JP2017163757A - ロータおよびロータの製造方法 - Google Patents

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哲也 松原
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哲也 松原
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Abstract

【課題】2つのロータコア部を備える場合にも、発生させるモータトルクが低下するのを防止することが可能なロータおよびロータ製造方法を提供する。【解決手段】このロータ100は、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とが、回転軸方向に隣接して配置されたロータであって、第1磁石用孔部12には、回転軸方向の片方の側に寄った位置に第1永久磁石3が配置されており、第2磁石用孔部22には、回転軸方向の片方の側に寄った位置に第2永久磁石4が配置されている。また、第1磁石用孔部12と第1永久磁石3との隙間には、第1樹脂成型材5が充填されており、第2磁石用孔部22と第2永久磁石4との隙間には、第2樹脂成型材6が充填されている。そして、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とは、片方の側が互いに対向する向きに、回転軸方向に隣接して配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ロータおよびロータの製造方法に関する。
従来、2つのロータコア部を備えたロータおよびロータの製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、複数の基準ブロックコアを備えた回転子積層鉄心が開示されている。この回転子積層鉄心の基準ブロックコアは、複数の鉄心片が積層され、磁石挿入孔を有する基準積層体と、回転軸方向において、基準積層体の長さよりも小さい長さを有する永久磁石と、樹脂部材とを含む。そして、この複数の基準ブロックコアでは、永久磁石が基準積層体の磁石挿入孔に配置された後、樹脂部材が永久磁石の上部および周囲に充填されることにより、永久磁石が基準積層体の回転軸方向の一方側(下側)に寄った位置に固定される。そして、充填された樹脂部材は、永久磁石の上部に、基準積層体の長さと永久磁石の長さとの差異分程度の厚みを有する樹脂部材の層を形成する。また、複数の基準ブロックコアが回転軸方向に隣接して配置されることにより、回転子積層鉄心が構成されている。これにより、複数の基準ブロックコアでは、いずれの基準ブロックコアにおいても、永久磁石が磁石挿入孔内の下側に寄った位置に固定されている。
特開2007−282358号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の回転子積層鉄心では、複数の基準ブロックコアのうちの一の基準ブロックコアおよび他の基準ブロックコアのいずれにおいても、永久磁石は磁石挿入孔内の下側(回転軸方向の一方側)に寄った位置に固定されている。このため、一の基準ブロックコアの永久磁石の対向面と、他の基準ブロックコアの永久磁石との対向面との間に隙間が生じてしまう。この結果、この隙間の部分は、永久磁石が存在せず、磁束を発生させることができないため、回転子積層鉄心とステータとの相互作用によって発生されるモータトルクの大きさが低下するという不都合がある。したがって、上記特許文献1に記載の回転子積層鉄心(ロータ)では、一の基準ブロックコアおよび他の基準ブロックコア(2つのロータコア部)を備えることにより、発生させるモータトルクが低下するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、2つのロータコア部を備える場合にも、発生させるモータトルクが低下するのを防止することが可能なロータおよびロータの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるロータは、磁石用孔部を有する複数の電磁鋼板が積層された2つのロータコア部が、回転軸方向に隣接して配置されたロータであって、2つのロータコア部の各々の磁石用孔部には、回転軸方向の片方の側に寄った位置に、ロータコア部の回転軸方向の長さよりも短い回転軸方向の長さを有する永久磁石が配置されており、磁石用孔部と永久磁石との隙間には、樹脂成型材が充填されており、2つのロータコア部は、片方の側が互いに対向する向きに、回転軸方向に隣接して配置されている。
この発明の第1の局面によるロータでは、上記のように、2つのロータコア部の各々の磁石用孔部に、回転軸方向の片方の側に寄った位置に永久磁石を配置するとともに、2つのロータコア部を、片方の側が互いに対向する向きに、回転軸方向に隣接して配置する。これにより、2つのロータコア部を備える場合にも、回転軸方向に永久磁石同士が互いに寄った位置に配置されるので、その分、永久磁石同士の回転軸方向における対向隙間を小さくすることができる。その結果、2つのロータコア部に配置されている永久磁石が、それぞれの磁石用孔部において、回転軸方向の一方側(下側)に寄った位置に配置されている場合に比べて、対向隙間をより小さくすることができる。これにより、2つのロータコア部に配置されている永久磁石同士の間の永久磁石が存在せずに磁束が発生しない領域を小さくすることができるので、2つのロータコア部を備える場合にも、発生させるモータトルクが低下するのを防止することができる。
この発明の第2の局面におけるロータの製造方法は、磁石用孔部を有する複数の電磁鋼板を積層することにより2つのロータコア部を形成し、2つのロータコア部の各々の磁石用孔部に、ロータコア部の回転軸方向の長さよりも短い回転軸方向の長さを有する永久磁石を配置し、磁石用孔部と永久磁石との隙間に、樹脂成型材を充填し、永久磁石を磁石用孔部の回転軸方向の片方の側に寄った位置に配置し、2つのロータコア部の片方の側が互いに対向する状態で、2つのロータコア部を回転軸方向に隣接して配置する。
この発明の第2の局面によるロータの製造方法では、上記のように、2つのロータコア部の各々の磁石用孔部に、ロータコア部の回転軸方向の長さよりも短い回転軸方向の長さを有する永久磁石を配置し、磁石用孔部と永久磁石との隙間に、樹脂成型材を充填し、永久磁石を磁石用孔部の回転軸方向の片方の側に寄った位置に配置し、2つのロータコア部の片方の側が互いに対向する状態で、2つのロータコア部を回転軸方向に隣接して配置する。これにより、2つのロータコア部を備える場合にも、2つのロータコア部に配置されている永久磁石同士の間の永久磁石が存在せずに磁束が発生しない領域を小さくすることができるので、2つのロータコア部を備える場合にも、発生させるモータトルクが低下するのを防止することが可能なロータの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、2つのロータコア部を備える場合にも、発生させるモータトルクが低下するのを防止することができる。
本発明の一実施形態によるロータの平面図である。 図1の400−400線に沿った回転電機(ロータ)の断面図である。 本発明の一実施形態によるロータの第1ロータコア部を示す平面図である。 本発明の一実施形態によるロータの第1ロータコア部を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるロータの斜視図である。 本発明の一実施形態によるロータの第2ロータコア部を示す平面図である。 本発明の一実施形態による第1ロータコア部の第1磁石用孔部と第2ロータコア部の第2磁石用孔部との位置関係を示す平面図である。 本発明の一実施形態によるロータのスキューの構成を説明するための側面図である。 本発明の一実施形態によるロータのシャフトの構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態による第1ロータコア部および第2ロータコア部の形成を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態によるロータの第1永久磁石および第2永久磁石の配置を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態によるロータの第1樹脂成型材および第2樹脂成型材の充填について説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるロータの第1ロータコア部および第2ロータコア部の形成を説明するための断面図(1)である。 本発明の一実施形態によるロータの第1ロータコア部および第2ロータコア部の形成を説明するための断面図(2)である。 本発明の一実施形態の変形例によるロータの第1永久磁石および第2永久磁石の配置位置を説明するための側面図である。 本発明の一実施形態の変形例によるロータの電磁鋼板の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態の構造]
図1〜図9を参照して、本実施形態によるロータ100の構造について説明する。図1には、ロータ100の断面図が示されている。
なお、本願明細書では、単に「回転軸方向」または単に「軸方向」と記載した場合は、ロータ100の回転軸方向を意味し、図1中のZ軸に平行な方向を意味する。また、単に「周方向」と記載した場合には、ロータ100の周方向を意味し、図1中の矢印A1方向または矢印A2方向を意味する。単に「径方向」と記載した場合には、ロータ100の径方向を意味し、図1中の矢印R1方向または矢印R2方向を意味する。また、単に「径方向内側」と記載した場合には、ロータ100の内径側を意味し、図1中の矢印R1方向側を意味するものとして記載している。また、単に「径方向外側」と記載した場合には、ロータ100の外径側を意味し、図1中の矢印R2方向側を意味するものとして記載している。
(ロータの全体構造)
ロータ100は、回転電機101の一部を構成している。具体的には、図1に示すように、ロータ100は、複数の永久磁石(第1永久磁石3および第2永久磁石4)がロータ100の内部に埋め込まれた、いわゆる埋込永久磁石型モータ(IPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor))の一部を構成している。
また、ロータ100は、図2に示すように、ステータ102の径方向内側において、ステータ102と径方向に対向するように配置されている。すなわち、回転電機101は、インナーロータ型の回転電機として構成されている。そして、回転電機101では、ステータ102にはコイル(図示せず)が設けられており、コイルが発生させる磁界(磁束)とステータに対向するロータ100が発生させる磁界(磁束)との相互作用により、ロータ100が回転運動するように構成されている。そして、ロータ100は、図1に示すように、シャフト7を含み、シャフト7介して、回転電機101の外部に回転運動を伝達させる(または伝達される)ように構成されている。
また、ロータ100は、図2に示すように、ロータ100の回転軸方向の長さL1がステータ102の回転軸方向の長さL2よりも大きくなるように構成されている。
また、ロータ100は、第1ロータコア部1と、第2ロータコア2と、複数(たとえば、16個)の第1永久磁石3と、複数(たとえば、16個)の第2永久磁石4と、第1樹脂成型材5と、第2樹脂成型材6とを備えている。
第1ロータコア部1は、回転軸方向の長さL3を有するように構成されている。また、第2ロータコア部2は、回転軸方向の長さL4を有するように構成されている。そして、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とは、第2ロータコア部2の矢印Z1方向側(片方の側)と、第1ロータコア部1の矢印Z2方向側(片方の側)とが、互いに対向する向きに、回転軸方向に隣接して配置されている。なお、本実施形態では、長さL3と長さL4とは同一(略同一)の大きさである。
第1永久磁石3は、回転軸方向に長さL3よりも短い長さL5を有するように構成されており、第2永久磁石4は、回転軸方向に長さL4よりも短い長さL6を有するように構成されている。なお、本実施形態では、長さL5と長さL6とは同一(略同一)の大きさである。
第1樹脂成型材5(樹脂モールド)は、第1永久磁石3の軸方向外側(矢印Z1方向側)の端面31を覆い、厚みt1を有する第1樹脂部分51を含む。また、第2樹脂成型材6は、第2永久磁石4の軸方向外側(矢印Z2方向側)の端面41を覆い、厚みt2を有する第2樹脂部分61を含む。なお、本実施形態では、厚みt1と厚みt2とは、略同一(同一)の大きさである。また、第1樹脂部分51は、特許請求の範囲の「第1の樹脂成型材」の一例である。また、第2樹脂部分61は、特許請求の範囲の「第2の樹脂成型材」の一例である。
ここで、本実施形態では、ロータ100は、回転軸方向において、第1永久磁石3の第2永久磁石4に対する対向面である端面32と、第2永久磁石4の第1永久磁石3に対する対向面である端面42との対向隙間d1が、厚みt1と厚みt2との合計厚み(t1+t2)よりも小さくなるように構成されている。たとえば、対向隙間d1は、略0となるように構成されている。
また、本実施形態では、ロータ100は、対向隙間d1が、第1ロータコア部1の軸方向外側(矢印Z1方向側)のコア端面11から第1永久磁石3の端面31までの回転軸方向の距離である窪み長さL7と、第2ロータコア部2の軸方向外側(矢印Z2方向側)のコア端面21から第2永久磁石4の端面41までの距離である窪み長さL8との合計長さ(L7+L8)よりも小さくなるように構成されている。なお、本実施形態では、窪み長さL7と第1樹脂部分51の厚みt1とは略同一(同一)の大きさであり、窪み長さL8と第2樹脂部分61の厚みt2とは略同一(同一)の大きさである。
また、回転軸方向において、第1永久磁石3の端面31から第2永久磁石4の端面41までの長さ(L5+L6)は、ステータ102の長さL2よりも大きい。したがって、ステータ102の径方向に対向する位置には、第1永久磁石3または第2永久磁石4が配置された状態になる。なお、第1ロータコア部1のコア端面11の近傍には、第1樹脂部分51が、第2ロータコア部2のコア端面21の近傍には、第2樹脂部分61が設けられている一方、コア端面11の近傍およびコア端面21の近傍は、ステータ102に径方向に対向して配置されていないので、第1樹脂部分51および第2樹脂部分61が設けられていても(この部分に永久磁石が設けられていなくても)磁束の低下の原因にはならない。したがって、対向隙間d1が厚みt1と厚みt2との合計厚みよりも小さい一方、第1樹脂部分51および第2樹脂部分61は、磁束の低下の原因にならないので、磁束の大きさが低下することが防止することが可能となり、回転電機101のトルクの低下を防止することが可能になる。
(ロータの各部の構成の詳細)
〈第1ロータコア部〉
第1ロータコア部1は、図2に示すように、第1磁石用孔部12を有する複数の第1電磁鋼板13が回転軸方向に積層されることにより形成されている。図3に示すように、第1電磁鋼板13には、矢印Z1方向側からみて、径方向外側に等角度間隔で設けられた複数(たとえば、16個)の第1磁石用孔部12と、径方向内側に突出する複数(たとえば、2つ)の第1凸部14とが設けられている。また、第1凸部14は、シャフト7の溝部71(図1参照)に、圧入(たとえば、軽圧入)されることにより係合(嵌合)されるように構成されている。なお、第1凸部14は、特許請求の範囲の「係合部」の一例である。
そして、第1ロータコア部1は、複数の第1電磁鋼板13が、矢印Z1方向側からみて、第1磁石用孔部12同士の周方向の位置および第1凸部14同士の周方向の位置が一致する状態で、Z軸に平行な方向に積層されることにより形成されている。
ここで、図3に示すように、ロータ100の回転軸中心C1と第1磁石用孔部12の周方向の中心位置C2とを結ぶ直線B1と、回転軸中心C1と第1凸部14の周方向の中心位置C3とを結ぶ直線B2とがなす角度は、回転角度αである。すなわち、第1磁石用孔部12は、第1凸部14の周方向の中心位置C3から周方向の一方側(矢印A2方向側)に回転角度αにずれた位置に中心位置C2が位置する。なお、回転角度αは、特許請求の範囲の「所定の回転角度」の一例である。
そして、図4に示すように、第1電磁鋼板13は、Z軸に平行な方向に厚みt3を有する。そして、厚みt3を有する第1電磁鋼板13が複数枚積層されることにより、回転軸方向に長さL3を有する第1ロータコア部1を形成する。
また、第1電磁鋼板13は、図5に示すように、複数のカシメ部13aを有し、一の第1電磁鋼板13のカシメ部13aが他の第1電磁鋼板13のカシメ部13aにかしめられる(ダボカシメされる)ことにより、複数の第1電磁鋼板13同士を固定するように構成されている。
複数の第1磁石用孔部12は、それぞれ、第1永久磁石3を内部に配置可能に構成されており、図3に示すように、矢印Z1方向側から見て、たとえば、楕円形状を有するように構成されている。第1永久磁石3は、矢印Z1方向側からみて、矩形形状を有するように構成されており、第1磁石用孔部12と第1永久磁石3との間には、第1磁石用孔部12に第1永久磁石3が配置された状態で隙間が生じる。すなわち、図4に示すように、第1樹脂成型材5が第1ロータコア部1に充填される前において、第1磁石用孔部12の内側面12aと第1永久磁石3の側端面33との間には、隙間が形成されている。
そして、第1樹脂成型材5は、第1磁石用孔部12と第1永久磁石3との隙間に充填されている部分52と、第1磁石用孔部12内の第1永久磁石3の端面31を覆うように充填されている第1樹脂部分51とを含む。第1樹脂成型材5は、たとえば、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂により構成されており、流体の状態(溶融樹脂の状態)で、第1ロータコア部1に充填された後、固体化するように構成されている。すなわち、第1永久磁石3は、第1樹脂成型材5により、第1ロータコア部1に固定されるように構成されている。
この時、第1永久磁石3は、第1樹脂成型材5の充填時の流れ(矢印Z2方向側に加わる力)または、第1永久磁石3の重力により、第1磁石用孔部12において、矢印Z2方向側(回転軸方向の第2ロータコア部2側)(下側)に寄った位置に位置され、充填された第1樹脂成型材5により固定されている。これにより、回転軸方向において、第1永久磁石3の端面32は、第1ロータコア部1の矢印Z2方向側のコア端面15と略同一の位置に配置される一方、第1永久磁石3の端面31は、第1ロータコア部1の矢印Z1方向側のコア端面11と窪み長さL7分、ずれた位置に配置されている。
ここで、本実施形態では、第1樹脂部分51の厚みt1は、1枚の第1電磁鋼板13の厚みt3よりも大きい。すなわち、第1樹脂部分51の厚みt1は、窪み長さL7と略同一の大きさとなるので、たとえば、第1ロータコア部1から第1電磁鋼板13が1枚取り除かれ、窪み長さL7が厚みt3分小さくなった場合でも、第1樹脂部分51が、第1永久磁石3の端面31を覆う状態を維持することが可能である。
〈第2ロータコア部〉
第2ロータコア部2は、図5に示すように、第1ロータコア部1に回転軸方向に対向して配置されており、第2磁石用孔部22(図6参照)を有する複数の第2電磁鋼板23(図6参照)が回転軸方向に積層されることにより形成されている。
ここで、本実施形態では、第2ロータコア部2は、図3に示すように、回転軸方向(矢印Z1方向側)から見て、第1ロータコア部1と同一の形状を有するとともに、回転軸方向に同一(略同一)の長さL4(図2参照)を有するように構成されている。
詳細には、本実施形態では、第2電磁鋼板23は、第1電磁鋼板13と同一(略同一)の電磁鋼板として構成されている。たとえば、第2電磁鋼板23は、第1電磁鋼板13と同一の金型を用いて打ち抜き加工が行われることにより形成される。
すなわち、図3に示すように、第2電磁鋼板23には、第1磁石用孔部12と同一形状を有する複数の第2磁石用孔部22と、第1凸部14と同一形状を有する径方向内側に突出する複数の第2凸部24とが設けられている。また、第2電磁鋼板23は、第1電磁鋼板13と同一の回転軸方向の厚みt3を有するように構成されている。そして、第2凸部24は、第1凸部14と同様に、シャフト7の溝部71(凹部)に、軽圧入されることにより係合(嵌合)されるように構成されている。なお、第2凸部24は、特許請求の範囲の「係合部」の一例である。
また、第2ロータコア部2は、複数の第2電磁鋼板23が、矢印Z1方向側からみて、第2磁石用孔部22同士の周方向の位置および第2凸部24同士の周方向の位置が一致する状態で、Z軸に平行な方向に積層されることにより形成されている。
複数の第2磁石用孔部22は、図2に示すように、第2永久磁石4を内部に配置可能に構成されている。そして、第2樹脂成型材6は、第2磁石用孔部22と第2永久磁石4との隙間に充填されている部分と、第2磁石用孔部22内の第2永久磁石4の端面41を覆うように充填されている第2樹脂部分61とを含む。
この時、第2永久磁石4は、第2樹脂成型材6の充填時の第2樹脂成型材6の流れ(または第2永久磁石4自体の重力)により、第2磁石用孔部22において、回転軸方向の一方側(反転後の回転軸方向の第1ロータコア部1側)(重力の場合は下側)に寄った位置に配置される。すなわち、回転軸方向において、第2永久磁石4の端面42は、第2ロータコア部2の矢印Z1方向側のコア端面25と略同一の位置に配置される一方、第2永久磁石4の端面41は、第2ロータコア部2の矢印Z2方向側のコア端面21と窪み長さL8分、ずれた位置に配置されている。
また、本実施形態では、第2樹脂部分61の厚みt2は、1枚の第2電磁鋼板23の厚みt3よりも大きい。ここで、本実施形態では、図2に示すように、対向隙間d1は、第1電磁鋼板13の厚みt3と第2電磁鋼板23の厚みt3の合計厚み(2×t3)よりも小さい。
ここで、図6〜図8に示すように、本実施形態では、ロータ100は、第2ロータコア部2が反転されることにより、スキュー(ブロックスキュー、ステップスキュー)が形成されるように構成されている。すなわち、ロータ100は、スキューロータとして構成される。そして、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とが回転軸方向に組み合わされた状態(シャフト7に取り付けられた状態)で、第1永久磁石3と第2永久磁石4との周方向の回転位置C2およびC4(位相)が互いにずれた位置に配置される。
図3には、反転される前の第2ブロックコア部2を矢印Z1方向から見た図を示している。そして、図6には、反転された後の第2ブロックコア部2を矢印Z1方向から見た図を示している。そして、図7に示すように、本実施形態では、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とは、第2ロータコア部2が反転されることにより、矢印Z1方向側から見て、第1凸部14の周方向の中心位置C3と第2凸部24の周方向の中心位置C5とが略一致するように構成されている。
また、本実施形態では、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とは、第2ロータコア部2が反転されることにより、上記第1凸部14の位置C3および第2凸部24の位置C5は略一致する一方、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とは、第1磁石用孔部12の周方向の中心位置C2が第1凸部14の周方向の中心位置C3に対して周方向の矢印A2方向側の回転角度αを有する位置(回転角度位置)に位置し、かつ、第2磁石用孔部22の周方向の中心位置C4が第2凸部24の周方向の中心位置C5に対して周方向の矢印A1方向側の回転角度αを有する位置(回転角度位置)に位置するように構成されている。
すなわち、第1磁石用孔部12の中心位置C2と第2磁石用孔部22の中心位置C4とは、回転角度2αを有する位置関係となる。また、回転角度2αは、スキューのための所定の位相の大きさに対応する。そして、図8に示すロータ100の側面図(矢印Y2方向側から見た図)のように、第1永久磁石3と第2永久磁石4とが、周方向の回転位置(位相)が互いにずれた位置に配置される。
〈その他の構成〉
シャフト7は、図9に示すように、回転軸方向に延びる筒状に形成されており、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2との径方向内側において、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とに渡って配置されている。また、シャフト7は、図1に示すように、外周面に2つの溝部71が設けられており、溝部71は、第1ロータコア部1の第1凸部14および第2ロータコア部2の第2凸部24に係合(嵌合)するように構成されている。
ロータ100には、エンドプレート8が設けられている。エンドプレート8は、第2ロータコア部2の矢印Z2方向側に配置されている。そして、エンドプレート8は、回転軸方向において、シャフト7のフランジ部72と第2ロータコア部2の矢印Z2方向側のコア端面21との間に挟まれるように配置されている。
また、シャフト7の矢印Z1方向側には、シャフトカシメ部73が設けられており、シャフトカシメ部73は、シャフト7に第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とエンドプレート8とが取り付けられた(配置された)後に、径方向外側に変形されることにより、シャフト7と、第1ロータコア部1、第2ロータコア部2およびエンドプレート8とを回転軸方向に固定するように構成されている。
[本実施形態の構造の効果]
本実施形態の構造では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の構造では、上記のように、第1永久磁石3を回転軸方向の第2ロータコア部2側(片方の側)に寄った位置に配置するとともに、第2永久磁石4を回転軸方向の第1ロータコア部1側(片方の側)に寄った位置に配置するとともに、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とを、片方の側が互いに対向する向きに、回転軸方向に隣接して配置する。これにより、2つのロータコア部(第1ロータコア部1および第2ロータコア部2)を備える場合にも、回転軸方向に第1永久磁石3と第2永久磁石4とが互いに寄った位置に配置されるので、その分、対向隙間d1を小さくすることができる。その結果、第1永久磁石3と第2永久磁石4とが共に、回転軸方向の一方側(下側)に寄った位置に配置されている場合に比べて、対向隙間d1をより小さくすることができる。その結果、第1永久磁石3と第2永久磁石4との間の永久磁石が存在せずに磁束が発生しない領域を小さくすることができるので、2つのロータコア部を備える場合にも、発生させるモータトルクが低下するのを防止することができる。また、本実施形態の構造では、上記のように、好ましくは、端面32と端面42との対向隙間d1を、回転軸方向において、第1樹脂部分51の厚み1と、第2樹脂部分61の厚みt2との合計厚みよりも小さくする。なお、ロータ100に第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を設けることにより、回転軸方向の寸法誤差を比較的小さくすることができるとともに、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2によりブロックスキューを形成することができる。
また、本実施形態の構造では、上記のように、回転軸方向において、第1樹脂部分51の厚みt1は、1枚の第1電磁鋼板13の厚みt3よりも大きく、かつ、第2樹脂部分61の厚みt2は、第2電磁鋼板23の厚みt4よりも大きく、かつ、第1永久磁石3と第2永久磁石4との対向隙間d1を、1枚の第1電磁鋼板の厚みと1枚の第2電磁鋼板の厚みとの合計厚みよりも小さく構成する。これにより、第1樹脂部分51の厚みt1が1枚の第1電磁鋼板13の厚みt3よりも大きく、かつ、第2樹脂部分61の厚みt2が第2電磁鋼板23の厚みt4よりも大きいことにより、第1電磁鋼板13および第2電磁鋼板23の枚数調整を行った場合(1枚取り除いた場合)でも、第1永久磁石3の端面31または第2永久磁石4の端面41が外部に露出することが防止される。
また、本実施形態の構造では、上記のように、第1永久磁石3と第2永久磁石4との対向隙間d1を、第1ロータコア部1の軸方向外側のコア端面11からの第1永久磁石3の軸方向外側の端面31の回転軸方向の窪み長さL7と、第2ロータコア部2の軸方向外側のコア端面21からの第2永久磁石4の軸方向外側の端面41の窪み長さL8との合計長さ(L7+L8)よりも小さく構成する。これにより、第1永久磁石3と第2永久磁石4との対向隙間の大きさが窪み長さL7と窪み長さL8との合計長さ以上である場合に比べて、第1永久磁石3と第2永久磁石4との距離(対向隙間)を小さくすることができるので、距離が小さくなる分、磁束が発生しない領域を小さくすることができる。その結果、磁束が発生しない領域が小さくなる分、より確実に発生させるモータトルクが低下するのを防止することができる。
また、本実施形態の構造では、上記のように、第1電磁鋼板13および第2電磁鋼板23を、シャフト7との係合部である第1凸部14および第2凸部24と、第1凸部14および第2凸部24の周方向の中心位置C3(C5)から周方向に回転角度αずれた位置(C2およびC4)に位置する第1磁石用孔部12および第2磁石用孔部22とを有する同一の電磁鋼板(第1電磁鋼板13および第2電磁鋼板23)により構成する。そして、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を、第2ロータコア部2が反転されることにより、矢印Z1方向側から見て、第1凸部14の周方向の中心位置C3と第2凸部24の周方向の中心位置C5とが略一致するとともに、第1磁石用孔部12の周方向の中心位置C2が中心位置C3に対して矢印A2方向側の回転角度αの位置(図7参照)に位置し、かつ、第2ロータコア部2の第2磁石用孔部22の周方向の中心位置C4が中心位置C5に対して矢印A1方向側の回転角度αの位置(図7参照)に位置するように配置する。これにより、スキューを有するスキューロータとしてロータ100を構成する場合にも、第2ロータコア部2を反転することにより、同一の電磁鋼板を用いて第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を形成することができる。その結果、第1電磁鋼板13と第2電磁鋼板23とを、同一の金型を用いることができるので、第1電磁鋼板13と第2電磁鋼板23とに別々の電磁鋼板を用いる場合に比べて、第1電磁鋼板13および第2電磁鋼板23の製造装置(プレス加工装置)の構成を簡素化することができる。したがって、ロータ100の製造装置の構成を簡素化しながら、スキューロータとしてロータ100を構成することができ、対向隙間d1を小さくすることができる。
また、本実施形態の構造では、上記のように、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とを回転軸方向に見て同一の形状を有するように構成するとともに、回転軸方向に同一の長さL3(L4)を有するように構成する。そして、第2ロータコア部2が反転されることにより、第1磁石用孔部12の周方向の中心位置C2および第2磁石用孔部22の周方向の中心位置C4がそれぞれ、第1凸部14の中心位置C3および第2凸部24の中心位置C5に対して、矢印A2方向および矢印A1方向の回転角度αの位置に位置している。これにより、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2との製造設備(製造装置)を共通化することができるので、その分、製造設備を簡素化することができる。そして、第2ロータコア部2を反転させることにより、スキューロータとしてロータ100を構成することができるので、製造設備を簡素化しながら、スキューロータとしてロータ100を構成することができる。
[本実施形態の製造方法]
次に、図2、図3、図7、図10〜図14を参照して、本実施形態によるロータ100の製造方法について説明する。
〈第1電磁鋼板および第2電磁鋼板の形成〉
板部材が準備され、図3に示すように、プレス加工装置(図示せず)により、同一の金型を用いて板部材から複数枚の電磁鋼板(第1磁石用孔部12を有する第1電磁鋼板13および第2磁石用孔部22を有する第2電磁鋼板23)が打ち抜かれる。本実施形態では、第1電磁鋼板13と第2電磁鋼板23とは、同一の形状および大きさ(厚み等)に形成される。
また、本実施形態では、上記電磁鋼板(第1電磁鋼板13および第2電磁鋼板23)は、シャフト7との係合部(第1凸部14および第2凸部24)と、係合部から周方向に回転角度αずれた位置に位置する磁石用孔部(第1磁石用孔部12および第2磁石用孔部22)とを有するように形成される。
〈第1ロータコア部および第2ロータコア部の形成〉
図10に示すように、複数の電磁鋼板(第1電磁鋼板13または第2電磁鋼板23)がZ軸に平行な方向に積層され、略同一の回転軸方向の長さL3および長さL4(図2参照)を有する2つのロータコア部(第1ロータコア部1および第2ロータコア部2)が形成される。この積層が行われる際に、カシメ部13aによりダボカシメ接合されることにより複数の電磁鋼板同士が接合(固定)される。
また、積層後、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2に、枚数調整工程が実施され、回転軸方向の寸法の調整が行われる。したがって、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2は、互いに略同一の回転軸方向の長さL3(L4)を有する一方、電磁鋼板の枚数は、互いに異なる枚数である場合がある。
〈第1永久磁石および第2永久磁石の配置〉
そして、図11に示すように、複数の第1永久磁石3および複数の第2永久磁石4が準備される。ここで、本実施形態では、第1ロータコア部1の回転軸方向の長さL3よりも短い回転軸方向の長さL5(図2参照)を有する第1永久磁石3と、第2ロータコア部2の回転軸方向の長さL4よりも短い回転軸方向の長さL6(図2参照)を有する第2永久磁石4とが準備される。なお、長さL5と長さL6とは等しい大きさである。
そして、第1永久磁石3と第1ロータコア部1とを回転軸方向に相対移動することにより、第1ロータコア部1の第1磁石用孔部12に第1永久磁石3が挿入して配置される。また、第2永久磁石4と第2ロータコア部2とを回転軸方向に相対移動することにより、第2ロータコア部2の第2磁石用孔部22に第2永久磁石4が挿入して配置される。
〈樹脂成型工程〉
そして、図12に示すように、樹脂成型装置200により、第1ロータコア部1に第1樹脂成型材5の充填および第2ロータコア部2に第2樹脂成型材6の充填が行われる。ここで、樹脂成型装置200は、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を配置するパレットの機能を有する下側押え板201と、溶解樹脂SPを吐出する吐出口202aを有する上側押え板202(ゲートプレート)と、上側押え板202の矢印Z1方向側に配置される樹脂送出型203と、溶解樹脂供給部204と、溶解樹脂供給部204からの溶解樹脂SPに吐出口202aに向かって圧力を加える樹脂送出機構部205とを備えている。
まず、第1磁石用孔部12に第1永久磁石3が配置された状態の第1ロータコア部1が樹脂成型装置200の下側押え板201の上面(矢印Z1方向側の面)に配置される。
そして、第1ロータコア部1のコア端面11の矢印Z1方向側に上側押え板202が配置される。また、第1磁石用孔部12内の第1永久磁石3の軸方向外側の端面31となる部分側(矢印Z1方向側)に、上側押え板202の樹脂吐出口202aが配置される。
そして、樹脂送出機構部205により、溶解樹脂SPが、樹脂送出型203および上側押え板202を介して、溶解樹脂供給部204から吐出口202aに圧力(矢印PL)を加えることによって、送出される。そして、吐出口202aから(上側から)矢印Z2方向に向かって溶解樹脂SPが吐出され、第1磁石用孔部12と第1永久磁石3との隙間、および、第1磁石用孔部12内の第1永久磁石3の軸方向外側の端面31に第1樹脂成型材5が充填される。この時、第1永久磁石3は、充填時の溶解樹脂SPの流れにより矢印Z2方向側(組立後の第2ロータコア部2側)(片方の側)に寄った位置に配置される。なお、本実施形態では、第1永久磁石3は、第1永久磁石3自体の重力により、溶解樹脂SPの充填前に、予め矢印Z2方向側(下側)に寄った位置に配置されている。
そして、溶解樹脂SPが固体化した後、第1ロータコア部1が樹脂成型装置200から取り出される。
そして、第2ロータコア部2が第1ロータコア部1に第1樹脂成型材5を充填した同一の樹脂成型装置200に配置され、樹脂成型装置200により、図12に示すように、上記した第1ロータコア部1に第1樹脂成型材5を充填する方法と同様の方法で、第2ロータコア部2に第2樹脂成型材6が充填される。
すなわち、本実施形態では、樹脂成型装置200により、回転軸方向の同一の方向(矢印Z1方向側)(上側)から第1樹脂成型材5および第2樹脂成型材6が充填される。また、本実施形態では、第2ロータコア部2においても、第1ロータコア部1と同様に、第2磁石用孔部22内の第2永久磁石4の軸方向外側の端面41となる部分側(矢印Z1方向側の吐出口202a)から、第2磁石用孔部22と第2永久磁石4との隙間、および、第2磁石用孔部22内の第2永久磁石4の軸方向外側の端面41に第2樹脂成型材6を充填することにより、充填時の圧力により第2永久磁石4を矢印Z2方向側(組立後の第1ロータコア部1側)に寄った位置に配置される。そして、第2ロータコア部2が樹脂成型装置200から取り出される。
〈第1ロータコア部および第2ロータコア部の配置〉
その後、本実施形態では、図13および図14に示すように、第2ロータコア部2を反転させた後、第1ロータコア部1の端面32と第2ロータコア部2の端面42とが互いに対向する(片方の側が互いに対向する)ように、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を回転軸方向に隣接して配置する。なお、この時、回転軸方向の寸法に応じて、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2の転積工程が行われる。
具体的には、図13に示すように、第2ロータコア部2が、第2ロータコア部2の端面21が矢印Z1方向側に配置された状態から、図14に示すように、第2ロータコア部2の端面21が矢印Z2方向側に配置された状態に反転される。そして、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とが回転軸方向に隣接してシャフト組付け冶具(図示なし)に配置される。なお、第1ロータコア部1は、反転しない状態で、反転された第2ロータコア部2の矢印Z1方向側に配置される。
この時、図7に示すように、本実施形態では、矢印Z1方向側から見て、第1凸部14の周方向の中心位置C3と第2凸部24の周方向の中心位置C5とが略一致するとともに、第1磁石用孔部12の周方向の中心位置C2が第1凸部14の周方向の中心位置C3に対して周方向の矢印A2方向側の回転角度αの位置に位置し、かつ、第2磁石用孔部22の周方向の中心位置C4が第2凸部24の周方向の中心位置C5に対して周方向の矢印A1方向側の回転角度αの位置に位置するように、第1ロータコア部1が第2ロータコア部2の矢印Z1方向側に配置される。これにより、図8に示すロータ100のスキューが構成される。
また、図2に示すように、本実施形態では、第1永久磁石3の第2永久磁石4に対する対向面となる端面32と、第2永久磁石4の第1永久磁石3に対する対向面となる端面42が対向するとともに、対向隙間d1が第1永久磁石3の軸方向外側の端面31上に位置する第1樹脂成型材5(第1樹脂部分51)の厚みt1と第2永久磁石4の軸方向外側の端面41上に位置する第2樹脂成型材6(第2樹脂部分61)の厚みt2の合計厚み(t1+t2)よりも小さくなるように、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2が回転軸方向に隣接して、シャフト取付け治具に配置される。
〈シャフトの取付け〉
そして、図9に示すように、シャフト7にエンドプレート8が、シャフト7の矢印Z1方向側から矢印Z2方向側に移動されて、シャフト7に取付けが行われる。その後、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2が、シャフト7の溝部71に第1ロータコア部1の第1凸部14および第2ロータコア部2の第2凸部24の各々が係合(嵌合)した状態で、シャフト7の矢印Z1方向側から矢印Z2方向に移動されて、シャフト7に取り付けられる。この時、シャフト取付け冶具により、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2がシャフト7に軽圧入されることにより、取付けが行われる。そして、シャフト7のシャフトカシメ部73によりかしめられることにより、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2の回転軸方向の移動が規制され、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2がシャフト7に固定される。
これにより、ロータ100が製造される。その後、ロータ100は、図2に示すように、ステータ102との組み立てが行われ、回転電機101が製造される。
[本実施形態の製造方法の効果]
本実施形態の製造方法では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の製造方法では、上記のように、第1永久磁石3(および第2永久磁石4)を第1磁石用孔部12(および第2磁石用孔部22)の回転軸方向の片方の側に寄った位置に配置し、第1ロータコア部1の片方の側と第2ロータコア部2の片方の側とが互いに対向する状態で、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とを回転軸方向に隣接して配置する。これにより、2つのロータコア部(第1ロータコア部1および第2ロータコア部2)を備える場合にも、対向隙間d1の永久磁石が存在せずに磁束が発生しない領域を小さくすることができるので、発生させるモータトルクが低下するのを防止することが可能なロータ100の製造方法を提供することができる。
また、本実施形態の製造方法では、第1樹脂成型材5を充填することおよび第2樹脂成型材6を充填することを、回転軸方向の同一の矢印Z1方向から第1樹脂成型材5および第2樹脂成型材6を充填することとする。また、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を配置することを、第2ロータコア部2を反転させた後、端面32と端面42とが互いに対向するように、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を回転軸方向に隣接して配置することとする。これにより、同一の矢印Z1方向から第1樹脂成型材5および第2樹脂成型材6を充填することができるので、別々の方向から充填する場合に比べて、樹脂成型装置200の構成を簡素化することができる。また、同一の矢印Z1方向から第1樹脂成型材5および第2樹脂成型材6を充填する場合でも、第2ロータコア部2を反転させることにより、端面32と端面42とが互いに対向するように、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を回転軸方向に隣接して配置することができるので、対向隙間d1を、容易に第1樹脂部分51の厚みt1と第2樹脂部分61の厚みt2の合計厚みよりも小さくすることができる。
また、本実施形態の製造方法では、第1ロータコア部1を形成することおよび第2ロータコア部2を形成することを、シャフト7との第1凸部14および第2凸部24と、第1凸部14および第2凸部24から周方向に回転角度αずれた位置に位置する第1磁石用孔部12および第2磁石用孔部22とを有する同一の電磁鋼板から構成される第1電磁鋼板13および第2電磁鋼板23によりそれぞれ形成することとする。また、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を配置することを、第2ロータコア部2を反転させた後、矢印Z1方向側から見て、第1凸部14の周方向の中心位置C3と第2凸部24の周方向の中心位置C5とが略一致するとともに、第1磁石用孔部12の周方向の中心位置C2が中心位置C3に対して矢印A2方向側の回転角度αの位置(図7参照)に位置し、かつ、第2磁石用孔部2の周方向の中心位置C4が中心位置C5に対して矢印A1方向側の回転角度αの位置(図7参照)に位置するように、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を配置することとする。これにより、これにより、スキューを有するスキューロータとしてロータ100を製造する場合にも、第2ロータコア部2を反転することにより、同一の電磁鋼板を用いて第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を形成することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、ロータ100をステータ102の径方向内側に配置するいわゆるインナーロータとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、ロータ100をアウターロータとして構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を一体コアとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を、それぞれ径方向に沿って分割可能な分割コアの組み合わせとして構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1ロータコア部1の長さL3と第2ロータコア部2の長さL4とを略同一の長さにロータ100を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、長さL3と長さL4とは、異なる大きさであってもよい。
また、上記実施形態では、第1永久磁石3の長さL5と第2永久磁石4の長さL6とを略同一の長さにロータ100を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、第1永久磁石3の長さL5は、長さL3よりも小さければよいとともに、第2永久磁石4の長さL6は、長さL4よりも小さければよく、長さL5と長さL6とは、異なる大きさであってもよい。
また、上記実施形態では、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とを隣接して配置する際に、第2ロータコア部2を反転させる例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、第1ロータコア部1と第2ロータコア部2とを隣接して配置する際に、第1ロータコア部1を反転させてもよい。
また、上記実施形態では、第1樹脂部分51の厚みt1は、1枚の第1電磁鋼板13の厚みt3よりも大きくロータ100を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、第1樹脂部分51の厚みt1と第2樹脂部分62の厚みt2との合計厚みが対向隙間d1よりも小さければ、第1樹脂部分51の厚みt1を1枚の第1電磁鋼板13の厚みt3よりも小さく構成してもよい。
また、上記実施形態では、スキューを有するスキューロータとしてロータ100を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、スキューロータ以外のロータとしてロータ100を構成してもよい。たとえば、図15および図16に示す変形例のロータ300は、スキューを有しないロータとして構成されている。
ここで、図15に示す変形例では、第1ロータコア部301および第2ロータコア部302は、同一の電磁鋼板313により構成されており、スキューを有しないロータ300として構成されている。そして、図16に示すように、電磁鋼板313は、シャフト7との係合部である凸部314、および、凸部314の周方向の中心位置C11と同一の回転角度位置C12に位置する磁石用孔部312とを有する。すなわち、電磁鋼板313は、矢印Z1方向側から見て、反転させる前後において、同一の形状(凸部314および磁石用孔部312の位置関係)を有する。これにより、第1ロータコア部301および第2ロータコア部302を形成した後、第2ロータコア部302を反転させて、第1ロータコア部301および第2ロータコア部302を軸方向に隣接して配置することにより、対向隙間が第1樹脂部分の厚みと第2樹脂部分の厚みとの合計厚みよりも小さく、スキューを有しないロータ300が構成される。
また、上記実施形態では、第1樹脂成型材5および第2樹脂成型材6を回転軸方向の同一の方向(矢印Z1方向)から充填する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1樹脂成型材5を矢印Z1方向側から充填するとともに、第2樹脂成型材6を矢印Z2方向側から充填することにより、第1永久磁石3が矢印Z2方向側に寄った位置に配置し、第2永久磁石4が矢印Z1方向側に寄った位置に配置してもよい。この場合には、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2のいずれも反転させずに、第1ロータコア部1および第2ロータコア部2を軸方向に隣接して配置することにより、図2に示すように対向隙間d1を第1樹脂部分51の厚みt1と第2樹脂部分61の厚みt2との合計厚みよりも小さくすることが可能である。
また、上記実施形態では、矢印Z1方向を上側とし、矢印Z2方向を下側とすることにより、第1永久磁石3を、第1樹脂成形材5の充填時の流れ、および、第1永久磁石3の重力の両方により、第1永久磁石3を第1磁石用孔部12の回転軸方向の片方の側に寄った位置に配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、矢印Z1方向を水平方向の右側とし、矢印Z2方向を水平方向の左側として、第1永久磁石3を、第1樹脂成形材5の充填時の流れのみにより、第1永久磁石3を第1磁石用孔部12の回転軸方向の片方の側に寄った位置に配置してもよい。すなわち、第1永久磁石3の重力が矢印Z2方向にかからない場合にも、本発明は適用可能である。
1、301 第1ロータコア部(ロータコア部)
2、302 第2ロータコア部(ロータコア部)
3 第1永久磁石(永久磁石)
4 第2永久磁石(永久磁石)
5 第1樹脂成型材(樹脂成型材)
6 第2樹脂成型材(樹脂成型材)
7 シャフト
11 コア端面(第1ロータコア部の片方の側とは反対側の外側コア端面)
12 第1磁石用孔部(磁石用孔部)
13 第1電磁鋼板(電磁鋼板)
14 第1凸部(係合部)
21 コア端面(第2ロータコア部の前記片方の側とは反対側の外側コア端面)
22 第2磁石用孔部(磁石用孔部)
23 第2電磁鋼板(電磁鋼板)
24 第2凸部(係合部)
31 端面(第1の永久磁石の片方の側とは反対側の外側端面)
41 端面(第2の永久磁石の片方の側とは反対側の外側端面)
51 第1樹脂部分(第1の樹脂成型材)
61 第2樹脂部分(第2の樹脂成型材)
100、300 ロータ
312 磁石用孔部(第1の磁石用孔部、第2の磁石用孔部)
313 電磁鋼板
314 凸部(係合部)

Claims (9)

  1. 磁石用孔部を有する複数の電磁鋼板が積層された2つのロータコア部が、回転軸方向に隣接して配置されたロータであって、
    前記2つのロータコア部の各々の前記磁石用孔部には、回転軸方向の片方の側に寄った位置に、前記ロータコア部の回転軸方向の長さよりも短い回転軸方向の長さを有する永久磁石が配置されており、
    前記磁石用孔部と前記永久磁石との隙間には、樹脂成型材が充填されており、
    前記2つのロータコア部は、前記片方の側が互いに対向する向きに、回転軸方向に隣接して配置されている、ロータ。
  2. 前記2つのロータコア部が回転軸方向に隣接して配置された状態において、前記2つのロータコア部のうちの一方に配置されている第1の前記永久磁石と、他方に配置されている第2の前記永久磁石との対向隙間は、回転軸方向において、前記第1の永久磁石の前記片方の側とは反対側の外側端面を覆う第1の前記樹脂成型材の厚みと、前記第2の永久磁石の前記片方の側とは反対側の外側端面を覆う第2の前記樹脂成型材の厚みとの合計厚みよりも小さい、請求項1に記載のロータ。
  3. 回転軸方向において、前記第1の樹脂成型材の厚みおよび前記第2の樹脂成型材の厚みは、1枚の前記電磁鋼板の厚みよりも大きい、請求項2に記載のロータ。
  4. 前記2つのロータコア部が回転軸方向に隣接して配置された状態において、前記2つのロータコア部のうちの一方である第1ロータコア部に配置されている第1の前記永久磁石と、他方である第2ロータコア部に配置されている第2の前記永久磁石との対向隙間は、回転軸方向において、前記第1ロータコア部の前記片方の側とは反対側の外側コア端面からの前記第1の永久磁石の前記片方の側とは反対側の外側端面の窪み長さと、前記第2ロータコア部の前記片方の側とは反対側の外側コア端面からの前記第2の永久磁石の前記片方の側とは反対側の外側端面の窪み長さとの合計長さよりも小さい、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータ。
  5. 前記2つのロータコア部は、第1の前記磁石用孔部を有する複数の前記電磁鋼板が積層された第1ロータコア部と、第2の前記磁石用孔部を有する複数の前記電磁鋼板が積層された第2ロータコア部とを含み、
    前記電磁鋼板は、シャフトとの係合部と、前記係合部の周方向の中心位置から周方向に所定の回転角度ずれた位置に位置する前記磁石用孔部とを含み、
    前記第1ロータコア部および前記第2ロータコア部は、前記第1ロータコア部および前記第2ロータコア部のうちのいずれか一方が反転して配置されることにより、回転軸方向の一方側から見て、前記第1ロータコア部の前記係合部の周方向の中心位置と前記第2ロータコア部の前記係合部の周方向の中心位置とが略一致するとともに、前記第1ロータコア部の前記第1の磁石用孔部の周方向の中心位置が前記係合部の周方向の中心位置に対して周方向の一方側の前記所定の回転角度位置に位置し、かつ、前記第2ロータコア部の前記第2の磁石用孔部の周方向の中心位置が前記係合部の周方向の中心位置に対して周方向の他方側の前記所定の回転角度位置に位置している、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロータ。
  6. 前記第1ロータコア部と前記第2ロータコア部とは、回転軸方向に見て同一の形状を有するとともに、回転軸方向に同一の長さを有し、
    前記第1ロータコア部および前記第2ロータコア部のうちのいずれか一方が反転して配置されることにより、前記第1の磁石用孔部の周方向の中心位置および前記第2の磁石用孔部の周方向の中心位置がそれぞれ、前記係合部の周方向の中心位置に対して、周方向の一方側および他方側の前記所定の回転角度位置に位置している、請求項5に記載のロータ。
  7. 磁石用孔部を有する複数の電磁鋼板を積層することにより2つのロータコア部を形成し、
    前記2つのロータコア部の各々の前記磁石用孔部に、前記ロータコア部の回転軸方向の長さよりも短い回転軸方向の長さを有する永久磁石を配置し、
    前記磁石用孔部と前記永久磁石との隙間に、樹脂成型材を充填し、
    前記永久磁石を前記磁石用孔部の回転軸方向の片方の側に寄った位置に配置し、
    前記2つのロータコア部の前記片方の側が互いに対向する状態で、前記2つのロータコア部を回転軸方向に隣接して配置する、ロータの製造方法。
  8. 前記樹脂成型材を充填することは、回転軸方向の前記片方の側とは反対側から前記樹脂成型材を充填することであり、
    前記2つのロータコア部を回転軸方向に隣接して配置することは、前記2つのロータコア部のうちのいずれか一方を反転させた後、前記2つのロータコア部の前記片方の側が互いに対向する状態で、前記2つのロータコア部を回転軸方向に隣接して配置することである、請求項7に記載のロータの製造方法。
  9. 前記2つのロータコア部を形成することは、第1の前記磁石用孔部を有する複数の前記電磁鋼板を積層することにより第1ロータコア部を形成し、第2の前記磁石用孔部を有する複数の前記電磁鋼板を積層することにより第2ロータコア部を形成することであり、
    前記複数の電磁鋼板を積層することは、シャフトとの係合部と、前記係合部から周方向に所定の回転角度ずれた位置に位置する前記磁石用孔部とを有する前記複数の電磁鋼板を積層することであり、
    前記2つのロータコア部を回転軸方向に隣接して配置することは、前記第1ロータコア部および前記第2ロータコア部のうちのいずれか一方を反転させた後、回転軸方向の一方側から見て、前記第1ロータコア部の前記係合部の周方向の中心位置と前記第2ロータコア部の前記係合部の周方向の中心位置とが略一致するとともに、前記第1ロータコア部の前記第1の磁石用孔部の周方向の中心位置が前記係合部の周方向の中心位置に対して周方向の一方側の前記所定の回転角度位置に位置し、かつ、前記第2ロータコア部の前記第2の磁石用孔部の周方向の中心位置が前記係合部の周方向の中心位置に対して周方向の他方側の前記所定の回転角度位置に位置するように、前記第1ロータコア部および前記第2ロータコア部を回転軸方向に隣接して配置することである、請求項8に記載のロータの製造方法。
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