JPH0743539Y2 - ピストンピン構造 - Google Patents
ピストンピン構造Info
- Publication number
- JPH0743539Y2 JPH0743539Y2 JP1989021352U JP2135289U JPH0743539Y2 JP H0743539 Y2 JPH0743539 Y2 JP H0743539Y2 JP 1989021352 U JP1989021352 U JP 1989021352U JP 2135289 U JP2135289 U JP 2135289U JP H0743539 Y2 JPH0743539 Y2 JP H0743539Y2
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- JP
- Japan
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- piston pin
- piston
- boss
- load
- oil
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はピストンとコンロッドとを接続するピストンピ
ンの構造に係り、特に、ピストンのボス部に回転自在に
嵌合されるピストンピンの潤滑を改善できると共に、ピ
ストンピンの変形によって発生する上記ボス部の亀裂を
防止できるピストンピン構造に関する。
ンの構造に係り、特に、ピストンのボス部に回転自在に
嵌合されるピストンピンの潤滑を改善できると共に、ピ
ストンピンの変形によって発生する上記ボス部の亀裂を
防止できるピストンピン構造に関する。
[従来の技術] ガソリンエンジン及びディーゼルエンジン等の内燃機関
において、ピストンとコンロッドとを連結するピストン
ピンには、第5図に示すものが知られている。
において、ピストンとコンロッドとを連結するピストン
ピンには、第5図に示すものが知られている。
図示するように、このピストンピンaは、その中央部b
がコンロッドcのボス部dに圧入固定され、両端部eが
ピストンfのボス部gに回転自在に嵌合されている。こ
の圧入タイプのピストンピンaは部品数が少なく組付が
容易なので、近年採用が増加してきている。
がコンロッドcのボス部dに圧入固定され、両端部eが
ピストンfのボス部gに回転自在に嵌合されている。こ
の圧入タイプのピストンピンaは部品数が少なく組付が
容易なので、近年採用が増加してきている。
ところで、このピストンピンaはその中央部bがコンロ
ッドcに圧入固定されているため、ピストンピンaとコ
ンロッドcとは相対的に全く動かないことになる。
ッドcに圧入固定されているため、ピストンピンaとコ
ンロッドcとは相対的に全く動かないことになる。
従って、ピストンfの往復運動にともなって、ピストン
上面hに図中下向きに加わる燃焼ガス圧iは、常に、ピ
ストンピン両端部eの上半分jに図中上向きの反力kを
生じさせる。
上面hに図中下向きに加わる燃焼ガス圧iは、常に、ピ
ストンピン両端部eの上半分jに図中上向きの反力kを
生じさせる。
よって、上記燃焼ガス圧iとその反力kとにより、ピス
トンピン両端部eの上半分jは、ピストンボス部g上半
分と強く接触して偏摩耗することになる。
トンピン両端部eの上半分jは、ピストンボス部g上半
分と強く接触して偏摩耗することになる。
この対策として第6図に示すように、ピストンfのボス
部gをピストンピンaの軸方向に沿って一部切削し、油
溜りlを設けたものや、第7図に示すように上記ボス部
gの周方向全周に亘ってオイル溝mを設けたものがあ
る。
部gをピストンピンaの軸方向に沿って一部切削し、油
溜りlを設けたものや、第7図に示すように上記ボス部
gの周方向全周に亘ってオイル溝mを設けたものがあ
る。
これらの対策は、上記油溜りlもしくはオイル溝mに潤
滑油を導入し、摩耗しやすいピストンピン上半分jを潤
滑するものである。
滑油を導入し、摩耗しやすいピストンピン上半分jを潤
滑するものである。
しかしながら、上記油溜りl及び上記オイル溝mは精密
部品であるピストンfのボス部g穴面への加工でありコ
ストアップを招いていた。
部品であるピストンfのボス部g穴面への加工でありコ
ストアップを招いていた。
また、第8図に示すように、ピストン上面hに図中下向
きに燃焼ガス圧iが加わると、ピストンfのボス部gに
嵌合されたピストンピン両端部eに下向きの荷重nが加
わり、その反力としてコンロッドcに圧入されたピスト
ンピン中央部bに上向きの荷重oが加わる。
きに燃焼ガス圧iが加わると、ピストンfのボス部gに
嵌合されたピストンピン両端部eに下向きの荷重nが加
わり、その反力としてコンロッドcに圧入されたピスト
ンピン中央部bに上向きの荷重oが加わる。
上記ピストンピンaの両端部eと中央部bとに逆向きに
加わるそれぞれの荷重n,oは、燃焼ガス圧iが高くなる
全負荷時等において、大きな曲げモーメントを発生して
ピストンピンaを第8図に破線で示すように軸方向に曲
げ、さらに、第9図に破線で示すようにピストンピンa
を荷重方向側方に楕円に変形させる。
加わるそれぞれの荷重n,oは、燃焼ガス圧iが高くなる
全負荷時等において、大きな曲げモーメントを発生して
ピストンピンaを第8図に破線で示すように軸方向に曲
げ、さらに、第9図に破線で示すようにピストンピンa
を荷重方向側方に楕円に変形させる。
このピストンピンaの楕円変形にともなって、ピストン
ピンの両端部eを嵌合しているピストンfのボス部gも
楕円に変形して、上記ボス部gを荷重方向側方に左右に
引き裂く力が生じ、ボス部gの上部に亀裂pが発生する
場合があった。
ピンの両端部eを嵌合しているピストンfのボス部gも
楕円に変形して、上記ボス部gを荷重方向側方に左右に
引き裂く力が生じ、ボス部gの上部に亀裂pが発生する
場合があった。
この対策として、第10図に示すように、ピストンfのボ
ス部gに嵌合されるピストンピン両端部eをその全周に
亘って一部細く形成し、逃げ部qを設けたものがある。
ス部gに嵌合されるピストンピン両端部eをその全周に
亘って一部細く形成し、逃げ部qを設けたものがある。
この対策によれば、ボス部gとピストンピンaとの間に
曲げの逃げ部qを設けてあるので、第11図に示すよう
に、ピストンピンaに曲げモーメントが発生しても、そ
の曲げによるピストンピンaの楕円変形は抑制され、ボ
ス部gに生じる亀裂pが未然に防止できる。
曲げの逃げ部qを設けてあるので、第11図に示すよう
に、ピストンピンaに曲げモーメントが発生しても、そ
の曲げによるピストンピンaの楕円変形は抑制され、ボ
ス部gに生じる亀裂pが未然に防止できる。
しかしながら、エンジンの低負荷運動時等、燃焼ガス圧
がそれ程高くないときには、第10図に示すように上記ピ
ストンピンaに曲げが生じることはなく、この時、上記
形状のピストンピンaはピストンピンaとボス部gとの
接触部rが狭く、ここが偏摩耗することになり、耐久性
に問題があった。
がそれ程高くないときには、第10図に示すように上記ピ
ストンピンaに曲げが生じることはなく、この時、上記
形状のピストンピンaはピストンピンaとボス部gとの
接触部rが狭く、ここが偏摩耗することになり、耐久性
に問題があった。
以上の問題点を解決すべく創案された本考案の目的は、
ピストンのボス部とピストンピンとの間の潤滑を良好に
保ち、ピストンピンの楕円変形によって生じる上記ボス
部の亀裂を防止し、加工が容易で低コストのピストンピ
ン構造を提供するものである。
ピストンのボス部とピストンピンとの間の潤滑を良好に
保ち、ピストンピンの楕円変形によって生じる上記ボス
部の亀裂を防止し、加工が容易で低コストのピストンピ
ン構造を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、ピストンピンの中
央部がコンロッドに圧入固定され、両端部がピストンの
ボス穴に回転自在に嵌合されるピストンピン構造におい
て、上記ピストンピン両端部のボス穴嵌合面に、ピスト
ンの荷重方向側部に位置させて、潤滑油を収容すると共
にピストンピンの楕円変形を収容する油溜溝を、ピスト
ンピンの軸方向に沿って形成して構成されている。
央部がコンロッドに圧入固定され、両端部がピストンの
ボス穴に回転自在に嵌合されるピストンピン構造におい
て、上記ピストンピン両端部のボス穴嵌合面に、ピスト
ンの荷重方向側部に位置させて、潤滑油を収容すると共
にピストンピンの楕円変形を収容する油溜溝を、ピスト
ンピンの軸方向に沿って形成して構成されている。
[作用] エンジンの運転時に生じるピストン上面への燃焼圧によ
る荷重は、ピストンピンを介してボス穴嵌合面に一定方
向の荷重を加える。この際、上記ピストンピンはその中
央部がコンロッドに圧入固定されているので、上記一定
方向の荷重によりボス穴嵌合面において、ピストンピン
とボス穴とは常に一定の箇所で強く接触することにな
る。
る荷重は、ピストンピンを介してボス穴嵌合面に一定方
向の荷重を加える。この際、上記ピストンピンはその中
央部がコンロッドに圧入固定されているので、上記一定
方向の荷重によりボス穴嵌合面において、ピストンピン
とボス穴とは常に一定の箇所で強く接触することにな
る。
上記ピストンピンには、ピストンの荷重方向側部に位置
させて、すなわち、最高荷重を受ける箇所ではなく、そ
の近傍に位置させて潤滑油の油溜溝が形成されているの
で、この油溜溝はピストンピンのピストンボス穴との間
の潤滑を良好にすると共に、上記最高荷重を受ける箇所
において、ピストンピンとボス穴嵌合面とが面圧を減ら
すべく広範囲で接触することを妨げない。
させて、すなわち、最高荷重を受ける箇所ではなく、そ
の近傍に位置させて潤滑油の油溜溝が形成されているの
で、この油溜溝はピストンピンのピストンボス穴との間
の潤滑を良好にすると共に、上記最高荷重を受ける箇所
において、ピストンピンとボス穴嵌合面とが面圧を減ら
すべく広範囲で接触することを妨げない。
従って、ピストンピンとボス穴嵌合面とは、ピストンの
荷重方向である最高荷重が加わる箇所において広範囲で
接触してその面圧を減ずると共に潤滑が高められること
になる。よって、上記のピストンピンとボス穴との強い
接触による摩耗は抑制されることになる。
荷重方向である最高荷重が加わる箇所において広範囲で
接触してその面圧を減ずると共に潤滑が高められること
になる。よって、上記のピストンピンとボス穴との強い
接触による摩耗は抑制されることになる。
また、エンジンの高負荷運転時等に、ピストンに加わる
荷重によりピストンピンが荷重方向側方に楕円変形する
と、上記油溜溝は上記楕円変形の逃げ部を形成して嵌合
ボス部を左右に拡げることがなく、ピストンのボス穴に
発生する亀裂を未然に防止する。
荷重によりピストンピンが荷重方向側方に楕円変形する
と、上記油溜溝は上記楕円変形の逃げ部を形成して嵌合
ボス部を左右に拡げることがなく、ピストンのボス穴に
発生する亀裂を未然に防止する。
[実施例] 本案の一実施例を添付図面に従って説明する。
第1図に示すように、コンロッド1のスモールエンド部
に設けられたボス穴2に円筒形状のピストンピン3の中
央部4が圧入固定され、このピストンピン3の両端部5
が第2図に示すように、ピストン6のボス穴7に回転自
在に嵌合されている。
に設けられたボス穴2に円筒形状のピストンピン3の中
央部4が圧入固定され、このピストンピン3の両端部5
が第2図に示すように、ピストン6のボス穴7に回転自
在に嵌合されている。
すなわち、ピストン6は上記ピストンピン3を介してコ
ンロッド1と連結されている。
ンロッド1と連結されている。
上記ピストンピン3のボス穴嵌合面8に上記ピストン6
の荷重方向側部9に位置させて、潤滑油の油溜溝10が形
成されている。この油溜溝10は、上記荷重によるピスト
ンピン3の最高荷重部11をさけて、その近傍に2箇所平
面形状に形成されている。
の荷重方向側部9に位置させて、潤滑油の油溜溝10が形
成されている。この油溜溝10は、上記荷重によるピスト
ンピン3の最高荷重部11をさけて、その近傍に2箇所平
面形状に形成されている。
なお、ピストン6の荷重方向とは、第2図に示すピスト
ン上面12と図示されないシリンダとで区画形成される燃
焼室内の燃焼ガス圧がピストン上面12から下面13へ作用
する方向である。
ン上面12と図示されないシリンダとで区画形成される燃
焼室内の燃焼ガス圧がピストン上面12から下面13へ作用
する方向である。
以上の構成からなる本実施例の作用について述べる。
ピストンピン3のボス穴嵌合面8に油溜溝10が設けられ
ているので、ピストン6の往復運動にともなって、ここ
に潤滑油が溜り、ピストンピン3とボス部嵌合面8との
潤滑を高める。
ているので、ピストン6の往復運動にともなって、ここ
に潤滑油が溜り、ピストンピン3とボス部嵌合面8との
潤滑を高める。
上記油溜溝10は、ピストン6の荷重によるピストンピン
3の最高荷重部11を避け、その近傍に設けられているの
で、上記最高荷重部11において、ピストンピン3とボス
穴嵌合面8とは、広い接触面積を形成して、ここでの面
圧を減らす。
3の最高荷重部11を避け、その近傍に設けられているの
で、上記最高荷重部11において、ピストンピン3とボス
穴嵌合面8とは、広い接触面積を形成して、ここでの面
圧を減らす。
従って、ピストンピン3のボス穴嵌合面8は、最高荷重
部11の面圧が減らされると共に、潤滑が高められた結
果、摩耗が抑制されて耐久性を高めることになる。
部11の面圧が減らされると共に、潤滑が高められた結
果、摩耗が抑制されて耐久性を高めることになる。
また、ピストン6の荷重により、ピストンピン3が荷重
方向側方へ第9図に示すように楕円に変形すると、第2
図に示すピストンピン3の荷重方向側部9に設けられた
上記油溜溝10は上記楕円変形の逃げ部となる。
方向側方へ第9図に示すように楕円に変形すると、第2
図に示すピストンピン3の荷重方向側部9に設けられた
上記油溜溝10は上記楕円変形の逃げ部となる。
従って、ピストンピン3の楕円変形によって生じるピス
トン6のボス穴7の亀裂は未然に防止される。すなわ
ち、油溜溝10は、単に潤滑油を収容するのみならず、ピ
ストンピン3の楕円変形を収容する逃げ部をも兼用す
る。
トン6のボス穴7の亀裂は未然に防止される。すなわ
ち、油溜溝10は、単に潤滑油を収容するのみならず、ピ
ストンピン3の楕円変形を収容する逃げ部をも兼用す
る。
また、上記油溜溝10はピストンピン3の外周面の一部を
平面形状に切削して形成したものなので、容易にかつ低
コストで加工できる。
平面形状に切削して形成したものなので、容易にかつ低
コストで加工できる。
本考案の変形実施例を第3図及び第4図に示す。
図示するように、このピストンピン3は、上記平面形状
の油溜溝10が円筒形状のピストンピン3の軸方向に沿っ
て、その全長に亘って外周面の一部が切削成形されてい
る。
の油溜溝10が円筒形状のピストンピン3の軸方向に沿っ
て、その全長に亘って外周面の一部が切削成形されてい
る。
また、ピストン6のボス穴7と嵌合する油溜溝10の両端
部14には、油溜溝10とピストンピン内筒面とを連通させ
る油孔15が穿孔されている。
部14には、油溜溝10とピストンピン内筒面とを連通させ
る油孔15が穿孔されている。
上記ピストンピン3にあっては、油溜溝10の加工面が軸
方向に沿って連続しているので、一層容易にかつ低コス
トで加工できる。
方向に沿って連続しているので、一層容易にかつ低コス
トで加工できる。
また、油溜溝10には上記油孔15を設けたことにより、ピ
ストン6の往復運動によって油溜溝10に溜まる潤滑油
は、上記油孔15を通過してピストンピン3内筒面ヘ流れ
る。
ストン6の往復運動によって油溜溝10に溜まる潤滑油
は、上記油孔15を通過してピストンピン3内筒面ヘ流れ
る。
従って、上記油溜溝10には常に新しい潤滑油が溜められ
ることになり、その潤滑性を高めることになる。
ることになり、その潤滑性を高めることになる。
なお、ピストンピン3に設けられる上記油溜溝10は複数
溝設けてもよく、溝形状は平面でなく曲面でもよいこと
は勿論である。
溝設けてもよく、溝形状は平面でなく曲面でもよいこと
は勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、次のごとき優れた
効果が発揮できる。
効果が発揮できる。
(1)ピストンピンのボス穴嵌合面に油溜溝を設けたの
で、ピストンピンとボス穴嵌合面との間の潤滑を高め摩
耗を抑制できる。
で、ピストンピンとボス穴嵌合面との間の潤滑を高め摩
耗を抑制できる。
(2)上記油溜溝はピストンピンのボス穴嵌合面にピス
トンの荷重方向側部に位置させて設けられているので、
上記嵌合面の荷重方向においては、ピストンピンとボス
穴嵌合面とは広い接触面を形成して面圧を減らし、摩耗
を抑制することができる。
トンの荷重方向側部に位置させて設けられているので、
上記嵌合面の荷重方向においては、ピストンピンとボス
穴嵌合面とは広い接触面を形成して面圧を減らし、摩耗
を抑制することができる。
(3)上記油溜溝はピストンピンの荷重方向側方への楕
円変形の逃げ部を形成し、ピストンピンの楕円変形によ
って生じる上記ボス穴の亀裂を未然に防止できる。
円変形の逃げ部を形成し、ピストンピンの楕円変形によ
って生じる上記ボス穴の亀裂を未然に防止できる。
(4)上記油溜溝はピストンピン外周面の必要部分のみ
の加工で成形されるので、容易にかつ低コストで加工で
きる。
の加工で成形されるので、容易にかつ低コストで加工で
きる。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の正面図、第3図は変形実施例を示す正面図、第4図
は第3図の側面図、第5図はピストン,ピストンピン及
びコンロッドの接続関係を示す側断面図、第6図は及び
第7図は従来例を示す斜視図、第8図はピストンピンの
変形を示す側断面図、第9図は第8図の正面図、第10図
は及び第11図は従来例を示す部分側断面図である。 図中、1はコンロッド、3はピストンピン、4はピスト
ンピンの中央部、5はピストンピンの両端部、6はピス
トン、7はピストンのボス穴、8はボス穴嵌合面、9は
荷重方向側部、10は油溜溝である。
図の正面図、第3図は変形実施例を示す正面図、第4図
は第3図の側面図、第5図はピストン,ピストンピン及
びコンロッドの接続関係を示す側断面図、第6図は及び
第7図は従来例を示す斜視図、第8図はピストンピンの
変形を示す側断面図、第9図は第8図の正面図、第10図
は及び第11図は従来例を示す部分側断面図である。 図中、1はコンロッド、3はピストンピン、4はピスト
ンピンの中央部、5はピストンピンの両端部、6はピス
トン、7はピストンのボス穴、8はボス穴嵌合面、9は
荷重方向側部、10は油溜溝である。
Claims (1)
- 【請求項1】ピストンピンの中央部がコンロッドに圧入
固定され、両端部がピストンのボス穴に回転自在に嵌合
されるピストンピン構造において、上記ピストンピン両
端部のボス穴嵌合面に、ピストンの荷重方向側部に位置
させて、潤滑油を収容すると共にピストンピンの楕円変
形を収容する油溜溝を、ピストンピンの軸方向に沿って
形成したことを特徴とするピストンピン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989021352U JPH0743539Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | ピストンピン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989021352U JPH0743539Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | ピストンピン構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02113060U JPH02113060U (ja) | 1990-09-10 |
JPH0743539Y2 true JPH0743539Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31238518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989021352U Expired - Lifetime JPH0743539Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | ピストンピン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743539Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6893487B2 (ja) * | 2018-03-28 | 2021-06-23 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 圧縮機及びこれを有する機器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2527728A1 (fr) * | 1982-05-28 | 1983-12-02 | Semt | Axe de piston et piston, notamment pour moteur a combustion interne, equipe dudit axe |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1989021352U patent/JPH0743539Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02113060U (ja) | 1990-09-10 |
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