JP2017159000A - 調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食材を多様な形状に簡便に切削できる調理器具を提供する。
【解決手段】 食材を切削する切削部と、切削作業をガイドするガイド部とを含む調理器具であって、前記切削部は、第1切削部と、第2切削部と、を含み、前記第1切削部と前記第2切削部とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置されている調理器具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、調理器具に関する。
従来、食材を切削するには一般的に包丁が用いられている。また、近年、皮むき器も食材の切削に用いられている。皮むき器は、細長い長孔の一方の側に直線状の切削部が設けられ、他方の側に直線状のガイド部が設けられた切削部材を用いたもの(例えば、特許文献1)や、細長い長孔の一方の側に弓状の切削部が設けられ、他方の側に弓状のガイド部が設けられた切削部材を用いたもの(例えば、特許文献2)が開示されている。
特開平7−246154号公報 特開2001−314316号公報
しかしながら、包丁は角切りや乱切りには適しているものの、所定の長さ及び太さを有する形状に食材を均一に切削するには、通常の使用者にとっては難しい。
また、上記皮むき器は、いずれも、皮をむくという機能に着目して構成されているため、食材を所定の長さや太さを有する所定形状に切削する作業には向いていない。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、食材を多様な形状に簡便に切削できる調理器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る調理器具は、食材を切削する切削部と、切削作業をガイドするガイド部とを含む調理器具であって、前記切削部は、第1切削部と、第2切削部と、を含み、前記第1切削部と前記第2切削部とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置されている。
また、前記第1切削部と前記第2切削部とは、所定の角度をなしていてもよい。
また、前記第1切削部と前記第2切削部とは、一体に形成され、前記第1切削部と前記第2切削部とは、異なる形状であってもよい。
また、前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、平板状である第1形状をなしていてもよい。
また、前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、弓状である第2形状をなしていてもよい。
また、前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、切削対象食材に近接する方向である下方に凹下する形状の谷部と、前記下方とは逆方向である上方に凸出する形状の山部とが交互に現れる波形状部分を含む第3形状をなしていてもよい。
また、前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、切削対象食材に近接する方向である下方に凹下する形状の谷部と、前記下方とは逆方向である上方に凸出する形状の山部とが交互に現れる波形状部分を含み、かつ、前記谷部の谷底を繋ぐ線が円弧状である第4形状をなしていてもよい。
また、前記ガイド部は、前記第1切削部に対応する第1ガイド部と、前記第2切削部に対応する第2ガイド部と、を含んでもよい。
また、前記第1ガイド部は、前記第1切削部と同形状に形成され、前記第2ガイド部は、前記第2切削部と同形状に形成されていてもよい。
また、前記ガイド部は、前記第1切削部に対応する第1ガイド部と、前記第2切削部に対応する第2ガイド部と、を含み、前記第1切削部又は前記第2切削部のうちの一方が、前記第3形状に形成され、前記第3形状に形成されている前記第1切削部又は前記第2切削部に対応する、前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部が、前記第1形状に形成されていてもよい。
また、前記ガイド部は、前記第1切削部に対応する第1ガイド部と、前記第2切削部に対応する第2ガイド部と、を含み、前記第1切削部又は前記第2切削部のうちの一方が、前記第4形状に形成され、前記第4形状に形成されている前記第1切削部又は前記第2切削部に対応する、前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部が、前記第2形状に形成されていてもよい。
また、前記第1形状又は前記第2形状に形成されている、前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部は、切削対象食材の表面をなぞるガイド面が、上下方向において、対応する前記第1切削部又は前記第2切削部の、前記山部の最頂部である山頂と同等の位置、又は前記谷部の最底部である谷底と前記山頂との間の位置に配置されていてもよい。
また、前記第1切削部の第1切削刃及び前記第2切削部の第2切削刃のうちの一方又は双方が、複数の歯を含んで構成されていてもよい。
また、複数の前記歯は、先端が鈍角形状に形成されていてもよい。
また、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部のうちの一方又は双方には、複数の立刃部が設けられていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の他の態様に係る調理器具は、食材を切削する切削部と、切削作業をガイドするガイド部とを含む調理器具であって、前記ガイド部は、第1ガイド部と、第2ガイド部と、を含み、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部のうちの一方には、複数の立刃部が設けられている。
本発明によれば、食材を多様な形状に簡便に切削できる調理器具を提供することができる。
実施形態1に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態1に係る調理器具で切削された切削片を説明するための図である。 実施形態1の変形例1に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態1の変形例2に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態2に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態2に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態2に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態3に係る調理器具を説明するための図である。 実施形態3の変形例1に係る調理器具を説明するための図である。
以下、図面を参照して本願に係る調理器具の実施形態の例を説明する。本願では、調理器具において、切削作業方向を「前方」とし、その逆方向を「後方」とする。また、切削作業における切削対象食材に近接する方向を「下方」とし、その逆方向を「上方」とする。
<実施形態1>
図1は実施形態1に係る調理器具1を示す図で、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は切削部材側から見た側面図である。また、図2は調理器具1で切削された切削片を説明するための図である。
調理器具1は、本体2と、切削部材3とを含む。切削部材3は、食材を切削する切削部4と、切削作業をガイドするガイド部5とを含む。本願では、切削部4及びガイド部5が、切削部材3に含まれて一体に形成される例を説明するが、切削部4及びガイド部5は別体に形成されてそれぞれ本体2に取り付けられてもよい。
本体2は、切削作業の際に使用者が把持する部分である。本体2はその一端に切削部材3を取り付けるための支持部21を有する。支持部21は、例えば、図示のように略コの字形状に形成され、両端にそれぞれ貫通穴22が設けられる。
切削部材3は、両端に棒状部31が設けられ、両棒状部31が支持部21の両端の貫通穴22にそれぞれ挿通されて、本体2に取り付けられる。
切削部4は、第1切削部41と、第2切削部42とを含む。第1切削部41と第2切削部42とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、互いに所定の角度をなすように形成される。言い換えれば、第1切削部41における切削対象食材との当接面である切削面(以下、「切削面」という。)と、第2切削部42における切削面とは、異なる面上に位置し、所定の角度をなしている。
第1切削部41と第2切削部42との角度は、90度〜270度の範囲内であることが好ましい。一例として、第1切削部41と第2切削部42とは、190度〜230度の範囲内に形成され、側面視において略逆V字形状にすることができる。さらに、好ましくは、図示のように、第1切削部41と第2切削部42とは、130度〜170度の範囲内に形成され、側面視において略V字形状に形成される。
第1切削部41及び第2切削部42は、それぞれ前方の縁部において刃付けされて第1切削刃410及び第2切削刃420が設けられる。すなわち、第1切削部41の第1切削刃と第2切削部42の第2切削刃とは、同一方向(作業方向の前方、ガイド部の方向)に設けられる。本実施形態においては、第1切削刃410及び第2切削刃420は、それぞれ切削部41及び切削部42の形状に沿ってその縁部において均一幅の帯状に形成される。
以下、本実施形態では、第1切削部41と第2切削部42とが異なる形状に形成される例を説明するが、同一形状に形成されてもよいことは言うまでもない。
一例として、図示のように、第1切削部41が弓状に形成され、第2切削部42が山部421及び谷部422を繰り返す波形状に形成される。ここでは、山部421は上方に凸出する形状で、谷部422は下方に凹下する形状である。また、谷部422の最底部である谷底を繋ぐ線が円弧状である。
ガイド部5は、第1ガイド部51と、第2ガイド部52とを含む。第1ガイド部51と第2ガイド部52とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、互いに所定の角度をなすように形成される。言い換えれば、第1ガイド部51における切削対象食材との当接面であるガイド面(以下、「ガイド面」という。)と、第2ガイド部52におけるガイド面とは、異なる面上に位置し、所定の角度をなしている。
第1ガイド部51と第2ガイド部52との角度は、90度〜270度の範囲内であることが好ましい。一例として、第1ガイド部51と第2ガイド部52とは、190度〜230度の範囲内に形成され、側面視において略逆V字形状にすることができる。さらに、好ましくは、図示のように、第1ガイド部51と第2ガイド部52とは、130度〜170度の範囲内に形成され、側面視において略V字形状に形成される。
切削部4とガイド部5とは、第1切削部41と第1ガイド部51とが前後方向及び上下方向において所定の間隔をおいて平行して配置され、第2切削部42と第2ガイド部52とが前後方向及び上下方向において所定の間隔をおいて平行して配置される。
第1ガイド部51及び第2ガイド部52は、一例として、図示のように弓状に形成される。また、ここでは、第2ガイド部52は、そのガイド面が上下方向において、第2切削部42の山部421の山頂と同位置又は山部421の山頂と谷部422の谷底との間に位置する。
また、第1切削部41と第2切削部42との間、第1ガイド部51と第2ガイド部52との間は、部材の耐久性向上や使用時の境目を明確にするために、丸みを有して曲げられた形状とすることができる。また、第1、第2切削部及び第1、第2ガイド部は、反りを防止するために、切削作業方向の前後に少々湾曲した形状にしてもよいし、長手方向に沿ってリブを設けてもよい。
切削作業においては、使用者は本体2を把持し、所望の切削片の形状に応じて、例えば、第1切削部41及び第1ガイド部51側に傾けて、これらを用いて切削作業を行って、図2(a)に示すような断面が弓状の切削片f1を得ることができる。または、第2切削部42及び第2ガイド部52側に傾けて、これらを用いて切削作業を行って、図2(b)に示すような細長い切削片f2を得ることができる。
調理器具1は、上記のように、第1切削部及び第2切削部が切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、所定の角度をなすように形成されるため、言い換えれば、第1切削部の切削面と第2切削部の切削面とが、異なる面上に位置するため、それぞれの切削部で切削作業を行うことができる。そのため、使用者は把持態様を替えることなく、所望の切削片に応じて所定の切削部側に傾けて切削作業を行うだけで、簡便に所望の切削片を得ることができ、作業時間を短縮することができる。
また、第1切削部及び第2切削部、第1ガイド部及び第2ガイド部が、それぞれ一つ切削部、一つのガイド部に集約されているため、製造コストを低減することができ、収納スペースを低減することもできる。
また、同じ食材が異なる料理に用いられる場合には、調理器具を傾けることなく引いて切削作業を行うことによって、一つの切削作業で二種類の切削片を得ることができ、作業時間をさらに短縮することができる。
さらに、第1切削部と第2切削部とを例えば交互に使用することで、様々な形状の切削片が得られる。
なお、第1切削部と第2切削部とは、別体に形成された後に連結されてもよい。また、本体2は、略T字型の例を図示しているが、Y字型、I字型、U字型等でもよい。
<実施形態1の変形例1>
図3は、実施形態1の変形例1に係る調理器具1aを説明するための図で、図3(a)は切削部材3a側から見た側面図、図3(b)及び図3(c)は切削片を説明するための図である。ここでは、実施形態1と共通部分には同様な符号を付し、その説明を省略する。
調理器具1aは、第2ガイド部52aのみが第1実施形態と異なる。第2ガイド部52aは、図示のように、第2切削部42と同様な形状に形成される。すなわち、第2ガイド部52aは、山部521a及び谷部522aを繰り返す波形状に形成される。また、谷部522aの最低部である谷底を繋ぐ線が円弧状である。
調理器具1aは、第1切削部及び第1ガイド部によって、図3(b)に示すような断面形状が弓状の切削片f1が得られ、第2切削部及び第2ガイド部によって、図3(c)に示すような弓形状に湾曲した波形状の切削片f2が得られる。
また、第1切削部と第2切削部を交互に用いることで、例えば、第1切削部で切削した後に第2切削部で切削することで、異なる形状、例えば、図2(b)に示すような形状の切削片が得られる。
<実施形態1の変形例2>
図4は、実施形態1の変形例2に係る調理器具1bを説明するための図で、図4(a)は切削部材3b側から見た側面図、図4(b)及び図4(c)は切削片を説明するための図である。ここでは、実施形態1と共通する部分には同様な符号を付し、その説明を省略する。
調理器具1bは、第1切削部41b及び第1ガイド部51bが平板状に形成されている点が実施形態1の第1切削部41及び第1ガイド部51と異なる。また、第2切削部42b及び第2ガイド部52bが、谷部422b及び522bの谷底を繋ぐ線が直線状である点が実施形態1の変形例1と異なる。
調理器具1bは、第1切削部及び第1ガイド部によって、図4(b)に示すような平板状の切削片f1が得られ、第2切削部及び第2ガイド部によって、図4(c)に示すような波形状の切削片f2が得られる。
<実施形態2>
図5〜図7は、実施形態2に係る調理器具1cを説明するための図で、図5は全体を説明するための図、図6は第1切削部41cを説明するための図、図7は第2切削部42cを説明するための図である。ここでは、実施形態1と共通する部分には同様な符号を付し、説明を省略する。
切削部材3cは、切削部4cとガイド部5cとを含む。切削部4cは、第1切削部41cと、第2切削部42cとを含む。第1切削部41cと第2切削部42cとは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、互いに所定の角度をなすように形成される。言い換えれば、第1切削部41cにおける切削対象食材との当接面である切削面(以下、「切削面」という。)と、第2切削部42cにおける切削面とは、異なる面上に位置し、所定の角度をなしている。
第1切削部41cと第2切削部42cとの角度は、90度〜270度の範囲内であることが好ましい。一例として、第1切削部41cと第2切削部42cとは、190度〜230度の範囲内に形成され、側面視において略逆V字形状にすることができる。さらに、好ましくは、図示のように、第1切削部41cと第2切削部42cとは、130度〜170度の範囲内に形成され、側面視において略V字形状に形成される。
本実施形態において、第1切削部41c及び第2切削部42cは、平板状に形成される。
ガイド部5cは、第1ガイド部51cと、第2ガイド部52cとを含む。第1ガイド部51cと第2ガイド部52cとは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、互いに所定の角度をなすように形成される。言い換えれば、第1ガイド部51cにおける切削対象食材との当接面であるガイド面(以下、「ガイド面」という。)と、第2ガイド部52cにおけるガイド面とは、異なる面上に位置し、所定の角度をなしている。
第1ガイド部51cと第2ガイド部52cとの角度は、90度〜270度の範囲内であることが好ましい。一例として、第1ガイド部51cと第2ガイド部52cとは、190度〜230度の範囲内に形成され、側面視において略逆V字形状にすることができる。さらに、好ましくは、図示のように、第1ガイド部51cと第2ガイド部52cとは、130度〜170度の範囲内に形成され、側面視において略V字形状に形成される。
第1切削部41cと第2切削部42cとの間、第1ガイド部51cと第2ガイド部52cとの間は、部材の耐久性向上や使用時の境目を明確にするために、丸みを有して曲げられた形状とすることができる。また、第1、第2切削部及び第1、第2ガイド部は、反りを防止するために、切削作業方向の前後に少々湾曲した形状にしてもよいし、長手方向に沿ってリブを設けてもよい。
また、第1切削部41c及び第2切削部42cは、それぞれ前方の縁部において刃付けされて第1切削刃410c及び第2切削刃420cが設けられる。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第1切削刃410cは、第1切削部41cの形状に沿ってその縁部において均一幅の帯状に形成され、これを用いることによって、図6(c)に示すような平板状の切削片f1が得られる。
一方、第2切削刃420cは、図7(a)及び図7(b)に示すように、第2切削部42cの縁部に形成された複数の歯423cを含んで構成される。複数の歯423cは、先端が三角形状に形成され、好ましくは、図示のように鈍角に形成される。これを用いることによって、図7(c)に示すような筋目が残る切削片f2が得られる。
調理器具1cは、第1切削刃と第2切削刃とが異なる形状に形成されることによって、異なる切削片を簡便に得ることができる。
<実施形態3>
図8は、実施形態3に係る調理器具1dを説明するための図で、図8(a)は切削部材3d側から見た側面図、図8(b)は立刃部を説明するための図、図8(c)は切削片を説明するための図である。
切削部材3dは、切削部4dとガイド部5dとを含む。切削部4dは、第1切削部41d及び第2切削部42dを含んで、側面視において略V字形状に形成される。第1切削部41d及び第2切削部42dは、平板状に形成され、それぞれの切削刃はそれぞれの切削部の形状に沿ってその縁部において均一幅の帯状に形成される。
ガイド部5dは、第1ガイド部51d及び第2ガイド部52dを含んで、側面視において略V字形状に形成される。また、第1ガイド部51d及び第2ガイド部52dは、平板状に形成される。
第2ガイド部52dには、複数の立刃部523dが設けられる。立刃部523dは、第2ガイド部52dと略直角となるように設けられ、下方に向くように形成される。立刃部523dは、例えば0.3mmのステンレス鋼板の一部を立ち上げて刃付けした部分で構成されてもよい。また、例えば、0.2mmのステンレスの鋼板の一部を腐食で薄くし、輪郭となる部分を溶かした後に、折り曲げた部分で構成されてもよい。
切削作業においては、第2ガイド部52dにおける立刃部523dが切削対象食材に切込み、次いで第2切削部42dが切り込まれた部分を切削することによって、図8(c)に示すような細長い切削片f2が得られる。
調理器具1dは、上記のように、ガイド部に立刃部を設けることによって、異なる切削片を簡便に得ることができる。
<実施形態4>
図9は、実施形態4に係る調理器具1eを説明するための図で、図9(a)は切削部材3e側から見た側面図、図9(b)は立刃部を説明するための図、図9(c)は切削作業を説明するための図である。
切削部材3eは、切削部4eとガイド部5eとを含む。切削部4eは、第1切削部41eを含み、側面視において略V字形状に形成される。第1切削部41eは、平板状に形成され、切削部の形状に沿ってその縁部において均一幅の帯状の切削刃が設けられる。
ガイド部5eは、第1ガイド部51e及び第2ガイド部52eを含んで、側面視において略V字形状に形成される。また、第1ガイド部51e及び第2ガイド部52eは、平板状に形成される。
また、第2ガイド部52eには、複数の立刃部523eが設けられる。切削作業においては、まず、第2ガイド部52eにおける立刃部523eで切削対象食材に切り込んで第1回目の切込みを形成し、次いでこの第1回目の切込みと交差するように異なる方向から、立刃部523eで再度切り込んで第2回目の切込みを形成する。そして、上記切削作業によって格子状に切り込まれた切削対象食材Fを、第1切削部41eを用いて切削することによって、みじん切り状の切削片が得られる。
調理器具1eは、上記のように、一方のガイド部に立刃部を設けることによって、他方の切削部と協働して、みじん切り状の切削片を簡便に得ることができる。
なお、上記以外にも、本願に係る調理器具は、第1、第2切削部を同形状とするとともに、第1、第2切削刃を同形状とし、さらに第1、第2切削部の間(接合部分)にも刃付けすることによって、第1、第2切削部との間の角度と同角度で食材を切削することができる。
また、第1切削部と第1ガイド部との間の上下方向の間隔と、第2切削部と第2ガイド部との間の上下方向の間隔とを異ならせることで、第1、第2切削部が同形状で且つ第1、第2切削刃が同形状の場合でも、厚みが異なる形状の切削片を得ることができる。さらに、第1、第2切削部の形状や第1、第2切削刃の形状を異ならせることで、さらに多様な切削片を得ることができる。
以上、本発明に係る調理器具の実施形態について説明したが、これらは本発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
1、1a、1b、1c、1d、1e 調理器具
2 本体
3、3a、3b、3c、3d、3e 切削部材
4、4b、4c、4d、4e 切削部
41、41b、41c、41d、41e 第1切削部
410、410c 第1切削刃
42、42b、42c、42d 第2切削部
420、420c 第2切削刃
421 山部
422 谷部
423c 歯
5、5a、5b、5c、5d、5e ガイド部
51、51b、51c、51d、51e 第1ガイド部
52、52a、52b、52c、52d、52e 第2ガイド部
521a 山部
522a 谷部
523d、523e 立刃部

Claims (16)

  1. 食材を切削する切削部と、切削作業をガイドするガイド部とを含む調理器具であって、
    前記切削部は、第1切削部と、第2切削部と、を含み、
    前記第1切削部と前記第2切削部とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置されている
    ことを特徴とする調理器具。
  2. 請求項1に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部と前記第2切削部とは、所定の角度をなしている
    ことを特徴とする調理器具。
  3. 請求項1又は2に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部と前記第2切削部とは、一体に形成され、
    前記第1切削部と前記第2切削部とは、異なる形状である
    ことを特徴とする調理器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、平板状である第1形状をなしている
    ことを特徴とする調理器具。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、弓状である第2形状をなしている
    ことを特徴とする調理器具。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、切削対象食材に近接する方向である下方に凹下する形状の谷部と、前記下方とは逆方向である上方に凸出する形状の山部とが交互に現れる波形状部分を含む第3形状をなしている
    ことを特徴とする調理器具。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部及び前記第2切削部の一方又は双方は、切削対象食材に近接する方向である下方に凹下する形状の谷部と、前記下方とは逆方向である上方に凸出する形状の山部とが交互に現れる波形状部分を含み、かつ、前記谷部の谷底を繋ぐ線が円弧状である第4形状をなしている
    ことを特徴とする調理器具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    前記ガイド部は、前記第1切削部に対応する第1ガイド部と、前記第2切削部に対応する第2ガイド部と、を含む
    ことを特徴とする調理器具。
  9. 請求項8に記載の調理器具であって、
    前記第1ガイド部は、前記第1切削部と同形状に形成され、
    前記第2ガイド部は、前記第2切削部と同形状に形成されている
    ことを特徴とする調理器具。
  10. 請求項6に記載の調理器具であって、
    前記ガイド部は、前記第1切削部に対応する第1ガイド部と、前記第2切削部に対応する第2ガイド部と、を含み、
    前記第1切削部又は前記第2切削部のうちの一方が、前記第3形状に形成され、
    前記第3形状に形成されている前記第1切削部又は前記第2切削部に対応する、前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部が、前記第1形状に形成されている
    ことを特徴とする調理器具。
  11. 請求項7に記載の調理器具であって、
    前記ガイド部は、前記第1切削部に対応する第1ガイド部と、前記第2切削部に対応する第2ガイド部と、を含み、
    前記第1切削部又は前記第2切削部のうちの一方が、前記第4形状に形成され、
    前記第4形状に形成されている前記第1切削部又は前記第2切削部に対応する、前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部が、前記第2形状に形成されている
    ことを特徴とする調理器具。
  12. 請求項10又は11に記載の調理器具であって、
    前記第1形状又は前記第2形状に形成されている、前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部は、切削対象食材の表面をなぞるガイド面が、上下方向において、対応する前記第1切削部又は前記第2切削部の、前記山部の最頂部である山頂と同等の位置、又は前記谷部の最底部である谷底と前記山頂との間の位置に配置されている
    ことを特徴とする調理器具。
  13. 請求項1に記載の調理器具であって、
    前記第1切削部の第1切削刃及び前記第2切削部の第2切削刃のうちの一方又は双方が、複数の歯を含んで構成されている
    ことを特徴とする調理器具。
  14. 請求項13に記載の調理器具であって、
    複数の前記歯は、先端が鈍角形状に形成されている
    ことを特徴とする調理器具。
  15. 請求項9に記載の調理器具であって、
    前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部のうちの一方又は双方には、複数の立刃部が設けられている
    ことを特徴とする調理器具。
  16. 食材を切削する切削部と、切削作業をガイドするガイド部とを含む調理器具であって、
    前記ガイド部は、第1ガイド部と、第2ガイド部と、を含み、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とは、切削作業方向に直交する方向に並んで配置され、
    前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部のうちの一方には、複数の立刃部が設けられている
    ことを特徴とする調理器具。
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