JP2017168343A - リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法、リチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法およびリチウムイオン電池用電極の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、品質に優れた電極を安定的に生産するためには、リチウムイオン電池用電極スラリーの製造工程において、電極スラリー中の凝集物の有無を正確に評価し、管理することが重要な技術的課題となっていた。
そのため、特許文献1に記載のペースト評価方法を電極スラリーの品質評価工程に適用しても、電極スラリーの状態を正確に評価し、管理することが難しかった。
リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法であって、
超音波発信部から上記電極スラリー全体にわたって超音波を照射する工程と、
超音波受信部により上記電極スラリーを透過した上記超音波の透過量および上記電極スラリーに反射した上記超音波の反射量の少なくとも一方を測定する工程と、
測定した上記超音波の上記透過量および上記反射量の少なくとも一方を用いて、上記電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することにより、上記電極スラリーの品質を評価する工程と、
を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法が提供される。
電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法であって、
上記電極活物質、上記バインダーおよび上記導電助剤を混合機内で混合することにより電極スラリーを調製する工程と、
得られた上記電極スラリーに対し、上記リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法を用いて、上記電極スラリーの品質を評価する工程と、
を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法が提供される。
電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を含むリチウムイオン電池用電極の製造方法であって、
上記リチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法により電極スラリーを作製する工程と、
得られた上記電極スラリーを用いて電極を形成する工程と、
を含むリチウムイオン電池用電極の製造方法が提供される。
はじめに、本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法について説明する。図1は、本発明に係る実施形態のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法の一例を示すフロー図である。本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法は、以下の(A1)、(A2)および(A3)の3つの工程を少なくとも含む。
(A1)超音波発信部から電極スラリー全体にわたって超音波を照射する工程
(A2)超音波受信部により電極スラリーを透過した超音波の透過量および電極スラリーに反射した超音波の反射量の少なくとも一方を測定する工程
(A3)測定した超音波の透過量および反射量の少なくとも一方を用いて、電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することにより、電極スラリーの品質を評価する工程
そこで、本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた。その結果、上記の(A1)、(A2)および(A3)の3つの工程をおこなうことにより、電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析でき、その結果、リチウムイオン電池用電極スラリーの品質を正確に評価することができることを見出して本発明を完成するに至った。
はじめに、超音波発信部から電極スラリー全体にわたって超音波を照射する。
超音波を照射する工程(A1)は、電極スラリーを調製した混合機に対し直接おこなってもよいし、混合機や貯蔵容器から取り出された電極スラリーに対しおこなってもよい。
また、電極スラリーを調製した混合機や貯蔵容器から電極スラリーを外部に送り出す段階や、電極スラリーが電極作製工程に移送される段階においておこなうことが好ましい。これにより、調製した電極スラリーに対し、連続的に超音波を照射することができるため、調製した電極スラリー全体にわたって超音波を効率よく照射することができる。
この場合、超音波を照射する工程(A1)は、混合機または貯蔵容器から塗工機までの電極スラリーを移送する配管の途中や配管の途中に設けられた測定部において、移送されてきた電極スラリーに対し、連続的におこなうことが好ましい。
超音波を照射する工程(A1)では、例えば、図2に示すように、超音波発信部11を移動させながら電極スラリー10に超音波を照射することにより、電極スラリー10全体にわたって超音波を照射することができる。すなわち、電極スラリー10全体をスキャンするように超音波発信部11を移動させることにより、電極スラリー10全体にわたって超音波を照射することができる。こうすることによって、電極スラリー10全体の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することができ、その結果、電極スラリー10の品質をより正確に評価することができる。
この場合、図3に示すように、複数の超音波発信部11を横に並べて配置し、複数の超音波発信部11から電極スラリー10に超音波12を同じ方向から照射してもよいし、あるいは、図4に示すように、複数の超音波発信部11を多方向に配置し、複数の超音波発信部11から電極スラリー10に多方向から超音波12を照射してもよい。
超音波発信部11を複数設け、複数の超音波発信部11から電極スラリー10に超音波12を照射することにより、電極スラリー10全体にわたって超音波12を照射することができる。こうすることによって、電極スラリー10全体の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することができ、その結果、電極スラリー10の品質をより正確に評価することができる。
図5は、本発明に係る実施形態の超音波受信部13の配置の一例を示す断面図である。
次に、超音波受信部13により電極スラリー10を透過した超音波12の透過量および電極スラリー10に反射した超音波12の反射量の少なくとも一方を測定する。
ここで、超音波受信部13により電極スラリー10を透過した超音波12の透過量を測定する場合は、図5(a)に示すように、超音波受信部13は、電極スラリー10を介して超音波発信部11に対向する位置に設けられる。こうすることで、超音波受信部13により電極スラリー10を透過した超音波12の透過量を測定することができる。
また、超音波受信部13により電極スラリー10に反射した超音波12の反射量を測定する場合は、図5(b)に示すように、超音波受信部13は、超音波発信部11と同じ場所に設けられる。
また、反射した超音波12の反射量を測定する場合、気泡は液体(スラリー)よりも反射が小さく、凝集物や異物等の固形物は液体(スラリー)よりも反射が大きいため、超音波12の反射率を求めることにより、凝集物、異物および気泡の有無をそれぞれ判断することができる。
すなわち、電極スラリー中に凝集物、異物および気泡等が存在する部位があれば、その部位における反射率や減衰率が変動することとなる。よって、電極スラリー10全体にわたって反射率や減衰率を測定することにより、電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することができる。
次に、測定した超音波の透過量および反射量の少なくとも一方を用いて、電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することにより、電極スラリーの品質を評価する。
こうすることにより、電極スラリーの品質を短時間で網羅的に評価することができる。
ここで、凝集物、異物および気泡等が観察されない電極スラリーを別途作製し、その減衰率または反射率のデータを異常部の有無を判断する際の基準データとすることができる。
つぎに、本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法について説明する。図7は、本発明に係る実施形態のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法の一例を示すフロー図である。
本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法は、電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法であって、以下の(B1)および(B2)の2つの工程を少なくとも含む。
(B1)上記電極活物質、上記バインダーおよび上記導電助剤を混合機内で混合することにより電極スラリーを調製する工程
(B2)得られた上記電極スラリーに対し、前述した本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法を用いて、上記電極スラリーの品質を評価する工程
以下、各工程について説明する。
はじめに、(B1)上記電極活物質、上記バインダーおよび上記導電助剤を混合機内で混合することにより電極スラリーを調製する工程について説明する。
混合機としては、ボールミルやプラネタリーミキサー等の公知のものが使用でき、特に限定されない。混合方法も特に限定されず、公知の方法に準じておこなうことができる。
本実施形態に係る電極活物質は一般的に公知のものを使用することができ、電池の使用用途等に応じて適宜選択される。また、正極用スラリーを作製するときは正極活物質を使用し、負極用スラリーを作製するときは負極活物質を使用する。
本実施形態に係る電極スラリーには、電極活物質同士および電極活物質と集電体とを結着させる役割をもつバインダーを含む。
本実施形態に係るバインダーはリチウムイオン電池に使用可能な通常のバインダーであれば特に限定されないが、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、スチレン・ブタジエン系ゴム、ポリイミド等が挙げられる。これらのバインダーは一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記バインダーの中でも、結着性に優れる点から、スチレン・ブタジエン系ゴムが好ましい。
本実施形態に係る電極スラリーは導電助剤を含む。
本実施形態に係る導電助剤としてはリチウムイオン電池に使用可能な通常の導電助剤であれば特に限定されないが、例えば、アセチレンブラック、ケチェンブラック、カーボンブラック、気相法炭素繊維等の炭素材料が挙げられる。
本実施形態に係る電極スラリーには、塗布に適した流動性を確保する点から、増粘剤をさらに含んでもよい。
本実施形態に係る増粘剤としてはリチウムイオン電池に使用可能な通常の増粘剤であれば特に限定されないが、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系ポリマーおよびこれらのアンモニウム塩並びにアルカリ金属塩、ポリカルボン酸、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコール等の水溶性ポリマー等が挙げられる。これらの増粘剤は一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
つぎに、(B2)得られた上記電極スラリーに対し、前述した本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法を用いて、上記電極スラリーの品質を評価する。
ここで、電極スラリーの品質を評価する工程(B2)の前に、得られた電極スラリーを混合機の外部に送り出す工程(B3)をさらに含んでもよい。
これにより、電極スラリーの品質を評価する工程(B2)において、電極スラリーの品質の評価をおこなう時間を十分に確保することができ、電極スラリーをより一層もれなく評価することができる。
これにより、調製した電極スラリーに対し、連続的に超音波を照射し、品質評価を連続的におこなうことができるため、品質に優れた電極スラリーをより一層効率よく製造することができる。
これにより、電極スラリーに対して超音波をより均一に照射することができ、その結果、より正確に電極スラリーの品質を評価することができる。
本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法は、(B4)得られた電極スラリーの異常部を検出する検出工程をおこなうのが好ましい。
本実施形態の電極スラリーの異常部の検出工程では特に限定されないが、例えば、測定した超音波の透過量および反射量の少なくとも一方から超音波の減衰率または反射率を算出し、減衰率または反射率が予め定めた範囲内にない部位は異常部と判断することができる。
ここで、凝集物、異物および気泡等が観察されない電極スラリーを別途作製し、その減衰率または反射率のデータを異常部の有無を判断する際の基準データとすることができる。
こうすることにより、品質が良好なリチウムイオン電池用電極スラリーのみを生産性よく得ることができる。
つぎに、本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極の製造方法について説明する。図8は、本発明に係る実施形態のリチウムイオン電池用電極の製造方法の一例を示すフロー図である。
本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極の製造方法は、電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を含むリチウムイオン電池用電極の製造方法であって、以下の(C1)および(C2)の2つの工程を少なくとも含む。
(C1)前述した本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法により電極スラリーを作製する工程
(C2)得られた上記電極スラリーを用いて電極を形成する工程
以下、各工程について説明する。
はじめに、(C1)前述した本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法により電極スラリーを作製する。
この工程は、前述した本実施形態に係るリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法と同じため、この工程の詳細はここでは省略する。
つぎに、(C2)得られた上記電極スラリーを用いて電極を形成する。
電極の形成は一般的に公知の方法に準じておこなうことができるため、特に限定されないが、例えば、得られた電極スラリーを集電体上に塗布して乾燥し、電極活物質層を形成することにより電極を形成することができる。
本実施形態の電極の製造に用いられる集電体としては、リチウムイオン電池に使用可能な通常の集電体であれば特に限定されないが、価格や入手容易性、電気化学的安定性等の観点から、正極用としてはアルミニウム、負極用としては銅が好ましい。また、集電体の形状についても特に限定されないが、例えば、厚さが0.001〜0.5mmの範囲で箔状のものを用いることができる。
また、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
11 超音波発信部
12 超音波
13 超音波受信部
Claims (17)
- リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法であって、
超音波発信部から前記電極スラリー全体にわたって超音波を照射する工程と、
超音波受信部により前記電極スラリーを透過した前記超音波の透過量および前記電極スラリーに反射した前記超音波の反射量の少なくとも一方を測定する工程と、
測定した前記超音波の前記透過量および前記反射量の少なくとも一方を用いて、前記電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析することにより、前記電極スラリーの品質を評価する工程と、
を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法。 - 請求項1に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法において、
前記超音波を照射する工程では、
前記超音波発信部を移動させながら前記電極スラリーに超音波を照射することにより、前記電極スラリー全体にわたって超音波を照射するリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法。 - 請求項1に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法において、
前記超音波を照射する工程では、
前記超音波発信部を複数設け、複数の前記超音波発信部から前記電極スラリーに超音波を照射することにより、前記電極スラリー全体にわたって超音波を照射するリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法。 - 請求項3に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法において、
前記超音波を照射する工程では、
複数の前記超音波発信部を横に並べて配置し、複数の前記超音波発信部から前記電極スラリーに超音波を同じ方向から照射する、あるいは
複数の前記超音波発信部を多方向に配置し、複数の前記超音波発信部から前記電極スラリーに多方向から超音波を照射する、
リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法において、
前記電極スラリーの品質を評価する工程では、
前記電極スラリー全体における前記超音波の前記透過量および前記反射量の少なくとも一方の差異を色の濃淡で画像化し、得られた画像により前記電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析するリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法において、
前記電極スラリーは、電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を少なくとも含むリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法。 - 電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法であって、
前記電極活物質、前記バインダーおよび前記導電助剤を混合機内で混合することにより電極スラリーを調製する工程と、
得られた前記電極スラリーに対し、請求項1乃至6いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法を用いて、前記電極スラリーの品質を評価する工程と、
を含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項7に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
得られた前記電極スラリーを前記混合機の外部に送り出す工程をさらに含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項8に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記電極スラリーを前記混合機の外部に送り出す工程では、前記混合機から前記電極スラリーを断続的に送り出す、リチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項7乃至9いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記電極スラリーの異常部を検出する検出工程をさらに含むリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項10に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
測定した前記超音波の前記透過量および前記反射量の少なくとも一方から超音波の減衰率または反射率を算出し、前記減衰率または前記反射率が予め定めた範囲内にない部位は異常部と判断するリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項10に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記電極スラリー全体における前記超音波の前記透過量および前記反射量の少なくとも一方の差異を色の濃淡で画像化し、得られた画像により前記電極スラリー中の凝集物、異物および気泡の有無を網羅的に分析し、凝集物、異物および気泡から選択される少なくとも一つが観察された部位は異常部と判断するリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項10乃至12いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記検出工程において、前記電極スラリー中に異常部を検出したとき、前記異常部を含む電極スラリーを前記混合機内に戻す、あるいは前記異常部を含む電極スラリーを排出する、リチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項7乃至13いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記電極スラリーの品質を評価する工程は、前記混合機または貯蔵容器から塗工機までの前記電極スラリーを移送する配管の途中または配管の途中に設けられた測定部でおこなうリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項14に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記電極スラリーの品質を評価する工程をおこなう部位における前記配管の断面形状が矩形状または楕円形状であるリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 請求項14または15に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法において、
前記電極スラリーの品質を評価する工程をおこなう部位における前記配管の径が、前記配管の断面が丸い配管である場合、20mm以上200mm以下であり、前記配管の断面が矩形状または楕円形状の配管である場合、短い外径が10mm以上50mm以下であり、長い外径が80mm以上200mm以下であるリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法。 - 電極活物質と、バインダーと、導電助剤と、を含むリチウムイオン電池用電極の製造方法であって、
請求項7乃至16いずれか一項に記載のリチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法により電極スラリーを作製する工程と、
得られた前記電極スラリーを用いて電極を形成する工程と、
を含むリチウムイオン電池用電極の製造方法。
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