JP2019191638A - 建築物の検査方法及び建築物の検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検査の指摘事項についての建築物における立面方向の情報や位置情報の判り易さを向上させる。【解決手段】入力工程で、建築物Bの検査部位18についての検査の後に、建築物Bの撮像画像30の中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とが検査システム1の入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力される。記録工程で、建築物Bの平面図12と、平面図12の中での検査部位18と、撮像画像30と、撮像画像30の中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とが互いに関連付けた情報として建築物の検査システム1のサーバ2の記録部2mに記録される。検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等は立体的な建築物Bの撮像画像30の中での検査部位18を参照することができ、検査の指摘事項についての建築物Bにおける立面方向の情報や位置情報の判り易さが向上する。【選択図】図5

Description

本発明は、建築物の検査方法及び建築物の検査システムに関する。
建築物の施工現場では、一定の工事の終了後に施工状態の検査が行われる。特許文献1には、検査結果に関する情報を作業者等に伝達するためのシステムが開示されている。特許文献1のシステムでは、一定の工事の終了後の検査において検査者による検査の指摘事項は、検査者の携帯情報端末から無線通信を介してサーバに登録される。サーバは、作業者等に対して、検査の指摘事項をメッセージにより通知する。サーバからメッセージを受けた作業者等は、検査の指摘事項を是正するための作業を行う。
特開2017−41089号公報
ところで、上記のような技術では、検査の指摘事項を是正するための作業を行う作業者等は、当該指摘事項について建築物の平面図等を参照する。しかし、作業者等は、検査の指摘事項の数が多くなるほど、当該指摘事項についての建築物における立面方向の情報や正確な位置情報が判り難い。そのため、検査者から作業者等への指示が曖昧になる可能性があるという問題がある。
そこで本発明は、検査の指摘事項についての建築物における立面方向の情報や位置情報の判り易さを向上させた建築物の検査方法及び建築物の検査システムを提供することを目的とする。
本発明は、建築物の任意の検査部位についての検査の後に、建築物の撮像画像及び建築物の立体図のいずれかの中での検査部位と、検査部位についての検査の指摘事項とが建築物の検査システムの入力部に入力される入力工程と、建築物の平面図と、平面図の中での検査部位と、撮像画像及び立体図のいずれかと、入力工程で入力部に入力された撮像画像及び立体図のいずれかの中での検査部位と、入力工程で入力部に入力された検査部位についての検査の指摘事項とが互いに関連付けた情報として建築物の検査システムの記録部に記録される記録工程とを備えた建築物の検査方法である。
この構成によれば、入力工程で、建築物の任意の検査部位についての検査の後に、建築物の撮像画像及び建築物の立体図のいずれかの中での検査部位と、検査部位についての検査の指摘事項とが建築物の検査システムの入力部に入力される。また、記録工程で、建築物の平面図と、平面図の中での検査部位と、撮像画像及び立体図のいずれかと、入力工程で入力部に入力された撮像画像及び立体図のいずれかの中での検査部位と、入力工程で入力部に入力された検査部位についての検査の指摘事項とが互いに関連付けた情報として建築物の検査システムの記録部に記録される。これにより、検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等は立体的な建築物の撮像画像又は立体図の中での検査部位を参照することができるため、検査の指摘事項についての建築物における立面方向の情報や位置情報の判り易さを向上させることができる。
この場合、撮像画像及び立体図のいずれかは、任意の視点から水平方向に360°回転させた視線による情報を有することが好適である。
この構成によれば、撮像画像及び立体図のいずれかは任意の視点から水平方向に360°回転させた視線による情報を有するため、検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等は検査部位での全周囲にわたる立体的な撮像画像又は立体図の中での検査部位を参照することができ、検査の指摘事項についての建築物における立面方向の情報や位置情報の判り易さをより向上させることができる。
また、検査部位についての検査の指摘事項は、動画による情報を有することが好適である。
この構成によれば、検査部位についての検査の指摘事項は動画による情報を有するため、例えば、検査部位がドア、窓、機械設備等の建築物の可動部分であるときに、これらの建付け及び機能動作等の検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等に対する検査の指摘事項の判り易さをより向上させることができる。
また、入力工程は、建築物の内装工事の後に行われることが好適である。
建築物の内装工事以外の工事の検査の場合は状況が時々刻々と変化する。しかし、この構成によれば、入力工程は、状況が大きくは変わらない内装工事の後に行われるため、一つの撮像画像又は立体図と検査部位と指摘事項等とを関連付けて記録すれば、それで済むという利点がある。
また、記録工程で記録部に記録された情報は、記録部にアクセスする権限を与えられたユーザが情報端末を介して閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除のいずれかが可能であることが好適である。
この構成によれば、記録工程で記録部に記録された情報は記録部にアクセスする権限を与えられたユーザが情報端末を介して閲覧等が可能であるため、セキュリティー上の問題を生じさせず且つ情報が記載された紙面の配布を受けずに、検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等が検査の指摘事項を閲覧等することができる。
一方、本発明は、建築物の任意の検査部位についての検査を行うための建築物の検査システムであって、建築物の撮像画像及び建築物の立体図のいずれかの中での検査部位と、検査部位についての検査の指摘事項とを入力される入力部と、建築物の平面図と、平面図の中での検査部位と、撮像画像及び立体図のいずれかと、入力部に入力された撮像画像及び立体図のいずれかの中での検査部位と、入力部に入力された検査部位についての検査の指摘事項とを互いに関連付けた情報として記録する記録部とを備えた建築物の検査システムである。
この場合、撮像画像及び立体図のいずれかは、任意の視点から水平方向に360°回転させた視線による情報を有することが好適である。
また、検査部位についての検査の指摘事項は、動画による情報を有することが好適である。
また、記録部に記録された情報は、記録部にアクセスする権限を与えられたユーザが情報端末を介して閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除のいずれかが可能であることが好適である。
本発明の建築物の検査方法及び建築物の検査システムによれば、検査の指摘事項についての建築物における立面方向の情報や位置情報の判り易さを向上させることができる。
第1実施形態に係る建築物の検査システムを示す図である。 第1実施形態に係る建築物の検査方法における入力工程の前の検査者の携帯情報端末の表示画面を示す図である。 図2の表示画面の撮像画像において汚れが写っていた部位の方向へのドラッグ及び汚れが写っていた部位でのピンチアウトが行われた状態を示す図である。 図3の表示画面の撮像画像において汚れが写っていた部位を検査部位として記録するために当該部位がダブルタップ又は長押しされた状態を示す図である。 図4のダブルタップ又は長押しの後に第1実施形態に係る建築物の検査方法における入力工程及び記録工程が行われる状態を示す図である。 図5の指摘事項表示枠の静止画撮影アイコンがタップされた後に検査部位の静止画の撮影が行われた状態を示す図である。 図6の登録アイコンがタップされた状態を示す図である。 図7の撮像画像又は指摘事項リストの指摘事項番号がタップされ、当該指摘事項番号に係る検査部位の指摘事項が表示された状態を示す図である。 図3、4、5、6、7及び8に示した第1実施形態に係る建築物の検査方法が行われた後に検査の指摘事項の是正を行う作業者の携帯情報端末の表示画面を示す図である。 図9の撮像画像又は指摘事項リストの指摘事項番号がタップされ、当該指摘事項番号に係る検査部位に撮像画像の視界が向き、当該指摘事項番号に係る検査部位が拡大された状態を示す図である。 図10の撮像画像又は指摘事項リストの指摘事項番号がタップされ、当該指摘事項番号に係る検査部位の指摘事項が表示された状態を示す図である。 作業者による検査の指摘事項の是正が行われた後に、当該指摘事項の更新を行うために、図9又は図10の撮像画像又は指摘事項リストの当該指摘事項の指摘事項番号がダブルタップ又は長押しされ、当該指摘事項の更新が行われる状態を示す図である。 図12の指摘事項表示枠の静止画撮影アイコンがタップされた後に検査部位の静止画の撮影が行われた状態を示す図である。 図13の登録アイコンがタップされた状態を示す図である。 図14の撮像画像又は指摘事項リストの更新された指摘事項に係る指摘事項番号がタップされ、当該指摘事項番号に係る検査部位の更新された指摘事項が表示された状態を示す図である。 第2実施形態に係る建築物の検査方法が行われた後に検査の指摘事項の是正を行う作業者の携帯情報端末の表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1に示す本発明の第1実施形態の建築物の検査システム1は、建築物Bの任意の検査部位についての検査を行うためのシステムである。また、本実施形態の検査システム1は、検査者による検査の指摘事項を作業者、施工管理者、施主及び監理者が参照しつつ指摘事項の是正を行い易い状態で記録するためのシステムである。また、本実施形態の検査システム1は、検査者による検査の指摘事項を作業者、施工管理者、施主及び監理者が閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除を行い易い状態で記録するためのシステムである。
本実施形態の建築物の検査システム1は、サーバ2と、検査者であるユーザUの携帯情報端末3と、ユーザUによる検査の指摘事項を是正する作業者であるユーザuの携帯情報端末4と、ユーザUによる検査の指摘事項を閲覧等する施工管理者、施主及び監理者であるユーザuの情報端末5を備える。検査者であるユーザUの携帯情報端末3は、例えば、タブレット端末であり、タッチパネルである表示画面3dと、静止画及び動画を撮影可能な内蔵カメラとを備えている。後述するように、ユーザUの携帯情報端末3の表示画面3dは、建築物Bの撮像画像及び建築物Bの立体図のいずれかの中での検査部位と、検査部位についての検査の指摘事項とを入力される入力部として機能する。
サーバ2は、ハードディスク等の記録部2mを備える。後述するように、記録部2mは、建築物Bの平面図と、平面図の中での検査部位と、撮像画像及び立体図のいずれかと、入力部に入力された撮像画像及び立体図のいずれかの中での検査部位と、入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力された検査部位についての検査の指摘事項とを互いに関連付けた情報として記録する。なお、本実施形態において、平面図の中での検査部位とは、必ずしも建築物の平面図における一点を厳密に特定する必要は無く、例えば、建築物の平面図における部屋、フロア等が特定されればよい。
作業者であるユーザuの携帯情報端末4は、例えば、スマートフォンであり、タッチパネルである表示画面4dと、静止画及び動画を撮影可能な内蔵カメラとを備えている。施工管理者、施主及び監理者であるユーザuの情報端末5は、例えば、パーソナルコンピュータであり、表示画面5dを備えている。サーバ2の記録部2mに記録された情報は、記録部2mにアクセスする権限を与えられたユーザU,uが携帯情報端末3,4及び情報端末5を介して閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除が可能である。本実施形態では、携帯情報端末3,4及び情報端末5にアプリケーションプログラムがインストールされていなくとも、サーバ2の記録部2mに記録された情報の閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除が可能である。なお、ユーザU,uが携帯情報端末3,4及び情報端末5を所持していなくとも、サーバ2の記録部2mに記録された情報のURL(Uniform Resource Locator)がユーザU,uに配布されてもよい。
以下、本実施形態の建築物の検査方法について説明する。以下の説明では、建築物Bの内装工事の後に検査者であるユーザUによる検査が行われる態様について説明する。図2は、検査者であるユーザUの携帯情報端末3の表示画面3dに表示される内容の一例を示す。図2に示すように、検査者であるユーザUの携帯情報端末3の表示画面3dの上端のタブ11には、「日付」、「建築物名」、「場所」、「検査内容」、「是正状態」及び「該当業者」の各項目が表示される。
各項目は任意に変更可能であり、各項目による検索条件を変更することにより、階層状のデータベースを構築するサーバ2の記録部2mからユーザUは必要な情報を閲覧可能である。「検査内容」の項目については、図2の例では、「内装自主検査」と表示されている。「検査内容」の項目については、他にも「All」(全表示)、「監理者立会」、「施主立会」等を選択可能である。
「是正状態」の項目については、図2の例では、「ALL」と表示されている。他にも、「是正状態」の項目については、「未済」(指摘事項是正前)、「完」(指摘事項是正後)等を選択可能である。「該当業者」の項目については、図2の例では、検査者であるユーザUから検査による指摘事項を与えられ、指摘事項の是正を行う作業者名である「(株)Xクリーニング」と表示されている。「該当業者」の項目については、他にも、「ALL」や、「〜サッシ」等の他の任命されて指摘事項の是正を行う作業者名、協力業者名を選択可能である。
検査者であるユーザUの携帯情報端末3の表示画面3dに表示されるために、サーバ2の記録部2mには、建築物Bの平面図12と、平面図12の中で設定された視点12cでの撮像画像30とが互いに関連付けた情報として記録されている。図2の例では、建築物Bの平面図12における部屋又はフロアのそれぞれの中心に視点12cは設定されている。平面図12に示された視点12cからの水平方向の視界12rと、撮像画像30とは互いに対応している。
撮像画像30は、視点12cから水平方向に360°回転させた視線による情報を有する。撮像画像30には、視点12cからの水平方向の360°の全景データによるパノラマ画像における水平方向の視界12rの部分が表示されている。また、撮像画像30は、視点12cから水平方向を基準として垂直方向に上下±90°回転させた視線による情報を有する。つまり、撮像画像30には、視点12cからの全天球画像における水平方向の視界12r及び垂直方向の視界の部分が表示されている。
例えば、ユーザUにより、表示画面3dが任意の方向にドラッグされると、ドラッグされた方向に応じて視線方向が変更され、変更された視線方向に応じた撮像画像30が表示画面3dに表示され、変更された視線方向に応じた視界12rが平面図12に表示される。また、ユーザUにより、表示画面3dが任意の箇所でピンチアウトされると、ピンチアウトに応じて当該箇所を中心に撮像画像30が拡大表示される。同様に、表示画面3dが任意の箇所でピンチインされると、ピンチインに応じて当該箇所を中心に撮像画像30が縮小表示される。このような撮像画像30は、例えば、内装工事の後に建築物Bの各部屋の中心に全天球カメラを設置し、当該全天球カメラにより視点12cからの全天球画像を撮像することによって、効率良く撮像することができる。図2の例では、撮像画像30には、内装工事で生じた汚れDが写っている。
なお、上記の撮像画像に替えて、サーバ2の記録部2mには、建築物Bの平面図12と、平面図12の中で設定された視点12c及び視界12rでの立体図とが互いに関連付けた情報として記録され、表示画面3dには立体図が表示されてもよい。立体図には、例えば、ビルディングインフォメーションモデリング(BIM: Building Information Modeling)等による立体図を適用することができる。表示画面3dに立体図が表示される場合も、建築物Bの平面図12における各部屋の中心に視点12cを設定することができる。この場合、立体図は、建築の工程の進捗に伴い、建築の工程の予定に従って更新してもよい。
以下、本実施形態の建築物の検査方法において入力工程と記録工程とにより、検査部位についての検査の指摘事項をサーバ2の記録部2mに記録する例について説明する。図3に示すように、撮像画像30には、内装工事で生じた汚れDが写っているため、ユーザUにより、汚れDが写っていた部位の方向へのドラッグ及び汚れDが写っていた部位でのピンチアウトが行われる。ドラッグされた汚れDの方向に応じて視線方向が変更され、変更された視線方向に応じて汚れDが略中央に表示された撮像画像30が表示画面3dに表示され、変更された視線方向に応じた視界12rが平面図12に表示される。また、ピンチアウトに応じて汚れDを中心に撮像画像30が拡大表示される。
図4に示すように、表示画面3dの撮像画像30で汚れDが写っていた部位を検査部位18として記録するために、表示画面3dの撮像画像30の当該部位がダブルタップ又は長押しされると、タップアイコン19が表示される。次に、図5に示すように、表示画面3dの右側に指摘事項番号21が「001」の検査部位18についての指摘事項表示枠24が表示される。表示画面3dの撮像画像30の汚れDが写っていた検査部位18には、指摘事項の記録が行われている検査部位18を示すために、タップアイコン19とは形状が異なるタップアイコン20が表示される。
図5の例では、まだ記録部2mに検査部位18についての指摘事項が何ら記録されていないため、指摘事項番号21には初期値である「001」が表示される。なお、検査部位18の指摘事項番号21は、既に記録部2mに汚れD以外の何らかの検査部位18についての指摘事項が記録されている場合には、既に記録部2mに記録されていた指摘事項番号21に連続する番号でもよい。また、検査部位18の指摘事項番号21は、ユーザUにより任意に入力された番号でもよい。
指摘事項表示枠24には、指摘事項として、「是正状況」、「指摘事項」、「処理方法」、「該当業者」、「是正予定日」及び「是正確認日」の欄が表示される。これらの指摘事項の項目は、任意に書込、修正、更新及び削除が可能である。以下に示すように、指摘事項表示枠24の項目に書込、修正、更新及び削除を行うことにより、建築物Bの任意の検査部位18についての検査の後に、建築物Bの撮像画像30中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とが建築物の検査システム1の入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力される入力工程が行われる。
なお、入力工程における撮像画像30中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とは、同時に入力されなくともよい。例えば、図5の例では、建築物Bの撮像画像30中での検査部位18については、表示画面3dの撮像画像30の汚れDの位置がダブルタップ又は長押しされ、図5に示す画面に切り替わった時点で入力は完了している。
指摘事項表示枠24における汚れDの検査部位18についての検査の指摘事項の入力において、例えば、「是正状況」の欄には、まだ是正されていないため、「是正前」と書き込まれる。「指摘事項」の欄には、「汚れ」と書き込まれる。「処理方法」の欄には、「洗浄」と書き込まれる。「該当業者」の欄には、指摘事項の是正を行う作業者の名称が書き込まれる。「是正予定日」の欄には、任意の予定される日付が書き込まれる。「是正確認日」の欄には、予定される日付が決まっていれば当該日付が書き込まれ、未定の場合は空欄のままとされる。
指摘事項表示枠24には、サムネイル表示枠25、静止画撮影アイコン26、動画撮影アイコン27及び登録アイコン28が表示される。サムネイル表示枠25には、既に携帯情報端末3の内蔵カメラが何らかの静止画又は動画を撮影している場合や、既に記録部2mに汚れDの検査部位18についての何らかの静止画又は動画が記録されている場合には、当該静止画又は動画のサムネイルが表示される。図5の例では、携帯情報端末3の内蔵カメラは静止画又は動画を撮影しておらず、記録部2mに汚れDの検査部位18についての静止画又は動画が記録されていないため、サムネイル表示枠25には何も表示されていない。
ユーザUにより静止画撮影アイコン26がタップされると、表示画面3dは一般的な携帯情報端末3の内蔵カメラによる静止画の撮像時の画面に切り替えられる。携帯情報端末3の内蔵カメラにより汚れDの検査部位18の静止画が撮影される。汚れDの検査部位18の静止画の撮影が終了すると、図6に示すように、表示画面3dには、再度、撮像画像30と指摘事項表示枠24とが表示され、サムネイル表示枠25には、携帯情報端末3の内蔵カメラにより撮影された汚れDの検査部位18の静止画のサムネイルが表示される。
登録アイコン28がタップされることにより、建築物Bの平面図12と、平面図12の中での検査部位18と、撮像画像30と、入力工程で入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力された撮像画像30の中での検査部位18と、入力工程で入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力された汚れDの検査部位18についての検査の指摘事項とが互いに関連付けた情報として建築物の検査システム1のサーバ2の記録部2mに記録される記録工程が行われる。
なお、入力工程において、建築物Bの平面図12と、平面図12の中での検査部位18と、撮像画像30とは入力されていないが、建築物Bの平面図12と建築物Bの撮像画像30とはサーバ2の記録部2mに元々関連付けて記録されているため、入力工程で撮像画像30の中での検査部位18が入力されることにより、平面図12と、平面図12の中での検査部位18と、撮像画像30と、撮像画像30の中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とを互いに関連付けた情報として記録することができる。
登録アイコン28がタップされると、図7に示すように、表示画面3dには、撮像画像30と、表示画面3dの右隅の指摘事項リスト22とが表示される。撮像画像30には、記録工程により指摘事項が記録された汚れDの検査部位18に、指摘事項番号21として赤色の点滅する「001」が表示される。指摘事項リスト22にも、指摘事項番号21として赤色の点滅する「001」が表示される。赤色の点滅している「001」の指摘事項番号21は、検査者であるユーザUによる検査における「001」の指摘事項番号21の指摘事項が是正されていないことを意味する。
表示画面3dの撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21がタップされると、図8に示すように、表示画面3dには、携帯情報端末3の内蔵カメラにより撮影された汚れDの検査部位18の静止画である撮像画像31と、指摘事項表示枠29とが表示された状態に切り替わる。指摘事項表示枠29には、サムネイル表示枠25、静止画撮影アイコン26、動画撮影アイコン27及び登録アイコン28は表示されず、「写真撮影日」の欄が表示される点が図6に示した指摘事項表示枠24の表示と異なる。「写真撮影日」の欄には、当該静止画である撮像画像31が撮影された日付が表示される。このように検査部位18についての検査の指摘事項は、静止画による情報を有していてもよい。
以上のように、検査者であるユーザUは、登録アイコン28のタップ後に表示画面3dの撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21をタップすることにより、「001」の指摘事項番号21について記録された汚れDの検査部位18の指摘事項を確認することができる。
「001」の指摘事項番号21について記録された汚れDの検査部位18の指摘事項の書込、修正、更新及び削除が行われる場合は、「001」の指摘事項番号21がダブルタップ又は長押しされることにより、表示画面3dには図5に示したような内容が再び表示され、上述したような入力工程及び記録工程を行うことにより、指摘事項の書込、修正、更新及び削除が可能である。
なお、図5に示したような表示画面3dにおいて、ユーザUにより動画撮影アイコン27がタップされた場合は、表示画面3dは一般的な携帯情報端末3の内蔵カメラによる動画の撮像時の画面に切り替えられる。携帯情報端末3の内蔵カメラにより汚れDの検査部位18の動画が撮影される。汚れDの検査部位18の動画の撮影が終了すると、図6に示した表示画面3dのサムネイル表示枠25には、携帯情報端末3の内蔵カメラにより撮影された汚れDの検査部位18の動画のサムネイルが表示される。登録アイコン28がタップされると、静止画の場合と同様に、表示画面3dは図7に示したような内容が表示される。
図7に示した表示画面3dの撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21がタップされると、図8に示した表示画面3dの撮像画像31として、携帯情報端末3の内蔵カメラにより撮影された汚れDの検査部位18の動画が表示される。このように検査部位18についての検査の指摘事項は、動画による情報を有していてもよい。
複数の検査部位18について、上記と同様の入力工程及び記録工程が繰り返し行われてもよい。図7に示した表示画面3dの撮像画像30及び指摘事項リスト22には、複数の検査部位18のそれぞれについての赤色の点滅する指摘事項番号21が表示される。
次に、作業者であるユーザuが、検査者であるユーザUによる検査の指摘事項に基づいて指摘事項の是正の作業を行う場合について説明する。図9に示すように、作業者であるユーザuの携帯情報端末4の表示画面4dにも、図7に示した検査者であるユーザUの携帯情報端末3の表示画面3dと同様の表示がなされる。タブ11の「日付」の欄には、上記の図5、図6及び図8の「是正予定日」と同じ日付が表示されている。表示画面3dの撮像画像30及び指摘事項リスト22には、上述したような検査者であるユーザUによる入力工程及び記録工程によって、複数の検査部位18のそれぞれについての赤色の点滅する指摘事項番号21が表示されている。
ユーザuにより表示画面4dの撮像画像30又は指摘事項リスト22のいずれかの指摘事項番号21がタップされると、図10に示すように、当該指摘事項番号21に係る検査部位18に撮像画像30の視界が向き、当該指摘事項番号21に係る検査部位18が拡大される。図10の例では、撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21がタップされている。「001」の指摘事項番号21に係る汚れDの検査部位18の方向に応じて視線方向が変更され、変更された視線方向に応じて汚れDの検査部位18が略中央に表示された撮像画像30が表示画面4dに表示され、変更された視線方向に応じた視界12rが平面図12に表示される。また、汚れDの検査部位を中心に撮像画像30が拡大表示される。
これにより、指摘事項番号21に係る検査部位18が視界12rの外に存在し、撮像画像30に指摘事項番号21が写っていない場合でも、視界12rの外の指摘事項番号21に係る検査部位18を容易に発見することができる。なお、撮像画像30又は指摘事項リスト22のいずれかの指摘事項番号21がタップされた場合には、撮像画像30及び指摘事項リスト22におけるタップされた「001」等の指摘事項番号21の色や点滅の間隔が他の指摘事項番号21と異なるようにされてもよい。
撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21がタップされると、図11に示すように、図8と同様に「001」の指摘事項番号21に係る検査部位18の指摘事項が表示される。これにより、指摘事項の是正の作業を行うユーザuは、「001」の指摘事項番号21に係る検査部位18の指摘事項を参照することができる。図11に示した撮像画像31の静止画又は動画と指摘事項表示枠29に表示された項目とがユーザuにより確認され、検査の指摘事項の是正の作業が行われる。
次に、作業者であるユーザuにより、サーバ2の記録部2mに記録された指摘事項が更新される場合について説明する。汚れDの検査部位18についての検査の指摘事項の是正の作業を終えたユーザuにより表示画面4dのいずれかの位置がタップされると、表示画面4dは、再度、図9に示すような表示画面4dに切り替わる。なお、撮像画像30は、汚れDの検査部位18の指摘事項が是正される前に撮影された静止画であるため、是正後も汚れDは写っている。図9又は図10に示す表示画面4dの撮像画像30又は指摘事項リスト22のいずれかの「001」の指摘事項番号21がダブルタップ又は長押しされると、図12に示すように、表示画面4dには図6と同様の表示がなされる。サムネイル表示枠25には、既に記録部2mに汚れDの検査部位18について記録された静止画のサムネイルが表示される。
ユーザuにより静止画撮影アイコン26がタップされると、表示画面4dは一般的な携帯情報端末4の内蔵カメラによる静止画の撮像時の画面に切り替えられる。携帯情報端末4の内蔵カメラにより汚れDが除去された検査部位18の静止画が撮影される。汚れDが除去された検査部位18の静止画の撮影が終了すると、図13に示すように、表示画面4dには、再度、撮像画像30と指摘事項表示枠24とが表示され、サムネイル表示枠25には、携帯情報端末3の内蔵カメラにより撮影された汚れDが除去された検査部位18の静止画のサムネイルが表示される。
登録アイコン28がタップされると、図14に示すように、表示画面4dには、撮像画像30と、表示画面4dの右隅の指摘事項リスト22とが表示される。撮像画像30には、記録工程により指摘事項が記録された汚れDの検査部位18に、指摘事項番号21として赤色の点滅していない「001」が表示される。指摘事項リスト22にも、指摘事項番号21として赤色の点滅していない「001」が表示される。赤色の点滅していない「001」の指摘事項番号21は、作業者であるユーザuにより、「001」の指摘事項番号21の指摘事項が是正され、サーバ2の記録部2mに記録された指摘事項が更新されたことを意味する。
表示画面4dの撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21がタップされると、図15に示すように、表示画面4dには、図8と同様に、携帯情報端末4の内蔵カメラにより撮影された汚れDが除去された検査部位18の静止画である撮像画像32と、指摘事項表示枠29とが表示された状態に切り替わる。「写真撮影日」の欄には、当該静止画である撮像画像32が撮影された日付が書き込まれる。以上のように、作業者であるユーザuは、登録アイコン28のタップ後に表示画面4dの撮像画像30又は指摘事項リスト22の「001」の指摘事項番号21をタップすることにより、「001」の指摘事項番号21について記録された汚れDが除去され且つ更新された検査部位18の指摘事項を確認することができる。
以上のようにして、検査者であるユーザUによる入力工程及び記録工程と略同様に作業者であるユーザuにより指摘事項が更新される。図12において、ユーザuにより動画撮影アイコン27がタップされた場合も、検査者であるユーザUによる入力工程及び記録工程と同様である。また、検査者であるユーザU等により、ユーザuによる指摘事項の是正の確認が行われる場合も、上記の図9、図10から図11と同様の表示画面により是正された指摘事項を確認し、図12と同様にして指摘事項表示枠24の是正確認日の欄に当該是正確認日を書込み、登録アイコン28をタップすることにより、指摘事項の是正の確認を記録することができる。
上記のようにして「001」の指摘事項番号21の指摘事項の是正の確認が行われた場合には、例えば、図14に示す撮像画像30及び指摘事項リスト22の指摘事項番号21として黒色の点滅していない「001」が表示される。黒色の点滅していない「001」の指摘事項番号21は、検査者であるユーザU等により、「001」の指摘事項番号21の指摘事項の是正が確認されたことを意味する。なお、検査者であるユーザU等により「001」の指摘事項番号21の指摘事項の是正が不充分であると判断され、例えば、是正予定日を所定期間経過しても指摘事項表示枠24の是正確認日の欄に当該是正確認日が書き込まれなかった場合には、図14に示す撮像画像30及び指摘事項リスト22の指摘事項番号21として赤色の点滅している「001」が再び表示される。
以上のような携帯情報端末3,4の表示画面3d,4dと同様の表示が、施工管理者、施主及び監理者であるユーザuの情報端末5の表示画面5dにおいても表示される。
本実施形態によれば、入力工程で、建築物Bの任意の検査部位18についての検査の後に、建築物Bの撮像画像30の中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とが建築物の検査システム1の入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力される。また、記録工程で、建築物Bの平面図12と、平面図12の中での検査部位18と、撮像画像30と、入力工程で入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力された撮像画像30の中での検査部位18と、入力工程で入力部である携帯情報端末3の表示画面3dに入力された検査部位18についての検査の指摘事項とが互いに関連付けた情報として建築物の検査システム1のサーバ2の記録部2mに記録される。これにより、検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等は立体的な建築物Bの撮像画像30の中での検査部位18を参照することができるため、検査の指摘事項についての建築物Bにおける立面方向の情報や位置情報の判り易さを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、撮像画像30は任意の視点12cから水平方向に360°回転させた視線による情報を有するため、検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等は検査部位18での全周囲にわたる立体的な撮像画像30の中での検査部位18を参照することができ、検査の指摘事項についての建築物Bにおける立面方向の情報や位置情報の判り易さをより向上させることができる。
また、本実施形態によれば、検査部位18についての検査の指摘事項は動画による情報を有するため、例えば、検査部位18がドア、窓、機械設備等の建築物Bの可動部分であるときに、これらの建付け及び機能動作等の検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等に対する検査の指摘事項の判り易さをより向上させることができる。
建築物Bの内装工事以外の工事の検査の場合は状況が時々刻々と変化する。しかし、本実施形態によれば、入力工程は、状況が大きくは変わらない内装工事の後に行われるため、一つの撮像画像30と検査部位18と指摘事項等とを関連付けて記録すれば、それで済むという利点がある。
また、本実施形態によれば、記録工程で記録部2mに記録された情報は記録部2mにアクセスする権限を与えられたユーザU,uが携帯情報端末3,4及び情報端末5を介して閲覧等が可能であるため、セキュリティー上の問題を生じさせず且つ情報が記載された紙面の配布を受けずに、検査の指摘事項に基づいて作業を行う作業者等が検査の指摘事項を閲覧等することができる。本実施形態では、例えば、セキュリティー上の問題から作業者等に検査者の様々な情報にアクセスすることが可能な携帯情報端末を支給することができない場合でも、適用可能である。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明では、図16に示すように、本実施形態に係る建築物の検査方法が行われた後に検査の指摘事項の是正を行う作業者の携帯情報端末4の表示画面4dを例として説明する。上記第1実施形態では、建築物Bの平面図12における部屋又はフロアのそれぞれの中心に視点12cは設定されていた。一方、本実施形態では、建築物Bの平面図12における任意の位置に視点12cを変更しつつ設定可能である点が上記第1実施形態とは異なる。上記第1実施形態と同様に、撮像画像30には、視点12cからの全天球画像における水平方向の視界12r及び垂直方向の視界の部分が表示されている。
平面図12における視点12cの設定は、例えば、表示画面4dの平面図12の視点12cを任意の方向にドラッグすることにより行うことができる。また、携帯情報端末4に内蔵されたGPS(Global Positioning System)により測位された携帯情報端末4及びユーザuの位置が視点12cとして平面図12の中に表示され、測位された携帯情報端末4及びユーザuの位置からの視点12cによる撮像画像30が表示画面4dに表示されてもよい。
また、本実施形態では、記録部2mは、建築物Bの平面図12と、建築物Bの平面図12における一点を厳密に特定する平面図12の中での検査部位18と、撮像画像30と、撮像画像30の中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項とを互いに関連付けた情報として記録する。
表示画面4dの平面図12には検査部位18のそれぞれが表示される。例えば、検査者であるユーザUによる検査における指摘事項が是正されていない検査部位18は点滅する赤色の点で表示される。作業者であるユーザuにより指摘事項が是正され、サーバ2の記録部2mに記録された指摘事項が更新された検査部位18は点滅していない赤色の点で表示される。検査者であるユーザU等により指摘事項の是正の確認が行われ、サーバ2の記録部2mに記録された指摘事項が更新された検査部位18は点滅していない黒色の点で表示される。検査者であるユーザU等により指摘事項の是正が確認されず、指摘事項表示枠24の是正確認日の欄に是正確認日が書き込まれなかった検査部位18は点滅する赤色の点で表示される。
表示画面4dの平面図12に検査部位18のそれぞれをタップすると、上記第1実施形態の撮像画像30の指摘事項番号21をタップした場合と同様に、タップされた検査部位18に撮像画像30の視界が向き、当該検査部位18が拡大される。その他の点については、上記第1実施形態と同様である。
以上のような携帯情報端末4の表示画面4dと同様の表示が、検査者であるユーザUの携帯情報端末3の表示画面3dや、施工管理者、施主及び監理者であるユーザuの情報端末5の表示画面5dにおいても表示される。
なお、上記の撮像画像30に替えて、サーバ2の記録部2mには、建築物Bの平面図12と、平面図12の中での任意に変更可能な視点12c及び視界12rでの立体図とが互いに関連付けた情報として記録され、表示画面3d,4d,5dには立体図が表示されてもよい。立体図には、例えば、ビルディングインフォメーションモデリング等による立体図を適用することができる。表示画面3d,4d,5dに立体図が表示される場合も、上記の撮像画像30と同様に建築物Bの平面図12における任意の位置に視点12cを変更しつつ設定可能することができる。上記第1実施形態と同様に、立体図は、建築の工程の進捗に伴い、建築の工程の予定に従って更新してもよい。撮像画像30に替えて立体図を適用した場合は、検査システム1が処理する情報量を少なくすることができる利点がある。
本実施形態によれば、建築物Bの平面図12における任意の位置に視点12cを変更しつつ設定可能であるため、検査の指摘事項についての建築物Bにおける立面方向の情報や位置情報の判り易さをさらに向上させることができる。また、本実施形態によれば、記録部2mは、建築物Bの平面図12における一点を厳密に特定する平面図12の中での検査部位18と、検査部位18についての検査の指摘事項等とを互いに関連付けた情報として記録し、表示画面3d,4d,5dの平面図12に検査部位18のそれぞれが表示されるため、平面図と立体的な撮像画像又は立体図とにより、検査の指摘事項についての建築物Bにおける位置情報の判り易さをさらに向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。例えば、建築物Bの撮像画像30の中での検査部位18についての検査の指摘事項の入力の態様は、上記以外にも適宜変更し得る。また、互いに関連付けて記録された建築物Bの平面図12、平面図12の中での検査部位18、撮像画像30、撮像画像30の中での検査部位18及び検査部位18についての検査の指摘事項が表示される態様は、上記以外にも適宜変更し得る。
また、上記実施形態では、建築物Bの内装工事の後に検査及び入力工程が行われる態様を中心に説明したが、本発明の建築物の検査方法及び建築物の検査システム1は、内装工事以外の工事の後の検査や、完成した建築物の検査に適用されてもよい。また、撮像画像30及び立体図のいずれかは、視点12cから水平方向に360°回転させた視線による情報を有さず、例えば、視点12cから東西南北の4方向の視線のそれぞれによる写真や立体図でもよい。
1…検査システム、2…サーバ、2m…記録部、3,4…携帯情報端末、3d,4d…表示画面、5…情報端末、5d…表示画面、11…タブ、12…平面図、12c…視点、12r…視界、18…検査部位、19,20…タップアイコン、21…指摘事項番号、22…指摘事項リスト、24…指摘事項表示枠、25…サムネイル表示枠、26…静止画撮影アイコン、27…動画撮影アイコン、28…登録アイコン、29…指摘事項表示枠、30,31,32…撮像画像、B…建築物、U,u…ユーザ、D…汚れ。

Claims (9)

  1. 建築物の任意の検査部位についての検査の後に、前記建築物の撮像画像及び前記建築物の立体図のいずれかの中での前記検査部位と、前記検査部位についての前記検査の指摘事項とが建築物の検査システムの入力部に入力される入力工程と、
    前記建築物の平面図と、前記平面図の中での前記検査部位と、前記撮像画像及び前記立体図のいずれかと、前記入力工程で前記入力部に入力された前記撮像画像及び前記立体図のいずれかの中での前記検査部位と、前記入力工程で前記入力部に入力された前記検査部位についての前記検査の前記指摘事項とが互いに関連付けた情報として建築物の前記検査システムの記録部に記録される記録工程と、
    を備えた建築物の検査方法。
  2. 前記撮像画像及び前記立体図のいずれかは、任意の視点から水平方向に360°回転させた視線による情報を有する、請求項1に記載の建築物の検査方法。
  3. 前記検査部位についての前記検査の前記指摘事項は、動画による情報を有する、請求項1又は2に記載の建築物の検査方法。
  4. 前記入力工程は、前記建築物の内装工事の後に行われる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築物の検査方法。
  5. 前記記録工程で前記記録部に記録された前記情報は、前記記録部にアクセスする権限を与えられたユーザが情報端末を介して閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除のいずれかが可能である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の建築物の検査方法。
  6. 建築物の任意の検査部位についての検査を行うための建築物の検査システムであって、
    前記建築物の撮像画像及び前記建築物の立体図のいずれかの中での前記検査部位と、前記検査部位についての前記検査の指摘事項とを入力される入力部と、
    前記建築物の平面図と、前記平面図の中での前記検査部位と、前記撮像画像及び前記立体図のいずれかと、前記入力部に入力された前記撮像画像及び前記立体図のいずれかの中での前記検査部位と、前記入力部に入力された前記検査部位についての前記検査の前記指摘事項とを互いに関連付けた情報として記録する記録部と、
    を備えた建築物の検査システム。
  7. 前記撮像画像及び前記立体図のいずれかは、任意の視点から水平方向に360°回転させた視線による情報を有する、請求項6に記載の建築物の検査システム。
  8. 前記検査部位についての前記検査の前記指摘事項は、動画による情報を有する、請求項6又は7に記載の建築物の検査システム。
  9. 前記記録部に記録された前記情報は、前記記録部にアクセスする権限を与えられたユーザが情報端末を介して閲覧、確認、書込、修正、更新及び削除のいずれかが可能である、請求項6〜8のいずれか1項に記載の建築物の検査システム。
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