷却風によりモータ104が冷却され、モータ104の性能を維持しつつ信頼性が向上する。
また、上記マグネトロン70(マイクロ波発生部)からのマイクロ波を加熱庫2内に供給することによって加熱庫2内の被加熱物を加熱するとき、開口部23を介して赤外線センサ103の検出面103aを加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が風通路P1,P2を介して加熱庫2内に流れ込む。これにより、マイクロ波による加熱調理時に外気を加熱庫2内に供給するための給気ファンや給気口等からなる給気機構を、冷却ファン30と冷却ダクト40と風通路P1,P2および開口部23で構成できる。あるいは、上記給気機構の給気能力を、冷却ファン30と冷却ダクト40と風通路P1,P2および開口部23で補うことができる。
上記第1実施形態では、第1ギヤ121と第2ギヤ122を互いの軸が平行な2つ平歯車で多段ギヤを構成したが、平歯車と傘歯車を組み合わせた多段ギヤでもよく、傘歯車のみを組み合わせた多段ギヤなどでもよく。3以上の歯車を組み合わせた多段ギヤでもよい。
上記第1実施形態では、赤外線センサ103に縦8×横8の64領域の温度を検出するエリアセンサを用いたが、赤外線センサはこれに限らず、センサ部が直線状に並んだラインセンサでもよい。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態の加熱調理器では、赤外線センサ103の検出面103aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクト40と赤外線センサ103の検出面103aの前面側を通って加熱庫2内に流れ込むように、赤外線センサユニット100に風通路P1,P2を形成した。
この発明の第2実施形態の加熱調理器では、赤外線センサ103の検出面103aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクト40と赤外線センサ103の検出面103aの前面側を通って加熱庫2内に流れ込むように、赤外線センサユニット100とは別の構成部材によって風通路を形成してもよい
上記第2実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
図16はこの発明の第3実施形態の加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態の上面図を示している。この第3実施形態の加熱調理器は、赤外線センサユニット200を除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、同一の構成部には同一参照番号を付すと共に、図1〜図3を援用する。
この第3実施形態の赤外線センサユニット200は、第1実施形態の加熱調理器とは異なり、ダイレクトドライブモータ204の駆動軸と赤外線センサ203の回動軸とが同一軸上に配置されている。また、赤外線センサユニット200は、ダイレクトドライブモータ204の駆動軸と赤外線センサ203の回動軸O1が加熱庫2の右側面R1に対して鋭角θをなすように取り付けられている(図21,図22参照)。
また、図17は上記加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態の右側面図を示し、図18は上記加熱調理器の本体ケーシング1と扉3を外した状態の後面図である。
図17,図18に示すように、本体ケーシング1内の加熱庫2の右側面かつ上側に赤外線センサユニット200を配置している。この赤外線センサユニット200は、長手方向が前後方向に配置され、後端に駆動部の一例としてのダイレクトドライブモータ204を配置している。加熱庫2の後面よりも後方にモータ204が位置する。
また、上記加熱調理器は、本体ケーシング1内の加熱庫2の後面かつ下側に冷却ファン30と、冷却ファン30から冷却風の少なくとも一部を赤外線センサユニット200側に案内する冷却ダクト40を備える。
上記冷却ダクト40は、冷却ファン30の吹出口(図示せず)に一端が接続され、上方に向かって延在する第1ダクト41と、第1ダクト41から上方に延びて前方に屈曲する第2ダクト42(図7Bに示す)と、第2ダクト42から前方に延びる第3ダクトと、第3ダクトからさらに前方に延びる第4ダクト44とを有する。
上記第2ダクト42によりダイレクトドライブモータ204を覆うことによって、モータ204を冷却ダクト40内に配置している。
この冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部は、冷却ダクト40に案内されて、赤外線センサユニット200に供給される。なお、冷却ダクト40の第4ダクト44は、下流端から加熱庫2側に折り曲げた折曲部44a(図8に示す)を有している。この第4ダクト44の折曲部44aは、冷却ダクト40の上流から下流に流れる冷却風の流れを加熱庫2側に向ける整流板の役割を果たす。
これにより、冷却ダクト40内を流れる冷却風は、流路の最後で赤外線センサユニット200の赤外線センサ103側に向かって供給される。
図19は図17のXIX−XIX線から見た横断面図を示している。図16と同一の構成部には同一参照番号を付している。
また、図20は上記赤外線センサユニット200の側面図を示し、図21は上記赤外線センサユニット200の上面図を示し、図22は図20のXXII−XXII線から見た赤外線センサユニット200の横断面図を示している。
図20〜図22に示すように、なお、図20〜図22では、図9Aの第1実施形態と同様に、赤外線センサ203の検出面203aを開口部23を介して加熱庫2内に向けている。この赤外線センサ203の検出面203aは、円形の赤外線センサ用レンズを備えている。
この赤外線センサユニット200は、図20〜図22に示すように、半円筒状のベース211と、ベース211の略中央下側に取り付けられた耐熱性樹脂からなるパッキン210と、ベース211に回転可能に嵌合された第1可動筒部212と、第1可動筒部212に取り付けられた赤外線センサ203と、赤外線センサ203を覆うように第1可動筒部212に取り付けられた第2可動筒部215と、上記第1可動筒部212,赤外線センサ203,第2可動筒部215を囲むように、ベース211に取り付けられた半円筒状のカバー216とを有する。半円筒状のカバー216に複数の穴216aを設けている。
また、ベース211の後面側(図中右側)の端に、ダイレクトドライブモータ204を取り付けている。
上記赤外線センサ203,第1可動筒部212および第2可動筒部215で可動部材を構成している。この第1可動筒部212に軸方向外側に突出するように連結部212aが設けられている。第1可動筒部212の連結部212aとダイレクトドライブモータ204の駆動軸とをシャフト205を介して連結している。
また、ベース211とカバー216で保持部材を構成している。ベース211とカバー216は、PPSからなる。
上記赤外線センサ203に配線220が接続されている。
また、赤外線センサ203の検出面203aは、パッキン210を介して加熱庫2側に露出している。
この第3実施形態の赤外線センサユニット200は、図21,図22に示すように、ダイレクトドライブモータ204の駆動軸と第1可動筒部112の回転中心(赤外線センサ203の回動軸O1)とが同一軸上に配置されている。また、赤外線センサユニット200は、赤外線センサ203の回動軸O1が加熱庫2の右側面R1に対して鋭角θをなすように取り付けられている。
また、第3実施形態の赤外線センサユニット200は、図9A,図9Bに示す第1実施形態と同様に、加熱庫2の右側面に、上側から順に凸部2bおよび凹部2cが連続して連なるように設けられている。開口部23は、凸部2bと凹部2cの両方に跨がる領域に設けられている。これにより、凸部2bと凹部2cを用いないときよりも、赤外線センサユニット200の位置を加熱庫2側に配置することができ、本体ケーシング1の側面と加熱庫2の側面との間隔が狭い加熱調理器に適用することができる。
次に、赤外線センサユニット200の検出領域について図23〜図25により説明する。
図23は上記加熱調理器の右側面から見た赤外線センサユニット200の検出領域を示して図24は上記加熱調理器の上面から見た赤外線センサユニット200の検出領域を示し、図25は上記加熱調理器の裏面から見た赤外線センサユニット200の検出領域を示している。
図23〜図25に示すように、赤外線センサユニット200は、中心線Lの四角錐形状に広がる矩形の領域(縦8×横8の64領域)の温度を検出する。
この赤外線センサユニット200の検出領域の中心線Lは、赤外線センサ203の回動軸O1(図21,図22に示す)に直交する平面に対して、赤外線センサユニット200側から前面側かつ斜め下方に向かって傾斜している。
上記第3実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
また、上記赤外線センサ203を回動させる駆動部の一例としてダイレクトドライブモータ204を用いることによって、ギヤなどの間接的機構を介さずにダイレクトドライブモータ204の駆動軸と第1可動筒部212の連結部212a(赤外線センサ203の回動軸O1)とを同一直線上で連結して、ダイレクトドライブモータ204の駆動力を赤外線センサ203に伝達でき、構成を簡略化することができる。
上記第3実施形態では、赤外線センサ103に縦8×横8の64領域の温度を検出するエリアセンサを用いたが、赤外線センサはこれに限らず、センサ部が直線状に並んだラインセンサや検出領域が1つの赤外線センサでもよい。
上記第1〜第3実施形態では、駆動部としてのモータ104により赤外線センサ103を回動させ、駆動部としてのダイレクトドライブモータ204により赤外線センサ203を回動させたが、駆動部はこれに限らず、赤外線センサを検出位置と非検出位置との間で移動させる駆動部を用いてもよい。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱蒸気または飽和蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、この発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱蒸気または飽和蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱蒸気または飽和蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱蒸気または飽和蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱庫内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な第1〜第3実施形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
加熱庫2と、
上記加熱庫2の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部23と、
上記開口部23を介して上記加熱庫2内の温度を検出する赤外線センサ103,203と、
上記赤外線センサ103,203に冷却風の少なくとも一部を供給する冷却ファン30と、
上記冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部を上記赤外線センサ103,203に案内する冷却ダクト40と
を備え、
上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを上記開口部23を介して上記加熱庫2内に向けた状態で、上記冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が、上記冷却ダクト40と上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aの前面側を通って上記加熱庫2内に流れ込むように風通路P1,P2が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が、冷却ダクト40と赤外線センサ103,203の検出面103a,203aの前面側を通って加熱庫2内に流れ込むように形成された風通路P1,P2によって、赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを覆う赤外線センサ用レンズの前面側を冷却風が流れた後、開口部23を介して加熱庫2内に流入する。これにより、赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを開口部23を介して加熱庫2内に向けた状態(例えばマイクロ波による加熱調理時)において、加熱庫2内の被加熱物から発生した蒸気が開口部23を介して赤外線センサ103,203側に流出するのを抑えて、赤外線センサ103,203が蒸気に曝されない。このようにして、赤外線センサ用レンズの曇りを防ぎつつ赤外線センサ103,203の温度上昇を防止できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記赤外線センサ103,203を回動または移動させる駆動部104,204と、
上記駆動部104,204により駆動される上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを上記加熱庫2内に向けた検出位置では、上記風通路P1,P2を開く一方、上記駆動部104,204により駆動される上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを上記加熱庫2内に向けていない非検出位置では、上記風通路P1,P2を閉じる開閉機構(101,102)と
を備えた。
上記実施形態によれば、駆動部104,204により駆動される赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを加熱庫2内に向けた検出位置では、開閉機構(101,102)によって風通路P1,P2を開く一方、駆動部104,204により駆動される赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを加熱庫2内に向けていない非検出位置では、開閉機構(101,102)によって風通路P1,P2を閉じる。これによって、赤外線センサ103,203を用いない例えば蒸気調理やオーブン調理において、加熱庫2内の蒸気や熱気が開口部23を介して赤外線センサ103,203側に流出するのを防止でき、赤外線センサ用レンズの曇りを防ぐと共に、赤外線センサ103,203の温度上昇を確実に防止できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部104,204は、上記赤外線センサ103,203を回動させることによって、上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを上記加熱庫2内に向けた検出位置にする一方、上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを加熱庫2内に向けていない非検出位置にする。
上記実施形態によれば、駆動部104,204により赤外線センサ103,203を回動させて、赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを加熱庫2内に向けた検出位置にする一方、赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを加熱庫2内に向けていない非検出位置にするので、赤外線センサ103,203の駆動機構を簡略化できると共に小型化できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部は、上記赤外線センサ103を回動させるモータ104であって、上記モータ104の駆動軸と上記赤外線センサ103の回動軸とを多段ギヤ121,122を介して連結している。
上記実施形態によれば、赤外線センサ103を回動させる駆動部104にモータ104を用いて、モータ104の駆動軸と赤外線センサ103の回動軸とを多段ギヤ121,122を介して連結することによって、モータ104の駆動軸と赤外線センサ103の回動軸とを同一軸上に配置せずにオフセットさせたり、モータ104の駆動軸と赤外線センサ103の回動軸を交差させたり非平行にしたりすることで、モータ104と赤外線センサ103を筐体内のスペースに応じて配置することが可能になり、設計の自由度が広がる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部は、上記赤外線センサ203を回動させるダイレクトドライブモータ204である。
上記実施形態によれば、赤外線センサ203を回動させる駆動部の一例としてダイレクトドライブモータ204を用いることによって、ギヤなどの間接的機構を介さずにダイレクトドライブモータ204の駆動軸と赤外線センサ203の回動軸とを同一直線上で連結して、ダイレクトドライブモータ204の駆動力を赤外線センサ203に伝達でき、構成を簡略化することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記駆動部104,204は、上記冷却ダクト40内に配置されている。
上記実施形態によれば、冷却ダクト40内に駆動部104,204を配置することによって、冷却ダクト40内を流れる冷却ファン30からの冷却風により駆動部104,204が冷却され、駆動部104,204の性能を維持しつつ信頼性が向上する。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱庫2内の被加熱物を加熱するためのマイクロ波を発生するマイクロ波発生部70を備え、
上記マイクロ波発生部70からのマイクロ波を上記加熱庫2内に供給することによって上記加熱庫2内の上記被加熱物を加熱するとき、上記開口部23を介して上記赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを上記加熱庫2内に向けた状態で、上記冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が上記風通路P1,P2を介して上記加熱庫2内に流れ込む。
上記実施形態によれば、マイクロ波発生部70からのマイクロ波を加熱庫2内に供給することによって加熱庫2内の被加熱物を加熱するとき、開口部23を介して赤外線センサ103,203の検出面103a,203aを加熱庫2内に向けた状態で、冷却ファン30からの冷却風の少なくとも一部が風通路P1,P2を介して加熱庫2内に流れ込む。これにより、マイクロ波による加熱調理時に外気を加熱庫2内に供給するための給気ファンや給気口等からなる給気機構を、冷却ファン30と冷却ダクト40と風通路P1,P2および開口部23で構成することが可能になる。あるいは、上記給気機構の給気を冷却ファン30と冷却ダクト40と風通路P1,P2および開口部23で補うことができる。
1…本体ケーシング
2…加熱庫
2a…開口
2b…凹部
2c…凸部
3…扉
4…給水タンク
5…排気ダクト
6…露受容器
7…外ガラス
8…ハンドル
9…操作パネル
10…カラー液晶表示部
11…ボタン群
12…回転つまみ
16A,16B…上棚受け
17A,17B…下棚受け
20…前板
21…給気口
22…排気口
23…開口部
30…冷却ファン
40…冷却ダクト
50…蒸気発生装置
51…蒸気吹出口
60…排気ダクト
70…マグネトロン
100,200…赤外線センサユニット
101…保持部材
102…可動部材
103,203…赤外線センサ
104…モータ
204…ダイレクトドライブモータ
110,210…パッキン
111,211…ベース
112,212…第1可動筒部
113…取付部材
115,215…第2可動筒部
116,216…カバー
117…ギヤホルダ
120,220…配線
P1,P2…風通路

Claims (7)

  1. 加熱庫と、
    上記加熱庫の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部と、
    上記開口部を介して上記加熱庫内の温度を検出する赤外線センサと、
    上記赤外線センサに冷却風の少なくとも一部を供給する冷却ファンと、
    上記冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部を上記赤外線センサに案内する冷却ダクトと
    を備え、
    上記赤外線センサの検出面を上記開口部を介して上記加熱庫内に向けた状態で、上記冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部が、上記冷却ダクトと上記赤外線センサの検出面の前面側を通って上記加熱庫内に流れ込むように風通路が形成されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記赤外線センサを回動または移動させる駆動部と、
    上記駆動部により駆動される上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けた検出位置では、上記風通路を開く一方、上記駆動部により駆動される上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けていない非検出位置では、上記風通路を閉じる開閉機構と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    上記駆動部は、上記赤外線センサを回動させることによって、上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けた検出位置にする一方、上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けていない非検出位置にすることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    上記駆動部は、上記赤外線センサを回動させるモータであって、上記モータの駆動軸と上記赤外線センサの回動軸とを多段ギヤを介して連結していることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    上記駆動部は、上記赤外線センサを回動させるダイレクトドライブモータであることを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項2から5までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記駆動部は、上記冷却ダクト内に配置されていることを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記加熱庫内の被加熱物を加熱するためのマイクロ波を発生するマイクロ波発生部を備え、
    上記マイクロ波発生部からのマイクロ波を上記加熱庫内に供給することによって上記加熱庫内の上記被加熱物を加熱するとき、上記開口部を介して上記赤外線センサの検出面を上記加熱庫内に向けた状態で、上記冷却ファンからの冷却風の少なくとも一部が上記風通路を介して上記加熱庫内に流れ込むことを特徴とする加熱調理器。
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