JP2017180263A - クランクシャフトの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクケース側壁部等への応力集中を抑制可能なクランクシャフトの支持構造を提供する。
【解決手段】ベアリングキャップ側壁部36とベアリングキャップ底面部34とのそれぞれの延長部分が交わる部分を含む領域(ベアリングキャップ31の角領域AR1)に、ベアリングキャップ側壁部36の一部を切り欠いた第1角部31Xと、ベアリングキャップ底面部34の一部を切り欠いた第2角部31Yとが形成される。さらに、ジャーナル壁21におけるクランクケース側壁部26と第1角部31Xとの間と、クランクケース底面部24と第2角部31Yとの間に隙間Sを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、クランクシャフトの支持構造に関する。
クランクシャフトの支持構造には、アルミニウム合金製のクランクケースに鋼鉄製のベアリングキャップをボルトで固定し、クランクケースとベアリングキャップとの間にクランクシャフトを回転自在に支持する構造が知られている。
クランクケースとベアリングキャップとをボルトだけで固定した場合、材質の違いから、クランクシャフトの回転による振動により応力集中が発生するおそれがあった
自動車用のエンジンには、上記の振動を抑制するためにベアリングキャップを圧入する構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、クランクシャフトの回転により生じる荷重の応力集中を緩和するために、クランクケースに円弧状の凹部を形成する構造も開示されている(例えば、特許文献2,3参照)。
実開昭62−102019号公報 特許第4228991号公報 特許第5506648号公報
しかし、従来の構成は、クランクケースにベアリングキャップの圧入荷重が作用するクランクケース側壁部とベアリングキャップの角部とが当接する。このため、クランクシャフトの回転により生じる振動等によって、クランクケース側壁部等に応力集中が発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、クランクケース側壁部等への応力集中を抑制可能なクランクシャフトの支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、クランクケース(12)に圧入及び締結されるベアリングキャップ(31)を備え、前記クランクケース(12)と前記ベアリングキャップ(31)との間にクランクシャフト(15)を回転自在に支持するクランクシャフトの支持構造であって、前記ベアリングキャップ(31)は、前記クランクケース(12)に圧入されたときに、前記クランクケース(12)との間に圧入加重が作用するベアリングキャップ側壁部(36)と、前記クランクケース(12)と接するベアリングキャップ底面部(34)とを有し、前記ベアリングキャップ側壁部(36)と前記ベアリングキャップ底面部(34)とのそれぞれの延長部分が交わる部分を含む領域(AR1)に、前記ベアリングキャップ側壁部(36)の一部を切り欠いた第1角部(31X)と、前記ベアリングキャップ底面部(34)の一部を切り欠いた第2角部(31Y)とが形成されており、前記クランクケース(12)は、前記ベアリングキャップ側壁部(36)と接するクランクケース側壁部(26)と、前記ベアリングキャップ底面部(34)と接するクランクケース底面部(24)とを有し、前記クランクケース側壁部(26)と前記第1角部(31X)との間と、前記クランクケース底面部(24)と前記第2角部(31Y)との間に隙間(S)を有することを特徴とする。
上記構成において、前記クランクケース(12)は、前記クランクケース側壁部(26)と前記クランクケース底面部(24)とのそれぞれの延長部分が交わる部分に、前記第1角部(31X)及び第2角部(31Y)との間に離間距離を確保する円弧状に切り欠いた円弧部(61A)を有する切欠部(61)が形成されており、前記切欠部(61)は、前記クランクケース側壁部(26)と前記円弧部(61A)とを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状を有する直線部(61B)を有しても良い。
また、上記構成において、前記切欠部(61)は、前記クランクケース底面部(24)と前記円弧部(61A)とを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状を有する他の直線部(61C)を有しても良い。
また、上記構成において、前記直線部(61B)は、前記円弧部(61A)を延長した円弧よりも前記第1角部(31X)から離間した位置で前記クランクケース側壁部(26)に繋がっても良い。
また、上記構成において、前記他の直線部(61C)は、前記円弧部(61A)を延長した円弧よりも前記第2角部(31Y)から離間した位置で前記クランクケース底面部(24)に繋がっても良い。
また、上記構成において、前記ベアリングキャップ(31)は、前記クランクケース(12)への圧入方向に沿った方向を軸方向とするボルト孔(33B)を有しても良い。
また、上記構成において、前記ボルト孔(33B)は、前記ベアリングキャップ(31)と前記クランクケース(12)とを締結するための締結用ボルト(41)を貫通させる貫通孔部(33)の同軸上にあり、前記締結用ボルト(41)よりも大きい径を有しても良い。
本発明は、ベアリングキャップは、クランクケースとの間に圧入加重が作用するベアリングキャップ側壁部と、前記クランクケースと接するベアリングキャップ底面部とのそれぞれの延長部分が交わる部分を含む領域に、前記ベアリングキャップ側壁部の一部を切り欠いた第1角部と、前記ベアリングキャップ底面部の一部を切り欠いた第2角部とが形成されている。また、前記クランクケースは、前記ベアリングキャップ側壁部と接するクランクケース側壁部と前記第1角部との間と、前記ベアリングキャップ底面部と接するクランクケース底面部と前記第2角部との間に隙間を有する。これらの構成により、ベアリングキャップの角領域とクランクケースの隅領域とが接触することを回避でき、クランクケース側壁部等への応力集中を抑制することができる。
また、前記クランクケースは、前記クランクケース側壁部と前記クランクケース底面部とのそれぞれの延長部分が交わる部分に、前記第1角部及び第2角部との間に離間距離を確保する円弧状に切り欠いた円弧部を有する切欠部が形成されている。これにより、円弧部の領域で応力集中を緩和できる。さらに、前記切欠部は、前記クランクケース側壁部と前記円弧部とを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状を有する直線部を有しているので、離間距離を確保しつつ円弧部を小径化するとともに第1角部に近づけることができる。従って、切欠部の容積を省スペース化でき、クランクケースの剛性を確保し易くなる。
また、前記切欠部は、前記クランクケース底面部と前記円弧部とを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状を有する他の直線部を有している。これにより、離間距離を確保しつつ円弧部を小径化するとともに第2角部に近づけることができる。従って、切欠部の容積を省スペース化でき、クランクケースの剛性を確保し易くなる。
また、前記直線部は、前記円弧部を延長した円弧よりも前記第1角部から離間した位置で前記クランクケース側壁部に繋がるので、第1角部及びその周囲との離間距離を確保し易くなり、切欠部の容積の省スペース化に寄与する。
また、前記他の直線部は、前記円弧部を延長した円弧よりも前記第2角部から離間した位置で前記クランクケース底面部に繋がるので、第2角部及びその周囲との離間距離を確保し易くなり、切欠部の容積の省スペース化に寄与する。
また、前記ベアリングキャップは、前記クランクケースへの圧入方向に沿った方向を軸方向とするボルト孔を有するので、圧入されたベアリングキャップを引き抜くときに、ベアリングキャップを把持するための締結用ボルトを締結することができる。
また、前記ボルト孔は、前記ベアリングキャップと前記クランクケースとを締結するための締結用ボルトを貫通させる貫通孔部の同軸上にあり、前記締結用ボルトよりも大きい径を有するので、貫通孔部とボルト孔とを兼用することができる。従って、ベアリングキャップの剛性を保ち易くなる。
本発明のクランクシャフトの支持構造を有するパワーユニットを後方から見た図である。 クランクケースの左ケース半体の斜視図である。 ジャーナル壁とベアリングキャップとを結合した状態を示した図である。 図3の内部構造を示した断面図である。 図4の一部を拡大した図である。 着脱用治具をベアリングキャップ等と共に示した斜視図である。 着脱用治具をベアリングキャップ等と共に示した断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のクランクシャフトの支持構造を有するパワーユニットを後方から見た図である。このパワーユニット10は、自動二輪車に搭載され、自動二輪車の後輪(駆動輪)を駆動するユニットであり、エンジンとも称する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ自動二輪車に搭載されたときの各方向である。また、各図に示す符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
パワーユニット10は、クランクケース12と、クランクケース12から左右に突出する一対のシリンダ部13L,13Rとを備えた水平対向型の内燃機関を有している。各シリンダ部13L,13Rには、それぞれ前後に並ぶ三つの気筒が設けられている。つまり、パワーユニット10は水平対向6気筒エンジンに構成されている。
シリンダ部13L,13Rの上面には、各気筒に連通する吸気口マニホールドがそれぞれ設けられ、各吸気口マニホールドにエアクリーナが接続される。また、シリンダ部13L,13Rの下面には、各気筒に連通する排気口が設けられ、各排気口14に排気管が接続される。
クランクケース12は、左右中央で分割される二つのブロック12L,12Rによって構成される。以下、クランクケース12の左側のブロック12Lを「左ケース半体12L」、右側のブロック12Rを「右ケース半体12R」と表記する。
なお、図1はクランクケース12後部に連結されるカバーを取り外した状態であり、内部に収容されるクランクシャフト15等を視認可能である。クランクケース12及びシリンダ部13L,13Rはアルミニウム合金で製作されている。
クランクケース12には、左右のケース半体12L,12Rの合わせ面に相当する位置(左右中央位置)に、車体前後方向に延びるクランクシャフト15が回転自在に支持される。また、クランクケース12には、さらに、メインシャフト16と、カウンタシャフト17と、出力シャフト18と、ジェネレータシャフト19とが回転自在に支持される。
メインシャフト16は、クランクシャフト15の下方でクランクシャフト15と平行に配置される軸部材であり、クランクシャフト15の回転が伝達される。カウンタシャフト17は、メインシャフト16の右方でメインシャフト16と平行に配置される軸部材であり、メインシャフト16の回転が、現在の変速段に対応する変速比で伝達される。
出力シャフト18は、カウンタシャフト17の右上方でカウンタシャフト17と平行に配置される軸部材であり、カウンタシャフト17の回転が伝達される。この出力シャフト18は、パワーユニット10外に露出し、不図示の動力伝達機構を介して後輪を駆動する。クランクシャフト15から出力シャフト18に至る動力伝達経路には、クラッチ機構が設けられており、このクラッチ機構により動力伝達の断・接が切り替え可能である。
ジェネレータシャフト19は、クランクシャフト15の左方でクランクシャフト15と平行に配置される軸部材である。このジェネレータシャフト19には、クランクシャフト15の回転が伝達され、不図示の発電機構を介して電力を発電させる。この電力は車体の各部に電力を供給するバッテリーの充電等に使用される。
次にクランクシャフト15の支持構造を説明する。
クランクシャフト15は、左ケース半体12Lに形成されたジャーナル壁(クランクシャフトホルダとも称する)21と、ジャーナル壁21に固定されるベアリングキャップ31とによって回転自在に支持される。
図2は、クランクケース12の左ケース半体12Lの斜視図である。
図2に示すように、ジャーナル壁21は、前後方向に間隔を空けて左ケース半体12Lに一体に設けられ、本構成では4個のジャーナル壁21が前後に間隔を空けて設けられている。ベアリングキャップ31は、各ジャーナル壁21に、一対ずつの締結部品である締結用ボルト41でそれぞれ締結される。
ジャーナル壁21にベアリングキャップ31が締結されると、各々に形成された半円状の凹み部21A,31Bにより真円の貫通孔が形成され、この貫通孔にクランクシャフト15が挿入される。この貫通孔とクランクシャフト15との間にはメタルベアリング51(後述する図3)が介挿される。
図2に示すように、左ケース半体12Lは、車幅方向外側の面を構成する側壁部121と、上面を構成する上板部122と、底面を構成する底板部123とを一体に備えるとともに、内部の各所に配置される内壁部124とを一体に備えている。左ケース半体12Lは、アルミニウム合金を用いた鋳造により一体に形成され、ジャーナル壁21は内壁部124と一体に形成されている。
図2中、符号126は、メインシャフト16を支持するジャーナル壁(メインシャフトホルダとも称する)であり、このジャーナル壁126も左ケース半体12Lに一体に形成されている。符号53は、ジェネレータシャフト19を回転自在に支持する軸受(例えば、転がり軸受)である。また、符号54は、クランクシャフト15近傍にて、左ケース半体12Lと右ケース半体12Rとを締結する締結部品である締結用ボルトである。
図3はジャーナル壁21とベアリングキャップ31とを結合した状態を示した図であり、図4は図3の内部構造を示した断面図である。
ベアリングキャップ31は鋼鉄材料で形成される。本実施形態では、クランクケース12よりも熱膨張率が小さく、クランクケース12よりも硬い鉄系の材料で形成されている。
ベアリングキャップ31は、鋼鉄製のベアリングキャップ本体32に、ジャーナル壁21に締結するための締結用ボルト41が通る一対の貫通孔部33と、ジャーナル壁21の接合面に接する一対の底面部34と、一対の底面部34の間で半円状に凹む凹み部31Aとを一体に設けることによって製作される。
以下、ベアリングキャップ31の底面部34を、「ベアリングキャップ底面部34」と表記し、ジャーナル壁21の接合面、つまり、ベアリングキャップ底面部34と接する面を、「クランクケース底面部24」と表記する。
ベアリングキャップ底面部34、及びクランクケース底面部24は、平坦面に形成され、ベアリングキャップ31をクランクケース12(ジャーナル壁21)に締結する際に面接触することで、高い締結力で締結可能である。
ジャーナル壁21は、一対のベアリングキャップ底面部34がそれぞれ接する一対のクランクケース底面部24と、一対のクランクケース底面部24の間で半円状に凹む凹み部21Aと、ベアリングキャップ31の貫通孔部33に連なる雌ねじ部25とを一体に有する。この雌ねじ部25には、締結用ボルト41が螺合する。
また、ジャーナル壁21には、左ケース半体12Lと右ケース半体12Rとを締結するための一対の締結用ボルト54が通る一対の貫通孔部40も有している。
図4に示すように、ベアリングキャップ31とジャーナル壁21とには、互いの接合面を挟んで対向する領域にノックピン用孔部33N,25N(以下、ノック孔33N,25Nと表記する)が形成される。ベアリングキャップ31のノック孔33Nは、貫通孔部33の途中からベアリングキャップ底面部34に至る領域を拡径させることによって、貫通孔部33と同軸に形成されている。
また、ジャーナル壁21のノック孔25Nは、雌ねじ部35におけるクランクケース底面部24内の領域を拡径させることによって、雌ねじ部35と同軸に形成されている。
ノック孔33N,25Nは、ベアリングキャップ31とジャーナル壁21とが締結される位置で互いに連通する。これらノック孔33N,25Nには、1本のノックピン57が挿入される。このノックピン57によりベアリングキャップ31とジャーナル壁21とが位置決めされる。
ノックピン57は、締結用ボルト41が挿入可能なC型断面を有する円筒部品(割りノックピンとも称する)である。本構成では、2本のノックピン57を用いて2カ所で位置決めするので、ベアリングキャップ31とジャーナル壁21との位置決め精度を高めることができる。
さらに、ジャーナル壁21には、一対のクランクケース底面部24の外側部分(図3中、符号26で示す部分)が右ケース半体12R側に突出することによって、ベアリングキャップ31が圧入される圧入部位が一体に形成される。
つまり、圧入部位を構成する一対の外側部分26の間隔は、ベアリングキャップ31の幅W1(図3)よりも狭く形成されており、この幅W1内にベアリングキャップ31が圧入される。圧入することによって、ベアリングキャップ31とジャーナル壁21との結合強度が高められ、クランクシャフト15の回転による振動を抑制し易くなる。
クランクケース12側に存在する外側部分26は、ベアリングキャップ31が圧入される際の側壁として機能するので、以下、「クランクケース側壁部26」と表記する。また、クランクケース側壁部26の内側に対応するベアリングキャップ31の領域、つまり、クランクケース12との間に圧入荷重が作用する領域を「ベアリングキャップ側壁部36」と表記する。
また、ベアリングキャップ31のベアリングキャップ底面部34とベアリングキャップ側壁部36とのそれぞれの延長部分が交わる領域AR1は、「ベアリングキャップの角領域AR1」と表記する。なお、この領域AR1は延長部分が交わる箇所に限定されず、その付近も含んでいる。
また、ジャーナル壁21のクランクケース底面部24とクランクケース側壁部26とのそれぞれの延長部分が交わる領域AR2は、「ジャーナル壁21の隅領域AR2」と表記する。この領域AR2についても、延長部分が交わる箇所に限定されず、その付近も含んでいる。
図5は、図4の一部を拡大した図であり、ベアリングキャップ31の角領域AR1とジャーナル壁21の隅領域AR2とに対応する領域を示している。
図5に示すように、ベアリングキャップ31の角領域AR1とジャーナル壁21の隅領域AR2との間には、隙間Sが形成され、この隙間Sによって、角領域AR1と隅領域AR2との接触によって生じる応力集中を抑制するようにしている。以下、隙間Sに関わる構成を説明する。
ベアリングキャップ31の角領域AR1には、ベアリングキャップ側壁部36の一部を切り欠いた第1角部31Xと、ベアリングキャップ底面部34の一部を切り欠いた第2角部31Yとが形成される。より具体的には、第1角部31Xは、ベアリングキャップ側壁部36の一部を、斜めに直線状に切り欠くことによって形成される。また、第2角部31Yは、ベアリングキャップ底面部34の一部を、斜めに直線状に切り欠くことによって形成される。
第1角部31X及び第2角部31Yからなる複数の角部を形成することにより、第1角部31Xと第2角部31Yとの間の広い範囲に渡って、ジャーナル壁21の隅領域AR2との間に隙間を確保し易くなる。
しかも、複数の角部を形成するので、角領域AR1の全体を一定の角度で斜めにカットする場合と比べて、角領域AR1のカット量を低減できる。従って、ベアリングキャップ31の剛性を確保し易くなる。
また、第1角部31X及び第2角部31Yは、直線状に切り欠いて形成されるので、切削等の加工が容易である。さらに、切り欠きの角度調整によって第1角部31X及び第2角部31Yの形状を微調整することも容易である。本構成では、第1角部31X及び第2角部31Yを形成する切り欠きの角度を、30°或いはその前後範囲の角度にすることによって、広い範囲に隙間を確保しつつカット量を抑えることができる。
また、ジャーナル壁21の隅領域AR2には、第1角部31X及び第2角部31Yから離間する切り欠き形状の切欠部61が形成されることによって、ベアリングキャップ31の角領域AR1とジャーナル壁21の隅領域AR2との間の隙間を拡げている。
この切欠部61は、第1角部31X及び第2角部31Yとの間に隙間Sを確保する円弧状に切り欠いた円弧部61Aと、円弧部61Aとクランクケース側壁部26とを繋ぐ切り欠き形状を有する第1切欠部61Bと、円弧部61Aとクランクケース底面部24とを繋ぐ切り欠き形状を有する第2切欠部61Cとを一体に有している。
より具体的には、円弧部61Aは、第1角部31X及び第2角部31Yから離れる側に向かって湾曲する円弧に沿って形成される。この円弧は、第1角部31X及び第2角部31Yとの間の離間距離を確保する円弧である。離間距離は、クランクシャフト15の回転によって第1角部31X及び第2角部31Yが振動した場合、或いは、ジャーナル壁21とベアリングキャップ31との間の熱膨張量の差が生じた場合でも、ジャーナル壁21に当接しない距離である。
円弧状に切り欠いた円弧部61Aを設けることによって、仮に円弧部61Aに外力が作用しても応力集中を緩和することができる。この円弧部61Aは、ベアリングキャップ31の第1角部31X及び第2角部31Yに対向する領域だけに形成される。つまり、円弧部61Aは、ベアリングキャップ31が圧入される側壁(クランクケース側壁部26)、及びベアリングキャップ31が締結される部位(クランクケース底面部24)のいずれにも繋がっていない。
例えば、この円弧部61Aは、第1角部31X及び第2角部31Yが当接しない範囲で最も小さい一定の曲率(又は曲率半径)の切り欠きとされ、第1角部31X及び第2角部31Yから最小限の離間距離を確保する。なお、円弧部61Aの形状は一定の曲率(曲率半径)の切り欠きに限らず、離間距離を確保する範囲で曲率(曲率半径)が途中で変化する切り欠きでも良い。
第1切欠部61Bは、円弧部61Aの一端と、クランクケース側壁部26における第1角部31Xから離間した位置P1とをつなぐように、クランクケース側壁部26の一部を斜めに直線状に切り欠いた直線部に形成される。なお、図5中、符号LBは第1切欠部61Bの直線の延長線を示す。
この第1切欠部61Bは、一定の傾斜角度で切り欠いて形成されるので、加工が容易である。しかも、この切り欠きの角度を、30°或いはその前後範囲の角度にすることによって、広い範囲に隙間を確保しつつカット量を抑えることができる。
また、第1切欠部61Bは、円弧部61Aを延長した円弧(図5中、波線で示す)よりも第1角部31Xから離間した位置P1(図5)にてベアリングキャップ側壁部36に繋がる。なお、図5中、符号PAは、円弧部61Aを延長した円弧がベアリングキャップ側壁部36に繋がる位置である。
このため、第1切欠部61Bを有する方が、円弧部61A(波線部分を含む)だけの場合と比べて、第1角部31X及びその周囲との離間距離を広く確保できる。
仮に円弧部61Aだけで第1切欠部61Bと同等の離間距離を確保しようとすれば、位置P1を通る円弧部61Aにする必要があり、円弧部61Aが大径化する。従って、クランクケース側壁部26のカット量が増えてしまい、ジャーナル壁21の剛性の確保に不利である。
このように、本構成では、円弧部61Aと、直線状の切り欠きである第1切欠部61Bを用いて第1角部31X及びその周辺からの離間距離を確保するので、円弧部61Aを小径化するとともに第1角部31Xに近づけることができる。従って、切欠部61を省スペース化でき、切欠部61を形成してもジャーナル壁21の剛性を確保し易くなる。
第2切欠部61Cは、円弧部61Aの他端T2と、クランクケース底面部24における第2角部31Yから離間した位置P2(図5)とをつなぐように、クランクケース底面部24の一部を斜めに直線状に切り欠いた直線部に形成される。なお、図5中、符号LCは第2切欠部61Cの直線の延長線を示す。
この第2切欠部61Cは、第1切欠部61Bと同様に、一定の傾斜角度で切り欠いて形成されるので、加工が容易であり、この切り欠きの角度を、30°或いはその前後範囲の角度にすることによって、広い範囲に隙間を確保しつつカット量を抑えることができる。
この第2切欠部61Cは、円弧部61Aを延長した円弧(図5中、波線で示す)よりも第2角部31Yから離間した位置P2にてベアリングキャップ底面部34に繋がる。このため、第2切欠部61Cを有する方が、円弧部61A(波線部分を含む)だけの場合と比べて、第2角部31Y及びその周囲との離間距離を広く確保できる。
また、仮に円弧部61Aだけで第2切欠部61Cと同等の離間距離を確保しようとすれば、位置P2を通る円弧部61Aにする必要があり、円弧部61Aが大径化し、ジャーナル壁21の剛性の確保に不利である。
従って、円弧部61Aと、直線状の切り欠きである第2切欠部61Cを用いて第2角部31Y及びその周辺からの離間距離を確保することにより、広い範囲に渡って隙間を確保しつつカット量を抑え、ジャーナル壁21の剛性を確保し易くなる。
また、第1切欠部61B及び第2切欠部61Cは、直線状に切り欠いて形成されるので、切削等の加工が容易であり、切り欠きの角度調整によって第1切欠部61B及び第2切欠部61Cの形状を微調整することも容易である。
続いて、ベアリングキャップ31の着脱について説明する。
図4に示すように、ベアリングキャップ31とジャーナル壁21とを締結するための一対の締結用ボルト41を貫通させる貫通孔部33の同軸上に、ボルト孔33Bを有している。このボルト孔33Bは、締結用ボルト41の軸部よりも大径の雌ねじに形成され、締結用ボルト41の貫通孔部33への挿入を妨げない。また、ボルト孔33Bは、貫通孔部33におけるジャーナル壁21と反対側の端部に設けられている。このため、貫通孔部33を形成した後にボルト孔33Bを追加工することが容易である。
このボルト孔33Bは、ジャーナル壁21への圧入方向に沿った方向を軸方向とし、ベアリングキャップ31を引き抜く際に、ベアリングキャップ31を着脱するための着脱用治具81の一部が固定される。
図6は、着脱用治具81をベアリングキャップ31等と共に示した斜視図であり、図7は、着脱用治具81をベアリングキャップ31等と共に示した断面図である。
着脱用治具81は、ジャーナル壁21におけるベアリングキャップ31両側に載置される門型形状の部材である第1治具82と、ベアリングキャップ31に固定される部材である第2治具83とを備えている。
図6及び図7に示すように、ジャーナル壁21におけるベアリングキャップ31両側は、一対のクランクケース側壁部26であり、このクランクケース側壁部26に、第1治具82が載置される。また、一対のクランクケース側壁部26には、左ケース半体12Lと右ケース半体12Rとを締結するための締結用ボルト54(図6)が通る貫通孔部40(図7)が形成されている。
第1治具82は、一対のクランクケース側壁部26に載置される一対の足部82Aと、足部82Aにおけるクランクケース側壁部26と反対側の端部を繋ぐつなぎ部82Bとを一体に備える。一対の足部82Aには、一対のクランクケース側壁部26を貫通する貫通孔部40に連通する貫通孔部85(以下、治具側孔部85)が形成されている。図6及び図7に示すように、一対の治具側孔部85に、締結用ボルト54をそれぞれ通し、締結用ボルト54の先端にナット86(図6)を締結することにより、第1治具82がジャーナル壁21、つまり、クランクケース12に固定される。
また、第1治具82のつなぎ部82Bには、第2治具83に向けて締結用ボルト56を挿入させる貫通孔部87(以下、治具用孔部87)が形成されている。
第2治具83は、ベアリングキャップ31に設けられた一対のボルト孔33Bを利用してベアリングキャップ31に締結される板状部品であるプレート部83Aを有する。
プレート部83Aには、上記ボルト孔33Bに締結する締結部品である締結用ボルト41Aを挿通可能な一対の筒部83Bが一体に設けられる。これら筒部83Bは、第2治具83をベアリングキャップ31に載置させる足部を兼用している。なお、締結用ボルト41Aは、ベアリングキャップ31をジャーナル壁21に締結する締結用ボルト41と異なるボルトであり、締結用ボルト41よりも大径のボルトである。
これら筒部83Bに締結用ボルト41Aをそれぞれ挿通し、各締結用ボルト41Aをボルト孔33Bに締結することによって、図6に示すように、第2治具83がベアリングキャップ31に固定される。なお、この第2治具83の固定は、第1治具82をジャーナル壁21(クランクケース12)に取り付ける前に実施される。
プレート部83Aには、さらに、第1治具82を貫通する締結用ボルト56が締結される筒状の被締結部83Cが設けられる。この被締結部83Cの内面は、締結用ボルト56を螺合可能な雌ねじに形成されている。
従って、第1治具82及び第2治具83を、図5及び図6に示すように組んだ後、締結用ボルト56を締結側に回転させることによって、第2治具83がつなぎ部82Bに向けて引き上げられ、ベアリングキャップ31を引き抜くことが可能になる。なお、締結用ボルト56を締結側と反対側(緩める側)に回転させれば、第2治具83をジャーナル壁21側に移動させることができるので、ベアリングキャップ31を圧入することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態では、ベアリングキャップ側壁部36とベアリングキャップ底面部34とのそれぞれの延長部分が交わる部分を含む領域(ベアリングキャップ31の角領域AR1)に、ベアリングキャップ側壁部36の一部を切り欠いた第1角部31Xと、ベアリングキャップ底面部34の一部を切り欠いた第2角部31Yとが形成される。さらに、ジャーナル壁21におけるクランクケース側壁部26と第1角部31Xとの間と、クランクケース底面部24と第2角部31Yとの間に隙間Sを有する。これらの構成により、ベアリングキャップ31の角領域AR1とジャーナル壁21の隅領域AR2とが接触することを回避でき、クランクケース側壁部26等への応力集中を抑制することができる。
また、本構成では、異なる材料で形成されたベアリングキャップ31と、クランクケース12と一体のジャーナル壁21との間に隙間Sを有する。これにより、材質の違いに起因する熱膨張量の違い、及びクランクシャフト15の回転による振動等があっても、ベアリングキャップ31とクランクケース12との接触を回避可能である。
また、ジャーナル壁21は、クランクケース側壁部26とクランクケース底面部24とのそれぞれの延長部分が交わる部分(ジャーナル壁21の隅領域AR2)に、第1角部31X及び第2角部31Yとの間に離間距離を確保する円弧状に切り欠いた円弧部61Aを有する切欠部61が形成される。これにより、円弧部61Aの領域で応力集中を緩和できる。
しかも、切欠部61は、クランクケース側壁部26と円弧部61Aとを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状の直線部である第1切欠部61Bに形成されるので、離間距離を確保しつつ円弧部61Aを小径化するとともに第1角部31Xに近づけることができる。従って、切欠部61の容積を省スペース化でき、クランクケース12の剛性を確保し易くなる。
また、切欠部61は、クランクケース底面部24と円弧部61Aとを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状の他の直線部である第2切欠部61Cに形成される。これによっても、離間距離を確保しつつ切欠部61の容積を省スペース化し、クランクケース12の剛性を確保し易くなる。
さらに、第1切欠部61Bは、円弧部61Aを延長した円弧よりも第1角部31Xから離間した位置P1でクランクケース側壁部26に繋がるので、第1角部31X及びその周囲との離間距離を確保し易くなり、切欠部61の容積の省スペース化に寄与する。また、第2切欠部61Cについても、円弧部61Aを延長した円弧よりも第2角部31Yから離間した位置P2でクランクケース底面部24に繋がるので、第2角部31Y及びその周囲との離間距離を確保し易くなり、切欠部61の容積の省スペース化に寄与する。
また、ベアリングキャップ31は、クランクケース12への圧入方向に沿った方向を軸方向とするボルト孔33B(図4)を有する。これにより、圧入されたベアリングキャップ31を引き抜くときに、ベアリングキャップ31を把持するための締結用ボルト41A(図6)を締結することができる。
また、このボルト孔33Bは、ベアリングキャップ31とクランクケース12とを締結するための締結用ボルト41(図4)を貫通させる貫通孔部33(図4)の同軸上にあり、締結用ボルト41よりも大きい径を有している。なお、図7中、符号LLは、ボルト孔33Bと、貫通孔部33と、ノックピン用孔部33Nとで共通の軸線(共通軸線)を示す。
これにより、貫通孔部33とボルト孔33Bとを兼用することができる。従って、貫通孔部33とボルト孔33Bとをそれぞれ独立して設ける場合と比べて、ベアリングキャップ31の剛性を保ち易くなる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、クランクケース12がアルミニウム合金製でベアリングキャップ31が鋼鉄製の場合を説明したが、材質は適宜に変更しても良い。また、上述の実施形態では、本発明を自動二輪車のパワーユニット10に適用する場合を説明したが、これに限らず、四輪車等に使用される様々なパワーユニットに適用しても良い。
10 パワーユニット
12 クランクケース
15 クランクシャフト
16 メインシャフト
17 カウンタシャフト
18 出力シャフト
19 ジェネレータシャフト
21 ジャーナル壁
31 ベアリングキャップ
31X 第1角部
31Y 第2角部
33,40,85 貫通孔部
33B ボルト孔
34 ベアリングキャップ底面部
36 ベアリングキャップ側壁部
41,41A,54,56 締結用ボルト(締結部材)
61 切欠部
61A 円弧部
61B 第1切欠部(直線部)
61C 第2切欠部(他の直線部)
81 着脱用治具
82 第1治具
83 第2治具
AR1 ベアリングキャップの角領域
AR2 ジャーナル壁の隅領域

Claims (7)

  1. クランクケース(12)に圧入及び締結されるベアリングキャップ(31)を備え、前記クランクケース(12)と前記ベアリングキャップ(31)との間にクランクシャフト(15)を回転自在に支持するクランクシャフトの支持構造であって、
    前記ベアリングキャップ(31)は、前記クランクケース(12)に圧入されたときに、前記クランクケース(12)との間に圧入加重が作用するベアリングキャップ側壁部(36)と、前記クランクケース(12)と接するベアリングキャップ底面部(34)とを有し、
    前記ベアリングキャップ側壁部(36)と前記ベアリングキャップ底面部(34)とのそれぞれの延長部分が交わる部分を含む領域(AR1)に、前記ベアリングキャップ側壁部(36)の一部を切り欠いた第1角部(31X)と、前記ベアリングキャップ底面部(34)の一部を切り欠いた第2角部(31Y)とが形成されており、
    前記クランクケース(12)は、前記ベアリングキャップ側壁部(36)と接するクランクケース側壁部(26)と、前記ベアリングキャップ底面部(34)と接するクランクケース底面部(24)とを有し、前記クランクケース側壁部(26)と前記第1角部(31X)との間と、前記クランクケース底面部(24)と前記第2角部(31Y)との間に隙間(S)を有すること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  2. 請求項1に記載のクランクシャフトの支持構造であって、
    前記クランクケース(12)は、前記クランクケース側壁部(26)と前記クランクケース底面部(24)とのそれぞれの延長部分が交わる部分に、前記第1角部(31X)及び第2角部(31Y)との間に離間距離を確保する円弧状に切り欠いた円弧部(61A)を有する切欠部(61)が形成されており、
    前記切欠部(61)は、前記クランクケース側壁部(26)と前記円弧部(61A)とを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状を有する直線部(61B)を有していること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  3. 請求項2に記載のクランクシャフトの支持構造であって、
    前記切欠部(61)は、前記クランクケース底面部(24)と前記円弧部(61A)とを繋ぐ部分が、直線状に切り欠いた形状を有する他の直線部(61C)を有していること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  4. 請求項2又は3に記載のクランクシャフトの支持構造であって、
    前記直線部(61B)は、前記円弧部(61A)を延長した円弧よりも前記第1角部(31X)から離間した位置で前記クランクケース側壁部(26)に繋がること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  5. 請求項3に記載のクランクシャフトの支持構造であって、
    前記他の直線部(61C)は、前記円弧部(61A)を延長した円弧よりも前記第2角部(31Y)から離間した位置で前記クランクケース底面部(24)に繋がること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のクランクシャフトの支持構造であって、
    前記ベアリングキャップ(31)は、前記クランクケース(12)への圧入方向に沿った方向を軸方向とするボルト孔(33B)を有すること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
  7. 請求項6に記載のクランクシャフトの支持構造であって、
    前記ボルト孔(33B)は、前記ベアリングキャップ(31)と前記クランクケース(12)とを締結するための締結用ボルト(41)を貫通させる貫通孔部(33)の同軸上にあり、前記締結用ボルト(41)よりも大きい径を有すること、
    を特徴とするクランクシャフトの支持構造。
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