JP2017190200A - 門型クレーンの同期運転方法及び装置 - Google Patents

門型クレーンの同期運転方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信用ケーブルの接続作業を不要とし得且つ通信用ケーブルの長さによる制約をなくして作業性向上を図り得る門型クレーンの同期運転方法及び装置を提供する。【解決手段】同期元となる門型クレーン1A及び同期先となる門型クレーン1Bを、同期元無線通信機18A及び同期先無線通信機18Bを介し無線通信接続して同期運転を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、門型クレーンの同期運転方法及び装置に関するものである。
一般に、船舶、或いはセミサブマーシブル(Semi-Submersible)等の浮体構造物を建造するドックには、該ドックを跨ぐようにゴライアスクレーン等の門型クレーンが配置されている。
従来、前記船舶や浮体構造物が非常に大型であって、一台の門型クレーンでは吊上作業ができないような場合、二台の門型クレーンを同期させて運転することが行われている。
前記二台の門型クレーンの同期運転を行う場合、各々の門型クレーンの脚部に設けられたコネクタに通信用ケーブルを接続することにより、各々の門型クレーンに搭載された制御器(PLC:Programmable Logic Controller)間で通信が行われるようになっている。
尚、前記ゴライアスクレーン等の門型クレーンと関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2015−124053号公報
しかしながら、従来の門型クレーンでは、前述のように、同期運転のための通信用ケーブルの接続作業が不可欠で、多大な労力と時間が必要となっていた。
又、同期運転時における二台の門型クレーンの間隔が、互いを接続する通信用ケーブルの長さの範囲に限定され、制約が大きくなっており、改善が望まれていた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、通信用ケーブルの接続作業を不要とし得且つ通信用ケーブルの長さによる制約をなくして作業性向上を図り得る門型クレーンの同期運転方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、同期元及び同期先となる複数基の門型クレーンを無線通信接続して同期運転を行う門型クレーンの同期運転方法であって、
同期元の門型クレーンの運転操作開始時、前記複数基の門型クレーン間での無線通信が正常であるか否かを判定する無線通信正常判定工程と、
該無線通信正常判定工程で無線通信が正常であると判定された後、前記複数基の門型クレーン間での同期運転が可能であるか否かを判定する同期運転可能判定工程と、
該同期運転可能判定工程で同期運転が可能であると判定された後、同期元の門型クレーンにおけるオペレータによる同期元操作机での運転操作に基づく運転指令を同期元制御器へ送信する同期元運転指令送信工程と、
該同期元運転指令送信工程で送信された運転指令を同期元制御器から同期元インバータへ送信する同期元インバータ運転指令送信工程と、
該同期元インバータ運転指令送信工程で送信された運転指令に基づき同期元電動機を運転する同期元電動機運転工程と、
前記同期元運転指令送信工程で送信された運転指令に基づき同期元制御器から同期先の門型クレーンにおける同期先制御器へ同期運転信号を無線送信する無線送信工程と、
該無線送信工程で送信された同期運転信号に基づき同期先制御器から同期運転指令を同期先インバータへ送信する同期先インバータ運転指令送信工程と、
該同期先インバータ運転指令送信工程で送信された同期運転指令に基づき同期先電動機を運転する同期先電動機運転工程と
を行うことを特徴とする門型クレーンの同期運転方法にかかるものである。
前記門型クレーンの同期運転方法において、前記無線通信正常判定工程は、
同期元無線通信機が正常に機能しているか否かを判定する同期元無線通信機正常判定工程と、
該同期元無線通信機正常判定工程で同期元無線通信機が正常に機能していると判定された後、同期運転モードが選択されているか否かを判定する同期運転モード選択判定工程と、
該同期運転モード選択判定工程で同期運転モードが選択されていると判定された後、同期先無線通信機が同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在しているか否かを判定する無線通信範囲判定工程と、
該無線通信範囲判定工程で同期先無線通信機が同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在していると判定された後、同期先無線通信機が正常に機能しているか否かを判定する同期先無線通信機正常判定工程と、
該同期先無線通信機正常判定工程で同期先無線通信機が正常に機能していると判定された後、同期先の門型クレーンが同期元の門型クレーンにおける衝突防止設定距離外に存在しているか否かを判定する衝突回避判定工程と
を行い、前記衝突回避判定工程で同期先の門型クレーンが同期元の門型クレーンにおける衝突防止設定距離外に存在していると判定された場合に、無線通信同期運転が可能であって複数基の門型クレーン間での無線通信が正常であると判定することが好ましい。
一方、本発明は、同期元及び同期先となる複数基の門型クレーンを無線通信接続して同期運転を行う門型クレーンの同期運転装置であって、
同期元の門型クレーンの運転室に設けられ且つオペレータによる運転操作が行われる同期元操作机と、
該同期元操作机でのオペレータによる運転操作に基づく運転指令が入力される同期元制御器と、
該同期元制御器から前記運転指令が入力される同期元インバータと、
該同期元インバータにより前記運転指令に基づいて回転駆動される同期元電動機と、
前記同期元制御器から前記運転指令に基づく同期運転信号が入力され且つ該同期運転信号を送受信する同期元無線通信機と、
前記同期先の門型クレーンに設けられ且つ前記同期元無線通信機から送信される同期運転信号を受信する同期先無線通信機と、
該同期先無線通信機で受信された同期運転信号が入力される同期先制御器と、
該同期先制御器から前記同期運転信号に基づく同期運転指令が入力される同期先インバータと、
該同期先インバータにより前記同期運転指令に基づいて回転駆動される同期先電動機と
を備えたことを特徴とする門型クレーンの同期運転装置にかかるものである。
前記門型クレーンの同期運転装置においては、同期元の門型クレーンと同期先の門型クレーンとの距離を計測する測距計を備え、
前記同期元制御器は、
同期元無線通信機が正常に機能し、
同期運転モードが選択され、
前記同期先無線通信機が同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在し、
前記同期先無線通信機が正常に機能し、
前記測距計で計測された距離に基づき、同期先の門型クレーンが同期元の門型クレーンにおける衝突防止設定距離外に存在している場合に、無線通信同期運転が可能であって複数基の門型クレーン間での無線通信が正常であると判定するよう構成されていることが好ましい。
本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置によれば、通信用ケーブルの接続作業を不要とし得且つ通信用ケーブルの長さによる制約をなくして作業性向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例を示す全体正面図である。 本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例を示す全体側面図である。 本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例を示す全体平面図である。 本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例を示す制御ブロック図である。 本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例における制御フローを示すメインフローチャートである。 本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例における制御フローを示すサブフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図6は本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置の実施例である。
本実施例の特徴とするところは、図1〜図6に示す如く、同期元となる門型クレーン1A及び同期先となる門型クレーン1Bを無線通信接続して同期運転を行う点にある。
前記同期元の門型クレーン1Aは、ドックDの幅方向へ所要間隔をあけて立設される脚部2Aと、該脚部2Aの上端部間に掛け渡すように配設され且つ水平方向へ延びるガーダ3Aとを備えている。前記脚部2Aの下端には、走行レールRA(図3参照)に沿って転動自在な複数個の車輪4Aを有する走行装置5Aが設けられている。前記ガーダ3A上には、トロリー6Aが横行自在に配置され、該トロリー6Aに搭載されたウインチドラム(図示せず)からワイヤロープ7Aが巻上・巻下自在に繰り出され、該ワイヤロープ7Aの下端に吊ブラケット8Aが取り付けられている。
同様に、前記同期先の門型クレーン1Bは、前記ドックDの幅方向へ所要間隔をあけて立設される脚部2Bと、該脚部2Bの上端部間に掛け渡すように配設され且つ水平方向へ延びるガーダ3Bとを備えている。前記脚部2Bの下端には、走行レールRB(図3参照)に沿って転動自在な複数個の車輪4Bを有する走行装置5Bが設けられている。前記ガーダ3B上には、トロリー6Bが横行自在に配置され、該トロリー6Bに搭載されたウインチドラム(図示せず)からワイヤロープ7Bが巻上・巻下自在に繰り出され、該ワイヤロープ7Bの下端に吊ブラケット8Bが取り付けられている。
前記同期元の門型クレーン1Aのトロリー6Aには、図2に示す如く、ガーダ3Aの走行方向に斜め下方へ張り出す支持フレーム9Aが取り付けられ、該支持フレーム9Aの先端に運転室10Aが設けられている。該運転室10Aにはオペレータが乗り込み、同期元操作机11A(図4参照)に配置されている操作レバーや各種スイッチ等の運転操作用機器を操作することにより、同期元の門型クレーン1Aと同期先の門型クレーン1Bの同期運転を行うようになっている。
前記同期元操作机11Aでのオペレータによる運転操作に基づく運転指令は、図4に示す如く、電気室12A内におけるPLC盤13Aに設けられた同期元制御器14Aに入力され、該同期元制御器14Aから前記運転指令が、動力盤15Aに設けられた同期元インバータ16Aへ出力され、該同期元インバータ16Aにより前記運転指令に基づいて同期元電動機17Aが回転駆動されるようになっている。前記同期元電動機17Aは、同期元の門型クレーン1Aの走行モータ、トロリー6Aの横行モータ、ワイヤロープ7Aの巻上モータを含んでいる。
前記同期元の門型クレーン1Aのガーダ3Aには、同期元無線通信機18Aが設けられ、前記同期元制御器14Aから前記運転指令に基づく同期運転信号が同期元無線通信機18Aに入力され、該同期元無線通信機18Aが同期運転信号を送受信するようになっている。
一方、前記同期先の門型クレーン1Bのガーダ3Bには、同期先無線通信機18Bが設けられ、前記同期元無線通信機18Aから送信される同期運転信号を受信し、該同期先無線通信機18Bで受信された同期運転信号が、電気室12B内におけるPLC盤13Bに設けられた同期先制御器14Bに入力され、該同期先制御器14Bから前記同期運転信号に基づく同期運転指令が、動力盤15Bに設けられた同期先インバータ16Bへ出力され、該同期先インバータ16Bにより前記同期運転指令に基づいて同期先電動機17Bが回転駆動されるようになっている。前記同期先電動機17Bは、同期先の門型クレーン1Bの走行モータ、トロリー6Bの横行モータ、ワイヤロープ7Bの巻上モータを含んでいる。
又、前記同期元の門型クレーン1Aのガーダ3Aには、前記同期元の門型クレーン1Aと同期先の門型クレーン1Bとの距離を計測する測距計19Aを設けてある。該測距計19Aとしては、例えば、レーザ測距計を採用することができ、この場合、同期先の門型クレーン1Bのガーダ3Bに、前記レーザ測距計とした測距計19Aから投射されたレーザ光を反射する反射板(図示せず)を設けるようにすれば良い。
次に、上記実施例の作用を説明する。
同期元の門型クレーン1Aの運転操作がオペレータにより、図5に示す如く、ステップS1として開始されると、先ず、同期元の門型クレーン1Aと同期先の門型クレーン1Bとの間での無線通信が正常であるか否かが判定される(無線通信正常判定工程:図5のステップS2参照)。該無線通信正常判定工程は、前記無線通信が正常であると判定されるまで継続される。
ここで、前記無線通信正常判定工程においては、以下のステップが実行される。先ず、図6に示す如く、ステップS10として同期元無線通信機18A及び同期先無線通信機18Bの電源がONとなっている状態で、同期元無線通信機18Aが正常に機能しているか否かが判定される(同期元無線通信機正常判定工程:図6のステップS11参照)。該同期元無線通信機正常判定工程は、前記同期元無線通信機18Aが正常に機能していると判定されるまで継続される。前記同期元無線通信機正常判定工程で同期元無線通信機18Aが正常に機能していると判定されると、同期運転モードが選択されているか否かが判定される(同期運転モード選択判定工程:図6のステップS12参照)。該同期運転モード選択判定工程は、前記同期運転モードが選択されていると判定されるまで継続される。前記同期運転モード選択判定工程で同期運転モードが選択されていると判定されると、同期先無線通信機18Bが同期元無線通信機18Aの無線通信可能範囲内に存在しているか否かが判定される(無線通信範囲判定工程:図6のステップS13参照)。該無線通信範囲判定工程は、前記同期先無線通信機18Bが同期元無線通信機18Aの無線通信可能範囲内に存在していると判定されるまで継続される。前記無線通信範囲判定工程で同期先無線通信機18Bが同期元無線通信機18Aの無線通信可能範囲内に存在していると判定されると、同期先無線通信機18Bが正常に機能しているか否かが判定される(同期先無線通信機正常判定工程:図6のステップS14参照)。該同期先無線通信機正常判定工程は、前記同期先無線通信機18Bが正常に機能していると判定されるまで継続される。前記同期先無線通信機正常判定工程で同期先無線通信機18Bが正常に機能していると判定されると、同期先の門型クレーン1Bが同期元の門型クレーン1Aにおける衝突防止設定距離外に存在しているか否かが判定される(衝突回避判定工程:図6のステップS15参照)。該衝突回避判定工程は、前記同期先の門型クレーン1Bが同期元の門型クレーン1Aにおける衝突防止設定距離外に存在していると判定されるまで継続される。そして、前記衝突回避判定工程で同期先の門型クレーン1Bが同期元の門型クレーン1Aにおける衝突防止設定距離外に存在していると判定された場合に、図6のステップS16として示す如く、無線通信同期運転が可能であって同期元の門型クレーン1Aと同期先の門型クレーン1Bとの間での無線通信が正常であると判定される。
前記無線通信正常判定工程で無線通信が正常であると判定されると、前記同期元の門型クレーン1Aと同期先の門型クレーン1Bとの間での同期運転が可能であるか否かが判定される(同期運転可能判定工程:図5のステップS3参照)。同期運転が可能であるか否かは、門型クレーン1A,1Bが各々故障していないかといった総合判定であり、前記同期運転可能判定工程は、同期運転が可能であると判定されるまで継続される。
前記同期運転可能判定工程で同期運転が可能であると判定されると、同期元の門型クレーン1Aにおけるオペレータによる同期元操作机11Aでの運転操作に基づく運転指令が同期元制御器14Aへ送信される(同期元運転指令送信工程:図5のステップS4参照)。
前記同期元運転指令送信工程で送信された運転指令は、同期元制御器14Aから同期元インバータ16Aへ送信され(同期元インバータ運転指令送信工程:図5のステップS5参照)、前記同期元インバータ運転指令送信工程で送信された運転指令に基づき同期元電動機17Aが運転される(同期元電動機運転工程:図5のステップS6参照)。
一方、前記同期元運転指令送信工程で送信された運転指令に基づき同期元制御器14Aから同期先の門型クレーン1Bにおける同期先制御器14Bへ同期運転信号が無線送信される(無線送信工程:図5のステップS7参照)。
前記無線送信工程で送信された同期運転信号に基づき同期先制御器14Bから同期運転指令が同期先インバータ16Bへ送信され(同期先インバータ運転指令送信工程:図5のステップS8参照)、前記同期先インバータ運転指令送信工程で送信された同期運転指令に基づき同期先電動機17Bが運転される(同期先電動機運転工程:図5のステップS9参照)。
本実施例のように、同期元となる門型クレーン1A及び同期先となる門型クレーン1Bを無線通信接続して同期運転を行うと、同期運転のための通信用ケーブルの接続作業が不要となり、多大な労力と時間を節減することが可能となる。
又、同期運転時における二台の門型クレーンの間隔が、互いを接続する通信用ケーブルの長さの範囲に限定されなくなり、制約がなくなる。
更に、通信用ケーブルを接続しなくても常時通信が可能となるため、同期運転の信号だけでなく、ゴライアスクレーン等の門型クレーン1A,1B間で走行位置を相互に通信することにより、衝突防止装置用信号伝送も可能となる。
こうして、通信用ケーブルの接続作業を不要とし得且つ通信用ケーブルの長さによる制約をなくして作業性向上を図り得る。
そして、本実施例の場合、前記無線通信正常判定工程は、同期元無線通信機が正常に機能しているか否かを判定する同期元無線通信機正常判定工程と、該同期元無線通信機正常判定工程で同期元無線通信機が正常に機能していると判定された後、同期運転モードが選択されているか否かを判定する同期運転モード選択判定工程と、該同期運転モード選択判定工程で同期運転モードが選択されていると判定された後、同期先無線通信機18Bが同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在しているか否かを判定する無線通信範囲判定工程と、該無線通信範囲判定工程で同期先無線通信機18Bが同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在していると判定された後、同期先無線通信機18Bが正常に機能しているか否かを判定する同期先無線通信機正常判定工程と、該同期先無線通信機正常判定工程で同期先無線通信機18Bが正常に機能していると判定された後、同期先の門型クレーン1Bが同期元の門型クレーン1Aにおける衝突防止設定距離外に存在しているか否かを判定する衝突回避判定工程とを行い、前記衝突回避判定工程で同期先の門型クレーン1Bが同期元の門型クレーン1Aにおける衝突防止設定距離外に存在していると判定された場合に、無線通信同期運転が可能であって複数基の門型クレーン1A,1B間での無線通信が正常であると判定するようになっている。このような方法を実施することにより、同期元となる門型クレーン1A及び同期先となる門型クレーン1Bの衝突を回避しつつ無線通信接続による同期運転を円滑に行うことができる。
又、本実施例の場合、同期元及び同期先となる複数基の門型クレーン1A,1Bを無線通信接続して同期運転を行う門型クレーン1A,1Bの同期運転装置であって、同期元の門型クレーン1Aの運転室10Aに設けられ且つオペレータによる運転操作が行われる同期元操作机11Aと、該同期元操作机11Aでのオペレータによる運転操作に基づく運転指令が入力される同期元制御器14Aと、該同期元制御器14Aから前記運転指令が入力される同期元インバータ16Aと、該同期元インバータ16Aにより前記運転指令に基づいて回転駆動される同期元電動機17Aと、前記同期元制御器14Aから前記運転指令に基づく同期運転信号が入力され且つ該同期運転信号を送受信する同期元無線通信機18Aと、前記同期先の門型クレーン1Bに設けられ且つ前記同期元無線通信機18Aから送信される同期運転信号を受信する同期先無線通信機18Bと、該同期先無線通信機18Bで受信された同期運転信号が入力される同期先制御器14Bと、該同期先制御器14Bから前記同期運転信号に基づく同期運転指令が入力される同期先インバータ16Bと、該同期先インバータ16Bにより前記同期運転指令に基づいて回転駆動される同期先電動機17Bとを備えている。このように装置を構成したことにより、通信用ケーブルの接続作業を不要とし得且つ通信用ケーブルの長さによる制約をなくして作業性向上を図り得る。
更に又、本実施例の場合、同期元の門型クレーン1Aと同期先の門型クレーン1Bとの距離を計測する測距計19Aを備え、前記同期元制御器14Aは、同期元無線通信機18Aが正常に機能し、同期運転モードが選択され、前記同期先無線通信機18Bが同期元無線通信機18Aの無線通信可能範囲内に存在し、前記同期先無線通信機18Bが正常に機能し、前記測距計19Aで計測された距離に基づき、同期先の門型クレーン1Bが同期元の門型クレーン1Aにおける衝突防止設定距離外に存在している場合に、無線通信同期運転が可能であって複数基の門型クレーン1A,1B間での無線通信が正常であると判定するよう構成されている。このように装置を構成すれば、同期元となる門型クレーン1A及び同期先となる門型クレーン1Bの衝突を回避しつつ無線通信接続による同期運転を円滑に行うことができる。
尚、本発明の門型クレーンの同期運転方法及び装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1A 門型クレーン
1B 門型クレーン
11A 同期元操作机
14A 同期元制御器
14B 同期先制御器
16A 同期元インバータ
16B 同期先インバータ
17A 同期元電動機
17B 同期先電動機
18A 同期元無線通信機
18B 同期先無線通信機
19A 測距計

Claims (4)

  1. 同期元及び同期先となる複数基の門型クレーンを無線通信接続して同期運転を行う門型クレーンの同期運転方法であって、
    同期元の門型クレーンの運転操作開始時、前記複数基の門型クレーン間での無線通信が正常であるか否かを判定する無線通信正常判定工程と、
    該無線通信正常判定工程で無線通信が正常であると判定された後、前記複数基の門型クレーン間での同期運転が可能であるか否かを判定する同期運転可能判定工程と、
    該同期運転可能判定工程で同期運転が可能であると判定された後、同期元の門型クレーンにおけるオペレータによる同期元操作机での運転操作に基づく運転指令を同期元制御器へ送信する同期元運転指令送信工程と、
    該同期元運転指令送信工程で送信された運転指令を同期元制御器から同期元インバータへ送信する同期元インバータ運転指令送信工程と、
    該同期元インバータ運転指令送信工程で送信された運転指令に基づき同期元電動機を運転する同期元電動機運転工程と、
    前記同期元運転指令送信工程で送信された運転指令に基づき同期元制御器から同期先の門型クレーンにおける同期先制御器へ同期運転信号を無線送信する無線送信工程と、
    該無線送信工程で送信された同期運転信号に基づき同期先制御器から同期運転指令を同期先インバータへ送信する同期先インバータ運転指令送信工程と、
    該同期先インバータ運転指令送信工程で送信された同期運転指令に基づき同期先電動機を運転する同期先電動機運転工程と
    を行うことを特徴とする門型クレーンの同期運転方法。
  2. 前記無線通信正常判定工程は、
    同期元無線通信機が正常に機能しているか否かを判定する同期元無線通信機正常判定工程と、
    該同期元無線通信機正常判定工程で同期元無線通信機が正常に機能していると判定された後、同期運転モードが選択されているか否かを判定する同期運転モード選択判定工程と、
    該同期運転モード選択判定工程で同期運転モードが選択されていると判定された後、同期先無線通信機が同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在しているか否かを判定する無線通信範囲判定工程と、
    該無線通信範囲判定工程で同期先無線通信機が同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在していると判定された後、同期先無線通信機が正常に機能しているか否かを判定する同期先無線通信機正常判定工程と、
    該同期先無線通信機正常判定工程で同期先無線通信機が正常に機能していると判定された後、同期先の門型クレーンが同期元の門型クレーンにおける衝突防止設定距離外に存在しているか否かを判定する衝突回避判定工程と
    を行い、前記衝突回避判定工程で同期先の門型クレーンが同期元の門型クレーンにおける衝突防止設定距離外に存在していると判定された場合に、無線通信同期運転が可能であって複数基の門型クレーン間での無線通信が正常であると判定する請求項1記載の門型クレーンの同期運転方法。
  3. 同期元及び同期先となる複数基の門型クレーンを無線通信接続して同期運転を行う門型クレーンの同期運転装置であって、
    同期元の門型クレーンの運転室に設けられ且つオペレータによる運転操作が行われる同期元操作机と、
    該同期元操作机でのオペレータによる運転操作に基づく運転指令が入力される同期元制御器と、
    該同期元制御器から前記運転指令が入力される同期元インバータと、
    該同期元インバータにより前記運転指令に基づいて回転駆動される同期元電動機と、
    前記同期元制御器から前記運転指令に基づく同期運転信号が入力され且つ該同期運転信号を送受信する同期元無線通信機と、
    前記同期先の門型クレーンに設けられ且つ前記同期元無線通信機から送信される同期運転信号を受信する同期先無線通信機と、
    該同期先無線通信機で受信された同期運転信号が入力される同期先制御器と、
    該同期先制御器から前記同期運転信号に基づく同期運転指令が入力される同期先インバータと、
    該同期先インバータにより前記同期運転指令に基づいて回転駆動される同期先電動機と
    を備えたことを特徴とする門型クレーンの同期運転装置。
  4. 同期元の門型クレーンと同期先の門型クレーンとの距離を計測する測距計を備え、
    前記同期元制御器は、
    同期元無線通信機が正常に機能し、
    同期運転モードが選択され、
    前記同期先無線通信機が同期元無線通信機の無線通信可能範囲内に存在し、
    前記同期先無線通信機が正常に機能し、
    前記測距計で計測された距離に基づき、同期先の門型クレーンが同期元の門型クレーンにおける衝突防止設定距離外に存在している場合に、無線通信同期運転が可能であって複数基の門型クレーン間での無線通信が正常であると判定するよう構成されている請求項3記載の門型クレーンの同期運転装置。
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