JP2017171740A - 滑り性の優れたポリアミドフィルム - Google Patents

滑り性の優れたポリアミドフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2017171740A
JP2017171740A JP2016057406A JP2016057406A JP2017171740A JP 2017171740 A JP2017171740 A JP 2017171740A JP 2016057406 A JP2016057406 A JP 2016057406A JP 2016057406 A JP2016057406 A JP 2016057406A JP 2017171740 A JP2017171740 A JP 2017171740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
inorganic filler
polyamide film
biaxially stretched
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016057406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6718270B2 (ja
Inventor
翼 本田
Tsubasa Honda
翼 本田
晋一郎 石原
Shinichiro Ishihara
晋一郎 石原
修壮 久保田
Shuso Kubota
修壮 久保田
基 清田
Motoki Kiyota
基 清田
翔 高峯
Sho Takamine
翔 高峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOHJIN Film and Chemicals Co Ltd
Original Assignee
KOHJIN Film and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOHJIN Film and Chemicals Co Ltd filed Critical KOHJIN Film and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2016057406A priority Critical patent/JP6718270B2/ja
Publication of JP2017171740A publication Critical patent/JP2017171740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6718270B2 publication Critical patent/JP6718270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】フィルムを外層に配したラミネート包装体において充填時に滑り不良や包装体の歪が原因で起こる製袋供給時の2枚取り等のトラブルを防止することのできる、高湿度環境下でも高度な滑り性を有する二軸延伸ポリアミドフィルム、及び、製膜時にダイ出口の目ヤニやダイラインが生じず安定して製造する方法の提供。【解決手段】ポリアミド樹脂中に、無機フィラーと、0.03〜0.1重量%の長鎖脂肪酸系ビスアミドを含有させ、高さ0.1μm以上の表面突起数が800個/mm2以上かつ高さ0.2μm以上の表面突起数が250個/mm2以下である二軸延伸ポリアミドフィルム。好ましくは、無機フィラーがシリカであり、その比表面積が、200m2/g以下であり、細孔溶積が0.5m/g以下である二軸延伸ポリアミドフィルム。無機フィラーが、好ましくは、シランカップリング剤で表面処理されたものである、二軸延伸ポリアミドフィルム。【選択図】なし

Description

本発明は、滑り性に優れ、特に高湿度下での取り扱い性に優れた二軸延伸ポリアミドフィルムに関する。
二軸延伸ポリアミドフィルムは、強靭性、機械的特性、熱的特性に優れるとともに高いガスバリア性を有し、包装用途に多岐に渡って使用されている。
包装用途を中心に用いられるフィルムには、印刷、蒸着、ラミネート、製袋及び充填時の作業性に優れたものであることが要求されるが、従来のポリアミド系樹脂フィルムは、特に高湿度環境下で滑り性が悪化するという問題があり、特に梅雨期等の高湿度下環境での加工適性に問題があった。
そこで二軸延伸ポリアミドフィルムの滑り性を改善する手段として、数々の方法が提案されている。
例えば特許文献1〜3には無機フィラー添加によりフィルム表面に突起を形成させる方法が記載されている。特許文献4〜8には無機フィラーの表面を疎水化処理することにより、延伸時のフィラー界面のボイドによる無機フィラーの脱落やフィルムの白化を防止し滑り性を向上させることが記載されている。特許文献9〜11には更に滑り性を向上させる目的で無機フィラーに加えて滑剤を添加する方法が提案されている。ビスアミドや他の界面活性剤添加により滑り性は向上するが、特に高湿度環境下での滑り性は十分とはいえなかった。
また、無機フィラーが相応の多孔質であるため大量の表面処理剤を必要とする上、無機フィラーがシリカの場合、樹脂押出機内の混練によるフィラーの破壊が原因と思われるフィルム成形時のダイ出口の目ヤニやダイラインが生じやすくなってフィルムを安定的に成形することが困難になるという問題もあった。
特開昭62−252452号公報 特開平9−143283号公報 特開平9−194608号公報 特開昭63−251460号公報 特開平1−156333号公報 特開平10−168309号公報 特開2001−342343号公報 特開2011−225855号公報 特開平10−168310号公報 特開2003−348465号公報 特開2004−137394号公報
本発明は、高湿度環境下でも高度な滑り性を有する二軸延伸ポリアミドフィルムを提供することを目的とする。また、製膜時にダイ出口の目ヤニやダイラインが生じず安定して製造できることが望ましい。更には本発明のフィルムを外層に配したラミネート包装体において充填時に滑り不良や包装体の歪が原因で起こる製袋供給時の2枚取り等のトラブルを防止することを目的とする。
本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、無機フィラー及び長鎖脂肪酸系ビスアミドをポリアミド樹脂に配合し、かつ表面突起の大きさと数を制御することで、その目的を達成することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は
(1)ポリアミド樹脂中に、無機フィラーと、0.03〜0.1重量%の長鎖脂肪酸系ビスアミドを含有してなり、高さ0.1μm以上の表面突起数が800個/mm2以上かつ高さ0.2μm以上の表面突起数が250個/mm2以下である二軸延伸ポリアミドフィルム、
(2)前記無機フィラーがシリカである上記(1)に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(3)前記無機フィラーの比表面積が200m2/g以下である上記(1)または(2)に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(4)前記無機フィラーの細孔容積が0.5ml/g以下である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(5)前記無機フィラーが、シランカップリング剤により表面処理されたものである上記(1)〜(4)のいずれかに記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(6)前記表面処理が前記シランカップリング剤を無機フィラーに対し3〜10重量%添加して行ったものである上記(5)に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(7)前記無機フィラーの含有量が0.20〜0.60重量%である上記(1)〜(6)のいずれかに記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(8)前記ポリアミド樹脂の主成分がナイロン6である上記(1)〜(7)のいずれかに記載の二軸延伸ポリアミドフィルム、
(9)厚みが30μm以下、23℃、90%RHのフィルム同士の静摩擦係数が0.50以下、斜め方向(45°、135°)の熱水収縮率の比が0.70〜1.42であることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれかに記載の二軸延伸ポリアミドフィルム
に係るものである。
本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムは、強靭性、機械的特性、熱的特性、ガスバリア性において優れるとともに、高湿度環境下でも高度な滑り性を有するため、加工適性が高く、包装材料として好適に用いることができる。また、本発明のフィルムを外層に配したラミネート包装体は、充填時に滑り不良や包装体の歪が原因となる製袋供給時の2枚取り等のトラブルが起こりにくい。さらに、本発明のフィルムはフィルム成形時にダイ出口の目ヤニやダイラインが生じにくいため、安定して高品質のポリアミドフィルムが得られる。
以下に本発明を詳しく説明する。
本発明の二軸延伸ポリアミドを構成するポリアミド樹脂としては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られるポリアミド樹脂を用いることが出来る。具体的には、ε−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミンなどのジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸などのジカルボン酸との塩を重縮合せしめて得られる重合体またはこれらの共重合体、例えば、ナイロン4、6、7、8、11、12、6・6、6・10、6・11、6・12、6T、6/6・6、6/12、6/6T、6I/6Tなどがあげられる。機械的特性や熱的特性に優れる点から、また加工性の良さや経済性の観点から包装用ポリアミドフィルムとしては、ナイロン6を主成分とする構成が好適である。
無機フィラーとしては、シリカ、タルク、カオリンおよびゼオライトなどを挙げることができる。シリカは合成条件を変えることでその粒子形、サイズ、比表面積や細孔容積等の多孔度を任意に調整できる点で好適である。
本発明に使用される無機フィラーの平均粒子径は1〜8μm、より好ましくは2〜4μmである。平均粒子径が1μm未満では良好な滑り性を得るために多量の添加量が必要となり、一方平均粒子径8μmを超えるとフィルムの外観を悪くしたり、フィルム生産工程でのフィルム切れが発生しやすくなる。無機フィラーの平均粒子径が2〜4μmであれば、二軸延伸後のフィルムの表面に望ましい高さの突起が生じやすい。
無機フィラーは、ポリアミド樹脂配合前に表面処理剤によって疎水化しておくことが望ましい。表面処理によってポリアミド樹脂への分散が容易かつ均一になる。またフィルムの製膜工程での延伸時にポリアミド樹脂と無機フィラーとの界面におけるボイドを抑制し、無機フィラーの脱落やフィルムの透明性の低下を抑制することができる。更に無機フィラーがシリカの場合、ダイ出口での目ヤニやダイラインの発生を抑制することができるため、長時間連続製膜が可能となる。
無機フィラーがシリカの場合、比表面積は好ましくは200m2/g以下、より好ましくは100m2/g以下、特に好ましくは50m2/g以下である。またその細孔容積は好ましくは0.5ml/g以下、より好ましくは0.2ml/g以下である。
従来技術としてはシリカ微粒子の比表面積や細孔容積が大きい多孔質度の高いものが用いられてきたが、これは多孔質内にポリアミド樹脂が入り込むことによるアンカー効果で、フィルム延伸時のポリアミド樹脂とシリカ界面のボイドを抑制するためであったと考えられる。しかしながら多孔質度の高いシリカは樹脂の押出混練時に破壊され易く、無機フィラーによるフィルム表面の突起状態を制御することが難しいばかりでなく、製膜時にダイ出口での目ヤニやダイラインを生じやすい。また多孔質内にポリアミド樹脂のモノマーやオリゴマーが吸着されることによるモノマー及びオリゴマー除去工程での効率を低下させる恐れがある。本発明者等は、多孔質度の低いシリカにおいても適切な表面処理を実施することにより延伸時のボイドを抑制しフィルムの透明性を損なわないこと、製膜時のトラブルが減少することを見出した。
無機フィラーの表面処理剤の種類や添加量は、使用される無機フィラーの種類によっても異なるが、例えば、無機微粒子が前述のシリカである場合には、一般的にアミノ基あるいはエポキシ基を有するシランカップリング剤が好適に使用される。具体的には、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノジチオプロピルトリヒドロキシシラン、γ−(ポリエチレンアミノ)プロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノプロピル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(トリメトキシシリルプロピル)−エチレンジアミン、γ−ジブチルアミノプロピルトリメトキシシランおよびγ−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどのアミノ系シランカップリング剤、あるいは、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランおよびβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどのエポキシ系シランカップリング剤を挙げることができる。さらにこれらのシランカップリング剤を2種以上混合したものも使用することができる。
また、表面処理剤の添加量についても、無機フィラーの多孔質度によって変わってくるが、上記シランカップリング剤の添加量は、無機フィラーたとえばシリカに対して2〜10重量%、好ましくは3〜5重量%である。添加量が2重量%より少ないと、シリカ微粒子の表面疎水性が十分とならず、ポリアミド樹脂中の分散性が悪くなる。一方、添加量が10重量%を超える場合は、添加量を増加しても無機フィラーのポリアミド樹脂中での分散性はほとんど向上しないばかりか、最終的に得られるポリアミドフィルムの機械的性質を損なうなどの問題が生じる。表面処理方法は、特に限定しないが、例えば、上述のシリカの所定量に、加熱攪拌下、適量の水で希釈した前記表面処理剤の所定量を加えて表面処理する方法や、それぞれ所定量の前記表面処理剤と上述のシリカとをヘンシェルミキサーなどの適当な装置で混合し、次いで所定の温度で熱処理する方法など、一般に行われる方法を適用することができる。
無機フィラーのポリアミド樹脂に対する含有量は0.20〜0.60重量%が好ましく、より好ましくは0.25〜0.45重量%である。含有量が0.20重量%未満では、フィルム表面の突起数が少ないため特に高湿度下でのフィルムの滑り性が改善されにくい。無機フィラーの含有量が0.60重量%を超えると、フィルムの透明性が悪くなる上、後述するように0.2μmを超える大きいフィルム表面突起が多すぎると逆に高湿度下の滑り性が低下する傾向がある。また、製膜工程において目ヤニやダイラインによるトラブルが発生しやすい。
無機フィラーをポリアミド樹脂に添加する方法としては特に限定されない。ポリアミド樹脂を製造する重合工程で添加しても良く、またポリアミド樹脂に無機フィラーのマスターバッチをドライブレンドして使用することもできる。特に、表面処理された無機フィラーはポリアミド樹脂への分散において優れている。更に多孔質度の低い無機フィラーを使用することでより容易にポリアミド樹脂への均一分散を達成できる。
ポリアミド樹脂中に無機フィラーを配合したことにより、フィルム製造時の延伸工程によってフィルム表面の凹凸が形成され、それがフィルム同士の接触面積を低下させることで良好な滑り性を発現できる。
本発明のフィルムは、炭素数が20〜50、好ましくは26〜50の長鎖脂肪族系ビスアミド化合物をポリアミド樹脂に対し0.03〜0.1重量%含むことが必要である。具体的な長鎖脂肪族系ビスアミド化合物としては、N,N’−エチレンビスベヘナミド、N,N’−エチレンビスステアラミド、N,N’−エチレンビスパルミタミドおよびN,N’−エチレンビスラウラミドなどのエチレンビスアミド類、および、N,N’−ヘキサメチレンビスベヘナミド、N,N’−ヘキサメチレンビスステアラミド、N,N’−ヘキサメチレンビスパルミタミドおよびN,N’−ヘキサメチレンビスラウラミドなどのヘキサメチレンビスアミド類などを挙げることができる。
ビスアミド化合物の添加量が0.03重量%未満では、特に高湿度下の滑り性が不十分となる。一方、0.10重量%を超えるとフィルムのラミネート強度が急激に低下し好ましくない。
本発明のフィルムの滑り性は無機フィラーと有機滑剤として長鎖脂肪族系ビスアミドを適切な量配合することによって達成されるものであるが、ラミ強度の低下やフィルム製膜時の目ヤニといった点で支障をきたさない範囲で、必要に応じて通常配合される添加剤及び改質剤を配合することができる。例えば耐熱安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、粘着性付与剤、シール性改良剤、防曇剤、結晶核剤、離型剤、可塑剤、架橋剤、難燃剤および着色剤(顔料、染料など)が挙げられる。
このようにして調製されたポリアミド樹脂は公知のフィルム製膜法によって、本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムに成形することができる。例えば、Tダイから溶融ポリマーを押出後、キャスティングロールで冷却して未延伸シートを作成し、これを同時二軸延伸、または、逐次二軸延伸する。また他の方法としてはリングダイから溶融ポリマーを円筒状に押し出し、一旦冷却後、前後のニップロール中に空気を保持させて加熱しながら連続同時二軸延伸するチューブラー製膜が挙げられる。自動充填機への適性が高い延伸フィルムとしては、斜め方向の熱水収縮率の比が0.70〜1.42であることが望ましく、そのようなフィルムを得るためには、チューブラー同時二軸延伸が望ましい。
延伸の倍率は、MD及びTDとも2〜6倍、好ましくは2.5〜4倍である。2倍未満では必要な強度物性が得られない上、無機フィラーによるフィルムの表面突起が十分に発現せず滑り性が改善されない。延伸倍率が6倍より大きいと延伸の安定性に欠け、フィルムの切断等トラブルが多くなるため好ましくない。
二軸延伸後のフィルムは寸法安定性を良くするために、必要に応じ熱処理を施す。また、必要に応じて、コロナ放電処理をおこなってもよい。
上記の方法で得られる本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムの厚みは8〜50μm、好ましくは10〜30μmである。
本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムは、表面粗さ測定において、高さ0.1μm以上の表面突起が800個/mm2以上かつ高さ0.2μm以上の表面突起が250個/mm2以下である。本発明者等は二軸延伸ポリアミドフィルムの表面突起と滑り性の関係を評価した結果、特に高湿度下での滑り性については、前記条件を満たすフィルム表面突起が好適に作用することを見出した。
高湿度下での滑り性に好適に寄与する突起高さは0.1μm以上である。高さ0.1μm未満の突起は数がかなり多くないと高湿度下滑りには好適に寄与しないことから、無機フィラーを過剰に配合することが必要となり、ひいてはフィルムの透明性や機械的特性を低下させてしまう。また、高さ0.2μm以上の突起は多すぎると逆に滑り性を低下させることがあり、またフィルムの透明性の低下を招く。高い表面突起が多すぎることにより滑り性が低下するメカニズムははっきりしていないが、フィルム同士の摩擦時に大きい突起同士が引っかかるためだと推定している。
二軸延伸ポリアミドフィルムの表面において、高さ0.1μm以上の表面突起が800個/mm2以上かつ高さ0.2μm以上の表面突起が250個/mm2以下となるようにするためには、配合する無機フィラーの粒子径、粒子形、細孔容積、表面処理、添加方法、添加量などを調整すればよい。
なお、23℃、湿度90%における動摩擦係数が0.50以下の場合に、高湿度下での滑り性が十分良好であると判断した。
本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムは、単層フィルムであってもよいし、共押出やラミネートなどにより、他のフィルムを積層して使用することができる。
本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムは主に包装材料として4方袋、ガゼット、スタンディングパウチ等の製袋品として好適である。これらは内容物の充填時に充填機に一部口を閉じていない製袋品を1枚毎供給する場合があるが、ポリアミドフィルムが外層に配する場合、その滑りが悪いと2枚取り等のトラブルを起こす場合がある。本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムを使用することによってそのトラブルを大幅に改善できる。
またさらに、二軸延伸ポリアミドフィルムの厚みが30μm以下、23℃、90%RHのフィルム同士の静摩擦係数が0.50以下、斜め方向(45°、135°)の熱水収縮率の比が0.70〜1.42であることが好ましい。熱水収縮率とは、MD、TD、斜め方向(45°、135°)、それぞれ5cmにカットした8角形のフィルムを沸騰した熱水に30分間浸漬し、熱水浸漬前のそれぞれの斜め方向の長さを100%としたときの収縮率として求める。斜め方向の熱水収縮率の比は、以下の式により求めた。
斜め方向の熱水収縮率の比=45°の熱水収縮率/135°の熱水収縮率
パウチ等の製袋品は通常自動充填機に供されうるが、製袋品のフィルム歪によってS字カール等の反りを生じることがある。S字カールを起こした製袋品の束が自動供給される場合、滑りが十分であっても2枚取りを起す場合がある。本発明の二軸延伸ポリアミドフィルムにおいて斜め方向の熱水収縮率の比が1に近いもの程、そのトラブルを抑制できる。
斜め方向の熱水収縮率の比が1に近い二軸延伸ポリアミドフィルムを得る製造方法としては、チューブラー製膜及びその後のロール熱処理が適している。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、フィルムの各物性は、以下に示す方法によって求めた。
(1)ヘーズ:ヘーズ値、グロス値はJISK7105に準じて測定した。
(2)静摩擦係数、動摩擦係数:相対湿度50%、温度23℃、および、相対湿度90%、温度23℃の環境下、ASTMD1894に準じコロナ放電処理していないフィルム/フィルム同士の静摩擦係数及び動摩擦係数を測定した。
(3)表面突起数:三次元表面粗さ測定器(小坂研究所製SE−30KS)を用いX軸測定長さ1.5mm、3μmピッチで100ライン測定し、1mm2当たりの0.1μm以上、0.2μm以上及び0.3μm以上の高さの突起数をそれぞれ測定した
(4)目ヤニ発生時間:ダイリップに付着してくる目ヤニ発生を目視にて運転開始からの目ヤニ発生時間を測定した。
(5)ラミネート強度:ポリアミドフィルムのコロナ放電処理面と厚さ50μmのLLDPE(三井化学東セロ製TUX−FCD)のコロナ放電処理面とを、ウレタン系ドライラミネート用接着剤(大日精化製E−370/C−76)を固形分換算で3.5g/m2 塗工してドライラミネートした後40℃で48時間熟成した。15mmの巾にサンプリングした後、引張試験機により100mm/minの速度で剥離し剥離進行時の値を読んだ。
(6)熱水収縮率の比:MD、TD、斜め方向(45°、135°)、それぞれ5cmにカットした8角形のフィルムを沸騰した熱水に30分間浸漬し、熱水浸漬前のそれぞれの斜め方向の長さを100%としたときの収縮率を求め、以下の式より熱水収縮率の比を求めた。
熱水収縮率の比=45°の熱水収縮率/135°の熱水収縮率
フィルムの製造に使用した無機微粒子およびそのマスターバッチは下記の方法により調製した。
(1)無機微粒子の表面処理方法
無機微粒子1kgと300mlの水で希釈したγ−アミノプロピルトリエトキシシラン50gを容器に入れ80℃で撹拌しながら混合し水を蒸発させ、次いで105℃で乾燥し表面処理された無機微粒子を得た。
(2)使用した無機微粒子
微粒子A:沈降タイプの不定形シリカ。平均粒子径2.4μm、比表面積40m2/g、細孔容積0.1ml/g
微粒子B:ゲルタイプの不定形シリカ。平均粒子径3.8μm、比表面積330m2/g、細孔容積1.2ml/g
微粒子C:球状の合成ゼオライト。平均粒子径2.0μm、比表面積9m2/g、細孔容積0.0ml/g
微粒子D:ゲルタイプ不定形シリカ。平均粒子径2.5μm、比表面積380m2/g、細孔容積1.9ml/g
(3)微粒子マスターバッチの調製
(方法1)相対粘度2.5のパウダーレジン10kgと無機微粒子600gをドライブレンドし、二軸押出機で混練しながらストランド状に押し出し、水槽で冷却した後、カッティングして、無機微粒子のポリアミド樹脂マスターバッチを作製した。
(方法2)内容積50リットルの攪拌機付きオートクレーブに10kgのε−カプロラクタム、1kgの水、および600gの無機微粒子を投入し、100℃に加熱し、この温度で反応系内が均一な状態になるように攪拌した。引き続き、さらに温度を260℃まで昇温させ、15kg/cm2 Gの圧力下で1時間攪拌した。その後、放圧して水分を反応容器から揮散させながら常圧下、260℃で2時間重合反応を行い、さらに400mmHgの減圧下に260℃の温度で1時間重合反応させた。反応終了後、ストランド状に取り出して水槽で冷却した後、カッティングして、無機微粒子のポリアミド樹脂マスターバッチを作成した。
実施例1〜7及び比較例1〜7
無機微粒子マスターバッチおよび長鎖脂肪酸系ビスアミドを含む相対粘度3.5の6ナイロン樹脂を混練しリングダイより溶融押出し、内外水冷マンドレルで冷却して厚さ150μmのチューブ状フィルムを得た。該チューブフィルムを低速ニップロールと高速ニップロールの速度差及びその間に存在する空気圧によりMDとTDに同時に各々3.2倍の倍率で二軸延伸した。その後205℃に加熱した金属ロール上で加熱し、直ちに32℃の金属ロール上で冷却した。これを4回繰り返した。更に加熱したテンターオーブンにて210℃で5秒間熱処理し、厚さ15μmのフィルムを得、片面にコロナ放電処理してロールに巻き取った。得られたフィルムを物性測定に供した。その結果を表1に示す。
実施例1〜7の二軸延伸ポリアミドフィルムは、透明性良好で特に高湿度下(90%湿度)での動摩擦係数0.50以下であり卓越した滑り性を有し、ラミネート強度に優れる。また目ヤニ発生時間も概ね長く連続生産が可能である。なお、厚さ15μmのフィルムでヘーズ値が0.6以下の時、透明性が良好であると判断した。
比較例1,2では、高さ0.2μm以上の表面突起数が250個/mm2を超え、高湿度下の動摩擦係数が0.50を超えた。表面処理しないシリカでは高さ0.1μm以上、0.2μm以上ともに表面突起数が多くなる傾向が見られ、フィルムの透明性が低下する傾向、また、目ヤニ発生時間が短くなる傾向が見られた。比較例3、5で高さ0.1μm以上の表面突起が800個/mm2より少ないと良好な高湿度下の滑り性が得られない。比較例4で高さ0.2μm以上の表面突起数が250個/mm2を超えるとフィルムの透明性が悪くなる。比較例6でエチレンビスステアリン酸アミドを0.2重量%配合したフィルムは、無機微粒子が少ないにも関わらず高湿度下でも高い滑り性を有したが、ラミネート強度が低く、包装材料としては使用に耐えられない。比較例7の長鎖脂肪酸系ビスアミドが配合されていない場合は、高湿度下滑り性が悪くなる。
実施例8
実施例1で得られた二軸延伸ポリアミドフィルムの熱水収縮率を測定したところ、MD(0℃)=4.9%、45°=5.0%、TD(90%)=5.1%、135°=5.0%、斜め熱水収縮率の比は1.0であった。このフィルムと80μmのLLDPEとドライラミネートした後、縦25cm、横15cmの横両端部と底部をヒートシールし、3方袋を作製、100枚を重ね合わせたところ、反りも無く綺麗に重ね合わせることができた。これを液体充填包装機の供給部に装着し環境を23℃、90%の高湿度下環境として、液体充填機を稼働させ、自動供給部の安定性を観察した。その結果、100枚の自動供給でトラブルは生じなかった。
比較例8
比較例3で得られた二軸延伸ポリアミドフィルムの熱水収縮率を測定したことろ、MD(0℃)=4.9%、45°=5.1%、TD(90%)=5.0%、135°=4.9%、斜め熱水収縮率の比は1.04であった。このフィルムを実施例8と同様にドライラミネート及び3方袋を作成した後100枚重ね合わせたところ、反りも無く綺麗に重ね合わせることができた。これを液体充填包装機の供給部に装着し環境を23℃、90%の高湿度下環境として、液体充填機を稼働させ、自動供給部の安定性を観察した。結果100枚の自動供給で5回の2枚取りが生じ装置が停止した。
実施例9
実施例1と同じ無機微粒子及びエチレンビスステアリン酸アミド配合量のナイロン6レジンを押し出し機で溶融しTダイから押し出し25℃の冷却ロールで引き取り、170μmの未延伸原反を得た。その後50℃に加熱したロール間で縦方向に3.2倍延伸した後、150℃に加熱したテンター式延伸機で横方向に3.7倍延伸した。加熱したテンターオーブンにて210℃で5秒間熱処理し、厚さ15μmのフィルムを得、片面にコロナ放電処理してロールに巻き取った。
この二軸延伸ポリアミドフィルムの23℃、90%の静摩擦係数及び動摩擦係数はぞれぞれ0.32、0.35であり、滑り性は優れていた。この二軸延伸ポリアミドフィルムの熱水収縮率を測定したことろ、MD(0℃)=5.0%、45°=5.2%、TD(90%)=2.7%、135°=2.8%、斜め熱水収縮率の比は1.9であった。このフィルムを実施例8と同様にドライラミネート及び3方袋を作成した後100枚重ね合わせたところ、S字の反りが見られ角部が浮き上がっていたため、実施例1のフィルムと比べると液体自動充填機への適性は低いものとなった。
Figure 2017171740
本発明のポリアミドフィルムは、高湿度下においても優れた加工適性を有するものであるため、単体またはラミネート、蒸着等の加工後、固体、液体、ゲル状のいずれの内容物に対しても、包装材料として用いることができる。

Claims (9)

  1. ポリアミド樹脂中に、無機フィラーと、0.03〜0.1重量%の長鎖脂肪酸系ビスアミドとを含有してなり、高さ0.1μm以上の表面突起数が800個/mm2以上かつ高さ0.2μm以上の表面突起数が250個/mm2以下である二軸延伸ポリアミドフィルム。
  2. 前記無機フィラーがシリカである請求項1に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  3. 前記無機フィラーの比表面積が200m2/g以下である請求項1または2に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  4. 前記無機フィラーの細孔容積が0.5ml/g以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  5. 前記無機フィラーがシランカップリング剤により表面処理されたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  6. 前記表面処理が前記シランカップリング剤を無機フィラーに対し3〜10重量%添加して行ったものである請求項5に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  7. 前記無機フィラーの含有量が0.20〜0.60重量%である請求項1〜6のいずれか一項に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  8. 前記ポリアミド樹脂の主成分がナイロン6である請求項1〜7のいずれか一項に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
  9. 厚みが30μm以下で、23℃、湿度90%のフィルム同士の静摩擦係数が0.50以下、斜め方向(45°、135°)の熱水収縮率の比が0.70〜1.42であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の二軸延伸ポリアミドフィルム。
JP2016057406A 2016-03-22 2016-03-22 滑り性の優れたポリアミドフィルム Active JP6718270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016057406A JP6718270B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 滑り性の優れたポリアミドフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016057406A JP6718270B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 滑り性の優れたポリアミドフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017171740A true JP2017171740A (ja) 2017-09-28
JP6718270B2 JP6718270B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=59973612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016057406A Active JP6718270B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 滑り性の優れたポリアミドフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6718270B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6411135A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Toyo Boseki Thermoplastic film
JPH08253624A (ja) * 1995-03-14 1996-10-01 Fuji Photo Film Co Ltd 熱可塑性ポリマーフィルム
JPH10168310A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Ube Ind Ltd 滑り性の優れたポリアミドフィルム
JP2000080293A (ja) * 1998-06-30 2000-03-21 Teijin Ltd 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法およびその組成物よりなる二軸配向フィルム
JP2000239522A (ja) * 1999-02-25 2000-09-05 Toray Ind Inc フィルム用ポリアミド樹脂組成物、その製造方法及び2軸延伸フィルム
JP2000255158A (ja) * 1999-03-09 2000-09-19 Mitsubishi Paper Mills Ltd インクジェット記録媒体
JP2000319012A (ja) * 1999-04-30 2000-11-21 Mizusawa Ind Chem Ltd 球状シリカゲル系粒子及びその製法
JP2002029014A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Toyobo Co Ltd 積層フィルム
JP2002256084A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Asahi Kasei Corp アラミドフィルム
JP2002322297A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Toray Ind Inc 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法
JP2002348465A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Unitika Ltd 2軸延伸ポリアミドフィルム
JP2006037070A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Ube Ind Ltd ポリアミド樹脂組成物及びその成形物

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6411135A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Toyo Boseki Thermoplastic film
JPH08253624A (ja) * 1995-03-14 1996-10-01 Fuji Photo Film Co Ltd 熱可塑性ポリマーフィルム
JPH10168310A (ja) * 1996-12-13 1998-06-23 Ube Ind Ltd 滑り性の優れたポリアミドフィルム
JP2000080293A (ja) * 1998-06-30 2000-03-21 Teijin Ltd 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法およびその組成物よりなる二軸配向フィルム
JP2000239522A (ja) * 1999-02-25 2000-09-05 Toray Ind Inc フィルム用ポリアミド樹脂組成物、その製造方法及び2軸延伸フィルム
JP2000255158A (ja) * 1999-03-09 2000-09-19 Mitsubishi Paper Mills Ltd インクジェット記録媒体
JP2000319012A (ja) * 1999-04-30 2000-11-21 Mizusawa Ind Chem Ltd 球状シリカゲル系粒子及びその製法
JP2002029014A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Toyobo Co Ltd 積層フィルム
JP2002256084A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Asahi Kasei Corp アラミドフィルム
JP2002322297A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Toray Ind Inc 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法
JP2002348465A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Unitika Ltd 2軸延伸ポリアミドフィルム
JP2006037070A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Ube Ind Ltd ポリアミド樹脂組成物及びその成形物

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
野呂 純二: "比表面積,細孔分布,粒度分布測定", ぶんせき, vol. 2009年12月号, JPN7019004103, 31 July 2009 (2009-07-31), JP, pages 349 - 355, ISSN: 0004177922 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6718270B2 (ja) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI404750B (zh) Polyamide-based mixed resin film roll and its manufacturing method
JP6350276B2 (ja) 二軸配向ポリアミド系樹脂フィルム
JP2007008096A (ja) ポリアミド系樹脂積層フィルムロールの製造方法
JP3671978B1 (ja) ポリアミド系樹脂フィルムロール、およびその製造方法
JP3829864B1 (ja) ポリアミド系混合樹脂積層フィルムロール、およびその製造方法
JP4898017B2 (ja) 2軸延伸ポリアミドフィルム
JP2018095863A (ja) 二軸延伸ポリアミド樹脂フィルム及びそれを用いた積層体。
JP4618228B2 (ja) ポリアミド系混合樹脂積層フィルムロール、およびその製造方法
JP2007021773A (ja) ポリアミド系混合樹脂積層フィルムロール、およびその製造方法
JP6718271B2 (ja) 滑り性と安定生産性の優れたポリアミドフィルム
JP6718270B2 (ja) 滑り性の優れたポリアミドフィルム
JP4386001B2 (ja) ポリアミド系樹脂積層フィルムロール、およびその製造方法
JP3829863B1 (ja) ポリアミド系樹脂積層フィルムロール、およびその製造方法
JP6538162B2 (ja) ラップフィルム
JP6721269B2 (ja) ポリアミドフィルム
JP4475191B2 (ja) ポリアミド系樹脂積層フィルムロール、およびその製造方法
JP6083320B2 (ja) ポリアミド系ブロック共重合体
JP4962108B2 (ja) ポリアミド系混合樹脂フィルムロール、およびその製造方法
JP2016155928A (ja) 冷間成型用ポリアミドフィルム、これを用いた冷間成型用積層体及び容器
JP2008111055A (ja) 2軸配向ポリプロピレンフィルム
JP5652300B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP2007069569A (ja) 延伸ナイロンフィルム、及びその製造方法
WO2020158281A1 (ja) 2軸配向ポリアミドフィルム及びポリアミドフィルムミルロール
JPH0940862A (ja) フィルム用ポリアミド樹脂組成物およびフィルム
JPH10168309A (ja) 滑り性に優れたポリアミドフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6718270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250