JP2010101656A - 膜厚計測方法および膜厚計測装置 - Google Patents

膜厚計測方法および膜厚計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水中での計測やプローブによる計測が適さない場合であっても、インラインで十分な計測精度を得ることができる膜厚計測方法を提供すること。
【解決手段】円筒状のローラ10の外周面(ローラ外周面11)に接触した状態で移動する膜状またはシート状の部材(シート電極20)を計測対象とする膜厚計測方法であって、超音波を送受信する超音波センサ30を、ローラ10の内部に、超音波を送受信する側がローラ10の径方向の外側を向く姿勢で設け、超音波センサ30によるシート電極20に対する超音波の送受信をローラ外周面11を形成する周壁部12を介して行うことで得られる検出信号に基づいて、シート電極20についての膜厚の計測を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばシート状の電極用として好適な膜厚計測方法および膜厚計測装置に関する。
従来、ローラ等によって搬送される膜状またはシート状の部材(以下「シート状部材」という。)に関し、シート状部材によって構成される製品の品質管理等の観点から、シート状部材やシート状部材の表面に形成される塗膜等の厚さ(以下「膜厚」という。)の計測が行われている。膜厚を計測する方法の一つに、超音波センサを用いる方法がある。この方法では、超音波センサにより、シート状部材の表面に対する超音波の送信および反射波の受信が行われ、非接触で膜厚の計測が行われる。
超音波センサを用いる方法によれば、超音波が空気中を伝達する場合、空気層で超音波が減衰するため、用いられる超音波の周波数が所定の高さ以上になると、膜厚の計測が困難となる。一方、空気層による減衰の影響が小さい周波数領域の超音波によれば、分解能が低く、十分な計測精度が得られない場合がある。
そこで、従来、超音波センサによる膜厚の計測を水中で行う方法がある。かかる方法としては、例えば、ローラ等によって搬送されるシート状部材が水槽内等に浸けられた状態で、水中にて超音波の送受信が行われる。しかし、膜厚の計測を水中で行う方法は、適用の範囲が限定される。例えば、計測対象としてのシート状部材が、リチウムイオン二次電池等に用いられるシート状の電極(以下「シート電極」)である場合、シート電極は水分を嫌うため、膜厚の計測を水中で行う方法の適用が困難となる。
具体的には、シート電極は、一般的に、電極活物質や導電剤等が溶媒に分散等されたペースト状の電極合剤が電極基材(金属箔等)に塗布され乾燥させられること等によって製造される。このため、シート電極が水中に浸けられると、電極合剤により形成された塗膜が電極基材から剥がれる場合がある。
また、超音波センサを用いる方法として、超音波センサを有するプローブを用いる方法がある(例えば、特許文献1参照)。かかる方法においては、プローブが計測対象面に押し当てられた状態で、超音波の送受信が行われる。しかし、プローブを用いる方法も、前述したようなシート電極への適用が困難である。すなわち、プローブを用いる方法によれば、計測対象面にプローブが押し当てられるため、電極合剤により形成された塗膜が電極基材から剥離する場合がある。
このように、例えばシート電極等の、水中での計測やプローブによる計測が適さないシート状部材についての膜厚の計測は、抜き取り検査によりオフラインで実施されているのが現状である。
特開平10−197233号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、水中での計測やプローブによる計測が適さない場合であっても、インラインで十分な計測精度を得ることができる膜厚計測方法および膜厚計測装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、円筒状のローラの外周面に接触した状態で移動する膜状またはシート状の部材を計測対象とする膜厚計測方法であって、超音波を送受信する超音波センサを、前記ローラの内部に、超音波を送受信する側が前記ローラの径方向の外側を向く姿勢で設け、前記超音波センサによる前記計測対象に対する超音波の送受信を前記ローラの外周面を形成する周壁部を介して行うことで得られる検出信号に基づいて、前記計測対象についての膜厚の計測を行うものである。
請求項2においては、前記超音波センサを、前記ローラの円周方向に等間隔を隔てるとともに、前記ローラの回転軸方向に所定の間隔を隔てて複数設けるものである。
請求項3においては、前記ローラは、該ローラの外周面に対向するように設けられる押圧面とともに前記膜状またはシート状の部材を挟み、前記ローラの外周面と前記押圧面との間隔の調整によって前記膜状またはシート状の部材の膜厚を調整するプレスローラであり、前記計測対象についての膜厚の計測結果が、前記間隔の調整に用いられるものである。
請求項4においては、円筒状のローラの外周面に接触した状態で移動する膜状またはシート状の部材を計測対象とする膜厚計測装置であって、円筒軸方向を回転軸方向として回転可能に設けられる円筒状の周壁部と、超音波を送受信する超音波センサが、前記周壁部の内部に、超音波を送受信する側が前記周壁部の径方向外側を向く姿勢で設けられることで構成されるセンサ部とを有し、前記周壁部の外周面を前記膜状またはシート状の部材に接触させることで前記ローラとして用いられる検出回転体を備え、該検出回転体の回転についての所定のタイミングで前記超音波センサによる前記計測対象に対する超音波の送受信を前記周壁部を介して行うことで得られる検出信号に基づいて、前記計測対象についての膜厚の計測を行うものである。
請求項5においては、前記センサ部が、前記周壁部の円周方向に等間隔を隔てるとともに、前記周壁部の回転軸方向に所定の間隔を隔てて複数設けられているものである。
請求項6においては、前記検出回転体は、前記周壁部の外周面に対向するように設けられる押圧面とともに前記膜状またはシート状の部材を挟み、前記周壁部の外周面と前記押圧面との間隔の調整によって前記膜状またはシート状の部材の膜厚を調整するプレスローラであり、前記計測対象についての膜厚の計測結果に基づき、前記間隔の調整を行うプレス制御部をさらに備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、水中での計測やプローブによる計測が適さない場合であっても、インラインで十分な計測精度を得ることができる。
本発明は、シート状部材の搬送やプレス等を行うために用いられるローラの内部にコードレスの超音波センサが設けられる構成により、ローラ上を通過するシート状部材に対してローラの壁部を介して超音波の送受信を行うことで、シート状部材についての膜厚の計測を行おうとするものである。以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、計測対象であるシート状部材(膜状またはシート状の部材)がリチウムイオン二次電池に用いられるシート電極である場合を例に説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る膜厚計測方法は、円筒状のローラ10の外周面(以下「ローラ外周面」という。)11に接触した状態で移動するシート電極20を計測対象とするものである。ローラ10は、円筒状の周壁部12と、センサ部13とを有する。
周壁部12は、円筒軸方向を回転軸方向として回転可能に設けられる。周壁部12により、ローラ外周面11が形成される。つまり、周壁部12の外周面が、ローラ外周面11である。ローラ外周面11は、円筒面である。周壁部12は、均一な厚さを有する円筒状の壁部である。したがって、周壁部12は、円筒状の内周面(以下「ローラ内周面」という。)12aを有する。周壁部12は、回転軸14により回転可能に支持される。回転軸14は、その回転軸心が周壁部12の円筒軸(中心軸)の位置に一致するように設けられる。つまり、ローラ10は、回転軸14により回転可能に設けられる。
センサ部13は、超音波を送受信する超音波センサ30が、周壁部12の内部に、超音波を送受信する側(以下「送受信側」という。)が周壁部12の径方向外側を向く姿勢で設けられることで構成される。
すなわち、超音波センサ30は、略円筒状の外形を有し、その円筒軸方向の一側が送受信側となる。そして、超音波センサ30は、送受信側が周壁部12の径方向外側を向く姿勢、つまり送受信側がローラ内周面12aに対向する姿勢で設けられる。詳細には、超音波センサ30は、超音波の送受信方向が、周壁部12の径方向に略一致する姿勢で設けられる。
本実施形態では、センサ部13(超音波センサ30)は、ローラ10の円周方向に等間隔を隔てるとともに、ローラ10の回転軸方向(図2において左右方向)に所定の間隔を隔てて複数設けられている。
具体的には、ローラ10の円周方向については、センサ部13(超音波センサ30)は、等角度間隔(45°間隔)で八箇所(八個)設けられている(図1参照)。これら八箇所のセンサ部13は、ローラ10の回転軸方向において略同じ位置に配置される。言い換えると、これら八箇所のセンサ部13は、図2に示す正面視で、同一直線上(図2においては上下方向の直線上)に位置する。このようにローラ10の円周方向に八箇所設けられるセンサ部13が、ローラ10の回転軸方向について所定の間隔を隔てて五列設けられる。したがって、ローラ10は、合計で四十箇所(四十個)のセンサ部13(超音波センサ30)を有する。
以上のように、本実施形態の膜厚計測方法においては、超音波を送受信する超音波センサ30が、ローラ10の内部に、送受信側がローラ10の径方向の外側を向く姿勢で設けられる。そして、超音波センサ30による計測対象であるシート電極20に対する超音波の送受信がローラ外周面11を形成する周壁部12を介して行われることで得られる検出信号に基づいて、シート電極20についての膜厚(以下「電極膜厚」という。)の計測が行われる。
ここで、計測対象であるシート電極20について、図3を用いて説明する。図3(a)に示すように、シート電極20は、電極基材としての金属箔21の両面側に、電極材22が形成されることにより製造される。金属箔21および電極材22は、いずれも数十μm程度の厚さを有する。
金属箔21としては、例えばアルミニウム(Al)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)等の金属箔が用いられる。金属箔21は、図3(b)に示すように、例えば長さ数km、幅数十cmで巻かれた状態から、ローラ等により搬送されながら、電極材22を形成するための処理を受ける。
電極材22は、ペースト状の電極合剤が金属箔21に塗布された後に乾燥させられること等により形成される。電極合剤は、電極活物質、導電剤、結着剤等が、溶媒により混練された組成物である。電極合剤については、シート電極20が電池の正極である場合は正極用の電極合剤であり、シート電極20が電池の負極である場合は負極用の電極合剤である。
このようなシート電極20の製造工程の概要としては、ローラ等により搬送される金属箔21に対する電極合剤が塗布される工程と、金属箔21に塗布された電極合剤が乾燥させられる工程とが行われる。また、電極合剤が乾燥させられることで金属箔21に対する塗膜としての電極材22が形成された後、シート電極20が所定の幅で切り出される切断工程が行われる。
そして、これらの工程等を経たシート電極20が、製品を構成するのに必要な所定の長さに切断されることで、シート状の正極または負極が得られる。シート状の正極および負極は、セパレータと呼ばれる絶縁性の部材を挟み込むことで三層構造とされ、円筒形に巻かれる等して所定の形状に成形される。成形された電極は、電解液を含浸させられ、金属の缶ケースで密閉される。このようにして、リチウムイオン二次電池が構成される。
本実施形態の膜厚計測においては、前述したように切断工程によって所定の幅で切り出されたシート電極20が計測対象となる。すなわち、シート電極20の膜厚、詳細には金属箔21に形成される電極材22の膜厚は、電池の性能に大きく影響を及ぼす。そこで、電池の品質管理の観点から、電極膜厚の計測が行われる。
センサ部13の構成、および電極膜厚の計測原理について、図4および図5を用いて説明する。図4に示すように、センサ部13を構成する超音波センサ30は、超音波の発信および受信を行う振動子(超音波振動子)31を有する。振動子31は、例えば圧電セラミック等により構成される。振動子31に電圧が印加されることにより、振動子31において電圧に応じた機械的変位が生じ、振動子31から固有の周波数の超音波が発振される。また、振動子31が受信する超音波によって振動子31に機械的な力が加わることで、その力に応じた起電力が発生する。このように、超音波センサ30は、振動子31によって超音波を送受信する。
超音波センサ30は、前記のとおり送受信側がローラ内周面12aに対向する姿勢で設けられる。つまり、超音波センサ30は、ローラ内周面12aに対向する姿勢で周壁部12に対して固定される。具体的には、超音波センサ30は、振動子31や吸音材(図示略)等を収容し略円筒形状の外形をなすハウジング32を有する。ハウジング32が、キャップ体33が用いられてローラ内周面12aに固定されることで、超音波センサ30が周壁部12に対して固定される。
キャップ体33は、一端側に開口部を有し、その開口部から超音波センサ30のハウジング32を嵌め込んだ状態で、ローラ内周面12aに固定される。つまり、キャップ体33の開口部側が超音波センサ30の送受信側となるように、ハウジング32がキャップ体33に嵌め込まれる。ハウジング32が嵌め込まれた状態のキャップ体33がローラ内周面12aに固定されることで、超音波センサ30がローラ内周面12a側から周壁部12に固定される。キャップ体33は、例えば開口部の周縁に形成されるフランジ部33aの部分が用いられてボルト等の締結具34によってローラ内周面12aに固定される。
なお、超音波センサ30の周壁部12に対する固定方法は、本実施形態に限定されず、適宜の方法を用いることができる。例えば、超音波センサ30のハウジング32に、フランジ部等の、周壁部12に対する超音波センサ30固定用の突部が形成されてもよい。
超音波センサ30が周壁部12に固定された状態においては、ハウジング32とローラ内周面12aとの間に隙間が存在する。具体的には、図4に示すように、ハウジング32の送受信側の端面である先端面32aとローラ内周面12aとの間に隙間空間が形成される。ハウジング32と周壁部12との間の隙間空間には、グリス等の充填剤35が充填される。
このように構成されるセンサ部13により、シート電極20について、ローラ外周面11に対する接触部分についての膜厚の計測が行われる。つまり、ローラ10の回転にともなって移動する、ローラ10の円周方向の八箇所のセンサ部13のうち、超音波の送受信方向にシート電極20のローラ外周面11に対する接触部が位置するセンサ部13(図4参照)から得られる検出信号に基づいて、電極膜厚の計測が行われる。
なお、以下では、説明の便宜上、金属箔21の両面に形成される電極材22のうち、内側(ローラ外周面11に接触する側、図4において下側)に形成される電極材22を「内側電極材22a」とし、外側(図4において上側)に形成される電極材22を「外側電極材22b」とする。
センサ部13において、超音波センサ30の振動子31にパルス電圧が印加されると、振動子31は固有の周波数の超音波を発振する。超音波は、異なる物質の境界面で反射する性質を有する。このため、本実施形態のセンサ部13によれば、超音波センサ30から、ローラ外周面11に接触するシート電極20に向けて発信された超音波は、次の各境界面で一部が反射する。
すなわち、振動子31に近い順に、超音波センサ30のハウジング32と充填剤35との境界面(先端面32aと充填剤35との接触面)がある。次に、充填剤35と周壁部12との境界面(充填剤35とローラ内周面12aとの接触面)がある。次に、周壁部12とシート電極20の内側電極材22aとの境界面(ローラ外周面11とシート電極20との接触面)がある。次に、内側電極材22aと金属箔21との境界面がある。次に、金属箔21と外側電極材22bとの境界面がある。そして、外側電極材22bの空気に対する境界面(外側電極材22bの外側面)がある。
したがって、超音波センサ30は、超音波を発信することで、前記各境界面からの反射波を受信する。すなわち、超音波センサ30による計測信号(検出信号、以下同じ。)には、前記各境界面からの反射波に対応する受信信号が含まれる。そして、超音波センサ30が受信する信号のうち、シート電極20に関係する境界面からの反射波に対応する受信信号に基づいて、信号を受信するタイミングや各物質中を伝達する超音波の速度等から、電極膜厚が計測される。
図5に、超音波センサ30による計測信号の一例を示す。図5に示すグラフにおいて、横軸は時間であり、縦軸は信号強度である。なお、超音波センサ30による計測信号は、反射波によって振動子31で発生する起電力による電圧信号である。図5に示すように、本実施形態において、超音波センサ30による計測信号としては、前記各境界面からの反射波に対応する受信信号S1〜S6が得られる。
すなわち、図5に示すように、受信信号S1は、ハウジング32と充填剤35との境界面からの反射波(図4矢印D1参照)に対応する受信信号である。同様に、受信信号S2は、充填剤35と周壁部12との境界面からの反射波(矢印D2参照)に対応する信号である。また、受信信号S3は、周壁部12と内側電極材22aとの境界面からの反射波(矢印D3参照)に対応する信号である。また、受信信号S4は、内側電極材22aと金属箔21との境界面からの反射波(矢印D4参照)に対応する信号である。また、受信信号S5は、金属箔21と外側電極材22bとの境界面からの反射波(矢印D5参照)に対応する信号である。そして、受信信号S6は、外側電極材22bと空気との境界面からの反射波(矢印D6参照)に対応する信号である。
このように、超音波センサ30によって得られる計測信号から、前記各境界間の距離を導くことができる。具体的には、例えば、受信信号S2と受信信号S3との間(例えば各受信信号のピーク間、以下他の受信信号間について同じ。)の時間T1から、周壁部12中を伝達する超音波の速度等に基づいて導かれる距離は、周壁部12の壁厚に対応する。
同様に、受信信号S3と受信信号S4との間の時間T2から、内側電極材22a中を伝達する超音波の速度等に基づいて導かれる距離は、内側電極材22aの厚さに対応する。また、受信信号S4と受信信号S5との間の時間T3から、金属箔21中を伝達する超音波の速度等に基づいて導かれる距離は、金属箔21の厚さに対応する。また、受信信号S5と受信信号S6との間の時間T4から、外側電極材22b中を伝達する超音波の速度等に基づいて導かれる距離は、外側電極材22bの厚さに対応する。
つまり、図5に示す超音波センサ30による計測信号において、時間の経過にともなって変化する、振動子31から発振される超音波の伝達経路における位置に関し、例えば受信信号S2(のピーク)の時刻は、ローラ内周面12aの位置に対応する。同じく受信信号S3(のピーク)の時刻は、ローラ外周面11の位置に対応する。
以上のような超音波センサ30による計測信号から、電極膜厚が計測される。すなわち、電極膜厚として、内側電極材22aの膜厚は、受信信号S3と受信信号S4との間の時間T2に基づいて計測される。また、金属箔21の膜厚は、受信信号S4と受信信号S5との間の時間T3に基づいて計測される。また、外側電極材22bの膜厚は、受信信号S5と受信信号S6との間の時間T4に基づいて計測される。
したがって、内側電極材22aの膜厚、金属箔21の膜厚、および外側電極材22bの膜厚の合計値から、シート電極20全体としての膜厚が計測される。言い換えると、シート電極20全体の膜厚は、受信信号S3と受信信号S6との間の時間(時間T2+時間T3+時間T4)に基づいて計測される。このように、本実施形態の膜厚計測において計測される電極膜厚には、金属箔21に対して形成される電極材22の膜厚(内側電極材22a、外側電極材22bの膜厚)、あるいはシート電極20全体の膜厚が含まれる。
また、超音波センサ30による計測信号に基づく電極膜厚の計測に際しては、適宜超音波センサ30の校正があらかじめ行われる。具体的には、ローラ10が備える各超音波センサ30について、超音波の反射時間(受信信号が得られる時間間隔)と膜厚(距離)との関係が、あらかじめ実験等により明らかにされる。そして、明らかにされた超音波の反射時間と膜厚との関係に基づいて、各超音波センサ30についての校正が行われる。
以上のように、本実施形態に係る膜厚計測装置は、円筒状のローラ10のローラ外周面11に接触した状態で移動するシート電極20を計測対象とするものであり、周壁部12の外周面(ローラ外周面11)をシート電極20に接触させることでローラ10として用いられる検出回転体40を備える。つまり、本実施形態では、ローラ10が、周壁部12とセンサ部13とを有する検出回転体40として機能する。言い換えると、本実施形態に係る膜厚計測装置が備える検出回転体40は、シート電極20の搬送等を行うためのローラ10として用いられる。
そして、本実施形態に係る膜厚計測装置は、検出回転体40の回転についての所定のタイミングで超音波センサ30による計測対象であるシート電極20に対する超音波の送受信を周壁部12を介して行うことで得られる検出信号に基づいて、電極膜厚の計測を行う。
ここで、検出回転体40の回転についての所定のタイミングとは、検出回転体40の回転にともなって移動する、検出回転体40の円周方向の八箇所(八個)の各センサ部13(超音波センサ30)が、超音波の送受信方向にシート電極20のローラ外周面11に対する接触部が位置する状態となるタイミングである。つまり、かかるタイミングで得られる超音波センサ30による検出信号に基づいて、電極膜厚の計測が行われる。
以下では、本実施形態に係るローラ10(検出回転体40、以下同じ。)が、シート電極20の膜厚を調整するプレスローラ(以下単に「プレスローラ」という。)として用いられる場合について説明する。ローラ10がプレスローラとして用いられる場合、例えば図6に示すように、ローラ10と、ローラ10に対向するように設けられる対向ローラ50とにより、プレスローラ機構55が構成される。
図6に示すように、対向ローラ50は、円筒状の外形を有し、例えばローラ10と略同じ大きさに構成される。対向ローラ50は、回転軸心が円筒軸(中心軸)に一致するように設けられる回転軸54を有する。つまり、対向ローラ50は、回転軸54により回転可能に設けられる。対向ローラ50は、回転軸54の軸方向がローラ10の回転軸14の軸方向と平行になるように設けられる。
対向ローラ50は、ローラ10に対して、ローラ外周面11との間にシート電極20を挟み込むように設けられる。つまり、対向ローラ50の外周面(符号51参照)は、ローラ外周面11とともにシート電極20をプレスする押圧面として機能する。以下では、対向ローラ50の外周面を「押圧面51」とする。
対向ローラ50は、図示せぬ移動機構により、ローラ10に対して相対的に近接離間方向(図6において上下方向)に移動可能に設けられる(矢印A1参照)。言い換えると、対向ローラ50は、ローラ10とともにシート電極20をプレスする方向(図6において上方向)およびその反対方向(同図において下方向)に移動可能に設けられる。
すなわち、プレスローラ機構55においては、対向ローラ50の移動により、ローラ外周面11と押圧面51との間隔(以下「プレス面間隔」という。)が変化する。そして、プレス面間隔の調整により、プレスローラ機構55によってプレスされるシート電極20の膜厚(詳細には電極材22の膜厚)の調整が行われる。
シート電極20の膜厚の調整を行うためのプレスローラ機構55は、前述したシート電極20の製造工程のラインにおいて、切断工程の後に設けられる。すなわち、シート電極20の製造工程において、切断工程の後に、切断工程により所定の幅で切り出されたシート電極20がプレスローラ機構55によってプレスされるプレス工程が行われる。プレス工程では、プレスローラ機構55によってシート電極20の膜厚(電極材22の膜厚)の調整が行われる。ここで、プレスローラ機構55によってプレスされるシート電極20は、例えば数十m〜数百m/分の速度で移動する(矢印A2参照)。
このように、プレスローラとして用いられるローラ10は、ローラ外周面11に対向するように設けられる押圧面51とともにシート電極20を挟み、プレス面間隔の調整によってシート電極20の膜厚を調整する。そして、電極膜厚の計測結果が、プレス面間隔の調整に用いられる。
すなわち、シート電極20の製造工程において、シート電極20の膜厚が決定されるプレス工程中に、電極膜厚が計測される。そして、電極膜厚の計測結果に基づいて、プレス面間隔の調整が行われる。電極膜厚の計測およびその計測結果に基づくプレス面間隔の調整は、例えば次のような構成により行われる。
センサ部13を構成する超音波センサ30の駆動および計測データの取得は、テレメータによりコードレスで行われる。具体的には、図7に示すように、本実施形態の構成では、ローラ10の内部に設けられるテレメータ送受信器(以下「第一テレメータ送受信器」という。)41と、ローラ10に対して遠隔配置されるテレメータ送受信器(以下「第二テレメータ送受信器」という。)61とが備えられる。第一テレメータ送受信器41および第二テレメータ送受信器61は、互いの間のコードレスでの信号の送受信や、それぞれ入力された信号の変換等を行う。
第一テレメータ送受信器41は、超音波センサ30にパルス信号(電気パルス)を出力するパルス発生器42に対して制御信号を送る。パルス発生器42によるパルス信号としては、例えば100MHzの超音波に対応する信号が用いられる。超音波センサ30による計測信号、つまり超音波の反射波が振動子31によって変換された電圧信号は、プリアンプ36によって増幅された後、第一テレメータ送受信器41に入力される。
ここで、プリアンプ36は、ローラ10が複数備える各超音波センサ30に対して設けられる。つまり、プリアンプ36は、超音波センサ30により構成される各センサ部13に設けられる。したがって、プリアンプ36は、例えば、超音波センサ30のハウジング32(図4参照)の内部やハウジング32の外側に設けられることで、超音波センサ30と一体的に構成される。
また、第一テレメータ送受信器41およびパルス発生器42は、ローラ10内に設けられる。第一テレメータ送受信器41は、例えば8チャンネルの構成を備えるものが用いられることで、ローラ10の円周方向に設けられる八個の超音波センサ30に対して一個設けられる。第一テレメータ送受信器41およびパルス発生器42は、例えばセンサ送受信部15として一体的に構成される。第一テレメータ送受信器41およびパルス発生器42を含むセンサ送受信部15は、図1に示すように、例えばローラ10の回転軸14に固定されることで設けられる。
超音波センサ30から第一テレメータ送受信器41に入力された信号は、第二テレメータ送受信器61により受信され、ゲインコントロール64に送られる。ゲインコントロール64においては、信号の出力が調整される。ここで、第二テレメータ送受信器61からゲインコントロール64に送られる信号については、タイミング発生器62により、所定のタイミングで出力される。つまり、ゲインコントロール64に対する信号は、前述したように超音波センサ30が超音波の送受信方向にシート電極20のローラ外周面11に対する接触部が位置する状態となるタイミングで一定周期ごとに出力される。
したがって、タイミング発生器62は、第二テレメータ送受信器61からゲインコントロール64に対する信号が、前記のような所定のタイミングで出力されるように、第二テレメータ送受信器61対して信号の出力タイミングを指示する。タイミング発生器62は、エンコーダ63からの検出信号に基づいて出力タイミングを指示する。エンコーダ63は、例えば、ローラ10の回転軸14において超音波センサ30の角度位置(ローラ10の円周方向における位置)に対応して設けられる検出部(例えば超音波センサ30の角度位置に対応する突起を有するセンサプレート等)の角度位置を検出することで、タイミング発生器62に対して超音波センサ30の角度位置に対応するタイミングで検出信号を出力する。
また、タイミング発生器62からの出力信号は、第二テレメータ送受信器61および第一テレメータ送受信器41を介してパルス発生器42に入力される。これにより、パルス発生器42からの出力信号について、ローラ10の回転による超音波センサ30の角度位置との関係における同期が図られる。
そして、ゲインコントロール64からの出力信号は、A/D変換器65によってアナログ信号からデジタル信号に変換された後、演算処理部68に入力される。演算処理部68においては、電極膜厚に係る所定の演算が行われる。演算処理部68に入力された信号や演算結果等は、計測データとしてメモリ67に蓄積される。
演算処理部68による演算結果、つまり電極膜厚の計測結果は、プレス制御器70に送信されることで、プレス面間隔の調整に用いられる。すなわち、プレス制御器70は、プレスローラ機構55における対向ローラ50のローラ10に対する位置を制御する。そして、プレス制御器70は、演算処理部68による演算結果に基づき、対向ローラ50のローラ10に対する位置、つまりプレス面間隔の調整を、対向ローラ50の移動機構を介して行う。
プレス面間隔の調整に際しては、例えば、演算処理部68において得られる計測結果について、電極膜厚に関する規格値等に基づき、上限値および下限値があらかじめ設定される。そして、演算処理部68において得られた計測結果が上限値を上回る場合、プレス面間隔が小さく(狭く)される。つまりこの場合、プレス制御器70により、プレスローラ機構55において、対向ローラ50が、ローラ10に対して近接する方向(図6において上方向)に移動させられる。一方、演算処理部68において得られた計測結果が下限値を下回る場合、プレス面間隔が大きく(広く)される。つまりこの場合、プレス制御器70により、プレスローラ機構55において、対向ローラ50が、ローラ10に対して離間する方向(図6において下方向)に移動させられる。
このように、本実施形態の膜厚計測装置は、電極膜厚の計測結果に基づき、プレス面間隔の調整を行うプレス制御部として、プレス制御器70を含む構成を備える。
以上の本実施形態の膜厚計測方法および膜厚計測装置によれば、電極膜厚の計測において、水中での計測やプローブによる計測が適さない場合であっても、インラインで十分な計測精度を得ることができる。すなわち、シート電極20の搬送やプレス等を行うためのローラ10の内部にコードレスの超音波センサ30が設けられる構成が用いられることから、計測対象であるシート電極20に対する超音波の伝達経路に空気層が形成されることを容易に回避することができる。これにより、電極膜厚の計測を水中で行うことなく、ローラ10により構成されるラインにおいて十分な計測精度が得られる。
また、本実施形態の膜厚計測によれば、シート電極20の電極膜厚の計測に際して、ローラ10によるシート電極20の搬送やプレス等のために必然的に生じるシート電極20のローラ外周面11に対する接触が用いられる。このため、プローブによる計測が行われる場合のシート電極20に対するプローブの押し当てによる電極材22の剥離等の不具合が生じることもない。
また、従来のように抜き取り検査による電極膜厚の保証が行われる場合、シート電極20の一部についての検査のみによって全長の保証とされることとなるが、本実施形態の膜厚計測によれば、電極膜厚について所定の間隔における保証が可能となる。つまり、シート電極20の長さ方向については、ローラ10の円周方向に複数設けられるセンサ部13(超音波センサ30)の設置間隔に対応する間隔で、電極膜厚が保証される。これにより、シート電極20によって構成される電池の性能のバラツキが大幅に縮小される。
また、本実施形態の膜厚計測によれば、電極膜厚を計測するための超音波センサ30が、シート電極20の搬送やプレス等を行うためのローラ10の内部に設置される構成であることから、電極膜厚の計測のためにライン(工程)の長さが変化しない。このため、本構成は、省スペースの観点からも有効であり、また、本構成によれば、電極膜厚の計測に際し、ライン(工程)の追加による手間を省くことができる。
なお、ローラ10内に設けられるセンサ部13(超音波センサ30)について、ローラ10の円周方向および幅方向(回転軸方向)の設置間隔や数は、本実施形態に限定されない。すなわち、センサ部13(超音波センサ30)の設置間隔等は、計測対象であるシート電極20の搬送速度(ローラ10の回転速度)や、シート電極20について定められる膜厚保証規格値(電極膜厚の計測が行われる間隔についての規格値)等に応じて適宜設定される。そして、センサ部13(超音波センサ30)がローラ10の円周方向および幅方向に適宜の間隔や数で複数設置されることで、シート電極20の面方向についての電極膜厚の分布を計測することができる。
本発明の一実施形態に係るローラ(検出回転体)の構成を示す側面断面図。 同じく正面図。 シート電極の構成を示す図。 センサ部の構成を示す図。 超音波センサによる計測信号の一例を示す図。 プレスローラ機構の構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る制御ブロック図。
符号の説明
10 ローラ
11 ローラ外周面
12 周壁部
12a ローラ内周面
13 センサ部
20 シート電極
30 超音波センサ
40 検出回転体
50 対向ローラ
51 押圧面
70 プレス制御器

Claims (6)

  1. 円筒状のローラの外周面に接触した状態で移動する膜状またはシート状の部材を計測対象とする膜厚計測方法であって、
    超音波を送受信する超音波センサを、前記ローラの内部に、超音波を送受信する側が前記ローラの径方向の外側を向く姿勢で設け、
    前記超音波センサによる前記計測対象に対する超音波の送受信を前記ローラの外周面を形成する周壁部を介して行うことで得られる検出信号に基づいて、前記計測対象についての膜厚の計測を行うことを特徴とする膜厚計測方法。
  2. 前記超音波センサを、前記ローラの円周方向に等間隔を隔てるとともに、前記ローラの回転軸方向に所定の間隔を隔てて複数設けることを特徴とする請求項1に記載の膜厚計測方法。
  3. 前記ローラは、
    該ローラの外周面に対向するように設けられる押圧面とともに前記膜状またはシート状の部材を挟み、前記ローラの外周面と前記押圧面との間隔の調整によって前記膜状またはシート状の部材の膜厚を調整するプレスローラであり、
    前記計測対象についての膜厚の計測結果が、前記間隔の調整に用いられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の膜厚計測方法。
  4. 円筒状のローラの外周面に接触した状態で移動する膜状またはシート状の部材を計測対象とする膜厚計測装置であって、
    円筒軸方向を回転軸方向として回転可能に設けられる円筒状の周壁部と、超音波を送受信する超音波センサが、前記周壁部の内部に、超音波を送受信する側が前記周壁部の径方向外側を向く姿勢で設けられることで構成されるセンサ部とを有し、前記周壁部の外周面を前記膜状またはシート状の部材に接触させることで前記ローラとして用いられる検出回転体を備え、
    該検出回転体の回転についての所定のタイミングで前記超音波センサによる前記計測対象に対する超音波の送受信を前記周壁部を介して行うことで得られる検出信号に基づいて、前記計測対象についての膜厚の計測を行うことを特徴とする膜厚計測装置。
  5. 前記センサ部が、前記周壁部の円周方向に等間隔を隔てるとともに、前記周壁部の回転軸方向に所定の間隔を隔てて複数設けられていることを特徴とする請求項4に記載の膜厚計測装置。
  6. 前記検出回転体は、
    前記周壁部の外周面に対向するように設けられる押圧面とともに前記膜状またはシート状の部材を挟み、前記周壁部の外周面と前記押圧面との間隔の調整によって前記膜状またはシート状の部材の膜厚を調整するプレスローラであり、
    前記計測対象についての膜厚の計測結果に基づき、前記間隔の調整を行うプレス制御部をさらに備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の膜厚計測装置。
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