JP2017179663A - 骨盤補強ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、女性や高齢者のように、引締め力を十分に発揮することができない者であっても、容易に腰を引締める力を発揮することができる骨盤補強ベルトを提供することにある。
【解決手段】
骨盤補強ベルト10は、ベルト本体20と、腰回りを締め付けることができる左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rとを有している。また、左腰締め付けベルト30Lと、右腰締め付けベルト30Rと、の一端は縦枠40に接続され、他端は、それぞれ第1環部50Lと第2環部50Rに接続されている。また、左作動ベルト60Lの一端60Laは、ベルト本体20における第2左縦枠44Lに固定される。また、右作動ベルト60Rの一端60Raは、ベルト本体20における第2左縦枠44Rに固定され、それぞれ第1環部50Lと第2環部50Rに挿通される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、腰に巻きつけるベルトであり、特に骨盤を補強するベルトに関するものである。
骨盤を引き締め、固定することによって腰への負担を軽減する腰ベルトが知られている。このようなものとして、特開2007−105308号公報において、略帯状に形成され略中央部に所定長手方向大きさの背当て部を備えた第1ベルト部と、略帯状に形成されてそれぞれ前記第1ベルト部の正面側に配設された一対の第2ベルト部とを備えた腰痛防止用ベルトであって、前記第1ベルト部は、前記背当て部の両端部側には所定の長手方向大きさに形成され長手方向に向けて伸縮可能な弾性部をそれぞれ設けると共に前記弾性部の側部側には一定の長手方向大きさに形成された片部をそれぞれ設け、該片部の正面側略全域に第1係止部をそれぞれ設けると共に前記片部の少なくとも一方の背面側に前記第1係止部に係止される第2係止部を設け、前記第2ベルト部は、基部が前記背当て部の長手方向両端部近傍にそれぞれ固着されると共に先端部を前記片部側にそれぞれ伸延させた状態に配設され、前記先端部の背面側には前記第1係止部に係止される第3係止部をそれぞれ設けたことを特徴とする腰痛防止ベルトが開示されている。
上記発明の効果として、第1ベルト部の正面側に配設された一対の第2ベルト部を備えたことにより、第1ベルト部を装着者の腰部に装着したのちに、第2ベルト部を引っ張り、更に締め付けることができる。よって、腕力の乏しい者であっても簡易かつ確実に腰部に装着できて腰痛を防止するものとされている。
しかしながら、実際には、第1ベルト部を装着者の腰部に装着したのちに、第2ベルト部を引っ張ることについては、相当の力を必要とするものであり、特に女性や高齢者にとって容易ではない。
特開2007−105308号公報
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、女性や高齢者のように、引締め力を十分に発揮することができない者であっても、容易に腰を引締める力を発揮することができる骨盤補強ベルトを提供することを課題とする。
第1観点における骨盤補強ベルトは、腰回りに巻回して止着し、骨盤を補強することができるベルト本体と、このベルト本体を引きつけるために、一方はベルト本体のほぼ中央に固定し、他方は第1環部を有する右腰締め付けベルトと、ベルト本体を引きつけるために、一方はベルト本体のほぼ中央に固定し、他方は第2環部を有する左腰締め付けベルトと、右腰締め付けベルトを引きつけるために、一方はベルト本体に固定し、他方はベルト本体の端部と取り外し可能に構成され、さらに、右腰締め付けベルトにおける第1環部内に挿通された右作動ベルトと、左腰締め付けベルトを引きつけるために、一方はベルト本体に固定し、他方はベルト本体の端部と取り外し可能に構成され、さらに、左腰締め付けベルトにおける第2環部内に挿通された左作動ベルトと、を具備するというものである。
第2観点における骨盤補強ベルトは、第1観点において、右腰締め付けベルトにおける第1環部と、左腰締め付けベルトにおける第2環部と、にそれぞれ摺動部材を配置したというものである。
第3観点における骨盤補強ベルトは、第1観点または第2観点において、ベルト本体は通気性を有するメッシュ部と、メッシュ部の両端にそれぞれ伸縮性を有する左伸縮部と右伸縮部というものである。
本発明によれば、女性や高齢者のように、引締め力を十分に発揮することができない者であっても、容易に腰を引締める力を発揮することができる骨盤補強ベルトを提供することができる。
本実施例における骨盤補強ベルトの正面図。 本実施例における骨盤補強ベルトの背面図。 作動ベルトを固定しない状態における骨盤補強ベルトの正面図。 骨盤補強ベルトの装着を開始した状態の正面図。 骨盤補強ベルトにおけるベルト本体を装着した状態の正面図。 骨盤補強ベルトにおけるベルト本体を装着した状態の背面図。 骨盤補強ベルトにおける作動ベルトをひきつけて固定した状態の正面図。 骨盤補強ベルトにおける作動ベルトをひきつけて固定した状態の背面図。
本実施例における骨盤補強ベルト10は、ほぼ左右対称であり(図1参照)、ベルト本体20と、腰回りを締め付けることができる左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rとを有している。また、左腰締め付けベルト30Lと、右腰締め付けベルト30Rと、の一端はベルト本体20に配置された縦枠40に接続され、他端は、それぞれ第1環部50Lと第2環部50Rとを有する。尚、後述するように縦枠40は、ベルト本体20の中央に取り付けられているが、左腰締め付けベルト30Lと、右腰締め付けベルト30Rと、の一端はこれに取り付けられていなくても、ベルト本体20に取り付けられていればよい。また、左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rは、伸縮可能な帯状の布類で構成されている。なお、骨盤補強ベルト10をほぼ左右対称としたのは、本実施例において、後述する右側メッシュ部26Rの端部に雄側止着部25を有している点が、後述する左側メッシュ部26Lと相違しているからである(図2参照)。また、本実施例においては、左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rは、それぞれ2重に構成されている。このように、左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rをそれぞれ2重に構成することで、骨盤を確実に固定することができる。なお、これらは、伸縮性を有するナイロンまたはポリウレタンを使用することができる。
ベルト本体20の中央部はメッシュ部21と、その両脇に左伸縮部23Lと、右伸縮部23Rと、を有し、前記左伸縮部23Lの左端部に雌側左止着部24Lを有している。また、右伸縮部23Rの右端部に雌側右止着部24Rを有している。ベルト本体20は、使用者の腰回りに巻きつけるために長手方向Hに十分な長さを有するほぼ帯状を呈し、メッシュ部21は、短手方向Vに幅広な構成である。また、上述の前記縦枠40は、メッシュ部21のほぼ中央に配置している。
メッシュ部21は、左縦枠41Lと右縦枠41Rの間に配置されている。また、さらに左縦枠41Lと右縦枠41Rの間については、メッシュ部21の裏側から裏メッシュ部22を重ねて配置している。すなわち、裏左縦枠43Lと裏右縦枠43Rの間に、裏メッシュ部22を配置している(図2参照)。また、裏左縦枠43Lと裏右縦枠43Rの中央には裏縦枠42を配置している。従って、左縦枠41Lと右縦枠41Rの間については、メッシュ部21に裏メッシュ部22を縫着した2重構造となる。また、縦枠40と裏縦枠42、左縦枠41Lと裏左縦枠43L、右縦枠41Rと裏右縦枠43Rは表裏の関係である。さらに後述する第2左縦枠44Lと第2裏左縦枠45L、第2右縦枠44Rと第2裏右左縦枠45Rは表裏の関係である。
また、メッシュ部21に裏メッシュ部22を縫着した2重構造であり、これらは、メッシュ構造を有する布材を張ることによって通気性を確保している。なお、裏メッシュ部22は、骨盤補強ベルト10を装着した際に腰と直接触れるところであり、あたりを和らげるために当該メッシュ部21と裏メッシュ部22の間にクッション性を有する緩衝材を入れることができる。例えばウレタン類あるいはスポンジ類を配置することができる。また、裏メッシュ部22を、いわゆるダブルラッセル織とし、クッション性を有するように構成することも好ましい。
また左縦枠41Lと第2左縦枠44Lの間に配置されている左伸縮部23Lと、右縦枠41Rと第2右縦枠44Rの間に配置されている右伸縮部23Rは、強力な弾力性を有する伸縮可能な部分である。従って、左伸縮部23Lおよび右伸縮部23Rは弾力性に基づく緊締力で腰部を固定して補強することができるように、ベルト本体長手方向Hに伸縮可能な弾力性を有する布材を張設して形成されており、布材の弾力性による緊締力は、後述する雌側左止着部24Lの任意の位置に止着した雄側止着部25を介し、左伸縮部23Lおよび右伸縮部23Rの弾力性による緊締力によって腰周りを保護することができる。従って、このように、ベルト本体20は、使用者の腰回りに巻回して止着することができる。従って、ベルト本体20によって骨盤を補強するとともに、その骨盤を安定させることができる。
左伸縮部23Lは、一対の上左側伸縮部材23Laと、下左側伸縮部材23Lbと、を有している。また、この上左側伸縮部材23Laと、下左側伸縮部材23Lbとの一端は、それぞれ重ならないように短手方向Vにずらして左縦枠41Lと裏左縦枠43Lの間に挟まれるように接続され、前記上左側伸縮部材23Laと、下左側伸縮部材23Lbと、の他端は、第2左縦枠44Lと第2裏左縦枠45Lの間においてそれぞれ、重なるように接続されている。
また同様に、右伸縮部23Rは、一対の上右側伸縮部材23Raと、下左側伸縮部材23Rbと、を有している。また、この上右側伸縮部材23Raと、下左側伸縮部材23Rbとの一端は、それぞれ重ならないように短手方向Vにずらして右縦枠41Rと裏右縦枠43Rの間に挟まれるように接続され、前記上伸縮部材23Raと、下左側伸縮部材23Rbと、の他端は、第2右縦枠44Rと第2裏右縦枠45Rの間においてそれぞれ、重なるように接続されている。このように上右側伸縮部材23Raと、下左側伸縮部材23Rbとの一端と、上右側伸縮部材23Raと、下左側伸縮部材23Rbとの一端は、それぞれ重ならないように短手方向Vにずらしているので、腰を包み込むことができる。なお、これらは、伸縮性を有するナイロンまたはポリウレタンとすることが好ましい。
上記第2左縦枠44Lの外側に雌側左止着部24Lが配置され、第2右縦枠44Rの外側に雌側右止着部24Rが配置されている(図1参照)。それらは、ともに雌側面ファスナーで構成されており、長手方向Hに一定の長さを有している。また、第2裏左縦枠45Lの外方には、左側メッシュ部26Lを有し通気性を確保している。同様に、第2裏右左縦枠45Rの外方には、右側メッシュ部26Rを有し通気性を確保している。また、右側メッシュ部26Rの端部には、雄側止着部25を有している。これは雄側面ファスナーで構成され、前記雌側左止着部24Lにおける、雌側面ファスナーに着脱可能に止着することができる。この場合、使用者の腰回りのサイズに応じて前記雌側左止着部24Lにおける任意の位置に前記雄側止着部25を止着することができることはいうまでもない。
なお、雄側面ファスナーとは細かい複数のフック状の部材を設けた周知のものであり、雌側面ファスナーとは細かい多数のループ状の部材を設けた周知のものであり、それらが逆であるか、または、フックとループの混合したものであっても好ましい。
左作動ベルト60Lの一端60Laは、ベルト本体20における第2左縦枠44Lに固定される。また、当該左作動ベルト60Lは、前記第1環部50Lに移動自由に挿通する。すなわち、第1環部50Lにおいて、左作動ベルト60Lが挿し通されている。また、同様に右作動ベルト60Rの一端60Raは、ベルト本体20における第2左縦枠44Rに固定される。また、当該右作動ベルト60Rは、第2環部50Rに移動自由に挿通する。すなわち、第2環部50Rにおいて、右作動ベルト60Rが挿し通されている。尚、図3において、理解容易のため、当該右作動ベルト60Rを、第2環部50Rの環状部51に挿通すべきところ、これから外した状態を図示している。
また、左作動ベルト60Lの他端60Lbの裏面には、雄側面ファスナーからなる止着部61Lを配置している。同様に、右作動ベルト60Rの他端60Rbの裏面には、雄側面ファスナーからなる止着部61Rを配置している(図4参照)。この、止着部61Lと止着部61Rはそれぞれ、ベルト20における両端に配置された、雌側左止着部24Lと雌側右止24Rと、においてそれぞれ取り外し可能に止着することができる。また、左作動ベルト60Lの一端60La付近に、左作動ベルト雌側面ファスナー62Lを配置している(図3参照)。同様に、右作動ベルト60Rの一端60Ra付近に、右作動ベルト雌側面ファスナー62Rを配置している。なお、左作動ベルト60Lと右作動ベルト60Rは、ともに伸縮性を有しないほうが好ましい。尚、滑り止めのために左作動ベルト60Lの他端60Lbと右作動ベルト60Rの他端60Rbに、面ファスナーが配置されている。これは雌側面ファスナーが好ましい。
また、前記第1環部50Lと第2環部50Rは、上述のとおり伸縮性を有する左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rと、の他端に配置され、左作動ベルト60Lと右作動ベルト60Rがそれぞれ前記第1環部50Lと第2環部50Rに挿通され、移動可能に配置されている。また、前記第1環部50Lと第2環部50Rには、それぞれ摺動部材70、70が配置されている。これについては後述する。前記第1環部50Lと第2環部50Rは高弾性、耐摩耗性に優れたポリアセタールが好ましい。
上記骨盤補強ベルト10を構成するベルト本体20において、左腰締め付けベルト30Lと、第1環部50Lと、左作動ベルト60Lの一端60Laと、腰締め付けベルト30Rと、第2環部50Rと、右作動ベルト60Rの一端60Raとは、以下の通り配置されている。すなわち、図1において、左から右へ順に、ベルト本体20に固定された左作動ベルト60Lの一端60Laと、左腰締め付けベルト30Lの他端に配置した第1環部50Lと、ベルト本体20に取り付けた左腰締め付けベルト30Lの一端と、ベルト本体20に取り付けた右腰締め付けベルト30Rの一端と、右腰締め付けベルト30Rの他端に配置した第2環部50Rと、ベルト本体20に固定された右作動ベルト60Rの一端60Raと、がそれぞれ配置されている。従って、この順が好ましく、多少配置がずれていてもよい。たとえば、ベルト本体20に取り付けた左腰締め付けベルト30Lの一端とベルト本体20に取り付けた右腰締め付けベルト30Rの一端とは、ベルト本体20の中央に配置されていることが好ましいが、上記の順に従うならば、それらが中央からずれていてもよい。従って、ほぼ中央に配置するとは、上記の順に従って、ベルト本体20に取り付けた左腰締め付けベルト30Lの一端と、ベルト本体20に取り付けた右腰締め付けベルト30Rの一端と、が配置されているという意味である。もっとも、左腰締め付けベルト30Lの一端と、ベルト本体20に取り付けた右腰締め付けベルト30Rの一端とは互いに重なるように配置しても好ましい。
上記構成の骨盤補強ベルト10を使用者の腰回りに取り付ける(図4参照)。このときに、雌側右止着部24Rの裏側の端部に配置している雄側止着部25を雌側左止着部24Lに引きつける。この場合、左伸縮部23Lおよび右伸縮部23Rを引き伸ばすことができる。よって上記のとおり、左伸縮部23Lおよび右伸縮部23Rは強力な弾力性を有する伸縮可能部分であり、それらの弾力性に基づく緊締力で、腰部を締め付けて固定することができる。
このように骨盤補強ベルト10を腰回りに取り付ける(図5、6参照)。その後、左作動ベルト60Lの他端60Lbと、右作動ベルト60Rの他端60Rbと、をそれぞれ手に持ち、後述の方向に引っ張る。これらによりベルト本体20を引きつけることができる。
左作動ベルト60Lの一端60Laは、ベルト本体20の中央の縦枠40の左側に配置した第2左縦枠44Lに固定されているので、左作動ベルト60Lの他端60Lbを矢印L方向に引くと(図6参照)、第1環部50Lが、矢印L方向に引っ張られる。この場合、左作動ベルト60Lは、第1環部50Lに移動自由に挿通されているので、前記第1環部50Lがいわば動滑車のような役割を果たす。従って、前記第1環部50Lに固定されている左腰締め付けベルト30Lが、前記第1環部50Lの移動により、その伸縮力を補強するように伸ばされ、それにより腰回りを締め付ける力を発揮することにより腰部をさらに引き締めることができる。また、前記左作動ベルト60Lの他端60Lbの裏面の雄側面ファスナーからなる止着部61Lを、雌側左止着部24Lに止着することで締め付けた状態を維持することができる。
また、同様に、右作動ベルト60Rの一端60Raは、ベルト本体20の中央の縦枠40の右側に配置した第2右縦枠44Rに固定されているので、右作動ベルト60Rの他端60Rbを矢印R方向に引くと(図6参照)、第2環部50Rが、矢印R方向に引っ張られる。この場合、右作動ベルト60Rは、第2環部50Rに移動自由に挿通されているので、前記第2環部50Rがいわば動滑車のような役割を果たす。従って、前記第2環部50Rに固定されている右腰締め付けベルト30Rが、前記第2環部50Rの移動により、その伸縮力を補強するように伸ばされ、それにより腰回りを締め付ける力を発揮することにより腰部をさらに引き締めることができる。また、前記右作動ベルト60Rの他端60Rbの裏面の雄側面ファスナーからなる止着部61Rを雌側右止着部24Rに止着することで締め付けた状態を維持することができる。従って、このような構成により腰回りを、確実に補強することができる。なお、腰周りを必要以上に圧迫しないために、前記左作動ベルト60Lの他端60Lbの裏面の雄側面ファスナーからなる止着部61Rを、右作動ベルト雌側面ファスナー62Rに止めることもできる。
上述のように、第1環部50Lおよび第2環部50Rが、いわば動滑車と同様の役割を有することから、左作動ベルト60Lおよび右作動ベルト60Rを、引っ張る力が半減され、力のない、女性や高齢者でも容易に腰を引き締めて補強することができる。
また、本実施例においては、前記第1環部50Lおよび第2環部50Rに、それぞれ摺動部材70、70が接するように配置されている。これにより、左作動ベルト60Lを引っ張る際に第1環部50Lは、摺動部材70を介して左伸縮部23Lと接するためその摩擦力が軽減される。同様に、右作動ベルト60Rを引っ張る際に第2環部50Rは、摺動部材70を介して右伸縮部23Rとの摩擦力が軽減される。従って、よりスムーズに左作動ベルト60Lと右作動ベルト60Rを引っ張ることができる。また、摺動部材70、70はポリウレタンが好ましく、着用時に、左腰締め付けベルト30Lおよび右腰締め付けベルト30Rを伸ばした際おいて、この、左腰締め付けベルト30Lおよび右腰締め付けベルト30Rがよじれないという効果をも奏するのである。また、上記摺動部材70、70は、それぞれ、前記第1環部50Lおよび第2環部50Rに接するように、左腰締め付けベルト30Lと右腰締め付けベルト30Rにそれぞれ取り付けることもできる。
また、前記のとおり、この一対の上左側伸縮部材23Laと、下左側伸縮部材23Lとの一端は、左縦枠41Lにおいて、それぞれ重ならないように短手方向Vにずらして接続されている。また、一対の上右側伸縮部材23Raと、下左側伸縮部材23Rbとの一端は、右縦枠41Rにおいて、それぞれ重ならないように短手方向Vにずらして接続されている。したがって、それぞれ重ならないように短手方向Vにずらしたことで腰を包み込むように骨盤補強ベルト10を使用することができる。
10、骨盤補強ベルト
20、ベルト本体
21、メッシュ部
22、裏メッシュ部
23L、左伸縮部
23R、右伸縮部
24L、雌側左止着部
24R、雌側右止着部
25、雄側止着部
30L、左腰締め付けベルト
30R、右腰締め付けベルト
40、縦枠
41L、左縦枠
41R、右縦枠
42、裏縦枠
43L、裏左縦枠、
43R、裏右縦枠
44L、第2左縦枠
44R、第2右縦枠
50L、第1環部
50R、第2環部
60L、左作動ベルト
60R、右作動ベルト
70、摺動部材

Claims (3)

  1. 腰回りに巻回して止着し、骨盤を補強することができるベルト本体と、
    前記ベルト本体を引きつけるために、一方は前記ベルト本体のほぼ中央に固定し、他方は第1環部を有する右腰締め付けベルトと、
    前記ベルト本体を引きつけるために、一方は前記ベルト本体のほぼ中央に固定し、他方は第2環部を有する左腰締め付けベルトと、
    前記右腰締め付けベルトを引きつけるために、一方は前記ベルト本体に固定し、他方はベルト本体の端部と取り外し可能に構成され、さらに、前記右腰締め付けベルトにおける第1環部内に挿通された右作動ベルトと、
    前記左腰締め付けベルトを引きつけるために、一方は前記ベルト本体に固定し、他方はベルト本体の端部と取り外し可能に構成され、さらに、前記左腰締め付けベルトにおける第2環部内に挿通された左作動ベルトと、を具備する骨盤補強ベルト。
  2. 前記右腰締め付けベルトにおける第1環部と、前記左腰締め付けベルトにおける第2環部とに、それぞれ摺動部材を配置した請求項1記載の骨盤補強ベルト。
  3. 前記ベルト本体は腰を補強し、通気性を有するメッシュ部と、
    前記メッシュ部の両端にそれぞれ伸縮性を有する左伸縮部と右伸縮部と、を有する請求項1または2記載の骨盤補強ベルト。
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