JP2017177977A - 頭部保護エアバッグの折り完了体 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向の少なくとも一端側を折り返した状態で窓の上縁側に収納させる構成であっても、部分的な嵩張りを抑制して、狭い収納スペースに円滑に収納させることができ、かつ、膨張初期に、円滑に折りを解消するように展開可能な頭部保護エアバッグの折り完了体の提供。【解決手段】平らに展開した状態から下縁21b側を上縁21a側に接近させるように折り畳んで形成される頭部保護エアバッグの折り完了体。折り完了体における軸直交方向の断面形状を小さくするように圧縮された圧縮部を、有する。エアバッグが、膨張完了時の上縁側に配置されるガス案内流路24を備える。圧縮部が、エアバッグを平らに展開した状態から折り返して薄板状折返部60,61を配置させた状態で、折畳部位を設けて形成される。薄板状折返部が、折目L1,L2から延びた先端60a,61aを、ガス案内流路よりも前後方向の端部側となる位置に配置させる。【選択図】図5

Description

本発明は、内部に膨張用ガスを流入させて車両の窓の車内側を覆うように膨張可能な袋状とされる頭部保護エアバッグを、平らに展開した状態から下縁側を上縁側に接近させるようにして、窓の上縁側に収納可能に折り畳んで形成される頭部保護エアバッグの折り完了体に関する。
従来、頭部保護エアバッグ装置では、窓の上縁側に折り畳まれて収納されるエアバッグを、前後方向側の長さ寸法を縮めるように、部分的に折り返す構成のものがあった。具体的には、エアバッグを、前後方向の一端側を折り返した後に、下縁側を上縁側に接近させるようにして折り畳む構成のものがあった(例えば、特許文献1〜3参照)。また、エアバッグを、下縁側を上縁側に接近させるように折り畳んだ後に、前後方向の一端側を折り返すようにして、折り畳むものもあった(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、上記特許文献のように、エアバッグにおける前後方向の一端側を折り返す場合、この折り返した領域が、嵩張ることから、窓の上縁側の狭い収納スペースに、円滑に収納させることが困難である場合があった。
また、収納スペースへの円滑な収納を考慮して、頭部保護エアバッグを折り畳んで形成される折り完了体を、プレスして圧縮させる構成のものもあった(例えば、特許文献5参照)。
米国特許第6234516号明細書 特開2010−202187公報 国際公開第2014/188922号パンフレット 特開2004−338542公報 特許第5662471号
しかしながら、上記特許文献5に記載の頭部保護エアバッグは、略円柱状に折り畳んだ折り完了体を、圧縮して楕円柱状としていることから、エアバッグの膨張初期においてインフレーターからの膨張用ガスを内部に流入させて膨張する領域が、圧縮されていると、エアバッグの膨張初期に、折りを円滑に解消するように展開できない虞れも生じていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、前後方向の少なくとも一端側を折り返した状態で窓の上縁側に収納させる構成であっても、部分的な嵩張りを抑制して、狭い収納スペースに円滑に収納させることができ、かつ、膨張初期に、円滑に折りを解消するように展開可能な頭部保護エアバッグの折り完了体を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部保護エアバッグの折り完了体は、内部に膨張用ガスを流入させて車両の窓の車内側を覆うように膨張可能な袋状とされる頭部保護エアバッグを、平らに展開した状態から下縁側を上縁側に接近させるようにして、窓の上縁側に収納可能に折り畳んで形成される頭部保護エアバッグの折り完了体であって、
前後方向の少なくとも一端側に、折り完了体における軸直交方向の断面形状を小さくするように圧縮された圧縮部を、有する構成とされ、
頭部保護エアバッグが、
膨張完了時に窓の車内側を覆う保護膨張部と、
膨張完了時の上縁側において前後方向に略沿って配置されて、保護膨張部内に膨張用ガスを案内するガス案内流路と、
を備える構成とされ、
圧縮部が、頭部保護エアバッグを平らに展開した状態から前後方向の端縁側を前後方向の中央側に向けるように折り返して薄板状折返部を配置させた状態で、下縁側を上縁側に接近させるような折畳部位を設けて、形成され、
薄板状折返部が、折目から延びた先端を、ガス案内流路よりも前後方向の端部側となる位置に配置させるように、構成されることを特徴とする。
本発明の頭部保護エアバッグの折り完了体では、前後方向の少なくとも一端側を折り返された状態とされるものの、この折り返された領域が、折り完了体における軸直交方向の断面形状を小さくするように圧縮される構成である。そのため、前後方向の一端側を折り返す構成としていても、この折り返した領域が嵩張ることを抑制でき、窓の上縁側の収納スペースが狭い場合にも、狭い収納スペースに、円滑に収納させることができる。また、本発明の頭部保護エアバッグの折り完了体では、圧縮部を構成している薄板状折返部が、折目から延びた先端を、膨張完了時の上縁側において前後方向に略沿って配置されて、保護膨張部内に膨張用ガスを案内するガス案内流路よりも前後方向の端部側となる位置に、配置させるように構成されている。換言すれば、本発明の頭部保護エアバッグの折り完了体では、ガス案内流路が、圧縮される薄板状折返部と車内外方向で折り重ねられずに前後でずれた位置に配置される構成である。そのため、本発明の頭部保護エアバッグの折り完了体では、エアバッグの膨張初期において、まず、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するガス案内流路の領域は、圧縮されていないことから、エアバッグの膨張初期に、円滑に折りを解消するように展開させつつ膨張させることができる。そして、折り完了体の前後方向の一端側に配置される圧縮部は、このガス案内流路の領域の膨張に伴って、折りを解消しつつ展開膨張することから、圧縮されていても、円滑に折りを解消するように展開膨張させることができる。
したがって、本発明の頭部保護エアバッグの折り完了体では、前後方向の少なくとも一端側を折り返した状態で窓の上縁側に収納させる構成であっても、部分的な嵩張りを抑制して、狭い収納スペースに円滑に収納させることができ、かつ、膨張初期に、円滑に折りを解消するように展開させることができる。
また、頭部保護エアバッグの折り完了体として、圧縮部を、下縁側を上縁側に接近させるような上下縮小折りバッグの端縁側を折り返して形成される棒状折返部を、備える構成とし、
棒状折返部を、先端をガス案内流路よりも前後方向の端部側となる位置に配置させるように、構成することもできる。
さらに、本発明の頭部保護エアバッグの折り完了体において、保護膨張部を、主膨張部と、主膨張部と連通されて主膨張部の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部と、を、備える構成とし、
副膨張部を、頭部保護エアバッグの前後方向の少なくとも一端側に、配置させる構成とし、
薄板状折返部若しくは棒状折返部を折り返す折目を、主膨張部よりも前後方向の端部側の領域内に配置させる構成とすることが、好ましい。
上記構成の頭部保護エアバッグの折り完了体では、薄板状折返部若しくは棒状折返部を折り返す折目を、主膨張部よりも前後方向の端部側の領域内に配置させる構成であり、換言すれば、主膨張部の領域は折り返されない構成であることから、主膨張部の領域を、円滑に折りを解くように展開させることができて、迅速に膨張させることができる。
さらにまた、上記構成の頭部保護エアバッグの折り完了体において、頭部保護エアバッグを、
バッグ本体と、
可撓性を有したシート材から構成されて、元部側を、バッグ本体に結合させ、先端側を、バッグ本体の前後方向の一方の端部から離れた窓の周縁における車両のボディ側に固定させる連結部材と、
を備える構成とし、
バッグ本体を、副膨張部と主膨張部とを区画するとともに、連結部材の元部端を結合させる区画部を、備える構成として、
圧縮部を、連結部材の元部側を結合させた区画部の領域を含んでいる構成とすることが、好ましい。
上記構成の頭部保護エアバッグの折り完了体では、連結部材の元部側を区画部に結合させている結合部位の領域が、圧縮されることから、折り完了体の状態で折り重なって配置される結合部位の周縁の領域の嵩張りを、極力抑制することができる。
本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグの折り完了体を使用した頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 図1のII−II部位の概略断面図である。 図1のIII−III部位の概略断面図である。 実施形態の折り完了体を構成する頭部保護エアバッグを平らに展開した状態を示す正面図である。 図4のエアバッグを、前後縮小折りする工程を説明する正面図である。 前後縮小折り後のエアバッグを上下縮小折りする折り畳み工程の概略を説明する図である。 エアバッグを上下縮小折りする折り畳み工程において、巻き芯に、前後縮小折りされたエアバッグを巻き付ける状態の概略図である。 上下縮小折り後のエアバッグにおいて、ロール折りしたエアバッグから、巻き芯を外す状態の概略図である。 上下縮小折りしたバッグ折畳体を示す概略図である。 エアバッグの折り畳み工程において、バッグ折畳体に圧縮部を形成する過程を示す概略図である。 実施形態の頭部保護エアバッグの折り完了体を使用した頭部保護エアバッグ装置において、エアバッグが膨張を完了させた状態を車内側から見た概略正面図である。 他の折り完了体を形成するようにエアバッグを折り畳む工程を説明する概略図である。 図12のエアバッグの折り畳み工程において、圧縮部を形成する過程を示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の頭部保護エアバッグ20(以下「エアバッグ」と省略する)の折り完了体75は、図1に示す頭部保護エアバッグ装置Mに使用される。頭部保護エアバッグ装置Mは、図1,11に示すように、エアバッグ20と、インフレーター14と、取付ブラケット11,16と、エアバッグカバー9と、を備えて構成されている。エアバッグ20は、折り完了体75として、図1に示すように、車両Vの車内側における窓W1,W2の上縁側において、フロントピラー部FPの下縁側から、ルーフサイドレール部RRの下縁側を経て、リヤピラー部RPの上方の領域まで、収納されている。なお、実施形態では、エアバッグ20は、車両Vの側面衝突時、若しくは、ロールオーバー時に、乗員の頭部を保護可能に構成されている。
エアバッグカバー9は、図1〜3に示すように、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラーガーニッシュ4と、ルーフサイドレール部RRに配置されるルーフヘッドライニング5と、のそれぞれの下縁から、構成されている。フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5とは、合成樹脂製として、それぞれ、ボディ(車体)1側のインナパネル2における車内側に、取付固定されている。また、エアバッグカバー9は、図2,3に示すように、折り畳まれて収納されるエアバッグ20(折り完了体75)の車内側Iを覆って、展開膨張時のエアバッグ20を車内側下方へ突出可能とするために、エアバッグ20に押されて車内側に開き可能に、構成されている。
インフレーター14は、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するもので、図1に示すように、略円柱状のシリンダタイプとして、先端側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を、配設させている。インフレーター14は、ガス吐出口付近を含めた先端側を、エアバッグ20の後述するガス流入口部25に挿入させ、ガス流入口部25の外周側に配置されるクランプ15を用いて、エアバッグ20に対して連結されている。また、インフレーター14は、インフレーター14を保持する取付ブラケット16と、取付ブラケット16をボディ1側のインナパネル2に固定するためのボルト17と、を利用して、インナパネル2において窓W2の上方となる位置に、取り付けられている(図1参照)。インフレーター14は、図示しないリード線を介して、車両Vの図示しない制御装置と電気的に接続されており、制御装置が、車両Vの側面衝突やロールオーバーを検知した際に、制御装置からの作動信号を入力させて、作動するように構成されている。
各取付ブラケット11は、2枚の板金製のプレートから構成されるもので、エアバッグ20の後述する各取付部43,56を、表裏から挟むようにして、各取付部に取り付けられ、ボルト12を利用して、各取付部43,56を、ボディ1側のインナパネル2に取付固定している(図1〜3参照)。
エアバッグ20は、図1の二点鎖線及び図11に示すように、インフレーター14からの膨張用ガスを内部に流入させて、折畳状態から展開して、窓W1,W2や、センターピラー部CP及びリヤピラー部RPのピラーガーニッシュ6,7の車内側を覆うように展開膨張する構成とされている。具体的には、エアバッグ20は、膨張完了時の外形形状を、窓W1からセンターピラー部CP,窓W2を経て、リヤピラー部RPの前側にかけての車内側を覆い可能に、長手方向を前後方向に略沿わせた略長方形板状とされるもので、実施形態の場合、図11に示すように、膨張完了時の下縁21bを、窓W1,W2の下縁から構成されるベルトラインBLより下方に位置させるように、構成されている。エアバッグ20は、実施形態の場合、図4に示すように、バッグ本体21と、バッグ本体21と別体とされる連結部材55と、を備える構成とされている。
バッグ本体21は、実施形態の場合、ポリアミド糸やポリエステル糸等を使用した袋織りによって、一体的に製造されている。バッグ本体21は、図4に示すように、膨張完了時に車内側に位置する車内側壁部22aと車外側に位置する車外側壁部22bとを離隔させるように内部に膨張用ガスを流入させて膨張するガス流入部22と、膨張用ガスを流入させない非流入部40と、を備えている。
ガス流入部22は、実施形態の場合、インフレーター14から吐出される膨張用ガスを流入させて膨張する主膨張部23(一次膨張部)と、主膨張部23と連通されて主膨張部23の膨張完了後に膨張を完了させる前側副膨張部30,中央側副膨張部31,後側副膨張部32(二次膨張部)と、主膨張部23と前側副膨張部30,中央側副膨張部31,後側副膨張部32とをそれぞれ連通させる連通部34,35,36,37と、を備えている。実施形態の場合、バッグ本体21は、ロールオーバー時にも乗員の頭部を円滑に保護可能に、主膨張部23,前側副膨張部30,中央側副膨張部31,後側副膨張部32を区画する区画部45,46,48,49,50,51,52の僅かな領域を除いて、略全面にわたって膨張用ガスを流入させて膨張するように、構成されている。
主膨張部23は、ガス案内流路24、ガス流入口部25、及び、保護膨張部としての前席用保護部26,後席用保護部27を、備えている。
ガス案内流路24は、エアバッグ20(バッグ本体21)の上縁21a側において、前後方向に略沿って延びるように形成されるもので、実施形態の場合、主膨張部23の領域の前後の略全域にわたって配設されている。ガス案内流路24は、エアバッグ20の膨張初期において、インフレーター14から吐出される膨張用ガスGを、ガス案内流路24の下方に配置される保護膨張部としての前席用保護部26,後席用保護部27に、案内するように構成されている。ガス案内流路24は、詳細には、前席用保護部26の後半分程度の部位の上方から後席用保護部27の前半分程度の部位の上方にかけて、配置されている。実施形態では、バッグ本体21の上縁21aを構成している周縁部41の上縁側部位42は、後端側に、後下がりに傾斜する傾斜部42aを有する構成とされ、この傾斜部42aは、後述する取付部43Rの後側の領域であって、後席用保護部27の後半分程度の領域に、配置されている。そして、ガス案内流路24は、具体的には、後述する区画部46の膨出部47と、傾斜部42aと、の間の領域から、構成されている。実施形態の場合、ガス案内流路24の前後の略中央となる位置(バッグ本体21の前後の中央よりやや後方にずれた位置)には、インフレーター14と接続されるガス流入口部25が、ガス案内流路24と連通されて、ガス案内流路24から上方に突出するように、形成されている。実施形態の場合、ガス流入口部25は、ガス案内流路24から上方に突出して後端25a側を後方に向けるように屈曲して形成されて、後端25a側を、インフレーター14を挿入可能に開口させている。そして、ガス流入口部25は、内部にインフレーター14を挿入させた状態で、外周側にクランプ15を嵌めることにより、インフレーター14と接続されることとなる。なお、実施形態のエアバッグ20では、ガス流入口部25からガス案内流路24におけるガス流入口部25の直下にかけての部位に、耐熱性を高めるための別体のインナチューブ(図符号省略)が、配設されている(図4,5参照)。
保護膨張部としての前席用保護部26は、膨張完了時に窓W1の車内側を覆うように、前席の側方に配置されるもので、側面衝突時においてエアバッグ20(バッグ本体21)が膨張を完了させた際に、前席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。詳細には、前席用保護部26は、エアバッグ20の膨張完了時に、前席の側方の窓W1において、上側にフロントピラー部FPの配置される領域よりも後方の領域の車内側を覆う構成とされている(図11参照)。保護膨張部としての後席用保護部27は、膨張完了時に窓W2の車内側を覆うように、後席の側方に配置されるもので、側面衝突時においてエアバッグ20(バッグ本体21)が膨張を完了させた際に、後席に着座した乗員の頭部を保護するための部位である。
前側副膨張部30は、主膨張部23(前席用保護部26)の前側に隣接するようにして、エアバッグ20(バッグ本体21)の前端21c側に、配設されている。前側副膨張部30は、実施形態の場合、膨張完了形状を、上下方向に略沿った略棒状として、図11に示すように、ベルトラインBLより下方に延びて、下端30b側を、前席用保護部26よりも下方に位置させるように、構成されている。また、この前側副膨張部30は、エアバッグ20の膨張完了時に、上下方向に対して後上がりで傾斜しているフロントピラー部FPの配置領域となる窓W1の前端側に配置されるもので、上端30a側の部位によって、フロントピラー部FPの車内側を覆う構成とされている。この前側副膨張部30は、後上端側に開口される連通部34と、後下端側に開口される連通部35と、により、前席用保護部26と連通されている。これらの連通部34,35は、開口幅寸法を小さく設定されて、前側副膨張部30内への膨張用ガスの流入開始を、前席用保護部26よりも遅らせるように、構成されている。
中央側副膨張部31は、実施形態の場合、主膨張部23における前席用保護部26と後席用保護部27との間であって、ガス案内流路24の下側の領域に、配置されるもので、前席用保護部26の後端側に開口される連通部36により、前席用保護部26と連通されている。この連通部36も、開口幅寸法を小さく設定されており、中央側副膨張部31内への膨張用ガスの流入開始を、前席用保護部26よりも遅らせるように、構成されている。後側副膨張部32は、後席用保護部27の下端側前方において、中央側副膨張部31との間の領域に、配置されるもので、後席用保護部27の前端側に開口される連通部37により、後席用保護部27と連通されている。この連通部37も、開口幅寸法を小さく設定されており、後側副膨張部32内への膨張用ガスの流入開始を、後席用保護部27よりも遅らせるように、構成されている。なお、実施形態のバッグ本体21では、前側副膨張部30,中央側副膨張部31,後側副膨張部32も、膨張完了時に、窓W1,W2の車内側を覆う構成であり、保護膨張部を構成している。
非流入部40は、ガス流入部22の外周縁を構成する周縁部41と、取付部43と、ガス流入部22の領域内に配置される区画部45,46,48,49,50,51,52と、を備えて構成されている。
周縁部41は、ガス流入口部25の後端25a側を除いて、ガス流入部22の周囲を全周にわたって囲むように、配置されている。実施形態では、周縁部41において、バッグ本体21の上縁21a側を構成する上縁側部位42が、後端側に、後下がりに傾斜する傾斜部42aを、備える構成とされている。この傾斜部42aは、詳細には、後端側に配置される取付部43Rの後側の領域であって、後席用保護部27の後半分程度の領域の上方に、配置されている。
取付部43は、バッグ本体21の上縁21a側をボディ1側のインナパネル2に取り付けるための部位であり、図4に示すように、バッグ本体21の上縁21a側となる周縁部41の上縁側部位42から上方に突出するようにして、前後方向に沿って複数配置されている。実施形態の場合、取付部43は、ガス流入口部25の前側に3個と、ガス流入口部25の後側に2個と、の計5個配置されている。この取付部43において、バッグ本体21の前端21c側に配設される取付部43Fと、後端21d側に配設される取付部43Rと、は、折り完了体75において、圧縮部77,78が形成される領域(薄板状折返部60,61の配置領域)に、配置されている(図1及び図5のB参照)。各取付部43には、取付ボルト12を挿通可能な取付孔(図符号省略)が、形成されている。
区画部45は、前側副膨張部30と前席用保護部26とを区画するように、上下両端側を周縁部41から分離させて、上下方向に略沿って延びるような略棒状として構成されている。この区画部45は、実施形態の場合、上端45aを、後述する区画部50よりも下方に位置させるように、形成されている。区画部46は、区画部45の上端45a近傍から後方に向かって突出するように形成されるもので、実施形態の場合、後方に向かって膨出しつつ、後端を上方に向けるように後上がりに傾斜して形成されている。また、この区画部46の後端46a側には、略楕円形状の膨出部47が、形成されている。この区画部46は、後端46a側の膨出部47を、区画部45の上端45aより上方に位置させ、かつ、区画部50よりも上方に突出した位置に、配置させている。この区画部46は、前席用保護部26の前端側の領域を、ガス案内流路24と区画して、この部位が厚く膨張することを抑制するために、配設されている。そして、実施形態のエアバッグ20では、この区画部46の膨出部47は、ガス案内流路24の下縁を構成する区画部50よりも上方に突出して、配設される構成であり、ガス案内流路24は、この膨出部47より後方の領域から、構成されている。
区画部48は、中央側副膨張部31と後側副膨張部と32を区画するように、周縁部41の下縁側の部位から後斜め上方に向かって延びるような略棒状として、配置されている。区画部49は、中央側副膨張部31と後席用保護部27とを区画するように、区画部48の下端から斜め前上方に向かって延びるような略棒状とされている。区画部50は、中央側副膨張部31とガス案内流路24とを区画するように、区画部49の上端から前方に向かって延びるように、形成されている。この区画部50は、ガス案内流路24の下縁を構成している。区画部51は、区画部50の前端側部位50aの前下方となる位置において、前席用保護部26と中央側副膨張部31との下側の領域を区画するように、周縁部41の下縁側の部位から斜め後上側に延びて、先端51a側を後下方に向けるように屈曲された略逆V字形状として、形成されている。区画部52は、後側副膨張部32と後席用保護部27とを区画するように、周縁部41の下縁側の部位から、斜め前上側に突出するように、形成されている。そして、実施形態のエアバッグ20では、膨出部47と周縁部41における上縁側部位42との間の隙間が、連通部34を構成し、区画部45と周縁部41における下縁側の部位との間の隙間が、連通部35を構成している。また、区画部50における前端側部位50aと、区画部51と、の間の隙間が、連通部36を構成し、区画部49の下端と区画部52との間の隙間が、連通部37を構成している。
バッグ本体21と別体とされる連結部材55は、可撓性を有したシート材から構成されるもので、実施形態の場合、ポリアミド糸やポリエステル糸等からなる織布から形成されている。連結部材55は、元部55b側を、バッグ本体21に結合させ、先端55a側を、バッグ本体21の前端21cから離れた窓W1の周縁における車両Vのボディ1側、実施形態の場合、フロントピラー部FPの部位におけるボディ1側のインナパネル2に、固定させる構成である。実施形態では、連結部材55は、バッグ本体21の膨張完了時に、前側副膨張部30の車外側に配置されるもので、元部55b側を、区画部45に縫合糸を用いて縫着(結合)されている。連結部材55の先端55a側には、取付部56が、配設されている。この取付部56は、バッグ本体21に形成される取付部43と同様に、取付ブラケット11と取付ボルト12とを利用して、インナパネル2に取り付けられる部位であり、取付ボルト12を挿通可能な取付孔(図符号省略)を、備えている。
実施形態の場合、連結部材55は、先端55a側(前端側)の取付部56から元部55b側(後方側)にかけて拡開するような略扇形状とされて、元部55b側となる後縁側を、バッグ本体21において、前側副膨張部30と前席用保護部26とを区画している区画部45に、縫着させている。連結部材55の元部55b側を区画部45に結合させている縫合部位57は、連結部材55の後縁側において、上下の略全域にわたって形成されるもので、上下方向に略沿った長尺状とされている。
次に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明をする。まず、エアバッグ20を折り畳む。実施形態では、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを重ねるように平らに展開した状態のバッグ本体21を、まず、前後方向側の幅寸法を縮めるように折り畳んで前後縮小折りバッグ59を形成し、その後、前後縮小折りバッグ59を、上下方向側の幅寸法を縮めるように折り畳んで、バッグ折畳体65を形成する。具体的には、まず、図5のA,Bに示すように、バッグ本体21の前端21c側の部位を、主膨張部23としての前席用保護部26よりも前端側の領域、具体的には、前側副膨張部30の領域内である区画部45の前側近傍となる位置で上下方向に略沿った折目L1を付けて、隣接する被折重部位62の車内側壁部22a側に重ねるように折り返して、薄板状折返部60を形成する。同様に、バッグ本体21の後端21d側の部位を、後席用保護部27の領域内、詳細には、後側に配置される取付部43Rの後縁近傍となる位置で、上下方向に略沿った折目L2を付けて、隣接する被折重部位63の車内側壁部22a側に重ねるように折り返して、薄板状折返部61を形成して、前後縮小折りバッグ59を形成する。
前後縮小折りバッグ59において、前側に形成される薄板状折返部60は、折目L1から延びた先端60aを、ガス案内流路24よりも前方側にずれた位置に配置させるように、構成されている。詳細には、図5のBに示すように、薄板状折返部60の先端60aは、区画部46に形成される膨出部47の前端付近となる位置に、配置されている。前後縮小折りバッグ59において、後側に形成される薄板状折返部61では、ガス案内流路24側となる上端側の領域が、周縁部41における上縁側部位42に形成される傾斜部42aから、構成されている。すなわち、薄板状折返部61は、図5のBに示すように、上縁61a(先端)を、前下がりに傾斜させて、ガス案内流路24よりも後端側にずれて位置させるようにして、ガス案内流路24の後端側の領域と殆ど重ならないように、構成されている。すなわち、薄板状折返部60,61は、それぞれ、ガス案内流路24と前後方向側でずれた位置に、配置される構成である。
次いで、前後縮小折りバッグ59を、上下方向側の幅寸法を縮めるように、折り畳む。具体的には、実施形態では、前後縮小折りバッグ59は、図5のBに示すように、上縁21a側のガス案内流路24の部位を、前後方向に略沿うように配置される2つの折目L3,L4で折り畳んで、蛇腹折りし、ガス案内流路24の下方の領域を、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを重ねた状態から、下縁21bを車外側Oに向かって巻くようなロール折りにより、折り畳んでいる(図6のA〜C参照)。さらに詳細に折り方を説明すれば、前後縮小折りバッグ59を、まず、図示しない折り板を使用して、ガス案内流路24の部位に、前後方向に略沿った2本の折目L3,L4(図5のB及び図6のB参照)をつけて、これらの折目L3,L4の部位で折り重ねるようにして、蛇腹折り部位66を形成する。そして、この蛇腹折り部位66の形成と略同時に、ロール折り部位67を形成する。実施形態では、図7に示すように、エアAを吸引可能な吸気孔80aを多数備えた長尺円筒状の巻き芯80を使用して、ロール折り部位67を、形成する。詳細には、車内側壁部22aと車外側壁部22bとを重ねるように平らに展開した状態の前後縮小折りバッグ59の下縁21b側における車外側壁部22b側の面に、図7のA,Bに示すように、巻き芯80を配置させ、この巻き芯80の外周面にバッグ本体21(前後縮小折りバッグ59)を吸着させるように、吸気孔80aからエアAを吸引しつつ、巻き芯80を回転させて、巻き芯80の周囲にバッグ本体21の下縁21b側の部位を巻き取らせる(図8のA参照)。その後、図8のBに示すように、吸気孔80aからエアAを排出させて、巻き芯80とバッグ本体21との間に僅かな隙間を形成しつつ、巻き芯80を引き抜けば、蛇腹折り部位66の下側にロール折り部位67を形成することができて、バッグ折畳体65を形成することができる。このロール折り部位67では、図9に示すように、中心に、巻き芯80の体積分の空洞H1が、生じている。このバッグ折畳体65では、薄板状折返部60の配設されている領域、すなわち、圧縮予定領域69は、図9に示すように、薄板状折返部60と被折重部位62とを重ねられた状態で、折り畳まれていることから、前後方向の中間の一般部71に対して、外径寸法を2倍程度として大きく嵩張ることとなる。後端側の圧縮予定領域70も、図示は省略するが、同様である。
次に、このバッグ折畳体65の前端側と後端側とにおいて、それぞれ、薄板状折返部60,61の配設されている領域(圧縮予定領域69,70)に、バッグ加熱圧縮機85を使用して、加熱圧縮加工を施す。詳細には、実施形態の場合、図10のA,Bに示すように、バッグ折畳体65において、薄板状折返部60,61の配置されている領域(圧縮予定領域69,70)を、バッグ加熱圧縮機85の載置台86上に、ロール折り部位67の車内側面あるいは車外側面(実施形態の場合、車内側面)を接触させるように、横向きで載置させ、上方からプレス板87を押圧して、この圧縮予定領域69,70を圧縮するとともに図示しないヒータを使用して、所定時間加熱して、圧縮部77,78を、形成する。圧縮部77,78は、ロール折り部位67の中心の空洞H1を潰しつつ、左右方向側(車内外方向側)の幅寸法を縮めるように、上下方向に沿った扁平状に潰されるようにして、加工前と比較して軸直交方向の断面形状を小さくするように形成されることとなる。具体的には、実施形態の場合、圧縮部77,78は、断面積を、圧縮予定領域69,70の7/10程度となるように、圧縮されることとなる。また、この加熱圧縮時には、バッグ本体21を構成している基材(車内側壁部22a,車外側壁部22b)自体も、圧縮されることvとなって、圧縮加工を施されていない折り完了体75の本体部76の部位を構成している基材(車内側壁部22a,車外側壁部22b)よりも、薄くなる。バッグ加熱圧縮機85は、バッグ折畳体65を、100℃程度に昇温させ、かつ、所定の押圧力で圧縮するように、構成されている。
その後、形成された圧縮部77,78を、図示しないバッグ冷却圧縮機を使用して、圧縮状態を維持しつつ冷却させれば、折り完了体75を形成することができる。すなわち、この折り完了体75では、圧縮部77,78は、エアバッグ20(バッグ本体21)を平らに展開した状態から前端21c側と後端21d側とを、それぞれ、前後方向の中央側に向けるように折り返して薄板状折返部60,61を配置させた状態で、下縁21b側を上縁21a側に接近させるような折畳部位(蛇腹折り部位66,ロール折り部位67)を設けて、形成される。そして、折り完了体75の形成後には、破断可能な図示しない折り崩れ防止用のラッピング材により、折り完了体75の周囲の所定箇所をくるんでおく。
その後、取付ブラケット16を取付済みのインフレーター14を、クランプ15を利用して、エアバッグ20のガス流入口部25と接続させ、各取付部43,56に、取付ブラケット11を固着させて、エアバッグ組付体を形成する。
次いで、取付ブラケット11,16を、ボディ1側のインナパネル2の所定位置に配置させて、ボルト12,16止めし、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を、インフレーター14に結線し、フロントピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1側のインナパネル2に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ6,7をボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。この車両Vへの搭載時、折り完了体75においてバッグ本体21を折り畳んで形成される本体部76は、膨張完了時のバッグ本体21よりも前後方向の幅寸法を縮められて、図1に示すように、ルーフサイドレール部RRにおいて、下側にフロントピラー部FPの後側からリヤピラー部RPの前側にかけての領域に、配置されることとなる。換言すれば、折り完了体75の本体部76は、フロントピラー部FP内への進入や、リヤピラー部RPの上方の領域への進入を抑制されて、窓W1,W2の上縁側に収納されている。
頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後において、車両Vの側面衝突時、若しくは、ロールオーバー時に、制御装置からの作動信号を受けてインフレーター14が作動されれば、インフレーター14から吐出される膨張用ガスが、エアバッグ20(バッグ本体21)内に流入して、膨張するエアバッグ20(バッグ本体21)が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5との下縁から構成されるエアバッグカバー9を押し開いて、下方へ突出しつつ、折りを解消するように展開して、図1の二点鎖線及び図11に示すごとく、窓W1,W2、センターピラー部CP、及び、リヤピラー部RPの一部の車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
そして、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mに使用される折り完了体75では、バッグ本体21を折り畳んで形成される本体部76は、前端76a側と後端76b側とを折り返された状態とされ、かつ、この折り返された領域(圧縮部77,78)が、折り完了体75における軸直交方向の断面形状を小さくするように圧縮される構成である。そのため、前端側と後端側とをそれぞれ折り返す構成としていても、図2,3に示すように、この折り返した領域が嵩張ることを抑制でき、窓W1,W2の上縁側の収納スペースが狭い場合にも、狭い収納スペースに、円滑に収納させることができる。また、実施形態のエアバッグ20の折り完了体75では、圧縮部77,78を構成している薄板状折返部60,61が、それぞれ、折目L1,L2から延びた先端60a,上縁61aを、膨張完了時の上縁側において前後方向に略沿って配置されて、保護膨張部としての前席用保護部26,後席用保護部27内に膨張用ガスを案内するガス案内流路24よりも前後方向の端部側となる位置に、配置させる構成とされている。換言すれば、実施形態のエアバッグ20の折り完了体75では、ガス案内流路24が、圧縮される薄板状折返部60,61と車内外方向で折り重ねられずに前後でずれた位置に配置される構成である。そのため、実施形態のエアバッグ20の折り完了体75では、エアバッグ20(バッグ本体21)の膨張初期において、まず、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するガス案内流路24の領域は、圧縮されていないことから、エアバッグ20の膨張初期に、円滑に折りを解消するように展開させつつ膨張させることができる。そして、折り完了体75の前端71a側と後端71b側とに配置される圧縮部77,78は、このガス案内流路24の領域の膨張に伴って、折りを解消しつつ展開膨張することから、圧縮されていても円滑に折りを解消するように展開膨張させることができる。
したがって、実施形態のエアバッグ20の折り完了体75では、前端側と後端側とを折り返した状態で窓W1,W2の上縁側に収納させる構成であっても、部分的な嵩張りを抑制して、狭い収納スペースに円滑に収納させることができ、かつ、膨張初期に、円滑に折りを解消するように展開させることができる。
また、実施形態のエアバッグ20では、バッグ本体21が、主膨張部23と、主膨張部23と連通されて主膨張部23の膨張完了後に膨張を完了させる前側副膨張部30,中央側副膨張部31,後側副膨張部32と、を、備える構成とされ、エアバッグ20の折り畳み時に、主膨張部23としての前席用保護ぶ26よりも前他側の領域、実施形態の場合、バッグ本体21の前端側に配置される前側副膨張部30の領域内に、薄板状折返部60を折り返す折目L1が、配置される構成である(図5のA参照)。すなわち、実施形態のエアバッグ20の折り完了体75では、薄板状折返部60を折り返す折目L1が、前側副膨張部30に隣接して配置される主膨張部23としての前席用保護部26の領域内に配置されない構成であり、さらに換言すれば、前席用保護部26は、折り返されない構成である。そのため、エアバッグ20の膨張初期に、前席用保護部26の領域を、円滑に折りを解くように展開させることができて、迅速に膨張させることができる。
さらに、実施形態のエアバッグ20は、バッグ本体21と、バッグ本体21と別体とされる連結部材55と、を、備える構成とされ、この連結部材55の元部55b側を、バッグ本体において前側副膨張部30と前席用保護部26とを区画している区画部45に、結合させている構成である。この区画部45は、図5のAに示すように、薄板状折返部60を重ねられる被折重部位62の領域に配置されている。すなわち、折り完了体75において、圧縮部77は、この区画部45の領域を含んでいる構成とされている。そのため、実施形態のエアバッグ20の折り完了体75では、連結部材55の元部55b側を区画部45に結合(縫着)させている結合部位(縫合部位57)の領域が、圧縮されることから、折り完了体75の状態で折り重なって配置される縫合部位57の周縁の領域の嵩張りを、極力抑制することができる。特に、実施形態では、連結部材55の元部55b側を区画部45に縫着させている縫合部位57は、上下方向に略沿った長尺状とされており、バッグ本体21を下縁21b側を上縁21a側に接近させるように折り畳んだ折り完了体75の状態では、縫合部位57(縫合部位57を構成している縫合糸自体)相互が重なるように配置されることとなるが、この折り重なって配置される縫合部位57の領域を、圧縮させることにより、嵩張りを極力抑制できる。
実施形態では、エアバッグ20のバッグ本体21を、前後方向側の幅寸法を縮めるように折り畳んだ後に、上下方向の幅寸法を縮めるように折り畳んでいるが、エアバッグ20は、図12,13に示すように、上下方向の幅寸法を縮めるように折り畳んだ後に前後方向側の幅寸法を折り畳むようにして、折り完了体95を形成してもよい。図12には、エアバッグ20(バッグ本体21)の前端側を折り畳む工程を例示するが、後端側も同様に折り畳んでもよい。
具体的には、バッグ本体21を、車内側壁部と車外側壁部とを重ねるように平らに展開した状態から、上述の折り畳み工程と同様に、蛇腹折り部位90aとロール折り部位90bとを形成するように折り畳んで、図12のAに示すように、上下縮小折りバッグ90を、形成し、この上下縮小折りバッグ90の前端90c側の部位を、折目L5の部位で、車内側Iに向かって折り返して、棒状折返部91を形成する(図12のB参照)。この折目L5の位置は、前述の折り完了体75形成時に付けられる折目L1と略同一の位置である。この棒状折返部91を形成した状態では、棒状折返部91と、棒状折返部91を重ねられる被折重部位92とが、車内外方向側で並設されるように重なっていることから、この棒状折返部91の領域は、図12のBに示すように、前後方向の中間の一般部93に対して、車内外方向側の幅寸法を2倍程度として、大きく嵩張ることとなる。そして、この棒状折返部91と、棒状折返部91を重ねられる被折重部位92と、の領域に、図13のA,Bに示すように、バッグ加熱圧縮機85を用いて、加熱圧縮加工を施し、ロール折り部位90bの中心の空洞H2を潰しつつ、左右方向側(車内外方向側)の幅寸法を縮めるように、上下方向に沿った扁平状に潰されるようにして、加工前と比較して軸直交方向の断面形状を小さくするように、圧縮部96を形成すれば、折り完了体95を形成することができる。すなわち、この折り完了体95では、圧縮部96が、下縁側を上縁側に接近させるような上下縮小折りバッグ90の前端90c側を折り返して形成される棒状折返部91を、備える構成とされ、この棒状折返部91は、折目L5から延びた先端91aを、前述の折り完了体75と同様に、図示しないガス案内流路よりも前端側に、配置させている構成である。すなわち、この折り完了体95においても、図示しないガス案内流路が、棒状折返部91と車内外方向で折り重ねられずに前後でずれた位置に配置される構成である。
なお、実施形態では、各折り完了体75.95における圧縮部77,78,96は、車内外方向側の幅寸法を縮めるように、圧縮して形成されているが、圧縮部の圧縮態様は、実施形態に限られるものではなく、上下方向側の幅寸法を縮めるように圧縮してもよく、また、上下左右の幅寸法を縮めるように圧縮してもよい。また、実施形態では、エアバッグ20は、車外側に向かって巻くようなロール折りと蛇腹折りとによって、上下方向の幅寸法を縮めるように折り畳まれているが、エアバッグは、上下の全域にわたって、蛇腹折りによって折り畳む構成としてもよい。また、実施形態では、エアバッグ20は、前後縮小折り後に上下縮小折りにより折り畳まれるか、上下縮小折り後に前後縮小折りにより折り畳まれているが、エアバッグの折り畳み手順は、実施形態に限られるものではない。例えば、一部を前後縮小折りして、上下方向の幅寸法を縮めるように上下縮小折りにより折り畳んだ後、さらに前後方向の幅寸法を縮めるように折り畳んでもよく、また、逆に、一部を上下縮小折りした後に、前後方向の幅寸法を縮めるように前後縮小折りし、さらに、上下方向の幅寸法を縮めるように折り畳んでもよい。
20…エアバッグ、21…バッグ本体、21a…上縁、21b…下縁、21…前端、21d…後端、22…ガス流入部、22a…車内側壁部、22b…車外側壁部、23…主膨張部、24…ガス案内流路、26…前席用保護部、27…後席用保護部、30…前側副膨張部、55…連結部材、55a…先端、55b…元部、57…縫合部位、59…前後縮小折りバッグ、60,61…薄板状折返部、60a…先端、61a…上縁(先端)、65…バッグ折畳体、66…蛇腹折り部位(折畳部位)、67…ロール折り部位(折畳部位)、75…折り完了体、76…本体部、76a…前端、76b…後端、77,78…圧縮部、90…上下縮小折りバッグ、90a…蛇腹折り部位、90b…ロール折り部位、90c…前端、91…棒状折返部、91a…先端、95…折り完了体、96…圧縮部、W1,W2…窓、V…車両、M…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (4)

  1. 内部に膨張用ガスを流入させて車両の窓の車内側を覆うように膨張可能な袋状とされる頭部保護エアバッグを、平らに展開した状態から下縁側を上縁側に接近させるようにして、前記窓の上縁側に収納可能に折り畳んで形成される頭部保護エアバッグの折り完了体であって、
    前後方向の少なくとも一端側に、前記折り完了体における軸直交方向の断面形状を小さくするように圧縮された圧縮部を、有する構成とされ、
    前記頭部保護エアバッグが、
    膨張完了時に前記窓の車内側を覆う保護膨張部と、
    膨張完了時の上縁側において前後方向に略沿って配置されて、前記保護膨張部内に前記膨張用ガスを案内するガス案内流路と、
    を備える構成とされ、
    前記圧縮部が、前記頭部保護エアバッグを平らに展開した状態から前後方向の端縁側を前後方向の中央側に向けるように折り返して薄板状折返部を配置させた状態で、下縁側を上縁側に接近させるような折畳部位を設けて、形成され、
    前記薄板状折返部が、折目から延びた先端を、前記ガス案内流路よりも前後方向の端部側となる位置に配置させるように、構成されることを特徴とする頭部保護エアバッグの折り完了体。
  2. 内部に膨張用ガスを流入させて車両の窓の車内側を覆うように膨張可能な袋状とされる頭部保護エアバッグを、平らに展開した状態から下縁側を上縁側に接近させるようにして、前記窓の上縁側に収納可能に折り畳んで形成される頭部保護エアバッグの折り完了体であって、
    前後方向の少なくとも一端側に、前記折り完了体における軸直交方向の断面形状を小さくするように圧縮された圧縮部を、有する構成とされ、
    前記頭部保護エアバッグが、
    膨張完了時に前記窓の車内側を覆う保護膨張部と、
    膨張完了時の上縁側において前後方向に略沿って配置されて、前記保護膨張部内に前記膨張用ガスを案内するガス案内流路と、
    を備える構成とされ、
    前記圧縮部が、下縁側を上縁側に接近させるような上下縮小折りバッグの端縁側を折り返して形成される棒状折返部を、備える構成とされ、
    該棒状折返部が、折目から延びた先端を、前記ガス案内流路よりも前後方向の端部側となる位置に配置させるように、構成されることを特徴とする頭部保護エアバッグの折り完了体。
  3. 前記保護膨張部が、主膨張部と、該主膨張部と連通されて主膨張部の膨張完了後に膨張を完了させる副膨張部と、を、備える構成とされ、
    該副膨張部が、前記頭部保護エアバッグの前後方向の少なくとも一端側に、配置される構成とされ、
    前記薄板状折返部若しくは前記棒状折返部を折り返す折目が、前記主膨張部よりも前後方向の端部側の領域内に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の頭部保護エアバッグの折り完了体。
  4. 前記頭部保護エアバッグが、
    バッグ本体と、
    可撓性を有したシート材から構成されて、元部側を、前記バッグ本体に結合させ、先端側を、前記バッグ本体の前後方向の一方の端部から離れた前記窓の周縁における前記車両のボディ側に固定させる連結部材と、
    を備える構成とされ、
    前記バッグ本体が、前記副膨張部と前記主膨張部とを区画するとともに、前記連結部材の元部端を結合させる区画部を、備える構成とされて、
    前記圧縮部が、前記連結部材の元部側を結合させた前記区画部の領域を含んでいることを特徴する請求項3に記載の頭部保護エアバッグの折り完了体。
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