JP6621362B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関するものである。
ノズルの下方に延びるトリガー部の操作により、容器体内から液体を吸い上げてノズルから吐出するトリガー式液体噴出器が知られている(例えば下記特許文献1)。
従来のトリガー式液体噴出器では、容器体内と連通する縦供給筒部の上部に、前方に向けて延びる射出筒部が設けられている。射出筒部の前端側には、容器体内の液体を噴射(噴出)させる噴出孔を備えたノズルが配置されている。射出筒部の下方には、前方付勢状態で後方に揺動自在に支持されたトリガー部と、トリガー部の操作によって作動する供給手段と、が配置されている。
前方付勢力に抗してトリガー部が操作されると、供給手段が作動し、縦供給筒部を通して容器体内から液体を吸い上げ、その液体を射出筒部およびノズルの噴出孔を経て前方に噴射させることができる。
特開2011−177630号公報
ところで、近年では高齢化の進行などに伴い、供給手段を作動させるための操作力が低減された、誰でも容易に操作可能なトリガー式液体噴出器が求められている。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、供給手段を作動させるための操作力を低減することにより、操作を容易にしたトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部から前方に向けて延設され、内側が前記縦供給筒部の内部に連通した射出筒部と、前記射出筒部から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に揺動自在に配設された第1トリガー部と、前記射出筒部から下方に向けて延びるとともに、前記第1トリガー部の後方への揺動に連動して後方に揺動する第2トリガー部と、前記射出筒部の下方に配設され、前記第2トリガー部の後方への揺動によって、前記液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させる供給手段と、を備え、前記第2トリガー部の揺動中心は、前記縦供給筒部よりも前方に配設され、前記第1トリガー部の揺動中心は、前記第2トリガー部の揺動中心よりも前方に配設されていることを特徴とする。
本発明のトリガー式液体噴出器によれば、第1トリガー部の揺動中心が第2トリガー部の揺動中心よりも前方に配設されることにより、第1トリガー部の回動量を大きくしつつ、この第1トリガー部に連動させて第2トリガー部を後方に揺動させ、これによって供給手段を作動させる。そして、第1トリガー部に作用する仕事量と第2トリガー部に作用する仕事量は略同等であるため、回動量の大きい第1トリガー部に作用する力の方が、第2トリガー部に作用する力よりも小さくなり、供給手段を作動させるための第1トリガー部の後方に向けた操作力を低減することができる。
ここで、前記第1トリガー部の揺動中心が、前記第2トリガー部の揺動中心よりも下方に配設されていてもよい。
この場合、第1トリガー部の回動量を確保しつつ第1トリガー部の長さを抑えることが可能になり、上下方向のかさ張りを抑えたコンパクトなトリガー式液体噴出器を提供することができる。
また、前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、前記第1トリガー部の揺動中心から前記トルク伝達部までの距離が、前記第2トリガー部の揺動中心から前記トルク伝達部までの距離よりも小さくてもよい。
この場合、第1トリガー部の揺動中心からトルク伝達部までの距離を小さくすることで、第1トリガー部に作用する後方に向けた操作力を、効率よく第2トリガー部を揺動軸まわりに回転させるトルクに変換することが可能となり、第1トリガー部の操作力をより低減することができる。
また、前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、前記トルク伝達部が、前記供給手段よりも下方に配設されていてもよい。
この場合、第2トリガー部の揺動中心からトルク伝達部までの距離が、第2トリガー部の揺動中心から供給手段までの距離よりも大きくなるため、第2トリガー部がトルク伝達部において第1トリガー部から受ける力を梃子の原理により増幅させて供給手段に作用させることができる。
また、前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、上下方向および前後方向に沿う縦断面視において、前記第1トリガー部の揺動中心と前記トルク伝達部とを結ぶ第1仮想線と、前記第2トリガー部の揺動中心と前記トルク伝達部とを結ぶ第2仮想線と、がなす角度が鋭角であってもよい。
この場合、第1トリガー部がトルク伝達部を介して第2トリガー部を押す力のうち、第2トリガー部を揺動中心まわりに回転させるトルクに変換される分力の成分が大きくなり、より効率よく第2トリガー部にトルクを伝達することができる。
また、前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、前記トルク伝達部は、前記第1トリガー部および前記第2トリガー部のうちのいずれか一方に形成されるとともに、前記第1トリガー部の後方への揺動に連動して、他方に摺動してもよい。
この場合、第2トリガー部を第1トリガー部に簡易な構成でスムーズに連動させて、第1トリガー部から第2トリガー部へと効率よくトルクを伝達することができる。
本発明によれば、供給手段を作動させるための操作力を低減することにより、操作を容易にしたトリガー式液体噴出器を提供することができる。
本実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器において、トリガー部を後方に引いた状態を示す縦断面図である。 図1に示すトリガー式液体噴出器のうち、第1トリガー部、第2トリガー部、およびピストンの各部の位置関係を説明する縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るトリガー式液体噴出器1について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、トリガー式液体噴出器1は、液体を収容する容器体Aに装着され、液体を吸上げる縦供給筒部10を有する噴出器本体2と、液体を噴射する噴出孔4が形成され、噴出器本体2に装着されたノズル部材3と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各部材は、特に記載がなければ合成樹脂を材料として射出成形などにより形成されている。
ここで、本実施形態では、縦供給筒部10の中心軸線を軸線O1とし、この軸線O1に沿って容器体A側を下側、その反対側を上側という。また、軸線O1に沿った方向を上下方向といい、上下方向に直交する一方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方向に直交する方向を左右方向という。
噴出器本体2は、上下方向に延在する上記縦供給筒部10と、縦供給筒部10から前後方向に沿って延設され、内側が縦供給筒部10の内部に連通した射出筒部11と、を備える。ここで、前後方向のうち、縦供給筒部10から射出筒部11が延びる方向を前側あるいは前方とし、その反対方向を後側あるいは後方という。
さらに噴出器本体2は、射出筒部11に対して前方側から装着されて射出筒部11の前端開口部を閉塞するとともに、射出筒部11内と噴出孔4とを連通する連通孔25が形成された閉塞部材20と、射出筒部11から下方に向けて延び、前方付勢状態で後方に揺動自在に配置された第1トリガー部51と、射出筒部11から下方に向けて延設されるとともに、第1トリガー部51の後方への揺動に連動して後方に揺動する第2トリガー部90と、射出筒部11の下方に配設され、第2トリガー部90の後方への揺動によって、液体を縦供給筒部10から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて流通させる供給手段50と、を備えている。
(縦供給筒部)
縦供給筒部10は、有頂筒状の外筒12と、外筒12内に嵌合される内筒13と、を備えている。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配置され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下端部とを連結するフランジ部12cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。なお、小径部12bの上端開口部は頂壁部12dによって塞がれている。
外筒12において、射出筒部11よりも下方に位置する部分には、前方に向けて突出するシリンダ用筒部40が一体に形成されている。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、部分的に外筒12におけるフランジ部12cと一体に形成されている。
内筒13は、大径部13aと、大径部13aの上方に配置され、かつ大径部13aよりも縮径した小径部13bと、大径部13aの上端部と小径部13bの下端部とを連結するフランジ部13cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。
内筒13の小径部13b内には、容器体A内に配置され、かつ容器体Aの図示しない底部に下端開口が位置するパイプ15の上部が嵌合されている。内筒13のフランジ部13cは、外筒12のフランジ部12cとの間に隙間S1を確保した状態で、外筒12のフランジ部12cよりも下方に位置している。内筒13の大径部13aにおいて、外筒12の大径部12aから下方に突出した部分には、その径方向の外側に向けて突出する環状の鍔部13dが形成されている。鍔部13dは、容器体Aの口部A1に装着(例えば螺着)される装着キャップ14の上端部内に配設され、装着キャップ14の上端部をその軸線回りに回転自在に係止する。鍔部13dは、装着キャップ14と容器体Aの口部A1における上端開口縁とにより上下方向に挟まれる。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の軸線O1は、容器体Aの中心軸に対して後方側に偏心している。
内筒13の内周面には、段差状に形成された弁座32が配設されている。内筒13の内周面のうち弁座32よりも下方に位置し、かつパイプ15の上端よりも上方に位置する部分には、内側に向けて突出する環状のテーパ筒部35が形成されている。
このテーパ筒部35は、下方に向かうに従って漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の吸込弁36が配置されている。吸込弁36は、内筒13内において、テーパ筒部35よりも上方に位置する空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する空間と、を連通および遮断する。
(射出筒部)
射出筒部11は、縦供給筒部10から前方に向けて突出し、後端部が縦供給筒部10における上端部の前側に接続されている。射出筒部11の内部は、外筒12に形成された外側吐出孔16、および内筒13に形成された内側吐出孔17を通じて縦供給筒部10の内部に連通している。
(供給手段)
供給手段50は、吐出弁30と、吸込弁36と、第2トリガー部90の揺動に連動して前後方向に移動するピストン52と、ピストン52の移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ縦供給筒部10に装着されて内部が縦供給筒部10内に連通したシリンダ53と、からなる。
吐出弁30は上下方向に弾性変形可能に形成され、内筒13の上端部側の内側に配置されている。吐出弁30は、内筒13内に嵌合され、外筒12における頂壁部12dの下面に当接するベース部31と、ベース部31の下方に配置され、内筒13の弁座32に対して上方から当接する弁体33と、ベース部31および弁体33を上下に連結する中空ばね部34と、を備えている。
弁体33は、中空ばね部34によって上方から押圧されており、内筒13の弁座32に対して密接している。これにより弁体33は、内筒13内における弁座32よりも上方に位置する空間と、弁座32よりも下方に位置する空間と、の連通を遮断している。
なお、弁体33は中空ばね部34の付勢力に抗して上昇し、弁座32から離間することで、内筒13内における弁座32よりも上方に位置する空間と、弁座32よりも下方に位置する空間とを連通させる。
シリンダ53は、前方に向けて開口する外筒部60と、外筒部60の後端開口部を塞ぐ後壁部61と、後壁部61の中央部分から前方に向けて突設されるとともに前端が閉塞されたピストンガイド62と、外筒部60の前端開口縁から外筒部60の径方向における外側に突出するフランジ部と、を備えている。
シリンダ53は、縦供給筒部10に装着されている。本実施形態では、シリンダ53の外筒部60が、縦供給筒部10のシリンダ用筒部40における内側に嵌合されている。後壁部61の後端面は、シリンダ用筒部40における後壁(縦供給筒部10の小径部12b)に前方から当接している。ピストンガイド62は、内側が後方に開口しており、この開口内にシリンダ用筒部40における後壁から前方に向けて突設された嵌合突部41が嵌合されている。
シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が確保されている。
外筒部60には、外筒部60の内側と上記隙間S2とを連通させる第1通気孔63が形成されている。外筒12のフランジ部12cには、上記隙間S2と、外筒12のフランジ部12cと内筒13のフランジ部13cとの間に画成された隙間S1と、を連通させる第2通気孔64が形成されている。さらに、内筒13のフランジ部13cには、上記隙間S1と、内筒13の大径部13aおよび装着キャップ14の内側と、を連通させる第3通気孔65が形成されている。
シリンダ53の後壁部61には、ピストンガイド62の上方に位置する部分に、前後方向に貫く第1貫通孔66が形成されている。図示の例では、後壁部61における第1貫通孔66の開口周縁部には、後方に向けて突出する筒部が形成されており、この筒部が、外筒12の小径部12bに形成された貫通孔内に嵌合されている。第1貫通孔66は、縦供給筒部10の内筒13に形成された第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、吐出弁30と吸込弁36との間に位置する空間に連通している。
これにより、シリンダ53の内側は、第1貫通孔66および第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、吐出弁30と吸込弁36との間に位置する空間に連通している。従って、吐出弁30は、射出筒部11内とシリンダ53内との連通およびその遮断を切替え、吸込弁36は、容器体A内とシリンダ53内との連通およびその遮断を切替える。
ピストン52は、第2トリガー部90に連結される円柱状の連結部70と、連結部70よりも後方に位置し、連結部70よりも大径とされたピストン筒71と、を備え、全体として後方に開口した筒状に形成されている。
なお、シリンダ53およびピストン52は、前後方向に沿って延びる図示しない共通の軸線上に配置されている。
ピストン筒71は、後方に向けて開口し、かつ内部にピストンガイド62が挿入されるピストン本体部72と、ピストン本体部72の後端部から前方および後方に突出し、かつ外筒部60の内周面に密に摺接する摺動筒部73と、を備えている。
ピストン本体部72の内径は、ピストンガイド62の外径よりも大きい。図示の例では、ピストン本体部72の内周面とピストンガイド62の外周面との間には若干の隙間があいている。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方および後方に向かうに従って漸次拡径するテーパ状に形成され、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが外筒部60の内周面に対して摺接する。
ピストン52の連結部70は、後述する一対の連結軸97を介して第2トリガー部90に連結されている。これにより、ピストン52は、第2トリガー部90とともに後述する弾性部材54の付勢力によって前方に付勢されているとともに、第2トリガー部90の後方への移動に伴って後方に移動してシリンダ53内に押し込まれる。
また、第2トリガー部90が、その揺動しうる範囲のうち最前方の位置(以降、待機位置と記す)にあるときに、ピストン52の摺動筒部73は第1通気孔63を閉塞している。そして、第2トリガー部90の後方への揺動によってピストン52が所定量だけ後方に移動したときに、摺動筒部73が第1通気孔63を開放する。これにより、容器体Aの内部は、第3通気孔65、第2通気孔64および第1通気孔63を通じて外部に連通する。
(第1トリガー部)
第1トリガー部51は、左右方向から見て後方に向けて凹状に湾曲する前面を有する主板部80と、主板部80の左右の側縁部から後方に向けて起立する一対の側板部81と、を備えている。
一対の側板部81の上端部には、左右方向に沿って延びる揺動軸部83が形成されている。揺動軸部83の左右方向の両端部は、一対の側板部81の左右方向における内側にそれぞれ連結されている。揺動軸部83は、後述する閉塞部材20の軸受け部26に回動可能に支持されている。これにより、第1トリガー部51は、第1揺動中心C1を中心に後方に向けて揺動可能に支持されている。
なお、第1トリガー部51の第1揺動中心C1は供給手段50の前方かつ上方に配設されている。
(第2トリガー部)
第2トリガー部90は、左右方向から見た側面視で上方から下方に向けて直線状に延びるとともに、その上端部が射出筒部11を左右方向に挟み込む一対の側板部92を備えている。一対の側板部92の下端部はそれぞれ前方に向けて突出している。一対の側板部92の上端部には、一対の揺動軸部91が左右方向の外側に向けて突設されている。一対の揺動軸部91は、射出筒部11の上方を覆う上板部材84に設けられた軸受け部84bにより、それぞれ揺動自在に支持されている。これにより、第2トリガー部90は第2揺動中心C2を中心として揺動可能となっている。
一対の側板部92の間には、縦断面で後方に向けて開口するC字状を呈する補強リブ93と、補強リブ93よりも下方に配設され、左右方向の内側に向けて突出した円柱状の一対の連結軸97と、一対の連結軸97よりも下方に配設され、第2トリガー部90の揺動方向に略沿う方向に延びる補強壁94と、補強壁94の前端部から下方に向かうに従い漸次前方に向かって延びる上側突出壁95と、上側突出壁95の下端部から下方に向かうに従い後方に向かって延びる下側突出壁96と、が形成されている。
第2トリガー部90には、その上下方向の中央部において、補強リブ93の下端面と、補強壁94の上端面と、一対の側板部92と、により前後方向に貫く開口90cが画成されており、一対の連結軸97はこの開口90cの内側に配設されている。一対の連結軸97は、ピストン52の連結部70に形成された一対の連結孔70aにそれぞれ挿入されている。これにより、第2トリガー部90とピストン52とは、互いに連結されている。開口90cにはピストン52の連結部70が挿通されている。
なお、ピストン52の連結部70に形成された一対の連結孔70aは、側面視で上下方向に長い長方形状に形成されており、第2トリガー部90の一対の連結軸97は、一対の連結孔70aに対して上下方向に所定量だけ移動可能に連結されている。これにより、第2トリガー部90の第2揺動中心C2まわりの後方への揺動に伴って、ピストン52は後方に移動可能とされている。
第2トリガー部90の下端部には、補強壁94と、上側突出壁95と、下側突出壁96と、一対の側板部92と、により、前方に向けて突出する突出部90aが形成されている。そして本実施形態では、突出部90aは略三角柱状に形成されており、その前側に突出する丸みを帯びた角部に相当する部分が、トルク伝達部90bとして第1トリガー部51の主板部80に当接し、第1トリガー部51からの力を受ける。トルク伝達部90bは、上側突出壁95と下側突出壁96との接続部分に位置しており、第2トリガー部90において最も前方に位置する。
なお、第2トリガー部90の第2揺動中心C2は、第1トリガー部51の第1揺動中心C1よりも後方かつ上方に配設されている。また、第2トリガー部90の第2揺動中心C2は、供給手段50の上方に配設されている。第2トリガー部90の一対の連結軸97は、第1トリガー部51の第1揺動中心C1よりも後方かつ下方に配設されている。第2トリガー部90のトルク伝達部90bは、第1トリガー部51の第1揺動中心C1の下方かつやや前方に配設されている。
ここで、第1トリガー部51、第2トリガー部90、およびピストン52の各部分の位置関係について図3を用いて説明する。図3は、上下方向および前後方向の双方向に沿う縦断面図である。
図3に示すように、第2トリガー部90のトルク伝達部90bから第1トリガー部51の第1揺動中心C1までの距離Rは、トルク伝達部90bから第2トリガー部90の第2揺動中心C2までの距離Rよりも小さい。第2トリガー部90の一対の連結軸97の中心から第2トリガー部90の第2揺動中心C2までの距離Rは、前記Rよりも小さい。
トルク伝達部90bと第1トリガー部51の第1揺動中心C1とを結ぶ第1仮想線Lと、トルク伝達部90bと第2トリガー部90の第2揺動中心C2とを結ぶ第2仮想線Lと、がなす角度θは鋭角である。なお、第2トリガー部90がトルク伝達部90bにおいて第1トリガー部51から受ける力のうち、第2トリガー部90を回転させるトルクに変換される分力の成分は、角度θが小さいほど大きくなる。
(上板部材)
射出筒部11の上面には上板部材84が取り付けられている。上板部材84は、上下方向から見て略矩形状に形成され、かつ射出筒部11の上面に固定された上面板と、上面板の左右方向の両端部から、下方に向けて各別に突出する一対の弾性部材54および一対の軸受け部84bと、を備える。一対の軸受け部84bおよび一対の弾性部材54は、左側の部分と右側の部分とでそれぞれ同一形状に形成されている。一対の弾性部材54は、第1トリガー部51および射出筒部11の左右方向の両側に各別に配置されるとともに、第2トリガー部90を前方付勢状態で支持している。
なお、本実施形態では上面板と、一対の軸受け部84bと、一対の弾性部材54と、が一体に形成されているが、それぞれが別体として形成されていてもよい。
一対の弾性部材54は、左右方向から見て前方に凸の円弧状に形成され、射出筒部11の上端部からピストン52における連結部70の上下方向における中央部まで上下方向に延在している。
一対の弾性部材54は、上下方向に延びるとともに左右方向から見て互いに同心の円弧状に形成された主板ばねおよび副板ばねと、これらの板ばねの上端部同士を接続する固定部と、これらの板ばねの下端部同士を接続する折り返し部と、折り返し部から下方に向けて突設された係止部と、を備えている。
主板ばねは副板ばねよりも前側に位置している。折返し部は下方に向けて突の円弧状に形成されている。
係止部は、第2トリガー部90の一対の側板部92にそれぞれ形成されたポケット部に上方から差し込まれて、このポケット部に係止されている。これにより、弾性部材54は、係止部およびポケット部を介して第2トリガー部90を前方付勢状態で支持している。この前方付勢力は、第2トリガー部90のトルク伝達部90bを介して第1トリガー部51に伝達される。
固定部は、折り返し部と同様の円弧状に形成されている。固定部は上面板に固定されており、上面板は射出筒部11に固定されている。このため、主板ばねおよび副板ばねは、射出筒部11に固定された固定部を固定端として弾性変形する。
一対の軸受け部84bは、一対の弾性部材54よりも後方に配置されている。一対の軸受け部84bは後方に向けて開口するC字状に形成されており、第2トリガー部90の一対の揺動軸部91をそれぞれ回転可能に支持している。
なお、第1トリガー部51が待機位置から後方に引かれると、第2トリガー部90はこれに連動して後方に揺動し、弾性部材54は第2トリガー部90のポケット部および係止部を介して後方に向けた力を受ける。この力により、弾性部材54は固定部が固定された状態で折返し部が後方に移動するように弾性変形させられる。このとき、主板ばねが副板ばねよりも大きく弾性変形する。
また、係止部は、弾性部材54の弾性変形に伴ってポケット部に対して漸次上方に移動するが、第1トリガー部51が、その揺動しうる範囲のうち最後方の位置に至ってもポケット部への係合状態を維持する。
(閉塞部材)
閉塞部材20は、射出筒部11の前端開口部よりも前側に位置し、前端開口部に対して対向配置された対向板部21と、対向板部21から後方に向けて延び、射出筒部11に外嵌された第1筒部22と、対向板部21から前方に向けて延びる装着筒部23と、射出筒部11の先端部の下方に配設された軸受け部26と、を備えている。
なお、閉塞部材20の下端部が、第1トリガー部51の主板部80の上端部に対して前方から当接することで、第1トリガー部51を待機位置に位置決めしている。
装着筒部23は、射出筒部11の中心軸線に対して下方に偏心した位置に配置されている。前記連通孔25は、対向板部21のうち、装着筒部23の内側に位置する部分に形成されている。連通孔25は、対向板部21を前後方向に貫通している。また、装着筒部23の内側には、連通孔25と噴出孔4とを連通する連通孔237が形成されている。これにより、装着筒部23の内部は、連通孔237および連通孔25を通じて射出筒部11の内部に連通している。
軸受け部26は、射出筒部11の左右方向における中央部に形成されており、第1トリガー部51の揺動軸部83を回動可能に支持している。
(ノズル部材)
ノズル部材3は噴出器本体2よりも前方側に配置され、噴出孔4が形成されたノズル体220を備えている。ノズル体220には、前後方向に延在し、かつ装着筒部23に外嵌する外嵌筒部221と、外嵌筒部221の前端を閉塞するとともに中央に噴出孔4が形成されたノズル壁部222と、ノズル壁部222の後側に画成された蓄圧室223と、蓄圧室223に収容された蓄圧弁124および金属製のコイルスプリング225と、噴出孔4を前方から開閉自在に閉塞する蓋部226と、が備えられている。ノズル体220は、外嵌筒部221が閉塞部材20の装着筒部23に外嵌することにより、閉塞部材20を介して射出筒部11に連結される。
蓄圧弁124は、コイルスプリング225により前方に付勢されて、噴出孔4を閉塞する。蓄圧弁124の後半部には小径ピストン部124aが形成され、蓄圧弁124の前半部には大径ピストン部124bが形成されている。蓄圧弁124は、連通孔25および連通孔237から導入される液体の圧力を両ピストン部124a、124bに作用させる。この圧力が一定以上となると、両ピストン部124a、124bの径差により蓄圧弁124が後退し、噴出孔4を開放する。
蓋部226の上端部は、ノズル壁部222に、左右方向に延びる開閉軸176回りに回転自在に装着されている。蓋部226は、開閉軸176回りの前方に向けて回転することで、噴出孔4を開放する。
(トリガー式液体噴出器の作用)
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1の作用について説明する。
なお、第1トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10から液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
蓋部226を開閉軸176回りの前方に向けて回転させて噴出孔4を開放し、第1トリガー部51を弾性部材54の付勢力に抗して後方に引くと、図2に示すように、第1トリガー部51の後方への揺動に連動して第2トリガー部90が後方に揺動する。より詳しくは、第2トリガー部90のトルク伝達部90bが第1トリガー部51の主板部80から後方に向けた力を受けて、第2トリガー部90が第2揺動中心C2回りに後方に揺動する。このとき、第2トリガー部90の突出部90aは略三角柱状に形成されているため剛性が高く、第1トリガー部51から受ける力によって第2トリガー部90が変形するのを抑制することができる。また、第2トリガー部90が第1トリガー部51に連動する際、トルク伝達部90bが主板部80の後面上を摺動する。本実施形態では、トルク伝達部90bは略三角柱状に形成された突出部90aの丸みを帯びた角部であるため、この摺動をスムーズにして第1トリガー部51から第2トリガー部90へとトルクを効率よく伝達することができる。
第2トリガー部90が後方に揺動すると、第2トリガー部90の連結軸97から後方に向けた力を受けたピストン52が後退するので、シリンダ53内の液体を、第1貫通孔66および第2貫通孔67を通じて縦供給筒部10の内筒13に導入することができる。すると、内筒13に導入された液体は、吸込弁36を押し下げて閉弁させるとともに、吐出弁30を押し上げて開弁させるので、内側吐出孔17および外側吐出孔16を通じて射出筒部11内に液体を導入することができる。そして、液体は連通孔25及び連通孔237を通過して蓄圧室223に導入される。なお、第2トリガー部90は、後方に揺動する際にピストン52から反力を受けるが、本実施形態では第2トリガー部90の補強リブ93が、上下方向において第2揺動中心C2と連結軸97との間に配設されているため、この間における第2トリガー部90の剛性が向上している。これにより、ピストン52から受ける反力を起因として、第2トリガー部90が変形するのを抑制することができる。
第1トリガー部51を引く操作を止めて該第1トリガー部51および第2トリガー部90を解放すると、弾性部材54の弾性復元力によって第2トリガー部90が前方に付勢されて待機位置に復帰するので、これに伴ってピストン52が前方移動する。そのため、シリンダ53内に負圧が生じ、この負圧によってパイプ15を通じて容器体A内の液体を縦供給筒部10に吸い上げることができる。
すると、新たに吸い上げられた液体は、吸込弁36を押し上げて開弁させ、シリンダ53内に導入され、第1トリガー部51の再度の操作への準備が完了する。
蓄圧室223への液体の供給に伴って蓄圧室223の内圧が上昇し、この圧力が一定以上となると、両ピストン部124a、124bの径差により蓄圧弁124が後退し、噴出孔4を開放する。これにより、噴出孔4から一定以上の圧力によって内容物を噴射させることができる。
また、第1トリガー部51が後方に引かれたときに、各部材に作用する力の関係について図3を用いて説明する。
使用者が第1トリガー部51を後方に引く際に、第1トリガー部51に作用する第1揺動中心C1まわりのトルクは、第1トリガー部51の主板部80が第2トリガー部90のトルク伝達部90bを押すことにより伝達される。そして、伝達されたトルクは第2トリガー部90の連結軸97を介して、ピストン52を後方へ押し込む力に変換される。
ここで、図1の状態から図2の状態に至るまでの、第1トリガー部51および第2トリガー部90の移動量について比較すると、第1トリガー部51が第2トリガー部90よりも大きく回動している。これは、第1トリガー部51の第1揺動中心C1が第2トリガー部90の第2揺動中心C2よりも前方にあるためである。そして、第1トリガー部51に作用する仕事量(力と移動量の積)と、第2トリガー部に作用する仕事量は略同等であるため、移動量の大きい第1トリガー部51に作用する力の方が、第2トリガー部90に作用する力よりも小さい。
以上説明したように、本実施形態に係るトリガー式液体噴出器1によれば、第1トリガー部51の第1揺動中心C1が第2トリガー部90の第2揺動中心C2よりも前方に配設されることにより、第1トリガー部51の回動量を大きくしつつ、この第1トリガー部51に連動させて第2トリガー部90を後方に揺動させ、これによって供給手段50を作動させるため、供給手段50を作動させるための第1トリガー部の操作力を低減することができる。
また、第1トリガー部51の第1揺動中心C1が、第2トリガー部90の第2揺動中心C2よりも下方に配設されているため、第1トリガー部51の第1揺動中心C1からトルク伝達部90bまでの距離Rを、トルク伝達部90bから第2トリガー部90の第2揺動中心C2までの距離Rよりも小さくして、第1トリガー部51に作用する操作力をより効率よく第2トリガー部90を第2揺動中心C2まわりに回転させるトルクに変換することが可能となり、第1トリガー部51の操作力をより低減することができるとともに、上下方向のかさ張りを抑えたコンパクトなトリガー式液体噴出器を提供することができる。
また、トルク伝達部90bが供給手段50よりも下方に配設されているため、第2トリガー部90の第2揺動中心C2からトルク伝達部90bまでの距離Rが、第2揺動中心C2から供給手段50の一対の連結孔70aに挿入される一対の連結軸97までの距離Rよりも大きくなり、第2トリガー部90がトルク伝達部90bにおいて第1トリガー部51から受ける力を、梃子の原理により増幅させて供給手段50に作用させることができる。これにより、第1トリガー部51に作用する操作力を、供給手段50を作動させる力へと効率よく変換することが可能となり、第1トリガー部51の操作力をさらに低減することができる。
また、第1トリガー部51の第1揺動中心C1とトルク伝達部90bとを結ぶ第1仮想線Lと、第2トリガー部90の第2揺動中心C2とトルク伝達部90bとを結ぶ第2仮想線Lと、がなす角度θが鋭角であるため、第1トリガー部51がトルク伝達部90bを介して第2トリガー部90を押す力のうち、第2トリガー部90を第2揺動中心C2まわりに回転させるトルクに変換される分力の成分を大きくして、より効率よく第2トリガー部90にトルクを伝達することができる。
また、第1トリガー部51の後方への揺動に連動して、第1トリガー部51の主板部80と、第2トリガー部90のうち三角柱状に形成された突出部90aの丸みを帯びた角部であるトルク伝達部90bとが互いに摺動するため、第2トリガー部90を第1トリガー部51に簡易な構成でスムーズに連動させて、第1トリガー部51から第2トリガー部90へと効率よくトルクを伝達することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態ではトルク伝達部90bが供給手段50よりも下方に配設されていると説明したが、これに限られず、トルク伝達部90bが供給手段50よりも上方に配設されていてもよい。あるいは、待機状態においてトルク伝達部90bが連結軸97よりも後方に配設されていてもよい。
また、前記実施形態では、仮想線Lと仮想線Lとがなす角度θが鋭角であると説明したが、これに限られず、角度θが鈍角となるように各部材を配設してもよい。
また、前記実施形態では、第1トリガー部51の主板部80と第2トリガー部90のトルク伝達部90bとが互いに摺動すると説明したが、これに限られず、例えば第1トリガー部51と第2トリガー部90とをスライドレールなどにより連結して、第2トリガー部90を第1トリガー部51に連動させてもよい。
また、前記実施形態では第2トリガー部90に形成された突出部90aの角部をトルク伝達部90bとしたが、これに限られず、トルク伝達部90bは第1トリガー部51に形成されていてもよい。また、トルク伝達部90bの形状は、丸みを帯びた角部以外の形状(例えば、丸みを帯びていない角部や平面等)であってもよい。
また、前記実施形態では、主板ばねおよび副板ばねを備える合成樹脂により形成された弾性部材54を用いたが、これに限られず、引張コイルバネを用いて第1トリガー部51および第2トリガー部90に前方付勢力を作用させてもよい。
また、前記実施形態ではシリンダ53とピストン52とを備える供給手段50を用いたが、これに限られず、例えば蛇腹状に収縮変形するポンプを備えた供給手段によって縦供給筒部10内から射出筒部11内を通じて噴出孔4側に向けて容器体A内の液体を流通させる供給手段を採用してもよい。
また、供給手段50の1度の作動によって噴出孔4から噴射する内容液の量を大きくするために、例えばシリンダ53の外筒部60における内径およびピストン52の摺動筒部73における外径を大きくしてもよい。この場合には、摺動抵抗の増加などによって供給手段50を作動させるための力が増加するが、本実施形態を適用することにより第1トリガー部51の操作力の増大を抑制することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…トリガー式液体噴出器、2…噴出器本体、3…ノズル部材、4…噴出孔、10…縦供給筒部、11…射出筒部、50…供給手段、51…第1トリガー部、90…第2トリガー部、90b…トルク伝達部

Claims (6)

  1. 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部から前方に向けて延設され、内側が前記縦供給筒部の内部に連通した射出筒部と、
    前記射出筒部から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に揺動自在に配設された第1トリガー部と、
    前記射出筒部から下方に向けて延びるとともに、前記第1トリガー部の後方への揺動に連動して後方に揺動する第2トリガー部と、
    前記射出筒部の下方に配設され、前記第2トリガー部の後方への揺動によって、前記液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内を通じて前記噴出孔側に向けて流通させる供給手段と、を備え、
    前記第2トリガー部の揺動中心は、前記縦供給筒部よりも前方に配設され、
    前記第1トリガー部の揺動中心は、前記第2トリガー部の揺動中心よりも前方に配設されていることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 前記第1トリガー部の揺動中心が、前記第2トリガー部の揺動中心よりも下方に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、
    前記第1トリガー部の揺動中心から前記トルク伝達部までの距離が、前記第2トリガー部の揺動中心から前記トルク伝達部までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、
    前記トルク伝達部が、前記供給手段よりも下方に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、
    上下方向および前後方向に沿う縦断面視において、前記第1トリガー部の揺動中心と前記トルク伝達部とを結ぶ第1仮想線と、前記第2トリガー部の揺動中心と前記トルク伝達部とを結ぶ第2仮想線と、がなす角度が鋭角であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
  6. 前記噴出器本体は、前記第1トリガー部から前記第2トリガー部へと各々の揺動中心まわりのトルクを伝達するトルク伝達部を有し、
    前記トルク伝達部は、前記第1トリガー部および前記第2トリガー部のうちのいずれか一方に形成されるとともに、前記第1トリガー部の後方への揺動に連動して、他方に摺動することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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