JP2017179347A - 繊維反応性アゾ染料の混合物、それらの調製、及びそれらの使用 - Google Patents

繊維反応性アゾ染料の混合物、それらの調製、及びそれらの使用 Download PDF

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Abstract

【課題】高い固着度、良好な染色イールド及び高い反応性を有する繊維反応性アゾ染料混合物の提供。
【解決手段】式(I)で表される反応性染料、及び特定の構造のトリスアゾ染料、及び/又は特定の構造のジスアゾ染料を含む染料混合物。
Figure 2017179347

Figure 2017179347

(D1及びD2は各々独立に式(1)で表される基;MはH、アルカリ金属等;X1はH又は−SO2−CH=CH2;R及びRはH、アルキルスルホ等)
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維反応性アゾ染料の技術分野に関する。
混合繊維反応性アゾ染料、及びヒドロキシル含有材料及びカルボキサミド含有材料を黒い色調に染色するためのその利用は、たとえば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、及び特許文献6などの書類からも公知である。
しかしながら、それらの染料混合物はある種の性能欠陥を有していて、たとえば染色作業において染色パラメーターを変化させたときにカラーイールドに過度に大きな依存性を有しているか、或いは、綿の上での色のビルドアップが不十分若しくは不均一になる(効果的な色のビルドアップは、染浴における濃度が高ければ、それに比例してより強い染色が得られるという、染料の能力から生じる)。それらの欠点の結果には、たとえば、得られる染色の再現性が乏しいといったことが含まれ、結局はその染色作業の経済性に影響を与えることとなる。このことの結果として、改良された性質、たとえば、高い直接性と組み合わせて、未固着部分が容易に洗い出される性能や、隣接する布、特に隣接するポリアミドの布を汚す傾向が低い性質を有する、新規な反応性染料及び反応性染料混合物が依然として必要とされている。さらに、それらの染料及び染料混合物は、特に高い固着度を有する染色を生じることを目的として、良好な染色イールドを示し、高い反応性を有しているべきである。
米国特許第5,445,654号明細書 米国特許第5,611,821号明細書 韓国特許公告第94−2560号公報 特開昭58−160362号公報 欧州特許出願公開第0870807A1号明細書 国際公開第2004/069937号パンフレット
驚くべきことには、それら上述の性質を高レベルで有する染料混合物が今や見出された。本発明の染料混合物は、具体的には、高い固着イールド(fixing yield)及び色強度(color strength)を有しながらも、さらに繊維上に固着されていない部分は容易に洗浄除去され、ポリアミドを汚すことが少ない、という特徴を有している。色強度が高いということが特に強調されるが、その理由は、包装容積が節約されることによる環境的な見地からの利点が得られ、かつ製品を輸送する際のカーボンフットプリントを低減するからである。その染色はさらに、全般的に良好な堅牢性、たとえば高い耐光堅牢性及び極めて良好な湿潤堅牢性を示す。本発明の染料混合物のまた別な利点は、染色プロセスの間における温度シフトに対する色強度の許容性が高いことであって、それにより、染色した製品が規格外となったことが理由での、廃棄物や追加の染色を回避することができるようになる。
したがって、本発明は、染料混合物であって、以下のもの、すなわち、
式(I):
Figure 2017179347
の1種又は複数種の染料
及び
式(II):
Figure 2017179347
の1種又は複数種の染料
及び、任意選択で、
式(IV):
Figure 2017179347
の1種又は複数種の染料
[式中、
及びDは互いに独立して、式(1)
Figure 2017179347
の基であり、
式中、
及びRは互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、カルボキシル、アミド、又はウレイドであり、
は、水素又は−SO−CH=CHであり、
及びDは互いに独立して、式(1)の基であり、
式中、
及びRは互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、カルボキシル、アミド、又はウレイドであり、
は、水素又は式−SO−Zの基であり、
Zは、ヒドロキシル、−CH=CH、又は−CHCHであり、
はヒドロキシル、又はアルカリの作用の下で除去されうる基であり、
200は、水素、C〜C−アルキル(これは、直鎖状若しくは分岐状であり、非置換であるか、又は、アミノ、(C〜C)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、若しくはウレイドによって置換されている);フェニル(これは、非置換であるか、又は、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、若しくはウレイドによって置換されている);アミノ、(C〜C)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アミド、又はウレイドであり、
201は、式−N=N−Dの基であり、
及びR**は互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、CO−(C〜C−アルキル)、又は−CH−SOMであり、
Mは、水素、アルカリ金属又は1当量のアルカリ土類金属である]
を含み、その染料混合物の中に存在する式(I)のすべての染料の合計重量が、その染料混合物の中に存在している式(I)、(II)及び(IV)で示されるすべての染料の合計重量を基準に計算した染料混合物の重量の、少なくとも40%である、染料混合物を目的としている。
(C〜C)−アルキル基は、直鎖状であっても分岐状であってもよく、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、及びtert−ブチルからなる群より選択される。メチル及びエチルが最も好ましい。
同様の定義が(C〜C)−アルコキシ基にもあてはまり、したがって、メトキシ及びエトキシが最も好ましいメンバーである。
ハロゲンは、好ましくはフッ素、塩素又は臭素であるが、より好ましいのは臭素と塩素である。
アルカリの作用の下で除去されうる基、すなわちZのエチル基のβ位にあるアルカリ除去可能な置換基Zは、たとえば以下のものである:
ハロゲン原子−好ましくは、塩素又は臭素、
有機カルボン酸又はスルホン酸のエステル基−好ましくは、アルキルカルボン酸、非置換若しくは置換のベンゼンカルボン酸、及び非置換若しくは置換のベンゼンスルホン酸のエステル基、たとえば2〜5個の炭素原子を有するアルカノイルオキシ基、さらにより好ましくは、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ、スルホベンゾイルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、及びトリルスルホニルオキシからなる群より選択される、
無機酸のエステル基−好ましくはリン酸、硫酸又はチオ硫酸の酸性エステル基(ホスファト、スルファト、又はチオスルファト基)、並びに
それぞれ1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を有するジアルキルアミノ基−好ましくはジメチルアミノ、及びジエチルアミノ。
Zとしてはビニル又はβ−クロロエチルが好ましいが、最も好ましいのは、β−スルファトエチルである。
本発明に関しては、基「スルホ」、「カルボキシル」、「チオスルファト」、「ホスファト」、及び「スルファト」には、それらの酸の形態のみならず、それらの塩の形態も含まれる。したがって、スルホ基は式−SOMの基、チオスルファト基は式−S−SOMの基、カルボキシル基は式−COOMの基、ホスファト基は式−OPOの基、及び、スルファト基は−OSOMの基であって、それぞれのMは先に定義されたものである。
Zの定義の範囲内において、式(II)及び(IV)の染料は、異なった繊維反応性基−SOZを有していてよい。
Mがアルカリ金属である場合においては、Mは好ましくは、リチウム、ナトリウム、又はカリウムである。一般的には、Mは最も好ましくは、水素又はナトリウムである。
基R200は、好ましくはアミノ、スルホ、カルボキシ、メチル、又は水素、より好ましくはスルホ又は水素であり、特に好ましくは水素である。
201は、好ましくは−N=N−フェニルであり、その−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、R109は、最も好ましくは、水素、カルボキシ、スルホ、(C〜C)−アルキル、又は(C〜C)−アルコキシである。
式(II)における基R及びR**は互いに独立して、好ましくは水素、メチル、又はカルボキシであり、特に好ましくは水素である。
基R及びRは好ましくは、水素、(C〜C)−アルキル基、(C〜C)−アルコキシ基、スルホ又はカルボキシルであり、より好ましくは水素、メチル、メトキシ又はスルホであり、特に好ましくは水素及びスルホである。
式(1)の基D及びDの非限定的な例としては以下のものが挙げられる:2−(ビニルスルホニル)フェニル、3−(ビニルスルホニル)フェニル、4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−カルボキシ−5−(ビニルスルホニル)フェニル、2−クロロ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−クロロ−5−(ビニルスルホニル)フェニル、2−ブロモ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−スルホ−5−(ビニルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−(ビニルスルホニル)フェニル、2−エトキシ−5−(ビニルスルホニル)フェニル、2,5−ジメトキシ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−メチル−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−メチル−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(ビニルスルホニル)フェニル。
好ましいのは、以下のものである:2−スルホ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−(ビニルスルホニル)フェニル、2,5−ジメトキシ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−メチル−4−(ビニルスルホニル)フェニル、3−及び4−(ビニルスルホニル)フェニル。
最も好ましいのは、2−スルホ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、及び4−(ビニルスルホニル)フェニルである。
式(1)の基D及びDの非限定的な例としては以下のものが挙げられる:2−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、3−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−カルボキシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−クロロ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−クロロ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−ブロモ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−スルホ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−エトキシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2,5−ジメトキシ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−メチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−、3−若しくは4−(β−チオスルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−(β−チオスルファトエチルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(β−ホスファトエチルスルホニル)フェニル、2−、3−若しくは4−ビニルスルホニルフェニル、2−スルホ−4−ビニルスルホニルフェニル、2−クロロ−4−(β−クロロエチルスルホニル)フェニル、2−クロロ−5−(β−クロロエチルスルホニル)フェニル、3−若しくは4−(β−アセトキシエチルスルホニル)フェニル、オルト−、メタ−若しくはパラ−スルファニル酸、2−カルボキシ−アニリン、3−カルボキシ−アニリン、及び4−カルボキシ−アニリン。
好ましいのは、以下のものである:3−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2,5−ジメトキシ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−メチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、3−若しくは4−(ビニルスルホニル)フェニル、オルト−若しくはパラ−スルファニル酸、2−カルボキシ−アニリン、及び4−カルボキシ−アニリン。
最も好ましいのは、以下のものである:4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、4−(ビニルスルホニル)フェニル、2−スルホ−4−(ビニルスルホニル)フェニル、パラ−スルファニル酸、及び4−カルボキシ−アニリン。
好ましい実施態様においては、D〜Dが式(1)の基であり、Xが−SOZである。そのような場合においては、そのSOZ基が、ジアゾ基に対してメタ位又はパラ位に位置しているのが特に好ましい。
いくつかの成分は結合していなければならないのに対して、他のものは結合されていてもよい。したがって、好ましい染料混合物にはいくつかの組合せが存在する。
式(I)の1種の染料及び式(II)の1種の染料を含む染料混合物が、本発明の1つの好ましい実施態様である。
有利には任意選択的な成分(IV)も存在しうるため、より好ましい実施態様が存在する。
式(I)の1種の染料、式(II)の1種の染料、及び式(IV)の1種の染料を含む染料混合物も、本発明の1つの好ましい実施態様である。
その染料混合物の中に存在させる式(I)のすべての染料の合計重量については、好ましい値も存在する。すなわち、その合計重量が、その染料混合物の中に存在している式(I)、(II)及び(IV)で示されるすべての染料の合計重量を基準に計算した染料混合物の重量の、少なくとも40%、好ましくは45%、より好ましくは50%、さらにより好ましくは55%、及び最も好ましくは60%になるようにするべきである。
染料混合物の全部に成分において、同一の式の他の化学種に比較して好ましい化学種が存在している。
したがって、上述の染料混合物であって、式(I)〜(IV)の1種又は複数種の染料が、互いに独立して以下のもの、すなわち、
Figure 2017179347
[式中、D〜D及びRは先に定義されたものであり、
105〜R108は互いに独立して、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、スルホ、カルボキシ、−CN、−COOR、又は−CONRであり、
は、M又は(C〜C)−アルキルであり、
及びRは互いに独立して、H又は(C〜C)−アルキルであり、
200は、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、ウレイド、アミノ、(C〜C)−アルキルアミノ、又はフェニルであり、そのフェニルは、非置換であるか、又は(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、及びウレイドからなる群より選択される置換基によって置換されており、
201は、式−N=N−フェニルの基であり、その−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、
109は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、スルホ、カルボキシ、−CN、−COOR又は−CONRであり、
は、M又は(C〜C)−アルキルであり、
及びRは互いに独立して、H又は(C〜C)−アルキルであり、
G及びGは、SOZ又は水素であるが、ただしGとGの両方が水素であることはなく、
Zは、ビニル、β−スルファトエチル又はヒドロキシルであり、
Mは、水素、アルカリ金属又は1当量のアルカリ土類金属である]である染料混合物が好ましい。
より好ましいのは、上述の染料混合物であって、式(I)〜(IV)の1種又は複数種の染料が、互いに独立して以下のもの、すなわち、
Figure 2017179347
[式中、
101〜R112は互いに独立して、水素、カルボキシ、スルホ、(C〜C)−アルキル、又は(C〜C)−アルコキシであり、
200は、水素、カルボキシ、スルホ、又はアミノであり、
201は、式−N=N−フェニルの基であり、その−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、
G及びGは、SOZ又は水素であるが、ただしGとGの両方が水素であることはなく、
Zは、ビニル、β−スルファトエチル又はヒドロキシルであり、
Mは、水素又はアルカリ金属である]である染料混合物である。
さらに好ましいのは、上述の染料混合物であって、式(I)〜(IV)の1種又は複数種の染料が、互いに独立して以下のもの、すなわち、
Figure 2017179347
[式中、
101及びR102は互いに独立して、水素又はスルホであり、
103及びR104は互いに独立して、水素、スルホ、又はカルボキシであり、
201は、式−N=N−フェニルの基であり、その−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、
109は、水素、カルボキシ、スルホ、(C〜C)−アルキル、又は(C〜C)−アルコキシであり、
G及びGは、SOZ又は水素であるが、ただしGとGの両方が水素であることはなく、
Zは、ビニル、β−スルファトエチル又はヒドロキシルであり、
Mは、水素又はアルカリ金属である]である染料混合物である。
先に挙げた成分はすべて、互いに独立して組み合わせることができる。したがって、たとえば式(I)の染料と式(IIc)の染料との組合せも、本発明の範囲内に入るであろうし、好ましい実施態様となるであろう。
明らかに、好ましい単一の染料を組み合わせたような組合せが、最も好ましい。したがって、たとえば、式(I−b)及び(II−a)の染料を含む染料混合物は、たとえば、式(I−a)及び(II−a)の染料を含む染料混合物よりも、より好ましい。そして、式(I−c)及び(II−c)の染料を含む染料混合物、並びに、式(I−c)、(II−c)及び(IV−c)の染料を含む染料混合物(すべて、先に挙げた定義に従う)を含む染料混合物が最も好ましい。
本発明の染料混合物は、一般的であって、当業者に周知の方法により製造することができる。
1つの好ましい調製方法には、式(I)の個々の染料を、式(II)及びさらに、所望であれば、式(IV)と、所望の量で機械的に混合する工程が含まれる。それらの物質を混合する順序は、一般的には、さほど重要ではない。
染料、さらには本発明の染料混合物は、染料粉体若しくは染料顆粒の形態、合成溶液、一般的には水溶液の形態で使用することが可能であり、それらにはさらに、典型的な助剤が含まれていてもよい。
本発明の染料混合物のためのまた別な好ましい製造方法においては、ジアゾ成分とカップリング成分との適切な混合物を、所望の比率で、当業者には馴染みのあるジアゾ化反応及びカップリング反応において反応させる。
式(I)のものに類似の染料は、多くの文献に記載されていて、たとえば、米国特許第2,657,205号明細書、特開昭58−160362号公報、さらには米国特許第4,257,770号明細書及びそれらの中に記載されている引用文献からも公知である。
式(II)の染料は、たとえば、欧州特許第1035171号明細書、国際公開第2004/069937号パンフレット、欧州特許第1669415号明細書及びさらには欧州特許第2376578号明細書に記載されている。
式(IV)の染料は、たとえば特開平8−060017号公報及び独国特許出願公開第19600765A1号明細書に記載されている。
本発明の染料混合物は、固体又は液体(溶解させた)の形態にある調製物として存在させてもよい。
固体の形態の場合においては、そのような調製物には、有利であるならば、水溶性、特に繊維反応性染料の場合において慣用されている電解質塩、たとえば塩化ナトリウム、塩化カリウム、及び硫酸ナトリウムを含んでいてもよいし、さらには、市販の染料で慣用されている助剤、たとえば、水溶液中でpHを3〜7の間に設定することを可能とする緩衝剤物質、たとえば酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、及びリン酸水素二ナトリウム、さらには染料助剤、制塵剤、及び少量の乾燥剤などを含んでいてもよい。
それらを液状の水溶液の形態で存在させるのならば、そのような調製物にはさらに、捺染糊において慣用されているタイプの増粘剤、及びたとえばそれらの調製物の性能を維持できるようにする物質、たとえば防黴剤を含んでいてもよい。
固体の形態の場合においては、本発明の染料混合物は一般的には、さらに電解質塩及び適切であるならば上述の助剤の1種又は複数も含む粉体又は顆粒(これらも一般的には調製物と呼ばれる)の形態で存在させる。それらの調製物には、本発明の染料混合物を、それを含む調製物を基準にして、20〜90重量%の量で含む。緩衝剤物質は一般に、全調製物を基準にして、合計して5重量%までの量で存在させる。
本発明の染料混合物を水溶液の形態で存在させる場合には、それらの調製物の全染料含量は、50重量%まで、たとえば5〜40重量%の間である。それらの調製物の電解質塩の含量は、水溶液を基準にして好ましくは10重量%未満であり、その調製物には、上述の緩衝剤物質を、一般的には5重量%まで、好ましくは2重量%までの量で含んでいてもよい。
本発明の染料混合物は有益な、実用上の性能を有している。それらは、ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料、たとえばいくつかのものだけを挙げれば、シート様の構造物の形態にある、たとえば紙及び皮革、又はフィルムの形態にある、たとえばポリアミド、又は塊状物の形態にある、たとえばポリアミド及びポリウレタンを染色又は捺染するため、特には、繊維の形態にあるそれらの材料を染色又は捺染するために使用することができる。
合成の過程で得られる、染料及び本発明の染料混合物の溶液を、適切であれば緩衝剤物質を添加してから、及び適切であれば濃縮又は希釈をした後に、染色のための液状調製物として直接使用することも可能である。
ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料を染色又は捺染するために上述のような染料混合物を使用することは、本発明のまた別な態様である。
染色するそれらの材料は、繊維材料の形態、特にかせ又は巻き上げパッケージ(wound package)の形での織布又は糸のような織物繊維の形態で用いるのが好ましい。
したがって、上述のような染料混合物を化学的及び/又は物理的に結合された形態で含む、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物も、本発明のまた別な態様であるが、そのような繊維は、以下のものからなる群より選択される:合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、アラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア、靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐、葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ、茎繊維、竹、動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、毛皮、皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維、紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びリヨセル(Lyocell)繊維。
本発明の染料混合物は、水溶性染料、特に繊維反応性染料に関しては公知の染着技術によって、上述の基材、特に上述の繊維材料の上に染着又は固着させることができる。たとえば、セルロース繊維に対して、長浴(long liquor)から或いは短浴(short liquor)から、浴比(liquor−to−goods ratio)をたとえば5:1から100:1まで、好ましくは6:1から30:1までとし、広く各種の酸結合剤、及び適切であれば必要な範囲で中性塩たとえば塩化ナトリウム又は硫酸ナトリウムを使用した、吸尽法を用いることによって、極めて良好なカラーイールド性を有する染色が得られる。染色は水浴で、温度を10〜105℃、適切であれば過圧下で130℃までであるが、好ましくは30〜95℃、特に好ましくは45〜65℃として、任意選択で慣用される染色助剤の存在下に、実施するのが好ましい。
1つの可能な方法としては、染色する材料を温浴に浸漬し、浴を徐々に加熱して所望の染色温度にまで上げ、その温度で染色操作を仕上げる方法がある。染料の吸尽を加速する中性塩は、任意選択で、浴の温度が実際の染色温度に達した後でのみ添加するようにすることもできる。
同様にして、パジングプロセスは、セルロース繊維に対して優れたカラーイールド性と極めて良好なカラービルドアップ性とを与えるが、それらの染料は常法に従って、室温又はたとえば約60℃までの昇温下でのバッチングによるか、或いは連続染色操作か、たとえばパッド−ドライ−パッドスチームプロセスの手段か、蒸熱処理又は乾熱を使用することにより、固着させることができる。
同様にして、セルロース繊維のための慣用される捺染プロセスは、一段の工程、たとえば重炭酸ナトリウム又はその他の酸結合剤を含む捺染糊を用いて捺染し、それに続けての100〜103℃での蒸熱処理をする手段で実施することもできるし、或いは、2段の工程、たとえば、中性ないし弱酸性の捺染インキを用いて捺染し、次いでその捺染した物質を、電解質を含む加熱アルカリ浴を通過させるか、又はアルカリ性の電解質含有パジング液を用いてオーバーパジングし、それに続けてそのアルカリでオーバーパジングした材料をバッチング処理又は蒸熱処理又は乾熱処理するかのいずれかによって固着させることによって実施することもできる。いずれの方法でも、すなわち1段工程、2段工程のいずれのプロセスでも、きっちりと画定された輪郭線とクリアな白地とを有する、強く着色された捺染が得られる。捺染の仕上がりが、固着条件における変動の影響を受ける程度が低く、このことは、本発明のさらなる利点である。
慣用される熱固着プロセスに従った乾熱の手段によって固着させる場合には、120〜200℃の加熱空気を使用する。慣用される101〜103℃のスチームに加えて、160℃までの温度を有する過熱スチーム及び加圧スチームを使用することも可能である。
本発明の染料混合物中の染料をセルロース繊維の上に固着させる効果を有する酸結合剤としては、たとえば、有機酸又は無機酸のアルカリ金属及び同様のアルカリ土類金属の水溶性塩基性塩、又は、加熱されるとアルカリを放出する化合物、及びさらにはアルカリ金属シリケートなどを挙げることができる。特に好適なもとしては、アルカリ金属水酸化物及び弱から中程度の強度の有機又は無機酸のアルカリ金属塩が挙げられるが、好ましいとされるアルカリ金属化合物は、ナトリウム及びカリウム化合物である。そのような酸結合剤の例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ギ酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、トリクロロ酢酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム又は水ガラス又はそれらの混合物、例えば水酸化ナトリウム水溶液と水ガラスの混合物などがある。
上述のような染料混合物を含む、インクジェットプロセスによるデジタル織物捺染のためのインキは、本発明のまた別な態様である。
本発明のインキには、本発明の染料混合物が、インキの全重量を基準にして、0.1〜50重量%の量、好ましくは0.5〜30重量%の量、より好ましくは1〜15重量%の量で含まれる。それらには、本発明の染料混合物と織物捺染に使用される他の反応性染料とを組合せたものが含まれていてもよい。連続流動プロセスで使用するインキでは、電解質を添加することにより、0.5〜25mS/mの導電率になるようにすることも可能である。
有用な電解質としてはたとえば、硝酸リチウム及び硝酸カリウムなどが挙げられる。
本発明のインキには、合計して1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%の有機溶媒が含まれていてもよい。
好適な有機溶媒としては、たとえば以下のものが挙げられる:
アルコール類たとえば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、tert−ブタノール、及びペンチルアルコール、
多価アルコール類たとえば、1,2−エタンジオール、1,2,3−プロパントリオール、ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキサンジオール、D,L−1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、及び1,2−オクタンジオール、
ポリアルキレングリコール、たとえば、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール、
2〜8個のアルキレン基を有するアルキレングリコール類たとえば、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、チオグリコール、チオジグリコール、ブチルトリグリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、及びトリプロピレングリコール、
多価アルコールの低級アルキルエーテル類たとえば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、及びトリプロピレングリコールイソプロピルエーテル、
ポリアルキレングリコールエーテル類たとえば、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコールグリセロールエーテル、ポリエチレングリコールトリデシルエーテル及びポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、
アミン類たとえば、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジブチルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−アセチルエタノールアミン、N−ホルミルエタノールアミン、及びエチレンジアミン、
尿素類及びその誘導体たとえば、チオ尿素、N−メチル尿素、N,N’−ジメチル尿素、エチレン−尿素、及び1,1,3,3−テトラメチル尿素、
アミド類たとえば,ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及びアセトアミド、
ケトン類又はケトアルコール類たとえば、アセトン及びジアセトンアルコール、
環状エーテル類、たとえば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、2−ブトキシエタノール、ベンジルアルコール、ガンマ−ブチロラクトン、及びイプシロン−カプロラクタム、
さらには、スルホラン、ジメチルスルホラン、メチルスルホラン、ジメチルスルホン、ブタジエンスルホン、ジメチルスルホキシド、ジブチルスルホキシド、N−シクロヘキシルピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチルピロリドン、2−ピロリドン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、1,3−ビスメトキシメチルイミダゾリジン、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、2−(2−プロポキシエトキシ)エタノール、ピリジン、ピペリジン、トリメトキシプロパン、1,2−ジメトキシプロパン、酢酸エチル、エチレンジアミン四酢酸塩、又はエチルペンチルエーテル。
本発明のインキには慣用される添加剤をさらに含んでいてもよく、たとえば粘度調整剤を用いて、温度範囲20〜50℃における粘度を0.5〜40mPasの範囲とする。好適なインキでの粘度は1〜20mPas、特に好適なインキでの粘度は1.5〜15mPasである。
有用な粘度調整剤としては、たとえば以下のレオロジー添加剤が挙げられる:
ポリビニルカプロラクタム、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリエーテルポリオール、複合増粘剤、ポリ尿素、ポリウレタン、アルギン酸ナトリウム、変性ガラクトマンナン、ポリエーテル尿素、ポリウレタン及びノニオン性セルロースエーテル。
その他の添加剤として、本発明のインキに界面活性剤を加えて界面張力を20〜65mN/mに調整することもできるが、これは使用するプロセス(サーマル又はピエゾ技術)の機能として必要な場合に採用する。
有用な界面活性剤としてはたとえば、各種界面活性剤、特にノニオン性界面活性剤、ブチルジグリコール、1,2−ヘキサンジオールなどが挙げられる。
このインキにはさらに、通常使用される添加物たとえば真菌や細菌の成長を抑制するための物質を、インキの全重量を基準にして0.01〜1重量%の量で加えることができる。
このインキは、常法に従って、成分を水に混合させることによって調製することができる。
本発明のインキは、幅広く各種の予備処理をした材料、たとえば絹、皮革、羊毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン、特に各種のセルロース系繊維材料を捺染するための、インクジェット捺染プロセスにおいて有用である。そのような繊維材料としてはたとえば天然セルロース繊維、たとえば綿、リネン及び大麻、それにパルプ及び再生セルロースなどがある。本発明の捺染インキはまた、混紡布地、たとえば綿、絹、及び/又は羊毛とポリエステル繊維又はポリアミド繊維との混紡の中に存在する予備処理したヒドロキシル含有又はアミノ含有繊維を捺染するのにも有用である。
捺染インキに反応性染料のためのすべての固着薬剤及び増粘剤がすでに含まれている、通常の織物の捺染の場合とは対照的に、インクジェットプリントの場合には、別の前処理工程において助剤を織物基材に塗布しておかねばならない。
たとえばセルロース及び再生セルロース繊維、さらには絹及び羊毛のような織物基材の前処理は、捺染に先立って水性アルカリ液で行う。反応性染料を固着させるためには、アルカリたとえば炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、アルカリ供与体たとえばクロロ酢酸ナトリウム、ギ酸ナトリウム、ヒドロトロープ物質(hydrotropic substance)たとえば尿素、還元抑制剤たとえばニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム、及び染色インクを塗布したときの意匠(motifs)の流れを防ぐ目的の増粘剤たとえばアルギン酸ナトリウム、変性ポリアクリレート又は高度にエーテル化されたガラクトマンナンなどが必要である。
これらの前処理用反応剤は、好適なアプリケータを使用して所定の量を均一に織物基材に塗布するが、そのためにはたとえば、2本又は3本ロールパッドを用いたり、無接触スプレー技術を用いたり、発泡塗布の手段によったり、或いは程よく適合させたインクジェット技術を用いたりして、その後に乾燥させる。
捺染後に、その織物繊維材料を120〜150℃で乾燥させてから固着させる。
反応性染料を用いて調製したインクジェットプリントの固着は、室温で、又は飽和スチーム、過熱スチーム、加熱空気、高周波、赤外線照射、レーザー又は電子ビーム、或いはその他の適切なエネルギー転換技術を用いて実施することができる。
1相固着プロセスと2相固着プロセスとの間では違いがある。
1相固着においては、必要な固着用の薬剤はすでに織物基材の上に存在する。
2相固着においては、この前処理は不要である。固着で必要なのはアルカリだけで、これはインクジェットプリントに引き続いて、途中で乾燥させることなく、固着プロセスの前に塗布する。たとえば尿素又は増粘剤などの添加物をさらに加える必要はない。固着の後には捺染後処理を行うが、これは、良好な堅牢性、高い艶及び申し分のない白地を得るための必要条件である。
本発明による染料混合物は、染色又は捺染によりセルロース繊維材料に適用したときに、傑出した色強度を示すことが特徴であるが、前記の強度は、いくつかの場合では、アルカリ金属又はアルカリ土類金属化合物がまったく存在しなかったり、極めて少量しか存在しなかったりする場合であってさえも達成される。これらの特別なケースではたとえば、薄い色濃度を得るには電解質塩は不要、中程度の色濃度を得るには5g/L以下の電解質塩、濃色の色調を得るには10g/L以下の電解質塩しか必要としない。
この文脈においては、薄い色濃度とは染色する基材を基準にして2重量%までの染料を使用することを指し、中程度の色濃度とは染色する基材を基準にして2〜4重量%の染料を使用することを指し、濃色の色調とは染色する基材を基準にして4〜10重量%の染料を使用することを指す。
本発明による染料混合物により得られる染色及び捺染は明るい色調を有しているが、さらに詳しくは、セルロース繊維材料に対する染色及び捺染は、良好な耐光堅牢性及び特に良好な湿潤堅牢性(wetfastness properties)、たとえば洗濯、縮充、水分、海水、クロス染色及び酸性及びアルカリ性の汗に対する堅牢性、さらには、プリーツ加工、加熱プレス及び摩擦色落ちに対する良好な堅牢性を有している。さらに、未固着染料部分を除去するために通常行われる後処理のすすぎをした後に得られるセルロースの染色は優れた湿潤堅牢性を示すが、その理由は特に、染料が冷水に対しても良好な溶解性を有しているために未固着染料部分が容易に洗い流されるからである。
本発明の染料混合物は、羊毛の繊維反応性染色にも使用することも可能である。これには、極めて良好な堅牢性を有する非フェルト仕上げ又は低フェルト仕上げをした羊毛が含まれる(そのような仕上げについては、たとえば、H.Rath,Lehrbuch der Textilchemie,Springer−Verlag,3rd Edition(1972),p.295〜9、特にHercosettプロセスによる仕上げ(p.298);J.Soc.Dyers and Colorists,1972,p.93〜9及び1975,p.33〜44を参照されたい)。羊毛の染色は、常法に従って、酸性媒体から実施する。たとえば、所望のpHとするために、酢酸及び/又は酢酸アンモニウム、又は酢酸及び硫酸アンモニウム又は酢酸ナトリウムを染浴に添加することができる。染色において実用に供しうる均染性を得るためには、たとえばシアヌル酸塩化物と3倍モル量のアミノベンゼンスルホン酸及び/又はアミノナフタレンスルホン酸との反応生成物をベースとするか、又はたとえば、ステアリルアミンとエチレンオキシドとの反応生成物をベースとした、慣用される均染助剤を添加することが推奨される。そのようにして、たとえば、好ましくは本発明の染料混合物を、まず約3.5〜5.5のpHを有する酸性の染浴からpHを調節しながらの吸尽操作にかけ、次いで、その染色時間の終わりまでの間にそのpHを中性に、適切であれば、pHが8.5までの弱アルカリ性にシフトさせることにより、極めて濃色の染色の場合には特に、本発明の染料混合物の染料と繊維との間に完全に反応した結合を得るようにする。それと同時に、反応的に結合しなかった染料の部分は分離させる。
上述の方法は、他の天然ポリアミド又は合成ポリアミド及びポリウレタンからなる繊維材料を染色する場合にも適用される。通常は、染色すべき材料を温度約40℃の染浴に浸漬し、その中でしかるべき時間撹拌し、次いで染浴を所望の弱酸性のpH、好ましくは弱酢酸性のpHに調節するが、実際の染色は60〜98℃の温度で実施される。それに代わる方法として、沸騰温度で、又は密閉した染色装置の中で106℃までの温度で染色を実施することもできる。本発明の染料混合物の水への溶解性が非常に高いので、それらを通常の連続染色プロセスにおいても幸便に使用することができる。本発明の染料混合物の色強度は非常に高い。
ここに記述された材料、特に繊維材料においては、本発明の染料混合物は、極めて良好な堅牢性を有するネービー色ないし濃黒色の染色を与える。
以下の実施例を、本発明を説明するために使用する。部及びパーセントは、特に記さない限り、重量によるものである。重量部の容積部に対する関係は、キログラムのリットルに対する関係と同じである。実施例に化学式で記載する化合物は、ナトリウム塩の形で示すが、その理由は、それらの化合物がその塩、好ましくはナトリウム又はカリウム塩の形で一般に調製、単離され、それらの塩の形で着色に使用されるからである。以下の実施例、特に表の中の実施例に記載される出発化合物は、遊離の酸の形、又は同様にそれらの塩、好ましくはナトリウム塩又はカリウム塩のようなアルカリ金属塩の形で合成に使用することができる。
A.式(I)の化合物の実施例:
実施例A−1
10部の2−[(4−アミノフェニル)スルホニル]エチル硫酸ナトリウム(パラベース−エステル)を、9部の水、3部の氷、及び3.9部の30%塩酸と4〜6℃で混合した。4.8部の40.5%亜硝酸ナトリウム溶液を用いて、その混合物をジアゾ化させた。このパラベース−エステルのジアゾ化物に、5.7部の1−アミノ−3,6−ジスルホ−8−ヒドロキシ−ナフタレン(H酸)を、数回に分けて添加した。7部の水が入っている容器に、その第1回カップリング反応の反応生成物を移し替えた。その移し替えの際には、1.9部の炭酸ナトリウムを使用してpH4.8〜5.5の間にpHを維持した。第2回のカップリングの後、pHをpH8〜9に調節し、ビニル化が完了するまでその混合物を撹拌した。次いで濾過により、その反応生成物を単離した。
得られた反応生成物は、次の構造を有しており:
Figure 2017179347
綿を、ネービーブルーの色調に染色する。
実施例A2〜A5:
以下の式(I)の化合物は、相当するジアゾ成分を使用すれば、調製することができる:
実施例A−2:
Figure 2017179347
綿を、赤みがかったブルーの色調に染色する。
実施例A−3:
Figure 2017179347
綿を、緑がかったブルーの色調に染色する。
実施例A−4:
Figure 2017179347
綿を、ネービーブルーの色調に染色する。
実施例A−5:
Figure 2017179347
綿を、緑がかったブルーの色調に染色する。
式(II)及び(IV)の染料は、先に挙げた文献に従って合成することができる。
B.本発明の混合物の実施例:
実施例B−1
60部の式(A−1)の染料を
Figure 2017179347
25部の式(II−1)の染料と混合し、
Figure 2017179347
15部の、式(IV−1)の染料を含む染料粉体と混合した。
Figure 2017179347
得られた本発明の染料混合物は、減圧下で乾燥させたが、噴霧乾燥で乾燥させることも可能で、たとえば綿の上に、反応性染料に典型的な染色条件下で、極めて濃い黒色の染色物及び捺染物を与える。
本発明の染料混合物は、高いビルドアップ性で、極めて濃い黒色の色調と同時に、優れたポリアミドの色づけ性(staining)及び極めて良好な白色の抜染性(dischargability)を与える。
実施例B−2
54部の式(A−1)の染料を
Figure 2017179347
20部の式(II−2)の染料と混合し、
Figure 2017179347
26部の式(IV−2)の染料粉体と混合した。
Figure 2017179347
得られた本発明の染料混合物は、噴霧乾燥で乾燥させたが、減圧下で乾燥させることも可能で、たとえば綿の上に、反応性染料に典型的な染色条件下で、極めて濃い黒色の染色物及び捺染物を与える。
実施例B−3
65部の式(A−4)の染料を
Figure 2017179347
28部の式(II−3)の染料と混合し、
Figure 2017179347
7部の式(IV−3)の染料と混合した。
Figure 2017179347
得られた染料混合物は、減圧下で乾燥させたが、噴霧乾燥で乾燥させることも可能で、たとえば綿の上に、反応性染料に典型的な染色条件下で、極めて濃い黒色の染色物及び捺染物を与える。
実施例B4〜B16:
以下の表における実施例で、一般式(I)〜(IV)の本発明の染料混合物についてさらに記述するが、これらのものはそれぞれそのナトリウム塩の形で表してある。混合比率は重量%で示したものである。これらの染料混合物は、たとえば綿の上に、反応性染料の場合に通常採用される染色方法で、濃い黒色の染色物及び捺染物を与える。
実施例B1〜B3に従う染料混合物。
以下の表において定義されていない基は全て、水素に等しい。
Figure 2017179347
Figure 2017179347
Figure 2017179347
Figure 2017179347

Claims (7)

  1. 染料混合物であって、
    式(I):
    Figure 2017179347
    の1種又は複数種の反応性染料
    及び
    式(II):
    Figure 2017179347
    の1種又は複数種の反応性染料
    及び、任意選択で、
    式(IV):
    Figure 2017179347
    の1種又は複数種の反応性染料
    [式中、
    及びDは互いに独立して、式(1)
    Figure 2017179347
    の基であり、
    式中、
    及びRは互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、カルボキシル、アミド、又はウレイドであり、
    は、水素又は−SO−CH=CHであるが、ただし各式において少なくとも一つのXは水素ではなく、
    及びDは互いに独立して、式(1)の基であり、
    及びRは互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、カルボキシル、アミド、又はウレイドであり、
    は、水素又は式−SO−Zの基であるが、ただし各式において少なくとも一つのXは水素ではなく、
    Zは、ヒドロキシル、−CH=CH、又は−CHCHであるが、ただし各式において少なくとも一つのZはヒドロキシルではなく、
    はヒドロキシル、ハロゲン原子、有機カルボン酸若しくはスルホン酸のエステル基、無機酸のエステル基、又は、それぞれ1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を有するジアルキルアミノ基であり、
    200は、水素、C〜C−アルキル(これは、直鎖状若しくは分岐状であり、かつ非置換であるか、又は、アミノ、(C〜C)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、若しくはウレイドによって置換されている);フェニル(これは、非置換であるか、又は、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、若しくはウレイドによって置換されている);アミノ、(C〜C)−アルキルアミノ、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、ニトロ、アミド、又はウレイドであり、
    201は、式−N=N−Dの基であり、
    及びR**は互いに独立して、水素、(C〜C)−アルキル、CO−(C〜C−アルキル)、又は−CH−SOMであり、
    Mは、水素、アルカリ金属又は1当量のアルカリ土類金属である]
    を含み、
    前記染料混合物の中に存在する式(I)のすべての染料の合計重量が、前記染料混合物の中に存在している式(I)、(II)、及び(IV)で示されるすべての染料の合計重量を基準に計算した前記染料混合物の重量の、少なくとも40%であることを特徴とする、染料混合物。
  2. 式(I)、式(II)、及び式(IV)の1種又は複数種の反応性染料が、互いに独立して、以下のものである、請求項1に記載の染料混合物。
    Figure 2017179347
    [式中、D〜D及びRは、請求項1において定義されたものであり、
    105〜R108は互いに独立して、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、スルホ、カルボキシ、−CN、−COOR、又は−CONRであり、
    は、M又は(C〜C)−アルキルであり、
    及びRは互いに独立して、H又は(C〜C)−アルキルであり、
    200は、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、ウレイド、アミノ、(C〜C)−アルキルアミノ、又はフェニルであるが、前記フェニルは、非置換であるか、又は(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシ、スルホ、ハロゲン、カルボキシル、アセトアミド、及びウレイドからなる群より選択される置換基によって置換されており、
    201は、式−N=N−フェニルの基であり、前記−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、
    109は、水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、スルホ、カルボキシ、−CN、−COOR又は−CONRであり、
    は、M又は(C〜C)−アルキルであり、
    及びRは互いに独立して、H又は(C〜C)−アルキルであり、
    G及びGは、SOZ又は水素であるが、ただしGとGの両方が水素であることはなく、
    Zは、ビニル、β−スルファトエチル又はヒドロキシルであるが、ただし各式において少なくとも一つのZはヒドロキシルではなく、
    Mは、水素、アルカリ金属又は1当量のアルカリ土類金属である]
  3. 式(I)、式(II)、及び式(IV)の1種又は複数種の反応性染料が、互いに独立して、以下のものである、請求項1又は2に記載の染料混合物。
    Figure 2017179347
    [式中、
    101〜R112は互いに独立して、水素、カルボキシ、スルホ、(C〜C)−アルキル、又は(C〜C)−アルコキシであり、
    200は、水素、カルボキシ、スルホ、又はアミノであり、
    201は、式−N=N−フェニルの基であり、前記−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、
    G及びGは、SOZ又は水素であるが、ただしGとGの両方が水素であることはなく、
    Zは、ビニル、β−スルファトエチル又はヒドロキシルであるが、ただし各式において少なくとも一つのZはヒドロキシルではなく、
    Mは、水素又はアルカリ金属である]
  4. 式(I)、式(II)、及び式(IV)の1種又は複数種の反応性染料が、互いに独立して、以下のものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の染料混合物。
    Figure 2017179347
    [式中、
    101及びR102は互いに独立して、水素又はスルホであり、
    103及びR104は互いに独立して、水素、スルホ、又はカルボキシであり、
    201は、式−N=N−フェニルの基であり、前記−N=N−フェニル基は、−SOZ及び−R109によって置換されており、
    109は、水素、カルボキシ、スルホ、(C〜C)−アルキル、又は(C〜C)−アルコキシであり、
    G及びGは、SOZ又は水素であるが、ただしGとGの両方が水素であることはなく、
    Zは、ビニル、β−スルファトエチル又はヒドロキシルであるが、ただし各式において少なくとも一つのZはヒドロキシルではなく、
    Mは、水素又はアルカリ金属である]
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物を含む、インクジェットプロセスによるデジタル織物捺染のためのインキ。
  6. ヒドロキシル含有及び/又はカルボキサミド含有材料を染色又は捺染するための、請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物の使用。
  7. 繊維及びそのような繊維を含むブレンド物であって、請求項1〜4のいずれか1項に記載の染料混合物を化学的及び/又は物理的に結合された形態で含み、前記繊維が、合成繊維材料、ナイロン材料、ナイロン−6、ナイロン−6.6、アラミド繊維、野菜繊維、種子繊維、綿、有機綿、カポック、ヤシ殻からのコイア、靱皮繊維、亜麻、大麻、ジュート、ケナフ、ラミー、籐、葉繊維、サイザル麻、ヘネケ麻、バナナ、茎繊維、竹、動物由来の繊維、羊毛、オーガニックウール、絹、カシミヤウール、アルパカ繊維、モヘア、アンゴラ繊維、毛皮、皮革材料;人造、再生、及びリサイクル繊維、セルロース系繊維、紙繊維、セルロース系再生繊維、ビスコースレーヨン繊維、アセテート及びトリアセテート繊維、及びリヨセル繊維からなる群より選択される、繊維及びそのような繊維を含むブレンド物。
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