JP2017186240A - ガラス基板の製造方法、ガラス基板に孔を形成する方法、およびガラス基板に孔を形成する装置 - Google Patents

ガラス基板の製造方法、ガラス基板に孔を形成する方法、およびガラス基板に孔を形成する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017186240A
JP2017186240A JP2017061906A JP2017061906A JP2017186240A JP 2017186240 A JP2017186240 A JP 2017186240A JP 2017061906 A JP2017061906 A JP 2017061906A JP 2017061906 A JP2017061906 A JP 2017061906A JP 2017186240 A JP2017186240 A JP 2017186240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
laser beam
hole
irradiation time
laser oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017061906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6753347B2 (ja
Inventor
元司 小野
Motoji Ono
元司 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to US15/472,636 priority Critical patent/US11123822B2/en
Priority to TW106110721A priority patent/TWI725155B/zh
Publication of JP2017186240A publication Critical patent/JP2017186240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6753347B2 publication Critical patent/JP6753347B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

【課題】クラックの発生を有意に抑制することが可能な、孔を有するガラス基板の製造方法を提供する。【解決手段】深さd(μm)以上の孔を有するガラス基板の製造方法であって、CO2レーザ発振器から発振されたレーザビームを、照射時間t(μsec)の時間で、ガラス基板に照射して、該ガラス基板に孔を形成する工程を有し、前記レーザビームは、集光レンズで集光されてから前記ガラス基板に照射され、前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、P0およびSとしたとき、Pd=P0/Sで表されるパワー密度Pd(W/cm2)は、600W/cm2以下であり、前記照射時間t(μsec)は、t≧10×d/(Pd)1/2を満たす、製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス基板の製造方法、ガラス基板に孔を形成する方法、およびガラス基板に孔を形成する装置に関する。
従来より、レーザ発振器からのレーザビームをガラス基板に照射することにより、ガラス基板に微細な孔を形成する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、パルスCOレーザ発振器、および集光レンズを含む各種光学系を備えるガラス微細穴加工用レーザ加工機が記載されている。
特開2013−241301号
前述の特許文献1に記載のガラス微細穴加工用レーザ加工機では、パルスCOレーザ発振器から放射されるパルス状のCOレーザビームがガラス基板に照射される。COレーザビームの照射により、ガラス基板が局所的に加熱され、照射位置に微細な孔が形成される。
ここで、このような従来の孔加工技術では、孔加工中または孔加工後に、ガラス基板にクラックが生じる場合がある。そのため、実際に孔加工を行う際には、COレーザビームの照射時間(すなわちCOレーザビームのパルス幅)ができるだけ短くなるように調整される。
ただし、COレーザビームの照射時間を短くすると、今度はガラス基板に十分に深い孔を形成することは難しくなる。そのため、深い孔を形成する必要がある場合、パルス状のCOレーザビームのピークパワーをなるべく大きくしなければならない。
しかしながら、COレーザビームのピークパワーを大きくすると、今度は照射の際にガラス基板に加わる衝撃が大きくなるため、結局、ガラス基板にクラックが生じてしまう結果となる。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、クラックの発生を有意に抑制することが可能な、所望の深さの孔を有するガラス基板の製造方法を提供することを目的とする。また、本発明では、クラックの発生を有意に抑制することが可能な、ガラス基板に所望の深さの孔を形成する方法を提供することを目的とする。さらに、本発明では、クラックの発生を有意に抑制することが可能な、ガラス基板に所望の深さの孔を形成する装置を提供することを目的とする。
本発明では、深さd(μm)以上の孔を有するガラス基板の製造方法であって、
COレーザ発振器から発振されたレーザビームを、照射時間t(μsec)の時間で、ガラス基板に照射して、該ガラス基板に孔を形成する工程
を有し、
前記レーザビームは、集光レンズで集光されてから前記ガラス基板に照射され、
前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、PおよびSとしたとき、以下の(1)式

=P/S (1)式

で表されるパワー密度P(W/cm)は、600W/cm以下であり、
前記照射時間t(μsec)は、

t≧10×d/(P1/2 (2)式

を満たす、製造方法が提供される。
また、本発明では、ガラス基板に深さd(μm)以上の孔を形成する方法であって、
COレーザ発振器から発振されたレーザビームを、照射時間t(μsec)の時間で、ガラス基板に照射して、該ガラス基板に孔を形成する工程
を有し、
前記レーザビームは、集光レンズで集光されてから前記ガラス基板に照射され、
前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、PおよびSとしたとき、以下の(1)式

=P/S (1)式

で表されるパワー密度P(W/cm)は、600W/cm以下であり、
前記照射時間t(μsec)は、
t≧10×d/(P1/2 (2)式

を満たす、方法が提供される。
さらに、本発明では、ガラス基板に深さd(μm)以上の孔を形成する装置であって、
レーザビームを発振するCOレーザ発振器と、
前記レーザビームをガラス基板に集光する集光レンズと、
を有し、
前記レーザビームが照射時間t(μsec)の時間でガラス基板に照射されることにより、該ガラス基板に孔が形成され、
前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、PおよびSとしたとき、以下の(1)式

=P/S (1)式

で表されるパワー密度P(W/cm)は、600W/cm以下であり、
前記照射時間t(μsec)は、
t≧10×d/(P1/2 (2)式

を満たす、装置が提供される。
本発明では、クラックの発生を有意に抑制することが可能な、所望の深さの孔を有するガラス基板の製造方法を提供することができる。また、本発明では、クラックの発生を有意に抑制することが可能な、ガラス基板に所望の深さの孔を形成する方法を提供することができる。さらに、本発明では、クラックの発生を有意に抑制することが可能な、ガラス基板に所望の深さの孔を形成する装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による孔形成装置の構成を概略的に示した図である。 連続波COレーザ発振器から発振されるレーザビームの出力波形の一例を模式的に示した図である。 パルスCOレーザ発振器から発振されるレーザビームの出力波形の一例を模式的に示した図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(本発明の一実施形態によるガラス基板の製造方法)
本発明の一実施形態では、所望の深さd(μm)以上の孔を有するガラス基板の製造方法(以下、「第1の製造方法」という)が提供される。
第1の製造方法は、
COレーザ発振器から発振されたレーザビームを、照射時間t(μsec)以上の時間で、ガラス基板に照射して、該ガラス基板に所望の深さd(μm)以上の孔を形成する工程
を有する。
以下、図1を参照して、第1の製造方法について詳しく説明する。
(孔形成装置)
図1には、第1の製造方法を実施する際に使用することができる孔形成装置(以下、「第1の孔形成装置」という)の構成を概略的に示す。
図1に示すように、第1の孔形成装置100は、レーザ発振器110と、各種光学系と、ステージ160とを備える。
図1に示した例では、光学系は、レーザ発振器110側から順に、ビームエクスパンダー120、波長板130、アパーチャ140、および集光レンズ150と配置される。ただし、この光学系の配置は、単なる一例であって、集光レンズ150以外の光学部材は、省略されても良い。
レーザ発振器110は、COレーザ発振器であり、ビームエクスパンダー120に向かって、COレーザビーム113を照射することができる。
レーザ発振器110は、パルスCOレーザ発振器であっても、連続波COレーザ発振器であっても良い。前者の場合、レーザ発振器110から、パルス状のCOレーザビームが放射され、後者の場合、レーザ発振器110から、連続波のCOレーザビームが放射される。
COレーザビーム(以下、単に「レーザビーム」と称する)113の波長は、例えば、9.2μm〜9.8μmの範囲であっても良い。この段階におけるレーザビーム113の直径はφであり、ビーム断面積はSである。
ビームエクスパンダー120は、レーザ発振器110から照射されたレーザビーム113を、所定の割合で拡大する役割を有する。例えば、図1に示した例では、ビームエクスパンダー120は、直径φおよびビーム断面積Sの入射レーザビーム113を、直径φおよびビーム断面積Sのレーザビーム123に拡大する。ここで、φ<φおよびS<Sである。
拡大比率は、例えば、1.5倍〜4.0倍の範囲である。
波長板130は、ビームエクスパンダー120を介しレーザ発振器110の反対側に配置される。波長板130は、例えば、1/4波長板等で構成される。
波長板130は、レーザビーム123が直線偏光の場合、これを円偏光のレーザビームに変換することができる。以降、波長板130から出射されるレーザビームを、「レーザビーム133」と称する。なお、ガラス基板に照射されるレーザビームを円偏光にした場合、直線偏光のレーザビームが照射される場合に比べて、ガラス基板に形成される孔の品質(例えば、孔の鉛直性および真円度など)が向上する。
アパーチャ140は、波長板130を介しレーザ発振器の反対側に配置される。アパーチャ140は、入射されたレーザビーム133を、所定の形状に調整する役割を有する。
例えば、図1に示した例では、アパーチャ140は、直径φおよびビーム断面積Sの入射レーザビーム133を、直径φおよびビーム断面積Sのレーザビーム143に調整する。ここで、φ<φおよびS<Sである。
集光レンズ150は、アパーチャ140を介しレーザ発振器の反対側に配置される。
図1に示すように、集光レンズ150は、入射されたレーザビーム143を、被加工部材、すなわちガラス基板190の所定の位置に集光する役割を有する。
ステージ160は、ガラス基板190を支持する役割を有する。ステージ160は、XY方向に移動可能なステージであっても良い。
なお、前述のように、ビームエクスパンダー120、波長板130、およびアパーチャ140のうち少なくとも一つの部材は、省略されても良い。
このような構成の第1の孔形成装置100を用いて、ガラス基板190に孔を形成する場合、まず、ステージ160上に、ガラス基板190が載置される。
ガラス基板190は、相互に対向する第1の表面192および第2の表面194を有する。ガラス基板190は、第2の表面194の側がステージ160の側となるようにして、ステージ160上に配置される。
なお、ステージ160は、ガラス基板190を固定する手段を有しても良い。例えば、ステージ160は、吸引機構を有し、ガラス基板190は、ステージ160に吸引固定されても良い。そのようなステージ160を使用することにより、加工中のガラス基板190の位置ずれが抑制される。
次に、レーザ発振器110から、ビームエクスパンダー120に向かって、レーザビーム113が照射される。
ビームエクスパンダー120に照射されたレーザビーム113は、ここで拡大され、拡大レーザビーム123となり、この拡大レーザビーム123が波長板130に照射される。波長板130に照射された拡大レーザビーム123は、ここで円偏光に変換され、円偏光レーザビーム133が、アパーチャ140に照射される。アパーチャ140に照射された円偏光レーザビーム133は、ここで形状が調整され、レーザビーム143となる。
その後、アパーチャ140を通過したレーザビーム143は、集光レンズ150に照射される。レーザビーム143は、集光レンズ150で集束され、所望の形状を有する集束レーザビーム153となり、ガラス基板190の照射位置196に照射される。
集束レーザビーム153により、ガラス基板190の照射位置196およびその直下の部分の温度が上昇し、この領域に存在する物質が除去される。これにより、ガラス基板190の照射位置196に孔198が形成される。
なお、図1に示すように、ガラス基板190に形成される孔198は、貫通孔であっても良い。あるいは、孔198は、非貫通孔であっても良い。
その後、ステージ160をXY平面上で移動させ、同様の操作を行うことにより、ガラス基板190に複数の孔198を形成することができる。
ここで、第1の製造方法は、集光レンズ150に入射する直前のレーザビーム143のパワーをP(W)とし、集光レンズ150に入射する直前のレーザビーム143のビーム面積をSとしたとき、以下の(3)式

=P/S (3)式

で表されるレーザビーム143のパワー密度P(W/cm)が、600W/cm以下であるという特徴を有する。
パワー密度P(W/cm)は、320W/cm以下であることが好ましく、160W/cm以下であることがより好ましく、80W/cm以下であることが特に好ましい。また、パワー密度P(W/cm)は、孔加工を進めるために5W/cm以上が好ましく、10W/cm以上がより好ましい。
また、第1の製造方法は、ガラス基板190に形成される孔の深さをd(μm)以上としたとき、集束レーザビーム153がガラス基板190に照射される時間、すなわち照射時間t(μsec)は、

t≧10×d/(P1/2 (4)式

を満たすという特徴を有する。ここで、Pは、前述のパワー密度P(W/cm)である。
例えば、第1の製造方法では、ガラス基板190に深さd=50μm以上の孔を形成する場合、(4)式の右辺をtmin(以下、「最小照射時間」という)とすると、深さd=50μm、パワー密度P(W/cm)=600W/cmとして、最小照射時間tmin≒20μsecとなる。従って、この場合、集束レーザビーム153がガラス基板190に照射される時間tは、20μsec以上となるように選定される。
また、例えば、ガラス基板190に深さd=100μm以上の孔を形成する場合、深さd=100μm、パワー密度P(W/cm)=600W/cmとして、最小照射時間tmin≒41μsecとなる。従って、この場合、集束レーザビーム153がガラス基板190に照射される時間tは、41μsec以上となるように選定される。
このように、第1の製造方法では、集光レンズ150に照射される直前のレーザビーム143のパワー密度P(W/cm)が、例えば600W/cm以下まで、十分に抑制される。このため、ガラス基板190に照射される集束レーザビーム153による衝撃を十分に低減することができ、ガラス基板190にクラックが生じることを有意に抑制することができる。
また、この集束レーザビーム153は、ガラス基板190に十分に長い時間照射される。このため、パワー密度P(W/cm)が比較的小さくても、ガラス基板190に、所望の深さd以上の孔を形成することができる。
以上の効果により、第1の製造方法では、クラックの発生を有意に抑制した状態で、所望の深さd以上の深さを有する孔198を形成することが可能となる。
また、第1の製造方法では、パワー密度Pd(W/cm)を比較的小さくできるため、長い時間照射してもクラックの発生を防ぐことができるともいえる。
(レーザ発振器110)
前述のように、第1の孔形成装置は、COレーザ発振器110を有し、このレーザ発振器110は、連続波COレーザ発振器であっても、パルスCOレーザ発振器であっても良い。
このうち、連続波COレーザ発振器は、連続波のCOレーザビームを発振することができる。
図2には、連続波COレーザ発振器から発振されるレーザビームの出力波形の一例を模式的に示す。図2において、横軸は、時間T(sec)であり、縦軸は、レーザビームのパワーである。なお、縦軸は、レーザビームのパワーを該レーザビームのビーム断面積Sで除した、パワー密度(W/cm)で表している。ただし、縦軸をレーザビームのパワーで表しても、同様のことが言える。
図2に示すように、連続波COレーザ発振器から発振されるレーザビーム212は、時間Tに対して実質的に変化しない、平坦な出力波形を有する。従って、レーザビーム212のパワー密度の時間平均、すなわち平均パワー密度(Paveで表す)は、レーザビーム212のピークパワー密度(Pmaxで表す)と実質的に等しくなる。
一方、パルスCOレーザ発振器は、パルス状のCOレーザビームを発振することができる。
図3には、パルスCOレーザ発振器から発振されるレーザビームの出力波形の一例を模式的に示す。図3において、横軸および縦軸は、図2の場合と同様である。
図3に示すように、パルスCOレーザ発振器から発振されるレーザビーム214は、パルス状の出力波形を有する。従って、レーザビーム214の平均パワー密度(Paveで表す)は、レーザビーム214のピークパワー密度(Pmaxで表す)とは異なる値となる。
このように、連続波COレーザ発振器から発振されるレーザビーム212では、Pave=Pmaxとなるのに対して、パルスCOレーザ発振器から発振されるレーザビーム214は、Pave≠Pmaxとなるという特徴がある。
本願において、前述の(3)式で表されるレーザビーム143のパワー密度P(W/cm)は、出力波形の最大パワー、すなわちPmaxを意味することに留意する必要がある。従って、レーザ発振器110が連続波COレーザ発振器の場合、レーザビーム143のパワー密度P(W/cm)は、その平均パワー密度と実質的に等しいが、レーザ発振器110がパルスCOレーザ発振器の場合、レーザビーム143のパワー密度P(W/cm)は、その平均パワー密度とは異なる値を表す。
また、前述の(4)式における照射時間t(μsec)は、例えば、集束レーザビーム153が図2に示すような連続波を有する場合、集束レーザビーム153が実際にガラス基板190に照射された総時間を意味する。一方、集束レーザビーム153が図3に示すようなパルス状の出力波形を有する場合、照射時間t(μsec)は、照射時間tがパルス幅よりも短いときは、集束レーザビーム153が実際にガラス基板190に照射された総時間を意味するが、照射時間tがパルス幅よりも長い場合は、パルス間の未発振時間も含んだ時間となる。
以上、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態によるガラス基板の製造方法、およびガラス基板に孔を形成する装置について説明した。ただし、上記記載は、単なる一例であって、本発明は、その他の形態で実施しても良い。例えば、本発明は、ガラス基板に非貫通孔を形成する方法にも適用することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。なお、以下の説明において、例1〜例6は、実施例であり、例7〜例12は、比較例である。
(例1)
前述の図1に示したような第1の孔形成装置を用いて、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さ(貫通/未貫通)を評価した。孔の深さは、次のように評価した。所望の孔の深さdを、ガラス基板の厚さに設定する。ガラス基板に形成された孔は、貫通していれば所望の深さdが得られたと判定し、未貫通であれば所望の深さdが得られなかったと判定した。
第1の孔形成装置において、レーザ発振器には、連続波COレーザ発振器(DIAMOND−GEM100L−9.6:コヒレント社製)を使用した。この連続波COレーザ発振器を用いて、ビーム直径φ=3.5mmの連続波COレーザビームを発振させた。
この連続波COレーザビームのビーム直径φを、ビームエクスパンダーを用いて、3.5倍に拡大した(従って、ビーム直径φ=3.5mm×3.5=12.25mm)。また、波長板には、λ/4波長板を使用した。アパーチャには、該アパーチャを通過後に、レーザビームのビーム径φが9mmとなるものを使用した。
集光レンズには、焦点距離25mmの非球面レンズを使用した。なお、アパーチャと集光レンズの間において、レーザビームのピークパワー(=平均パワー)は、50Wであった。従って、この位置におけるレーザビームのパワー密度Pは、約79W/cmである。
ガラス基板には、50mm×50mmの無アルカリガラスを使用した。ガラス基板の厚さは、100μmとした。したがって、例1では所望の孔の深さdは100μmとなる。ガラス基板へのレーザビームの照射時間tは、120μsecとした。
ここで、例1では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約113μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
ガラス基板に形成する孔の数は、10,000個とした。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
また、孔は貫通していた。
(例2)
例1と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例2では、ガラス基板の厚さを300μmとした。したがって、所望の孔の深さdは300μmとした。また、照射時間tは、380μsecとした。
ここで、例2では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約338μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
また、孔は貫通していた。
(例3)
例1と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例3では、アパーチャと集光レンズの間において、レーザビームのピークパワー(=平均パワー)を、100Wとした。従って、この位置におけるレーザビームのパワー密度Pは、約157W/cmである。
また、照射時間tは、80μsecとした。
ここで、例3では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約80μsecとなる。従って、最小照射時間tmin=照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
また、孔は貫通していた。
(例4)
例3と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例4では、ガラス基板の厚さを300μmとした。したがって、所望の孔の深さdは300μmとした。また、照射時間tは、260μsecとした。
ここで、例4では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約239μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
また、孔は貫通していた。
(例5)
例1と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例5では、レーザ発振器として、パルスCOレーザ発振器(コヒレント社製)を使用した。このパルスCOレーザ発振器を用いて、ビーム直径φ=3.5mmのパルスCOレーザビームを発振させた。
また、アパーチャと集光レンズの間において、レーザビームの平均パワーを67Wとし、レーザビームのピークパワーを201Wとした。従って、アパーチャと集光レンズの間におけるレーザビームのパワー密度Pは、約316W/cmである。
また、照射時間tは、56μsecとした。
ここで、例5では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約56μsecとなる。従って、最小照射時間tmin=照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
また、孔は貫通していた。
(例6)
例5と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例6では、ガラス基板の厚さを300μmとした。したがって、所望の孔の深さdは300μmとした。また、照射時間tは、170μsecとした。
ここで、例6では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約169μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
また、孔は貫通していた。
(例7)
例5と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例7では、アパーチャと集光レンズの間において、レーザビームの平均パワーを130Wとし、レーザビームのピークパワーを390Wとした。従って、アパーチャと集光レンズの間におけるレーザビームのパワー密度Pは、約613W/cmである。
また、ガラス基板への照射時間tは、41μsecとした。
ここで、例7では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約40μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にクラックが生じていることが確認された。孔10,000個当たりのクラックの発生率は、2%であった。
孔は貫通していた。
(例8)
例7と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例8では、ガラス基板の厚さを300μmとした。したがって、所望の孔の深さdは300μmとした。また、照射時間tは、122μsecとした。
ここで、例8では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約121μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にクラックが生じていることが確認された。孔10,000個当たりのクラックの発生率は、5%であった。
孔は貫通していた。
(例9)
例5と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例9では、アパーチャと集光レンズの間において、レーザビームの平均パワーを400Wとし、レーザビームのピークパワーを1200Wとした。従って、アパーチャと集光レンズの間におけるレーザビームのパワー密度Pは、約1886W/cmである。
また、照射時間tは、23μsecとした。
ここで、例9では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約23μsecとなる。従って、最小照射時間tmin=照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にクラックが生じていることが確認された。孔10,000個当たりのクラックの発生率は、50%であった。
孔は貫通していた。
(例10)
例9と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
ただし、この例10では、ガラス基板の厚さを300μmとした。したがって、所望の孔の深さは300μmとした。また、照射時間tは、72μsecとした。
ここで、例10では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約69μsecとなる。従って、最小照射時間tmin<照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にクラックが生じていることが確認された。孔10,000個当たりのクラックの発生率は、80%であった。
孔は貫通していた。

(例11)
例1と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
照射時間tは、30μsecとした。
ここで、例11では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約113μsecとなる。従って、最小照射時間tmin>照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にはクラック等の異常は認められなかった。
ただし、最小照射時間tmin>照射時間tであるため、所望の深さの孔が得られず、孔は未貫通であった。
(例12)
例10と同様の方法により、ガラス基板に孔を形成し、孔含有ガラス基板を製造した。また、得られたガラス基板において、クラックの有無および孔の深さを評価した。
照射時間tは、35μsecとした。
ここで、例12では、前述の(4)式の右辺に相当する最小照射時間tminは、約69μsecとなる。従って、最小照射時間tmin>照射時間tである。
孔形成後のガラス基板を観察した結果、ガラス基板にクラックが生じていることが確認された。孔10,000個当たりのクラックの発生率は、40%であった。
また、最小照射時間tmin>照射時間tであるため、所望の深さの孔が得られず、孔は未貫通であった。
以下の表1には、各例における孔含有ガラス基板の製造方法、および評価結果をまとめて示した。
Figure 2017186240
表1に示すように、例1〜例6に示したような孔含有ガラス基板の製造方法を採用することにより、クラックの発生が有意に抑制され、所望の深さの孔が形成できることが確認された。
100 孔形成装置
110 レーザ発振器
113 レーザビーム
120 ビームエクスパンダー
123 レーザビーム
130 波長板
133 レーザビーム
140 アパーチャ
143 レーザビーム
150 集光レンズ
153 集束レーザビーム
160 ステージ
190 ガラス基板
192 第1の表面
194 第2の表面
196 照射位置
198 貫通孔
212 レーザビーム
214 レーザビーム

Claims (16)

  1. 深さd(μm)以上の孔を有するガラス基板の製造方法であって、
    COレーザ発振器から発振されたレーザビームを、照射時間t(μsec)の時間で、ガラス基板に照射して、該ガラス基板に孔を形成する工程
    を有し、
    前記レーザビームは、集光レンズで集光されてから前記ガラス基板に照射され、
    前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、PおよびSとしたとき、以下の(1)式

    =P/S (1)式

    で表されるパワー密度P(W/cm)は、600W/cm以下であり、
    前記照射時間t(μsec)は、

    t≧10×d/(P1/2 (2)式

    を満たす、製造方法。
  2. 前記COレーザ発振器は、連続波COレーザ発振器である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記COレーザ発振器は、パルスCOレーザ発振器である、請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記COレーザ発振器から発振されたレーザビームの波長は、9.2μm〜9.8μmの範囲である、請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記孔は貫通孔である、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の製造方法。
  6. ガラス基板に、深さd(μm)以上の孔を形成する方法であって、
    COレーザ発振器から発振されたレーザビームを、照射時間t(μsec)の時間で、ガラス基板に照射して、該ガラス基板に孔を形成する工程
    を有し、
    前記レーザビームは、集光レンズで集光されてから前記ガラス基板に照射され、
    前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、PおよびSとしたとき、以下の(1)式

    =P/S (1)式

    で表されるパワー密度P(W/cm)は、600W/cm以下であり、
    前記照射時間t(μsec)は、

    t≧10×d/(P1/2 (2)式

    を満たす、方法。
  7. 前記COレーザ発振器は、連続波COレーザ発振器である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記COレーザ発振器は、パルスCOレーザ発振器である、請求項6に記載の方法。
  9. 前記孔は貫通孔である、請求項6乃至8のいずれか一つに記載の方法。
  10. ガラス基板に深さd(μm)以上の孔を形成する装置であって、
    レーザビームを発振するCOレーザ発振器と、
    前記レーザビームをガラス基板に集光する集光レンズと、
    を有し、
    前記レーザビームが照射時間t(μsec)の時間でガラス基板に照射されることにより、該ガラス基板に孔が形成され、
    前記集光レンズに入射する直前の前記レーザビームのパワーおよびビーム断面積を、それぞれ、PおよびSとしたとき、以下の(1)式

    =P/S (1)式

    で表されるパワー密度P(W/cm)は、600W/cm以下であり、
    前記照射時間t(μsec)は、

    t≧10×d/(P1/2 (2)式

    を満たす、装置。
  11. 前記COレーザ発振器は、連続波COレーザ発振器である、請求項10に記載の装置。
  12. 前記COレーザ発振器は、パルスCOレーザ発振器である、請求項10に記載の装置。
  13. 前記レーザビームは、9.2μm〜9.8μmの範囲の波長を有する、請求項10乃至12のいずれか一つに記載の装置。
  14. さらに、前記COレーザ発振器と前記集光レンズの間に、
    前記レーザビームのビーム断面積を調整するアパーチャを備える、請求項10乃至13のいずれか一つに記載の装置。
  15. さらに、前記COレーザ発振器と前記アパーチャの間にλ/4波長板を備える、請求項14に記載の装置。
  16. 前記孔は貫通孔である、請求項10乃至15のいずれか一つに記載の装置。
JP2017061906A 2016-03-31 2017-03-27 ガラス基板の製造方法、ガラス基板に孔を形成する方法、およびガラス基板に孔を形成する装置 Active JP6753347B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/472,636 US11123822B2 (en) 2016-03-31 2017-03-29 Manufacturing method for glass substrate, method for forming hole in glass substrate, and apparatus for forming hole in glass substrate
TW106110721A TWI725155B (zh) 2016-03-31 2017-03-30 玻璃基板之製造方法、於玻璃基板形成孔之方法、及於玻璃基板形成孔之裝置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016072638 2016-03-31
JP2016072638 2016-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017186240A true JP2017186240A (ja) 2017-10-12
JP6753347B2 JP6753347B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=60043875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017061906A Active JP6753347B2 (ja) 2016-03-31 2017-03-27 ガラス基板の製造方法、ガラス基板に孔を形成する方法、およびガラス基板に孔を形成する装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6753347B2 (ja)
TW (1) TWI725155B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019147166A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社リコー 光加工装置及び光加工物の生産方法
JP2022107852A (ja) * 2020-10-16 2022-07-22 国立大学法人信州大学 光学ユニット、レーザー加工装置、及びレーザー加工方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6052822A (ja) * 1983-09-02 1985-03-26 Tokyo Erekutoron Kk レーザcvd装置
US20100050692A1 (en) * 2008-08-29 2010-03-04 Stephan Lvovich Logunov Laser Patterning of Glass Bodies
JP2011037707A (ja) * 2006-02-22 2011-02-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd レーザを用いたガラスの加工方法および加工装置
JP2013226591A (ja) * 2012-04-27 2013-11-07 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd レーザビームによる基板加工装置
JP2013241301A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Mitsubishi Electric Corp ガラス微細穴加工用レーザ加工機及びガラス微細穴加工方法
JP2014213338A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 旭硝子株式会社 レーザ光照射によりガラス基板に貫通孔を形成する方法
US20150076113A1 (en) * 2013-09-13 2015-03-19 Asahi Glass Company, Limited Method for forming through-hole in insulating substrate by using laser beam
JP2015229167A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 ビアメカニクス株式会社 レーザ加工方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI221102B (en) * 2002-08-30 2004-09-21 Sumitomo Heavy Industries Laser material processing method and processing device
US20090013724A1 (en) * 2006-02-22 2009-01-15 Nippon Sheet Glass Company, Limited Glass Processing Method Using Laser and Processing Device
EP2924820A4 (en) * 2012-11-20 2016-07-06 Univ Kyushu Nat Univ Corp LASER MACHINING APPARATUS AND LASER MACHINING METHOD
JP2016147266A (ja) * 2013-06-14 2016-08-18 旭硝子株式会社 放電補助式レーザ孔加工装置および放電補助式レーザ孔加工方法
JP6052822B2 (ja) 2015-01-23 2016-12-27 日本電信電話株式会社 光通信線路監視システム及び光通信線路監視方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6052822A (ja) * 1983-09-02 1985-03-26 Tokyo Erekutoron Kk レーザcvd装置
JP2011037707A (ja) * 2006-02-22 2011-02-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd レーザを用いたガラスの加工方法および加工装置
US20100050692A1 (en) * 2008-08-29 2010-03-04 Stephan Lvovich Logunov Laser Patterning of Glass Bodies
JP2013226591A (ja) * 2012-04-27 2013-11-07 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd レーザビームによる基板加工装置
JP2013241301A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Mitsubishi Electric Corp ガラス微細穴加工用レーザ加工機及びガラス微細穴加工方法
JP2014213338A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 旭硝子株式会社 レーザ光照射によりガラス基板に貫通孔を形成する方法
US20150076113A1 (en) * 2013-09-13 2015-03-19 Asahi Glass Company, Limited Method for forming through-hole in insulating substrate by using laser beam
JP2015054348A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 旭硝子株式会社 レーザ光を用いて絶縁基板に貫通孔を形成する方法
JP2015229167A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 ビアメカニクス株式会社 レーザ加工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019147166A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 株式会社リコー 光加工装置及び光加工物の生産方法
JP2022107852A (ja) * 2020-10-16 2022-07-22 国立大学法人信州大学 光学ユニット、レーザー加工装置、及びレーザー加工方法
JP7240774B2 (ja) 2020-10-16 2023-03-16 国立大学法人信州大学 光学ユニット及びレーザー加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI725155B (zh) 2021-04-21
JP6753347B2 (ja) 2020-09-09
TW201736030A (zh) 2017-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6898998B2 (ja) 電磁放射及び続くエッチングプロセスにより材料内に少なくとも1つの空隙を施すための方法
Huang et al. Micro-hole drilling and cutting using femtosecond fiber laser
TW201736071A (zh) 晶圓的生成方法
CN105722798B (zh) 将玻璃板与载体分离的方法
JP2013529137A (ja) レーザパルスの系列を用いて穿孔する方法及び装置
DE112004002009T5 (de) Laserbearbeitung eines lokal erhitzten Zielmaterials
US20190359515A1 (en) Method of forming hole in glass substrate by using pulsed laser, and method of producing glass substrate provided with hole
JP2010274328A (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP2007029952A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2008055478A (ja) 仕上げ加工方法
JP2017186240A (ja) ガラス基板の製造方法、ガラス基板に孔を形成する方法、およびガラス基板に孔を形成する装置
JP2018070429A (ja) 穴あき基板の製造方法、微細構造体の製造方法、およびレーザ改質装置
JP4589760B2 (ja) レーザ加工方法
JP5361916B2 (ja) レーザスクライブ方法
JP5598801B2 (ja) レーザーダイシング方法、チップの製造方法およびレーザー加工装置
KR20100032650A (ko) 레이저 및 절삭 공구를 이용한 홈 가공 방법
JP2012050988A (ja) レーザスクライブ方法
JP2015199114A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2018002501A (ja) 管状脆性部材の分断方法並びに分断装置
US20170282299A1 (en) Manufacturing method for glass substrate, method for forming hole in glass substrate, and apparatus for forming hole in glass substrate
JP2008036697A (ja) レーザ加工方法及び加工装置
JP2004322106A (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工装置
TW201939593A (zh) 被加工物的雷射加工方法
JP5625184B2 (ja) チップの製造方法
JP2020121921A (ja) 脆性材料基板のレーザー加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6753347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250