JP2014015418A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪の乾燥及びセットを目的とする熱発生ヘアケア器具を繰り返し使用することにより損傷した毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止し、低減する毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】熱発生ヘアケア器具を使用する前に毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、下記成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比が1:1〜1:5であり、かつ水の含有量が1質量%以下であることを特徴とする毛髪化粧料。
(A)ジメチコノール
(B)20℃において液状のエステル油
(C)メドウフォーム種子油のラクトン誘導体
(D)珪素数が2〜8の揮発性シリコーン
【選択図】なし
【解決手段】熱発生ヘアケア器具を使用する前に毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、下記成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比が1:1〜1:5であり、かつ水の含有量が1質量%以下であることを特徴とする毛髪化粧料。
(A)ジメチコノール
(B)20℃において液状のエステル油
(C)メドウフォーム種子油のラクトン誘導体
(D)珪素数が2〜8の揮発性シリコーン
【選択図】なし
Description
本発明は毛髪化粧料に関し、詳細には、毛髪の乾燥及びセットを目的とする熱発生ヘアケア器具を繰り返し使用することにより損傷した毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止し、低減する毛髪化粧料に関する。
ヘアスタイルはファッションのひとつであり多様化している。若年層においては、毛先に軽くウェーブを持たせたナチュラル感のあるウェーブヘアや、ヘアアイロンを用いてスタイルを形成するストレートヘア、巻き髪ヘアなどの髪型が流行している。特に近年では髪の長さに関わらず毛先を大きめに内巻きにするスタイルが流行し、ブラシ付きドライヤーやヘアアイロンを用いることで、ふんわり感のあるスタイルに仕上げることが多い。
しかしながら、ドライヤーやブラシ付きドライヤー、ヘアアイロンは約70℃〜200℃の熱を発生し、更には絡まること等により毛髪に物理的負荷がかかるため、繰り返し使用することで毛髪に損傷を与える恐れがある。また、過剰な水分蒸散によって毛髪のパサつきなどの損傷を誘発し、毛髪ダメージが徐々に進行することで枝毛や切れ毛が発生し、手触りが悪くなってしまう。
加熱処理やブローに伴う毛髪損傷を防止し、低減するために、熱発生ヘアケア器具を使用する前に塗布する様々な毛髪化粧料が提案されている。例えば、水分散性ポリエステル樹脂、及び植物抽出物を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)や、シリル化ペプチドを含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)などのように、天然由来の素材を含有する毛髪化粧料がある。また、シロキサン化合物、エタノール可溶性タンパク質誘導体、及び低級アルコールを含有するエアゾール型霧状毛髪化粧料(例えば、特許文献3参照。)、アミンオキシド基含有樹脂、及び酸化アルキレン付加重合体を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献4参照。)、アミンオキシド基含有樹脂と、塩基性アミノ酸、酸性アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、尿素及びパントテニルアルコールから選ばれる成分を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献5参照。)、カチオン性界面活性剤、脂肪酸多価アルコールエステル、及びポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・アルキレン・メチルポリシロキサン共重合体を含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献6参照。)、ガラス転移点が180℃以上の水溶性高分子化合物、引火点が180℃以上のジメチコンコポリオール、及び低級アルコールアルコールを含有する毛髪化粧料(例えば、特許文献7参照。)などのように、多価アルコールや各種の高分子ポリマーやシリコーン類を組み合わせた毛髪化粧料もある。また、損傷毛への浸透性、柔軟性に優れ、さらに毛髪強度を向上させるために、N−アシル酸性アミノ酸ジエステル、揮発性炭化水素油、ジメチコノール、及びシリコーン油を含有する油性毛髪化粧料(例えば、特許文献8参照。)等も提案されている。
前記背景技術において、毛髪の損傷をある程度低減できたとしても、滑らかな感触や艶が得られないという欠点があった。また、滑らかな感触や艶が得られたとしても、ふんわり感のあるスタイルに仕上がらないという欠点があった。そのため、毛髪の乾燥及びセットを目的とする熱発生ヘアケア器具を繰り返し使用することにより損傷した毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止し、低減する毛髪化粧料が強く所望されていた。
すなわち、本発明の目的は、毛髪の乾燥及びセットを目的とする熱発生ヘアケア器具を繰り返し使用することにより損傷した毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止し、低減する毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は前記課題を鑑みて鋭意研究を重ねた結果、ジメチコノール、特定のエステル油、メドウフォーム種子油のラクトン誘導体、及び特定の揮発性シリコーンを組み合わせて、ジメチコノールとエステル油の比率を特定した毛髪化粧料が前記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は熱発生ヘアケア器具を使用する前に毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、下記成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比が1:1〜1:5であり、かつ水の含有量が1質量%以下であることを特徴とする毛髪化粧料である。
(A)ジメチコノール
(B)20℃において液状のエステル油
(C)メドウフォーム種子油のラクトン誘導体
(D)珪素数が2〜8の揮発性シリコーン
(A)ジメチコノール
(B)20℃において液状のエステル油
(C)メドウフォーム種子油のラクトン誘導体
(D)珪素数が2〜8の揮発性シリコーン
本発明によれば、毛髪の乾燥及びセットを目的とする熱発生ヘアケア器具を繰り返し使用することにより損傷した毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、加熱処理に伴う毛髪損傷を防止し、低減する毛髪化粧料を提供することができる。
本発明で用いられる(A)成分のジメチコノールは、下記一般式(1):
(式中、R1は、−CH3、−OH、−C6H5、又は−OSi(CH3)3を表し、R2は、−CH3、−OH、又は−C6H5を表し、pは整数であり、そしてqは0又は整数であるが、但し、p又はp+qは重量平均分子量が20,000を越え、好ましくは20,000〜200,000の範囲にあるような整数である)で表される化合物より選択される。これらジメチコノールの市販品を例示すると、信越化学社製のX21−5666、X21−5661、東レ・ダウコーニング社製の1501 FLUID、1503 FLUID等が挙げられ、これら市販品は低分子シリコーンオイル、揮発性シリコーンおよび軽質流動イソパラフィンで10−50%程度に希釈されている。本発明においては、これらジメチコノールの中から、一種単独又は二種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全量中1〜5質量%(以下、%とする)が好ましい。この範囲であれば、良好な流動性を有して頭髪に塗布でき、髪全体に滑らかな感触と艶を付与するため好ましい。
本発明で用いられる(B)成分の20℃において液状のエステル油は、脂肪酸とアルコールとのエステル体を主成分とするものである。その具体例としては、ミリスチン酸イソプロイル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル等の直鎖高級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、カプリル酸セチル、ラルリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン等の直鎖高級脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル等の直鎖脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル等の分枝脂肪酸と低級アルコールとのエステル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル等の分枝脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等の脂肪酸と多価アルコールとのエステル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペラルゴン酸オクチル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル等の分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、乳酸ラルリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等の乳酸エステル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリオクチル、クエン酸トリイソセチル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジエチルヘキシル、セバシン酸ジエチルヘキシル等の二塩基酸のエステルなどが挙げられる。
前記エステル油は、一種単独又は二種以上を混合して用いることができ、その配合量は、成分(A)のジメチコノールの配合量によって適宜選択され、成分(A)と成分(B)の質量比が1:1〜1:5であることが必要であり、好ましくは質量比が1:3〜1:5である。この質量比であれば、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上がるため好ましい。
本発明で用いられる(C)成分のメドウフォーム種子油のラクトン誘導体は、例えばメドウフォーム−δ−ラクトンなどが挙げられ、市販品として具体的には一丸ファルコス社製のメドウラクトンVEが挙げられる。
前記ラクトン誘導体の毛髪化粧料における配合量としては、毛髪化粧料全量中0.001〜5%が好ましいる。この好ましい範囲であれば、加熱処理に伴う毛髪損傷を低減する効果が得ら、また、ふんわり感のあるスタイルに仕上げることができる。
本発明で用いられる(D)成分の珪素数が2〜8の揮発性シリコーンは、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカメチルシクロヘキサシロキサン、オクタメチルトリシロキサンおよびデカメチルテトラシロキサン、メチルトリメチコン等が挙げられる。それらの市販品を例示すると、信越化学社製のKF−96A−1cs、KF−96A−1.5cs、KF−995、TMF−1.5、東レダウコーニングシリコーン社製のSH244、SH344、SH245、DC345、DC246、SH200C−1cs、SH200C−1.5cs、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のTSF404、TSF405、TSF4045、TSF451−1A、TSF451−1.5A等が挙げられる。
前記揮発性シリコーンは、一種単独又は二種以上を混合して用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全量中70〜90%が好ましい。この好ましい配合量の範囲であれば、べたつかず、毛髪に滑らかな感触と艶を付与し、ふんわり感のあるスタイルに仕上げることができる。
本発明の毛髪化粧料の水の含有量は、製品の安定性の点から、毛髪化粧料全量中1%以下であるが、0.1%以下が好ましく、特に実質的に水を含有しない非水系であるのがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、前記の各成分に加えて必要に応じて、かつ本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品に一般的に配合される他の成分、例えば、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、界面活性剤、増粘剤、色材、各種毛髪栄養剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアオイル、ヘアミスト、洗い流さないヘアトリートメント、ヘアフォーム、ヘアスプレー等、種々の形態で用いることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。まず、実施例を評価した官能試験(べたつき、滑らかさ、艶、ふんわり感)、及び加熱処理における毛髪損傷低減効果に関する試験法を示す。なお、以下に示す毛髪化粧料の組成物の配合量は、それぞれ質量%である。
(1)官能試験
20名の専門パネルを対象に実施例及び比較例の毛髪化粧料を濡れた毛髪又は乾いた毛髪に使用してもらい、次に市販のドライヤーやブラシ付きドライヤー、ヘアアイロン等の熱発生ヘアケア器具を用いてスタイリングし、べたつき、滑らかさ、艶、ふんわり感の項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行なった。
20名の専門パネルを対象に実施例及び比較例の毛髪化粧料を濡れた毛髪又は乾いた毛髪に使用してもらい、次に市販のドライヤーやブラシ付きドライヤー、ヘアアイロン等の熱発生ヘアケア器具を用いてスタイリングし、べたつき、滑らかさ、艶、ふんわり感の項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行なった。
判定基準
(a)べたつき
◎:パネルの15名以上がべたつかないと判断
○:パネルの10名以上15名未満がべたつかないと判断
△:パネルの5名以上10名未満がべたつかないと判断
×:べたつかないと判断したパネルが5名未満
(b)滑らかさ
◎:パネルの15名以上が滑らかであると判断
○:パネル10名以上15名未満が滑らかであると判断
△:パネルの5名以上10名未満が滑らかであると判断
×:滑らかであると判断したパネルが5名未満
(c)艶
◎:パネルの15名以上が艶があると判断
○:パネル10名以上15名未満が艶があると判断
△:パネルの5名以上10名未満が艶があると判断
×:艶があると判断したパネルが5名未満
(d)ふんわり感
◎:パネルの15名以上がふんわり仕上がると判断
○:パネルの10名以上15名未満がふんわり仕上がると判断
△:パネルの5名以上10名未満がふんわり仕上がると判断
×:ふんわり仕上がると判断したパネルが5名未満
(a)べたつき
◎:パネルの15名以上がべたつかないと判断
○:パネルの10名以上15名未満がべたつかないと判断
△:パネルの5名以上10名未満がべたつかないと判断
×:べたつかないと判断したパネルが5名未満
(b)滑らかさ
◎:パネルの15名以上が滑らかであると判断
○:パネル10名以上15名未満が滑らかであると判断
△:パネルの5名以上10名未満が滑らかであると判断
×:滑らかであると判断したパネルが5名未満
(c)艶
◎:パネルの15名以上が艶があると判断
○:パネル10名以上15名未満が艶があると判断
△:パネルの5名以上10名未満が艶があると判断
×:艶があると判断したパネルが5名未満
(d)ふんわり感
◎:パネルの15名以上がふんわり仕上がると判断
○:パネルの10名以上15名未満がふんわり仕上がると判断
△:パネルの5名以上10名未満がふんわり仕上がると判断
×:ふんわり仕上がると判断したパネルが5名未満
(2)加熱処理における毛髪損傷低減効果
アジア人のバージン毛の毛束(10g、20Cm)に実施例および比較例の毛髪化粧料を1g塗布し、次に市販のブラシ付きドライヤーを用いて、80℃にてブローを実施し、以下の試験を行なった。
アジア人のバージン毛の毛束(10g、20Cm)に実施例および比較例の毛髪化粧料を1g塗布し、次に市販のブラシ付きドライヤーを用いて、80℃にてブローを実施し、以下の試験を行なった。
(a)毛髪引張強度の測定
毛束から80±5μmの太さの毛髪を50本選別し、毛髪の直径をマイクロメーターにて計測した。次いで、テクスチャーアナライザー(Stevens/Mechtric社)を用いて引張強度を測定し、毛髪が破断した時の荷重を測定した。毛髪直径と破断荷重の値から毛髪引張強度を算出して平均値を求めた。尚、毛髪引張強度が高い程、切れにくく枝毛や切れ毛の発生が少なく毛髪損傷が低減していることを示す。
毛束から80±5μmの太さの毛髪を50本選別し、毛髪の直径をマイクロメーターにて計測した。次いで、テクスチャーアナライザー(Stevens/Mechtric社)を用いて引張強度を測定し、毛髪が破断した時の荷重を測定した。毛髪直径と破断荷重の値から毛髪引張強度を算出して平均値を求めた。尚、毛髪引張強度が高い程、切れにくく枝毛や切れ毛の発生が少なく毛髪損傷が低減していることを示す。
実施例1〜7及び比較例1〜6(ヘアオイル)
表1に記載の配合組成よりなる毛髪化粧料を常法により調製し、前記各種試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。
表1に記載の配合組成よりなる毛髪化粧料を常法により調製し、前記各種試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜7はいずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜6では、べたつき、滑らかさ、艶、ふんわり感、加熱処理における毛髪損傷低減効果のいずれかの点で劣っており、本発明の目的を達しなかった。
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、官能試験(べたつき、滑らかさ、艶、ふんわり感)、加熱処理における毛髪損傷低減効果(毛髪引張強度)について各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例8(ヘアオイル)
配合量(%)(1)ジメチコノール 4.0
(2)コハク酸ジエチルヘキシル 7.0
(商品名:クロダモルOSU、クローダジャパン社製)
(3)パルミチン酸エチルヘキシル 8.0
(商品名:サラコスP−8、日清オイリオグループ社製)
(4)メドウフォーム−δ−ラクトン 0.1
(商品名:メドウラクトンVE、一丸ファルコス社製)
(5)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.1
(6)ジメチコンコポリオール 0.1
(7)トリメチルシロキシケイ酸 0.5
(8)オリーブ油 0.5
(9)ユチャ油 0.5
(10)(加水分解シルク/PG−プロピルメチルシランジオール)
クロスポリマー 0.01
(11)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(12)香料 0.1
(13)シクロメチコン 残 部
配合量(%)(1)ジメチコノール 4.0
(2)コハク酸ジエチルヘキシル 7.0
(商品名:クロダモルOSU、クローダジャパン社製)
(3)パルミチン酸エチルヘキシル 8.0
(商品名:サラコスP−8、日清オイリオグループ社製)
(4)メドウフォーム−δ−ラクトン 0.1
(商品名:メドウラクトンVE、一丸ファルコス社製)
(5)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.1
(6)ジメチコンコポリオール 0.1
(7)トリメチルシロキシケイ酸 0.5
(8)オリーブ油 0.5
(9)ユチャ油 0.5
(10)(加水分解シルク/PG−プロピルメチルシランジオール)
クロスポリマー 0.01
(11)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(12)香料 0.1
(13)シクロメチコン 残 部
(製法)(1)〜(13)を均一に混合溶解した後、ディスペンサー容器に充填してヘアオイルを得た。
実施例9(ヘアオイル)
配合量(%)(1)ジメチコノール 5.0
(2)イソオクタン酸ミリスチル 12.0
(商品名:クロダモルMIO、クローダジャパン社製)
(3)イソノナン酸イソノニル 8.0
(商品名:サラコス99、日清オイリオグループ社製)
(4)メドウフォーム−δ−ラクトン 0.5
(商品名:メドウラクトンVE、一丸ファルコス社製)
(5)トリメチルシロキシケイ酸 3.0
(6)ツバキ油 0.5
(7)コメ胚芽油 0.5
(8)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(9)香料 0.1
(10)シクロメチコン 残 部
配合量(%)(1)ジメチコノール 5.0
(2)イソオクタン酸ミリスチル 12.0
(商品名:クロダモルMIO、クローダジャパン社製)
(3)イソノナン酸イソノニル 8.0
(商品名:サラコス99、日清オイリオグループ社製)
(4)メドウフォーム−δ−ラクトン 0.5
(商品名:メドウラクトンVE、一丸ファルコス社製)
(5)トリメチルシロキシケイ酸 3.0
(6)ツバキ油 0.5
(7)コメ胚芽油 0.5
(8)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(9)香料 0.1
(10)シクロメチコン 残 部
(製法)(1)〜(10)を均一に混合溶解した後、ディスペンサー容器に充填してヘアオイルを得た。
また、いずれの実施例の毛髪化粧料を使用した場合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係る毛髪化粧料は安全性にも優れることが明らかであった。
Claims (3)
- 熱発生ヘアケア器具を使用する前に毛髪に塗布する毛髪化粧料であって、下記成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比が1:1〜1:5であり、かつ水の含有量が1質量%以下であることを特徴とする毛髪化粧料。
(A)ジメチコノール
(B)20℃において液状のエステル油
(C)メドウフォーム種子油のラクトン誘導体
(D)珪素数が2〜8の揮発性シリコーン - (A)ジメチコノールの含有量が1〜5質量%である請求項1記載の毛髪化粧料。
- (D)珪素数が2〜8の揮発性シリコーンの含有量が70〜90質量%である請求項1または2記載の毛髪化粧料。
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---|---|---|---|---|
JP2017137250A (ja) * | 2016-02-02 | 2017-08-10 | 株式会社アリミノ | 整髪用組成物 |
JP2017190304A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 花王株式会社 | 油性毛髪化粧料 |
JP2017193498A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | 毛髪化粧料 |
CN108012525A (zh) * | 2015-09-02 | 2018-05-08 | 美国道康宁公司 | 用于热防护的有机硅 |
CN114796028A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-07-29 | 广州大唐化妆品有限公司 | 一种护发精华油 |
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2012
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