JP4748881B2 - エンジンのコンロッド及びその取付構造 - Google Patents

エンジンのコンロッド及びその取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、エンジンのコンロッド及びその取付構造に関し、主として自動二輪車用のV型2気筒エンジンに適したコンロッド及びその取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのコンロッド本体とキャップとの位置決め及び締結構造は、従来、リーマボルトを利用したボルトナット方式や、ノックピンを利用したナットレス方式がある。
【0003】
図6はリーマボルトを利用したボルトナット方式を示しており、大端部110におけるコンロッド本体102とキャップ103の双方にボルト挿通孔105,106が設けられ、各ボルト挿通孔105,106には範囲L1、L2に亘ってリーマ孔部105a,106aが形成され、一方、リーマボルト101には範囲L3に亘ってリーマ刃部101aが形成されている。
【0004】
上記リーマボルト101をコンロッド本体102のボルト挿通孔105から差し込み、ボルト頭部をコンロッド本体102の段部109に当接させて回り止めにすると共に、リーマ孔部105a,106bとリーマ刃部101aとの精密嵌合によりコンロッド本体102とキャップ103の位置決めを行ない、キャップ103側に配置したナット107により締結するようになっている。
【0005】
図7はノックピン205を利用したナットレス方式を示しており、コンロッド本体200とキャップ(図示せず)との合わせ面の断面図(図3のIV-IV断面に相当)である。大端部におけるコンロッド本体200にはめねじ孔202が形成されており、キャップのボルト挿通孔に差し込んだボルト203を上記めねじ孔202に螺着することにより、コンロッド本体200とキャップとを締結している。
【0006】
このナットレス方式では、ボルト203を回転しながら締結しなければならず、ボルト203で位置決め精度を維持することが困難であることから、コンロッド本体202とキャップに位置決め孔204を形成し、該位置決め孔204にノックピン205を差し込むことにより、コンロッド本体202とキャップの位置決めを行なっている。
【0007】
図7のO2はクランクピン軸芯を示し、Gはボルト中心を示しており、ボルト中心Gに対してクランクピン軸芯方向両側部分は対称に形成されている。すなわち軸芯方向両側部分の軸芯方向幅W9、W9は同一に形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図6のリーマボルト方式では、リーマボルト101のみで締結と位置決めを行なっているので、ノックピンを配置する余裕のない軸芯方向幅の狭いコンロッドでも適用することができるが、ナットを用いなければならないので、大端部の重量が増加する。
【0009】
図7のノックピンを用いたナットレス方式では、ナットを省くことにより大端部の重量を軽減できるが、位置決め孔204を形成するスペースを確保しなければならない。ところがボルト中心Gに対するクランクピン軸芯方向両側部分は、前述のように同一幅W9,W9に形成されており、このため位置決め孔204をその周囲の肉厚が充分厚い状態で形成することが困難となる。たとえば図7のようにめねじ孔202から一定距離遠ざけて配置すると、軸芯方向の端面側の肉厚が薄くなり、加工に手間がかかると共に良好な位置決め精度が期待できなくなる。
【0010】
また、位置決め孔204の全周の肉厚を十分に確保しようとすれば、大端部のクランクピン軸芯方向幅を、軸芯方向両側部分が均等に増大するように増大させなければならず、重量の増加の原因となる。
【0011】
特に、1つのクランクピンに2本のコンロッドを支持する2気筒V型エンジンでは、コンロッドのクランクピン軸芯方向幅が広くなると、シリンダ中心間距離が大きくなり、エンジンの大型化につながる。
【0012】
【発明の目的】
本願発明の目的は、ノックピンを利用したナットレス方式を採用して重量増加を抑え、かつ、位置決め精度を維持すると共に、大端部のクランクピン軸芯方向幅を増大させることなくノックピン周りの肉厚を厚く確保し、位置決め孔等の加工を容易にすることである。また、V型2気筒エンジンにおいて、シリンダ中心間距離を縮め、エンジンの小型化を図ることも目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本願請求項1記載の発明は、大端部のコンロッド本体側又はキャップ側の一方に、クランクピン径方向の両端部に配置された一対のめねじ孔を形成し、他方に前記めねじ孔に対応する一対のボルト挿通孔を形成し、前記ボルト挿通孔から挿入したボルトを前記めねじ孔に螺合することにより前記コンロッド本体と前記キャップとを締結するエンジンのコンロッドにおいて、前記大端部のボルト中心線に対するクランクピン軸芯方向の両側部分は、クランクピン軸芯方向幅が異なる広幅部と狭幅部とに形成され、前記大端部のクランクピン径方向の前記両端部における前記各広幅部には、前記コンロッド本体と前記キャップの位置決めを行なうノックピンをそれぞれ配置してある。
【0014】
ノックピンを利用したナットレス方式としていることにより、コンロッドの重量を軽減できると共に位置決め精度を維持でき、これに加え、大端部の軸芯方向両側部分の幅を非対称として、幅の広い部分にノックピンを配置することにより、大端部のクランクピン軸芯方向幅を増大させることなく、ノックピン周りの肉厚を確保し、位置決め孔等の加工を容易にしている。
【0015】
請求項2記載の発明は、1本の前記クランクピンに、請求項1記載のコンロッドを2本取り付けると共に、前記2本のコンロッドは、前記各大端部のクランクピン軸芯方向両側部分のうち、前記各狭幅部をクランクピン中央部側に配置してある。
【0016】
これにより、クランクピンに対する大端部の嵌合面積を狭めることなく、コンロッド間の軸芯方向間距離を縮小し、シリンダ中心間距離を縮小することができるので、V型2気筒エンジン等における小型化が達成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本願発明にかかるコンロッドを自動二輪車用V型2気筒エンジンに適用した例であり、エンジン全体の構造は省略し、内部のみを簡略化して示してある。この図1において、エンジンは前傾の前気筒1と後傾の後気筒2を備え、各気筒1,2内のピストン3,4はピストンピン5,6を介して前,後気筒用コンロッド10,11の小端部20,20にそれぞれ連結している。両コンロッド10,11の大端部21,21は、クランク軸15に形成された1本のクランクピン16に嵌合している。C1、C2は前気筒1及び後気筒2のシリンダ中心線、O1はクランク軸芯、O2はクランクピン軸芯である。
【0018】
図2は図1のII-II断面拡大図であり、クランクピン16は周知のようにクランクピン軸芯O2方向両側のクランクアーム18を介してクランク軸(ジャーナル部)15に結合しており、クランクアーム18と径方向の反対側にはバランサ19が形成されている。前気筒用コンロッド10と後気筒用コンロッド11の各大端部21,21は、軸芯O2方向に隣接した状態で並設され、それぞれ軸受メタル(プレーンベアリング)23,23を介して前記1本のクランクピン16に嵌合している。
【0019】
P1は、前気筒のシリンダ中心線C1を含み、かつ、クランクピン16と直角な面であり、P2は、後気筒のシリンダ中心線C2を含み、かつ、クランクピン16と直角な面である。上記面P1、P2をそれぞれ前気筒用コンロッド1の基準面P1及び後気筒用コンロッド2の基準面P2と称して、以下説明する。
【0020】
図3は前気筒用コンロッド10の拡大側面図であり、一方の締結ボルト30部分並びに他方のノックピン31部分をそれぞれ部分断面で示してある。コンロッド10はコンロッド本体27と、大端部21の片側を形成するキャップ28からなっており、コンロッド本体27に形成された半割面とキャップ28に形成された半割面を合わせることによりクランクピン嵌合孔34を構成しており、該クランクピン嵌合孔34の径方向両側方に一対の前記締結ボルト30を配設し、キャップ28をコンロッド本体27に締結している。
【0021】
上記締結ボルト30を挿入するために、キャップ28にはクランクピン嵌合孔34の径方向両側方にボルト挿通孔35が形成され、コンロッド本体27には上記ボルト挿通孔35に対応する位置にめねじ孔36が形成されている。
【0022】
コンロッド本体27とキャップ28とを位置決めするために、キャップ28との各ボルト挿通孔35及びコンロッド本体27の各めねじ孔36の近傍に、それぞれ位置決め孔39,40が形成されている。
【0023】
各締結ボルト30,30は、キャップ側のボルト挿通孔35,35から挿入され、コンロッド本体27のねめじ孔36,36に螺合しており、各ノックピン31は、それぞれコンロッド本体側の位置決め孔40からキャップ側の位置決め孔39に亘って嵌入されている。なお、締付ボルト30,30の頭部は、たとえばボックスレンチとの当接点が12個所となるように、周方向に等間隔を置いて12個の三角形状の突起が形成されている。
【0024】
図4は図3のIV-IV断面図であり、めねじ孔36はその孔中心(ボルト中心G)が前気筒用基準面P1に含まれており、該基準面P1に対して大端部21の軸芯O2方向両側部分21a,21bは、その軸芯方向幅が非対称に形成されている。すなわち、両部分21a,21bのうち、一方側の部分21aは、広い軸芯O2方向幅W2を有する広幅部として形成され、他方側の部分21bは、狭い軸芯O2方向幅W3(<W2)を有する狭幅部として形成されている。
【0025】
クランクピン嵌合孔34の広幅部21a側の端縁には大きな面取りコーナー41を形成してあるが、狭幅部21b側の端縁42は、面取り無しの形状あるいは極めて小さな面取りを施した形状となっている。
【0026】
前記位置決め孔40,40は広幅部21a内に形成されており、めねじ孔36から一定距離だけ離れると共に、ボルト中心Gよりもクランクピン軸芯O2側に偏倚した位置に配置されている。これらにより、大端部21の軸芯O2方向幅W1が前記図7の従来の軸芯方向幅W1と同一に形成されている場合でも、図4では広幅部21aに位置決め孔40を形成しているため、位置決め孔40の周囲の肉厚を全周に亘って厚い状態としている。
【0027】
さらに図4のコンロッド10の大端部21では、広幅部21aの径方向外方端部の余分な肉を削除してテーパー面45を形成しており、これによりさらなる軽量化も図っている。
【0028】
図4ではコンロッド本体27側における大端部21の形状及び位置決め孔40の配置を説明したが、勿論図3のキャップ28も、図4に示すコンロッド本体側と同様な形状及び位置決め孔配置となっており、ボルト挿通孔35のボルト中心Gに対して、軸芯O2方向両側部分が、広幅部と狭幅部とに非対称に形成され、広幅部に位置決め孔39が形成されている。
【0029】
また、図1及び図2に示す第2気筒用コンロッド11も第1気筒用のコンロッド10と同一のものが使用されており、したがって詳細な説明は省略する。
【0030】
図2において、第1気筒用のコンロッド10と第2気筒用のコンロッド11は、各大端部21,21の狭幅部21b、21b同士がクランクピン16の軸芯O2方向中央部で隣接するように、互いに反転した姿勢で配置されている。したがって、各広幅部21a、21aはそれぞれクランクピン16の軸芯O2方向の隅部側に配置されている。
【0031】
図5は図2の矢印V部分の拡大断面図であり、両コンロッド10,11の大端部21,21は、上記のように各狭幅部21b、21bがクランクピン16の軸芯O2方向中央部側にくるように配置しており、これによりコンロッド10,11の軸芯O2方向のピッチ、すなわち基準面P1,P2間の間隔D1を、図7のような対称形状の大端部を採用する場合に比べ、縮小してある。
【0032】
一方、各広幅部21a,21aがクランクピン16の隅部側に位置していることにより、大きな面取りコーナー41、41は、クランクピン16の隅部に形成された各アール50,50に対向し、干渉を避けた状態となっている。
【0033】
軸受メタル23は、各基準面P1,P2に対してそれぞれ軸芯O2方向の両側部分が対称に形成されているが、各クランクピン嵌合孔34の面取り無しの端縁42,42同士が、クランクピン16の軸芯O2方向中央部で互いに隣接するように配置されているので、両軸受メタル23,23は互いに接近して配置され、これにより軸受メタル23,23の軸芯方向幅W5を大きく確保できると共に、軸受メタル23,23間のデットスペースD2を小さくすることが可能となっている。
【0034】
【作用】
コンロッド10を組み付ける際には、クランクピン嵌合孔34のコンロッド本体側及びキャップ側の半割面にそれぞれ半割状の軸受メタル23を嵌着すると共に、2本のノックピン31をたとえばキャップ28の位置決め孔39に嵌入しておく。そして、コンロッド本体27とキャップ28の間にクランクピン16を挟み込むと同時に、ノックピン31,31をコンロッド本体側の位置決め孔40,40に嵌入し、コンロッド本体27とキャップ28とを位置決めする。最後に、締結ボルト30,30をキャップ側からボルト挿通孔35,35に挿通し、コンロッド本体27のめねじ孔36,36に螺合することによりキャップ28をコンロッド本体27に締結する。なお、前加工においてコンロッド大端部21の内周面34の仕上げ加工を行なう場合も、上記組付け方法と同様に組み付ける。
【0035】
図5において、各大端部21,21の広幅部21a,21aをクランクピン16の隅部側に配置し、狭幅部21b、21bをクランクピン16の軸芯O2方向中央部側に配置していることにより、クランクピン16の軸芯O2方向幅W0を従来と同様に設定した場合でも、前述のように両コンロッド10,11の基準面P1,P2間の間隔を狭くすることができ、これによりシリンダ中心線間距離を狭くして、エンジンを小型化することができる。
【0036】
クランクピン16の隅部のアール50,50を大きく形成することにより、応力の集中が少なくなるようにした場合、広幅部21a,21aの面取りコーナー41,41を大きくすることにより、アール50との干渉を避けることができるが、軸受メタル23,23がクランクピン16の各隅部から中央部側に遠ざけられることになる。しかしながら、クランクピン16の軸芯O2方向の中央部側では前述のように軸受メタル23,23同士を接近配置できるので、軸受メタル23,23の軸芯方向幅W5を大きく確保することが可能となる。
【0037】
また、小型のエンジンにおいて、クランクピン16の隅部のアール50を大きくする必要がない場合には、軸受メタル23の軸方向幅W5を従来と同様に確保しながらもクランクピン16の軸芯O2方向幅W0を短くしたり、あるいはクランクピン16の軸芯O2方向幅W0を従来と同様に保ちながら、軸受メタル23,23の軸芯方向幅W5を大きくして、面圧を下げるようにすることも可能である。
【0038】
【その他の発明の実施の形態】
(1)前述の実施の形態では図1のように自動二輪車用V型2気筒エンジンに適用しているが、その他の機器に利用されるV型2気筒エンジンにも勿論適用でき、また、請求項1記載の発明は単気筒のエンジンにも適用可能である。
【0039】
(2)図4では、ノックピン31をボルト中心(めねじ孔中心)Gよりも軸芯O2側に配置しているが、ボルト中心Gよりも径方向の外方側に配置することも可能である。
【0040】
(3)締結ボルト30は、図3のように通常はキャップ側から挿入される構造を採用するが、たとえばキャップ側にめねじ孔を形成し、コンロッド本体側にボルト挿通孔を形成して、コンロッド本体側から挿入する構造にすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】
(1)本願請求項1記載の発明によると、位置決め用ノックピン31を利用したナットレス方式としているので、コンロッド10の重量を軽減できると共に位置決め精度を高く維持でき、これに加え、大端部21のクランクピン軸芯O2方向の両側部分21a,21bの軸芯方向幅を非対称とし、幅の広い部分21aにコンロッド本体27とキャップ28との位置決めを行なうノックピン31を配置しているので、大端部21の軸芯方向幅W1を増大させることなく、ノックピン31周りの肉厚を厚く確保でき、位置決め孔39,40等の加工も容易になる。
【0042】
(2)請求項2記載の発明によると、エンジンのコンロッド取付構造において、1本のクランクピン16に、請求項1記載のコンロッド10,11を2本取り付けると共に、各大端部21,21のクランクピン軸芯O2方向両側部分21a,21bのうち、軸芯方向幅が狭い部分21b,21bをクランクピン中央部側に配置してあるので、クランクピン16に対する大端部21,21の嵌合面積を狭めることなく、軸受メタル23,23の幅を広く確保しながらも、コンロッド10,11間のピッチD1を縮小し、シリンダ中心間距離を小さくすることができる。これにより、V型2気筒エンジン等において小型化が達成できる。特に自動二輪車では、エンジンの左右幅をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係るコンロッドを備えた自動二輪車用V型2気筒エンジンの内部の概略左側面図である。
【図2】 図1のII-II断面図である。
【図3】 図1のコンロッド単体の左側面拡大図である。
【図4】 図3のIV-IV断面図である。
【図5】 図2の矢印V部分の拡大図である。
【図6】 従来のコンロッドの縦断面部分図である。
【図7】 別の従来例を示しており、図4と同様の切断面による断面図である。
【符号の説明】
1 前気筒
2 後気筒
10 前気筒用コンロッド
11 後気筒用コンロッド
15 クランク軸
16 クランクピン
20 小端部
21 大端部
21a 広幅部
21b 狭幅部
23 軸受メタル
27 コンロッド本体
28 キャップ
30 締結ボルト
31 ノックピン
34 クランクピン嵌合孔
35 ボルト挿通孔
36 めねじ孔
39,40 位置決め孔
G ボルト中心(めねじ孔及びボルト挿通孔の中心)
O1 クランク軸芯
O2 クランクピン軸芯

Claims (2)

  1. 大端部のコンロッド本体側又はキャップ側の一方に、クランクピン径方向の両端部に配置された一対のめねじ孔を形成し、他方に前記めねじ孔に対応する一対のボルト挿通孔を形成し、前記ボルト挿通孔から挿入したボルトを前記めねじ孔に螺合することにより前記コンロッド本体と前記キャップとを締結するエンジンのコンロッドにおいて、
    前記大端部のボルト中心線に対するクランクピン軸芯方向の両側部分は、クランクピン軸芯方向幅が異なる広幅部と狭幅部とに形成され、
    前記大端部のクランクピン径方向の前記両端部における前記各広幅部には、前記コンロッド本体と前記キャップの位置決めを行なうノックピンをそれぞれ配置してあることを特徴とするエンジンのコンロッド。
  2. 1本の前記クランクピンに、請求項1記載のコンロッドを2本取り付けると共に、前記2本のコンロッドは、各前記大端部のクランクピン軸芯方向両側部分のうち、前記各狭幅部をクランクピン中央部側に配置してあることを特徴とするエンジンのコンロッド取付構造。
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