JPH08217378A - クレーンの制御装置 - Google Patents

クレーンの制御装置

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JPH08217378A
JPH08217378A JP2078995A JP2078995A JPH08217378A JP H08217378 A JPH08217378 A JP H08217378A JP 2078995 A JP2078995 A JP 2078995A JP 2078995 A JP2078995 A JP 2078995A JP H08217378 A JPH08217378 A JP H08217378A
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crane
speed
control device
signal
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Application number
JP2078995A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Fujimoto
光俊 藤本
Masatoshi Katsuragawa
政敏 桂川
Yukihisa Abe
恭久 阿部
Shigenori Tawara
茂徳 田原
Kazuhiro Kaneko
和博 金子
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のような制御盤内のシンクロ受信器やパ
ルス発信用円盤のような機械的に回転する部分を無く
し、構造がシンプルで占有スペースを小さくし、部品点
数を少なくする。 【構成】 電動機6A,6Bの回転により変化する位置
情報を電気信号としてシンクロ発信器6A,6Bで検出
し、この検出信号をシンクロ/ディジタル変換器15
A,15Bを経てプログラマブルコントローラ16に入
力し、この2つの入力を比較してその偏差に応じて電動
機6Bの回転速度を増減して揃速運転を行う。 【効果】電動機の回転に応じた位置情報を直接電気信号
で検出するので機械的動作部分を無くすることができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、信頼性の向上、安全
性の向上、運転効率の向上を行うクレーンの制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は従来の門型クレーンの揃速制御
装置の構成図である。図において、1は三相交流電源、
2A,2Bは三相交流電源1に接続された駆動装置、3
A,3Bはそれぞれこの駆動装置2A,2Bにより駆動
する揃速対象となる電動機、4は倒し角度により速度基
準信号を発生し、三相交流電源1より駆動装置2A,2
Bを介してそれぞれの電動機3A,3Bに出力し、電圧
を調整するマスターコントローラ、5A,5Bはそれぞ
れの電動機3A,3Bに取り付けられたドラム(車輪)
である。
【0003】6A,6Bはそれぞれドラム(車輪)に取
り付けられたシンクロ発信器、7A,7Bはそれぞれ6
A,6Bのシンクロ発信器に対応したシンクロ受信器
で、シンクロ発信器6A,6Bと同一回転角が得られ
る。8A,8Bはそれぞれ7A,7Bのシンクロ受信器
の軸に溝を切った円盤を取付、固定された2個の近接セ
ンサでその円盤が回転すると、パルスを発生するパルス
発信器である。なお、上記符号のAとBは2つの系統を
構成していて、門型クレーンの場合(図4参照)は、そ
れぞれ剛脚側駆動用と揺脚側駆動用として構成されてい
る。
【0004】9は8A,8Bのパルス発信器からの2つ
のパルス信号を比較演算する交互パルス打消装置/同時
パルス打消装置(APC/CPC)である。10は交互
パルス打消装置/同時パルス打消装置9で演算されたパ
ルス量を計測する可逆カウンタ、11は可逆カウンタ1
0で測定したパルスのディジタル量をアナログ量に変換
するディジタル/アナログ変換器(DAC)である。
【0005】12A,12Bはそれぞれの電動機3A,
3Bの速度を検出し、それに対応する電圧を発生する指
速発電機、13A,13Bはマスターコントローラ4の
信号とそれぞ指速発電機12A,12Bの信号およびデ
ィジタル/アナログ変換機11から出力される揃速補正
信号を比較し、それぞれの駆動装置2A,2Bに速度指
令を与える速度指令アンプである。
【0006】図21は従来の門型クレーンの走行ブレー
キ回路に関する図である。図において、41は直流電
源、42および43は放電抵抗、44は走行ブレーキコ
イル、45はブレーキ開放指令によって閉じるブレーキ
開放接点、46はブレーキ開放接点45と同時に数秒間
閉じる強制励磁用接点である。
【0007】次いで上記のように構成された従来の門型
クレーンの制御装置の動作について説明する。電動機3
Aと3Bの揃速運転において、マスターコントローラ4
を運転しようとするノッチ速度に倒すと、倒し角度に比
例した速度基準信号がそれぞれ速度指令アンプ13A,
13Bを介して駆動装置2A,2Bへ送られ、三相交流
電源1からそれぞれの駆動装置2A,2Bを介して速度
に対応した電圧がそれぞれの電動機3A,3Bに出力さ
れて、電動機3A,3Bはそれぞれノッチ速度に対応し
た回転数で回転する。
【0008】電動機3A,3Bの回転数に差異が生じた
とき、ドラム(車輪)5A,5Bそれぞれに取り付けら
れたシンクロ発信器6A,6Bの回転数にも差異が生じ
る。シンクロ発信器6A,6Bの信号は電気室の制御盤
内に納められたシンクロ受信器7A,7Bで再び回転運
動に変換され、その軸に取り付けられたパルス発信器8
A,8Bはシンクロ発信器7A,7Bと同期して回転す
る。
【0009】従って、シンクロ発信器6A,6Bの回転
数の差は、それぞれのパルス発信器8A,8Bのパルス
数の差として表れる。それぞれのパルス発信器8A,8
Bのパルス信号は交互パルス打消装置/同時パルス打消
装置(APC/CPC)9において、差異に応じたパル
スが出力され可逆カウンタ10によって計数される。
【0010】可逆カウンタ10において、パルス発信器
8Aのパルス>パルス発信器8Bのパルスであればカウ
ントアップし、パルス発信器8Aのパルス<パルス発信
器8Bのパルスであればカウントダウンするようにな
り、これで両者の差の極性はアップかダウンかで判別
し、その量はカウント数により決まる。この量をディジ
タル/アナログ変換器(DAC)11でアナログ量とし
て取り出し、速度指令アンプ13に入力して、電動機3
Bの速度を増減制御して両者の揃速制御を行う。
【0011】次に図21の走行ブレーキ回路について動
作を説明する。走行運転指令によりブレーキ開放接点4
5、およびブレーキ開放強制励磁用接点46が閉じ、走
行ブレーキコイル44が励磁されブレーキが開放され
る。その数秒後ブレーキ開放強制励磁用接点46が開
き、以後走行運転指令が無くなるまでブレーキは開放の
状態となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の揃速運転を行う
クレーンの制御装置は以上のように構成されているの
で、制御盤内にシンクロ受信器7A,7Bやパルス信号
用円盤8A,8Bのような機械的に回転する部分が存在
するため、構造が複雑で占有スペースも大きく、部品点
数が多いので故障発生率も高い。
【0013】また、走行する門型クレーンの剛脚と揺脚
の揃速制御において、シンクロ発信器6A,6Bが取り
付けられているドラム(車輪)5A,5Bが空転した場
合制御する位置データと機械的位置にズレが生じるた
め、正確な揃速制御ができない。
【0014】また、走行する門型クレーンの剛脚と揺脚
の揃速制御において高速で走行運転を行うと揃速精度が
悪くなり安全性が問題となる。
【0015】また、従来の門型クレーンの揃速制御はパ
ルス発信器8A,8Bのパルス数の差、即ち揃速対象の
相対位置しか見ていないため、巻上、横行、走行のそれ
ぞれの位置制御による自動運転ができない。
【0016】また、同一走行ルート上を走行する2台の
クレーンによる共吊り運転において、それぞれのクレー
ン運転者が合図により運転タイミング、運転速度をコン
トロールするため、運転者の高度な運転技能が要求さ
れ、また、一定の距離を保持し走行運転するときクレー
ン間の衝突の安全性が問題となる。
【0017】また、巻上、横行、走行運転中に指速発電
機12A,12Bや速度指令アンプ13A,13B等の
故障によりマスターコントローラ4の速度信号に対して
実際の速度が異常になったとき自動停止する回路がない
ため安全性が悪い。
【0018】また、複数台ある走行電動機の内1台がブ
レーキコイル断線にてブレーキが開放しなくても他の走
行電動機に引きずられてしまいブレーキを破損させる問
題があった。
【0019】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、信頼性の向上、安全性の向上、運
転効率の向上および省力化できるクレーンの制御装置を
得ることを目的とする。
【0020】なお、クレーンの揃速運転を行う技術とし
て特開平1−206890号公報があり、この技術内容
は交流誘導電動機の2次抵抗の調整して同期(揃速)運
転するものであるが制御が複雑である。
【0021】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係るクレーンの制御装置は、2台の電
動機で揃速運転を行うクレーンの制御装置において、上
記各々の電動機で駆動されるクレーンの動作位置を各々
電気信号の位置情報として検出する位置検出手段、上記
二つの位置情報の差に応じて上記少なくとも一方の電動
機の回転速度を増減して揃速運転を行う揃速制御手段を
備えたものである。
【0022】(2)位置検出手段は、電動機で回転され
るシンクロ発信器およびシンクロ/ディジタル変換器で
構成し、上記シンクロ発信器の出力を位置情報とすると
共に、この位置情報を上記シンクロ/ディジタル変換器
でディジタル化して揃速制御手段へ入力するようにした
ものである。
【0023】(3)位置検出手段は、電動機で回転され
るパルス発信器およびカウンタで構成し、上記パルス発
信器のパルス出力を上記カウンタでカウントして位置情
報とし、その位置情報を揃速制御手段へ入力するように
したものである。
【0024】(4)位置情報の差が所定の規定値を超え
ると両電動機の回転速度を減速する速度減速手段を備え
たものである。
【0025】(5)位置情報の差が所定の限界値を超え
ると両電動機を停止するクレーン停止手段を備えたもの
である。
【0026】(6)門型クレーンの両脚部に各々設けら
れた電動機で揃速運転を行い上記門型クレーンを走行す
るクレーンの制御装置において、上記脚部の捻れ量を検
出する捻れ量検出手段、この検出した捻れ量に応じて上
記少なくとも一方の電動機の回転速度を増減して揃速運
転を行う揃速制御手段を備えたものである。
【0027】(7)捻れ量検出手段は、門型クレーンの
一方の脚部側に配設された光学的発信器と他方の脚部側
に配設された光学的受信機とで構成し、両脚部間の捻れ
量を検出する手段としたものである。
【0028】(8)捻れ量検出手段は、揺脚の捻れ角度
を検出する角度検出器としたものである。
【0029】(9)捻れ量が所定の規定値を超えると両
電動機の回転速度を減速する速度減速手段を備えたもの
である。
【0030】(10)捻れ量が所定の限界値を超えると
両電動機を停止するクレーン停止手段を備えたものであ
る。
【0031】(11)巻上げ運転・横行運転・走行運転
等の運転モードの内、所望の運転モードで運転する場
合、目的とする移動位置および移動速度等の運転パター
ンを予めパターン化するパターン設定手段、この設定さ
れた運転パターンで運転するパターン運転実行手段を備
えたものである。
【0032】(12)同一走行ルートを走行する2台の
クレーンの制御装置において、2台のクレーンを走行運
転する場合、両クレーンの間の距離を検出する距離検出
手段、この距離検出信号に応じて上記クレーンの少なく
とも一方の走行用電動機の回転速度を増減して揃速運転
を行う揃速制御手段を備えたものである。
【0033】(13)同一走行ルートを走行する2台の
クレーンの制御装置において、上記2台のクレーンの巻
上け運転・横行運転・走行運転等の運転モード内、少な
くとも一つの運転モードを揃速運転する場合、上記一方
のクレーンの運転に対応した位置情報を上記他方のクレ
ーンへ伝送する第1の伝送手段、上記位置情報を受信し
た上記他方のクレーンは、この位置情報と自クレーンの
位置情報との差に対応した速度指令信号を導出して一方
のクレーンに伝送する第2の伝送手段、上記速度指令信
号を受信した上記一方のクレーンは、この速度指令信号
に対応して電動機の回転速度を増減し揃速運転を行う揃
速制御手段を備えたものである。
【0034】(14)上記(12)の距離検出信号、ま
たは、上記(13)の位置情報の差信号が所定の限界値
から外れると、両クレーンの運転を停止する停止信号を
送出するクレーン停止手段を備えたものである。
【0035】(15)速度指令に基づいた回転速度で電
動機を駆動し運転するクレーンの制御装置において、上
記電動機の回転速度を検出する速度検出手段、上記速度
指令値に対応した速度制限値を導出して設定する速度制
限値設定手段、上記速度検出手段で検出した回転速度
が、上記速度制限値を所定時間の間超えるとクレーンの
運転を停止する停止信号を送出するクレーン停止手段を
備えたものである。
【0036】(16)電磁ブレーキを有するクレーンの
制御装置において、上記電磁ブレーキのブレーキコイル
に流れる電流を検出する検出手段、この検出電流に応じ
て断線検出信号を送出する断線検出手段を備えたもので
ある。
【0037】(17)検出手段はブレーキコイルに直列
接続された抵抗体とし、断線検出手段は上記抵抗体両端
部の電位差に応じて断線か否かを判定する電圧リレーと
したものである。
【0038】
【作用】
(1)この発明の門型クレーンの制御装置は、位置検出
手段で各々の電動機で駆動されるクレーンの動作位置を
各々電気信号の位置情報として検出し、揃速制御手段は
上記二つの位置情報の差に応じて少なくとも一方の電動
機の回転速度を増減して揃速運転を行う。
【0039】(2)また、位置検出手段を電動機で回転
されるシンクロ発信器およびシンクロ/ディジタル変換
器で構成し、上記シンクロ発信器の出力を位置情報とす
ると共に、この位置情報を上記シンクロ/ディジタル変
換器でディジタル化して揃速制御手段へ入力する。
【0040】(3)位置検出手段を電動機で回転される
パルス発信器およびカウンタで構成し、上記パルス発信
器のパルス出力を上記カウンタでカウントして位置情報
とし、その位置情報を揃速制御手段へ入力する。
【0041】(4)速度減速手段で位置情報の差が所定
の規定値を超えると両電動機の回転速度を減速する。
【0042】(5)クレーン停止手段で位置情報の差が
所定の限界値を超えると両電動機を停止する。
【0043】(6)捻れ量検出手段で脚部の捻れ量を検
出し、揃速制御手段でこの検出した捻れ量に応じて少な
くとも一方の電動機の回転速度を増減して揃速運転を行
う。
【0044】(7)門型クレーンの一方の脚部側に配設
された光学的発信器と他方の脚部側に配設された光学的
受信機とで両脚部間の捻れ量を検出する。
【0045】(8)捻れ量検出手段は、角度検出器を用
いて揺脚の捻れ角度を検出する。
【0046】(9)速度減速手段で捻れ量が所定の規定
値を超えると両電動機の回転速度を減速する。
【0047】(10)クレーン停止手段で捻れ量が所定
の限界値を超えると両電動機を停止する。
【0048】(11)パターン設定手段で巻上げ運転・
横行運転・走行運転等の運転モードの内、所望の運転モ
ードで運転する場合、目的とする移動位置および移動速
度等の運転パターンを予めパターン化し、パターン運転
実行手段でこの設定された運転パターンで運転する。
【0049】(12)同一走行ルートを走行する2台の
クレーン間の距離を距離検出手段で検出し、揃速制御手
段でこの距離検出信号に応じて上記クレーンの少なくと
も一方の走行用電動機の回転速度を増減して揃速運転を
行う。
【0050】(13)2台のクレーンの巻上け運転・横
行運転・走行運転等の運転モード内、少なくとも一つの
運転モードを揃速運転する場合、第1の伝送手段で上記
一方のクレーンの運転に対応した位置情報を上記他方の
クレーンへ伝送し、第2の伝送手段で上記位置情報を受
信した上記他方のクレーンは、この位置情報と自クレー
ンの位置情報との差に対応した速度指令信号を導出して
一方のクレーンに伝送し、上記速度指令信号を受信した
上記一方のクレーンは、この速度指令信号に対応して電
動機の回転速度を増減し揃速運転を行う。
【0051】(14)クレーン停止手段で、距離検出信
号または位置情報の差信号が所定の限界値から外れる
と、両クレーンの運転を停止する停止信号を送出する。
【0052】(15)速度検出手段で電動機の回転速度
を検出し、速度制限値設定手段は速度指令値に対応した
速度制限値を導出して設定し、クレーン停止手段は上記
速度検出手段で検出した回転速度が、上記速度制限値を
所定時間の間超えるとクレーンの運転を停止する停止信
号を送出する。
【0053】(16)検出手段で電磁ブレーキのブレー
キコイルに流れる電流を検出し、断線検出手段でこの検
出電流に応じて断線検出信号を送出する。
【0054】(17)ブレーキコイルに直列接続された
抵抗体の両端部の電位差を電圧リレー検出して断線か否
かを判定する。
【0055】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの実施例の門型クレーンの制御装置の構
成図を示す。図において、従来の場合と同様の部分は同
一符号を付して説明を省略する。15A,15Bはシン
クロ発信器6A,6Bの信号をディジタル信号に変換す
るためのシンクロ/ディジタル変換器、16はプログラ
マブルコントローラ、17はプログラマブルコントロー
ラ16で演算された結果、揃速補正信号として13Bの
速度指令アンプにアナログ信号を送るためのディジタル
/アナログ変換器である。
【0056】次ぎに動作について説明する。電動機3A
と3Bの揃速運転において、マスターコントローラ4を
運転しようとするノッチ速度に倒すと、倒し角度に比例
した速度基準信号がそれぞれ速度指令アンプ13A,1
3Bを介して駆動装置2A,2Bへ送られる。そして三
相交流電源1からそれぞれの駆動装置2A,2Bを介し
て速度に対応した電圧がそれぞれの電動機3A,3Bに
出力され、電動機3A,3Bはそれぞれノッチ速度に対
応した回転数で回転する。
【0057】電動機3A,3Bの回転数に差異が生じた
とき、ドラム(車輪)5A,5Bそれぞれに取り付けら
れたシンクロ発信器6A,6Bの回転数にも差異が生じ
る。シンクロ発信器6A,6Bの回転角の信号は、電気
室の制御盤内に納められたシンクロ/ディジタル変換器
(SDC)15A,15Bでシンクロ信号をディジタル
信号に変換され、バイナリ信号としてプログラマブルコ
ントローラ16に入力され、それぞれの位置データとし
てレジスタR1,R2に読み込まれる。
【0058】揃速制御に入る前にR1−R2=R3を計
算し、現在のシンクロ発信器6A,6Bの回転角の差を
初期設定として読み込む。その後の移動するときの位置
データをレジスタr1,r2に読み込み、揃速運転に入
ると、r1−r2=r3を常時計算し、R3−r3がゼ
ロになるように速度制御する。即ち、R3−r3の数値
をディジタル/アナログ器17で変換し、アナログ量で
取り出し、揃速補正信号として速度指令アンプ13Bに
入力し、3Bの電動機の速度を増減制御して両者の揃速
制御を行う。
【0059】このように従来の制御盤内にある機械的に
回転する部分を無くして、構造をシンプルにしたので信
頼性を向上させることができる。なお、上記実施例では
検出された位置情報の差に応じて一方の電動機の速度を
増減したが、位置情報の差に応じて両方の電動機の速度
を増減(一方は増減、他方は減贈)して揃速制御をする
ようにしてもよい。
【0060】この実施例では門型クレーンの走行制御に
適用した例を示したが、門型クレーン以外のクレーンで
揃速運転する場合に適用でき、また、走行運転のみでな
く、巻き上げ運転(卷き下げ運転も含む)、横行運転等
で揃速運転する場合にも適用できる。
【0061】実施例2.図2はこの発明の実施例2の門
型クレーンの制御装置の構成図を示す。図において、従
来の場合と同様の部分は同一符号を付して説明を省略す
る。20A,20Bはパルス発信器、21A,21Bは
パルス発信器20A,20Bのパルス信号を加算または
減算するための高速カウンタ、16はプログラマブルコ
ントローラ、17はプログラマブルコントローラ16で
演算された結果、揃速補正信号として13Bの速度指令
アンプにアナログ信号で送るためのディジタル/アナロ
グ変換器である。
【0062】次ぎに動作について説明する。電動機3A
と3Bの揃速運転において、マスターコントローラ4を
運転しようとするノッチ速度に倒すと、倒し角度に比例
した速度基準信号がそれぞれの速度指令アンプ13A,
13Bを介して駆動装置2A,2Bへ送られる。そして
三相交流電源1からそれぞれの駆動装置2A,2Bを介
して速度に対応した電圧がそれぞれの電動機3A,3B
に出力されて、電動機3A,3Bはノッチ速度に対応し
た回転数で回転する。
【0063】電動機3A,3Bの回転数に差異が生じた
とき、ドラム(車輪)5A,5Bそれぞれに取り付けら
れたパルス発信器20A,20Bの回転数に差異が生じ
る。差異が生じたパルス発信器20A,20Bのパルス
信号は、電気室の制御盤内に納められた高速カウンタ2
1A,21Bで加算または減算され、その結果がそれぞ
れの位置データとしてレジスタR1,R2に読み込まれ
る。揃速制御に入る前のR1,R2の位置データはゼロ
であるから、揃速運転に入ると、R1−R2=R3を計
算し常時R3がゼロになるように速度制御する。
【0064】即ち、R3の数値をディジタル/アナログ
器17で変換し、アナログ量で取り出し、揃速補正信号
として速度指令アンプ13Bに入力し、3Bの電動機の
速度を増減制御して両者の揃速制御を行う。この実施例
では、位置検出にパルス発信器を使用するため、揃速制
御に入る前の位置データはゼロからスタートするので、
実施例1のような揃速制御に入る前のR1−R2=R3
を計算し、現在の位置データを初期設定として読み込む
必要が無くなり制御がシンプルとなる。
【0065】なお、上記実施例では検出された位置情報
の差に応じて一方の電動機の速度を増減したが、位置情
報の差に応じて両方の電動機の速度を増減(一方は増
減、他方は減贈)して揃速制御をするようにしてもよ
い。
【0066】この実施例でも、実施例1と同様、門型ク
レーン以外のクレーンで揃速運転する場合に適用でき、
また、走行運転のみでなく、巻き上げ運転(卷き下げ運
転も含む)、横行運転等で揃速運転する場合にも適用で
きる。
【0067】実施例3.図3はこの発明の実施例3の門
型クレーンの走行制御装置の構成図を示す。図におい
て、従来の場合と同様の部分は同一符号を付して説明を
省略する。23は片方の脚(例えば剛脚)に取り付けら
れたレーザ発射装置、24はもう一方の脚(例えは揺
脚)に取り付けられたレーザ受信装置、25はレーザ受
信装置からの信号をプログラマブルコントローラ16に
入力するための変換器である。
【0068】上記のレーザ発射装置とレーザ受信装置の
取付け例を図4に示す。図4のように片方の脚から発射
されたレーザビームはクレーンのガータ内を通り、もう
一方の脚に取り付けられたレーザ受信装置で受信され
る。走行運転中それぞれの脚の揃速がずれたとき、レー
ザの光軸もずれるため、その偏差(ずれ)量に比例した
信号が出力されプログラマブルコントローラ16を経由
し揃速補正信号として速度指令アンプ13Bに入力され
て、電動機3Bの速度を増減制御し、常に偏差(ずれ)
量をゼロになるように制御して両脚の揃速制御が行われ
る。
【0069】なお、上記実施例では捻れ量に応じて一方
の電動機の速度を増減したが、捻れ量に応じて両方の電
動機の速度を増減(一方は増減、他方は減贈)して揃速
制御をするようにしてもよい。
【0070】この実施例では、揺脚の実際の捻れる量を
レーザで直接検出し揃速制御を行うため、従来の車輪の
移動量で検出していたときの車輪のスリップによるズレ
が発生しないメリットがある。
【0071】この実施例では、捻れ量をレーザで検出し
たが、レーザ以外の可視光線等の光学的手段を用いても
よい。
【0072】実施例4.図5はこの発明の実施例4の門
型クレーンの走行制御装置の構成図を示す。図におい
て、従来の場合と同様の部分は同一符号を付して説明を
省略する。26は揺脚に取り付けられたシンクロ発信器
等の角度検出器、27は角度検出器からの信号をプログ
ラマブルコントローラに入力するための変換器である。
角度検出器26の取付け例を図6に示す。
【0073】走行運転中それぞれの脚の揃速がずれたと
き、捻れ量に比例して図7のようにガータと揺脚の角度
θが変化する。その変化量に比例した信号がプログラマ
ブルコントローラを経由し揃速補正信号として速度指令
アンプ13Bに入力されて、3Bの電動機の速度を増減
制御し、常にθが90゜になるように制御して両脚の揃
速制御が行われる。
【0074】なお、上記実施例では捻れ量に応じて一方
の電動機の速度を増減したが、捻れ量に応じて両方の電
動機の速度を増減(一方は増減、他方は減贈)して揃速
制御をするようにしてもよい。
【0075】従来2台のシンクロ発信器で揃速制御を行
っていたが、この実施例では、揺脚の実際の捻れる量を
1台の角度検出器で直接検出するため、従来より安価に
走行の揃速制御が実現できる。また、揺脚の実際の捻れ
る量を角度検出器で直接検出し揃速制御を行うため、従
来の車輪の移動量で検出していたときの車輪のスリップ
によるズレが発生しないメリットがある。
【0076】実施例5.この実施例5は実施例3または
実施例4の脚の捻れ量を検出し揃速運転する場合におて
い、一層の安全性の向上を図るものである。
【0077】図8はこの実施例の門型クレーンの走行運
転のフローチャートを示す。まず、ステップS1に示す
ように走行の運転が開始されると同時に両脚の揃速制御
が開始する。次ぎにステップS2に示すように揺脚の捻
れが規定値を越えているか否かを常時判断を行う。脚の
捻れ量が規定値以内であれば、ステップS3に示すよう
にそのまま現状速度で運転を続行する。しかし、脚の捻
れ量が規定値を越えるとステップS4に示すよう自動的
に走行速度を落とす。このように走行速度を低下させる
と、早く揃速することができるので揃速制御の効率が向
上し、揃速精度を上げることにより一層の安全性向上が
図れる。
【0078】また、規定値を超えると速度を低下するの
でなく、クレーンを停止させるようにしてもよい。ま
た、規定値を超えると速度低下をすると共に、規定値よ
りも大きい規定値(限界値)を超えるとクレーンを停止
するようにしてもよい。
【0079】実施例6.この実施例は実施例1のような
シンクロ発信器等のアプソリュート型の位置検出器を使
用しているクレーンの制御装置に適用するもので、所定
の運転パターンで運転するものである。図9、図10は
この実施例の門型クレーンの運転フローチャートを示
し、図11はその運転のフローチャートに基づいた運転
パターンを示す。
【0080】次に図9,図10,図11により動作を説
明する。まず、ステップS1に示すように巻上高さ、横
行の移動位置を、そして走行の移動位置をそれぞれ設定
する。次にステップS2で運転開始指令を与えると、ス
テップS3に示すように初めはゆっくりと巻上装置がク
リープ速度で運転され、ステップS4でタイマがカウン
トアップするまでこの運転を継続する。
【0081】タイマ動作後にステップS5のように徐々
に加速しトップ速度で巻き上げ、ステップS6で巻上設
定位置に近づくと徐々に減速し、ステップS6で設定位
置に到達すると停止する。
【0082】続いて横行運転する場合は、巻上運転完了
後、荷役している物および巻上装置の揺れを安定させる
ため、ステップS8のタイマのカウントアップで所定の
時間間隔を保ち、ステップS9に示すように初めはゆっ
くりと横行装置がクリープ速度で運転され、ステップS
10でタイマがカウントアップするまでこの運転を継続
する。ステップS11でタイマ動作後に徐々に加速しト
ップ速度で運転し、ステップS12で設定位置に近づく
と徐々に減速し、ステップS13で設定位置に到達する
と停止する。
【0083】最後に走行装置も同様に、横行運転完了
後、荷役している物および巻上装置の揺れを安定させる
ため、ステップS14のタイマのカウントアップで所定
の時間間隔を保ち、ステップS15に示すように初めは
ゆっくりと走行装置がクリープ速度で運転され、ステッ
プS16でタイマがカウントアップするまでこの運転を
継続する。ステップS17でタイマ動作後に徐々に加速
しトップ速度で運転し、ステップS18で設定位置に近
づくと徐々に減速し、ステップS19で設定位置に到達
すると停止する。
【0084】このように指定した位置に吊り荷を自動で
目的の位置まで運搬を行うため運転者の負担を軽減し、
安全性および運転効率の向上ができる。この実施例で
は、巻上(巻下げも含む)・横行・走行の各運転モード
に対して適用したが、この内のいずれか1つまたは2つ
の運転モードに適用してもよい。また、荷役している物
によっては、トップ速度でなく所定の速度を指定して運
転してもよい。
【0085】このような運転パターンを予め設定してパ
ターン運転を行うのは、門型クレーンの制御装置のみで
なく他のクレーンの制御装置にも適用できる。
【0086】また、揃速制御するクレーンの運転の場合
にもこのパターン運転が適用でき、例えば、マスターク
レーンとスレーブクレーンで共吊り運転する場合では、
マスタークレーンをこの実施例の運転パターンによる運
転制御を行い、マスタークレーンとスレーブクレーンと
の間で揃速制御を行うようにする。
【0087】実施例7.この実施例は同一走行ルートを
走行する2台のクレーンの揃速制御を行うものである。
図12はこの実施例の2台の門型クレーンの制御装置の
回路構成図を示し、図13は運転のフローチャートを示
し、図14は同一走行ルートを走行する2台の門型クレ
ーンの送受信の状態を示す斜視図である。
【0088】図12において、従来の場合と同様の部分
は同一符号を付して説明を省略する。28は距離センサ
で、マスタクレーンとスレーブクレーンにそれぞれ送受
信部が取り付けられクレーン間の距離を計測する。29
は距離センサからの信号をプログラマブルコントローラ
16に入力するための変換器である。
【0089】次に動作を図13の運転フローチャートを
中心として説明する。ステップS1でマスタクレーンの
走行運転を開始すると、ステップS2に示すように、同
時にスレーブとなるクレーンも、マスタクレーンからの
運転信号および速度指令信号により走行運転が開始され
る。
【0090】次に、ステップS3で図14に示すように
マスタクレーンは、クレーン間隔を一定に保持するた
め、クレーン間の距離計測を行う。次に、ステップS4
でクレーン間隔が一定か否か常時監視を行う。ステップ
S5に示すようにクレーン間隔が変化すると、マスタク
レーンからスレーブクレーンへ速度補正信号を送る。こ
れによりクレーン間の距離を一定に保持し並走運転を行
うことができる。
【0091】また、ステップS6に示すようにクレーン
間隔が規定値を越えているか否かを常時監視を行い、ク
レーン間隔が規定値を越えるとステップS7で自動的に
走行を停止させクレーン間の衝突を防止する。このよう
に運転すると、吊り荷の揺れを小さく抑え安全に移動で
きる。
【0092】上記ステップS6ではクレーン間隔が規定
値を越えている場合、クレーンの運転を停止するように
したが、クレーンの走行速度を低下させ揃速運転するよ
うにしてもよい。また、規定値で速度の低下を行い、こ
の規定値以上の限界値で停止するようにしてもよい。例
えば、通常のクレーン間の距離を10mとすると、規定
値は10m±2mとし、限界値は10m±5mとする。
【0093】なお、上記実施例ではクレーン間の距離に
応じてスレーブクレーン側の電動機の速度を増減した
が、両方の電動機の速度を増減(一方は増減、他方は減
贈)して揃速制御をするようにしてもよい。
【0094】この実施例は門型クレーンに適用した例で
説明したが、門型クレーン以外のクレーンで同一走行ル
ートを走行するクレーンであれば適用することができ
る。
【0095】実施例8.この実施例は実施例7と同様
に、同一走行ルートを走行する2台のクレーンの揃速制
御を行うものである。図15はこの実施例の2台の門型
クレーンの制御装置の回路構成図を示し、図16は運転
のフローチャートを示し、図17は同一走行ルートを走
行する2台のクレーンの構成を示す斜視図である。
【0096】図15において、従来の場合と同様の部分
は同一符号を付して説明を省略する。30はマスタクレ
ーンからスレーブクレーンに電波通信または光信号によ
り、無線で巻上、横行、走行のそれぞれの運転信号およ
び速度指令信号を送信する送信器、31はマスタクレー
ンから発信された信号をスレーブクレーンで受信する受
信器である(図17参照)。32はスレーブクレーンか
らマスタクレーンに電波通信または光通信により、無線
で巻上、横行、走行それぞれの位置送信する送信器、3
3はスレーブクレーンから発信された信号をマスタクレ
ーンで受信する受信器である。
【0097】次に動作を図16の運転フローチャートと
共に説明する。まず、ステップS1でマスタクレーンの
巻上、横行、走行の運転をそれぞれ開始すると、ステッ
プS2で、図17に示すようにマスタクレーンから無線
信号で同時にスレーブクレーンに運転信号および速度指
令信号を送信する。ステップS3で信号を受信したスレ
ーブクレーンはステップS4で運転を開始する。
【0098】次に、ステップS5でスレーブクレーンか
らマスタクレーンへ無線信号で巻上、横行、走行の位置
データを送信する。ステップS6でマスタクレーンは、
スレーブクレーンの巻上、横行、走行のそれぞれ位置デ
ータを受信する。次に、ステップS7でスレーブクレー
ンの巻上、横行、走行のそれぞれの位置がマスタクレー
ンと同期しているか否か常時監視を行う。
【0099】次にステップS8で、マスタクレーンとス
レーブクレーンの同期がずれると、マスタクレーンから
スレーブクレーンに速度補正信号を送る。ステップS9
でスレーブクレーンは速度補正信号を受信し、ステップ
S10に示すように同期ずれが補正され、2台のクレー
ンが連動して全く同じ動作(揃速運転)を行う。従っ
て、クレーン間の衝突の防止ができ、安全で運搬効率を
上げると共に無駄な運転動作をしないので省力化が図れ
る。
【0100】なお、上記実施例ではクレーン間の距離に
応じてスレーブクレーン側の電動機の速度を増減した
が、両方の電動機の速度を増減(一方は増減、他方は減
贈)して揃速制御をするようにしてもよい。
【0101】この実施例は門型クレーンに適用した例で
説明したが、門型クレーン以外のクレーンで同一走行ル
ートを走行するようなクレーンであれば適用することが
できる。
【0102】この実施例においても、実施例7と同様
に、位置信号に応じて2台のクレーン間の距離が所定の
規定値になると、クレーンを停止したり、減速したりす
るようにしてもよい。
【0103】実施例9.この実施例はクレーンの運転状
態を監視し異常があれば、クレーンを停止するようにし
たものである。
【0104】図18はこの実施例の門型クレーンの制御
装置の回路構成図を示す。図において、1は三相交流電
源、2は三相交流電源1と接続された駆動装置、3は駆
動装置2により駆動する電動機、4は倒し角度により三
相交流電源1より駆動装置2を介して電動機3への出力
電圧を調整するマスターコントローラ、34はマスター
コントローラ4のステップ信号を傾斜信号に変換する傾
斜信号発生装置、13は傾斜信号発生装置34からの信
号を駆動装置2へ速度指令信号として送る速度指令アン
プである。
【0105】12は電動機3の速度を検出し、それに対
応する電圧を発生する指速発電機、35Aは指速発電機
12の電圧アナログ信号をプログラマブルコントローラ
16に入力するためディジタル信号に変換するアナログ
/ディジタル変換器、35Bはマスターコントローラ4
の電圧アナログ信号をプログラマブルコントローラ16
に入力するためディジタル信号に変換するアナログ/デ
ィジタル変換器である。
【0106】36は傾斜信号発生装置34と同じ傾斜率
を持った傾斜信号発生回路、37は傾斜信号発生回路3
6からの信号に対応した所定の上限限界値を演算し設定
するPGF上限値設定部、38はアナログ/ディジタル
変換器35Aからの信号と、PGF上限値設定部からの
信号とを比較する比較演算回路、39は比較演算回路か
らの信号が設定時間を超えると出力するタイマである。
【0107】今、マスターコントローラ4を倒すと、倒
し角度に比例した速度指令信号が傾斜信号発生装置34
および速度指令アンプ13を通じて駆動装置2へ送ら
れ、電動機3がマスターコントローラ4の倒し角度に比
例した速度で回転する。電動機3に直結された指速発電
機の電圧信号がアナログ/ディジタル変換器35Aを通
じて速度データPGFとして比較演算回路38に送られ
る。
【0108】一方、マスターコントローラ4の倒し角度
に比例した速度指令信号は、アナログ/ディジタル変換
器35Bでディジタル変換され、このディジタル変換さ
れたマスターコントローラ4の速度指令信号REF1
は、傾斜信号発生装置34と同じ傾斜率を持った傾斜信
号発生回路36を通じてREF2となる。次に、PGF
上限値設定部でREF2に対応した上限値、この場合は
速度指令信号の115%のデータが計算され、REF3
として比較演算回路38へ送られる。
【0109】比較演算回路38では指速発電機の速度デ
ータPGFがマスターコントローラ4の速度指令信号の
115%のデータより大きくなっていないか、即ち、R
EF3<PGFを常時監視する。次に、タイマ39で
は、REF3<PGFが一定の時間継続したか否かを監
視し、一定の時間継続すると停止信号を発生し運転を自
動停止させる。従って、システムの異常による暴走を未
然に防ぐことができる。
【0110】この実施例では速度指令値に対応した上限
値を設定し、実速度と比較したが、速度指令値に対応し
た下限値を設定し実速度と比較し、実速度が下限値を超
える(下限値以下になる)場合も異常と判定して停止信
号を発生するようにしてもよい。また、上限値と下限値
の両者を設定してもよい。即ち、速度設定値に対応した
速度制限値(上限値、下限値)を設定し、実速度がこの
速度制限値を超える場合、異常と判定し停止信号を発生
してクレーンの運転を停止するようにする。また、この
実施例は門型クレーンの巻上・横行・走行の各運転モー
ドに適用する以外に、門型クレーン以外のクレーンに対
しても適用できる。
【0111】実施例10.この実施例はブレーキコイル
の断線検出に関するものである。図19はこの実施例の
門型クレーンの走行ブレーキ制御装置の回路構成図を示
す。図において、従来の場合と同様の部分は同一符号を
付して説明を省略する。
【0112】42A,42Bは従来の放電抵抗42を2
つに分け、その内の抵抗42Aは、走行ブレーキ断線を
検出するためのものである。47は抵抗42Aの両端の
電圧レベルにより動作する電圧リレー、16は走行の運
転およびブレーキを制御しているプログラマブルコント
ローラである。
【0113】ブレーキコイル44が断線していないとき
は、抵抗43に並列に接続されたブレーキコイル44の
抵抗値が、抵抗43の抵抗値に比べて十分小さいため、
合成インピーダンスが小さくなり、42Aの抵抗にかか
る電圧は大きくなる。また、強制励磁接点46が閉にな
ったときは42Bの抵抗が短絡されるため、42Aの抵
抗にかかる電圧はさらに大きくなる。このときブレーキ
は開放されている。
【0114】一方、ブレーキコイル44が断線したとき
は、ブレーキがかかり、抵抗43に並列に接続されたブ
レーキコイル44の抵抗が無くなるため、抵抗43の抵
抗値が回路に直列に接続された状態となり、抵抗42A
の回路抵抗の分圧比が大きくなる。したがって、42A
の抵抗にかかる電圧は小さくなる。
【0115】よって、ブレーキコイル44が断線して電
圧リレー47がOFFになるよう設定することにより、
ブレーキ回路の断線検出ができるので、ブレーキがかか
ったまま運転してブレーキを破損することがない。従っ
て、ブレーキ保護ができるのでクレーン運転の安定性の
向上が図れると共に、ブレーキ故障モニタができる。
【0116】上記の実施例では抵抗と電圧リレーとを用
いてブレーキコイルの断線を検出したが、ブレーキコイ
ルに流れる電流を検出しその検出した電流値に応じて断
線を検出するようにしてもよい。抵抗と電圧リレーを用
いた場合も、抵抗に流れる電流を電位差に変換して電圧
リレーで検出したもので、基本的にはブレーキコイルの
電流を検出している。従って、ブレーキコイルの電流を
検出する手段は、上記の実施例以外にホール素子、DC
CT、その他の電流手段を用いても実現できる。
【0117】この実施例は巻上(巻き下げ)運転・横行
運転・走行運転等の各運転モードに適用でき、また、こ
の実施例は門型クレーン以外のクレーンに対しても適用
できる。また、揃速運転等のように他の電動機と関連し
て動作している場合は、このブレーキ断線検出信号によ
り関連している電動機を停止するようにしてもよい。
【0118】
【発明の効果】
(1)以上のように、この発明によれば、クレーンの動
作に対応した位置情報を電気信号として検出して揃速制
御するようにしたので、シンクロ受信器やパルス発信用
円盤のような機械的に回転する部分を無くし、構造がシ
ンプルで部品点数を少なくすることにより信頼性を向上
させ、制御装置をコンパクト化できる効果がある。
【0119】(2)また、上記(1)において、位置情
報の差が所定の規定値を超えると電動機の回転速度を減
速するようにしたので、早期に揃速運転ができ揃速制御
の効率を上げることができる効果がある。
【0120】(3)また、上記(1)(2)において、
位置情報の差が所定の限界値を超えると電動機を停止す
るようにしたので、安全性が向上できる効果がある。
【0121】(4)また、門型クレーンの脚部の捻れ量
を検出して揃速運転するようにしたので、揃速制御が安
定して行え、安全性が向上できる効果がある。
【0122】(5)また、上記(4)において、捻れ量
が所定の規定値を超えると電動機の回転速度を減速する
ようにしたので、早期に揃速運転ができ揃速制御の効率
を上げることができる効果がある。
【0123】(6)また、上記(4)(5)において、
捻れ量が所定の限界値を超えると電動機を停止するよう
にしたので、安全性が向上できる効果がある。
【0124】(7)また、巻上げ運転・横行運転・走行
運転等をパターン運転するようにしたので、運転者の負
担を軽減し、安全性の向上および運転効率の向上ができ
る効果がある。
【0125】(8)また、同一走行ルートを走行する2
台のクレーンの両クレーンの間の距離を検出して揃速制
御するようにしたので、クレーン間の衝突を防止でき、
運転者の負担を軽減し、安全性の向上および運転効率の
向上ができる効果がある。
【0126】(9)また、同一走行ルートを走行する2
台のクレーンの両クレーンの間の位置情報を導出して揃
速制御するようにしたので、クレーン間の衝突を防止で
き、運転者の負担を軽減し、安全性の向上および運転効
率の向上ができる効果がある。
【0127】(10)また、上記(8)(9)におい
て、距離検出信号、または、位置情報の差が所定の限界
値から外れると、両クレーンの運転を停止するようにし
たので、クレーン間の衝突を防止でき、運転者の負担を
軽減し、安全性の向上および運転効率の向上ができる効
果がある。
【0128】(11)また、速度指令値と実速度に対応
して異常を検出し、クレーンの運転を停止するようにし
たので、安全性が向上できる効果がある。
【0129】(12)また、ブレーキコイルの断線を検
出するようにしたので、クレーンを保護し安全性の向上
が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における門型クレーンの
制御装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施例2における門型クレーンの
制御装置の構成図である。
【図3】 この発明の実施例3における門型クレーンの
制御装置の構成図である。
【図4】 この発明の実施例3における門型クレーンの
ガータ内をレーザービームが通過する状態を示す斜視図
である。
【図5】 この発明の実施例4における門型クレーンの
制御装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施例4における角度検出器の取
付状態を示す図である。
【図7】 この発明の実施例4における門型クレーンの
揺脚が捻れる角度を示す図である。
【図8】 この発明の実施例5における走行運転フロー
を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施例6における門型クレーンの
自動運転フローを示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施例6における門型クレーン
の自動運転フローを示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施例6における門型クレーン
の自動運転のパターンを示す図である。
【図12】 この発明の実施例7における門型クレーン
の制御装置の構成図である。
【図13】 この発明の実施例7における走行運転フロ
ーを示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施例7における同一走行路線
上の2台の門型クレーンの構成を示す斜視図である。
【図15】 この発明の実施例8における門型クレーン
の制御装置の構成図である。
【図16】 この発明の実施例8における同一線走行路
上の2台の門型クレーンの連動運転フローを示すフロー
チャートである。
【図17】 この発明の実施例8における同一線上に並
ぶ2台の門型クレーンの送受信状態を示す斜視図であ
る。
【図18】 この発明の実施例9におけるクレーンの制
御装置の構成図である。
【図19】 この発明の実施例10におけるクレーンの
ブレーキ制御装置の回路図である。
【図20】 従来の門型クレーンの制御装置の構成図で
ある。
【図21】 従来の門型クレーンの走行ブレーキの回路
図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源、2,2A,2B 駆動装置、3,3
A,3B 電動機、4 マスターコントローラ、5A,
5B ドラム(車輌)、6A,6B シンクロ発信器、
7A,7B シンクロ受信器、8A,8B パルス発信
器、9 交互パルス打消装置/同時パルス打消装置(A
PC/CPC)、10 可逆カウンタ、11,17 デ
ィジタル/アナログ変換器(DAC)、12A,42B
指速発電機、13,13A,13B 速度指令アン
プ、15A,15B シンクロ/ディジタル変換器、1
6 プログラマブルコントローラ、20A,20B パ
ルス発信器、21A,21B 高速カウンタ、23 レ
ーザ発射装置、24 レーザ受信装置、25,27,2
9 変換器、26 角度検出器、28 距離センサ、3
0,32 送信器、31,33 受信器、34 傾斜信
号発生装置、35A,35B アナログ/ディジタル変
換器、36 傾斜信号発生回路、37 PGF上限値設
定部、39 比較演算回路、41 直流電源、44 ブ
レーキコイル、45 ブレーキ開放接点、46 強制励
磁用接点、47 電圧リレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 恭久 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三 菱電機株式会社制御製作所内 (72)発明者 田原 茂徳 神戸市兵庫区浜山通6丁目1番1号 三菱 電機エンジニアリング株式会社神戸事業所 内 (72)発明者 金子 和博 神戸市兵庫区浜山通6丁目1番1号 三菱 電機エンジニアリング株式会社神戸事業所 内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台の電動機で揃速運転を行うクレーン
    の制御装置において、上記各々の電動機で駆動されるク
    レーンの動作位置を各々電気信号の位置情報として検出
    する位置検出手段、上記二つの位置情報の差に応じて上
    記少なくとも一方の電動機の回転速度を増減して揃速運
    転を行う揃速制御手段を備えたクレーンの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、位置検出手段は、電
    動機で回転されるシンクロ発信器およびシンクロ/ディ
    ジタル変換器で構成し、上記シンクロ発信器の出力を位
    置情報とすると共に、この位置情報を上記シンクロ/デ
    ィジタル変換器でディジタル化して揃速制御手段へ入力
    するようにしたことを特徴とするクレーンの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、位置検出手段は、電
    動機で回転されるパルス発信器およびカウンタで構成
    し、上記パルス発信器のパルス出力を上記カウンタでカ
    ウントして位置情報とし、その位置情報を揃速制御手段
    へ入力するようにしたことを特徴とするクレーンの制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    位置情報の差が所定の規定値を超えると両電動機の回転
    速度を減速する速度減速手段を備えたことを特徴とする
    クレーンの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    位置情報の差が所定の限界値を超えると両電動機を停止
    するクレーン停止手段を備えたことを特徴とするクレー
    ンの制御装置。
  6. 【請求項6】 門型クレーンの両脚部に各々設けられた
    電動機で揃速運転を行い上記門型クレーンを走行するク
    レーンの制御装置において、上記脚部の捻れ量を検出す
    る捻れ量検出手段、この検出した捻れ量に応じて上記少
    なくとも一方の電動機の回転速度を増減して揃速運転を
    行う揃速制御手段を備えたことを特徴とするクレーンの
    制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、捻れ量検出手段は、
    門型クレーンの一方の脚部側に配設された光学的発信器
    と他方の脚部側に配設された光学的受信機とで構成し、
    両脚部間の捻れ量を検出する手段としたことを特徴とす
    るクレーンの制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、捻れ量検出手段は、
    揺脚の捻れ角度を検出する角度検出器としたことを特徴
    とするクレーンの制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれか1項において、
    捻れ量が所定の規定値を超えると両電動機の回転速度を
    減速する速度減速手段を備えたことを特徴とするクレー
    ンの制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれか1項におい
    て、捻れ量が所定の限界値を超えると両電動機を停止す
    るクレーン停止手段を備えたことを特徴とするクレーン
    の制御装置。
  11. 【請求項11】 巻上げ運転・横行運転・走行運転等の
    運転モードの内、所望の運転モードで運転する場合、目
    的とする移動位置および移動速度等の運転パターンを予
    めパターン化するパターン設定手段、この設定された運
    転パターンで運転するパターン運転実行手段を備えたこ
    とを特徴とするクレーンの制御装置。
  12. 【請求項12】 同一走行ルートを走行する2台のクレ
    ーンの制御装置において、2台のクレーンを走行運転す
    る場合、両クレーンの間の距離を検出する距離検出手
    段、この距離検出信号に応じて上記クレーンの少なくと
    も一方の走行用電動機の回転速度を増減して揃速運転を
    行う揃速制御手段を備えたクレーンの制御装置。
  13. 【請求項13】 同一走行ルートを走行する2台のクレ
    ーンの制御装置において、上記2台のクレーンの巻上け
    運転・横行運転・走行運転等の運転モード内、少なくと
    も一つの運転モードを揃速運転する場合、上記一方のク
    レーンの運転に対応した位置情報を上記他方のクレーン
    へ伝送する第1の伝送手段、上記位置情報を受信した上
    記他方のクレーンは、この位置情報と自クレーンの位置
    情報との差に対応した速度指令信号を導出して一方のク
    レーンに伝送する第2の伝送手段、上記速度指令信号を
    受信した上記一方のクレーンは、この速度指令信号に対
    応して電動機の回転速度を増減し揃速運転を行う揃速制
    御手段を備えたクレーンの制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項12の距離検出信号、または、
    請求項13の位置情報の差信号が所定の限界値から外れ
    ると、両クレーンの運転を停止する停止信号を送出する
    クレーン停止手段を備えたことを特徴とするクレーンの
    制御装置。
  15. 【請求項15】 速度指令に基づいた回転速度で電動機
    を駆動し運転するクレーンの制御装置において、上記電
    動機の回転速度を検出する速度検出手段、上記速度指令
    値に対応した速度制限値を導出して設定する速度制限値
    設定手段、上記速度検出手段で検出した回転速度が、上
    記速度制限値を所定時間の間超えるとクレーンの運転を
    停止する停止信号を送出するクレーン停止手段を備えた
    ことを特徴とするクレーンの制御装置。
  16. 【請求項16】 電磁ブレーキを有するクレーンの制御
    装置において、上記電磁ブレーキのブレーキコイルに流
    れる電流を検出する検出手段、この検出電流に応じて断
    線検出信号を送出する断線検出手段を備えたクレーンの
    制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、検出手段はブレ
    ーキコイルに直列接続された抵抗体とし、断線検出手段
    は上記抵抗体両端部の電位差に応じて断線か否かを判定
    する電圧リレーとしたことを特徴とするクレーンの制御
    装置。
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