JP2017080723A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トリガー式液体噴出器1は、トリガー部51の後方への移動によって、縦供給筒部10内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダ90と、貯留シリンダ90内にその中心軸線O2に沿う軸方向に移動自在に配設され、貯留シリンダ90内への液体の供給に伴い軸方向のうちの一方側に向けて移動する貯留プランジャ91と、貯留プランジャ91に連結され、貯留プランジャ91の軸方向の移動に連係する負圧プランジャ93と、軸方向に沿って延びるとともに軸方向の他端開口と外部の連通が遮断され、内部に負圧プランジャ93が軸方向の一方側に向けて移動自在に収容された負圧シリンダ94と、を備える。
【選択図】図1
Description
従来のトリガー式液体噴出器では、容器体と連通する縦供給筒部の上部に、前方に向けて延びる射出筒部が設けられている。射出筒部の先端側にはノズルが付設されている。射出筒部の下方には、トリガー部の操作により作動するシリンダが配置されている。そして、トリガー部の操作を行うことで、縦供給筒部からシリンダ内に液体を吸い上げることができるとともに、その液体を射出筒部からノズルを経て前方に噴射(噴出)させることができる。
本発明に係るトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部から前方に向けて延設され、内側が前記縦供給筒部の内部に連通した射出筒部と、前記射出筒部から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内に導入させるとともに、前記射出筒部内から前記噴出孔側に向けて射出させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器であって、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動自在に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴い前記軸方向のうちの一方側に向けて移動する貯留プランジャと、前記貯留プランジャに連結され、前記貯留プランジャの前記軸方向の移動に連係する負圧プランジャと、前記軸方向に沿って延びるとともに前記軸方向の他端開口と外部の連通が遮断され、内部に前記負圧プランジャが前記軸方向の一方側に向けて移動自在に収容された負圧シリンダと、を備えることを特徴とする。
このように、トリガー部を引く操作を行う毎に、液体を噴出孔から噴射させつつ、貯留プランジャを前記軸方向の一方側に移動させて貯留シリンダ内に液体を溜める(充填する)ことができる。
そして、トリガー部を引く操作を止めると、縦供給筒部内への液体の供給が停止するが、負圧シリンダ内の負圧によって、負圧プランジャおよび貯留プランジャが一体に前記軸方向の他方側に向けて復元移動しはじめる。これにより、貯留シリンダ内に充填した液体が、貯留シリンダ内から噴出孔側に向けて押し出されることで、噴出孔から引き続き噴射させることができる。したがって、トリガー部を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部を操作しない場合であっても液体を噴射させることができ、液体の連続噴射を行うことができる。
なお貯留プランジャが前記軸方向の他方側に向けて復元移動する際、再びトリガー部を引かなければ、貯留プランジャは貯留シリンダにおける前記軸方向の他端まで移動するが、その前にトリガー部を引く操作を繰り返すこともできる。この場合、貯留プランジャが略一定の幅で前記軸方向の一方側への移動と他方側への移動とを繰り返し、全体としては徐々に前記軸方向の一方側へ移動する。これにより、貯留シリンダ内に徐々に液体が溜まっていく。
ところで、負圧プランジャおよび貯留プランジャを復元移動させるときに、負圧シリンダ内の負圧を利用するので、例えば、付勢部材など他の部材から作用する付勢力を利用しなくても、負圧プランジャおよび貯留プランジャを復元移動させることができる。これにより、構造の簡素化を図りつつ、負圧プランジャおよび貯留プランジャに推力を付与することができる。なお、一般的な付勢部材として、例えば金属スプリング等の利用が考えられるが、この種の付勢部材を使用しないことで、このトリガー式液体噴出器を合成樹脂材料のみによって形成することも可能になる。
以下、本発明に係るトリガー式液体噴出器の第1実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、液体を収容する容器体Aに装着され、液体を吸上げる縦供給筒部10を有する噴出器本体2と、噴出孔4が形成され、噴出器本体2に装着されたノズル部材3と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成型品とされている。
なお、前後方向のうち、縦供給筒部10から射出筒部11が延びる方向を前側或いは前方とし、その反対方向を後側或いは後方という。
外筒12は、大径部12aと、大径部12aの上方に配置され、かつ大径部12aよりも縮径した小径部12bと、大径部12aの上端部と小径部12bの下端部とを連結するフランジ部12cと、を備え、下方から上方に向けて縮径した二段筒状に形成されている。なお、小径部12bの上端開口部は頂壁部12dによって塞がれている。
なお、外筒12および内筒13で構成される縦供給筒部10の軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後方側に偏心している。
吐出弁30は、内筒13内に嵌合され、外筒12における頂壁部12dの下面に当接するベース部31と、ベース部31の下方に配置され、内筒13の内周面に段差状に形成された弁座32に対して上方から当接する弁体33と、ベース部31および弁体33を上下に連結する中空ばね部34と、を備えている。
なお、弁体33は中空ばね部34の付勢力に抗して上昇し、弁座32から離間することで、内筒13内における弁座32よりも上方に位置する空間と、弁座32よりも下方に位置する空間とを連通させる。
このテーパ筒部35は、下方に向かうにしたがって漸次縮径している。テーパ筒部35の内側には、テーパ筒部35の内周面に離反可能に着座する球状の吸込弁36が配置されている。吸込弁36は、内筒13内において、テーパ筒部35よりも上方に位置する空間と、テーパ筒部35よりも下方に位置する空間と、を連通および遮断する。
シリンダ用筒部40は、前方に向けて開口しているとともに、部分的に外筒12におけるフランジ部12cと一体形成されている。
外筒部60は、シリンダ用筒部40の内側に嵌合されている。シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面とは、前後方向の両端部において密接している。その一方、シリンダ用筒部40の内周面と外筒部60の外周面との間のうち、前後方向の両端部同士の間に位置する中間部に、環状の隙間S2が確保されている。
これにより、主シリンダ53の内側は、第1貫通孔66および第2貫通孔67を通じて、内筒13内のうち、吐出弁30と吸込弁36との間に位置する空間に連通している。したがって、吐出弁30は、射出筒部11内と主シリンダ53内との連通およびその遮断を切替え、吸込弁36は、容器体A内と主シリンダ53内との連通およびその遮断を切替える。
なお、主シリンダ53および主ピストン52は、前後方向に沿って延びる図示しない共通の軸線上に配置されている。
摺動筒部73は、前後方向の中央部から前方および後方に向かうにしたがって漸次拡径するテーパ状に形成され、前後方向の両端部に位置するリップ部73aが外筒部60の内周面に対して摺接する。
これにより、トリガー部51は、回転軸部83を中心に前後方向に揺動可能とされている。
連結筒85の内周面のうち後方側に位置する部分には、連結筒85の内側に向けて左右方向に沿って突出した一対の連結軸86が形成されている。これら連結軸86は、主ピストン52の連結部70に形成された連結孔内に挿入されている。これにより、トリガー部51と主ピストン52とは、互いに連結されている。
上板部材84の左右両側には、左右方向から見た側面視で前方に凸の円弧状に形成され、かつ射出筒部11の下方まで延びる上記弾性板部54がそれぞれ一体的に形成されている。弾性板部54は、左右方向から見た側面視で互いに同心の円弧状に形成され、前後に並ぶ一対の板ばねを備えている。
これら主板ばね54aおよび副板ばね54bの下端部は、円弧状の折返し部54cを介して一体的に接続されている。折返し部54cには、下方に向けて係止片54dが突設されており、この係止片54dがトリガー部51における側板部材81に形成されたポケット部81aに上方から差し込まれて係合している。
これにより、弾性板部54は、係止片54dおよびポケット部81aを介してトリガー部51を前方に向けて付勢している。
なお、最前方揺動位置からトリガー部51が後方に引かれると、弾性板部54が係止片54dを介して折返し部54cを後方に移動させるように弾性変形する。このとき、弾性板部54は、主板ばね54aよりも副板ばね54bが大きく弾性変形する。
また、ノズル軸部100には、前方に向けて開口する噴出孔4が形成されたノズルキャップ103が装着され、流通路102と噴出孔4とが連通している。そして、前壁部95には、流通路102に連通する連通孔104が形成されている。
これにより、貯留シリンダ90の内部は、連通孔104および流通路102を通じて噴出孔4に連通している。つまり、連通孔104は、流通路102を通じて貯留シリンダ90の内部と噴出孔4とを連通している。
貯留プランジャ91は、前後方向に延びるプランジャ筒110と、プランジャ筒110の前端開口を閉塞する閉塞壁111と、を備えている。
閉塞壁111には、前方に向けて突出し、貯留シリンダ90の前壁部95に形成された連通孔104内に入り込んで、該連通孔104を直接的に塞ぐ凸部113が形成されている。これにより、貯留プランジャ91は、連通孔104を開放自在に閉塞している。
また、中間筒122と装着筒92との接続部分には、下方に向けて接続壁123が突設されている。そして、接続壁123の下端部が、トリガー部51の主板部材80の上端部に対して前方から当接することで、トリガー部51を最前方揺動位置に位置決めしている。
前記トリガー式液体噴出器1の製造に際し、貯留プランジャ91および負圧プランジャ93をそれぞれ、貯留シリンダ90内および負圧シリンダ94内に各別に挿入して、両シリンダ90、94の前端(軸方向の他端)に到達させることで、貯留プランジャ91および負圧プランジャ93と、貯留シリンダ90および負圧シリンダ94と、を組み付けることができる。なお例えば、その後、排気孔99aを利用して負圧シリンダ94内を真空引きすることによって、負圧シリンダ94と負圧プランジャ93との間に残存している微小な隙間から残留エアを排出し、負圧シリンダ94内を負圧状態(減圧状態)とすることも可能である。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1を使用する場合について説明する。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10から液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
すると、新たに吸い上げられた液体は、吸込弁36を押し上げて開弁させ、主シリンダ53内に導入される。これにより、次の噴射に備えることができる。なお、吐出弁30は閉弁している。
このように、トリガー部51を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部51を操作しない場合であっても液体を噴射させることができ、液体の連続噴射を行うことができる。
また、未使用時に、噴出孔4から液漏れすることを効果的に抑制することができる。
この場合、貯留プランジャ91は、後退と前進とを繰り返しながらも、全体としては徐々に後方に移動する。これにより、貯留シリンダ90内に徐々に液体を溜めることができる。そして、貯留プランジャ91を例えば最後退位置まで移動させることで、貯留プランジャ91が最後退位置から最前進位置に移動するまでの長時間に亘って、液体を連続噴射することができる。なお、貯留プランジャ91および負圧プランジャ93が最後退端位置まで移動すると、被係止部97が規制部98に当接して、両プランジャ91、93の更なる後方移動が規制される。
次に、本発明に係る第2実施形態のトリガー式液体噴出器350を、図5から図8を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
なお、外嵌筒部221は、第2筒部23に対して前方に抜け止めがされた状態で回転可能に装着されている。つまり、ノズル部材3は第2筒部23の軸線回りに回転可能とされている。
ノズル部材3の前側には、液体の噴出形態を霧状および泡状等に切り替えるためのノズル板175が、左右方向に延びる軸部176回りに開閉可能に取り付けられている。ノズル壁部170の後面のうち、被支持筒部172の内側に位置する部分には、旋回路12eが凹状に形成されている。
なお、被支持筒部172と外嵌筒部221との間には、第2筒部23の内側に密接するシール筒部178が設けられている。
なお、射出孔25および通過空間183の各流路断面積は、第1凹溝172aおよび第2凹溝182aからなる導入路186の流路断面積よりも大きい。
なお前記被係止部97は、負圧プランジャ93の外周面に、前後方向に延びる縦リブ状に形成されている。被係止部97の前端は、突起部112に連結されて、被係止部97の後端は、カバー体55に前側から対向している。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器350を使用する場合について説明する。
なお、トリガー部51の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器350の各部内に液体が充填され、縦供給筒部10から液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
したがって、噴出孔4から前方に向けて液体を噴射させることができ、これと同時に貯留プランジャ91を後方に向けて移動させることができる。
このように、トリガー部51を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部51を操作しない場合であっても液体を噴射させることができ、液体の連続噴射を行うことができる。
栓部材401は、貯留プランジャ91内に嵌合されたシール部402と、シール部402より小径に形成されるとともに、シール部402から前方に向けて突出し、貯留プランジャ91の閉塞壁111(前壁部)を前方に向けて押し込む押し込み突部403と、シール部402から後方に向けて突出する弾性変形可能な弾性突片404と、を備えている。
弾性突片404は、貯留シリンダ90の中心軸線O2回りに間隔をあけて複数配設されている。弾性突片404の後端部には、外側に向けて突出し貯留プランジャ91の後端開口縁に係止される外係止突部405と、内側に向けて突出し後述する挿入治具410の前端部413に係合する内係合突部406と、を備えている。
まず、図9(a)、(b)に示す挿入治具410について説明する。挿入治具410は、貯留プランジャ91および負圧プランジャ93を貯留シリンダ90内および負圧シリンダ94内に挿入し、かつ栓部材401を貯留プランジャ91に装着するときに用いる。
挿入治具410は、貯留プランジャ91の内径より外径の大きい後基部411と、後基部411から前方に向けて突出し貯留プランジャ91内に挿入される柱状の中間部412と、中間部412より前方に位置する前端部413と、を備えている。
後基部411の前端面には、その外周縁から中央側に延びる開放溝414が形成されている。中間部412の前端面412aは、その外周縁側から中央側に向かうに従い漸次後方に向けて延在している。前端部413は球状に形成されている。
その後、挿入治具410の前端部413を栓部材401のシール部402の後面に突き当て、かつ挿入治具410の中間部412の前端面412aを弾性突片404の後端部に突き当てることで、挿入治具410に前記組み付け体をセットする。このとき、挿入治具410のうち、後基部411よりも前方に位置する部分まで、貯留プランジャ91内に挿入される。
挿入治具410を更に後方移動させると、挿入治具410の前端部413が、内係合突部406を後方に乗り越えて、挿入治具410が栓部材401から離脱する。その後、例えば残りの部品を組み付ける等することで、図9(c)に示すようなトリガー式液体噴出器400が形成される。
前記実施形態では、負圧プランジャ93の受圧面積が、貯留プランジャ91の受圧面積より大きいが、小さくてもよく、同等であってもよい。
前記実施形態では、貯留シリンダ90および負圧シリンダ94が、一体に形成されているが、別体であってもよい。貯留シリンダ90および負圧シリンダ94が、二重筒状でなくてもよい。
前記実施形態では、貯留プランジャ91および負圧プランジャ93が、一体に形成されているが、別体であってもよい。貯留プランジャ91および負圧プランジャ93が、二重筒状でなくてもよい。
前記実施形態では、付勢部材など他の部材から作用する付勢力を利用することなく、負圧シリンダ94内の負圧を利用することで、負圧プランジャ93および貯留プランジャ91を復元移動させているが、本発明はこれに限られない。負圧シリンダ94内の負圧に加え、例えば、金属スプリング等の付勢部材から負圧プランジャ93や貯留プランジャ91に作用する付勢力も利用することで、負圧プランジャ93および貯留プランジャ91を復元移動させてもよい。
2 噴出器本体
3 ノズル部材
4 噴出孔
10 縦供給筒部
11 射出筒部
50 トリガー機構
51 トリガー部
90 貯留シリンダ
91 貯留プランジャ
93 負圧プランジャ
94 負圧シリンダ
95a 供給孔
97 被係止部
98 規制部
A 容器体
O2 中心軸線
Claims (4)
- 液体が収容された容器体に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前方側に配置され、液体を前方に向けて噴射する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
前記噴出器本体は、
上下方向に延在し、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部から前方に向けて延設され、内側が前記縦供給筒部の内部に連通した射出筒部と、
前記射出筒部から下方に向けて延設され、前方付勢状態で後方に移動自在に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記射出筒部内に導入させるとともに、前記射出筒部内から前記噴出孔側に向けて射出させるトリガー機構と、を備えるトリガー式液体噴出器であって、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内にその中心軸線に沿う軸方向に移動自在に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴い前記軸方向のうちの一方側に向けて移動する貯留プランジャと、
前記貯留プランジャに連結され、前記貯留プランジャの前記軸方向の移動に連係する負圧プランジャと、
前記軸方向に沿って延びるとともに前記軸方向の他端開口と外部の連通が遮断され、内部に前記負圧プランジャが前記軸方向の一方側に向けて移動自在に収容された負圧シリンダと、を備えることを特徴とするトリガー式液体噴出器。 - 前記負圧プランジャの受圧面積は、前記貯留プランジャの受圧面積より大きいことを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
- 前記貯留シリンダおよび前記負圧シリンダは、一体に形成されるとともに、前記貯留シリンダが、前記負圧シリンダの内側に配置された二重筒状に形成され、
前記貯留プランジャおよび前記負圧プランジャは、一体に形成されるとともに、前記貯留プランジャが、前記負圧プランジャの内側に配置された二重筒状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。 - 前記貯留プランジャおよび前記負圧プランジャのうちの少なくとも一方に形成された被係止部から、前記軸方向の一方側に離れて配置された規制部を備え、
前記規制部は、前記貯留プランジャおよび前記負圧プランジャが前記軸方向の一方側に向けて移動したときに、前記被係止部が前記軸方向の他方側から当接し、これらの両プランジャのこれ以上の前記軸方向の一方側に向けた移動を規制することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。
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