JP2017193498A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪の水分保持力を高めながらも、べたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感が長時間持続し、使用時に手から垂れ落ちることのない程度の粘性を有する毛髪化粧料の提供。【解決手段】下記(A)〜(C)を含み、25℃での粘度が100〜3000mPa・sで実質的に水を含有しない油性毛髪化粧料。(A)ステロールエステル、(B)下記式で表される高分子量ポリシロキサン、(C)沸点が100〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素及び珪素数が2〜8の揮発性シリコーンから選ばれる少なくとも一種[R1はメチル基又は一部がフェニル基;R2はメチル基又は水酸基;nは2,000〜20,000の整数]【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関し、詳しくは、毛髪の水分保持力を高めながらも、べたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感が長時間持続し、なお且つ使用時に手から垂れ落ちることのない程度の粘性を有する毛髪化粧料に関するものである。
毛髪は、ヘアカラーやパーマネントウェーブ、ブラッシング、ドライヤー、ヘアアイロン、紫外線などの様々な要因により複合的に損傷を受けている。そのような毛髪では表面組織の損傷・欠落、内部成分の流出が起こり、水分保持力の低下や、パサつく、ゴワつく、指通りが悪いなどの手触りの悪化の原因となっている。特に、近年のヘアカラーの定着、ドライヤー、ヘアアイロンなどの熱器具の日常的な使用の広がりにより、毛髪のパサつき、ゴワツキ、指通りの悪さなどの髪悩みは深刻化しており、そのような毛髪状態を改善する化粧料が強く求められている。
これらの問題に対して、特許文献1では(A)植物油を1〜15質量%、(B)揮発性油分、(C)高分子量ジメチルポリシロキサン、及び(D)ヒドロキシル基、ポリオキシエチレン基及び/又はポリオキシプロピレン基を有するジメチルポリシロキサンを含有することを特徴とする毛髪化粧料が提案されており、しっとり滑らかな感触を与えるとされている。しかしながら、この化粧料では、滑らかさにおいては優れているものの、毛髪の水分保持力を高める効果には不十分であり、時間経過とともに毛髪のゴワつきやパサつきが生じ、しっとり感の持続性において不十分であるという欠点があった。
また、特許文献2では、ステロール誘導体及び/または環状または低重合シリコーンから選ばれる1種以上と、植物油とからなり、かつ、実質的に水を含有しない毛髪化粧料が提案されており、時間経過後においても優れた風合いを有するとされている。しかしながら、この化粧料においても、毛髪の水分保持力を高める効果は不十分であり、さらに粘性が低い為に使用時に手から垂れ落ちやすく使い勝手が悪いという問題点があった。
従って、毛髪の水分保持力を高めながらも、べたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感が長時間持続し、なお且つ使用時に手から垂れ落ちることのない程度の粘性を有する毛髪化粧料が所望されていた。
特開2009−221143号公報 特開2004−35457号公報
上記従来技術を背景とした本発明の目的は、毛髪の水分保持力を高めながらも、べたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感が長時間持続し、なお且つ使用時に手から垂れ落ちることのない程度の粘性を有する毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、ステロールエステルと、高分子量ポリシロキサン、イソパラフィン系炭化水素油又は揮発性シリコーンを組み合わせることによって、べたつきを生じることなく、相乗的に毛髪の水分保持力を向上させ、しなやかでしっとりとした仕上がり感を感じられ、なお且つ使用性に優れた粘性を有する油
性毛髪化粧料を得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記成分(A)〜(C)を含有し、25℃での粘度が100〜3000mpa・sであり、実質的に水を含有しないことを特徴とする油性毛髪化粧料である。
(A)ステロールエステル
(B)一般式:
[式中、Rはメチル基または一部がフェニル基を表し、Rはメチル基または水酸基を表し、nは2,000〜20,000の整数を表す。]
で表される高分子量ポリシロキサン
(C)沸点が100〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素油および珪素数が2〜8の揮発性シリコーンから選ばれる少なくとも一種
更に本発明は、(D)25℃において液状のエステル油を含有することが好ましい。
本発明によれば、毛髪の水分保持力を高めながらも、べたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感が長時間持続し、なお且つ使用時に手から垂れ落ちることのない程度の粘性を有する毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料に配合される(A)成分のステロールエステルとしては、フィトステロールを脂肪酸でエステル化して得られる脂肪酸フィトステロールエステル、またはコレステロールを脂肪酸でエステル化して得られる脂肪酸コレステロールエステル等が挙げられる。
フィトステロールエステルとしては、オレイン酸フィトステリル、ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ノナン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、酪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、分岐脂肪酸(C12−31)フィトステリル等が挙げられる。
コレステロールエステルとしては、オレイン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ脂肪酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、酪酸コレステリル、分岐脂肪酸(C12−31)コレステリル等が挙げられる。
ステロールエステルは、好ましくはフィトステロールエステルであり、中でも、オレイ
ン酸フィトステリル、ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル、コメヌカ油脂肪酸フィトステリルを用いることが特に好ましい。
ステロールエステルは1種でも2種以上を組み合わせて用いてもよく、その配合量は、好ましくは0.001〜5質量%、更に好ましくは0.01〜1質量%である。この配合量の範囲であれば、毛髪にべたつきを生じることなく、毛髪の水分保持力を高め、しなやかでしっとりとした仕上がり感を付与することができる。
本発明の毛髪化粧料に配合される(B)成分は、下記一般式:
[式中、Rはメチル基または一部がフェニル基を表し、Rはメチル基または水酸基を表し、nは2,000〜20,000の整数を表す。]
で表される高分子量ポリシロキサンである。具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノールなどが挙げられる。本発明において、高分子量ポリシロキサンを添加することにより、毛髪の水分保持力を相乗的に高めることができ、さらに製剤の粘性を高めることで使用性を向上させることもできる。
高分子量ポリシロキサンの平均重合度は2,000〜20,000のものが好適に用いられるが、好ましくは2,000〜10,000であり、より好ましくは2,000〜5,000である。平均重合度2,000未満では、毛髪の水分保持力を高める効果が発揮されにくく、20,000を超えるとゴワつきがでることがある。
高分子量ポリシロキサンは1種でも2種以上を組み合わせて用いてもよく、その配合量は、好ましくは1〜30質量%、更に好ましくは5〜20質量%である。この配合量の範囲であれば、剤に適度な粘性を付与することができ、なお且つべたつきやゴワつきを生じることなく、毛髪の水分保持力を高めることができる。
さらに、本発明の毛髪化粧料には(C)成分として、沸点が100〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素油及び珪素数が2〜8の揮発性シリコーンから選ばれる少なくとも一種が配合される。沸点が100〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素油としては、軽質イソパラフィン(イソドデカン)や軽質流動イソパラフィン等が挙げられる。珪素数が2〜8の揮発性シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカメチルシクロヘキサシロキサン、オクタメチルトリシロキサンおよびデカメチルテトラシロキサン等が挙げられる。
上記のイソパラフィン系炭化水素油及び揮発性シリコーンの中から1種でも2種以上を組み合わせて用いてもよく、その配合量は、好ましくは20〜90質量%、更に好ましくは30〜90質量%である。この配合量の範囲であれば、高分子量ポリシロキサンを均一に溶解でき、毛髪にべたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感を付与することができる。
本発明の毛髪化粧料の粘度は、使用時のポンプからの吐出性、手からの垂れ落ちのなさ、手や毛髪の上での伸び等の観点から、25℃での粘度が100〜3000mpa・sであることを特徴としている。粘度は、25℃においてB型粘度計によって、ローターNo.2 (メーターが振り切れた場合はNo.3)を用いて12r/minで1分間回転させて測定した値である。粘度が100mPa・s未満では、ポンプ吐出時に飛び散りを生じやすい、手から垂れ落ちやすい等の問題を生じやすく、粘度が3000mPa・sを超えるとポンプから吐出しにくい、毛髪上への伸び・なじみが悪い等の問題が発生する。
本発明の毛髪化粧料は、実質的に水を含有しないことを特徴としている。「実質的に水を含有しない」とは、「配合成分の一つとして積極的に水を配合することはしない」こと意味している。したがって、配合成分(例えば植物エキスなど)の溶媒としての水など、少量の水は許容できるものである。この場合、毛髪化粧料全体に対する水の量は、通常1質量%以下である。
本発明の毛髪化粧料において、前記(A)成分の配合量に対する前記(C)成分の質量比[(C)/(A)]は、100〜10,000であることが好ましい。この質量比の範囲内であれば、毛髪の水分保持力を高めながらも、べたつきを生じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感が長時間持続するため好ましい。また、低温安定性を向上させることができ、低温での析出や沈殿の生成を抑制することができる。
本発明の毛髪化粧料は、さらに(D)25℃において液状のエステル油を配合することで、毛髪の水分保持力を高める効果をさらに高めることができる。エステル油は脂肪酸とアルコールとのエステル体を主成分とするものである。その具体例を挙げると、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル等の直鎖高級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル等の直鎖高級脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸オクチルドデシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル等の直鎖脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル等の分枝脂肪酸と低級アルコールとのエステル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル等の分枝脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット等の脂肪酸と多価アルコールとのエステル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペラルゴン酸オクチル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル等の分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等の乳酸エステル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリオクチル、クエン酸トリイソセチル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル等の二塩基酸のエステルなどが挙げられる。また、天然由来のものとしては、ホホバ油等が挙げられる。本発明においては、これらエステル油の中から、一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
これらの(D)成分の中でも、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリットが、本発明の効果を最大限に高めるため特に好ましい。また、本発明の毛髪化粧料における(D)成分の配合量は、べたつきや使用感を損なわない範囲で、毛髪の水分保持力を高め、し
なやかでしっとりとした仕上がり感を与えるためには、本発明組成物中に0.5〜20質量%であることが好ましく、更に好ましくは、1〜10質量%である。
本発明の毛髪化粧料は、種々の形態で用いることができ、例えば、ヘアオイル、ヘアローションなどの液状形態、ヘアスプレー、ヘアグロススプレーなどのエアゾール形態など毛髪に塗布する剤形に配合し、常法に従い製造することができる。
また、本発明の毛髪化粧料には、前記の各成分に加えて必要に応じて、かつ本発明の効果を損なわない範囲において、化粧品、医薬部外品、医薬品等において一般的に用いられる各種の成分、例えば、前記(A)〜(D)成分以外の油分、保湿剤、増粘剤、色素、香料、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、溶剤、抗炎症剤、抗アンドロゲン剤、育毛剤、抗酸化剤、清涼剤、植物抽出物やビタミン類等を適宜配合することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。また、以下の表に示す毛髪化粧料の配合量は、それぞれ質量%で示す。
(評価1:毛髪の水分保持力試験法)
各試料で処理した毛束を、温度25℃、湿度90%の条件下で24時間放置後、その質量を測定する。その後、温度25℃、湿度30%の条件下で24時間放置後、質量を測定し、湿度90%の条件下での質量を1としたときの相対値を求め、水分保持力とする。値が大きいほど水分保持力が高いことを示す。
(評価2:手からの垂れ落ちのなさ)
20名のパネラーが試料を使用し、使用時の製剤の手からの垂れ落ちのなさについて評価した。
◎ :極めて良好 (手からの垂れ落ちがないと答えたパネラーが16名以上)
○ :良好 (手からの垂れ落ちがないと答えたパネラーが11〜15名)
△ :やや悪い (手からの垂れ落ちがないと答えたパネラーが6〜10名)
× :悪い (手からの垂れ落ちがないと答えたパネラーが5名以下)
(評価3:伸び・なじみ)
20名のパネラーが試料を使用し、使用時の伸び・なじみについて評価した。
◎ :極めて良好 (伸び・なじみがよいと答えたパネラーが16名以上)
○ :良好 (伸び・なじみがよいと答えたパネラーが11〜15名)
△ :やや悪い (伸び・なじみがよいと答えたパネラーが6〜10名)
× :悪い (伸び・なじみがよいと答えたパネラーが5名以下)
(評価4:ベタつきのなさ)
20名のパネラーが試料を使用し、使用時のベタつきのなさについて評価した。
◎ :極めて良好 (ベタつきがないと答えたパネラーが16名以上)
○ :良好 (ベタつきがないと答えたパネラーが11〜15名)
△ :やや悪い (ベタつきがないと答えたパネラーが6〜10名)
× :悪い (ベタつきがないと答えたパネラーが5名以下)
(評価5:しっとり感)
20名のパネラーが試料を使用し、使用時のしっとり感について評価した。
◎ :極めて良好 (しっとり感があると答えたパネラーが16名以上)
○ :良好 (しっとり感があると答えたパネラーが11〜15名)
△ :やや悪い (しっとり感があると答えたパネラーが6〜10名)
× :悪い (しっとり感があると答えたパネラーが5名以下)
実施例1〜9及び比較例1〜5(ヘアオイル)
表1に記載の配合組成によるヘアオイルを調製し、毛髪の水分保持力、手からの垂れ落ちのなさ、伸び・なじみ、ベタつきのなさ、しっとり感について調べ、その結果を併せて表1に示した。
表1より明らかなように、本発明による毛髪化粧料は比較例の組成物に比べて、優れた性能を示していた。
以下、本発明の毛髪化粧料組成物のその他の処方例を実施例10〜12として挙げる。なお、これらの処方例の毛髪化粧料についても、上記の毛髪の水分保持力、手からの垂れ落ちのなさ、伸び・なじみ、ベタつきのなさ、しっとり感の各項目を検討したところ、いずれの処方例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例10(ヘアオイル)
配合量(質量%)
(1)ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル 0.3
(2)軽質イソパラフィン 26.0
(3)軽質流動イソパラフィン 20.0
(4)パルミチン酸イソプロピル 5.0
(5)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 5.0
(6)低分子量ジメチルポリシロキサン(平均重合度:25) 30.0
(7)高分子量ジメチルポリシロキサン(平均重合度:4000) 10.0
(8)γ−ドコサラクトン 1.0
(9)ヒマワリ種子油 1.0
(10)エタノール 0.5
(11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1.0
(12)香料 0.2
(製法)
(1)〜(12)を均一に混合溶解して、ヘアオイル(粘度:1000mPa・s)を得た。
実施例11(ヘアオイル)
配合量(質量%)
(1)オレイン酸フィトステリル 0.1
(2)オレイン酸コレステリル 0.1
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 75.0
(4)軽質流動イソパラフィン 5.0
(5)高分子量ジメチコノール(平均重合度:5000) 10.0
(6)コハク酸ジ2−エチルヘキシル 5.0
(7)セバシン酸ジエチル 0.8
(8)コメ胚芽油 1.0
(9)ツバキ種子油 1.0
(10)アルガニアスピノサ核油 1.0
(11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.8
(12)香料 0.2
(製法)
(1)〜(12)を均一に混合溶解して、ヘアオイル(粘度:2500mPa・s)を得た。
実施例12(ヘアグロススプレー)
<原液> 配合量(質量%)
(1)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 0.1
(2)軽質流動イソパラフィン 26.0
(3)パルミチン酸2−エチルヘキシル 5.0
(4)低分子量ジメチルポリシロキサン(平均重合度:15) 10.0
(5)高分子量ジメチルポリシロキサン(平均重合度:2500) 5.0
(6)エタノール 50.0
(7)クルミ種子油 1.0
(8)ゴマ油 0.9
(9)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1.0
(10)香料 1.0
<ガス充填>
(12)エアゾール原液 50.0
(13)噴射剤(液化石油ガス) 50.0
(製法)
(1)〜(10)を均一に混合溶解して原液(粘度:300mPa・s)を調製し、原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しヘアグロススプレーを得た。

Claims (2)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有し、25℃での粘度が100〜3000mPa・sであり、実質的に水を含有しないことを特徴とする油性毛髪化粧料。
    (A)ステロールエステル
    (B)一般式:
    [式中、Rはメチル基または一部がフェニル基を表し、Rはメチル基または水酸基を表し、nは2,000〜20,000の整数を表す。]
    で表される高分子量ポリシロキサン
    (C)沸点が100〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素及び珪素数が2〜8の揮発性シリコーンから選ばれる少なくとも一種
  2. さらに(D)25℃において液状のエステル油を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
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