JP7190821B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本開示は、蓄電装置に関する。
従来、下記の特許文献1に記載の蓄電装置がある。特許文献1に記載の蓄電装置は、複数のラミネート型の蓄電素子が直列接続されている。蓄電素子の容器には、2枚の同一形状のラミネートフィルムが使用されている。ラミネートフィルムの略中央部には、断面直角形状の窪みが形成されている。2枚のラミネートフィルムは、それぞれの窪みの形成された部分が互いに逆方向に向かい合っている。2枚のラミネートフィルムのそれぞれの窪みにより、電極群を収容する収容部が形成されている。蓄電素子の正極端子及び負極端子のいずれか一方が収容部の一辺から導出されており、いずれか他方が対向する辺から導出されている。隣り合う蓄電素子の接合すべき端子同士が接合部で直接接合されている。
特開2008-243410号公報
ところで、特許文献1に記載の蓄電装置のように蓄電素子の形状を変更した場合、窪みのない蓄電素子を製造する場合と比較すると、蓄電素子の製造工程が複雑化するため、製造コストが増加する懸念がある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より容易に蓄電素子を接続することの可能な蓄電装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に記載の蓄電装置は、第1電極端子を左右何れか一方の側面に、第1電極端子とは電極の異なる第2電極端子を他方の側面に夫々有する方体状の蓄電素子が、蓄電素子の厚み方向である前後方向へ複数個並べて配置され、端から数えて奇数番目の蓄電素子と、奇数+1番目となる偶数番目の蓄電素子とにより構成される組電池を複数備える。複数の組電池のうちの一つの組電池を所定の組電池とし、所定の組電池と前後方向において隣り合う組電池を前隣接組電池及び後隣接組電池とするとき、前隣接組電池の蓄電素子の第1電極端子と所定の組電池の蓄電素子の第2電極端子との第1の接合部と、所定の組電池の蓄電素子の第1電極端子と後隣接組電池の蓄電素子の第2電極端子との第2の接合部とは、前後方向に直交する上下方向にずれて配置されている。
この構成によれば、組電池のそれぞれの接合部が、蓄電素子の配列方向である前後方向に直交する上下方向にずれて配置されているため、任意の接合部を接合する際に他の接合部が妨げになり難くなる。そのため、複数の組電池を容易に接合させることができる。そして、このような構成によれば、蓄電素子そのものの形状を変更する必要がないため、蓄電素子の形状の変更が必要な従来の蓄電装置と比較すると、より容易に蓄電素子を接続することが可能となる。
上記の蓄電装置において、接合部を有し、隣接組電池の蓄電素子の第1電極端子と所定の組電池の蓄電素子の第2電極端子とを電気的に接続させることにより隣接組電池と所定の組電池とを連結させる連結部材を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、より容易に所定の組電池と隣接組電池とを電気的に直列に接続することが可能となる。
上記の蓄電装置において、連結部材は、隣接組電池の蓄電素子の第1電極端子と所定の組電池の蓄電素子の第2電極端子との間に隙間を形成するように配置されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の組電池の第1蓄電素子の第1電極端子と第2蓄電素子の第2電極端子との間に隙間を形成することができるため、それらの電極端子を変形させることなく電気的に接続することができる。よって、より容易に所定の組電池と隣接組電池とを接続することが可能となる。
上記の蓄電装置において、連結部材は、隣接組電池の蓄電素子の第1電極端子、及び所定の組電池の蓄電素子の第2電極端子により接合されていることが好ましい。
この構成によれば、蓄電装置の製造の際に、所定の組電池と隣接組電池とを容易に接続させることができる。
上記の蓄電装置において、所定の組電池において隣り合う2つの蓄電素子を第1蓄電素子及び第2蓄電素子とするとき、第1蓄電素子の第1電極端子及び第2電極端子のいずれか一方と、第2蓄電素子の第1電極端子及び第2電極端子のいずれか一方とを電気的に接続させる接続部材を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、より容易に組電池の第1蓄電素子と第2蓄電素子とを電気的に直列又は並列に接続することができる。
上記の蓄電装置において、接続部材は、第1蓄電素子の第1電極端子及び第2電極端子のいずれか一方と、第2蓄電素子の第1電極端子及び第2電極端子のいずれか一方とに接合されていることが好ましい。
この構成によれば、蓄電装置の製造の際に、組電池の第1蓄電素子と第2蓄電素子とを容易に接合させることができる。
上記の蓄電装置において、接続部材は、第1蓄電素子の第1電極端子及び第2電極端子のいずれか一方と、第2蓄電素子の第1電極端子及び第2電極端子のいずれか一方との間に隙間を形成するように配置されていることが好ましい。
この構成によれば、所定の組電池の第1電極端子と第2電極端子との間に隙間を形成することができるため、蓄電素子の電極端子を変形させることなく、第1蓄電素子と第2蓄電素子とを積層配置することができる。よって、より容易に蓄電素子を直列に接続することが可能となる。
上記の蓄電装置において、連結部材及び接続部材は、組電池の同一の側面に配置されていることが好ましい。
この構成は、第1電極端子及び第2電極端子を同一の側面に有する複数の蓄電素子を直列に接続する際に有効である。
上記の蓄電装置において、連結部材及び接続部材は、組電池の異なる側面にそれぞれ配置されていることが好ましい。
この構成は、第1電極端子及び第2電極端子を異なる側面に有する複数の蓄電素子を直列に接続する際に有効である。
本開示によれば、より容易に蓄電素子を接続することの可能な蓄電装置を提供できる。
図1は、第1実施形態の蓄電装置の斜視構造を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態の蓄電装置の平面構造を示す平面図である。 図3は、第1実施形態の組電池の斜視構造を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態の組電池及び接続部材の斜視構造を示す斜視図である。 図5は、第1実施形態の連結部材の斜視構造を示す斜視図である。 図6は、第1実施形態の蓄電装置の製造工程の一部を示す平面図である。 図7は、第1実施形態の蓄電装置の製造工程の一部を示す平面図である。 図8は、第1実施形態の蓄電装置の製造工程の一部を示す平面図である。 図9は、第1実施形態の第1変形例の組電池及び接続部材の斜視構造を示す斜視図である。 図10は、第1実施形態の第2変形例の蓄電装置の斜視構造を示す斜視図である。 図11は、第1実施形態の第2変形例の蓄電装置の平面構造を示す平面図である。 図12は、第1実施形態の第2変形例の組電池及び接続部材の斜視構造を示す斜視図である。 図13は、第2実施形態の蓄電装置の斜視構造を示す斜視図である。 図14は、第2実施形態の蓄電装置の平面構造を示す平面図である。 図15は、第2実施形態の連結部材の斜視構造を示す斜視図である。
以下、蓄電装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1及び図2に示されるように、本実施形態の蓄電装置10は、複数の組電池20と、これらを直列に接続する接続部品30とを備えている。
組電池20は、同一形状からなる第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220により構成されている。図3に示されるように、蓄電素子210,220は、正極と負極とをセパレータを介して交互に重ねたものをラミネートにより封止した、いわゆるラミネート型の蓄電池である。蓄電素子としては、例えばラミネート型のリチウムイオン電池を用いることができる。蓄電素子210,220は、略直方体状に形成されている。
なお、以下では、蓄電素子210,220の長手方向を「Z軸方向」と称し、蓄電素子210,220の短手方向を「X軸方向」と称し、蓄電素子210,220の板厚方向を「Y軸方向」と称する。本実施形態の蓄電装置10では、Y軸方向が所定方向に相当する。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は互いに直交している。
第1蓄電素子210の上面には、電極の異なる第1電極端子211と第2電極端子212とが設けられている。第1電極端子211は、正極端子及び負極端子のいずれか一方であり、第2電極端子212は、正極端子及び負極端子のいずれか他方である。同様に、第2蓄電素子220の上面にも、電極の異なる第1電極端子221と第2電極端子222とが設けられている。なお、本実施形態の蓄電装置10では、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第1電極端子221とが同一電極である。また、第1蓄電素子210の第2電極端子212と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが同一電極である。第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220は、電極の異なるもの同士が対向するようにY軸方向に並べて配置されている。具体的には、組電池20では、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが対向し、且つ第1蓄電素子210の第2電極端子212と第2蓄電素子220の第1電極端子221とが対向するように第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220が配置されている。
図1及び図2に示されるように、蓄電装置10では、このような構造からなる複数の組電池20がY軸方向に積層して配置されている。
接続部品30は、複数の蓄電素子210,220を電気的に直列に接続するための部品である。接続部品30は、接続部材31と、連結部材32とにより構成されている。
図4に示されるように、接続部材31は、一つの組電池20において第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とを直列に接続するための部材である。接続部材31は、導電性の金属材料等により略直方体状に形成された部材からなる。接続部材31は、第1蓄電素子210の第1電極端子211に接合される第1接続片311と、第2蓄電素子220の第2電極端子222に接合される第2接続片312とにより構成されている。第1蓄電素子210の第1電極端子211と第1接続片311とを接合する方法、及び第2蓄電素子220の第2電極端子222と第2接続片312とを接合する方法としては、例えば超音波接合を用いることができる。第1接続片311及び第2接続片312が超音波接合等により接合されることにより、第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とが電気的に直列に接続されている。
図2に示されるように、本実施形態の蓄電装置10では、第1接続片311と第2接続片312との接合部分が、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222との接合部分である第1接合部P1に相当する。複数の組電池20のそれぞれの第1接合部P1は、Y軸方向に平行な同一直線m1上に配置されている。
図1及び図2に示されるように、連結部材32は、複数の組電池20を電気的に直列に接続するための部材である。連結部材32も、接続部材31と同様に、導電性の金属材料等により形成されている。連結部材32は、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212に接合される第1連結片321と、所定の組電池20と隣り合う隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221に接合される第2連結片322とにより構成されている。
図5に示されるように、第1連結片321は、L字状の板材からなる。図1に示されるように、第1連結片321は、第1蓄電素子210の第2電極端子212に接合された部分から上方に延びる部分と、当該部分から第1蓄電素子210の第1電極端子211に向かってX軸方向に平行に延びる部分とを有している。第1連結片321の上面には、略立方体状の接合部321bが一体的に形成されている。
図5に示されるように、第2連結片322も、第1連結片321と同様に、L字状の板材からなる。図1に示されるように、第2連結片322は、第2蓄電素子220の第1電極端子221に接合された部分から上方に延びる部分と、当該部分から第2蓄電素子220の第2電極端子222に向かってX軸方向に平行に延びる部分とを有している。第2連結片322の上面には、略立方体状の接合部322bが一体的に形成されている。
なお、図2に示されるように、複数の連結部材32のそれぞれの接合部321b,322bの位置はX軸方向にずれている。
図1及び図2に示されるように、連結部材32では、第1連結片321の接合部321bと第2連結片322の接合部322bとがスポット溶接により接合されている。これにより、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221とが接続されている。蓄電装置10では、このような連結部材32が複数設けられることにより、複数の組電池20が電気的に直列に接続されている。
図2に示されるように、本実施形態では、第1連結片321の接合部321bと第2連結片322の接合部322bとの接合部分が、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221との接合部分である第2接合部P2に相当する。複数の組電池20のそれぞれの第2接合部P2はX軸方向にずれて配置されている。
次に、本実施形態の蓄電装置10の製造方法について説明する。
蓄電装置10の製造の際には、まず、図6に示されるように、第1蓄電素子210の第2電極端子212に第1連結片321が治具40,41を用いて接合される。同様に、第2蓄電素子220の第1電極端子221に第2連結片322が治具42,43を用いて接合される。第1蓄電素子210の第2電極端子212と第1連結片321とを接合する方法、及び第2蓄電素子220の第1電極端子221と第2連結片322とを接合する方法としては、例えば超音波接合を用いることができる。同様に、第1蓄電素子210の第1電極端子211に第1接続片311が超音波接合等により接合されるとともに、第2蓄電素子220の第2電極端子222に第2接続片312が超音波接合等により接合される。
その後、図7に示されるように、第1電極端子211と第2電極端子222とが対向するように第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220が配置される。そして、第1接続片311及び第2接続片312が治具50,51を用いて超音波接合等により接合される。これにより、一つの組電池20の製造が完了する。同様の工程が複数回行われることにより、複数の組電池20が製造される。
続いて、図8に示されるように、各組電池20の連結部材32の接合部321b及び接合部322bが治具60~63を用いてスポット溶接により接合される。この際、複数の第2接合部P2がX軸方向にずれて配置されているため、結果的にスポット溶接の位置をX軸方向にずらすことができる。これにより、連結部材32と治具60~63とが干渉することなくスポット溶接を行うことが可能となっている。各組電池20の連結部材32の接合部321b及び接合部322bが治具60~63を用いてスポット溶接により接合されることで、図1及び図2に示される蓄電装置10の製造が完了する。
以上説明した本実施形態の蓄電装置10によれば、以下の(1)~(8)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)複数の第2接合部P2がX軸方向にずれて位置しているため、任意の第2接合部P2を接合する際に他の第2接合部P2が妨げになり難くなる。そのため、複数の組電池20を容易に接合させることができる。そして、図1及び図2に示されるような蓄電装置10の構造であれば、蓄電素子210,220そのものの形状を変更する必要がないため、蓄電素子の形状の変更が必要な従来の蓄電装置と比較すると、より容易に蓄電素子を直列に接続することができる。また、組電池20の個数を適宜変更することにより、目的の端子間電圧及び電池容量を容易に実現することが可能である。
(2)蓄電装置10は、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と、所定の組電池20と隣り合う隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221とを電気的に接続させることにより所定の組電池20と隣接組電池20bとを連結させる連結部材32を備える。このような連結部材32を用いることにより、より容易に所定の組電池20と隣接組電池20bとを電気的に直列に接続することができる。
(3)連結部材32は、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と、隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221との間に隙間を形成するように配置されている。すなわち、連結部材32は、それらの電極端子212,221間に隙間を形成するスペーサとしての機能を有している。これにより、第1蓄電素子210の第2電極端子212及び第2蓄電素子220の第1電極端子221を折り曲げ等により変形させることなく電気的に接続することができる。よって、より容易に所定の組電池20と隣接組電池20bとを接続させることができる。
(4)連結部材32は、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212、及び隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221に接合されている。これにより、蓄電装置10の製造の際に、所定の組電池20と隣接組電池20bとを容易に接続させることができる。
(5)蓄電装置10は、組電池20における第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222とを接合させることによりそれらを電気的に接続させる接続部材31を更に備える。このような接続部材31を用いることにより、より容易に一つの組電池20の第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とを電気的に直列に接続することができる。
(6)接続部材31は、組電池20における第1蓄電素子210の第1電極端子211、及び第2蓄電素子220の第2電極端子222に接合されている。これにより、蓄電装置10の製造の際に、一つの組電池の第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とを容易に接合させることができる。
(7)接続部材31は、組電池20における第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222との間に隙間を形成するように配置されている。すなわち、接続部材31は、それらの電極端子211,222の間に隙間を形成するスペーサとしての機能を有している。これにより、第1蓄電素子210の第1電極端子211及び第2蓄電素子220の第2電極端子222を折り曲げ等により変形させることなく電気的に接続することができる。よって、より容易に第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220を直列に接続することができる。
(8)連結部材32及び接続部材31は、組電池20の同一の側面に配置されている。換言すれば、第1接合部P1及び第2接合部P2は、組電池20の同一の側面に配置されている。このような構成は、図3に示されるように第1電極端子211,221及び第2電極端子212,222を同一の側面に有する複数の蓄電素子210,220を直列に接続する際に有効である。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の蓄電装置10の第1変形例について説明する。
図9に示されるように、本変形例の蓄電装置10では、接続部材31が一部材により構成されている。このような構成によれば、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222との間に接続部材31を挟み込んだ後、それらを超音波接合等により接合させれば、第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とを接続することができる。これにより、第1実施形態の蓄電装置10を製造する際に必要な第1蓄電素子210の第1電極端子211と第1接続片311とを接合させる工程、及び第2蓄電素子220の第2電極端子222と第2接続片312とを接合させる工程が不要となるため、製造工数を少なくすることができる。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の蓄電装置10の第2変形例について説明する。
図10及び図11に示されるように、本変形例の蓄電装置10では、組電池20構成する第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第1電極端子221とが接続部材33の第1接続片331及び第2接続片332を介して接続されている。また、第1蓄電素子210の第2電極端子212と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが接続部材34の第1接続片341及び第2接続片342を介して接続されている。すなわち、組電池20は、第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とが電気的に並列に接続された構造を有している。
組電池20の第2電極端子222は、Y軸方向の一方向側に隣接する組電池20bの第1電極端子221と接続部材35の第1接続片351及び第2接続片352を介して接続されている。すなわち、組電池20は、接続部材35を介して隣接組電池20bと電気的に直列に接続されている。
また、組電池20の第1電極端子221は、Y軸方向の他方向側に隣接する組電池20cの第2電極端子212と連結部材32を介して接続されている。すなわち、組電池20は、連結部材32を介して隣接組電池20cと電気的に直列に接続されている。
このような構造を用いることにより、2並列3直列の蓄電装置10を実現することが可能である。また、本変形例の構造を利用することにより、任意の個数の蓄電素子が並列接続された複数の組電池を容易に直列接続させることが可能である。
なお、本変形例の蓄電装置10でも、第1変形例と同様に、接続部材33~35のそれぞれが図12に示されるように一つの部材により構成されていてもよい。
<第2実施形態>
次に、蓄電装置10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図13及び図14に示されるように、本実施形態の組電池20を構成する第1蓄電素子210は、Z軸方向の一側面に第1電極端子211を有し、Z軸方向の他側面に第2電極端子212を有している。第2蓄電素子220は、Z軸方向の一側面に第2電極端子222を有し、Z軸方向の他側面に第1電極端子211を有している。組電池20では、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが対向し、且つ第1蓄電素子210の第2電極端子212と第2蓄電素子220の第1電極端子221とが対向するように第1蓄電素子210及び第2蓄電素子220が配置されている。
図14に示されるように、接続部品30の接続部材31は、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222との間に配置された略直方体状の導電性部材からなる。接続部材31は、第1蓄電素子210の第1電極端子211及び第2蓄電素子220の第2電極端子222に接合されている。第1蓄電素子210の第1電極端子211と接続部材31とを接合する方法、及び第2蓄電素子220の第2電極端子222と接続部材31とを接合する方法としては、例えば超音波接合を用いることができる。この接続部材31を介して第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222とが電気的に接続されることにより、第1蓄電素子210と第2蓄電素子220とが直列に接続されている。
本実施形態の蓄電装置10では、接続部材31が配置されている部分が、第1蓄電素子210の第1電極端子211と第2蓄電素子220の第2電極端子222との接合部分である第1接合部P1に相当する。図13に示されるように、複数の第1接合部P1は、Y軸方向に延びる同一直線m2上に位置している。
図13に示されるように、連結部材32は、第1連結片321と、第2連結片322とにより構成されている。第1連結片321は、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212に接合されている。第2連結片322は、所定の組電池20と隣り合う隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221に接合されている。所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と第1連結片321とを接合する方法、及び隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221と第2連結片322とを接合する方法としては、例えば超音波接合を用いることができる。
図15に示されるように、第1連結片321の側面には、接合部321bが突出するように形成されている。同様に、第2連結片322の側面にも、接合部322bが突出するように形成されている。図13に示されるように、複数の連結部材32のそれぞれの接合部321b,322bの位置はX軸方向にずれている。
図13及び図14に示されるように、連結部材32では、第1連結片321の接合部321bと第2連結片322の接合部322bとがスポット溶接により接合されている。これにより、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221とが電気的に接続されている。このような連結部材32が複数設けられることにより、複数の組電池20が電気的に直列に接続されている。
図13に示されるように、本実施形態の蓄電装置10では、接合部321b,322bの接合部分が、所定の組電池20の第1蓄電素子210の第2電極端子212と隣接組電池20bの第2蓄電素子220の第1電極端子221とが接合される第2接合部P2に相当する。複数の組電池20のそれぞれの第2接合部P2はX軸方向にずれて配置されている。
以上説明した本実施形態の蓄電装置10によれば、上記の(1)~(7)に示される作用及び効果に加え、以下の(9)に示される作用及び効果を得ることができる。
(9)連結部材32及び接続部材31は、組電池20の異なる側面に配置されている。第1接合部P1及び第2接合部P2は、組電池20の異なる側面にそれぞれ配置されている。このような構成は、第1電極端子211,221及び第2電極端子212,222を異なる側面に有する複数の蓄電素子210,220を直列に接続する際に有効である。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・蓄電装置10を構成する組電池20の数は任意に変更可能である。
・第1実施形態の蓄電装置10では、第1接続片311に対応する形状を第1蓄電素子210の第1電極端子211が有するように、第1電極端子211の形状を変更してもよい。同様に、第2接続片312に対応する形状を第2蓄電素子220の第2電極端子222が有していてもよい。さらに、第1連結片321に対応する形状を第1蓄電素子210の第2電極端子212が有するとともに、第2連結片322に対応する形状を第2蓄電素子220の第1電極端子221が有していてもよい。このような構造によれば、接続部品30が不要となるため、部品点数を削減することが可能となる。同様に、第2実施形態の蓄電装置10でも、接続部品30の各要素に対応する形状を第1蓄電素子210の電極端子211,212及び第2蓄電素子220の電極端子221,222が有していてもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
P:接合部
10:蓄電装置
20:組電池
20b,20c:隣接組電池
31,33,34:接続部材
32:連結部材
210:第1蓄電素子
211,221:第1電極端子
212,222:第2電極端子
220:第2蓄電素子

Claims (7)

  1. 第1電極端子を左右何れか一方の側面に、前記第1電極端子とは電極の異なる第2電極端子を他方の側面に夫々有する方体状の蓄電素子が、前記蓄電素子の厚み方向である前後方向へ複数個並べて配置され、端から数えて奇数番目の蓄電素子と、前記奇数+1番目となる偶数番目の蓄電素子とにより構成される組電池を複数備え、
    複数の組電池のうちの一つの組電池を所定の組電池とし、前記所定の組電池と前後方向において隣り合う組電池を前隣接組電池及び後隣接組電池とするとき、
    前記前隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子との第1の接合部と、前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記後隣接組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子との第2の接合部とは、前後方向に直交する上下方向にずれて配置されている
    蓄電装置。
  2. 前記接合部を有し、前記隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子とを電気的に接続させることにより前記隣接組電池と前記所定の組電池とを連結させる連結部材を更に備える
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記連結部材は、前記隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子と前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子との間に隙間を形成するように配置されている
    請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記連結部材は、前記隣接組電池の前記蓄電素子の前記第1電極端子、及び前記所定の組電池の前記蓄電素子の前記第2電極端子に接合されている
    請求項2又は3に記載の蓄電装置。
  5. 前記所定の組電池において隣り合う2つの蓄電素子を第1蓄電素子及び第2蓄電素子とするとき、
    前記第1蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方と、前記第2蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方とを電気的に接続させる接続部材を更に備える
    請求項2~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記接続部材は、前記第1蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方と、前記第2蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方とに接合されている
    請求項5に記載の蓄電装置。
  7. 前記接続部材は、前記第1蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方と、前記第2蓄電素子の前記第1電極端子及び前記第2電極端子のいずれか一方との間に隙間を形成するように配置されている
    請求項5又は6に記載の蓄電装置。
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