JP2003035308A - V型エンジンのコネクティングロッド構造 - Google Patents

V型エンジンのコネクティングロッド構造

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JP2003035308A
JP2003035308A JP2001221680A JP2001221680A JP2003035308A JP 2003035308 A JP2003035308 A JP 2003035308A JP 2001221680 A JP2001221680 A JP 2001221680A JP 2001221680 A JP2001221680 A JP 2001221680A JP 2003035308 A JP2003035308 A JP 2003035308A
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connecting rods
connecting rod
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thrust
bearing
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Keiji Otsu
啓司 大津
Kenji Kubota
賢司 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通のクランクピンに二つのコネクティング
ロッドを支持したときに、コネクティングロッドの軸受
け孔とクランクピンとの摺動面の面積を最大限に確保し
て摩耗に対する耐久性を高める。 【解決手段】 クランクピン26に支持した二つのコネ
クティングロッド19のクランクアーム28に対向する
位置に設けた第1スラスト支持面32と軸受け孔23と
の間に形成される第1面取り30を、二つのコネクティ
ングロッド19の相互に対向する位置に設けた第2スラ
スト支持面33と軸受け孔23との間に形成される第2
面取り31よりも大きくする。これにより、コネクティ
ングロッド19とクランクシャフト11のフィレット部
29との干渉を回避しながら、軸受けメタル24の幅W
を最大限に確保して摩耗に対する耐久性を高めるとがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランクシャフト
の二つのクランクアームに挟まれた一つのクランクピン
の外周に二つのコネクティングロッドの軸受け孔を支持
するV型エンジンのコネクティングロッド構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クランクシャフトの二つのクランクアー
ムに挟まれたクランクピンにコネクティングロッドを支
持する際に、応力集中を防止するための丸みを持つフィ
レット部がクランクアームとクランクピンとの接続部に
形成されているため、コネクティングロッドのスラスト
支持面と軸受け孔との間に前記フィレット部との干渉を
避けるための面取りのような逃げ部を設けるものが、特
開平10−184657号公報により公知である。
【0003】またV型多気筒エンジンにおいて、一つの
クランクピンに二つのコネクティングロッドを支持した
ものが特許第2772794号公報により公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクティ
ングロッドの軸受け孔とクランクピンとの摺動面の面積
は、そこに軸受けメタルが設けられているか否かに関わ
らず、できるだけ大きいことが望ましい。しかしなが
ら、コネクティングロッドに前記逃げ部を形成すると、
その分だけコネクティングロッドの軸受け孔とクランク
ピンとの摺動面の面積が減少してしまい、摩耗に対する
耐久性が低下する問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、共通のクランクピンに二つのコネクティングロッド
を支持したときに、コネクティングロッドの軸受け孔と
クランクピンとの摺動面の面積を最大限に確保して摩耗
に対する耐久性を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、クランクシャ
フトの二つのクランクアームに挟まれた一つのクランク
ピンの外周に二つのコネクティングロッドの軸受け孔を
支持するV型エンジンのコネクティングロッド構造にお
いて、二つのコネクティングロッドのクランクアームに
対向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け孔との間
に形成される逃げ部を、二つのコネクティングロッドの
相互に対向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け孔
との間に形成される逃げ部よりも大きくしたことを特徴
とするV型エンジンのコネクティングロッド構造が提案
される。
【0007】上記構成によれば、一つのクランクピンの
外周に支持した二つのコネクティングロッドのクランク
アームに対向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け
孔との間に逃げ部を形成し、この逃げ部を二つのコネク
ティングロッドの相互に対向する位置に設けたスラスト
支持面と軸受け孔との間に形成した逃げ部よりも大きく
したので、クランクアームとの干渉を回避するために特
に必要のない前記後者の逃げ部をできるだけ小さくし、
クランクピンとコネクティングロッドとの摺動面の面積
を最大限に確保して摩耗に対する耐久性を高めることが
できる。
【0008】また請求項2に記載された発明によれば、
クランクシャフトの二つのクランクアームに挟まれた一
つのクランクピンの外周に二つのコネクティングロッド
の軸受け孔を支持するV型エンジンのコネクティングロ
ッド構造において、二つのコネクティングロッドのクラ
ンクアームに対向する位置に設けたスラスト支持面と軸
受け孔との間、および二つのコネクティングロッドの相
互に対向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け孔と
の間のうちで、二つのコネクティングロッドのクランク
アームに対向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け
孔との間のみに逃げ部を形成したことを特徴とするV型
エンジンのコネクティングロッド構造が提案される。
【0009】上記構成によれば、二つのコネクティング
ロッドの相互に対向する位置に設けたスラスト支持面と
軸受け孔との間に逃げ部を形成せず、二つのコネクティ
ングロッドのクランクアームに対向する位置に設けたス
ラスト支持面と軸受け孔との間のみに逃げ部を形成した
ので、クランクアームとの干渉を回避するために必ず必
要な逃げ部だけを設けることで、クランクピンとコネク
ティングロッドとの摺動面の面積を最大限に確保して摩
耗に対する耐久性を高めることができる。
【0010】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、二つのコネク
ティングロッドはスラスト支持面の外周部に肉抜きのた
めの凹部を備えており、二つのコネクティングロッドの
相互に対向する位置に設けたスラスト支持面の凹部の半
径方向内端は、二つのコネクティングロッドのクランク
アームに対向する位置に設けたスラスト支持面の凹部の
半径方向内端よりもクランクピンの外周面に接近してい
ることを特徴とするV型エンジンのコネクティングロッ
ド構造が提案される。
【0011】上記構成によれば、コネクティングロッド
のスラスト支持面の外周部に肉抜きのための凹部を設け
たので、コネクティングロッドの軽量化が可能になる。
また二つのコネクティングロッドの相互に対向する位置
に設けたスラスト支持面の凹部の半径方向内端を、二つ
のコネクティングロッドのクランクアームに対向する位
置に設けたスラスト支持面の凹部の半径方向内端よりも
クランクピンの外周面に接近させたので、必要なスラス
ト支持面の面積を確保しながら前記前者の凹部を最大限
に拡大してコネクティングロッドを一層軽量化すること
ができる。
【0012】尚、実施例の第1面取り30および第2面
取り31は本発明の逃げ部に対応し、実施例の第1スラ
スト支持面32および第2スラスト支持面33は本発明
のスラスト支持面に対応する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はV型8気筒エンジンの一部破断正面図、図
2は図1の2部拡大図(図3の2−2線断面図)、図3
は図2の3−3線断面図、図4は図3の4部拡大図、図
5は図3の5−5線断面図である。
【0015】図1に示すように、V型8気筒エンジンE
は下端にクランクシャフト11を支持するV型のシリン
ダブロック12と、このシリンダブロック12の上面に
結合された左右一対のシリンダヘッド13,13と、両
シリンダヘッド13,13の上面に結合された左右一対
のヘッドカバー14,14と、シリンダブロック12の
下面に結合されたクランクケース15と、クランクケー
ス15の下面に結合されたオイルパン16とを備える。
シリンダブロック12に形成された左右のシリンダ17
…,17…に摺動自在に嵌合する左右のピストン18
…,18…は、コネクティングロッド19…,19…を
介してクランクシャフト11に接続される。
【0016】図2および図3から明らかなように、コネ
クティングロッド19はコネクティングロッド本体部2
0と、このコネクティングロッド本体部20に2本のボ
ルト21,21で締結されるベアリングキャップ22と
を備えており、コネクティングロッド本体部20および
ベアリングキャップ22が協働して構成する円形の軸受
け孔23に、コネクティングロッド本体部20に固定さ
れた軸受けメタル24とベアリングキャップ22に固定
された軸受けメタル25とが設けられる。そして両軸受
けメタル24,25にクランクシャフト11のクランク
ピン26が回転自在に支持される。クランクピン26
と、それに隣接する二つのクランクジャーナル27,2
7とは二つのクランクアーム28,28で接続されてお
り、クランクピン26とクランクアーム28,28との
接続部は応力集中を防止するためにフィレット部29,
29で滑らかに接続される。
【0017】図4から明らかなように、共通のクランク
ピン26に支持される2本のコネクティングロッド1
9,19は、クランクピン26の長手方向中央を通る中
心線CLに対して対称に形成される。各々のコネクティ
ングロッド19の軸受け孔23のフィレット部29に臨
む位置に環状を成す第1面取り30が形成されており、
すなわち、二つのコネクティングロッド19のクランク
アーム28に対向する位置に設けたスラスト支持面32
と軸受け孔23との間に逃げ部としての第1面取り30
が形成されており、この第1面取り30により軸受け孔
23の端部がフィレット部29と干渉するのを回避して
いる。一方、コネクティングロッド19の前記第1面取
り30が形成された面と反対側の面、つまり他方のコネ
クティングロッド19に対向する面に、軸受け孔23を
囲むように環状を成す第2面取り31が形成される。す
なわち、二つのコネクティングロッド19の相互に対向
する位置に設けたスラスト支持面33と軸受け孔23と
の間に逃げ部としての第2面取り31が形成される。
【0018】第1面取り30の大きさ(軸方向の幅)は
t1であり、第2面取り31の大きさ(軸方向の幅)は
t2であり、t1>t2に設定されている。つまり、第
1面取り30はフィレット部29との干渉を避けるため
に必要な最小限の大きさt1を有しており、フィレット
部29と干渉する虞のない第2面取り31の大きさt2
は第1面取り30の大きさt1よりも小さくなってい
る。
【0019】このように、第2面取り31の大きさt2
を第1面取り30の大きさt1よりも小さくすること
で、第2面取り31の大きさt2を第1面取り30の大
きさt1と同じにする場合に比べて、軸受けメタル2
4,25の軸方向の幅Wを最大限に確保して耐久性の向
上に寄与することができる。
【0020】またコネクティングロッド19の両面に
は、クランクアーム28との間のスラスト力を支持する
第1スラスト支持面32と、他方のコネクティングロッ
ド19との間のスラスト力を支持する第2スラスト支持
面33とが設けられる。従来の第1、第2スラスト支持
面32,33の半径方向外端はラインAまで延びていた
が、本実施例ではコネクティングロッド19の軽量化に
ために、網かけして示す環状の凹部32a,33aを形
成することで肉抜きを施している。軸方向のスラスト力
を支持するために必要な第1、第2スラスト支持面3
2,33の半径方向高さは共にh1である。このとき、
第1面取り30が第2面取り31よりも大きいことか
ら、同じ半径方向高さh1を有する第1、第2スラスト
支持面32,33半径方向外端の高さは、小さい第2面
取り31に対応する第2スラスト支持面33の方が、距
離αだけ低くなる。
【0021】つまり、二つのコネクティングロッド19
の相互に対向する位置に設けたスラスト支持面33の凹
部33aの半径方向内端は、二つのコネクティングロッ
ド19のクランクアーム28に対向する位置に設けたス
ラスト支持面32の凹部32aの半径方向内端よりもク
ランクピン26の外周面に接近しているので、必要なス
ラスト支持面32,33の面積を確保しながら前記前者
の凹部33aを最大限に拡大してコネクティングロッド
19を一層軽量化することができる。
【0022】また第1スラスト支持面32の凹部32a
の軸方向深さt1および第2スラスト支持面33の凹部
33aの軸方向深さt2は深いほどコネクティングロッ
ド19の軽量化に寄与することができるが、それが深す
ぎるとコネクティングロッド19の軸受け孔23の周囲
の剛性が低下してしまう問題がある。そこで本実施例で
は、凹部32a,33aの底面が、軸受けメタル24,
25の端面と同じか、それよりも軸方向外側に位置する
ように規制している。この規制によりコネクティングロ
ッド19を軽量化しながら、軸受け孔23の周囲の剛性
を確保することができる。図4には、凹部32a,33
aを最も深くした場合、つまり凹部32a,33aの底
面が軸受けメタル24,25の端面に整列した状態が示
されている。この構成により、コネクティングロッド1
9を最大限に軽量化できる。
【0023】コネクティングロッド19のクランクアー
ム28に対向する面に、第1スラスト支持面32を横断
するように2個の第1オイル溝34,34(図2および
図4参照)が形成されるとともに、コネクティングロッ
ド19の他方のコネクティングロッド19に対向する面
に、第2スラスト支持面33を横断するように2個の第
2オイル溝35,35(図4および図5参照)が形成さ
れており、これらの第1、第2オイル溝34,34,3
5,35を通して軸受けメタル24,25にオイルが供
給される。
【0024】第1オイル溝34,34が形成される第1
スラスト支持面32の軸方向高さt1と、第2オイル溝
35,35が形成される第2スラスト支持面33の軸方
向高さt2とを比較すると、前述したようにt1>t2
である。従って、第1オイル溝34,34の深さt1は
第2オイル溝35,35の深さt2よりも深くなる。こ
の構成により、第1オイル溝34,34で一層の軽量化
が可能である。更に、第1オイル溝34,34の幅d1
(図2参照)を第2オイル溝35,35の幅d2(図5
参照)よりも小さくすることにより、第1オイル溝3
4,34の通路断面積と第2オイル溝35,35の通路
断面積とを等しくし、コネクティングロッド19の軸方
向両側の第1、第2スラスト支持面32,33を効果的
に潤滑することができる。
【0025】次に、図6に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0026】第1実施例ではコネクティングロッド19
の他のコネクティングロッド19に対向する面に軸受け
孔23を囲むように第2面取り31を形成しているが、
第2実施例では前記第2面取り31を設けず、その部分
に直角なエッジ36を設けている。つまり二つのコネク
ティングロッド19のクランクアーム28に対向する位
置に設けたスラスト支持面32と軸受け孔23との間に
だけ第1面取り30を形成し、二つのコネクティングロ
ッド19の相互に対向する位置に設けたスラスト支持面
33と軸受け孔23との間には第2面取り31を形成し
ていない。
【0027】このように、フィレット部29と干渉する
虞のない部分の面取りを廃止することで、クランクピン
26とコネクティングロッド19の摺動面の面積を更に
拡大することができる。第2実施例のその他の構成およ
び効果は、第1実施例のそれと同じである。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0029】例えば、実施例ではV型8気筒エンジンE
を例示したが、本発明は任意の気筒数のV型エンジンに
対して適用することができる。
【0030】また実施例の軸受けメタル24,25は必
ずしも必要ではなく、省略することも可能である。
【0031】また実施例では逃げ部として平坦な第1面
取り30および第2面取り31を例示したが、平坦な面
取りに代えてエッジに丸みを持たせても良い。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、一つのクランクピンの外周に支持した二つの
コネクティングロッドのクランクアームに対向する位置
に設けたスラスト支持面と軸受け孔との間に逃げ部を形
成し、この逃げ部を二つのコネクティングロッドの相互
に対向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け孔との
間に形成した逃げ部よりも大きくしたので、クランクア
ームとの干渉を回避するために特に必要のない前記後者
の逃げ部をできるだけ小さくし、クランクピンとコネク
ティングロッドとの摺動面の面積を最大限に確保して摩
耗に対する耐久性を高めることができる。
【0033】また請求項2に記載された発明によれば、
二つのコネクティングロッドの相互に対向する位置に設
けたスラスト支持面と軸受け孔との間に逃げ部を形成せ
ず、二つのコネクティングロッドのクランクアームに対
向する位置に設けたスラスト支持面と軸受け孔との間の
みに逃げ部を形成したので、クランクアームとの干渉を
回避するために必ず必要な逃げ部だけを設けることで、
クランクピンとコネクティングロッドとの摺動面の面積
を最大限に確保して摩耗に対する耐久性を高めることが
できる。
【0034】また請求項3に記載された発明によれば、
コネクティングロッドのスラスト支持面の外周部に肉抜
きのための凹部を設けたので、コネクティングロッドの
軽量化が可能になる。また二つのコネクティングロッド
の相互に対向する位置に設けたスラスト支持面の凹部の
半径方向内端を、二つのコネクティングロッドのクラン
クアームに対向する位置に設けたスラスト支持面の凹部
の半径方向内端よりもクランクピンの外周面に接近させ
たので、必要なスラスト支持面の面積を確保しながら前
記前者の凹部を最大限に拡大してコネクティングロッド
を一層軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】V型8気筒エンジンの一部破断正面図
【図2】図1の2部拡大図(図3の2−2線断面図)
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4部拡大図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】本発明の第2実施例に係る、前記図4に対応す
る図
【符号の説明】
11 クランクシャフト 19 コネクティングロッド 23 軸受け孔 26 クランクピン 28 クランクアーム 30 第1面取り(逃げ部) 31 第2面取り(逃げ部) 32 第1スラスト支持面(スラスト支持面) 32a 凹部 33 第2スラスト支持面(スラスト支持面) 33a 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフト(11)の二つのクラ
    ンクアーム(28)に挟まれた一つのクランクピン(2
    6)の外周に二つのコネクティングロッド(19)の軸
    受け孔(23)を支持するV型エンジンのコネクティン
    グロッド構造において、 二つのコネクティングロッド(19)のクランクアーム
    (28)に対向する位置に設けたスラスト支持面(3
    2)と軸受け孔(23)との間に形成される逃げ部(3
    0)を、二つのコネクティングロッド(19)の相互に
    対向する位置に設けたスラスト支持面(33)と軸受け
    孔(23)との間に形成される逃げ部(31)よりも大
    きくしたことを特徴とするV型エンジンのコネクティン
    グロッド構造。
  2. 【請求項2】 クランクシャフト(11)の二つのクラ
    ンクアーム(28)に挟まれた一つのクランクピン(2
    6)の外周に二つのコネクティングロッド(19)の軸
    受け孔(23)を支持するV型エンジンのコネクティン
    グロッド構造において、 二つのコネクティングロッド(19)のクランクアーム
    (28)に対向する位置に設けたスラスト支持面(3
    2)と軸受け孔(23)との間、および二つのコネクテ
    ィングロッド(19)の相互に対向する位置に設けたス
    ラスト支持面(33)と軸受け孔(23)との間のうち
    で、二つのコネクティングロッド(19)のクランクア
    ーム(28)に対向する位置に設けたスラスト支持面
    (32)と軸受け孔(23)との間のみに逃げ部(3
    0)を形成したことを特徴とするV型エンジンのコネク
    ティングロッド構造。
  3. 【請求項3】 二つのコネクティングロッド(19)は
    スラスト支持面(32,33)の外周部に肉抜きのため
    の凹部(32a,33a)を備えており、二つのコネク
    ティングロッド(19)の相互に対向する位置に設けた
    スラスト支持面(33)の凹部(33a)の半径方向内
    端は、二つのコネクティングロッド(19)のクランク
    アーム(28)に対向する位置に設けたスラスト支持面
    (32)の凹部(32a)の半径方向内端よりもクラン
    クピン(26)の外周面に接近していることを特徴とす
    る、請求項1または請求項2に記載のV型エンジンのコ
    ネクティングロッド構造。
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