JP2017026213A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でセンサ表面への結露を防ぎつつ、加熱庫の機密性を向上できる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、加熱庫と、加熱庫の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部と、開口部を介して加熱庫内の温度を検出するセンサ検出部(171)と、開口部の周縁部分とセンサ検出部(171)との間をシールする連結部(140,150)と、センサ検出部(171)に冷却風を供給する冷却ファンとを備える。連結部(140,150)に冷却風が流れ込むように風通路(151)が形成されている。【選択図】図7

Description

この発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、加熱庫に設けられた開口部を介して庫内の温度を検出する赤外線センサを備えたものがある(例えば、特開2011−158213号公報(特許文献1)参照)。
特開2011−158213号公報
上記加熱調理器では、赤外線センサの検出面と加熱庫の開口部との間に隙間が設けられているので、加熱庫内から開口部を介して庫内の熱媒体が外部に流出したり加熱庫内に外気が流入したりする。このため、加熱庫内から蒸気が漏れ出てセンサ表面に結露が発生するという問題や、加熱庫の機密性が低いという問題がある。
そこで、この発明の課題は、簡単な構成でセンサ表面への結露を防ぎつつ、加熱庫の機密性を向上できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
加熱庫と、
上記加熱庫の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部と、
上記開口部を介して上記加熱庫内の温度を検出するセンサ検出部と、
上記開口部の周縁部分と上記センサ検出部との間をシールする連結部と、
上記センサ検出部に冷却風を供給する冷却ファンと
を備え、
上記連結部に上記冷却風が流れ込むように風通路が形成されていることを特徴とする。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記風通路は、上記冷却風の上流側に向かって開口している。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記風通路は、上記冷却風の上流側に向かって開口していると共に、上記冷却風の下流側に向かって開口している。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記連結部は、パッキンおよびパッキン取付部を有し、
上記風通路は、上記パッキン取付部に形成され、
上記パッキンは、上記パッキン取付部の上記風通路の開口に対向する位置に形成された切り欠きを有する。
また、一実施形態の加熱調理器では、
加熱調理中に上記冷却ファンを運転すると共に、
上記加熱調理の終了後、上記冷却ファンを予め設定された時間運転する。
以上より明らかなように、この発明によれば、センサユニットのパッキン取付部に取り付けられたパッキンまたはパッキン取付部の少なくとも一方に、センサ検出部側に冷却風が流れ込むように風通路を形成することによって、簡単な構成でセンサ表面への結露を防ぎつつ、加熱庫の機密性を向上できる加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の外観斜視図である。 図2は上記加熱調理器の扉を閉じた状態の正面図である。 図3は上記加熱調理器の扉を開いた状態の正面図である。 図4は上記加熱調理器の裏面斜視図である。 図5は図4の要部の拡大図である。 図6は上記加熱調理器の赤外線センサユニットの斜視図である。 図7は上記赤外線センサユニットの分解斜視図である。 図8は上記赤外線センサユニットのパッキンとパッキン取付部の側面図である。 図9は上記パッキンとパッキン取付部の正面図である。 図10は上記赤外線センサユニットの斜視図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の外観斜視図を示し、図2は上記加熱調理器の扉を閉じた状態の正面図を示している。
この第1実施形態の加熱調理器は、図1,図2に示すように、直方体形状の本体ケーシング1と、この本体ケーシング1内に設けられ、前側に開口2aを有する加熱庫2と、加熱庫2の開口2aを開閉する扉3とを備えている。
上記本体ケーシング1の上側かつ後側に、吹出口5aを有する排気ダクト5を設けている。また、本体ケーシング1の前面の下部に露受容器6を着脱可能に取り付けている。この露受容器6は、扉3の下側に位置し、扉3の後面(加熱庫2側の表面)や本体ケーシング1の前板20(図3に示す)からの水滴を受けることができるようになっている。また、本体ケーシング1の前面の下部には、給水タンク4も着脱可能に取り付けられている。
上記扉3は、本体ケーシング1の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられている。この扉3の前面(加熱庫2とは反対側の表面)には、耐熱性を有する透明な外ガラス7が設けられている。また、扉3は、外ガラス7の上側に位置するハンドル8と、外ガラス7の右側に設けられた操作パネル9とを有している。
上記操作パネル9は、カラー液晶表示部10とボタン群11および回転つまみ12を有している。このボタン群11は、途中で加熱を止めるときなどに押す取り消しキーなどを含んでいる。また、回転つまみ12によって、メニュー番号や分量、加熱出力、加熱時間などを設定する。
図3は上記加熱調理器の扉を開いた状態の正面図を示している。図3において、図1,図2と同一の構成部には同一参照番号を付している。
上記加熱庫2内には被加熱物が収容される。また、加熱庫2内への金属製の調理トレイ(図示せず)の出し入れが可能になっている。加熱庫2の左側面,右側面には、調理トレイを支持する上棚受け16A,16Bが設けられている。また、加熱庫2の左側面,右側面には、上棚受け16A,16Bよりも下側に位置するように、調理トレイを支持する下棚受け17A,17Bが設けられている。
また、上記加熱庫2の後面かつ正面視で右上側に、赤外線センサ用の凹部2bを設けている。この凹部2bに開口部90を設けている。この開口部90を介して赤外線センサユニット100のセンサ検出部171(図7に示す)が加熱庫2内に露出する。
この実施形態では、加熱庫2の後面に開口部90を設けたが、加熱庫の天面または側面に開口部を設けてもよく、加熱庫の天面と側面(または側面と裏面など)に跨がるコーナー部などに設けてもよく、開口部は、天面,側面または裏面の少なくとも一方に設けたものであればよい。
また、上記加熱庫2の後壁面の中央部分に水平方向に配列された4つの蒸気吹出口71を設けている。
また、図4は上記加熱調理器の裏面斜視図を示しており、本体ケーシング1(図1に示す)の上面と両側面を覆う上面板(図示せず)と裏面板(図示せず)を取り外した加熱調理器を後方かつ斜め上方から見た図である。図4において、図1〜図3と同一の構成部には、同一参照番号を付している。また、図4において、50は加熱庫2内に供給するマイクロ波を発生するマグネトロンである。
図4に示すように、加熱庫2の後側かつ左側(図4では右側)に排気通路80を設けている。この排気通路80は、加熱庫2内からの排気を排気ダクト5(図1,図2に示す)に案内する。
また、加熱庫2の後側かつ右側(図4では左側)に冷却用ダクト200を設けている。この冷却用ダクト200は、下側に配置された冷却ファン60からの冷却風を上方に向かって案内する。
また、加熱庫2の後面側かつ冷却用ダクト200の吹出口近傍に赤外線センサユニット100を取り付けている。この赤外線センサユニット100には、加熱庫2内の所定領域全体の温度を検出する赤外線センサを用いており、複数の領域の温度を同時に検出する複数の検出部を有する赤外線センサではない。
また、加熱庫2の後面側かつ上側に蒸気発生装置70を取り付けている。この蒸気発生装置70において、給水タンク4(図1,図2に示す)から供給された水が加熱されて蒸気が生成される。そして、蒸し調理や過熱蒸気を用いた調理において、蒸気発生装置70からの蒸気が蒸気吹出口71(図3に示す)を介して加熱庫2内に供給される。
図5は図4の要部の拡大図を示している。図5において、30は給気ダンパ、40は給気ダンパ30を開閉する給気ダンパ用モータである。
図5に示すように、冷却用ダクト200は、下側に配置された冷却ファン60からの冷却風を上方に向かって案内する第1通路201と、第1通路201の上端から右に屈曲して赤外線センサユニット100に向かって開口する第2通路202と、第1通路201の上端から前方に屈曲して加熱庫2の上側空間に向かって開口する第3通路203と、第1通路201の途中から屈曲して加熱庫2の側壁に沿って前面側に延在する第4通路(図示せず)とを有する。
1つの冷却ファン60と1つの冷却用ダクト200で3面(左側面と天面および後面)に冷却風を送り、各部品に冷却風を当てて冷却することにより、各部品を規定温度内に抑えることができる。
図6は上記加熱調理器の赤外線センサユニット100の斜視図を示している。なお、図6において、直線Lは赤外線センサユニット100の視野範囲の中心線を表し、X軸は本体ケーシング1の左右方向を表し、Y軸は本体ケーシング1の上下方向を表している。
この赤外線センサユニット100は、図6に示すように、取付金具110と、保持金具120と、赤外線センサ基板170(図7に示す)を収容するホルダ部材180,190を有する。この図6では、矢印Rの方向から赤外線センサユニット100に冷却風が供給される。
また、図7は上記赤外線センサユニット100の分解斜視図を示している。図7に示すように、取付金具110は、略長方形状の基部110aと、基部110aの対向する短辺の一方から折れ曲がって延びる第1屈曲部110bと、基部110aの対向する短辺の他方から折れ曲がって延びる第2屈曲部110cと、基部110aの長辺の一方に延在する固定部110dと、基部110aの長辺の他方に赤外線センサ基板170側に折れ曲がった折曲部110eとを有する。
この取付金具110の基部110aに穴111を設けている。この取付金具110に設けられた穴111と加熱庫2の開口部90(図3に示す)とが略一致するように、取付金具110が加熱庫2の裏面側に固定される。また、第1屈曲部110bにねじ穴112を設けると共に、第2屈曲部110cにねじ穴113を設けている。また、固定部110dにねじ穴114を設けている。さらに、折曲部110eには、所定の間隔をあけて長穴115,116を設けている。
また、上記保持金具120は、略長方形状の枠部120aと、枠部120aの長辺の一方に赤外線センサ基板170側に折れ曲がった第1折曲部120bと、枠部120aの長辺の他方に赤外線センサ基板170側に折れ曲がった第2折曲部120cとを有する。
この保持金具120の第1折曲部120bに、所定の間隔をあけて係合爪121,122を設けている。この係合爪121,122が取付金具110の長穴115,116に係合する。また、保持金具120の第1折曲部120bに、所定の間隔をあけてねじ穴123,124を設けている。このねじ穴123,124に挿入したねじ(図示せず)をホルダ部材180の穴181,812に螺合させて、保持金具120によりホルダ部材180,190を保持する。
上記ホルダ部材180,190内に、センサ検出部171を有する赤外線センサ基板170を収納している。この下側のホルダ部材190に設けられた切り欠き部190aに、略四角の枠形状のパッキン取付部150を取り付けている。このパッキン取付部150の赤外線センサ基板170側にシール部材160を装着している。
また、パッキン取付部150の赤外線センサ基板170と反対の側かつパッキン取付部150内に透明窓部材130を装着すると共に、パッキン取付部150に耐熱性樹脂からなるパッキン140を取り付けている。
ここで、パッキン140の枠部140bの対向する2辺に穴142を設けている。また、パッキン取付部150の対向する2辺に固定用突起152(図7では1つのみを示す)を設けている。このパッキン140の穴142にパッキン取付部150の固定用突起152が挿入されて、パッキン取付部150がパッキン140から外れるのを防止している。なお、上記開口部90の周縁部分とセンサ検出部171との間をシールする連結部は、少なくとも透明窓部材130と、パッキン140と、パッキン取付部150と、シール部材160を含み、取付金具110と、保持金具120と、ホルダ部材180,190と、その他の部材を含んでいてもよい。
上記赤外線センサ基板170が収納されたホルダ部材180,190に、透明窓部材130,パッキン140,パッキン取付部150,シール部材160が取り付けられた状態で、ホルダ部材180,190を保持金具120により保持する。そして、この保持金具120を取付金具110に取り付けることにより、赤外線センサユニット100が完成する。
図8は上記赤外線センサユニット100のパッキン140とパッキン取付部150の側面図を示している。図8において、図7と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図8に示すように、パッキン140は、加熱庫2の開口部90側に向かって末広がりのフレア部140aと、そのフレア部140aの赤外線センサ基板170側に形成された枠部140bとを有している。このパッキン140の枠部140b内にパッキン取付部150の一部が配置されている。
上記パッキン140の枠部140bの対向する2辺に切り欠き141を設けている。このパッキン140の切り欠き141により露出するように、パッキン取付部150の対向する2辺の側壁の夫々に、断面形状が矩形の風通路151,151(図8では1つのみを示す)を設けている。
図9は上記パッキン140およびパッキン取付部150の正面図を示しており、図中上側(上流側)から下側(下流側)に向かって、図5に示す冷却用ダクト200の第2通路202の吹出口202aからの冷却風が供給されている。
図9に示すように、赤外線センサユニット100のパッキン取付部150に、加熱庫2の開口部90(図8に示す)とセンサ検出部171との間の空間に冷却風が流れ込む風通路151を設けている。また、その空間に流れ込んだ冷却風は、上流側の風通路151に対向する位置に設けられたもう一方の下流側の風通路151から流れ出る。
このように、赤外線センサユニット100のパッキン取付部150に、センサ検出部171側に冷却風が流れ込むように風通路151を形成することによって、加熱庫2の開口部90(図3,図8に示す)とセンサユニット100のセンサ検出部171との間の空間に冷却風が流れ込んで、センサユニット100のセンサ検出部171の前面側に空気層が形成される。この空気層がエアカーテンのように作用して加熱庫2内から開口部90を介して漏れ出た蒸気がセンサ検出部171に接触しないようにできる。このとき、パッキン取付部150に形成される風通路151では、センサ検出部171の前面側に空気層が形成される程度の流量でよいので、パッキン140によるシール効果は保たれる。したがって、簡単な構成でセンサ表面への結露を防ぎつつ、加熱庫2の機密性を向上できる。これにより、蒸し調理では、加熱庫2外への蒸気漏れを低減でき、効率よく調理ができ、また、過熱蒸気を用いたオーブン調理では、加熱庫2内から空気を排出して、低酸素濃度の加熱調理が可能になる。
また、このパッキン取付部150の側壁に設けられた2つの開口151の一方が、冷却風の上流側に向かって開口していると共に、2つの開口151の他方が冷却風の下流側に向かって開口している。これによって、加熱庫2の開口部90と赤外線センサ基板170のセンサ検出部171との間の空間(すなわちパッキン140およびパッキン取付部150の内側の空間)に冷却風がスムーズに流れ込むので、センサ検出部171の前面側に空気層を容易に形成することができる。
また、パッキン140の切り欠き141をパッキン取付部150の風通路151の開口部分に対向する位置に設けたことによって、弾性部材からなるパッキン140に風通路を設けることなく、樹脂成形などにより形成されるパッキン取付部150に風通路151を容易に設けることができる。したがって、パッキン取付部150に風通路151の開口面積や形状などを正確に形成でき、冷却風の風向,風速などを考慮して、所望の流量の冷却風を流入させるように風通路151を設定することが可能になる。
図10は上記赤外線センサユニット100の斜視図を示し、赤外線センサユニット100が取り付けられる加熱庫2の開口部90側からの斜視図である。図10において、直線Lは赤外線センサユニット100の視野範囲の中心線を表し、X軸は本体ケーシング1の左右方向を表し、Y軸は本体ケーシング1の上下方向を表している。
図10に示すように、取付金具110に設けられた穴111と加熱庫2の開口部90(図3,図8に示す)とが略一致するように、取付金具110が加熱庫2の裏面側に固定される。
〔第2実施形態〕
この発明の第2実施形態の加熱調理器は、赤外線センサユニットを除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図5を援用する。
この第2実施形態の加熱調理器は、赤外線センサユニットに複数の領域の温度を同時に検出する赤外線センサを用いた点で第1実施形態の加熱調理器と異なる。
上記構成の加熱調理器によれば、加熱庫2内の複数の領域において各領域の温度をそれぞれ検出でき、加熱庫2内の被加熱物の状態をより正確に判定することが可能になる。
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態の加熱調理器は、パッキンを除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図5を援用する。
この第3実施形態の加熱調理器は、パッキン取付部150の1つの側壁に開口を設けた点で第1実施形態の加熱調理器と異なる。
この場合、パッキン取付部150の冷却風が流れ込む風通路151は、冷却風の上流側に向かって開口している。
上記第3実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
〔第4実施形態〕
この発明の第4実施形態の加熱調理器は、冷却ファンの制御を除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図5を援用する。
この第4実施形態の加熱調理器は、加熱調理の終了後、予め設定された時間が経過するまで冷却ファン60を運転する点で第1実施形態の加熱調理器と異なる。
上記構成の加熱調理器よれば、加熱調理終了しばらくの間は、加熱庫2内に蒸気があるので、加熱調理の終了から予め設定された時間が経過するまで冷却ファン60を運転して、冷却ファン60から冷却風を赤外線センサユニット100に供給することで、加熱庫2内からの蒸気がセンサ表面で結露するのを防止できる。
〔第5実施形態〕
この発明の第5実施形態の加熱調理器は、通信機能を除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図5を援用する。
近年、加熱調理器においては、赤外線通信を利用して、スマートフォンなどの携帯端末と接続し、加熱調理するためのデータを携帯端末から加熱調理器へ送信することが知られている。
しかしながら、加熱調理するためのデータを赤外線通信で送信する場合には、データを1つのメニュー毎に送信するため、多くのデータを送信する場合には時間がかかり過ぎる場合があった。
そこで、この第5実施形態の加熱調理器では、加熱調理するためのデータを効率良く送受信する方法について説明する。
上記加熱調理器は、通信部(図示せず)を備えており、通信部は、例えば、無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)により、ネットワークを介して、携帯端末またはサーバ装置に接続可能である。この通信部は、例えば、携帯端末またはサーバ装置との間で情報の送受信を行う。
上記サーバ装置は、加熱調理するためのデータが多数登録、管理されており、例えば、加熱調理するためのデータ毎に、調理メニュー名、調理番号等が関連付けられている。
ここで、ユーザが携帯端末を利用し、サーバ装置に登録されている加熱調理するためのデータを複数選択し、加熱調理器に送信する場合、加熱調理するためのデータを比較して、共通する部分がある場合は、重複するデータを送信しないようにする。そうすることで、加熱調理するためのデータを効率良く送受信することができ、データを送受信する時間を短縮することができる。
なお、加熱調理するためのデータについて、例えば、加熱調理する段階(マイクロ波、蒸気、ヒータ等の加熱方法)に応じてデータを分割し、よく用いる代表的な加熱パターンのデータを予め加熱調理器本体に記憶させておき、よく用いる代表的な加熱パターンのデータについては、データを全て送受信するのではなく、省略したデータを送信することで加熱調理器本体に記憶されているデータを用いるようにしてもよい。
また、サーバ装置に登録されている加熱調理するためのデータを予め決められた日時に加熱調理器へ送信する方法について説明する。
ユーザが携帯端末から、例えば、調理番号および調理日時を入力し、サーバ装置へ送信すると、入力した調理日時または入力した調理日時よりも少し前に、サーバ装置から加熱調理器へ加熱調理するためのデータが送信される。そうすることで、加熱調理するためのデータを複数選択しても、指定した調理日時毎にデータの送受信を行うため、一度に複数のデータを送受信する必要がなくなり、データを効率良く送受信することができ、一度にデータを送受信する時間を短縮することができる。
上記第1〜第5実施形態では、赤外線センサユニット100を備えた加熱調理器について説明したが、センサユニットはこれに限らず、画像センサなどのセンサユニットを備えた加熱調理器にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、冷却風が流れ込む風通路151をパッキン取付部150に設けたが、冷却風が流れ込む風通路をパッキンに設けてもよいし、パッキンおよびパッキン取付部の両方に冷却風が流れ込む風通路を設けてもよい。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱蒸気または飽和蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、この発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱蒸気または飽和蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱蒸気または飽和蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱庫内は過熱蒸気または飽和蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱庫内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第5実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
加熱庫2と、
上記加熱庫2の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部90と、
上記開口部90を介して上記加熱庫2内の温度を検出するセンサ検出部171と、
上記開口部90の周縁部分と上記センサ検出部171との間をシールする連結部140,150と、
上記センサ検出部171に冷却風を供給する冷却ファン60と
を備え、
上記連結部140,150に上記冷却風が流れ込むように風通路が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、開口部90の周縁部分とセンサ検出部171との間をシールする連結部140,150に冷却ファン60からの冷却風が流れ込むように風通路151を形成することによって、加熱庫2の開口部90とセンサ検出部171との間の空間に冷却風が流れ込んで、センサ検出部171の前面側に空気層が形成される。この空気層がエアカーテンのように作用して加熱庫2内から開口部90を介して漏れ出た蒸気がセンサ検出部171に接触しないようにできる。このとき、連結部140,150に形成される風通路151では、センサ検出部171の前面側に空気層が形成される程度の流量でよいので、連結部140,150によるシール効果は保たれる。したがって、簡単な構成でセンサ表面への結露を防ぎつつ、加熱庫2の機密性を向上できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記風通路151は、上記冷却風の上流側に向かって開口している。
上記実施形態によれば、冷却風が流れ込む風通路151が冷却風の上流側に向かって開口していることによって、加熱庫2の開口部90とセンサ検出部171との間の空間に冷却風がスムーズに流れ込むので、センサ検出部171の前面側に空気層を容易に形成することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記風通路151は、上記冷却風の上流側に向かって開口していると共に、上記冷却風の下流側に向かって開口している。
上記実施形態によれば、冷却風が流れ込む風通路151が冷却風の上流側に向かって開口していると共に、冷却風の下流側に向かって開口していることによって、冷却風の上流側から加熱庫2の開口部90とセンサ検出部171との間の空間に流れ込んだ冷却風が、冷却風の下流側に向かって流れ出る。したがって、加熱庫2の開口部90とセンサ検出部171との間の空間にスムーズな冷却風の流れが形成され、上記空間に冷却風が淀みなく供給される。したがって、上記空気層によるセンサ表面への結露を防止する効果が高まる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記連結部は、パッキン140およびパッキン取付部150を有し、
上記風通路は、上記パッキン取付部150に形成され、
上記パッキン140は、上記パッキン取付部150の上記風通路150の開口に対向する位置に形成された切り欠き141を有する。
上記実施形態によれば、パッキン140の切り欠き141をパッキン取付部150の風通路151の開口部分に対向する位置に設けたことによって、弾性部材からなるパッキン140に風通路151を設けることなく、樹脂成形などにより形成されるパッキン取付部150に風通路151を容易に設けることができる。したがって、パッキン取付部150に風通路151の開口面積や形状などを正確に形成でき、冷却風の風向,風速などを考慮して、所望の流量の冷却風を流入させるように風通路151を設定することが可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
加熱調理中に上記冷却ファン60を運転すると共に、
上記加熱調理の終了後、上記冷却ファン60を予め設定された時間運転する。
上記実施形態によれば、加熱調理終了しばらくの間は、加熱庫2内に蒸気があるので、加熱調理の終了後、冷却ファン60を予め設定された時間運転して、冷却ファン60から冷却風を供給することで、加熱庫2内からの蒸気がセンサ表面で結露するのを防止できる。
1…本体ケーシング
2…加熱庫
2a…開口
2b…凹部
3…扉
4…給水タンク
5…排気ダクト
6…露受容器
7…外ガラス
8…ハンドル
9…操作パネル
10…カラー液晶表示部
11…ボタン群
12…回転つまみ
16A,16B…上棚受け
17A,17B…下棚受け
30…給気ダンパ
40…給気ダンパ用モータ
60…冷却ファン
70…蒸気発生装置
71…蒸気吹出口
80…排気通路
90…開口部
100…赤外線センサユニット
110…取付金具
120…保持金具
130…透明窓部材
140…パッキン
141…切り欠き
150…パッキン取付部
151…風通路
160…シール部材
170…赤外線センサ基板
171…センサ検出部
180,190…ホルダ部材
200…冷却用ダクト

Claims (5)

  1. 加熱庫と、
    上記加熱庫の天面,側面または裏面の少なくともいずれかに設けられた開口部と、
    上記開口部を介して上記加熱庫内の温度を検出するセンサ検出部と、
    上記開口部の周縁部分と上記センサ検出部との間をシールする連結部と、
    上記センサ検出部に冷却風を供給する冷却ファンと
    を備え、
    上記連結部に上記冷却風が流れ込むように風通路が形成されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記風通路は、上記冷却風の上流側に向かって開口していることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記風通路は、上記冷却風の上流側に向かって開口していると共に、上記冷却風の下流側に向かって開口していることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記連結部は、パッキンおよびパッキン取付部を有し、
    上記風通路は、上記パッキン取付部に形成され、
    上記パッキンは、上記パッキン取付部の上記風通路の開口に対向する位置に形成された切り欠きを有することを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    加熱調理中に上記冷却ファンを運転すると共に、
    上記加熱調理の終了後、上記冷却ファンを予め設定された時間運転することを特徴とする加熱調理器。
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