JP7297293B2 - 空中超音波検査装置 - Google Patents
空中超音波検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7297293B2 JP7297293B2 JP2019105613A JP2019105613A JP7297293B2 JP 7297293 B2 JP7297293 B2 JP 7297293B2 JP 2019105613 A JP2019105613 A JP 2019105613A JP 2019105613 A JP2019105613 A JP 2019105613A JP 7297293 B2 JP7297293 B2 JP 7297293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- battery
- ultrasonic
- ultrasonic probe
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
正常なリチウムイオン電池では、上記のように内部に電解液が充填されているが、例えば製造時の不良、もしくは経年劣化などにより、内部に電解液が必要十分に充填されていない状態であると、リチウムイオン電池としての性能を発揮することができない。
このため、例えば、製造時または、製造時から一定期間経過後のリチウムイオン電池について、内部に電解液が必要十分に充填されているか否かを超音波により検出することが望まれる。
図1は本発明の一実施形態に係る空中超音波検査装置の概略構成例を示す模式図である。図2は矩形波バースト信号の一例を示す図である。
この実施形態に係る空中超音波検査装置は、大きく分けて、図2に示す矩形波バースト信号aを出力するとともに受信信号bを入力するパルス送受信器10と、矩形波バースト信号aを受けて、空気を介して被検体へ向けて超音波パルス(以下、単に超音波と称することもある)を送信する送信超音波探触子12と、被検体内を透過した、または被検体内で反射したのちに透過した超音波パルスを空気を介して受けて受信信号bを出力する受信超音波探触子13と、受信信号bに基づいて、被検体内の欠陥の有無を示す画像、もしくは被検体が電池であるときにおける当該電池内に電解液が必要十分に充填されているか否かを示す画像などを出力するとともに、パルス送受信器10に各種設定を行なう検査制御解析器14とで構成されている。電池内に電解液が必要十分に充填されている状態は、電池が性能を十分に発揮できる状態を指す。
また、解析部21は、パルス送受信器10の受信部19により受信された受信信号bの信号レベルと、送信部16から出力された矩形波バースト信号aの信号レベルとの比に基づいて、被検体が電池であるときにおける当該電池内に電解液が必要十分に充填されているか否かを示す画像を表示部23に表示出力することができる。
ここでは、図1に示すように、送信部16から解析部21に矩形波バースト信号aが出力される例が示されるが、解析部21は、上記受信信号bの信号レベルと、信号発生部15から出力された矩形波バースト信号aの信号レベルとの比に基づいて、上記電池内に電解液が必要十分に充填されているか否かを示す画像を表示部23に表示出力してもよい。
測定条件設定部24は、図4に示すように、操作部25を介して検査実施者により操作入力された測定条件、ここでは図2に示す矩形波バースト信号aにおける電圧VH、周波数f、波数N、開始信号Sを含む測定条件をパルス送受信器10の信号発生部15へ送出する。さらに、測定条件設定部24は、測定条件で指定された周波数fに対応する周波数範囲(f1~f2)を周波数変換部(FFT)22へ設定する。
高電圧発生回路26は、測定条件設定部24から指定された電圧VHに等しい、例えば、600V(ボルト)の直流高電圧EHを出力する。この高電圧発生回路26の高電圧出力端子と接地間には2つのスイッチング素子27a,27bの直列回路が介挿されている。
図6に示すように、ゲート信号発生回路32は、正弦波発振回路34、2値化回路35、第1のゲート回路36、反転回路(インバータ回路)37、第2のゲート回路38、およびパルス数カウンタ39を有する。
正弦波発振回路34は、時刻x1にて測定条件設定部24から開始信号Sを入力すると、図7のタイムチャートに示すように、測定条件設定部24から指定された周波数f(周期T)を有する正弦波信号hを発振して出力開始する。
また、ゲート信号g2がHレベルの期間においては、スイッチング素子27bが導通し、スイッチング素子27aが遮断されているので、中間点33の電圧信号nは、接地(アース)電位(0V(ボルト)となる。
図8、図9に示すように、被検体であって、送信超音波探触子12と受信超音波探触子13との間に空気を介して配設されるリチウムイオン電池は、円筒状の電池本体100の外周面が円筒状の缶ケース110で覆われている。図8に示した例では、電池本体100の外表面と缶ケース110の内壁面との間の空隙300に電解液120が必要十分に充填される。一方で、図9に示した例では、電池本体100の外表面と缶ケース110の内壁面との間の空隙300に電解液120は充填されていない。
上記のように缶ケース110が円筒状であれば、ガイド波200は、当該ガイド波200のエネルギーが減衰して消滅するまで、缶ケース110の外壁の周りを回転するように進行する。
固体である缶ケース110の内壁面に接している物質が液体であるか気体であるかにより、缶ケース110の内壁面から当該物質へのガイド波200の透過率は大きく異なる。
一方で、缶ケース110の内壁面に接している物質が気体である場合は、液体である場合と比較して缶ケース110の内壁面から当該気体へのガイド波200の透過率が低い。
このため、缶ケース110を円周方向に伝搬するガイド波200のエネルギーは、上記充填される物質に液体が含まれない場合と比較して小さい。
このため、缶ケース110を円周方向に伝搬するガイド波200のエネルギーは、上記充填される物質に液体が含まれる場合と比較して大きい。
Claims (3)
- 液体を充填可能であって円筒状をなす被検体に空気を介して対向配設され、パルス状の超音波を送信面から前記被検体に送信する送信超音波探触子と、
前記被検体に空気を介して対向配設され、当該被検体の周りを回転するように伝搬した超音波を受信面により受けて振動子で電気信号に変換して出力する受信超音波探触子と、
前記受信超音波探触子から出力された信号を受信する受信部と、
前記受信部により受信された電気信号の信号レベルに基づき、前記被検体に前記液体が必要十分に充填されているか否かを解析する解析部と
を備え、
前記被検体は、
電解液を充填可能であって前記円筒状をなす電池であって、
前記解析部は、
前記受信部により受信された電気信号の信号レベルが所定の条件を満たす低いレベルである場合に、前記電池に前記電解液が必要十分に充填されていると解析し、
前記受信部により受信された電気信号の信号レベルが前記所定の条件を満たす低いレベルでない場合に、前記電池に前記電解液が必要十分に充填されていないと解析する、
空中超音波検査装置。 - 前記電池は、
電池本体が円筒状をなすケースで覆われてなり、前記電池本体の外表面と前記ケースの内壁との間に前記電解液を充填可能であって、
前記受信超音波探触子は、
前記ケースの外壁に空気を介して対向配設され、当該外壁の周りを回転するように伝搬した超音波を前記受信面により受けて振動子で電気信号に変換して出力し、
前記解析部は、
前記送信超音波探触子により送信された超音波のレベルに対する、前記受信部により受信された電気信号のレベルの減衰の度合いが所定の条件を満たす低い度合いである場合に、前記電池本体の外表面と前記ケースの内壁との間に前記電解液が必要十分に充填されていると解析し、
前記減衰の度合いが前記所定の条件を満たす低い度合いでない場合に、前記電池本体の外表面と前記ケースの内壁との間に前記電解液が必要十分に充填されていないと解析する、
請求項1に記載の空中超音波検査装置。 - 連続する所定個数の負の矩形波からなる矩形波バースト信号を作成して出力する信号発生部をさらに備え、
前記送信超音波探触子は、
前記信号発生部から出力された矩形波バースト信号を振動子で超音波に変換して送信面から前記被検体に送信する、
請求項1に記載の空中超音波検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019105613A JP7297293B2 (ja) | 2019-06-05 | 2019-06-05 | 空中超音波検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019105613A JP7297293B2 (ja) | 2019-06-05 | 2019-06-05 | 空中超音波検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020197512A JP2020197512A (ja) | 2020-12-10 |
JP7297293B2 true JP7297293B2 (ja) | 2023-06-26 |
Family
ID=73647906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019105613A Active JP7297293B2 (ja) | 2019-06-05 | 2019-06-05 | 空中超音波検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7297293B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102479849B1 (ko) * | 2021-07-26 | 2022-12-21 | 주식회사 부명 | 배터리 모듈의 상태를 식별하기 위한 전자 장치 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050155430A1 (en) | 2002-02-27 | 2005-07-21 | Hutchins David A. | Method of inspecting food stuffs and/or associated packaging |
JP2007232638A (ja) | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Japan Probe Kk | 超音波測定装置 |
JP2010101656A (ja) | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Toyota Motor Corp | 膜厚計測方法および膜厚計測装置 |
JP2014082020A (ja) | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Sharp Corp | 電池製造方法 |
JP2017168343A (ja) | 2016-03-17 | 2017-09-21 | Necエナジーデバイス株式会社 | リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法、リチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法およびリチウムイオン電池用電極の製造方法 |
JP2021077582A (ja) | 2019-11-13 | 2021-05-20 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池の検査方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11265705A (ja) * | 1998-03-16 | 1999-09-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電池の製造方法及びその装置 |
-
2019
- 2019-06-05 JP JP2019105613A patent/JP7297293B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050155430A1 (en) | 2002-02-27 | 2005-07-21 | Hutchins David A. | Method of inspecting food stuffs and/or associated packaging |
JP2007232638A (ja) | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Japan Probe Kk | 超音波測定装置 |
JP2010101656A (ja) | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Toyota Motor Corp | 膜厚計測方法および膜厚計測装置 |
JP2014082020A (ja) | 2012-10-12 | 2014-05-08 | Sharp Corp | 電池製造方法 |
JP2017168343A (ja) | 2016-03-17 | 2017-09-21 | Necエナジーデバイス株式会社 | リチウムイオン電池用電極スラリーの評価方法、リチウムイオン電池用電極スラリーの製造方法およびリチウムイオン電池用電極の製造方法 |
JP2021077582A (ja) | 2019-11-13 | 2021-05-20 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池の検査方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020197512A (ja) | 2020-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3512400A (en) | Ultrasonic testing method | |
JP4903032B2 (ja) | 空中超音波探傷システム | |
US8826740B2 (en) | Methods and apparatus for porosity measurement and defect detection | |
JP5311766B2 (ja) | 境界面検査装置及び境界面検査方法 | |
JP7297293B2 (ja) | 空中超音波検査装置 | |
Jiao et al. | Low-frequency vibration modulation of guided waves to image nonlinear scatterers for structural health monitoring | |
JP2018189550A (ja) | 超音波映像装置及び超音波映像生成方法 | |
KR101877769B1 (ko) | 복합 다중 주파수 초음파 위상배열 영상화 장치 | |
KR100542651B1 (ko) | 비선형 음향반응을 이용한 비파괴 음향 탐사방법 | |
JP2010025817A (ja) | 非接触空中超音波による管体超音波探傷装置及びその方法 | |
BR112021015095A2 (pt) | Método e dispositivo para testes não destrutivos de um material de chapa | |
US20110247419A1 (en) | Time reversal acoustic noncontact source | |
Baik et al. | Investigation of a method for real time quantification of gas bubbles in pipelines | |
US8820137B2 (en) | Method of determining void rate by nonlinear acoustic resonance spectrometry in a biphase medium and application in a nuclear reactor | |
KR101191364B1 (ko) | 비선형 평가 시스템 및 장치 | |
JP2008107101A (ja) | 非破壊検査方法 | |
JP2020176916A (ja) | 空中超音波探傷装置 | |
JP4827682B2 (ja) | 超音波ドプラ診断装置のための感度試験装置 | |
JP6731863B2 (ja) | 検査方法 | |
JP2007309850A (ja) | 軟質薄膜の物性値測定方法とそのための装置 | |
JP2004101422A (ja) | 超音波検査装置 | |
KR20200105327A (ko) | 초음파를 이용한 콘크리트 구조물의 균열 깊이 측정용 탐촉자 | |
RU2732470C2 (ru) | Устройство для лазерно-акустического контроля твердых и жидких сред | |
WO2020077627A1 (zh) | 声学流体传感器 | |
Kwak et al. | Detection of small-flaw in carbon brake disc (CC) using air-coupled ultrasonic C-scan technique |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220526 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20230119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230607 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7297293 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |