JP2017169500A - 果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物 - Google Patents

果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】果汁ポリフェノールを含む飲食品では、果汁ポリフェノールが乳化破壊を引き起こすことが知られており、長期間安定的に乳化物を維持することが困難である。本発明は、乳化組成物を果汁ポリフェノール含有飲食品に安定的に添加することを可能とし、さらに飲食品の外観、風味を損ねることがなく、食品中での分散性に優れた乳化組成物を開発し、さらにはこれを酸化防止剤に応用することで、より優れた果汁ポリフェノール含有飲食品の品質低下を抑制する乳化組成物の開発を目的とする。【解決手段】乳化組成物中に抽出トコフェロールを含有し、さらに水中に分散させたときの平均粒子径(Wp)が0.4μm以下、かつ(Wp)と該果汁ポリフェノール含有飲食品中に分散させたときの平均粒子径(Fp)の比率(Fp/Wp)が1.5以下となるように界面活性剤を配合する乳化組成物とすることによって上記課題を解決する。【選択図】なし

Description

本発明は、果汁ポリフェノール含有飲食品に用いる乳化組成物に関し、さらには該果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を供した飲食品に関する。
飲食品において乳化組成物の使用用途は広く、香料、酸化防止剤、機能性素材などを安定的に飲食品へ添加する目的で乳化組成物とすることが知られている。例えば香料は、飲食品に風味や香味を付与する添加物として使用されており、酸化防止剤は飲食品の風味劣化を防止する添加物として幅広く使用されている。これらは目的に応じて水溶性、油溶性のものが用いられるが、油溶性の香料成分や酸化防止剤成分はそのままでは水系の飲食品への添加が困難であるため、界面活性剤を用いて水中に分散可能な乳化組成物として調製される。
酸化防止剤の添加としては、水溶性のアスコルビン酸は安全で且つ優れた酸化防止効果を示すことから、様々な分野で幅広く利用されているが、濃度やその他成分の組合せによっては風味劣化を促進する場合があることや、熱に弱くアスコルビン酸由来の異味異臭を発する場合が多いことも知られている。また、油溶性の酸化防止剤として汎用されるものとしてトコフェロールがある。
トコフェロールの油に対する酸化防止を過酸化物価やカルボニル価の指標を用いて報告された文献等は多数あるが、水系飲食品における食品成分の劣化防止の報告は少なく、実際、単独では劣化防止効果が弱いのが実情である。また、一般にトコフェロールは、水又は多価アルコール中では乳化が不安定であり、香料成分やカテキン類、フラボノイド類等の影響を受け、トコフェロールが分離する等の問題もある。特に果汁を含む飲食品では、果汁ポリフェノールが乳化破壊を引き起こすことが知られており、長期間安定的に乳化物を維持することが困難となる。
そこで、これらに代わる飲食品の風味劣化防止剤、あるいは果汁ポリフェノールに対して安定な乳化組成物の設計が求められている。トコフェロールは古くから酸化防止剤として使用されており、果汁飲料の風味劣化防止にトコフェロールの乳化物を用いること(例えば、特許文献1、2参照。)や、飲食品用香料にトコフェロールを混合すること(例えば、特許文献3参照。)が提案されている。しかし、これら乳化物は水中では安定的に分散することができていても、ポリフェノールを多く含有する飲食品中ではポリフェノールによる乳化破壊の影響を受け、長期的に微細な乳化粒子径を維持することができない。その結果、濁りを生じ外観を損ねるばかりか、トコフェロールの分離により十分な風味劣化防止効果が得られない場合がある。また、トコフェロール単独では十分な劣化防止効果が得られないが、その他の酸化防止剤や香料成分と併用した場合に安定な乳化系を維持することが困難となる場合が多い。このように、飲食品の風味劣化防止剤としてはトコフェロールを用いた様々な方法が取られているが、果汁ポリフェノールを含有する飲食品においては十分な効果と実用性を有するものはほとんど無く、さらなる開発が求められている。
特表2007−504822号公報 特開2013−55891号公報 特許第4315668号公報
本発明は前記従来技術に鑑みてなされたものであり、乳化組成物を果汁ポリフェノール含有飲食品に安定的に添加することを可能とし、さらに飲食品の外観、風味を損ねることがなく、食品中での分散性に優れた乳化組成物を開発し、さらにはこれを酸化防止剤に応用することで、果汁ポリフェノール含有飲食品の品質低下を抑制する乳化組成物の開発を目的としたものである。
本発明者らは、果汁ポリフェノール含有飲食品へ使用時においてより安定的な乳化組成物を調製し、かつ効果的に果汁ポリフェノール含有飲食品の風味劣化を抑制するため鋭意検討した結果、乳化組成物中に抽出トコフェロールを含有し、さらに水中に分散させたときの平均粒子径(Wp)が0.4μm以下、かつ(Wp)と該果汁ポリフェノール含有飲食品中に分散させたときの平均粒子径(Fp)の比率(Fp/Wp)が1.5以下となるように界面活性剤を配合する乳化組成物とすることによって、果汁ポリフェノール含有飲食品においても分離や沈殿、濁りといった外観の変化を生じることなく長期間安定的な乳化物として存在することができ、かつ果汁ポリフェノール含有飲食品の加工又は保存中における熱、酸素、光等の影響による風味劣化を顕著に抑制し得ることを見出し、本発明に至ったものである。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物は、従来の乳化組成物と比較して果汁ポリフェノールに対する安定性が高く、長期間保存される果汁ポリフェノール含有飲食品においても安定的に使用可能であるという利点がある。本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を風味劣化防止目的に用いることにより、外観を損ねることなく果汁ポリフェノール含有飲食品の風味劣化を防止することができ、また香味の劣化によって生じる異味異臭の発現を抑制し、香味の良好な飲食品を提供することが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本願発明における果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物とは、果汁ポリフェノール含有飲食品中においてポリフェノールによる乳化破壊を最小限に抑え、かつ果汁ポリフェノール含有飲食品の製造又は保存中における光、熱、酸素などの影響による風味劣化を顕著に抑制し得る乳化組成物である。
また、本願発明における果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物に、油溶性の香料や機能性素材、食品素材を配合することで、果汁ポリフェノール含有飲食品中におけるこれら油溶性成分の分散性を向上させることが可能となる。
本発明における果汁ポリフェノールとは特に限定されるものではないが、一般的には果汁中に含まれ分子内に複数のフェノール性水酸基を持つ一群の天然物化合物であり、アピゲニン、クリシン、ルテオリンなどのフラボン類、ガランギン、ケルセチン、ケンフェロール、ミリセチンなどのフラボノール類、ダイゼイン、ゲニステインなどのイソフラボン類、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのフラバノール類、ナリンゲニン、ヘスペレチンなどのフラバノン類、シアニジン、デルフィニジン、ペラルゴニジンなどのアントシアニジン類、及びそれらの配糖体、重合物などが挙げられる。本発明における果汁ポリフェノールの組成は限定されるものではないが、主要な果汁ポリフェノールとしてはエリオシトリン、ヘスペリジン、プロシアニジン類、アントシアニン類などが挙げられ、これらを含む果汁ポリフェノール含有飲食品に対しては本発明の効果が得られやすく好適である。
果汁ポリフェノール含有飲食品の総ポリフェノール含量は特に限定するものではなく、(Fp/Wp)が1.5以下となればよい。果汁ポリフェノールの種類やその他の成分量によっても乳化破壊の影響は異なり一概には決定できないが、一般的な乳化組成物が乳化破壊の影響を受けやすい果汁ポリフェノール濃度としては、果汁ポリフェノール5mg/100g以上程度であるため、本発明は果汁ポリフェノールを5mg/100g以上の濃度で含有する飲食品において得に効果を確認されやすい。総ポリフェノール量の測定法としては、フォーリン・チオカルト法、フォーリン・デニス法などが一般的に用いられている。果汁成分を含有する飲食品ではビタミンCを豊富に含む場合があるため、試料中のビタミンCを定量し、フォーリン・チオカルト法、フォーリン・デニス法の値からビタミンCの呈色を差し引き、総ポリフェノール量とする。果汁ポリフェノール類の組成については、高速液体クロマトグラフィーで測定することが可能である。
本発明の界面活性剤とは特に限定されるものではなく、ポリグリセリン脂肪酸エステル、モノグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、モノグリセリド誘導体、ポリオキシエチレン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、酵素分解レシチンなどが例示できる。ポリフェノールによる乳化破壊に対し適切な乳化粒子径を維持するといった観点から、好ましくはポリグリセリン脂肪酸エステルを含むことが望ましく、ポリフェノールに対する安定性を損なわない範囲で界面活性剤の1種又は2種以上を併用してもよいが、ポリグリセリン脂肪酸エステルは界面活性剤全量中、50重量%以上の割合で含まれることが望ましく、より好ましくは75重量%以上の割合で含まれることが望ましい。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは特に限定するものではないが、好ましくは炭素数12以上の脂肪酸及び平均重合度が5以上のポリグリセリン、より好ましくは炭素数12〜18の脂肪酸及び水酸基価が770以上1200以下であり、かつ全ての水酸基のうち1級水酸基が50%以上であるポリグリセリンで構成されることが望ましい。炭素数12〜18の脂肪酸とはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などを挙げることができる。一方で、炭素数が12に満たない脂肪酸で構成されるポリグリセリン脂肪酸エステルでは乳化力に劣る場合や、果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物の香味が飲食品の風味に影響する場合があり、炭素数が18を超える脂肪酸で構成されるポリグリセリン脂肪酸エステルでは得られる果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物の安定性が不十分となる場合がある。
平均重合度はポリグリセリンの水酸基価から次式によって算出できる。原料となるポリグリセリンの水酸基価は基準油脂分析試験法(2,3,6,2−1996ヒドロキシル価(ピリジン−無水酢酸法))を用いて測定することができる。
m=74n+18
OHV=56110(n+2)/m
n:ポリグリセリンの平均重合度
m:ポリグリセリンの平均分子量
OHV:ポリグリセリンの水酸基価
全ての水酸基のうちの1級水酸基の割合は、以下のようにして炭素原子に対する核磁気共鳴スペクトル(NMR)を測定する方法を用いて測定することができる。ポリグリセリン500mgを重水2.8mlに溶解し、ろ過後ゲートつきデカップリングにより13C−NMR(125MHz)スペクトルを得る。ゲートデカップルド測定手法によりピーク強度は炭素数に比例する。1級水酸基と2級水酸基の存在を示す13C化学シフトはそれぞれメチレン炭素(CH2OH)が63ppm付近、メチン炭素(CHOH)が71ppm付近であり、2種それぞれのシグナル強度の分析により、1級水酸基と2級水酸基の存在比を算出する。但し、2級水酸基を示すメチン炭素(CHOH)は、1級水酸基を示すメチレン炭素に結合するメチン炭素にさらに隣接するメチレン炭素ピークと重なり、それ自体の積分値を得られないため、メチン炭素(CHOH)と隣り合うメチレン炭素(CH2)の74ppm付近のシグナル強度により積分値を算出する。
また、界面活性剤の親水性、親油性の度合いはHLB(Hydrophile‐Lipophile Balance)で表されるが、本発明中の乳化物を得るためにはHLBが12以上、好ましくは14以上であることが望ましい。HLBが10より小さい場合、油溶性の素材を水中に安定的に分散することが困難となる場合がある。
HLBの求め方は特に限定するものではなく、既存の種々の手法が利用でき、例としてHLB既知の界面活性剤と未知の界面活性剤を組み合わせて、HLB既知の油脂と水を乳化し、もっとも乳化状態が良い混合比のものを選定して、次式より算定することができる。
{(Wu×HLBu)+(Wa×HLBa)}/(Wu+Wa)=HLBo
Wu:HLB未知の界面活性剤の重量分率
Wa:HLB既知の界面活性剤の重量分率
HLBu:HLB未知の界面活性剤のHLB(求める界面活性剤のHLB)
HLBa:HLB既知の界面活性剤のHLB
HLBo:油脂の所要HLB
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物に含まれる界面活性剤量は、界面活性剤の種類やその他の成分量によっても異なり一概には決定できないが、果汁ポリフェノールに対して十分な安定性を得るために0.5重量%以上含まれることを特徴とする。0.5%未満では微細な乳化粒子径を維持することが困難となるばかりか、水系の飲食品へ添加時に油溶性成分が分離する場合がある。また、抽出トコフェロールに対する界面活性剤量の比率(界面活性剤/抽出トコフェロール)は乳化組成物の安定性の観点から、質量基準で0.25〜50であることを必要とする。
本願の発明に用いるトコフェロールとは、天然及び合成トコフェロールであって、特に限定されるものではない。植物原料由来の油脂から抽出、精製される場合は、特に限定されるものではないが、代表例として大豆油、小麦胚芽油、パーム油などが挙げられる。また、抽出トコフェロール中のα,β,γ,δの成分比率は、植物の種類や品種、産地などにも影響されるが、工業的に分子蒸留などの工程により特定の同族体組成の成分比率を上げた製品が市販されている。
本発明に使用されるトコフェロールは、その精製方法などは特に限定しないが、総トコフェロール中、d−δ−トコフェロールを10%以上含有するものが望ましく、さらに好ましくは、d−δ−トコフェロールを40%以上含有するものが望ましい。抽出トコフェロールの各同族体の内、d−δ−トコフェロールが特に安定性に優れ、持続的な香味劣化抑制効果が期待できる。トコフェロール中の各同族体の含有量は、食品添加物公定書に記載の測定方法(高速液体クロマトグラフ法)により測定が可能である。また、本発明におけるトコフェロールは、その誘導体も含まれる。例えば、d−δ−トコフェロールを酢酸とエステル化したd−δ−トコフェロールの酢酸エステルなどが挙げられる。
本発明における茶抽出物の原料は、特に限定するものではなく、植物学的にはツバキ科の植物であるCamellia Sinensisの葉より製造される不発酵茶である緑茶、半発酵茶である烏龍茶、発酵茶である紅茶が挙げられる。それらの中で、好ましくは不発酵茶である緑茶を用いるのが良い。茶抽出物は、茶葉又は茶葉を粉砕したものを、水又は熱水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコールにより抽出した画分、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分より得たものなどが挙げられ、さらに好ましくは、(+)−カテキン、(−)−エピカテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−カテキンガレート、(−)−エピカテキンガレート、(−)−ガロカテキンガレート及び(−)−エピガロカテキンガレートからなる群より選ばれるカテキン類の1種又は2種以上が挙げられる。上記カテキン類の含量は特に限定するものではないが、使用する茶抽出物中に60%以上含有されていることが好ましく、さらに好ましくは70%以上含有されていることがよい。これらカテキン類の総含量は、酒石酸鉄を用いた比色定量法により測定可能であり、各カテキン類の組成については、高速液体クロマトグラフィーで測定することが可能である。
本発明におけるカロテノイド類とは特に限定されるものではないが、一般的には8個のイソプレン単位からなる中央部に共役二重結合とメチル基の側鎖を持つ化合物であり、天然に存在する黄色から赤のテルペノイド類で、α−カロテン、β−カロテン、リコピン、フィトエンなどの炭化水素類(カロテン類)やそのエポキシ体(キサントフィル類)としてアスタキサンチン、ゼアキサンチン、アクチニオエリスロール、ルテイン、クリプトキサンチン、ツナキサンチン、サルモキサンチン、パラシロキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ククルビタキサンチン、ディアトキサンチン、アロキサンチン、ペクテノール、ペクテノロン、マクトラキサンチン、カプサンチン、カプサンチノール、フコキサンチン、フコキサンチノール、ペリジニン、ハロシンチアキサンチン、アマロウシアキサンチン、カンタキサンチン、エキネノン、ロドキサンチン、ビキシン、ノルビキシン、さらには、ノルカロテノイド類やアポカロテノイド類が挙げられ、好ましくはβ−カロテン、ルテイン、アスタキサンチン、リコピンであり、更に好ましくはルテインである。これらのカロテノイドは、植物、動物、微生物などの天然物から抽出されたものや化学合成品を用いることができる。天然の抽出物は、その原料種類、産地及び製造方法は特に限定されない。
本発明におけるケルセチン類とは特に限定されるものではないが、ケルセチンを基本骨格とする化合物の総称であって、ケルセチン、ジヒドロケルセチン、イソクエルシトリン、ルチン、及びその誘導体として、酵素処理イソクエルシトリン、酵素処理ルチン、アスチルビンなどが挙げられる。本発明に使用されるケルセチン類は、その製造、精製方法などは特に限定しないが、ケルセチン類の溶解性を高める点では、酵素処理ルチンを用いることが好ましい。上記酵素処理ルチンとは、ルチンとデキストリンとの共存下にシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼを作用させて得られる、α−グルコシルルチンを含有する組成物であるが、同様の配合組成を有する組成物であれば、他の手法を用いて製造されたものであっても使用することができる。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物に含まれる茶抽出物、ケルセチン類、カロテノイド類の添加量は特に限定するものではないが、0.01〜50重量%が含まれることが好ましく、さらに好ましくは0.1〜20重量%が含まれることが望ましい。0.01%未満では期待される効果は得られにくく、50%を超える配合量では水又は多価アルコール中油型の乳化物とした場合に、安定な乳化系とすることが困難となる場合がある。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物は、水及び/又は多価アルコール中に界面活性剤を溶解させた後、トコフェロールを含む油相を添加し、乳化装置を用い乳化することにより得られる。茶抽出物、ケルセチン類、カロテノイド類の添加方法は特に限定されるものではなく、乳化の前後の何れでも良いが、水及び/又は多価アルコール中に溶解可能であれば乳化前に添加し、水及び/又は多価アルコール中によく溶解させておくことが望ましい。なお、素材の劣化を防ぎ、製剤の安定性を向上させる目的で、全ての工程を通じて、窒素、ヘリウムといった不活性ガス気流下での調製が望ましい。
前記に記載の水及び/又は多価アルコールとは、1つの分子内に2個以上の水酸基を有する化合物の総称であり、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、ソルビタン、キシロース、アラビノース、マンノース、乳糖、砂糖、カップリングシュガー、ブドウ糖、酵素水飴、酸糖化水飴、麦芽糖水飴、麦芽糖、異性化糖、果糖、還元麦芽糖、還元澱粉水飴、蜂蜜などが挙げられる。前記に記載の乳化装置は、特に限定されるものではないが、具体的には、ホモミキサー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザーなどが挙げられる。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物は、水中に分散させたときの平均粒子径(Wp)が0.4μm以下の微細な乳化粒子とすることによって、油溶性であるトコフェロールの分離がなく、分散性が向上し、所望の効果を得ることができる。好ましくは0.2μm以下、さらに好ましくは0.1μm以下の微細な乳化粒子とすることによって、より乳化安定性に優れるものとなる。また、平均粒子径が小さいほど、水中分散時における乳化粒子の表面積が増大し、トコフェロールによる風味劣化防止効果を十分に発揮することが可能となる。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物は、該果汁ポリフェノール含有飲食品中に分散させたときの平均粒子径(Fp)が、水中に分散させたときの平均粒子径(Wp)と比較し大きく差を生じない構成であることを特徴とする。具体的には(Fp/Wp)が1.5以下であることを必要とし、好ましくは1.3以下、さらに好ましくは1.1以下であることが望ましい。(Fp/Wp)が1.5を上回る場合には果汁ポリフェノール含有飲食品においてポリフェノールによる乳化破壊の影響を受け、長期的に微細な乳化粒子径を維持することが困難となる。
乳化粒子の粒度分布測定法としては、光学顕微鏡法、共焦点レーザー顕微鏡法、電子顕微鏡法、原子間力顕微鏡法、静的光散乱法、動的光散乱法、レーザー回折法等が知られており、それぞれの原理に対応した装置が市販されている。本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を水中、あるいは該果汁ポリフェノール含有飲食品中に分散させた時の乳化粒子径は、市販の粒度分布計等で計測することができ、例えばベックマンコールター社の粒度分布測定器(L−230)を用いることで容易に測定することができる。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物は、必要に応じて公知の酸化防止剤を併用してもよい。例として油溶性酸化防止剤(カンゾウ油抽出物、ゴマ油不けん化物、γ−オリザノール、ナタネ油抽出物)、水溶性酸化防止剤(L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸エステル、L−アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、没食子酸、クロロゲン酸、ブドウ種子抽出物、ヒマワリ抽出物、ヤマモモ抽出物、食用カンナ抽出物、ブルーベリー葉抽出物等)、また、水、油に難溶である酸化防止剤(ドクダミ抽出物、アオイ花抽出物、ピメンタ抽出物等)、金属封鎖剤(グルコン酸、コウジ酸、フィチン酸、ポリリン酸、キチン、キトサン等)、アミノ酸類、クエン酸等の有機酸類又その塩類、ヘスペリジン、ヘスペレチン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用配合してもよい。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を適用する飲食品とは果汁ポリフェノールを含む飲食品であればよく、特に限定されるものではないが、例えばリンゴ、ブドウ、レモン、オレンジ、温州ミカン、グレープフルーツ、ライム、ユズ、パイナップル、ウメ、アセロラ、ブルーベリー、モモ、イチゴ、ナシ、バナナ、メロンなどの果汁成分を含有する果汁飲料、野菜飲料、乳飲料、アルコール飲料、ミネラル含有飲料、ビタミン含有飲料等の飲料類、ゼリー、ババロア、プリン等のデザート食品類、キャンディー、ドロップなどの菓子類、果実ジャム類などを挙げることができる。また、飲食品への使用においては、食品原料及び食品香料などの各種食品添加物に適当な濃度となるように混合し使用してもよい。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物の飲食品に対する添加量は、特に限定されるものではなく、果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物の成分の純度、配合割合や、添加する飲食品の種類等により変動するが、一般的には飲食品の0.005〜0.5重量%の範囲で添加するのが好ましい。0.005重量%未満では期待される効果は得られにくく、0.5重量%を超える濃度の添加では果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物の香味が飲食品の風味に影響を及ぼす場合がある。
以下、本発明の態様を実施例によりさらに記載し、開示する。この実施例は、単なる本発明の例示であり、何ら限定を意味するものではない。
実施例1
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノカプレート(太陽化学(株)製、HLB値16、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品1の乳化組成物を得た。
実施例2
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノラウレート(太陽化学(株)製、HLB値16、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品2の乳化組成物を得た。
実施例3
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品3の乳化組成物を得た。
実施例4
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノパルミテート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品4の乳化組成物を得た。
実施例5
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノステアレート(太陽化学(株)製、HLB値14、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品5の乳化組成物を得た。
実施例6
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノオレート(太陽化学(株)製、HLB値14、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品6の乳化組成物を得た。
実施例7
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、ヘキサグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値13、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品7の乳化組成物を得た。
実施例8
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14、1級水酸基59.6%)2g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)2gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品8の乳化組成物を得た。
実施例9
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14、1級水酸基59.6%)3.2g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)0.8gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品9の乳化組成物を得た。
実施例10
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品10の乳化組成物を得た。
実施例11
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、ヘキサグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値13、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで予備乳化させた後、湿式微粒化装置((株)スギノマシン製)にて圧力150MPaで微細乳化し、本発明品11の乳化組成物を得た。
実施例12
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)83.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)1.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品12の乳化組成物を得た。
実施例13
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)88.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)1gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)0.5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品13の乳化組成物を得た。
実施例14
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)60gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)10gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)20gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品14の乳化組成物を得た。
実施例15
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)3gとグレープフルーツ香料オイル2gを混合したものを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品15の乳化組成物を得た。
実施例16
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)3gとミルクフレーバーオイル2gを混合したものを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品16の乳化組成物を得た。
実施例17
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)3gとMCTオイル2gを混合したものを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品17の乳化組成物を得た。
実施例18
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)3gとパーム油2gを混合したものを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品18の乳化組成物を得た。
実施例19
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)3gとアスコルビン酸パルミテート(三菱化学フーズ(株)製)2gを混合したものを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品19の乳化組成物を得た。
実施例20
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量70%、エピガロカテキンガレート含量50%)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品20の乳化組成物を得た。
実施例21
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品21の乳化組成物を得た。
実施例22
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.9gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとルテイン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品22の乳化組成物を得た。
実施例23
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量95%、エピガロカテキンガレート含量90%)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品23の乳化組成物を得た。
実施例24
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量50%、エピガロカテキンガレート含量0%)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品24の乳化組成物を得た。
実施例25
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとケルセチン(関東化学(株)製)0.5gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品25の乳化組成物を得た。
実施例26
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとルチン(関東化学(株)製)0.5gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品26の乳化組成物を得た。
実施例27
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.9gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとアスタキサンチン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品27の乳化組成物を得た。
実施例28
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.9gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとβ−カロテン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品28の乳化組成物を得た。
実施例29
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量70%、エピガロカテキンガレート含量50%)0.5g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品29の乳化組成物を得た。
実施例30
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.4gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量70%、エピガロカテキンガレート含量50%)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとルテイン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品30の乳化組成物を得た。
実施例31
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.4gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとルテイン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品31の乳化組成物を得た。
実施例32
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)79.9gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量70%、エピガロカテキンガレート含量50%)0.5g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとルテイン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品32の乳化組成物を得た。
実施例33
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、アスコルビン酸(関東化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品33の乳化組成物を得た。
実施例34
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、フェルラ酸(関東化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品34の乳化組成物を得た。
実施例35
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量90%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品35の乳化組成物を得た。
実施例36
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量30%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品36の乳化組成物を得た。
実施例37
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量0%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、本発明品37の乳化組成物を得た。
比較例1
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、ショ糖ステアリン酸エステル(三菱化学フーズ(株)製、HLB値15)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品1の乳化組成物を得た。
比較例2
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品2の乳化組成物を得た。
比較例3
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、テトラグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値11、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品3の乳化組成物を得た。
比較例4
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、ヘキサグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値13、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品4の乳化組成物を得た。
比較例5
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノカプレート(太陽化学(株)製、HLB値16、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品5の乳化組成物を得た。
比較例6
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノオレート(太陽化学(株)製、HLB値14、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品6の乳化組成物を得た。
比較例7
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14、1級水酸基59.6%)0.8g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)3.2gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品7の乳化組成物を得た。
比較例8
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)84gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)1gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品8の乳化組成物を得た。
比較例9
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)89.3gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)0.2gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)0.5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品9の乳化組成物を得た。
比較例10
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)66gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)20gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品10の乳化組成物を得た。
比較例11
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。グレープフルーツ香料オイル5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品11の乳化組成物を得た。
比較例12
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。グレープフルーツ香料オイル5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品12の乳化組成物を得た。
比較例13
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。ミルクフレーバーオイル5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品13の乳化組成物を得た。
比較例14
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。ミルクフレーバーオイル5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品14の乳化組成物を得た。
比較例15
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。MCTオイル5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品15の乳化組成物を得た。
比較例16
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。MCTオイル5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品16の乳化組成物を得た。
比較例17
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。パーム油5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品17の乳化組成物を得た。
比較例18
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。パーム油5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品18の乳化組成物を得た。
比較例19
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基59.6%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。アスコルビン酸パルミテート(三菱化学フーズ(株)製)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品19の乳化組成物を得た。
比較例20
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)81gに、イオン交換水を10g、デカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値15、1級水酸基46.9%)4gを添加し、65℃に加温溶解した。アスコルビン酸パルミテート(三菱化学フーズ(株)製)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品20の乳化組成物を得た。
比較例21
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)4g、緑茶抽出物(太陽化学(株)製、カテキン類含量70%、エピガロカテキンガレート含量50%)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品21の乳化組成物を得た。
比較例22
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)4g、酵素処理ルチン(東洋精糖(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品22の乳化組成物を得た。
比較例23
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.9gに、イオン交換水を10g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)4gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gとルテイン(関東化学(株)製)0.1gを混合して油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品23の乳化組成物を得た。
比較例24
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)4g、アスコルビン酸(関東化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品24の乳化組成物を得た。
比較例25
多価アルコールとしてグリセリン(日本油脂(株)製)80.5gに、イオン交換水を10g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)4g、フェルラ酸(関東化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(タマ生化学(株)製、d−δ−トコフェロール含量60%)5gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて、比較品25の乳化組成物を得た。
実施例38
市販のブドウ果汁飲料(果汁20%、総ポリフェノール35.5mg/100g)に実施例1〜22で得られた本発明品1〜22、あるいは比較例1〜20にて得られた比較品1〜20をそれぞれ0.1%添加し、無色透明のペットボトルに充填し、本発明品1〜22、あるいは比較品1〜20添加のブドウ果汁飲料を得た。同様に市販のリンゴ果汁飲料(果汁100%、総ポリフェノール80.2mg/100g)、ウメ果汁飲料(果汁20%、総ポリフェノール15.9mg/100g)、モモ果汁飲料(果汁100%、総ポリフェノール59.0mg/100g)を用い、本発明品1〜22、あるいは比較品1〜20添加の各果汁飲料を得た。各果汁飲料の総ポリフェノール量についてはフォーリン・チオカルト法にて測定し、没食子酸換算量として算出した。また、ビタミンCは高速液体クロマトグラフ法で定量し、フォーリン・チオカルト法における吸光度に換算してその量を控除した。
試験例1
実施例1〜22で得られた本発明品1〜22、あるいは比較例1〜20にて得られた比較品1〜20が0.1%となるようにそれぞれ水中に分散させ、室温で30分静置後、及び冷蔵(5℃)で14日間静置後にベックマンコールター社の粒度分布測定器(L−230)を用いて乳化粒子径を測定した。また、同様に実施例38で得られたブドウ果汁飲料、リンゴ果汁飲料、ウメ果汁飲料、モモ果汁飲料中における室温で30分静置後、冷蔵(5℃)で14日間静置後の乳化粒子径をそれぞれ測定した。その結果を表1及び表2に示す。
Figure 2017169500
Figure 2017169500
表1及び表2より明らかなように、水中に分散させたときの平均粒子径(Wp)が0.4μm以下、かつ(Wp)と該果汁ポリフェノール含有飲食品中に分散させたときの平均粒子径(Fp)の比率(Fp/Wp)が1.5以下となる本発明品は、果汁ポリフェノール含有飲食品中で著しい乳化破壊が進行することなく、長期間安定的に分散することが可能であった。また、茶抽出物やケルセチン類といったポリフェノール類、油性の香料、食品素材等を含有する本発明品においても乳化破壊は抑えられ、これら成分を含む本発明品も長期間安定的に分散することが可能となった。
実施例39
市販のリンゴ果汁飲料(果汁20%、総ポリフェノール20.5mg/100g)に実施例3、20〜37で得られた本発明品3、20〜37をそれぞれ0.05%添加し、無色透明のペットボトルに充填し、本発明品添加のリンゴ果汁飲料を得た。また本発明品の代わりに比較例2、21〜25にて得られた比較品2、21〜25をそれぞれ0.05%添加したリンゴ果汁飲料を得た。また、同様にして本発明品、比較品を添加していないリンゴ果汁飲料を得た。
試験例2
実施例39で得られたそれぞれのリンゴ果汁飲料を10,000Lxの蛍光灯照射下に7日間(12℃)、あるいは遮光条件下で55℃の恒温器中に7日間放置した後、遮光条件下で冷蔵保存しておいたリンゴ果汁飲料を標準とし、それに対する風味劣化の程度について10名のパネラーによる官能評価を行った。また、保管後のリンゴ果汁飲料中の劣化臭成分(ヘキサナール、1−オクテン−3−オン、2−ヘプテナール)の発生量は、揮発性成分をSPME法により捕集し、ガスクロマトグラフィー質量分析装置(GC/MS)により分析した。その結果を表3に示す。
Figure 2017169500
表3及び表4中の官能評価の点数は、下記の基準で採点した各パネラーの平均点である。
(評価基準)
冷蔵保存試料と同等(変化なし) :5点
冷蔵保存試料と比べわずかに変化している:4点
冷蔵保存試料と比べ少し変化している :3点
冷蔵保存試料と比べかなり変化している :2点
冷蔵保存試料と比べ著しく変化している :1点
劣化臭成分のGC/MS分析条件は次の通りである。
(前処理条件)
試料 :4g/20mLヘッドスペースバイアル
抽出法 :SPME(Carboxen/PDMS/DVB)
温度 :40℃
抽出時間:30分
(GC条件)
装置 :Agilent Technologies 7890A
カラム :DB―WAX(30m×0.25mm ID, 0.25μm film)
気化室温度 :240℃
注入法 :スプリットレス
オーブン温度:40℃(5分)⇒10℃/分⇒240℃(5分) 合計30分
キャリアガス:ヘリウム
カラム流量 :1.2ml/分
線速度 :36.3cm/秒
(MS条件)
装置 :Agilent Technologies 5975C
イオン化法:EI、70eV
また、劣化臭成分の生成量(%)は、本発明品、比較品を添加していない場合を100%とし、以下の式にしたがって計算した。
(B/A)×100=劣化臭成分の生成量(%)
本発明品、比較品を添加していない場合の劣化臭成分量:A
本発明品、比較品を添加した場合の劣化臭成分量:B
表3より明らかなように、本発明品は、リンゴ果汁飲料の熱や光による風味劣化を効果的に防止し、比較品と比べリンゴ果汁飲料の劣化臭成分の発生量が低く、リンゴ果汁飲料の香調を効果的に維持した。また、果汁ポリフェノールに対して安定性の高い本発明品に、茶抽出物、ケルセチン類、カロテノイド類から選ばれるいずれか一種以上を含有させることで、より高いリンゴ果汁飲料の風味劣化防止効果が認められた。
実施例40
市販のブドウ果汁飲料(果汁20%、総ポリフェノール35.5mg/100g)に実施例3、20〜37で得られた本発明品3、20〜37をそれぞれ0.05%添加し、無色透明のペットボトルに充填し、本発明品添加のブドウ果汁飲料を得た。また本発明品の代わりに比較例2、21〜25にて得られた比較品2、21〜25をそれぞれ0.05%添加したブドウ果汁飲料を得た。また、同様にして本発明品、比較品を添加していないブドウ果汁飲料を得た。
試験例3
実施例40で得られたそれぞれのブドウ果汁飲料を10,000Lxの蛍光灯照射下に7日間(12℃)放置した後、遮光条件下で冷蔵保存しておいたブドウ果汁飲料を標準とし、それに対する風味劣化の程度について10名のパネラーによる官能評価を行った。その結果を下記表4に示す。
Figure 2017169500
表4より明らかなように、本発明品は、ブドウ果汁飲料の熱や光による風味劣化を効果的に防止した。また、果汁ポリフェノールに対して安定性の高い本発明品に、茶抽出物、ケルセチン類、カロテノイド類から選ばれるいずれか一種以上を含有させることで、より高いブドウ果汁飲料の風味劣化防止効果が認められた。
本発明の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を用いることにより、油溶性の酸化防止剤成分や香料成分、食品素材を、果汁ポリフェノール含有飲食品の外観を損ねることなく安定的に添加することを可能とし、さらにはこれを酸化防止目的に利用することで、日光や強い照明下の飲食品販売時や、高温下での飲食品保存時において、果汁ポリフェノール含有飲食品の風味劣化を防止することができ、香味の良好な飲食品の提供及び品質保持効果を持続することが可能となり、産業上貢献大である。

Claims (6)

  1. 水及び/又は多価アルコール中油型の乳化組成物であって、抽出トコフェロール及び0.5重量%以上の界面活性剤を含有し、該乳化組成物中に含有する抽出トコフェロールに対する界面活性剤の比率(界面活性剤/抽出トコフェロール)が質量基準で0.25〜50であり、水中に分散させたときの平均粒子径(Wp)が0.4μm以下、かつ(Wp)と該果汁ポリフェノール含有飲食品中に分散させたときの平均粒子径(Fp)の比率(Fp/Wp)が1.5以下であることを特徴とする、果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物。
  2. 界面活性剤がポリグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1に記載の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物。
  3. 茶抽出物、ケルセチン類、カロテノイド類から選ばれるいずれか一種以上を含有し、果汁ポリフェノール含有飲食品の光照射下又は加熱保管時の風味劣化を抑制することを特徴とする請求項1又は2記載の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物。
  4. 果汁ポリフェノール含有飲食品がリンゴ果汁を含む飲食品であり、1−オクテン−3−オンによる劣化臭を抑制することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を添加する、果汁ポリフェノール含有飲食品の風味劣化防止方法。
  6. 請求項1〜4いずれか記載の果汁ポリフェノール含有飲食品用乳化組成物を含有する飲食品。
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