JP7190821B2 - 蓄電装置 - Google Patents
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Description
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より容易に蓄電素子を接続することの可能な蓄電装置を提供することにある。
この構成によれば、より容易に所定の組電池と隣接組電池とを電気的に直列に接続することが可能となる。
この構成によれば、複数の組電池の第1蓄電素子の第1電極端子と第2蓄電素子の第2電極端子との間に隙間を形成することができるため、それらの電極端子を変形させることなく電気的に接続することができる。よって、より容易に所定の組電池と隣接組電池とを接続することが可能となる。
この構成によれば、蓄電装置の製造の際に、所定の組電池と隣接組電池とを容易に接続させることができる。
この構成によれば、より容易に組電池の第1蓄電素子と第2蓄電素子とを電気的に直列又は並列に接続することができる。
この構成によれば、蓄電装置の製造の際に、組電池の第1蓄電素子と第2蓄電素子とを容易に接合させることができる。
この構成によれば、所定の組電池の第1電極端子と第2電極端子との間に隙間を形成することができるため、蓄電素子の電極端子を変形させることなく、第1蓄電素子と第2蓄電素子とを積層配置することができる。よって、より容易に蓄電素子を直列に接続することが可能となる。
この構成は、第1電極端子及び第2電極端子を同一の側面に有する複数の蓄電素子を直列に接続する際に有効である。
この構成は、第1電極端子及び第2電極端子を異なる側面に有する複数の蓄電素子を直列に接続する際に有効である。
<第1実施形態>
図1及び図2に示されるように、本実施形態の蓄電装置10は、複数の組電池20と、これらを直列に接続する接続部品30とを備えている。
接続部品30は、複数の蓄電素子210,220を電気的に直列に接続するための部品である。接続部品30は、接続部材31と、連結部材32とにより構成されている。
図1及び図2に示されるように、連結部材32では、第1連結片321の接合部321bと第2連結片322の接合部322bとがスポット溶接により接合されている。これにより、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221とが接続されている。蓄電装置10では、このような連結部材32が複数設けられることにより、複数の組電池20が電気的に直列に接続されている。
蓄電装置10の製造の際には、まず、図6に示されるように、第1蓄電素子210の第2電極端子212に第1連結片321が治具40,41を用いて接合される。同様に、第2蓄電素子220の第1電極端子221に第2連結片322が治具42,43を用いて接合される。第1蓄電素子210の第2電極端子212と第1連結片321とを接合する方法、及び第2蓄電素子220の第1電極端子221と第2連結片322とを接合する方法としては、例えば超音波接合を用いることができる。同様に、第1蓄電素子210の第1電極端子211に第1接続片311が超音波接合等により接合されるとともに、第2蓄電素子220の第2電極端子222に第2接続片312が超音波接合等により接合される。
(1)複数の第2接合部P2がX軸方向にずれて位置しているため、任意の第2接合部P2を接合する際に他の第2接合部P2が妨げになり難くなる。そのため、複数の組電池20を容易に接合させることができる。そして、図1及び図2に示されるような蓄電装置10の構造であれば、蓄電素子210,220そのものの形状を変更する必要がないため、蓄電素子の形状の変更が必要な従来の蓄電装置と比較すると、より容易に蓄電素子を直列に接続することができる。また、組電池20の個数を適宜変更することにより、目的の端子間電圧及び電池容量を容易に実現することが可能である。
次に、第1実施形態の蓄電装置10の第1変形例について説明する。
図9に示されるように、本変形例の蓄電装置10では、接続部材31が一部材により構成されている。このような構成によれば、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222との間に接続部材31を挟み込んだ後、それらを超音波接合等により接合させれば、第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とを接続することができる。これにより、第1実施形態の蓄電装置10を製造する際に必要な第1蓄電素子210の第1電極端子211と第1接続片311とを接合させる工程、及び第2蓄電素子220の第2電極端子222と第2接続片312とを接合させる工程が不要となるため、製造工数を少なくすることができる。
次に、第1実施形態の蓄電装置10の第2変形例について説明する。
図10及び図11に示されるように、本変形例の蓄電装置10では、組電池20構成する第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第1電極端子221とが接続部材33の第1接続片331及び第2接続片332を介して接続されている。また、第1蓄電素子210の第2電極端子212と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが接続部材34の第1接続片341及び第2接続片342を介して接続されている。すなわち、組電池20は、第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とが電気的に並列に接続された構造を有している。
このような構造を用いることにより、2並列3直列の蓄電装置10を実現することが可能である。また、本変形例の構造を利用することにより、任意の個数の蓄電素子が並列接続された複数の組電池を容易に直列接続させることが可能である。
次に、蓄電装置10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図13及び図14に示されるように、本実施形態の組電池20を構成する第1蓄電素子210は、Z軸方向の一側面に第1電極端子211を有し、Z軸方向の他側面に第2電極端子212を有している。第2蓄電素子220は、Z軸方向の一側面に第2電極端子222を有し、Z軸方向の他側面に第1電極端子211を有している。組電池20では、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが対向し、且つ第1蓄電素子210の第2電極端子212と第2蓄電素子220の第1電極端子221とが対向するように第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220が配置されている。
(9)連結部材32及び接続部材31は、組電池20の異なる側面に配置されている。第1接合部P1及び第2接合部P2は、組電池20の異なる側面にそれぞれ配置されている。このような構成は、第1電極端子211,221及び第2電極端子212,222を異なる側面に有する複数の蓄電素子210,220を直列に接続する際に有効である。
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・蓄電装置10を構成する組電池20の数は任意に変更可能である。
10:蓄電装置
20:組電池
20b,20c:隣接組電池
31,33,34:接続部材
32:連結部材
210:第1蓄電素子
211,221:第1電極端子
212,222:第2電極端子
220:第2蓄電素子
Claims (7)
- 第1電極端子を左右何れか一方の側面に、前記第1電極端子とは電極の異なる第2電極端子を他方の側面に夫々有する方体状の蓄電素子が、前記蓄電素子の厚み方向である前後方向へ複数個並べて配置され、端から数えて奇数番目の蓄電素子と、前記奇数+1番目となる偶数番目の蓄電素子とにより構成される組電池を複数備え、
複数の組電池のうちの一つの組電池を所定の組電池とし、前記所定の組電池と前後方向において隣り合う組電池を前隣接組電池及び後隣接組電池とするとき、
前記前隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子との第1の接合部と、前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記後隣接組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子との第2の接合部とは、前後方向に直交する上下方向にずれて配置されている
蓄電装置。 - 前記接合部を有し、前記隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子とを電気的に接続させることにより前記隣接組電池と前記所定の組電池とを連結させる連結部材を更に備える
請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記連結部材は、前記隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子との間に隙間を形成するように配置されている
請求項2に記載の蓄電装置。 - 前記連結部材は、前記隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子、及び前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子に接合されている
請求項2又は3に記載の蓄電装置。 - 前記所定の組電池において隣り合う2つの蓄電素子を第1蓄電素子及び第2蓄電素子とするとき、
前記第1蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方と、前記第2蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方とを電気的に接続させる接続部材を更に備える
請求項2~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 前記接続部材は、前記第1蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方と、前記第2蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方とに接合されている
請求項5に記載の蓄電装置。 - 前記接続部材は、前記第1蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方と、前記第2蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方との間に隙間を形成するように配置されている
請求項5又は6に記載の蓄電装置。
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