JP2017182546A - 帳票作成システム、帳票作成方法及び帳票作成プログラム - Google Patents

帳票作成システム、帳票作成方法及び帳票作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施工品質に対する信頼性を向上させることが可能な帳票作成システム、帳票作成方法及び帳票作成プログラムを提供する。【解決手段】帳票作成システムは、作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報とを示した帳票を作成する。【選択図】図19

Description

本発明は、建築物の施工に関する帳票を作成する帳票作成システム、そのような帳票作成システムを用いた帳票作成方法、及びそのような帳票作成システムにて用いられる装置を実現するための帳票作成プログラムに関する。
住宅等の建築物を施工する施工現場では、建築物の施工品質を向上させる様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1では、現場作業者(職方)が端末操作を行い、現場監督や施工管理者と連絡を取り合うことにより品質管理を行う品質管理システムが提案されている。
特開2007−87067号公報
しかしながら、今日、建築発注者が工事請負業者へ期待する施工品質報告の要求レベルは、建物の「安全」に係る立証責任に留まらず、建物が真に「安心」できるものであることの証拠(裏付け)が強く求められるまでに至っている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、作業の安全に関する安全情報、作業者の危険予知に関する危険予知情報、及び施工の品質に関する施工品質情報をその取得日時と共に示した帳票を作成する。これにより、建築物の施工に関し、安全確認及び危険予知作業を行った上で、施工を行い、施工の品質を確保していることを提示することが可能な帳票作成システムの提供を目的とする。
また、本発明は、本発明に係る帳票作成システムを用いた帳票作成方法の提供を他の目的とする。
さらに、本発明は、本発明に係る帳票作成システムにて用いられる装置を実現するための帳票作成プログラムの提供を更に他の目的とする。
上記課題を解決するために本願記載の帳票作成システムは、建築物の施工に関する情報を記録している記録部と、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成する帳票作成装置とを備える帳票作成システムであって、前記記録部は、作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報とを記録してあり、前記帳票作成装置は、前記記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得する取得手段と、取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を作成する帳票作成手段とを備えることを特徴とする。
また、前記帳票作成システムにおいて、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、作業に関連付けて前記記録部に記録されており、同一の作業に関連付けられた同日の安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、安全情報、危険予知情報、施工品質情報の時間順に生成されていることを特徴とする。
また、前記帳票作成システムにおいて、前記記録部に記録されている安全情報、危険予知情報及び施工品質情報のうち少なくとも一は、撮像により生成された画像情報を含むことを特徴とする。
また、前記帳票作成システムにおいて、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、帳票への出力の有無を示す帳票出力有無情報が付与されて記録されており、前記取得手段は、出力有りを示す帳票出力有無情報が付与された安全情報、危険予知情報及び施工品質情報を取得することを特徴とする。
また、前記帳票作成システムにおいて、前記帳票作成手段が作成する帳票は、施工に関する工事進捗報告の内容と、施工に関する検査報告の内容とが示されていることを特徴とする。
また、前記帳票作成システムにおいて、前記帳票作成装置は、前記記録部を有していることを特徴とする。
また、前記帳票作成システムにおいて、前記記録部を有する記録装置を備え、前記帳票作成装置及び前記記録装置は、通信網を介して接続されていることを特徴とする。
さらに、本願記載の帳票作成方法は、建築物の施工に関する情報を記録している記録部と、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成する帳票作成装置とを用いた帳票作成方法であって、前記記録部は、作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報とを記録してあり、前記帳票作成装置は、前記記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得するステップと、取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を作成するステップとを実行することを特徴とする。
さらに、本願記載の帳票作成プログラムは、建築物の施工に関する情報を記録している記録部にアクセス可能なコンピュータに、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成させる帳票作成プログラムであって、コンピュータに、作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報とを記録している記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得するステップと、取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を作成するステップとを実行させることを特徴とする。
本願記載の帳票作成システム、帳票作成方法及び帳票作成プログラムでは、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報をその取得日時と共に示した帳票を作成する。これにより、安全確認及び危険予知作業を行った上で、施工を行い、施工の品質を確保していることを提示することができる。
本発明に係る帳票作成システム、帳票作成方法及び帳票作成プログラムは、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報をその取得日時と共に示した帳票を作成する。これにより、
施工当日において各工事種目に着手する安全確認作業及び危険予知活動等が実施されていることを担保できることにより、施工品質が確保されていることを裏付け、施工品質に対する施主の高い信頼を獲得できるという優れた効果を奏する。
本願記載の帳票作成システムの構成の一例を概念的に示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置及び記録装置の構成例を示すブロック図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置の構成例を示すブロック図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の要求情報抽出処理の一例を示すフローチャートである。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置、記録装置及び帳票作成装置の作業前処理の一例をシーケンス図の形式で示すフローチャートである。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置、記録装置及び帳票作成装置の作業後処理の一例をシーケンス図の形式で示すフローチャートである。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置の帳票出力処理の一例を示すフローチャートである。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置の出力部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置の出力部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本願記載の帳票システムにて用いられる帳票作成装置から出力される帳票の一例の一部を示す説明図である。 本願記載の帳票システムにて用いられる帳票作成装置から出力される帳票の一例の一部を示す説明図である。 本願記載の帳票システムにて用いられる帳票作成装置から出力される帳票の一例の一部を示す説明図である。 本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について詳述する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術範囲を限定する性格のものではない。
<システム構成>
図1は、本願記載の帳票作成システムの構成の一例を概念的に示す説明図である。施工現場で施工作業を行う作業者は、作業者用の端末装置1を所持している。端末装置1は、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の通信用コンピュータを用いて構成されており、インターネット、携帯電話網、専用網等の通信網に接続することが可能である。通信網には、各種情報を記録するファイルサーバコンピュータ等の記録装置2が接続されている。更に、通信網には、有線又は無線にて通信するオフィス用コンピュータ、タブレット型コンピュータ等のコンピュータを用いた帳票作成装置3が接続されている。帳票作成装置3は、施主に対して報告する報告書等の帳票の作成に用いられる装置である。なお、ここでは、便宜上、帳票作成装置3という名称を用いているが、帳票作成装置3は、端末装置1及び記録装置2と通信することが可能な施工管理者、現場監督者、工事責任者、施主に対応する施工部の担当者等の作業者以外の者が使用する装置を総括している。即ち、帳票作成装置3とは、報告書等の帳票の作成に用いられる装置であると共に、作業及び品質の管理に用いられる装置であり、使用方法に応じて作業者を管理する管理用装置としても機能する。
<各種装置のハードウェア構成>
次に、帳票作成システムにて用いられる各種装置の構成について説明する。図2は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1及び記録装置2の構成例を示すブロック図である。端末装置1は、制御部10、記録部11、記憶部12、通信部13、表示部14、入力部15、撮像部16、音声出力部17、音声入力部18、位置取得部19等の各種構成を備えている。
制御部10は、情報処理回路、計時回路、レジスタ回路等の各種回路を備え、装置内の各部を制御する処理を実行するCPU(Central Processing Unit )等のプロセッサである。
記録部11は、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の不揮発性メモリ、及び各種RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを用いて構成される回路であり、様々な情報を記録している。記録部11には、基本プログラム(OS:Operating System)、基本プログラム上で動作する応用プログラム(アプリケーションプログラム)等のプログラムを記録している。
また、記録部11の記録領域の一部は、現場情報データベース11a、要求情報データベース11b、作業記録データベース11c等の各種データベースとして用いられる。現場情報データベース11aは、位置情報に対応付けて施工現場を示す情報を予め記録しているデータベースである。要求情報データベース11bは、施工現場に対応付けて要求すべき情報を予め記録しているデータベースである。作業記録データベース11cは、日時及び施工現場に対応付けて、作業者が入力する安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の様々な情報を記録するデータベースである。なお、現場情報データベース11a及び要求情報データベース11bは、記録装置2に記録されている情報の全部又は一部をダウンロードしたものである。従って、端末装置1の記録部11の記録領域の一部を現場情報データベース11a及び要求情報データベース11bとして用いるのではなく、端末装置1は、読み取りが必要になる都度、記録装置2にアクセスし、必要な情報を読み取る様にしても良い。また、作業記録データベース11cは、記録装置2へ記録すべき情報を一時的に記録するデータベースである。なお、このように、端末装置1は、自機の記録部11の記録領域の一部を作業記録データベース11cとして用いても良いが、記録すべき情報を取得する都度、記録装置2にアクセスし、記録装置2に記録するようにしても良い。
記憶部12は、揮発性メモリを用いて構成される回路であり、各種プログラムの実行に際して発生するデータを一時的に記憶する。なお、便宜上、記録部11及び記憶部12を異なる回路として示しているが、一の回路で構成しても良く、また相互にその機能を補完することも可能である。
通信部13は、アンテナ及び制御回路を用いて構成される回路であり、通信網を介して、記録装置2、帳票作成装置3等の各種装置との通信を実現する。
表示部14は、画像を表示する液晶ディスプレイ等のデバイスである。入力部15は、作業者からの入力を受け付けるタッチパネル等のデバイスである。端末装置1は、表示部14及び入力部15を、例えば、薄板状をなす液晶ディスプレイとタッチパネルとを積層した液晶タッチパネルとして備えている。
撮像部16は、CCD(Charge-Coupled Device )等の素子を用いて画像を取得するカメラ等のデバイスである。
音声出力部17は、音を出力するスピーカ等のデバイスであり、例えば、制御部10からデジタル信号として受け付けた信号を音として出力する。音声入力部18は、音の入力を受け付けるマイク等のデバイスであり、受音した音をデジタル信号に変換し、例えば、制御部10へ出力する。
位置取得部19は、GPS(Global Positioning System )信号の受信、無線基地局からの信号の受信、作業者による入力等の方法により、位置を示す情報を取得する回路及び/又はプログラムである。
記録装置2は、制御部20、記録部21、記憶部22、通信部23等の各種構成を備えている。
制御部20は、情報処理回路、計時回路、レジスタ回路等の各種回路を備え、装置内の各部を制御する処理を実行するCPU等のプロセッサである。
記録部21は、ハードディスク、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )等の不揮発性メモリを用いて構成される回路であり、様々な情報を記録している。
なお、記録部21の記録領域の一部は、現場情報データベース21a、要求情報データベース21b、作業記録データベース21c等の各種データベースとして用いられる。現場情報データベース21aは、位置情報に対応付けて施工現場を示す情報を予め記録しているデータベースである。要求情報データベース21bは、施工現場に対応付けて要求すべき情報を予め記録しているデータベースである。作業記録データベース21cは、作業者を特定する作業者特定情報、日時及び施工現場に対応付けて、作業者が入力する安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の様々な情報を記録するデータベースである。記録装置2が備える現場情報データベース21a、要求情報データベース21b及び作業記録データベース21cは、前述した端末装置1が備える現場情報データベース21a、要求情報データベース21b及び作業記録データベース21cと連携している。
記憶部22は、揮発性メモリを用いて構成される回路であり、各種プログラムの実行に際して発生するデータを一時的に記憶する。なお、便宜上、記録部21及び記憶部22を異なる回路として示しているが、一の回路で構成しても良く、また相互にその機能を補完することも可能である。
通信部23は、LANアダプタ及び制御回路を用いて構成される回路であり、通信網を介して、端末装置1、帳票作成装置3等の各種装置との通信を実現する。
なお、説明の便宜上、記録装置2を1台の装置として記載しているが、様々な情報を記録する複数の装置を連携させたサーバシステムとして構成するようにしても良い。
図3は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置3の構成例を示すブロック図である。
帳票作成装置3は、制御部30、記録部31、記憶部32、通信部33、入力部34、出力部35等の各種構成を備えている。
制御部30は、情報処理回路、計時回路、レジスタ回路等の各種回路を備え、装置内の各部を制御する処理を実行するCPU等のプロセッサである。
記録部31は、ハードディスク等の不揮発性メモリを用いて構成される回路であり、様々な情報を記録している。例えば、各種書類を作成すべく書類の様式を示す様式情報等の情報が記録されている。記録部31には、基本プログラム、基本プログラム上で動作する応用プログラム等のプログラムを記録している。応用プログラムとしては、帳票作成プログラムPG等の各種プログラムが記録されている。
また、記録部31の記録領域の一部は、現場情報データベース31a、要求情報データベース31b、作業記録データベース31c等の各種データベースとして用いられる。なお、現場情報データベース31a、要求情報データベース31b及び作業記録データベース31cは、記録装置2に記録されている情報の全部又は一部をダウンロードしたものである。従って、帳票作成装置3の記録部31の記録領域の一部を現場情報データベース31a、要求情報データベース31b及び作業データベース31cとして用いるのではなく、帳票作成装置3は、読み取りが必要になる都度、記録装置2にアクセスし、必要な情報を読み取る様にしても良い。
記憶部32は、揮発性メモリを用いて構成される回路であり、各種プログラムの実行に際して発生するデータを一時的に記憶する。なお、便宜上、記録部31及び記憶部32を異なる回路として示しているが、一の回路で構成しても良く、また相互にその機能を補完することも可能である。
通信部33は、LANアダプタ及び制御回路を用いて構成される回路であり、通信網を介して、端末装置1、帳票作成装置3等の各種装置との通信を実現する。
入力部34は、操作をする者の入力を受け付けるマウス、キーボード等の機構である。出力部35は、画像を表示出力するモニタ、紙媒体に出力するプリンタ等の機構である。
以上例示した様々な構成を備えるオフィス用コンピュータ、タブレット型コンピュータ等のコンピュータは、制御部30の制御により、記録部31に記録されている帳票作成プログラムPGを読み取り、適宜、記憶部32に各種情報を記憶させ、各種手順を実行することにより、帳票作成装置3として動作する。
<各種装置のソフトウェア処理>
次に、帳票作成システムにて用いられる各種装置が実行する処理について説明する。先ず、帳票作成の前提となる帳票作成に必要な情報を記録するまでの一連の処理として、要求情報抽出処理、作業前処理及び作業後処理について説明する。図4は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の要求情報抽出処理の一例を示すフローチャートである。要求情報抽出処理は、作業者に要求すべき情報の内容を取得する処理である。要求すべき情報の内容は、施工現場毎に設定されているため、位置情報等の属性情報に基づいて、要求すべき情報の内容を抽出する。
端末装置1が備える制御部10は、位置情報を取得し(S101)、取得した位置情報に基づいて要求安全情報、要求危険予知情報及び要求施工品質情報を、記録部11に記録されている現場情報データベース11aから抽出する(S102)。ステップS101において、端末装置1は、例えば、GPS等の位置取得部19により位置情報を取得する。ステップS102において、端末装置1は、取得した位置情報、位置情報に基づく施工現場等の属性情報に対応付けられている要求安全情報、要求危険予知情報及び要求施工品質情報を現場情報データベース11aから抽出する。ステップS102において、位置情報が示す位置に最も近い施工現場に係る要求安全情報等の各種情報を抽出するようにしても良いが、位置情報が示す位置の近隣の施工現場を示す情報を複数提示し、作業者から施工現場を指定する入力を受け付けた上で、指定された施工現場に係る各種情報を抽出するようにしても良い。なお、端末装置1は、自装置の記録部11に記録されている現場情報データベース11aから、各種情報を抽出するのではなく、記録装置2が備える現場情報データベース21aから抽出する様にしても良い。さらに、記録装置2が備える現場情報データベース21aから抽出する場合、要求安全情報、要求危険予知情報及び要求施工品質情報の全てを一度に抽出するのではなく、それぞれの情報が必要となる都度、端末装置1が記録装置2にアクセスし、抽出するようにしても良い。
このようにして要求情報抽出処理が実行される。
図5は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1、記録装置2及び帳票作成装置3の作業前処理の一例をシーケンス図の形式で示すフローチャートである。作業前処理は、作業者が、その日の作業を開始する前に、端末装置1を用いて実行する処理であり、記録装置2を介して帳票作成装置3を操作する管理担当者と連絡を取り合うことにより、安全作業の遂行を支援する。即ち、作業前処理において、帳票作成装置3は、管理用装置として機能する。なお、端末装置1における作業前処理の実行に際し、予め設定されている所定の時刻に自動的に実行、所定の時間帯にのみ実行可能等の実行条件を設定することにより、作業開始前における作業前処理の実施を強制することが可能となる。
端末装置1が備える制御部10は、安全情報取得要求を表示部14に表示する(S201)。ステップS201にて表示する安全情報取得要求とは、作業の安全に関する安全情報の取得を要求する処理であり、例えば、足場の作業板が外れていないことを示す現場の撮像を要求する画像を表示する処理である。また、安全情報取得要求には、現場の撮像を要求するだけでなく、その撮像に至るまでに確認すべき事項及びその手順、所謂安全マニュアルの表示等も含まれる。
制御部10は、要求した安全情報を取得し(S202)、安全情報の取得を契機(トリガ)として、取得した安全情報を通信部13から通信網を介して記録装置2へ送信する(S203)。記録装置2へ送信する安全情報には、送信する安全情報を特定する安全情報ID(ファイル名)、取得日時(第1日時)、位置取得部19にて取得される現場の位置情報、作業者又は取得者(撮影者)を示す作業者ID、作業名称、更新回数、帳票としての出力候補か否かを示す帳票出力有無フラグ、撮影工事店名、作業現場等の各種情報が、例えば、安全情報の属性を示すヘッダ情報として付与される。また、安全情報の送信は、安全情報の取得を契機として実行される。即ち、安全情報を取得、例えば、現場を撮像し、撮像に基づく画像情報の取得を契機として、取得した画像情報の送信が行われる。安全情報の取得を契機とすることにより、取得、例えば撮像により取得された画像情報は直ちに送信されるため、画像の加工、以前の撮像により得られた画像の誤送信等の操作及び処理が行われることを防止する。ただし、不注意による誤撮影等の要因により誤った安全情報が送信される場合もあるため、安全情報の再取得、例えば、撮像のやり直しを行うことが可能である。この場合、再取得された安全情報に属性情報として付与される更新回数を示す数値は加算される。
ステップS202〜S203の処理により安全情報の取得及び送信後、制御部10は、危険予知情報取得要求を表示部14に表示する(S204)。ステップS204にて表示する危険予知情報取得要求とは、作業者の危険予知に関する危険予知情報の取得を要求する処理であり、例えば、作業者が危険予知活動をしている状況に対し、撮像部16による撮像及び/又は音声入力部18による録音を要求する画像を表示する処理である。なお、端末装置1は、安全情報を取得した後、危険予知情報取得要求を出力し、危険予知情報を取得可能な状態となる。即ち、安全情報の取得が完了するまで、危険予知情報の取得の要求が禁止されている。これにより、作業者は、危険予知活動の前に、作業の安全を確認することとなる。従って、作業者に対して、自身の作業の前提として安全の確認をすることを意識付けさせるという教育効果を期待することができ、作業者の安全意識の向上を図ることができる。なお、危険予知情報としては、撮像、録音に限らず、画像及び音声を含む動画、危険予知活動の結果を示す文章等の様々な情報が用いられる。
制御部10は、要求に対する画像情報、音声情報等の危険予知情報を取得し(S205)、危険予知情報の取得を契機として、取得した危険予知情報を通信部13から通信網を介して記録装置2へ送信する(S206)。記録装置2へ送信する危険予知情報には、送信する危険予知情報を特定する危険予知情報ID(ファイル名)、取得日時(第2日時)、位置取得部19にて取得される現場の位置情報、作業者又は取得者(撮影者・録音者)を示す作業者ID、作業名称、更新回数、帳票としての出力候補か否かを示す帳票出力有無フラグ、撮影工事店名、作業現場等の各種情報が、例えば、危険予知情報の属性を示すヘッダ情報として付与される。また、危険予知情報の送信は、危険予知情報の取得を契機として実行される。即ち、危険予知情報を取得、例えば、撮像に基づく画像情報の取得及び/又は録音に基づく音声情報の取得を契機として、取得した画像情報及び/又は音声情報の送信が行われる。危険予知情報の取得を契機とすることにより、取得、例えば撮像、録音により取得された画像情報、音声情報は直ちに送信されるため、情報の加工、以前の取得により得られた画像、音声の誤送信等の操作及び処理が行われることを防止する。ただし、不注意による誤撮影、誤録音等の要因により誤った危険予知情報が送信される場合もあるため、危険予知情報の再取得、例えば、撮像、録音のやり直しを行うことが可能である。この場合、再取得された危険予知情報に属性情報として付与される更新回数を示す数値が加算される。
また、ステップS203にて端末装置1から送信された安全情報は、記録装置2にて受信される。即ち、記録装置2が備える制御部20は、通信部23にて安全情報を受信し、受信した安全情報を、安全情報ID、取得日時、位置情報、作業者ID、作業名称、帳票出力有無フラグ、撮影工事店名、作業現場等の属性情報に対応付けて作業記録データベース21cに記録する(S207)。
安全情報を記録した制御部20は、安全情報を受信及び記録したことを通知する安全情報記録通知を通信部23から通信網を介して帳票作成装置3へ送信する(S208)。
帳票作成装置3は、記録装置2から送信された安全情報記録通知を受信し、受信した安全情報記録通知を出力部35から出力する。出力された安全情報記録通知を確認した施工管理者、現場監督者、工事責任者等の管理担当者は、帳票作成装置3を操作して、記録装置2にアクセスし、記録された安全情報の送信を要求する。即ち、帳票作成装置3が備える制御部30は、安全情報の送信を要求する命令である安全情報要求を通信部33から送信する(S209)。送信される安全情報要求には、送信を要求する安全情報を指定する安全情報ID等の属性情報が付与される。なお、属性情報は、管理担当者が、記録装置2に記録されている安全情報を指定する入力を行うことにより付与される。
記録装置2が備える制御部20は、通信部23にて安全情報要求を受信し、受信した安全情報要求に付与された属性情報等の情報により指定されている安全情報を作業記録データベース21cから抽出し、抽出した安全情報を通信部23から帳票作成装置3へ送信する(S210)。
帳票作成装置3が備える制御部30は、通信部33にて安全情報を受信し、受信した安全情報を出力部35から出力する(S211)。管理対象者は、出力部35から出力された安全情報、例えば、作業現場の撮像により取得した作業現場の画像(写真)を確認することができる。
さらに、ステップS207にて端末装置1から送信された危険予知情報は、記録装置2にて受信される。即ち、記録装置2が備える制御部20は、通信部23にて危険予知情報を受信し、受信した危険予知報を、危険予知情報ID、取得日時、位置情報、作業者ID、作業名称、更新回数、帳票出力有無フラグ、撮影工事店名、作業現場等の属性情報に対応付けて作業記録データベース21cに記録する(S212)。
危険予知情報を記録した制御部20は、危険予知情報を受信及び記録したことを通知する危険予知情報記録通知を通信部23から通信網を介して帳票作成装置3へ送信する(S213)。
帳票作成装置3は、記録装置2から送信された危険予知情報記録通知を受信し、受信した危険予知情報記録通知を出力部35から出力する。出力された危険予知情報記録通知を確認した管理担当者は、帳票作成装置3を操作して、記録装置2にアクセスし、記録された危険予知情報の送信を要求する。即ち、帳票作成装置3が備える制御部30は、危険予知情報の送信を要求する命令である危険予知情報要求を通信部33から送信する(S214)。送信される危険予知情報要求には、送信を要求する危険予知情報を指定する危険予知情報ID等の属性情報が付与される。なお、属性情報は、管理担当者が、記録装置2に記録されている危険予知情報を指定する入力を行うことにより付与される。
記録装置2が備える制御部20は、通信部23にて危険予知情報要求を受信し、受信した危険予知情報要求に付与された属性情報により指定されている危険予知情報を作業記録データベース21cから抽出し、抽出した危険予知情報を通信部23から帳票作成装置3へ送信する(S215)。
帳票作成装置3が備える制御部30は、通信部33にて危険予知情報を受信し、受信した危険予知情報を出力部35から出力する(S216)。管理対象者は、出力部35から出力された危険予知情報、例えば、危険予知活動を行っている状況の撮像により取得した画像(写真)、録音により取得した音声を確認することができる。
帳票作成装置3から出力される安全情報及び危険予知情報を確認した管理担当者は、安全確認結果の良否及び危険予知活動の良否のうち少なくとも一の結果を判定する。そして、管理担当者は、判定した結果を、入力部34を操作することにより、帳票作成装置3に入力する。なお、判定結果の入力に際しては、判定の良否だけでなく、是正すべきポイントを指示する是正指示情報を含めるように入力しても良い。是正指示情報の入力は、特に判定結果が悪い場合に有効である。
帳票作成装置3が備える制御部30は、判定結果の入力を入力部34から受け付け(S217)、受け付けた判定結果を示す判定結果情報を通信部33から通信網を介して端末装置1へ送信する(S218)。ステップS218にて送信される判定結果情報は、記録装置2にて中継され、中継の際に記録装置2は、判定結果情報を判定の対象となった安全情報、危険予知情報等の情報及び属性情報に対応付けて作業記録データベース21cに記録する。
端末装置1が備える制御部10は、帳票作成装置3から送信され記録装置2に記録された判定結果情報を通信部13にて取得し、取得した判定結果情報に基づく判定結果を表示部14に表示する(S219)。ステップS219において、端末装置1は、判定結果の情報の表示に際し、是正指示情報も含まれている場合、含まれている是正指示情報も表示部14に表示する。なお、判定結果情報は、記録装置2から能動的に記録装置2へ送信するようにしても良く(プッシュ型)、記録装置2から通知のみを行い、端末装置1が記録装置2にアクセスし、記録装置2に記録されている判定結果情報を取得するようにしても良い(プル型)。
表示部14に表示された判定結果を視認した作業者は、判定結果が良い場合、次の作業を開始する。また、判定結果が悪い場合、作業者は、是正指示情報に沿って作業のやり直しを行った上で、端末装置1を操作し、悪いとされた結果に係る情報を再取得し、再送信する。再送信に際しては、属性情報として付与される更新回数を示す数値が加算される。
上述した処理において、帳票作成装置3は、安全情報及び危険予知情報の確認を纏めて行っても良く、また、安全情報及び危険予知情報が記録装置2に記録される都度、記録された情報の確認を要求し、更にはその都度、判定結果を入力するようにしても良い。そして、記録される都度、確認を要求し、判定結果を入力する場合、例えば、安全情報について良好の旨の判定結果が得られるまで、端末装置1は、危険予知情報の取得を要求しない等の制限を加えることも可能である。さらに、端末装置1は、作業現場の電波状況が悪い場合等の環境下では、安全情報及び危険予知情報を取得する都度、送信するのではなく、取得した安全情報及び危険予知情報を一時的に記録部11に記録しておき、電波状況が良くなった段階で安全情報及び危険予知情報を送信するようにしても良い。ただし、その場合であっても、安全情報及び危険予知情報の取得を契機として記録部11に記録を行い、その後、再取得がされた場合であっても、再取得した安全情報及び危険予知情報をも含めて送信するように設計することが望ましい。
このようにして作業前処理が実行される。作業前処理が完了後、作業者は、施工現場における各種作業を行う。
図6は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1、記録装置2及び帳票作成装置3の作業後処理の一例をシーケンス図の形式で示すフローチャートである。作業後処理は、作業者が、作業を完了後、端末装置1を用いて実行する処理であり、記録装置2を介して帳票作成装置3を操作する管理担当者と連絡を取り合うことにより、施工品質の確認を支援する。即ち、作業後処理においては、帳票作成装置3は、管理用装置として機能する。なお、端末装置1における作業後処理の実行に際し、前述の作業前処理にて、安全情報及び危険予知情報に対する良好の旨の確認が完了していることが条件となる。即ち、端末装置1は、安全情報及び危険予知情報の確認が完了した後、作業後処理を開始し、後述する施工品質情報の取得が可能な状態となる。即ち、安全情報及び危険予知情報に対する良好の旨の確認が完了するまで、後述する施工品質情報の取得の要求が禁止されている。これにより、作業者は、安全確認作業及び危険予知活動を実施後、施工に係る各種作業を行い、端末装置1を操作して施工品質を確認すべく作業後処理を実行させることとなる。従って、作業者に対して、自身の各種作業及び作業後の施工品質確認の前提として、安全確認作業及び危険予知活動をすることを意識付けさせるという教育効果を期待することができ、作業者の意識の向上を図ることができる。
端末装置1が備える制御部10は、施工品質情報取得要求を表示部14に表示する(S301)。ステップS301にて表示する施工品質情報取得要求とは、施工マニュアルの図面、写真等の情報を表示し、更に施工時の管理ポイント、即ち、施工品質に関する注意点を表示した上で、施工のポイントとなる施工の品質に関する施工品質情報の取得を要求する処理である。施工品質情報の取得の要求とは、例えば、施工のポイントとなる対象の撮像を要求する処理である。また、施工品質情報取得要求には、撮像を要求するだけでなく、その撮像に至るまでに確認すべき事項及びその手順、所謂施工品質確認マニュアルの表示等も含まれる。
制御部10は、要求した施工品質情報を取得し(S302)、施工品質情報の取得を契機として、取得した施工品質情報を通信部13から通信網を介して記録装置2へ送信する(S303)。記録装置2へ送信する施工品質情報には、送信する施工品質情報を特定する施工品質情報ID(ファイル名)、取得日時(第3日時)、位置取得部19にて取得される現場の位置情報、作業者又は取得者(撮影者)を示す作業者ID、作業名称、更新回数、帳票としての出力候補か否かを示す帳票出力有無フラグ、撮影工事店名、作業現場等の各種情報が、例えば、施工品質情報の属性を示すヘッダ情報として付与される。また、施工品質情報の送信は、施工品質情報の取得を契機として実行される。即ち、施工品質情報を取得、例えば、現場を撮像し、撮像に基づく画像情報の取得を契機として、取得した画像情報の送信が行われる。施工品質情報の取得を契機とすることにより、取得、例えば撮像により取得された画像情報は直ちに送信されるため、画像の加工、以前の撮像により得られた画像の誤送信等の操作及び処理が行われることを防止する。ただし、不注意による誤撮影等の要因により誤った施工品質情報が送信される場合もあるため、施工品質情報の再取得、例えば、撮像のやり直しを行うことが可能である。この場合、再取得された施工品質情報に属性情報として付与される更新回数を示す数値が加算される。
端末装置1から送信された施工品質情報は、記録装置2にて受信される。即ち、記録装置2が備える制御部20は、通信部23にて施工品質情報を受信し、受信した施工品質情報を、安全情報ID、取得日時、位置情報、作業者ID、作業名称、帳票出力有無フラグ、撮影工事店名等の属性情報に対応付けて作業記録データベース21cに記録する(S304)。
施工品質情報を記録した制御部20は、施工品質情報を受信及び記録したことを通知する施工品質情報記録通知を通信部23から通信網を介して帳票作成装置3へ送信する(S305)。
帳票作成装置3は、記録装置2から送信された施工品質情報記録通知を受信し、受信した施工品質情報記録通知を出力部35から出力する。出力された施工品質情報記録通知を確認した管理担当者は、帳票作成装置3を操作して、記録装置2にアクセスし、記録された施工品質情報の送信を要求する。即ち、帳票作成装置3が備える制御部30は、施工品質情報の送信を要求する命令である施工品質情報要求を通信部33から送信する(S306)。送信される施工品質情報要求には、送信を要求する施工品質情報を指定する施工品質情報ID等の属性情報が付与される。なお、属性情報は、管理担当者が、記録装置2に記録されている施工品質情報を指定する入力を行うことにより付与される。
記録装置2が備える制御部20は、通信部23にて施工品質情報要求を受信し、受信した施工品質情報要求に付与された属性情報等の情報により指定されている施工品質情報を作業記録データベース21cから抽出し、抽出した施工品質情報を通信部23から帳票作成装置3へ送信する(S307)。
帳票作成装置3が備える制御部30は、通信部33にて施工品質情報を受信し、受信した施工品質情報を出力部35から出力する(S308)。管理対象者は、出力部35から出力された施工品質情報、例えば、作業現場の撮像により取得した作業現場の画像(写真)を確認することができる。
帳票作成装置3から出力される施工品質情報を確認した管理担当者は、施工品質の良否の結果を判定する。そして、管理担当者は、判定した結果を、入力部34を操作することにより、帳票作成装置3に入力する。なお、判定結果の入力に際しては、判定の良否だけでなく、是正すべきポイントを指示する是正指示情報を含めるように入力しても良い。是正指示情報の入力は、特に判定結果が悪い場合に有効である。
帳票作成装置3が備える制御部30は、判定結果の入力を入力部34から受け付け(S309)、受け付けた判定結果を示す判定結果情報を通信部33から通信網を介して端末装置1へ送信する(S310)。ステップS310にて送信される判定結果情報は、記録装置2にて中継され、中継の際に記録装置2は、判定結果情報を判定の対象となった施工品質情報等の情報及び属性情報に対応付けて作業記録データベース21cに記録する。
端末装置1が備える制御部10は、帳票作成装置3から送信され記録装置2に記録された判定結果情報を通信部13にて取得し、取得した判定結果情報に基づく判定結果を表示部14に表示する(S311)。ステップS311において、端末装置1は、判定結果の情報の表示に際し、是正指示情報も含まれている場合、含まれている是正指示情報も表示部14に表示する。なお、判定結果情報は、記録装置2から能動的に記録装置2へ送信するようにしても良く、記録装置2から通知のみを行い、端末装置1が記録装置2にアクセスし、記録装置2に記録されている判定結果情報を取得するようにしても良い。
表示部14に表示された判定結果を視認した作業者は、判定結果が良い場合、当該作業を完了する。また、判定結果が悪い場合、作業者は、是正指示情報に沿って作業のやり直しを行った上で、端末装置1を操作し、悪いとされた結果に係る情報を再取得し、再送信する。再送信に際しては、属性情報として付与される更新回数を示す数値が加算される。
このようにして作業後処理が実行される。
以上説明した作業前処理、作業後処理等の処理により、作業者が撮影等の方法により取得した安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の判定用情報を管理担当者が、例えば、略実時間で逐次確認することができる。例えば、作業者は、安全確認作業として、当日すべき安全作業の確認を作業開始前に行う。そして作業を行う上で注意すべき項目と作業手順(マニュアル)とを確認し、その結果を画像(写真)等の判定用情報として管理担当者へ報告することになる。更に、その後、危険予知活動を実施し、その状況を画像等の判定用情報として管理担当者へ報告することになる。管理担当者はこれらの状況を略実時間で確認することも可能であり、確認後、必要に応じて指導をすることができる。従って、作業者は、個々の作業における安全確認を徹底し、安全作業の作り込みと危険作業の気付きとを意識してすることができるようになる。結果、作業者の安全教育、安全知識レベルの向上がもたらされる。
また、前述の作業前処理として示したように、安全確認から危険予知活動をこの順番で施工に係る各種作業の前に実施し、各種作業を行った後に、施工品質の確認を行う。施工品質について、作業者は、例えば、作業完了後、自身が行った施工状況が手順書通りであったか否かを撮像画像等の施工品質情報として管理担当者へ報告することになる。管理担当者は、施工品質を略実時間で確認し、判定することが可能となる。従って、安全確認及び危険予知を前提とした品質の作り込みを行うことができ、また、作業者に対する教育を実施することができる。このことは、安全及び品質についての確認及び是正を略実時間で実施することができるので、労働災害、やり替え工事等の問題の発生を抑制することに繋がる。
更に、作業者は、自身の作業内容について危険行為を認識し、注意することができるだけでなく、管理担当者の監督下でその是非を判定することができるので、労働災害の発生を抑制することができる。しかも、作業者が施工品質を確認しながら確実に工事を進めることができるので、やり替え工事があった場合等の状況下でも、後戻り工事を削減することができる。また、例えば、同じ施工現場で連日作業を行う中では、毎回同じ手順を確認することになる場合もあり、繰り返し同じ手順を行う場合、作業者は、知識レベルが自然と向上することになる。そして、管理担当者が安全確認、危険予知活動及び施工品質について略実時間で判定することができるので、高いレベルの安全及び施工品質を確保することができ、また、作業者も見せるための現場作りを目指すことになる。
図7は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置3の帳票出力処理の一例を示すフローチャートである。帳票出力処理とは、帳票作成装置3を操作する担当者が、施主、官公庁、上位者等の相手に対して提出すべき書類(帳票)の作成を帳票作成装置3が支援する処理である。
帳票作成装置3を操作する担当者は、入力部34を操作して、作成すべき書類に関する種別、提出先、施工対象物等の書誌情報を帳票作成装置3に入力する。帳票作成装置3が備える制御部30は、入力部34から書誌情報の入力を受け付ける(S401)。
書誌情報の入力を受け付けた制御部30は、入力を受け付けた書誌情報に基づいて、作成すべき書類に応じた様式を示す様式情報を記録部31から取得する(S402)。ステップS402では、帳票作成装置3は、自装置の記録部31に予め記録されている様式情報を抽出することにより実行されるが、記録装置2にアクセスし、記録装置2に予め記録されている様式情報を取得するようにしても良い。
さらに、制御部30は、取得した書誌情報及び様式情報に対応する安全情報、危険予知情報及び施工品質情報、並びにこれらの情報に含まれるこれらの情報の取得日時を示す取得日時情報を取得する(S403)。ステップS403において、帳票作成装置3は、予め記録装置2から読み取った安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の各種情報を、取得日時、位置情報、作業者ID、作業名称、更新回数、帳票出力フラグ、撮影工事店名、作業現場等の属性情報に対応付けて作業記録データベース31cに記録している場合、作業記録データベース21cから安全情報、危険予知情報及び施工品質情報を取得する。帳票記録装置3は、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報の取得に際し、書誌情報に基づいて取得すべき安全情報、危険予知情報及び施工品質情報を特定し、そのうちから様式情報に基づいて取得すべく情報を選択する。なお、帳票作成装置3は、記録装置2が備える作業記録データベース21cから安全情報、危険予知情報及び施工品質情報を取得するようにしても良い。また、選択の候補となる安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、属性情報として帳票出力有無フラグが帳票出力有りとして示されている安全情報、危険予知情報及び施工品質情報である。なお、例えば、撮り直し等の操作が行われている場合、原則としては、属性情報の一つである更新回数に基づいて、例えば最後に取得された安全情報等が選択される。さらに、作成すべき帳票の種類によっては、予め記録装置2又は帳票作成装置3に記録されている施工に関する工事進捗報告の内容、施工に関する検査報告の内容を、記録装置2又は帳票作成装置3から取得する。工事進捗報告の内容及び検査報告の内容は、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報に関連付けて記録しておくことにより、ステップS403において、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報と共に取得することができる。
そして、制御部30は、取得した安全情報、危険予知情報及び施工品質情報、並びにこれらの取得日時、更に、必要に応じて取得される工事進捗報告及び検査報告、並びに書誌情報及び様式情報に基づいて書類情報を作成する(S404)。ステップS404において、書類情報の作成の過程において、担当者は、適宜、書類に記載すべき内容を確認し、必要に応じて加筆、修正を行う。
制御部30は、作成した書類情報に基づく書類を出力部35から出力する(S405)。ステップS405は、作成した書類を、例えば、出力部35であるプリンタから紙媒体に印刷した帳票として出力する。
このようにして、帳票出力処理が実行される。
帳票出力処理として出力される帳票には、必要に応じて、関連付けて記録されている安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の情報に基づく画像(写真)、並びに取得日時が示される。これにより、例えば、施主には、施工品質だけでなく、その施工品質を確保するために行われた安全確認、危険予知活動等の施工作業に係る情報を実際の現場を示す写真として報告することができる。このように、施工現場の写真を含めて、高い品質と高い安全とを確保した上で工事を進めていることを施主に報告することができるので、施主から安心と信頼とをいただくことが可能であり、顧客満足度を向上させることが可能となる。特に、安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、属性情報として取得日時を示す日時情報を含んでいることから、安全確認及び危険予知活動を行った後、その日に施工作業を行い施工品質の確認を行ったことを証明することができる。従って、施工品質に対する信頼性を向上させることができる。
なお、説明の便宜上、作業前処理及び作業後処理の主体と、帳票出力処理の主体とを、同じ帳票作成装置3として示しているが、これらはそれぞれの管理担当者により操作される異なる装置であっても良い。即ち、必要に応じて、帳票作成装置3は、作業前処理及び作業後処理において判定支援を行う管理用装置、帳票出力処理を実行する帳票出力装置等の様々な装置として機能する。
<適用例>
次に、上述した帳票作成システムを適用した例を、端末装置1の表示部14及び帳票作成装置3の出力部35に表示される画像例を示しながら説明する。端末装置1を所持する作業者は、施工現場において、作業前に、端末装置1を操作し、ログインするための操作を行う。
図8は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図8は、ログイン後、要求情報抽出処理として、位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて現場情報データベース11aから要求安全情報、要求危険予知情報、要求施工品質情報等の各種情報を抽出する際に表示される画像を示している。図8では、位置情報に基づく「現在地周辺」及び「5km」の属性(カテゴリ)に属する「A邸」、「B邸」等の施工現場を示す情報が表示されている。作業者は、表示された施工現場を示す情報を選択することにより、選択された施工現場に対応付けられている要求安全情報、要求危険予知情報、要求施工品質情報等の各種情報を抽出することが可能となる。なお、位置情報に代替して、履歴に基づいて選択の候補を提示する「最近見た」、自らの作業者特定情報に対応付けられている選択の候補を提示する「自分の担当」、その他検索キーを示す「名称等で検索」等の条件に基づいて、施工現場を示す情報を表示するようにしても良い。
図9は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図9は、作業前処理において、安全情報取得要求として表示される様々な画像を、遷移関係と共に示している。図9(a)は、図8に示す画像から「A邸」が選択された際に表示される画像を示しており、選択された施工現場である「A邸」に関する「安全確認情報」、「危険予知活動」、「施工品質確認」等の作業を示す選択候補が表示されている。なお、この段階では、安全確認作業が完了していないため、「危険予知活動」及び「施工品質確認」を選択することはできない。
図9(b)は、図9(a)に示す画像から「安全確認作業」が選択された際に表示される画像を示しており、施工現場「A邸」の「安全確認作業」に関する「外部足場上作業」、「作業台上の作業」等の安全を確認すべき作業を示す選択候補が表示されている。
図9(c)は、図9(b)に示す画像から、「外部足場上作業」が選択された際に表示される画像を示している。また、図9(d)は、図9(b)に示す画像から「作業台上の作業」が選択された際に表示される画像を示している。図9(c)及び図9(d)に例示するように、図9(b)に示す画像から作業の内容を選択することにより、選択された作業に関する作業手順書が、安全情報の取得の要求として表示される。表示される作業手順書には、作業の概要を示すイラストと共に、具体的な作業手順、安全確認のポイント、危険有害要因等の安全確認に関する説明が記載されている。なお、実際の作業手順書は、通常、一画面には収まらないため、例えば、複数枚のスライドとして、複数画面に渡って表示される。そして、作業手順書を確認後、作業の安全確認をしたことを示す安全情報の取得が要求される。安全情報の取得は、例えば、端末装置1を用いた撮像による画像情報の取得である。図9(c)及び図9(d)に示す例では、画面下側にカメラを模したアイコンが表示されており、当該アイコンに触れることにより、撮像部16による撮像を行うカメラ用プログラムが起動し、撮像可能な状態となる。なお、撮像すべき対象は、要求安全情報にて指定又は提案されている。例えば、手道具を用いない「外部足場上作業」、「作業台上の作業」、「脚立の単独作業」、「開口部はしご昇降」、「屋根親綱吊作業」、「作業台上作業」等の非手道具系の作業については、作業姿の作業者の画像、現場を確認している作業者の画像、作業床が外れずに設置されている状況等の画像を撮像することが要求される。また、例えば、手道具を用いる「エア釘打機作業」、「丸のこ作業」、「電気ドリル作業」、「グラインダ作業」、「カッター切断作業」等の手道具系の作業については、エア釘打機、丸のこ、電気ドリル等の手道具について安全装置が付いている状態の画像、ケプラー手袋をはめた状態の画像、正しく手道具を所持している作業者の画像等の画像を、その状況が明らかなように、例えば、安全帯については、安全帯そのものの画像の他、安全帯を腰に巻き付けて所定のポーズを取った画像を撮像することが要求される。
図10は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図10は、作業前処理において、安全情報取得要求に対して取得させる安全情報の一例を示している。図10では、安全情報として、「外部足場上作業」を行う作業者の作業姿を撮像することにより取得できた画像を示している。なお、画像として取得した安全情報は、取得日時、施工現場、作業内容等の属性情報に対応付けて記録される。例えば、例示した様に操作を行った場合、施工現場は「A邸」であり、作業内容は「安全確認作業−外部足場上作業」等となる。この例では、作業内容は、「安全確認作業」−「外部足場上作業」という階層的な属性で記録される。
図11は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図11は、作業前処理において、危険予知情報取得要求として表示される様々な画像を、遷移関係と共に示している。図11(a)は、安全情報の取得が完了後に、表示される画像を示しており、選択された施工現場である「A邸」に関する「安全確認情報」、「危険予知活動」、「施工品質確認」等の作業を示す選択候補が表示されている。なお、この段階では、安全確認作業が完了しているが、危険予知活動は完了していないため、「施工品質確認」を選択することはできない。
図11(b)は、図11(a)に示す画像から「危険予知活動」が選択された際に表示される画像を示しており、危険予知活動の対象となる「バックホウ作業」、「クレーン作業」等の選択候補が表示されている。そして、選択候補を選択することにより、危険予知情報取得要求が表示される。表示される危険予知情報取得要求とは、選択された作業に対し、危険予知活動を行ったことを示す危険予知情報の取得の要求である。危険予知情報の取得は、例えば、端末装置1を用いた撮像による画像情報の取得、音声の入力(録音)による音声情報の取得等の処理である。具体的には、危険予知活動を行っている作業者を撮像した画像、危険予知活動の内容を表形式で記載した危険予知活動表を撮像した画像、危険予知活動を行っている状況を録音した音声等の情報の取得が要求される。複数の作業員がチームで共同作業を行うため円滑な連携ができることを目的とする危険予知活動においては、予め決められた手順を確認し合うだけでなく、その作業におけるその時々の気付き事項、例えば、雨が降っていたら滑り易いから注意等の事項を基に話し合って進めるのが本旨である。従って、危険予知活動を行っている作業者の撮像の他、話し合った内容を録音する音声情報の取得が重要となる。例えば、「バックホウ作業」を選択した場合、オペレータと作業者とがバックホウに関する合図の方法を決めている状況を撮像した画像及び/又は音声が危険予知情報として要求される。なお、危険予知情報としては、必ずしも撮像して得られた画像、録音により得られた音声である必要は無く、危険予知活動後、その内容を記載した文章又は処理を示す情報等の情報であっても良い。
図12は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図12は、作業前処理において、危険予知情報取得要求に対して取得させる危険予知情報の一例を示している。図12では、危険予知情報として、危険予知活動の内容を記載した危険予知活動表を撮像することにより取得できた画像を示している。なお、画像として取得した危険予知情報は、危険予知情報ID、取得日時、位置情報、作業者ID、作業名称、更新回数、帳票出力有無フラグ、撮影工事店名等の属性情報に対応付けて記録される。例えば、例示した様に操作を行った場合、施工現場は「A邸」であり、作業名称は「危険予知活動−バックホウ作業」等となる。この例では、作業名称は、「危険予知活動」−「バックホウ作業」という階層的な属性で記録される。
図13は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図13は、作業後処理において、施工品質取得要求として表示される様々な画像を、遷移関係と共に示している。図13(a)は、危険予知情報の取得が完了し、施工に関する作業が終了した後に、表示される画像を示しており、選択された施工現場である「A邸」に関する「安全確認情報」、「危険予知活動」、「施工品質確認」等の作業を示す選択候補が表示されている。なお、この段階では、安全確認作業及び危険予知活動が完了しているため、いずれの選択候補を選択することも可能である。
図13(b)は、図13(a)に示す画像から「施工品質確認」が選択された際に表示される画像を示しており、施工品質の確認の対象となる「防蟻・防腐工事」、「屋根工事」、「鋼板ユニット防水工事」等の選択候補が表示されている。図13(c)は、図13(b)に示す画像から「屋根工事」が選択された際に表示される画像を示しており、施工品質の確認対象となる「BW水切りシート:出隅」、「壁際水切りシート:出隅」、「捨て谷鉄板:出隅」等の選択候補が表示されている。図13(a)及び図13(b)に例示するように、施工品質の確認対象は、階層的に記録されている。
図13(d)は、図13(c)に示す画像から「捨て谷鉄板:出隅」が選択された際に表示される画像を示している。図13(d)に例示するように、図13(c)に示す画像から施工品質確認の対象を選択することにより、選択された対象に関する品質管理手順書が、施工品質情報取得要求として表示される。表示される品質管理手順書は、施工品質確認の対象を示す図と共に、品質管理のポイント等の施工品質管理に関する説明が記載されている。例えば、例示する「捨て谷鉄板:出隅」であれば、品質管理のポイント、即ち施工品質に関する注意点として、図と共に「出隅部の加工とジョイント部のシーリングを確認する。」等の情報が記載されている。また、表示される品質管理手順書は、撮像方法(写真の撮り方)が記載され、施工品質の取得を要求している。例えば、例示する「捨て谷鉄板:出隅」であれば、「出隅部(水切加工部位およびシーリングを含む)前景を撮影する。」等の情報が記載されている。なお、実際の品質管理手順書は、通常、一画面には収まらないため、例えば、複数枚のスライドとして、複数画面に渡って表示される。そして、品質管理手順書を確認後、確認後の施工品質を示す施工品質情報の取得が要求される。施工品質情報の取得は、例えば、端末装置1を用いた撮像により得られた画像(写真)の記録である。図13(d)に示す例では、画面下側にカメラを模したアイコンが表示されており、当該アイコンに触れることにより、撮像部16による撮像を行うカメラ用プログラムが起動し、撮像可能な状態となる。なお、撮像すべきポイントは、前述の様に、施工品質の取得の要求として指定又は提案されている。
図14は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図14(a)は、作業後処理において、施工品質情報取得要求に対して取得させる施工品質情報の一例を示している。図14(a)では、施工品質情報として施工作業後の出隅用の捨て谷鉄板を撮像することにより取得できた画像を示している。なお、画像として取得した施工品質情報は、施工品質情報ID、取得日時、位置情報、作業者ID、作業名称、更新回数、帳票出力有無フラグ、撮影工事店名、作用現場等の属性情報に対応付けて記録される。例えば、施工現場は「A邸」、作業名称は「屋根工事−捨て谷鉄板:出隅」等となる。この例では、作業名称は、「屋根工事」−「捨て谷鉄板:出隅」という階層的な属性で記録される。
図14(b)は、取得した施工品質情報の記録を完了した状態を示している。図14(b)は、作業後処理にて取得した施工品質情報を記録装置2に記録し、記録した施工品質情報を一覧としてサムネイル形式で表示させている状態を示している。このように画像(写真)として取得し、記録装置2に記録した施工品質情報は、端末装置1又は帳票作成装置3により適宜閲覧することが可能である。
端末装置1から記録装置2へ安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の情報を送信し、記録装置2が受信した情報を記録した場合、帳票作成装置3は、その旨を示す安全情報記録通知、危険予知情報記録通知、施工品質情報記録通知等の通知を受けることができる。図15は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置3の出力部35に表示される画像の一例を示す説明図である。図15は、例えば、施工管理者等の管理担当者が、帳票作成装置3を操作し、ログイン後、作業前処理又は作業後処理の実行における判定支援処理を実行させる際に帳票作成装置3の出力部35に表示される画像を示している。
図15(a)は、判定の対象となる安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の情報を要求するための検索画面の例を示している。画面左側には、「物件一覧」、「物件検索」等の属性を選択するためのタブを示す画像が表示されており、その下方には「物件検索」を選択し、検索を行った結果となる施工現場(物件)を示す一覧が表示されている。そして、一覧のうちから所望の施工現場、例えば、「A邸」を選択することにより、一覧の右側に、施工現場に対応する作業を示す一覧が、階層的に付与されている属性に応じたツリー形式で表示される。そして、所望の属性を選択することにより、属性一覧の右側に、当該属性を付与された安全情報、危険予知情報、施工品質情報等の判定の対象となる情報が表示される。図15(a)は、選択された属性に対応付けて記録されている施工品質情報等の判定用の情報を示す画像(写真)の一覧がサムネイル形式で表示された例を示している。
図15(b)は、属性を選択して表示される施工品質情報等の判定用の情報を示す画像の一覧が表示された状態を示している。管理担当者は、図15(b)に例示した状態から帳票作成装置3を操作して、表示された判定用の情報のうちで所望する判定用の情報を指示する入力を行うことにより、帳票作成装置3は、判定用の情報の取得及び出力(表示)を実行する。管理担当者は、出力された判定用の情報に基づいて、施工品質の良否、是正すべきポイントの指示等の入力を行うことができる。
図16は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる帳票作成装置3の出力部35に表示される画像の一例を示す説明図である。図16(a)は、判定支援に係る処理として、図15(b)に示す状態から、選択した判定用の情報を出力させ、是正すべきポイントを示す是正指示情報を含む判定結果を入力した際に表示される画像を例示している。図16(a)に示す例では、判定用の情報として表示された施工品質情報の画像、ここでは、管が接続された部分の写真が示されており、是正指示情報として、「スキマ有り 補修」という文言を示す情報が示されている。このように是正指示情報は、施工品質情報の画像に重畳して表示される書き込み文字を示す画像情報等の様々な形式で入力することが可能である。このような是正指示情報の入力は、例えば、外部の画像加工用アプリケーションプログラムと連動させることにより、実現するようにしても良い。
図16(b)は、前述した判定用の画像の一覧に、是正指示情報を含む判定結果を示す画像が追加された状態を示している。図16(b)は、判定支援に係る処理にて入力した判定結果を記録装置2に記録し、記録した判定結果を、施工品質情報等の判定用の情報と共に一覧としてサムネイル形式で表示させている状態を示している。このように判定用の情報に対する判定結果として入力及び記録した判定結果は、端末装置1又は帳票作成装置3にて、適宜閲覧することが可能である。
端末装置1は、帳票作成装置3から送信された是正指示情報を含む判定結果を受信することができる。判定結果は、帳票作成装置3から送信された判定結果を中継する記録装置2へ送信され、記録装置2は、受信した判定結果を記録し、判定結果を記録した旨の通知を端末装置1へ送信する。端末装置1は、通知に基づき記録装置2にアクセスし、判定結果を要求することにより、帳票作成装置3から送信され記録装置2にて中継されている判定結果を受信することができる。図17は、本願記載の帳票作成システムにて用いられる端末装置1の表示部14に表示される画像の一例を示す説明図である。図17は、判定結果の受信の際に表示される様々な画像を、遷移関係と共に示している。図17(a)は、選択候補として、「A邸」、「B邸」等の施工現場を示す情報が表示された状態を示している。図17(b)は、「A邸」が選択され、更に「躯体・防水検査」という属性が選択された状態を示している。なお、ここでは省略しているが、属性が階層的に付与されている場合、付与された属性を画面中で辿るように属性を選択する。
図17(c)は、階層構造をなす属性を選択し、記録装置2に記録させた判定用の情報及び判定結果の一覧をサムネイル形式で表示させた状態を示している。そして、作業者は、サムネイルを指示することにより、端末装置1は、判定結果を取得し、取得した判定結果を表示部14から表示する。即ち、管理担当者が是正指示を書き込んだ画像を表示部14に表示させる。
図18、図19及び図20は、本願記載の帳票システムにて用いられる帳票作成装置3から出力される帳票の一例の一部を示す説明図である。図18、図19及び図20は、帳票出力処理において出力される帳票の一例を示している。図18、図19及び図20に例示した帳票は、施主に提出する品質報告書である。図18は、品質報告書のうち、工事進捗報告及び検査報告が示されている頁を示している。図19は、品質報告書のうち、施工工事の状況を示す画像(写真)及びその撮影に関する状況が工事写真として示されている。例えば、図19の上欄には、作業「地業」において、施工品質に関する写真及びその撮影日時(取得日時)、安全確認として「バックホウ掘削」を行った事実及びその日時(取得日時)、危険予知活動(KY)として「転圧機取扱い」を行った事実及びその日時(取得日時)が示されている。なお、図18では、写真としては、施工品質に関するものもにを提示した例を示しているが、安全確認及び危険予知活動についてもそれぞれ写真を提示するようにしても良い。図20は、例えば、安全確認作業として提示する写真の一例を示している。
以上、具体的に例示して説明した様に、本願記載の帳票作成システムは、品質報告書等の帳票の作成に際し、安全管理、危険予知活動及び品質確認等の作業の状況を示す画像、撮影日時を示す情報と共に掲載した帳票を作成する。これにより、建築物の施工に関し、安全確認及び危険予知作業を行った上で、施工を行い、施工の品質を確保していることを提示することができる。従って、建物の「安全」を提示するだけでなく、個々の作業が安全管理及び危険予知活動を行った上で、施工作業が行われ、品質確認がなされたことを提示することができるので、施工の品質を確保していることを保証するだけでなく、その品質確保の信頼性の向上をもすることができる。即ち、建物の「安全」に係る立証に留まらず、建物が真に「安心」できるものであることの証拠として必要に応じて提示することが可能となる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形態で実施することが可能である。そのため、かかる実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、前記実施形態では、紙媒体上に出力する帳票の例について示したが、本発明はこれに限らず、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等の情報記録媒体に記録して提出する帳票として作成する等、様々な形態に展開することが可能である。そして、情報記録媒体に記録して提出する帳票として作成する場合、音声、動画等の情報を含む帳票として作成することも可能である。
1 端末装置
10 制御部
11 記録部
11a 現場情報データベース
11b 要求情報データベース
11c 作業記録データベース
12 記憶部
13 通信部
14 表示部
15 入力部
16 撮像部
17 音声出力部
18 音声入力部
19 位置取得部
2 記録装置
20 制御部
21 記録部
21a 現場情報データベース
21b 要求情報データベース
21c 作業記録データベース
22 記憶部
23 通信部
3 帳票作成装置
30 制御部
31 記録部
31a 現場情報データベース
31b 要求情報データベース
31c 作業記録データベース
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 出力部
PG 帳票作成プログラム
上記課題を解決するために本願記載の帳票作成システムは、建築物の施工に関する情報を記録している記録部と、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成する帳票作成装置とを備える帳票作成システムであって、前記記録部は、作業の安全に関する安全情報、並びに安全情報に対応する取得日時を示す第1日時情報及び施工現場を示す情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報、並びに危険予知情報に対応する取得日時を示す第2日時情報及び施工現場を示す情報と、施工の品質に関する施工品質情報、並びに施工品質情報に対応する取得日時を示す第3日時情報及び施工現場を示す情報とを記録してあり、前記帳票作成装置は、前記記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得する取得手段と、取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を、施工現場に関する施主に対して提出する報告書として作成する帳票作成手段とを備えることを特徴とする。
さらに、本願記載の帳票作成方法は、建築物の施工に関する情報を記録している記録部と、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成する帳票作成装置とを用いた帳票作成方法であって、前記記録部は、作業の安全に関する安全情報、並びに安全情報に対応する取得日時を示す第1日時情報及び施工現場を示す情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報、並びに危険予知情報に対応する取得日時を示す第2日時情報及び施工現場を示す情報と、施工の品質に関する施工品質情報、並びに施工品質情報に対応する取得日時を示す第3日時情報及び施工現場を示す情報とを記録してあり、前記帳票作成装置は、前記記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得するステップと、取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を、施工現場に関する施主に対して提出する報告書として作成するステップとを実行することを特徴とする。
さらに、本願記載の帳票作成プログラムは、建築物の施工に関する情報を記録している記録部にアクセス可能なコンピュータに、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成させる帳票作成プログラムであって、コンピュータに、作業の安全に関する安全情報、並びに安全情報に対応する取得日時を示す第1日時情報及び施工現場を示す情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報、並びに危険予知情報に対応する取得日時を示す第2日時情報及び施工現場を示す情報と、施工の品質に関する施工品質情報、並びに施工品質情報に対応する取得日時を示す第3日時情報及び施工現場を示す情報とを記録している記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得するステップと、取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を、施工現場に関する施主に対して提出する報告書として作成するステップとを実行させることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 建築物の施工に関する情報を記録している記録部と、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成する帳票作成装置とを備える帳票作成システムであって、
    前記記録部は、
    作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、
    作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、
    施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報と
    を記録してあり、
    前記帳票作成装置は、
    前記記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得する取得手段と、
    取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を作成する帳票作成手段と
    を備える
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  2. 請求項1に記載の帳票作成システムであって、
    安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、作業に関連付けて前記記録部に記録されており、
    同一の作業に関連付けられた同日の安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、安全情報、危険予知情報、施工品質情報の時間順に取得されている
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の帳票作成システムであって、
    前記記録部に記録されている安全情報、危険予知情報及び施工品質情報のうち少なくとも一は、撮像により取得された画像情報を含む
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の帳票作成システムであって、
    安全情報、危険予知情報及び施工品質情報は、帳票への出力の有無を示す帳票出力有無情報が付与されて記録されており、
    前記取得手段は、
    出力有りを示す帳票出力有無情報が付与された安全情報、危険予知情報及び施工品質情報を取得する
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の帳票作成システムであって、
    前記帳票作成手段が作成する帳票は、
    施工に関する工事進捗報告の内容と、
    施工に関する検査報告の内容と
    が示されている
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の帳票作成システムであって、
    前記帳票作成装置は、前記記録部を有している
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の帳票作成システムであって、
    前記記録部を有する記録装置を備え、
    前記帳票作成装置及び前記記録装置は、通信網を介して接続されている
    ことを特徴とする帳票作成システム。
  8. 建築物の施工に関する情報を記録している記録部と、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成する帳票作成装置とを用いた帳票作成方法であって、
    前記記録部は、
    作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、
    作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、
    施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報と
    を記録してあり、
    前記帳票作成装置は、
    前記記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得するステップと、
    取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を作成するステップと
    を実行する
    ことを特徴とする帳票作成方法。
  9. 建築物の施工に関する情報を記録している記録部にアクセス可能なコンピュータに、前記記録部に記録されている情報に基づいて帳票を作成させる帳票作成プログラムであって、
    コンピュータに、
    作業の安全に関する安全情報及び安全情報の取得日時を示す第1日時情報と、作業者の危険予知に関する危険予知情報及び危険予知情報の取得日時を示す第2日時情報と、施工の品質に関する施工品質情報及び施工品質情報の取得日時を示す第3日時情報とを記録している記録部から、安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を取得するステップと、
    取得した安全情報及び第1日時情報、危険予知情報及び第2日時情報、並びに施工品質情報及び第3日時情報を示した帳票を作成するステップと
    を実行させることを特徴とする帳票作成プログラム。
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