JP2017157509A - バスバー - Google Patents

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Takashi Ouchi
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優文 門井
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Abstract

【課題】バスバー本体部が超音波振動を受けたときに、円筒型電池の電極端子に接合されている接合部が当該電極から剥がれ難いバスバーを提供する。【解決手段】バスバー110は、板状のバスバー本体部111と、円筒型電池10の電極端子12に接合する接合部113と、バスバー本体部111と接合部113とを連結する連結部112とを備える。連結部112は、平面視で、複数の直線状部位112b,112c,112d,112e,112f,112gが、互いに隣り合う直線状部位の間に屈曲部112h,112i,112j,112k,112mを介在させて連なった屈曲線形状である。複数の直線状部位112b,112c,112d,112e,112f,112gのうち少なくともいずれかは、平面視で、自身が延びる方向に交差する方向に突出する突出部112pを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、バスバー、特に、複数の円筒型電池を電気的に接続するバスバーに関する。
電池は、高出力化や高容量化などのため、複数個の電池を組み合わせた組電池として用いられることがある。このような組電池は、例えば、複数の円筒型電池をバスバーによって電気的に接続することで形成される。特許文献1には、2個の円筒型電池を電気的に接続するバスバー(電池間接続板)が開示されている。特許文献1に開示されているバスバーは、一方の円筒型電池の正極端子に接合される接合部(プロジェクション)を有する一方の溶接部と、他方の円筒型電池の負極端子に接合される接合部(プロジェクション)を有する他方の溶接部と、両溶接部を接続する中間部とを備えている。
特開2006−261083号公報
このバスバーを用いて、例えば、次のようにして組電池が形成される。まず、一方の溶接部の接合部(プロジェクション)を、抵抗溶接により、一方の円筒型電池の正極端子に接合する。また、他方の溶接部の接合部(プロジェクション)を、抵抗溶接により、他方の円筒型電池の負極端子に接合する。その後、一方の溶接部と他方の溶接部の間を、中間部により電気的に接続する。中間部は、例えば、超音波接合により接合される。
また、複数個の円筒型電池を並列接続するためのバスバーが知られている。このバスバーは、例えば、板状のバスバー本体部と、円筒型電池の電極端子に接合する複数の接合部と、バスバー本体部と接合部とを連結する連結部とを備える。このバスバーを用いて、例えば、次のようにして組電池が形成される。まず、複数の円筒型電池を正極端子が上方を向くようにして(負極端子が下方を向くようにして)配列する。また、バスバーとして、正極用バスバーと負極用バスバーとを用意する。次いで、正極用バスバーの接合部を、抵抗溶接により、円筒型電池の正極端子に接合する。また、負極用バスバーの接合部を、抵抗溶接により、円筒型電池の負極端子に接合する。その後、正極用バスバーのバスバー本体部と負極用バスバーのバスバー本体部とを、超音波接合により接合する。
ところが、超音波接合によりバスバーを接合すると、このときに発生する超音波振動により、円筒型電池の正極端子に接合されている正極用バスバーの接合部が、当該正極端子から剥がれてしまう、または、円筒型電池の負極端子に接合されている負極用バスバーの接合部が、当該負極端子から剥がれてしまうことがあった。具体的には、超音波接合によりバスバー本体部が超音波振動を受けると、この超音波振動が連結部を通じて接合部に伝達される。このように接合部に伝達された超音波振動により、円筒型電池の電極端子に接合されているバスバーの接合部が、当該電極端子から剥がれてしまうことがあった。このため、組電池を構成する複数の円筒型電池が、適切に接続されなくなることがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、バスバー本体部が超音波振動を受けたときに、円筒型電池の電極端子に接合されている接合部が当該電極から剥がれ難いバスバーを提供するものである。
本発明の一態様は、複数の円筒型電池を電気的に接続するバスバーにおいて、前記バスバーは、板状のバスバー本体部と、前記円筒型電池の電極端子に接合する接合部と、前記バスバー本体部と前記接合部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、平面視で、複数の直線状部位が、互いに隣り合う前記直線状部位の間に屈曲部を介在させて連なった屈曲線形状であり、前記複数の直線状部位のうち少なくともいずれかは、平面視で、自身が延びる方向に交差する方向に突出する突出部を有するバスバーである。
上述のバスバーは、板状のバスバー本体部と、円筒型電池の電極端子に接合する接合部と、バスバー本体部と接合部とを連結する連結部とを備える。
さらに、上述のバスバーでは、連結部が、平面視で、複数の直線状部位が、互いに隣り合う直線状部位の間に屈曲部を介して連なった屈曲線形状をなしている。このように、バスバー本体部と接合部とを連結する連結部を、上述のような屈曲線形状とすることで、バスバー本体部が超音波振動を受けたとき、この超音波振動が連結部を通じて接合部に伝達され難くなる。具体的には、超音波振動が連結部を通じて接合部に伝達されるとき、連結部の屈曲部において、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部に伝達される振動エネルギーを低減することができる。
さらに、上述のバスバーでは、連結部を構成する複数の直線状部位のうち少なくともいずれかが、平面視で、自身が延びる方向に交差する方向に突出する突出部を有する。このように、連結部に突出部を設けることで、超音波振動が連結部を通じて接合部に伝達されるとき、連結部の突出部においても、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部に伝達される振動エネルギーを低減することができる。
以上より、上述のバスバーでは、バスバー本体部が超音波振動を受けたときに、円筒型電池の電極端子に接合されている接合部が当該電極から剥がれ難くなる。例えば、上述のバスバーの接合部を、抵抗溶接により、複数の円筒型電池の電極端子に接合する。その後、上述のバスバーの本体部と他のバスバーの本体部とを超音波接合により接合する。このとき、上述のバスバーのバスバー本体部が超音波振動を受けることになるが、前述したように、連結部において超音波振動エネルギーを低減させることができるので、円筒型電池の電極端子に接合されている接合部が当該電極から剥がれ難くなる。
なお、連結部の屈曲線形状としては、例えば、平面視で、旋回(迂回)する(例えば、Uターンする)ような形態の屈曲線形状が挙げられる。より具体的には、例えば、平面視で、バスバー本体部と連結部との境界位置から接合部に直線的に向かって延びるのではなく、接合部の周囲を旋回するようにして屈曲しつつ延びてゆき、接合部に至るような屈曲線形状である。また、平面視で、L字形状やジグザグ形状としても良い。
実施形態にかかる組電池の平面図である。 同組電池の側面図である。 同組電池を構成する電池集合体の斜視図である。 同電池集合体の拡大部分断面図である。 実施形態にかかる第1負極用バスバーの斜視図である。 図5のB視拡大図、図7のE視拡大図、図8のF視拡大図、図9のG視拡大図である。 実施形態にかかる第2負極用バスバーの斜視図である。 実施形態にかかる第3負極用バスバーの斜視図である。 実施形態にかかる第4負極用バスバーの斜視図である。 実施形態にかかる第1正極用バスバーの斜視図である。 図10のD視拡大図、図12のH視拡大図、図13のJ視拡大図、図14のK視拡大図である。 実施形態にかかる第2正極用バスバーの斜視図である。 実施形態にかかる第3正極用バスバーの斜視図である。 実施形態にかかる第4正極用バスバーの斜視図である。 実施形態にかかる組電池の製造方法を説明する図である。 図15のC部拡大図である。 図16の斜視図である。 実施形態にかかる組電池の製造方法を説明する他の図である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態にかかる組電池100の平面図(上面図)である。図2は、組電池100の側面図である。図3は、組電池100を構成する電池集合体1の斜視図である。図4は、電池集合体1の拡大部分断面図である。図5は、第1負極用バスバー110の斜視図であり、図7は、第2負極用バスバー120の斜視図であり、図8は、第3負極用バスバー130の斜視図であり、図9は、第4負極用バスバー140の斜視図である。また、図10は、第1正極用バスバー150の斜視図であり、図12は、第2正極用バスバー160の斜視図であり、図13は、第3正極用バスバー170の斜視図であり、図14は、第4正極用バスバー180の斜視図である。
組電池100は、電池集合体1と、負極用バスバー組立体50と、正極用バスバー組立体60と、図示しない絶縁ケースなどを備えている。このうち、電池集合体1は、図3に示すように、ホルダ20と、このホルダ20に固定された複数(本実施形態では、60個)の円筒型電池10とを備える。
円筒型電池10は、円筒型(円柱状)のリチウムイオン二次電池(具体的には、18650型のリチウムイオン二次電池)である。この円筒型電池10は、単電池であり、円筒状の電池ケース11と、この電池ケース11の内部に収容された電極体(不図示)及び非水電解液(不図示)とを備える。電極体は、帯状の正極板(不図示)と帯状の負極板(不図示)との間に帯状のセパレータ(不図示)を介在させて円筒状に捲回した捲回電極体である。
円筒型電池10の軸線方向AH(円筒型電池10の軸線AXに沿った方向、図3及び図4において上下方向)にかかる一端面(図3及び図4において下面)には、セル内部で電極体の正極板と電気的に接続する凸状の正極端子12が設けられている。また、円筒型電池10の軸線方向AHにかかる他端面(図3及び図4において上面)には、セル内部で電極体の負極板と電気的に接続する凸状の負極端子13が設けられている。
ホルダ20は、1枚の平板形状の金属部材(具体的にはアルミニウム)からなり、第1面20bと、これとは反対方向を向く第2面20cとを有する。このホルダ20には、第1面20bと第2面20cとの間を貫通する孔である円筒状の保持孔21dが、複数(円筒型電池10と同数)形成されている。これらの保持孔21dは、ホルダ20を平面視して、千鳥格子状に並んで配置されている。
各々の円筒型電池10は、図4に示すように、その一部が保持孔21d内に挿入されており、円筒型電池10のうち保持孔21d内に位置する部位(被保持部15とする)の外周面15bと、保持孔21dを構成する内周面21hとの間の隙間G内に注入されて固化した接着剤30により、ホルダ20に固定されている。
なお、電池集合体1は、図3に示すように、第1領域A1、第2領域A2、第3領域A3、及び第4領域A4の、4つの領域に区分される。各々の領域に含まれる複数の円筒型電池10は、後述するように、各々の領域内で並列接続され、これらの並列接続された円筒型電池10の群が、第1領域A1,第2領域A2,第3領域A3,第4領域A4の順で、直列接続される。また、電池集合体1は、円筒型電池10の正極端子12及び負極端子13が外部に露出する態様で、図示しない矩形筒状(上下方向に開口する筒状)の絶縁ケース内に収容される。
次に、負極用バスバー組立体50について説明する。負極用バスバー組立体50は、第1負極用バスバー110と、第2負極用バスバー120と、第3負極用バスバー130と、第4負極用バスバー140とを有し、これらを互いに電気的に絶縁しつつ一体に組み付けた組立体である(図1参照)。この負極用バスバー組立体50は、前述の絶縁ケース(図示なし)の上方開口部に固定される。
このうち、第1負極用バスバー110は、図5に示すように、板状のバスバー本体部111、円筒型電池10の負極端子13に接合する接合部113、及び、バスバー本体部111と接合部113とを連結する連結部112を備える。なお、本実施形態では、第1負極用バスバー110には、15個の接合部113及び15個の連結部112が設けられている。これにより、第1負極用バスバー110によって、電池集合体1の第1領域A1(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10が並列接続される。また、本実施形態では、円筒型電池10の負極端子13と第1負極用バスバー110の接合部113とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部111は、図5に示すように、その一端部が折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第1領域A1に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置される第1本体部111cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部111bとを有する(図1、図2参照)。第1本体部111cには、第1負極用バスバー110によって電池集合体1の第1領域A1に含まれる15個の円筒型電池10の負極端子13を電気的に接続するために、第1負極用バスバー110を所定の位置(第1領域A1)に配置したときに、各々の円筒型電池10の負極端子13が露出する貫通孔111dが形成されている。この貫通孔111dの内側には、平面視で、第1負極用バスバー110の連結部112及び接合部113が配置されている(図6参照)。
各々の連結部112は、図6に拡大して示すように、平面視で、直線状部位112b、112c、112d、112e、112f、112gが、互いに隣り合う直線状部位の間に屈曲部112h、112i、112j、112k、または112mを介して連なった、屈曲線形状をなしている。具体的には、各々の連結部112は、平面視で、バスバー本体部111から接合部113に向かって直線状に延びる直線形状ではなく、旋回(迂回)する(Uターンする)ような形態の屈曲線形状をなしている。より具体的には、各々の連結部112は、平面視で、接合部113の周囲を旋回するようにしてバスバー本体部111から屈曲しつつ延びてゆき、接合部113に至るような屈曲線形状である。
さらに、各々の連結部112では、平面視で、直線状部位112dが、当該直線状部位112dが延びる方向(図6において左右方向)に交差する(具体的には、直交する)方向(図6において上下方向)に突出する突出部112pを有している。
第2負極用バスバー120は、図7に示すように、板状のバスバー本体部121、円筒型電池10の負極端子13に接合する接合部113、及び、バスバー本体部121と接合部113とを連結する連結部112を備える。なお、本実施形態では、第2負極用バスバー120には、15個の接合部113及び15個の連結部112が設けられている。これにより、第2負極用バスバー120によって、電池集合体1の第2領域A2(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10が並列接続される。また、本実施形態では、円筒型電池10の負極端子13と第2負極用バスバー120の接合部113とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部121は、図7に示すように、その一端部が折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第2領域A2に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置される第1本体部121cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部121bとを有する。第1本体部121cには、第2負極用バスバー120によって電池集合体1の第2領域A2に含まれる15個の円筒型電池10の負極端子13を電気的に接続するために、第2負極用バスバー120を所定の位置(第2領域A2)に配置したときに、各々の円筒型電池10の負極端子13が露出する貫通孔111dが形成されている。この貫通孔111dの内側には、平面視で、第2負極用バスバー120の連結部112及び接合部113が配置されている(図6参照)。
なお、第2負極用バスバー120の各々の連結部112は、前述した第1負極用バスバー110の連結部112と同様の屈曲線形状をなしている(図6参照)。
さらに、第2負極用バスバー120の各々の連結部112では、前述した第1負極用バスバー110の連結部112と同様に、直線状部位112dに突出部112pを設けている(図6参照)。
第3負極用バスバー130は、図8に示すように、板状のバスバー本体部131、円筒型電池10の負極端子13に接合する接合部113、及び、バスバー本体部131と接合部113とを連結する連結部112を備える。なお、本実施形態では、第3負極用バスバー130には、15個の接合部113及び15個の連結部112が設けられている。これにより、第3負極用バスバー130によって、電池集合体1の第3領域A3(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10が並列接続される。また、本実施形態では、円筒型電池10の負極端子13と第3負極用バスバー130の接合部113とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部131は、図8に示すように、その一端部が折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第3領域A3に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置される第1本体部131cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部131bとを有する。第1本体部131cには、第3負極用バスバー130によって電池集合体1の第3領域A3に含まれる15個の円筒型電池10の負極端子13を電気的に接続するために、第3負極用バスバー130を所定の位置(第3領域A3)に配置したときに、各々の円筒型電池10の負極端子13が露出する貫通孔111dが形成されている。この貫通孔111dの内側には、平面視で、第3負極用バスバー130の連結部112及び接合部113が配置されている(図6参照)。
なお、第3負極用バスバー130の各々の連結部112は、前述した第1負極用バスバー110の連結部112と同様の屈曲線形状をなしている(図6参照)。
さらに、第3負極用バスバー130の各々の連結部112では、前述した第1負極用バスバー110の連結部112と同様に、直線状部位112dに突出部112pを設けている(図6参照)。
第4負極用バスバー140は、図9に示すように、板状のバスバー本体部141、円筒型電池10の負極端子13に接合する接合部113、及び、バスバー本体部141と接合部113とを連結する連結部112を備える。なお、本実施形態では、第4負極用バスバー140には、15個の接合部113及び15個の連結部112が設けられている。これにより、第4負極用バスバー140によって、電池集合体1の第4領域A4(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10が並列接続される。また、本実施形態では、円筒型電池10の負極端子13と第4負極用バスバー140の接合部113とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部141は、図9に示すように、その一端部が折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第4領域A4に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置される第1本体部141cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部141bとを有する。第1本体部141cには、第4負極用バスバー140によって電池集合体1の第4領域A4に含まれる15個の円筒型電池10の負極端子13を電気的に接続するために、第4負極用バスバー140を所定の位置(第4領域A4)に配置したときに、各々の円筒型電池10の負極端子13が露出する貫通孔111dが形成されている。この貫通孔111dの内側には、平面視で、第4負極用バスバー140の連結部112及び接合部113が配置されている(図6参照)。
なお、第4負極用バスバー140の各々の連結部112は、前述した第1負極用バスバー110の連結部112と同様の屈曲線形状をなしている(図6参照)。
さらに、第4負極用バスバー140の各々の連結部112では、前述した第1負極用バスバー110の連結部112と同様に、直線状部位112dに突出部112pを設けている(図6参照)。
ところで、第1負極用バスバー110では、バスバー本体部111と接合部113とを連結する連結部112を、前述のような屈曲線形状とすることで、バスバー本体部111に超音波振動が加えられたとき、この超音波振動が連結部112を通じて接合部113に伝達され難くなる。具体的には、超音波振動が連結部112を通じて接合部113に伝達されるとき、連結部112の屈曲部112h、112i、112j、112k、112mにおいて、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部113に伝達される振動エネルギーを低減することができる。このことは、第2負極用バスバー120、第3負極用バスバー130、及び、第4負極用バスバー140においても同様である。
さらに、第1負極用バスバー110では、各々の連結部112に、前述のような突出部112pを設けているので、超音波振動が連結部112を通じて接合部113に伝達されるとき、連結部112の突出部112pにおいても、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部113に伝達される振動エネルギーを低減することができる。このことは、第2負極用バスバー120、第3負極用バスバー130、及び、第4負極用バスバー140においても同様である。
次に、正極用バスバー組立体60について説明する。正極用バスバー組立体60は、第1正極用バスバー150と、第2正極用バスバー160と、第3正極用バスバー170と、第4正極用バスバー180と、端子バスバー190とを有し、これらを互いに電気的に絶縁しつつ一体に組み付けた組立体である(図2参照)。この正極用バスバー組立体60は、前述の絶縁ケース(図示なし)の下方開口部に固定される。
このうち、第1正極用バスバー150は、第1負極用バスバー110と同様に、電池集合体1の第1領域A1(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10を並列接続する。この第1正極用バスバー150は、図10に示すように、板状のバスバー本体部151、円筒型電池10の正極端子12に接合する接合部153、及び、バスバー本体部151と接合部153とを連結する連結部152を備える。
第1正極用バスバー150には、15個の接合部153及び15個の連結部152が設けられている。これらの接合部153及び連結部152は、平面視で、第1負極用バスバー110の接合部113及び連結部112と同一の形状をなしている(図11参照)。なお、円筒型電池10の正極端子12と第1正極用バスバー150の接合部153とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部151は、図10に示すように、その一端部が折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第1領域A1に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置される第1本体部151cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部151bとを有する。第1本体部151cは、平面視で、第1負極用バスバー110第1本体部111cと略同一の形状をなしている。この貫通孔151dの内側には、平面視で、第1正極用バスバー150の連結部152及び接合部153が配置されている(図11参照)。
各々の連結部152は、図11に拡大して示すように、平面視で、直線状部位152b、152c、152d、152e、152f、152gが、互いに隣り合う直線状部位の間に屈曲部152h、152i、152j、152k、または152mを介在させて連なった、屈曲線形状をなしている。具体的には、各々の連結部152は、平面視で、バスバー本体部151から接合部153に向かって直線状に延びる直線形状ではなく、旋回する(Uターンする)ような形態の屈曲線形状をなしている。より具体的には、各々の連結部152は、平面視で、接合部153の周囲を旋回するようにしてバスバー本体部151から屈曲しつつ延びてゆき、接合部153に至るような屈曲線形状である。
さらに、各々の連結部152では、平面視で、直線状部位152dが、当該直線状部位152dが延びる方向(図11において左右方向)に交差する(具体的には、直交する)方向(図11において上下方向)に突出する突出部152pを有している。
なお、第2本体部151bは、組電池100の正極端子となる。
また、第2正極用バスバー160は、第2負極用バスバー120と同様に、電池集合体1の第2領域A2(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10を並列接続する。この第2正極用バスバー160は、図12に示すように、板状のバスバー本体部161、円筒型電池10の正極端子12に接合する接合部153、及び、バスバー本体部161と接合部153とを連結する連結部152を備える。
第2正極用バスバー160には、15個の接合部153及び15個の連結部152が設けられている。これらの接合部153及び連結部152は、平面視で、第1負極用バスバー110の接合部113及び連結部112と同一の形状をなしている(図11参照)。なお、円筒型電池10の正極端子12と第2正極用バスバー160の接合部153とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部161は、図12に示すように、略L字状に折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第2領域A2に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置される第1本体部161cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部161bとを有する。
このうち、第1本体部161cは、平面視で、第2負極用バスバー120の第1本体部121cと同一の形状をなしている。この第1本体部161cには、第2正極用バスバー160によって電池集合体1の第2領域A2に含まれる15個の円筒型電池10の正極端子12を電気的に接続するために、第2正極用バスバー160を所定の位置(第2領域A2)に配置したときに、各々の円筒型電池10の正極端子12が露出する貫通孔151dが形成されている。この貫通孔151dの内側には、平面視で、第2正極用バスバー160の連結部152及び接合部153が配置されている(図11参照)。
また、第2本体部161bは、第1本体部161cの一端から斜め上方に延びている。第2本体部161bの先端部161f(負極端子13側に配置される部位)は、左右方向に細長板形状をなす部位が並んだ形態をなしている。第2正極用バスバー160によって電池集合体1の第2領域A2に含まれる15個の円筒型電池10の正極端子12を電気的に接続するために、第2正極用バスバー160を所定の位置(第2領域A2)に配置したとき、第2本体部161bの先端部161fは、第1領域A1の円筒型電池10の負極端子13の側方(第1負極用バスバー110の第2本体部111bの側方)に配置される(図2参照)。
また、第3正極用バスバー170は、第3負極用バスバー130と同様に、電池集合体1の第3領域A3(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10を並列接続する。この第3正極用バスバー170は、図13に示すように、板状のバスバー本体部171、円筒型電池10の正極端子12に接合する接合部153、及び、バスバー本体部171と接合部153とを連結する連結部152を備える。
第3正極用バスバー170には、15個の接合部153及び15個の連結部152が設けられている。これらの接合部153及び連結部152は、平面視で、第1負極用バスバー110の接合部113及び連結部112と同一の形状をなしている(図11参照)。なお、円筒型電池10の正極端子12と第3正極用バスバー170の接合部153とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部171は、図13に示すように、略L字状に折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第3領域A3に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置される第1本体部171cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部171bとを有する。
このうち、第1本体部171cは、平面視で、第3負極用バスバー130の第1本体部131cと同一の形状をなしている。この第1本体部171cには、第3正極用バスバー170によって電池集合体1の第3領域A3に含まれる15個の円筒型電池10の正極端子12を電気的に接続するために、第3正極用バスバー170を所定の位置(第3領域A3)に配置したときに、各々の円筒型電池10の正極端子12が露出する貫通孔151dが形成されている。この貫通孔151dの内側には、平面視で、第3正極用バスバー170の連結部152及び接合部153が配置されている(図11参照)。
また、第2本体部171bは、第1本体部171cの一端から斜め上方に延びている。第2本体部171bの先端部171f(負極端子13側に配置される部位)は、左右方向に細長板形状をなす部位が並んだ形態をなしている。第3正極用バスバー170によって電池集合体1の第3領域A3に含まれる15個の円筒型電池10の正極端子12を電気的に接続するために、第3正極用バスバー170を所定の位置(第3領域A3)に配置したとき、第2本体部171bの先端部171fは、第2領域A2の円筒型電池10の負極端子13の側方(第2負極用バスバー120の第2本体部121bの側方)に配置される(図2参照)。
また、第4正極用バスバー180は、第4負極用バスバー140と同様に、電池集合体1の第4領域A4(図3参照)に含まれる15個の円筒型電池10を並列接続する。この第4正極用バスバー180は、図14に示すように、板状のバスバー本体部181、円筒型電池10の正極端子12に接合する接合部153、及び、バスバー本体部171と接合部153とを連結する連結部152を備える。
第4正極用バスバー180には、15個の接合部153及び15個の連結部152が設けられている。これらの接合部153及び連結部152は、平面視で、第1負極用バスバー110の接合部113及び連結部112と同一の形状をなしている(図11参照)。なお、円筒型電池10の正極端子12と第4正極用バスバー180の接合部153とは、抵抗溶接により接合される。
バスバー本体部181は、図14に示すように、略L字状に折り曲げられた屈曲板形状をなしており、電池集合体1の第4領域A4に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置される第1本体部181cと、円筒型電池10の側方に配置される第2本体部181bとを有する。
このうち、第1本体部181cは、平面視で、第4負極用バスバー140のバスバー本体部141と同一の形状をなしている。この第1本体部181cには、第4正極用バスバー180によって電池集合体1の第4領域A4に含まれる15個の円筒型電池10の正極端子12を電気的に接続するために、第4正極用バスバー180を所定の位置(第4領域A4)に配置したときに、各々の円筒型電池10の正極端子12が露出する貫通孔151dが形成されている。この貫通孔151dの内側には、平面視で、第4正極用バスバー180の連結部152及び接合部153が配置されている(図11参照)。
また、第2本体部181bは、第1本体部181cの一端から斜め上方に延びている。この第2本体部181bの先端部181f(負極端子13側に配置される部位)は、左右方向に細長板形状をなす部位が並んだ形態をなしている。第4正極用バスバー180によって電池集合体1の第4領域A4に含まれる15個の円筒型電池10の正極端子12を電気的に接続するために、第4正極用バスバー180を所定の位置(第4領域A4)に配置したとき、第2本体部181bの先端部181fは、第3領域A3の円筒型電池10の負極端子13の側方(第3負極用バスバー130の第2本体部131bの側方)に配置される(図2参照)。
また、端子バスバー190は、第4負極用バスバー140の第2本体部141bに接続して、組電池100の負極端子となる。この端子バスバー190は、斜め上方に延びる平板状の本体部191を有し、この本体部191の先端部191f(第4負極用バスバー140の第2本体部141bに接続される部位)は、左右方向に細長板形状をなす部位が並んだ形態をなしている(図2参照)。また、端子バスバー190は、図2において、本体部191の左端側に、本体部191の左端から紙面奥側に折り曲げられた形態の端子部195を有する。この端子部195は、組電池100の負極端子とされる。
ところで、第1正極用バスバー150では、バスバー本体部151と接合部153とを連結する連結部152を、前述のような屈曲線形状とすることで、バスバー本体部151に超音波振動が加えられたとき、この超音波振動が連結部152を通じて接合部153に伝達され難くなる。具体的には、超音波振動が連結部152を通じて接合部153に伝達されるとき、連結部152の屈曲部152h、152i、152j、152k、152mにおいて、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部153に伝達される振動エネルギーを低減することができる。このことは、第2正極用バスバー160、第3正極用バスバー170、及び、第4正極用バスバー180においても同様である。
さらに、第1正極用バスバー150では、各々の連結部152に、前述のような突出部152pを設けているので、超音波振動が連結部152を通じて接合部153に伝達されるとき、連結部152の突出部152pにおいても、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部153に伝達される振動エネルギーを低減することができる。このことは、第2正極用バスバー160、第3正極用バスバー170、及び、第4正極用バスバー180においても同様である。
次に、本実施形態の組電池の製造方法について説明する。
まず、電池集合体1を製造する。具体的には、所定数(60個)の円筒型電池10とホルダ20とを用意する。そして、ホルダ20の保持孔21d内に円筒型電池10を挿入する。具体的には、ホルダ20の第2面20cを上方に(第1面20bを下方に)向けた状態で、ホルダ20の第1面20b側から、円筒型電池10を保持孔21d内に挿入する。
次いで、円筒型電池10のうち保持孔21d内に位置する部位(被保持部15)の外周面15bと、セル保持部21のうち保持孔21dを構成する内周面21hとの間の隙間G内に、ホルダ20の第2面20c側から接着剤30を注入する。その後、注入した接着剤30が固化することで、各々の円筒型電池10が、接着剤30を介して保持孔21dを構成する内周面21hに接合された態様で、ホルダ20に固定される(図4参照)。これにより、電池集合体1が完成する(図3参照)。その後、電池集合体1を、円筒型電池10の正極端子12及び負極端子13が外部に露出する態様で、図示しない矩形筒状(上下方向に開口する筒状)の絶縁ケース内に収容する。
また、第1負極用バスバー110と、第2負極用バスバー120と、第3負極用バスバー130と、第4負極用バスバー140とを用意する。そして、これらを互いに電気的に絶縁しつつ一体に組み付けて、負極用バスバー組立体50を作製する(図15参照)。次いで、第1負極用バスバー110の第1本体部111cが電池集合体1の第1領域A1に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置され、第2負極用バスバー120の第1本体部121cが電池集合体1の第2領域A2に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置され、第3負極用バスバー130の第1本体部131cが電池集合体1の第3領域A3に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置され、且つ、第4負極用バスバー140のバスバー本体部141が電池集合体1の第4領域A4に含まれる円筒型電池10の上方(負極端子13側)に配置されるようにして、負極用バスバー組立体50を、前述の絶縁ケース(図示なし)の上方開口部に固定する(図15参照)。
このとき、第1〜第4負極用バスバー110〜140に含まれる各々の接合部113は、電池集合体1に含まれる円筒型電池10の負極端子13の上面に接触する(図16、図17参照)。
その後、第1抵抗溶接工程において、電池集合体1に含まれる円筒型電池10の負極端子13と、第1〜第4負極用バスバー110〜140に含まれる各々の接合部113とを、抵抗溶接により接合する(図16、図17参照)。これにより、第1負極用バスバー110によって第1領域A1に含まれる円筒型電池10の負極端子13が互いに電気的に接続され、第2負極用バスバー120によって第2領域A2に含まれる円筒型電池10の負極端子13が互いに電気的に接続され、第3負極用バスバー130によって第3領域A3に含まれる円筒型電池10の負極端子13が互いに電気的に接続され、且つ、第4負極用バスバー140によって第4領域A4に含まれる円筒型電池10の負極端子13が互いに電気的に接続される。
また、第1正極用バスバー150と、第2正極用バスバー160と、第3正極用バスバー170と、第4正極用バスバー180と、端子バスバー190とを用意する。そして、前述の負極用バスバー組立体50と同様に、これらを互いに電気的に絶縁しつつ一体に組み付けて、正極用バスバー組立体60を作製する(図18参照)。次いで、第1正極用バスバー150のバスバー本体部151が電池集合体1の第1領域A1に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置され、第2正極用バスバー160の第1本体部161cが電池集合体1の第2領域A2に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置され、第3正極用バスバー170の第1本体部171cが電池集合体1の第3領域A3に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置され、且つ、第4正極用バスバー180の第1本体部181cが電池集合体1の第4領域A4に含まれる円筒型電池10の下方(正極端子12側)に配置されるようにして、正極用バスバー組立体60を、前述の絶縁ケース(図示なし)の下方開口部に固定する。
このとき、第1〜第4正極用バスバー150〜180に含まれる各々の接合部153は、電池集合体1に含まれる円筒型電池10の正極端子12に接触する。さらには、第2〜第4正極用バスバー160〜180の第2本体部161b〜181bの先端部161f〜181f及び端子バスバー190の本体部191の先端部191fは、それぞれ、第1〜第4負極用バスバー110〜140の第2本体部111b〜141bの側方に接触して配置される(図18参照)。
その後、第2抵抗溶接工程において、電池集合体1に含まれる円筒型電池10の正極端子12と、第1〜第4正極用バスバー150〜180に含まれる各々の接合部153とを、抵抗溶接により接合する。これにより、第1正極用バスバー150によって第1領域A1に含まれる円筒型電池10の正極端子12が互いに電気的に接続され、第2正極用バスバー160によって第2領域A2に含まれる円筒型電池10の正極端子12が互いに電気的に接続され、第3正極用バスバー170によって第3領域A3に含まれる円筒型電池10の正極端子12が互いに電気的に接続され、且つ、第4正極用バスバー180によって第4領域A4に含まれる円筒型電池10の正極端子12が互いに電気的に接続される。このようにして、第1領域A1に含まれる円筒型電池10を並列接続し、第2領域A2に含まれる円筒型電池10を並列接続し、第3領域A3に含まれる円筒型電池10を並列接続し、且つ、第4領域A4に含まれる円筒型電池10を並列接続する。
次いで、超音波接合工程において、第2〜第4正極用バスバー160〜180の第2本体部161b〜181bの先端部161f〜181f及び端子バスバー190の本体部191の先端部191fと、第1〜第4負極用バスバー110〜140の第2本体部111b〜141bとを、超音波接合により接合する。これにより、第1領域A1に含まれる円筒型電池10の負極端子13が、第2領域A2に含まれる円筒型電池10の正極端子12に接続され、第2領域A2に含まれる円筒型電池10の負極端子13が、第3領域A3に含まれる円筒型電池10の正極端子12に接続され、且つ、第3領域A3に含まれる円筒型電池10の負極端子13が、第4領域A4に含まれる円筒型電池10の正極端子12に接続される。このようにして、並列接続された第1領域A1に含まれる円筒型電池10の群と、並列接続された第2領域A2に含まれる円筒型電池10の群と、並列接続された第3領域A3に含まれる円筒型電池10の群と、並列接続された第4領域A4に含まれる円筒型電池10の群とを、この順に直列接続する。
ところで、従来、超音波接合により、負極用バスバーと正極用バスバーとを接合すると、このときに発生する超音波振動により、円筒型電池の正極端子に接合されている正極用バスバーの接合部が、正極端子から剥がれてしまう虞があった。さらには、円筒型電池の負極端子に接合されている負極用バスバーの接合部が、負極端子から剥がれてしまう虞があった。具体的には、超音波接合によりバスバー本体部が超音波振動を受けると、この超音波振動が連結部を通じて接合部に伝達される。このように接合部に伝達された超音波振動により、円筒型電池の電極端子に接合されているバスバーの接合部が、当該電極端子から剥がれてしまうことがあった。このため、組電池を構成する複数の円筒型電池が、適切に接続されなくなる虞があった。
これに対し、本実施形態では、第1負極用バスバー110において、バスバー本体部111と接合部113とを連結する連結部112を、前述のような屈曲線形状としている(図16参照)。これにより、前述の超音波接合工程において、バスバー本体部111に超音波振動が加えられたとき、この超音波振動が連結部112を通じて接合部113に伝達され難くなる。具体的には、超音波振動が連結部112を通じて接合部113に伝達されるとき、連結部112の屈曲部112h、112i、112j、112k、112mにおいて、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部113に伝達される振動エネルギーを低減することができる。このことは、第2負極用バスバー120、第3負極用バスバー130、及び、第4負極用バスバー140、第1正極用バスバー150、第2正極用バスバー160、第3正極用バスバー170、及び、第4正極用バスバー180においても同様である。
さらに、第1負極用バスバー110において、各々の連結部112に、前述のような突出部112pを設けている(図16参照)。これにより、前述の超音波接合工程において、超音波振動が連結部112を通じて接合部113に伝達されるとき、連結部112の突出部112pにおいても、超音波振動が打ち消し合うようになり、接合部113に伝達される振動エネルギーを低減することができる。このことは、第2負極用バスバー120、第3負極用バスバー130、及び、第4負極用バスバー140、第1正極用バスバー150、第2正極用バスバー160、第3正極用バスバー170、及び、第4正極用バスバー180においても同様である。
また、第1負極用バスバー110において、バスバー本体部111の第1本体部111cと接合部113とを連結する連結部112のうち、第1本体部111cに隣接する直線状部位112bは、第1本体部111cとの境界から第2本体部111bに向かう方向(図16において上方から下方に)に延びている。一方、前述の超音波接合工程では、超音波振動は、第1本体部111c内を第2本体部111bから遠ざかる方向(図16において上方から下方)に伝達する。このように、バスバー本体部111に隣接する直線状部位112bがバスバー本体部111から延びる方向を、超音波振動が第1本体部111c内を伝わる方向と反対方向にすることで、超音波振動が連結部112に伝わり難くなる。このことは、第2負極用バスバー120、第3負極用バスバー130、及び、第4負極用バスバー140、第1正極用バスバー150、第2正極用バスバー160、第3正極用バスバー170、及び、第4正極用バスバー180においても同様である。
また、第1負極用バスバー110において、バスバー本体部111の第1本体部111cと接合部113とを連結する連結部112の幅寸法を極めて小さくしているので、連結部112を伝達する超音波振動のエネルギー量を低減することができる。このことは、第2負極用バスバー120、第3負極用バスバー130、及び、第4負極用バスバー140、第1正極用バスバー150、第2正極用バスバー160、第3正極用バスバー170、及び、第4正極用バスバー180においても同様である。
以上より、本実施形態では、超音波接合工程において、第1〜第4負極用バスバー110〜140のバスバー本体部111〜141が超音波振動を受けたとしても、前述のように、接合部113に伝達される振動エネルギーが低減されるので、円筒型電池10の負極端子13に接合されている接合部113が負極端子13から剥がれ難くなる。これと同様に、第1〜第4正極用バスバー150〜180においても、円筒型電池10の正極端子12に接合されている接合部153が正極端子12から剥がれ難くなる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は前記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
1 電池集合体
10 円筒型電池
12 正極端子
13 負極端子
20 ホルダ
30 接着剤
100 組電池
110 第1負極用バスバー
120 第2負極用バスバー
130 第3負極用バスバー
140 第4負極用バスバー
111,121,131,141 バスバー本体部
112 連結部
112b,112c,112d,112e,112f,112g 直線状部位
112h,112i,112j,112k,112m 屈曲部
112p 突出部
113,153 接合部
150 第1正極用バスバー
160 第2正極用バスバー
170 第3正極用バスバー
180 第4正極用バスバー
151,161,171,181 バスバー本体部
152 連結部
152b,152c,152d,152e,152f,152g 直線状部位
152h,152i,152j,152k,152m 屈曲部
152p 突出部
153 接合部
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
A4 第4領域
AX 円筒型電池の軸線
AH 円筒型電池の軸線方向

Claims (1)

  1. 複数の円筒型電池を電気的に接続するバスバーにおいて、
    前記バスバーは、
    板状のバスバー本体部と、
    前記円筒型電池の電極端子に接合する接合部と、
    前記バスバー本体部と前記接合部とを連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、
    平面視で、複数の直線状部位が、互いに隣り合う前記直線状部位の間に屈曲部を介在させて連なった屈曲線形状であり、
    前記複数の直線状部位のうち少なくともいずれかは、平面視で、自身が延びる方向に交差する方向に突出する突出部を有する
    バスバー。
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