JP2017170281A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリガー部に作用する付勢力を起因として、射出筒部が下方に傾くのを抑制できるトリガー式液体噴出器を提供する。【解決手段】トリガー式液体噴出器1は、液体が収容された容器体Aに装着される噴出器本体2と、前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔4が形成されたノズル部材3と、を備える。噴出器本体は、縦供給筒部10と、射出筒部11と、トリガー部51と、供給手段50と、閉塞部材20と、を備える。閉塞部材および供給手段のうちのいずれか一方には、他方に対して前後方向に当接若しくは近接する規制部20aが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関するものである。
ノズルの下方に延びるトリガー部の操作により、容器体内から液体を吸い上げてノズルから吐出するトリガー式液体噴出器が知られている(例えば下記特許文献1)。
従来のトリガー式液体噴出器では、容器体内と連通する縦供給筒部の上部に、前方に向けて延びる射出筒部が設けられている。射出筒部の前端側には、容器体内の液体を噴射(噴出)させる噴出孔を備えたノズルが配置されている。射出筒部の下方には、前方付勢状態で後方に揺動自在に支持されたトリガー部と、トリガー部の操作によって作動する供給手段と、が配置されている。
前方付勢力に抗してトリガー部が操作されると、供給手段が作動し、縦供給筒部を通して容器体内から液体を吸い上げ、その液体を射出筒部およびノズルの噴出孔を経て前方に噴射させることができる。このとき、トリガー部に作用する前方付勢力を起因として、射出筒部に下方に向けた力が加えられる。トリガー部の操作を解除すると、トリガー部に作用する前方付勢力によってトリガー部が復元変位するとともに、供給手段が待機状態に復帰する。
特開2011−177630号公報
ところで、従来のトリガー式液体噴出器においては、トリガー部に作用する付勢力を大きくする場合があった。
例えばトリガー部の1度の操作(以降、1ストロークと記す)で噴射する液体の量を多くするために、供給手段を大型にする場合がある。このとき、供給手段を作動させるための力が大きくなるのに伴い、作動した供給手段を待機状態に復帰させるのに必要な力も大きくなるため、トリガー部に作用する付勢力も大きくする必要がある。これにより、射出筒部に下方に向けた大きな力が加えられて、射出筒部が下方に傾く場合がある。
また、軽量化などのために射出筒部を薄肉に形成した場合にも、射出筒部に加えられる下方に向けた力によって、射出筒部が下方に傾く場合がある。
上記のように射出筒部が下方に傾くと、射出筒部の前端側に配置されたノズルが下方に変位し、噴出孔が下を向いてしまうおそれや、射出筒部が変形してしまうおそれがあった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、トリガー部に作用する付勢力を起因として、射出筒部が下方に傾くのを抑制できるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部から前方に向けて延設され、内側が前記縦供給筒部の内部に連通した射出筒部と、前記射出筒部から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部と、前記射出筒部の下方に配設され、前記トリガー部の後方への揺動によって、前記液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させる供給手段と、前記射出筒部に対して前記射出筒部の前方側から装着されて前記射出筒部の前端開口部を閉塞するとともに、前記射出筒部内と前記噴出孔とを連通する連通孔が形成された閉塞部材と、を備え、前記閉塞部材および前記供給手段のうちのいずれか一方には、他方に対して前後方向に当接若しくは近接する規制部が形成されていることを特徴とする。
本発明のトリガー式液体噴出器によれば、閉塞部材および供給手段のうちのいずれか一方に、他方に対して前後方向に当接若しくは近接する規制部が形成されているため、トリガー部に作用する前方付勢力を起因として射出筒部に下方に向けた力が加えられ、射出筒部が下方に傾こうとすると、射出筒部に装着された閉塞部材と、供給手段と、により規制部が前後方向に挟まれることにより、射出筒部が下方に傾くのを抑制することができる。これにより、例えば噴出孔が下を向いてしまうことや、射出筒部が変形してしまうことを抑止することができる。
ここで、前記閉塞部材および前記供給手段は、前後方向で互いに対向する対向部を各別に備え、前記規制部は、前記閉塞部材および前記供給手段の各対向部のうちのいずれか一方に形成されていてもよい。
この場合、閉塞部材の対向部と、供給手段の対向部と、が前後方向で互いに対向し、各対向部によって規制部が前後方向に挟まれることにより、射出筒部が下方に傾くのを抑制する効果を確実に奏功させることができる。
また、前記供給手段は、前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ前記縦供給筒部に装着されて内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を備え、前記規制部は、前記閉塞部材および前記シリンダのうちのいずれか一方に形成されていてもよい。
この場合、トリガー部に作用する前方付勢力を起因として射出筒部が下方に傾こうとすると、射出筒部に前方側から装着された閉塞部材と、縦供給筒部に装着されたシリンダと、により規制部が前後方向に挟まれることで、射出筒部に加えられる下方に向けた力を、閉塞部材およびシリンダを介して縦供給筒部が受け止めることができるため、射出筒部が下方に傾くのを確実に抑止することができる。
なお、シリンダを前後方向に延びる円筒状に形成した場合には、シリンダの前後方向における剛性が向上するから、シリンダが前後方向の圧縮力によって変形するのが防止されるため、上記効果をより確実に奏功させることができる。
また、前記噴出器本体は、前記トリガー部を前方付勢状態で支持する弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記射出筒部に固定された固定部と、該固定部の下方に配置され、前記トリガー部に係止された係止部と、を有し、前記規制部は、前記固定部よりも下方で、かつ前記係止部よりも上方に位置していてもよい。
この場合、トリガー部を後方に揺動させると、弾性部材に作用する後方に向けた引張力によって固定部および射出筒部に下向きの力が作用するものの、この下向きの力を、固定部よりも下方に位置する規制部を介して供給手段に直接受け止めさせることが可能となり、この下向きの力によって射出筒部が傾くのを確実に抑止することができる。
また、規制部が上下方向において弾性部材の固定部および係止部の間に配置されるため、上下方向のかさ張りを抑えたコンパクトなトリガー式液体噴出器を提供することができる。
また、前記噴出器本体は、前記トリガー部を前方付勢状態で支持する弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記トリガー部および前記射出筒部の左右方向の両側に各別に配置され、前記規制部は、前記トリガー部を前後方向に貫いていてもよい。
この場合、トリガー部の左右両側に配設された弾性部材がそれぞれトリガー部に付勢力を付与し、かつ規制部がトリガー部を前後方向に貫いているため、トリガー部の左右両側に作用する付勢力を起因として射出筒部が下方に傾くのを、規制部により確実に抑止させることができる。
また、弾性部材がトリガー部の左右両側からトリガー部に付勢力を付与するため、トリガー部が左右方向にねじれるのを抑止しつつ、この左右両側に配設された弾性部材の間において規制部がトリガー部を前後方向に貫いているため、左右方向のかさ張りを抑えたコンパクトなトリガー式液体噴出器を提供することができる。
本発明によれば、トリガー部に作用する付勢力を起因として、射出筒部が下方に傾くのを抑制できるトリガー式液体噴出器を提供することができる。
本実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器のうち、トリガー部、閉塞部材、および上板部材を前方から見た部分断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器において、トリガー部を後方に引いた状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るトリガー式液体噴出器1について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、トリガー式液体噴出器1は、液体を収容する容器体Aに装着され、液体を吸上げる縦供給筒部10を有する噴出器本体2と、液体を噴射する噴出孔4が形成され、噴出器本体2に装着されたノズル部材3と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各部材は、特に記載がなければ合成樹脂を材料として射出成形などにより形成されている。
ここで、本実施形態では、縦供給筒部10の中心軸線を軸線O1とし、この軸線O1に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側という。また、軸線O1に沿った方向を上下方向といい、上下方向に直交する一方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
噴出器本体2は、上下方向に延在する上記縦供給筒部10と、縦供給筒部10から前後方向に沿って延設され、内側が縦供給筒部10の内部に連通した射出筒部11と、を備える。ここで、前後方向のうち、縦供給筒部10から射出筒部11が延びる方向を前側あるいは前方とし、その反対方向を後側あるいは後方という。
さらに噴出器本体2は、射出筒部11に対して前方側から装着されて射出筒部11の前端開口部11aを閉塞するとともに、射出筒部11内と噴出孔4とを連通する連通孔25が形成された閉塞部材20と、射出筒部11から下方に向けて延び、前方付勢状態で後方に揺動自在に配置されたトリガー部51と、射出筒部11の下方に配設され、トリガー部51の後方への揺動によって、液体を縦供給筒部10から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて流通させる供給手段50と、縦供給筒部10および射出筒部11の全体を上方、後方および左右方向から覆うカバー体55と、を備えている。
(縦供給筒部)
縦供給筒部10は、有頂筒状の外筒12と、外筒12内に嵌合される内筒13と、を備えている。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配置され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下端部とを連結するフランジ部12cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。なお、小径部12bの上端開口部は頂壁部12dによって塞がれている。
外筒12において、射出筒部11よりも下方に位置する部分には、前方に向けて突出するシリンダ用筒部40が一体に形成されている。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、部分的に外筒12におけるフランジ部12cと一体に形成されている。
内筒13は、大径部13aと、大径部13aの上方に配置され、かつ大径部13aよりも縮径した小径部13bと、大径部13aの上端部と小径部13bの下端部とを連結するフランジ部13cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。
内筒13の小径部13b内には、容器体A内に配置され、かつ容器体Aの図示しない底部に下端開口が位置するパイプ15の上部が嵌合されている。内筒13のフランジ部13cは、外筒12のフランジ部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12のフランジ部12cよりも下方に位置している。内筒13の大径部13aにおいて、外筒12の大径部12aから下方に突出した部分には、その径方向の外側に向けて突出する環状の鍔部13dが形成されている。鍔部13dは、容器体Aの口部A1に装着(例えば螺着)される装着キャップ14の上端部内に配設され、装着キャップ14の上端部をその軸線回りに回転自在に係止する。鍔部13dは、装着キャップ14と容器体Aの口部A1における上端開口縁とにより上下方向に挟まれる。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の軸線O1は、容器体Aの中心軸に対して後方側に偏心している。
内筒13の内周面には、段差状に形成された弁座32が配設されている。内筒13の内周面のうち弁座32よりも下方に位置し、かつパイプ15の上端よりも上方に位置する部分には、内側に向けて突出する環状のテーパ筒部35が形成されている。
このテーパ筒部35は、下方に向かうに従って漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の吸込弁36が配置されている。吸込弁36は、内筒13内において、テーパ筒部35よりも上方に位置する空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する空間と、を連通および遮断する。
(射出筒部)
射出筒部11は、縦供給筒部10から前方に向けて突出し、後端部が縦供給筒部10における上端部の前側に接続されている。射出筒部11の内部は、外筒12に形成された外側吐出孔16、および内筒13に形成された内側吐出孔17を通じて縦供給筒部10の内部に連通している。
(供給手段)
供給手段50は、吐出弁30と、吸込弁36と、トリガー部51の揺動に連動して前後方向に移動するピストン52と、ピストン52の移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ縦供給筒部10に装着されて内部が縦供給筒部10内に連通したシリンダ53と、からなる。
吐出弁30は上下方向に弾性変形可能に形成され、内筒13の上端部側の内側に配置されている。吐出弁30は、内筒13内に嵌合され、外筒12における頂壁部12dの下面に当接するベース部31と、ベース部31の下方に配置され、内筒13の弁座32に対して上方から当接する弁体33と、ベース部31および弁体33を上下に連結する中空ばね部34と、を備えている。
弁体33は、中空ばね部34によって上方から押圧されており、内筒13の弁座32に対して密接している。これにより弁体33は、内筒13内における弁座32よりも上方に位置する空間と、弁座32よりも下方に位置する空間と、の連通を遮断している。
なお、弁体33は中空ばね部34の付勢力に抗して上昇し、弁座32から離間することで、内筒13内における弁座32よりも上方に位置する空間と、弁座32よりも下方に位置する空間とを連通させる。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後端開口部を塞ぐ後壁部61と、後壁部61の中央部分から前方に向けて突設されるとともに前端が閉塞されたピストンガイド62と、外筒部60の前端開口縁から外筒部60の径方向における外側に突出するフランジ部53a(対向部)と、を備えている。
シリンダ53は、縦供給筒部10に装着されている。本実施形態では、シリンダ53の外筒部60が、縦供給筒部10のシリンダ用筒部40における内側に嵌合されている。後壁部61の後端面は、シリンダ用筒部40における後壁(縦供給筒部10の小径部12b)に前方から当接している。ピストンガイド62は、内側が後方に開口しており、この開口内にシリンダ用筒部40における後壁から前方に向けて突設された嵌合突部41が嵌合されている。
シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が確保されている。
外筒部60には、外筒部60の内側と上記隙間S2とを連通させる第1通気孔63が形成されている。外筒12のフランジ部12cには、上記隙間S2と、外筒12のフランジ部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1と、を連通させる第2通気孔64が形成されている。さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、内筒13の大径部13aおよび装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔65が形成されている。
シリンダ53の後壁部61には、ピストンガイド62の上方に位置する部分に、前後方向に貫く第1貫通孔66が形成されている。図示の例では、後壁部61における第1貫通孔66の開口周縁部には、後方に向けて突出する筒部が形成されており、この筒部が、外筒12の小径部12bに形成された貫通孔内に嵌合されている。第1貫通孔66は、縦供給筒部10の内筒13に形成された第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、吐出弁30と吸込弁36との間に位置する空間に連通している。
これにより、シリンダ53の内側は、第1貫通孔66および第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、吐出弁30と吸込弁36との間に位置する空間に連通している。従って、吐出弁30は、射出筒部11内とシリンダ53内との連通およびその遮断を切替え、吸込弁36は、容器体A内とシリンダ53内との連通およびその遮断を切替える。
ピストン52は、トリガー部51に連結される円柱状の連結部70と、連結部70よりも後方に位置し、連結部70よりも大径とされたピストン筒71と、を備え、全体として後方に開口した筒状に形成されている。
なお、シリンダ53およびピストン52は、前後方向に沿って延びる図示しない共通の軸線上に配置されている。
ピストン筒71は、後方に向けて開口し、かつ内部にピストンガイド62が挿入されるピストン本体部72と、ピストン本体部72の後端部からその径方向の外側に向けて突出するフランジ部74と、フランジ部74の径方向における外周縁から前方および後方に突出し、かつ外筒部60の内周面に密に摺接する摺動筒部73と、を備えている。
ピストン本体部72の内径は、ピストンガイド62の外径よりも大きい。図示の例では、ピストン本体部72の内周面とピストンガイド62の外周面との間には若干の隙間があいている。
フランジ部74は前後方向から見て環状に形成されており、ピストン本体部72と摺動筒部73とを連結している。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方および後方に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成され、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが外筒部60の内周面に対して摺接する。
なお、シリンダ53の外筒部60における内径を大きくして、トリガー部51の1ストローク当たりの噴出量を増加させる場合には、ピストン52のフランジ部74における外径を大きくすればよい。
ピストン52の連結部70は、後述する連結軸86を介してトリガー部51に連結されている。これにより、ピストン52は、トリガー部51とともに後述する弾性部材54の付勢力によって前方に付勢されているとともに、トリガー部51の後方への移動に伴って後方に移動してシリンダ53内に押し込まれる。
また、トリガー部51が、その揺動しうる範囲のうち最前方の位置(以降、待機位置と記す)にあるときに、ピストン52の摺動筒部73は第1通気孔63を閉塞している。そして、トリガー部51の後方への揺動によってピストン52が所定量だけ後方に移動したときに、摺動筒部73が第1通気孔63を開放する。これにより、容器体Aの内部は、第3通気孔65、第2通気孔64および第1通気孔63を通じて外部に連通する。
(トリガー部)
トリガー部51は、左右方向から見て後方に向けて凹状に湾曲する前面を有する主板部材80と、主板部材80の左右の側縁部から後方に向けて起立する一対の側板部材81と、を備えている。
一対の側板部材81の上端部には、射出筒部11の側方に至るまで上方に延出し、射出筒部11を左右方向から挟み込む一対の連結板82が形成されている。一対の連結板82には、左右方向の外側に向けて回転軸部83がそれぞれ突設されている。これら回転軸部83は、後述する上板部材84の一対の軸受け部84bに回動可能に支持されている。これにより、トリガー部51は、回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能に支持されている。
トリガー部51には、主板部材80を前後方向に貫通する開口部51aが形成されているとともに、開口部51aの周縁部から後方に向けて延びる連結筒85が形成されている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。一対の連結軸86は、ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に各別に挿入されている。これにより、トリガー部51とピストン52とは、互いに連結されている。
なお、ピストン52の連結部70は、連結軸86に対してその軸線回りに回動可能とされ、かつ上下方向で所定量だけ移動可能に連結されている。これにより、トリガー部51の前後方向への揺動に伴って、ピストン52は前後方向に移動可能とされている。
(上板部材)
射出筒部11の上面には上板部材84が取り付けられている。上板部材84は、上下方向から見て略矩形状に形成され、かつ射出筒部11の上面に固定された上面板84aと、上面板84aの左右方向の両端部から、下方に向けて各別に突出する一対の弾性部材54および一対の軸受け部84bと、を備える。一対の軸受け部84bおよび一対の弾性部材54は、左側の部分と右側の部分とでそれぞれ同一形状に形成されている。一対の弾性部材54は、トリガー部51および射出筒部11の左右方向の両側に各別に配置されるとともに、トリガー部51を前方付勢状態で支持している。
なお、本実施形態では上面板84aと、一対の軸受け部84bと、一対の弾性部材54と、が一体に形成されているが、それぞれが別体として形成されていてもよい。
一対の弾性部材54は、左右方向から見て前方に凸の円弧状に形成され、射出筒部11の上端部からピストン52における連結部70の下端部まで上下方向に延在している。
一対の弾性部材54は、上下方向に延びるとともに左右方向から見て互いに同心の円弧状に形成された主板ばね54aおよび副板ばね54bと、これら板ばね54a、54bの上端部同士を接続する固定部54eと、これら板ばね54a、54bの下端部同士を接続する折り返し部54cと、折り返し部54cから下方に向けて突設された係止部54dと、を備えている。
主板ばね54aは副板ばね54bよりも前側に位置している。折返し部54cは下方に向けて突の円弧状に形成されている。
係止部54dは、トリガー部51の側板部材81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて、このポケット部81aに係止されている。これにより、弾性部材54は、係止部54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方付勢状態で支持している。
固定部54eは、折り返し部54cと同様の円弧状に形成されている。固定部54eは上面板84aに固定されており、上面板84aは射出筒部11に固定されている。このため、主板ばね54aおよび副板ばね54bは、射出筒部11に固定された固定部54eを固定端として弾性変形する。
一対の軸受け部84bは、一対の弾性部材54よりも後方に配置されている。一対の軸受け部84bは後方に向けて開口するC字状に形成されており、トリガー部51の回転軸部83を回転可能に支持している。
なお、トリガー部51が待機位置から後方に引かれると、弾性部材54はトリガー部51のポケット部81aおよび係止部54dを介して後方に向けた力(後述する反力F)を受ける。この力により、弾性部材54は固定部54eが固定された状態で折返し部54cが後方に移動するように弾性変形させられる。このとき、主板ばね54aが副板ばね54bよりも大きく弾性変形する。
また、係止部54dは、弾性部材54の弾性変形に伴ってポケット部81aに対して漸次上方に移動するが、トリガー部51が、その揺動しうる範囲のうち最後方の位置に至ってもポケット部81aへの係合状態を維持する。
(閉塞部材)
閉塞部材20は、射出筒部11の前端開口部11aよりも前側に位置し、前端開口部11aに対して対向配置された対向板部21(対向部)と、対向板部21から後方に向けて延び、射出筒部11に外嵌された第1筒部22と、対向板部21から前方に向けて延びる第2筒部23と、第2筒部23の内側に位置し、かつ対向板部21から前方に向けて延びる中央突部24と、対向板部21のうち、第1筒部22より下方に位置する部分から後方に延在する規制部20aと、を備えている。
対向板部21は前後方向から見て略矩形状に形成されている。対向板部21の下端部は、シリンダ53のフランジ部53aと前後方向で対向している。
中央突部24は、第2筒部23よりも前方に突出することなく、第2筒部23の内側に収まるように形成されている。
なお、閉塞部材20の下端部が、トリガー部51の主板部材80の上端部に対して前方から当接することで、トリガー部51を待機位置に位置決めしている。
第2筒部23および中央突部24は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。前記連通孔25は、対向板部21のうち、中央突部24の上方に位置し、かつ第2筒部23の内側に位置する部分に形成されている。連通孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。これにより、第2筒部23の内部は、連通孔25を通じて射出筒部11の内部に連通している。
図2に示すように、規制部20aは閉塞部材20に左右方向に間隔を空けて一対形成されている。一対の規制部20aは、トリガー部51を前後方向に貫通している。
また、図1および図2に示すように、一対の規制部20aは左右方向から見て略矩形の板状に形成されている。一対の規制部20aの後端面は、シリンダ53のフランジ部53aに、フランジ部53aの前方から当接若しくは近接している。一対の規制部20aは、弾性部材54の固定部54eよりも下方で、かつ弾性部材54の係止部54dよりも上方に位置している。
なお、一対の規制部20aは前後方向に延びる板状に形成されているため、前後方向の圧縮力に対して剛性が高く、変形しにくい。
(ノズル部材)
ノズル部材3は噴出器本体2よりも前方側に配置され、噴出孔4が形成されたノズル体152と、液体の噴出形態を霧状および泡状等に切り替えるためのノズル板175と、を備えている。
ノズル板175は、左右方向に延びる軸部176を備え、ノズル体152に対してこの軸部176回りに揺動可能に取り付けられている。
ノズル体152は、閉塞部材20の第2筒部23に装着される。ノズル体152は、噴出孔4が形成されたノズル壁部170と、ノズル壁部170から後方に向けて延び、第2筒部23に対して前方から外嵌される外嵌筒部221と、を備えている。
なお、外嵌筒部221は、第2筒部23に対して前方に抜け止めがされた状態で回転可能に装着されている。つまり、ノズル体152は第2筒部23の軸線回りに回転可能とされている。
ノズル壁部170のうち外嵌筒部221の内側に位置する部分には、閉塞部材20の中央突部24に対して回転可能に外嵌する被支持筒部172が後方に向けて突設されている。被支持筒部172の内周面には、前後方向に沿って延びる第1凹溝172aが形成されている。
ノズル壁部170の後面のうち、被支持筒部172の内側に位置する部分には、旋回路12eが凹状に形成されている。
中央突部24の外周面における前端部には、第1凹溝172aと旋回路12eとを連通可能な第2凹溝182aが形成されている。第1凹溝172aと第2凹溝182aとは、ノズル体152の、中央突部24回りに沿う所定の回転位置で連通し、それ以外の回転位置で非連通状態となる。
なお、被支持筒部172と外嵌筒部221との間には、第2筒部23の内側に密接するシール筒部178が設けられている。
第2筒部23と、ノズル体152の被支持筒部172と、の間には、筒状の通過空間183が形成されている。通過空間183は、上述した第1凹溝172aおよび第2凹溝182aが互いに連通したときに、第1凹溝172a、第2凹溝182aおよび旋回路12eを通じて噴出孔4に連通する。第1凹溝172aおよび第2凹溝182aにより、導入路186が構成されている。
(トリガー式液体噴出器の作用)
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1の作用について説明する。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10から液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
トリガー部51を弾性部材54の付勢力に抗して後方に引くと、トリガー部51の後方移動に伴ってピストン52が後退するので、シリンダ53内の液体を、第1貫通孔66および第2貫通孔67を通じて縦供給筒部10の内筒13に導入することができる。すると、内筒13に導入された液体は、吸込弁36を押し下げて閉弁させるとともに、吐出弁30を押し上げて開弁させるので、内側吐出孔17および外側吐出孔16を通じて射出筒部11内に液体を導入することができる。
これにより、射出筒部11の内圧が上昇するので、射出筒部11内の液体を、連通孔25、通過空間183、導入路186および旋回路12eを通じて噴出孔4から前方に向けて噴射することができる。
そして、トリガー部51を引く操作を止めて該トリガー部51を解放すると、弾性部材54の弾性復元力によってトリガー部51が前方に付勢されて待機位置に復帰するので、これに伴ってピストン52が前方移動する。そのため、シリンダ53内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、吸込弁36を押し上げて開弁させ、シリンダ53内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。なお、吐出弁30は閉弁している。
ここで、トリガー部51が後方に引かれたときに、各部材に作用する力の関係を図3を用いて説明する。
トリガー部51が弾性部材54による前方付勢力に抗して後方に引かれると、弾性部材54には前方付勢力の反力Fが作用する。この反力Fは、図3中の矢印Fによって示されるように、弾性部材54が係止部54dにおいてトリガー部51から受ける後方に向けた力である。
反力Fにより、主板ばね54aおよび副板ばね54bは後方かつ下方に向けて引っ張られるため、弾性部材54の固定部54eには、図3の矢印Tによって示される引張力Tが作用する。そして、固定部54eは上面板84aとともに射出筒部11に固定されているため、射出筒部11は引張力Tによる下方に向けた力を受ける。
このように、弾性部材54がトリガー部51に作用させる前方付勢力を起因として、射出筒部11に下方に向けた力が加えられるため、前方付勢力が大きくなると射出筒部11に加えられる下方に向けた力も大きくなる。
射出筒部11は縦供給筒部10から前方に向けて突出している。このため、射出筒部11に下向きの力が加えられると、射出筒部11は縦供給筒部10との接続部を基点として下方に撓もうとする。
このとき、射出筒部11の前方側には閉塞部材20が装着されており、閉塞部材には対向板部21から後方に向けて延在する規制部20aが形成されている。そして、規制部20aの後端面はシリンダ53のフランジ部53aに当接若しくは近接しているため、射出筒部11が下方に撓もうとすると、規制部20aの後端面がシリンダ53のフランジ部53aに当接して、これを押圧する。そして、シリンダ53は縦供給筒部10に装着されているため、シリンダ53が規制部20aから受けた押圧力は、縦供給筒部10に受け止められる。
このようにして、射出筒部11に加えられる下方に向けた力を、閉塞部材20の規制部20aを介してシリンダ53および縦供給筒部10が受け止めるため、射出筒部11が下方に傾くのを防止することができる。これにより、例えば1ストロークあたりの噴射量を大きくするために、シリンダ53の外筒部60における内径を大きくして、シリンダ53に対してピストン52が摺動する際に発生する抵抗が大きくなるのに伴ってトリガー部51の前方付勢力を大きくした場合であっても、射出筒部11が下方に向けて撓むのを防ぐことができるため、ノズル部材3が下方に移動して噴出孔4が下方を向き、内容物が吐出される方向が下方を向くのを抑止することができる。
また、軽量化や小型化などのために射出筒部11を薄肉に形成した場合にも、同様にして射出筒部11が下方に傾くのを抑止することができる。
なお、規制部20aはシリンダ53のフランジ部53aから前方に向けて延在していてもよい。この場合には、シリンダ53のフランジ部53aから前方に向けて延在する規制部20aの前端部は、閉塞部材20の対向板部21における下端部の後側面に、後方から当接若しくは近接する。このような構成を採用した場合であっても、射出筒部11が下方に向けて撓もうとすると、規制部20aが閉塞部材20とシリンダ53とにより前後方向に挟まれて、射出筒部11が下方に向けて傾くのを抑止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、トリガー部51に作用する前方付勢力を起因として射出筒部11に下方に向けた力が加えられ、射出筒部11が下方に傾こうとすると、閉塞部材20と供給手段50とにより規制部20aが前後方向に挟まれることにより、射出筒部11が下方に傾いて噴出孔4が下方を向くのを抑止することができる。
また、閉塞部材20の対向板部21と、シリンダ53のフランジ部53aと、が前後方向で互いに対向し、対向板部21とフランジ部53aとによって規制部20aが前後方向に挟まれているため、射出筒部11が下方に傾いて噴出孔4が下方を向くのを抑止する効果を確実に奏功させることができる。
また、トリガー部51に作用する前方付勢力を起因として射出筒部11が下方に傾こうとすると、射出筒部11に前方側から装着された閉塞部材20と、縦供給筒部10に装着されたシリンダ53と、により規制部20aが前後方向に挟まれることで、射出筒部11に加えられる下方に向けた力を、閉塞部材20およびシリンダ53を介して縦供給筒部10が受け止めることができるため、射出筒部11が下方に傾いて噴出孔4が下方を向くのを確実に抑止することができる。
さらに、シリンダ53が前後方向に延びる円筒状に形成されているため、シリンダ53の前後方向における剛性は大きく、シリンダ53が前後方向に圧縮する力によって変形することが防止されるため、上記効果をより確実に奏功させることができる。
また、トリガー部51を後方に揺動させると、弾性部材54に作用する後方に向けた引張力Tによって弾性部材54の固定部54eおよび射出筒部11に下向きの力が作用するものの、この下向きの力を、固定部54eよりも下方に位置する規制部20aを介してシリンダ53に直接受け止めさせることが可能となり、この下向きの力によって射出筒部11が傾くのを確実に抑止することができる。
また、規制部20aが上下方向において弾性部材54の固定部54eおよび係止部54dの間に配置されているため、上下方向のかさ張りを抑えたコンパクトなトリガー式液体噴出器1を提供することができる。
また、トリガー部51の左右両側に配設された弾性部材54がそれぞれトリガー部51に付勢力を付与し、かつ規制部20aがトリガー部51を前後方向に貫いているため、トリガー部51の左右両側に作用する付勢力を起因として射出筒部11が下方に傾くのを、規制部20aが確実に抑止させることができる。
また、弾性部材54がトリガー部51の左右両側からトリガー部51に付勢力を付与するため、弾性部材54が左右のいずれか一方に配置された場合と比較してトリガー部51が左右方向にねじれるのを抑止しつつ、この左右両側に配設された弾性部材54の間において規制部20aがトリガー部51を前後方向に貫いているため、左右方向のかさ張りを抑えたコンパクトなトリガー式液体噴出器1を提供することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、主板ばね54aおよび副板ばね54bを備える合成樹脂により形成された弾性部材54を用いたが、これに限られず、引張コイルバネを用いてトリガー部51に前方付勢力を作用させてもよい。
また、前記実施形態ではシリンダ53とピストン52とを備える供給手段50を用いたが、これに限られず、例えば蛇腹状に収縮変形するポンプを備えた供給手段によって縦供給筒部10内から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて容器体A内の液体を流通させる供給手段を採用してもよい。
また、前記実施形態では、1対の規制部20aを備えた閉塞部材20を用いたが、これに限られず、1つまたは3つ以上の規制部を備えた閉塞部材を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…トリガー式液体噴出器、2…噴出器本体、3…ノズル部材、4…噴出孔、10…縦供給筒部、11…射出筒部、20…閉塞部材、20a…規制部、23…第2筒部、50…供給手段、51…トリガー部、52…ピストン、53…シリンダ、54…弾性部材、54d…係止部、54e…固定部

Claims (5)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部から前方に向けて延設され、内側が前記縦供給筒部の内部に連通した射出筒部と、
    前記射出筒部から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に揺動自在に配設されたトリガー部と、
    前記射出筒部の下方に配設され、前記トリガー部の後方への揺動によって、前記液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させる供給手段と、
    前記射出筒部に対して前記射出筒部の前方側から装着されて前記射出筒部の前端開口部を閉塞するとともに、前記射出筒部内と前記噴出孔とを連通する連通孔が形成された閉塞部材と、を備え、
    前記閉塞部材および前記供給手段のうちのいずれか一方には、他方に対して前後方向に当接若しくは近接する規制部が形成されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記閉塞部材および前記供給手段は、前後方向で互いに対向する対向部を各別に備え、
    前記規制部は、前記閉塞部材および前記供給手段の各対向部のうちのいずれか一方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記供給手段は、
    前記トリガー部の揺動に連動して前後方向に移動するピストンと、
    前記ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ前記縦供給筒部に装着されて内部が前記縦供給筒部内に連通したシリンダと、を備え、
    前記規制部は、前記閉塞部材および前記シリンダのうちのいずれか一方に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記噴出器本体は、前記トリガー部を前方付勢状態で支持する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、前記射出筒部に固定された固定部と、該固定部の下方に配置され、前記トリガー部に係止された係止部と、を有し、
    前記規制部は、前記固定部よりも下方で、かつ前記係止部よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記噴出器本体は、前記トリガー部を前方付勢状態で支持する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、前記トリガー部および前記射出筒部の左右方向の両側に各別に配置され、
    前記規制部は、前記トリガー部を前後方向に貫いていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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