JP6149629B2 - 蓄電デバイスおよび蓄電デバイスモジュール - Google Patents

蓄電デバイスおよび蓄電デバイスモジュール Download PDF

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Description

本発明は蓄電デバイスおよび蓄電デバイスモジュールに関し、詳しくは、蓄電要素が収容された外装体から一対の電極端子(例えば、電池の場合における正極端子と負極端子)が引き出された構造を有する蓄電デバイスおよびそれを複数個組み合わせて形成される蓄電デバイスモジュールに関する。
リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタなどに代表される高エネルギー密度の蓄電デバイスの1つに、例えば、シート状の集電箔(アルミニウム箔または銅箔など)に、活物質(活性炭、リチウム複合酸化物、炭素など)を塗工することにより形成されたシート状の正極部材および負極部材を、両者の接触による短絡を防ぐためのセパレータを介して積層することにより構成された積層体、電解質などを備える蓄電要素が、ラミネートフィルム(例えば、熱可塑性樹脂層間にアルミニウム箔を挟み込まれたラミネートフィルム)からなる外装体(ラミネートケース)内に収容され、かつ、板状の正極端子と負極端子とが外装体から外部に導出された構造を有する扁平な蓄電デバイス(以下、「扁平型蓄電デバイス」ともいう)が知られている。
近年、このような扁平型蓄電デバイス(例えば単電池)を複数積層するとともに、各扁平型蓄電デバイスを電気的に直列、あるいは並列に接続することにより、高出力あるいは高容量の蓄電デバイスモジュール(例えば組電池)とすることが行われている。
そして、このような蓄電デバイスモジュールの1つに、例えば、特許文献1や特許文献2などに提案されているような電池モジュールがある。
ところで、電池モジュールを構成する単電池は、通常、同一形状を有しており、それぞれの外装体から引き出される正極端子と負極端子とは、各単電池において、同じ位置から引き出されていることから、複数の単電池を積層し、意図するような態様で直列あるいは並列に接続して、所望の特性を備えた電池モジュールを得ることは必ずしも容易ではないのが実情である。
そこで、複数の単電池を意図するような態様で直列あるいは並列に接続して、所望の組電池を作製するためには、正極端子や負極端子などの電極端子の形状や配設位置などが異なる複数種類の単電池を用意することが必要になるが、その場合には、製造工程が複雑になったり、コストの増大を招いたりするという問題点がある。
特開2000−195480号公報 特開2001−256934号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、蓄電要素が収容された外装体から例えば、電池における場合の正極端子と負極端子などの電極端子が引き出された構造を有する蓄電デバイスを複数個、容易かつ確実に組み合わせて、効率よく製造することが可能で、生産性、経済性に優れた蓄電デバイスモジュールおよびそれに用いられる蓄電デバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の蓄電デバイスは、
外装体と、
前記外装体内に収容された蓄電要素と、
前記蓄電要素と電気的に接続され、外装体の互いに対向する辺の一方の辺である第1の辺から外部に引き出された第1の電極端子と、他方の辺である第2の辺から外部に引き出された第2の電極端子と
を備えた蓄電デバイスであって、
前記第1の電極端子は、平面視して、前記第1の辺の中央部と前記第2の辺の中央部を結ぶ線である中心線が通る領域を含みつつ、その引き出し方向に直交する方向である幅方向の中央部が、前記中心線とは前記幅方向においてずれた位置に配設されており、
前記第2の電極端子は、平面視して、蓄電デバイスの中心を回転中心として180°回転させた場合、および、平面視して、前記中心線と直交し、かつ前記中心を通る線を回転軸として180°回転させた場合のいずれの場合にも、その一部のみが前記第1の電極端子と重なる位置に配設されていること
を特徴としている。
また、本発明の蓄電デバイスモジュールは、上記本発明の蓄電デバイスが複数個、前記第1の電極端子および第2の電極端子を介して、直列または並列に接続されていることを特徴としている。
また、本発明の蓄電デバイスモジュールは、
上記本発明の蓄電デバイスを複数個積み重ねてなる積層体を備えており、
各蓄電デバイスの前記外装体から引き出された前記第1の電極端子と前記第2の電極端子のうち、互いに接続されるべき電極端子が、前記積層体の同一端面から引き出されているとともに、
前記互いに接続されるべき電極端子が溶接により接合されていること
が好ましい。
蓄電デバイスの外装体から引き出された、互いに接続されるべき電極端子を、上記積層体の同一端面から引き出すとともに、互いに接続されるべき電極端子を溶接により接合することにより、効率よく製造することが可能な蓄電デバイスモジュールを作製することができる。
すなわち、上述のような構成とすることにより、第1および第2の電極端子の配設態様が同じである1種類の蓄電デバイスを用いて、蓄電デバイスが組み合わされ、かつ所定の電極端子が確実に接続された、信頼性の高い蓄電デバイスモジュールを構成することが可能になる。
特に、互いに接続されるべき電極端子を溶接により接合する場合、通常は、互いに接続されるべき電極端子を重ねて、上下両面側から溶接用の治具を押圧しつつ溶接を行うが、本発明の蓄電デバイスを用いることにより、接続されるべき電極端子を、両面側から溶接用の治具を押圧することが可能な位置に配設することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
本発明の蓄電デバイスは、上述のように、外装体の互いに対向する辺の一方の辺である第1の辺から外部に引き出された第1の電極端子と、他方の辺である第2の辺から外部に引き出された第2の電極端子とを備えた蓄電デバイスにおいて、(a)第1の電極端子は、平面視して、第1の辺の中央部と第2の辺の中央部を結ぶ線である中心線が通る領域を含みつつ、その引き出し方向に直交する方向である幅方向の中央部が、中心線とは幅方向においてずれた位置に配設されており、(b)第2の電極端子は、平面視して、蓄電デバイスの中心を回転中心として180°回転させた場合、および、平面視して、中心線と直交し、かつ上記中心を通る線を回転軸として180°回転させた場合のいずれの場合にも、その一部のみが第1の電極端子と重なる位置に配設されていることから、平面的に回転させたり、裏返したり、裏返して回転させたりすることにより、複数の蓄電デバイスが備える電極端子のうちの所定の電極端子を互いに接続する場合における接続態様の自由度を大幅に向上させることが可能になる。
したがって、本発明の蓄電デバイスを用いることにより、複数の蓄電デバイスが高密度に組み合わされた、信頼性の高い蓄電デバイスモジュールを得ることが可能になる。
また、本発明の蓄電デバイスモジュールは、上記本発明の蓄電デバイスが、複数個、第1の電極端子および第2の電極端子を介して、直列または並列に接続された構成を備えているので、1種類の蓄電デバイスを用いて、各蓄電デバイスが精度よく組み合わされた信頼性の高い蓄電デバイスモジュールを提供することが可能になる。
本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 本発明の実施形態にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)を用いて形成した蓄電デバイスモジュール(組電池)の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 図2に示した蓄電デバイスモジュール(組電池)を構成する各蓄電デバイスの配設態様を示す図であり、図3(a)は一番上の蓄電デバイス10(10a)、図3(b)は上から二番上の蓄電デバイス10(10b)、図3(c)は上から三番上の蓄電デバイス10(10c)、図3(d)は一番下の蓄電デバイス10(10d)の配設態様を示す図である。 本発明の実施形態にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)を用いて形成した他の蓄電デバイスモジュール(組電池)の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。なお、以下の実施形態では、本発明にかかる蓄電デバイスと、それを組み合わせて作製した蓄電デバイスモジュールについて説明する。
[実施形態1]
図1は本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。
本発明の実施形態1にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10は、正極部材、負極部材、電解質などの蓄電要素(図示せず)が外装体20内に収容され、蓄電要素と電気的に接続された一対の電極端子(この実施形態1では、例えば、第1の電極端子(正極端子)11および第2の電極端子(負極端子)12)が、外装体20の互いに対向する第1の辺1および第2の辺2から外部に引き出された構造を有している。
なお、この実施形態1では、外装体20として、例えば、熱可塑性樹脂層間にアルミニウム箔が挟み込まれたラミネートフィルムを用いて形成された外装体が用いられている。また、外装体20の周縁部は、ラミネートフィルムを熱圧着した熱圧着部20aとなっている。
そして、第1の電極端子(正極端子)11および第2の電極端子(負極端子))12は、この熱圧着部20aを経て外装体20の外部に引き出されている。
第1の辺1から引き出された第1の電極端子11は、平面視して、第1の辺1と第2の辺2の中央部を結ぶ線である中心線L1が通る領域を含みつつ、中心線L1に直交する方向である幅方向の中央部が、中心線L1とは幅方向においてずれた位置に配設されている。
また、対向する一対の辺(第1の辺および第2の辺)1,2のうちの、他方の辺(第2の辺)2から引き出された第2の電極端子12は、平面視して、蓄電デバイス10の中心Cを回転中心として180°回転させた場合、および、平面視して上記中心線L1と直交し、かつ上記中心Cを通る線L2を回転軸として180°回転させた場合のいずれの場合にも、その一部のみが第1の電極端子11と重なる位置に配設されている。
この実施形態1にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10は、上述のように、
(a)第1の電極端子(正極端子))11が、平面視して、対向する第1および第2の辺1,2の中央部どうしを結ぶ中心線L1が通る領域を含み、かつ、電極端子11の幅方向の中央部が、中心線L1とは、幅方向においてずれた位置に配設されているとともに、
(b)第2の電極端子(負極端子)12が、平面視して、蓄電デバイス10の中心Cを回転中心として180°回転させた場合、および、中心線L1と直交し、蓄電デバイス10の中心Cを通る線L2を回転軸として180°回転させた場合のいずれの場合にも、第2の電極端子12の一部のみが第1の電極端子11と重なる位置に配設されているため、
蓄電デバイス10を平面的に回転させる、裏返す、裏返して回転させるなどの方法で姿勢を変えることにより、例えば、複数の蓄電デバイス10を組み合わせて蓄電デバイスモジュール(例えば、図2に示す蓄電デバイスモジュール50A)を形成しようとした場合に、複数の蓄電デバイス10のそれぞれが備える電極端子11,12のうちの所定の電極端子を互いに接続する場合における接続態様の自由度を大幅に向上させることができる。
次に、本発明の実施形態にかかる、図2に示す蓄電デバイスモジュール(電池モジュール)(組電池)50Aについて説明する。
図2は、図1(a)〜(d)に示した本発明の実施形態1にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10を複数個組み合わせて作製した蓄電デバイスモジュール(組電池)50Aの構成を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は左側面図、図2(d)は右側面図である。
この蓄電デバイスモジュール(組電池)50Aは、本発明の実施形態1にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10を4個積み重ねてなる積層体60を備えており、各蓄電デバイス10の外装体20から引き出された第1の電極端子11と第2の電極端子12のうち、互いに接続されるべき電極端子が、積層体60の同一端面から引き出されているとともに、互いに接続されるべき電極端子が溶接により接合され、各蓄電デバイス10が直列に接続された構造を備えている。
図3は、図2に示した蓄電デバイスモジュール(組電池)50Aを構成する各蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10の配設態様を示す図であり、図3(a)は一番上の蓄電デバイス10(10a)、図3(b)は上から二番上の蓄電デバイス10(10b)、図3(c)は上から三番上の蓄電デバイス10(10c)、図3(d)は一番下の蓄電デバイス10(10d)の配設態様を示す図である。
図2および3を参照しつつ、さらに詳しく説明する。
図1(a)に示した蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10の姿勢を基準姿勢とすると、蓄電デバイスモジュール(組電池)50Aを構成する4個の蓄電デバイス10のうち、図3(a)に示す一番上の蓄電デバイス10(10a)は、基準姿勢にある蓄電デバイス10(図1(a))を、蓄電デバイス10の中心Cを回転中心として、平面的に180°回転させた姿勢で配設されている。
また、図3(b)に示すように、上から2番目の蓄電デバイス10(10b)は、基準姿勢にある蓄電デバイス10を、中心線L1を回転軸として180°回転させた(すなわち、基準姿勢にある蓄電デバイス10を線L1を回転軸として表裏が逆になるように回転させた)姿勢で配設されている。
また、図3(c)に示すように、上から3番目の蓄電デバイス10(10c)は、基準姿勢にある一番上の蓄電デバイス10を、中心線L1と直交し、蓄電デバイス10の中心Cを通る線L2を回転軸として180°回転させた(すなわち、基準姿勢になる蓄電デバイス10を線L2を回転軸として表裏が逆になるように回転させた)姿勢で配設されている。
さらに、図3(d)に示すように、上から4番目(一番下)の蓄電デバイス10(10d)は、図1(a)に示した蓄電デバイス10と同じ姿勢すなわち基準姿勢で配設されている。
このような構成とした場合、図2に示すように、蓄電デバイス10の側面に引き出された電極端子のうちの所定の電極端子を、以下に説明するような態様で接続することにより、容易かつ確実に、各蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10(10a)〜10(10d)が直列接続された蓄電デバイスモジュール(組電池)を得ることができる。
すなわち、蓄電デバイスモジュール50Aを構成する積層体60の左端面においては、図2(b),(c)などに示すように、上から2番目の蓄電デバイス10(10b)の第2の電極端子12を2箇所でL字状に折り曲げて、その先端側の一部を領域1で、一番上の蓄電デバイス10(10a)の第1の電極端子11に沿わせ、重ねられた第1の電極端子11と第2の電極端子12の上下両面側から溶接用の治具を押圧して、超音波溶接を行うことにより両者を接続するとともに、上から3番目の蓄電デバイス10(10c)の第1の電極端子11を2箇所でL字状に折り曲げて、その先端側の一部を領域2で、一番下の蓄電デバイス10(10d)の第2の電極端子12に沿わせ、重ねられた第1の電極端子11と第2の電極端子12の上下両面側から溶接用の治具を押圧して、超音波溶接を行うことにより両者を接続する。
このとき、図2(c)に示すように、1番上の蓄電デバイス10(10a)の第1の電極端子11と、上から2番目の蓄電デバイス10(10b)の第2の電極端子12とは、領域1において超音波溶接が行われるが、領域1では、他の部材と干渉することがなく、溶接用の治具で接続すべき第1の電極端子11と第2の電極端子12を上下両面側から挟み込んで確実に溶接を行うことができる。
また、上から3番上の蓄電デバイス10(10c)の第1の電極端子11と、一番下の蓄電デバイス10(10d)の第2の電極端子12とは、領域2において超音波溶接が行われるが、領域2でも、他の部材と干渉することがなく、溶接用の治具で接続すべき第1の電極端子11と第2の電極端子12を上下両面側から挟み込んで確実に溶接を行うことができる。
また、蓄電デバイスモジュール50Aを構成する積層体60の右端面においては、図2(b),(d)などに示すように、上から2番目の蓄電デバイス10(10b)の第1の電極端子11を、2箇所でL字状に折り曲げて、その先端側の一部を領域3で、そのすぐ下に位置する上から3番目の蓄電デバイス10(10c)の第2の電極端子12に沿わせ、重ねられた第1の電極端子11と第2の電極端子12の上下両面側から溶接用の治具を押圧して、超音波溶接を行うことにより両者を接続する。
このとき、図2(d)に示すように、2番上の蓄電デバイス10(10b)の第1の電極端子11と、上から3番目の蓄電デバイス10(10c)の第2の電極端子12とは、領域3において超音波溶接が行われるが、領域3では、他の部材と干渉することがなく、溶接用の治具で接続すべき第1の電極端子11と第2の電極端子12を上下両面側から挟み込んで確実に溶接を行うことができる。
また、この実施形態1の蓄電デバイスモジュール50Aにおいては、一番上の蓄電デバイス10(10a)の右端部の第2の電極端子12と、一番下の蓄電デバイス10(10d)の右側面の第1の電極端子11とが外部と接続される端子となるが、その場合も、図2(b),(d)に示すように、第1および第2の電極端子11,12が、外部と接続されることになる領域4,5は、他の部材と干渉することがないため、例えば、超音波溶接により第1および第2の電極端子11,12と外部とを接続する場合にも、確実な溶接を行い、信頼性の高い接続を行うことができる。
なお、この実施形態1では、接続されるべき電極端子を互いに当接させた状態で、上下両面側から溶接用の治具を押圧しつつ超音波溶接を行い、両者を互いに接続させるようにした場合について説明したが、互いに接続されるべき電極端子間に導電性のスペーサを配置し、その状態で溶接を行って、互いに接続されるべき電極端子間を接続するように構成することも可能である。
また、この実施形態1では、超音波溶接の方法で電極端子どうしを溶接するようにしたが、溶接方法は超音波溶接の方法に限られるものではなく、抵抗溶接などの他の溶接方法を適用することも可能である。
[実施形態2]
また、図4は、本発明の他の実施形態(実施形態2)にかかる蓄電デバイスモジュール(組電池)50Bを示す正面図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図である。なお、図4(a),(b)において、図1〜3と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示す。
この蓄電デバイスモジュール(組電池)50Bは、図1(a)〜(d)に示した本発明の一実施形態にかかる蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10を4個積層して、並列に接続することにより形成された蓄電デバイスモジュールである。
この蓄電デバイスモジュール(組電池)50Bにおいては、4個の蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10(10a〜10d)は、いずれも蓄電デバイス10を、図1(a),図3(d)に示す姿勢と同じ姿勢、すなわち基準姿勢で積層するとともに、積層体60の右端部に引き出された各第1の電極端子11を、図4(b)に示すように、互いに接続するとともに、左端部に引き出された第2の電極端子12を、図4(b)に示すように、互いに接続することにより形成されている。
この実施形態2の場合も、第1の電極端子11どうしの接続、および、第2の電極端子12どうしの接続は、上記実施形態1の場合と同様に、重ねた第1の電極端子11あるいは重ねた第2の電極端子12の上下両面側から溶接用の治具を押圧しつつ、超音波溶接を行う方法により接続した。
4個の蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10が並列に接続された、この実施形態2の蓄電デバイスモジュール(組電池)50Bにおいては、第1の電極端子11が領域6において接続され、第2の電極端子12が領域7において接続されているが、領域6,7においては、他の部材と干渉することなく、溶接用の治具で接続すべき各電極端子を上下両面側から挟み込んで溶接を行うことができる。
また、各第1の電極端子11が接合された接合部および各第2の電極端子12が接合された接合部と外部との接続も、同様に他の部材と干渉することがなく、溶接用の治具で接続すべき部位を上下両面側から挟み込んで確実な溶接を行うことができる。
この実施形態2の場合にも、互いに接続されるべき電極端子間に導電性のスペーサを配置し、その状態で溶接を行って、互いに接続されるべき電極端子間を接続させるように構成することが可能である。
また、上記実施形態1および2では、4個の蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)10を組み合わせて蓄電デバイスモジュール(組電池)50A,50Bを形成したが、組み合わされる蓄電デバイスの数は、4個に限られるものではなく、3個以下、あるいは5個以上とすることも可能である。
また、蓄電デバイスの互いに対向する第1および第2の辺から引き出された第1の電極端子、第2の電極端子の、第1および第2の辺における形成位置、第1の電極端子と第2の電極端子の位置関係や形状などは、上記実施形態1および2に限定されるものではなく、発明の範囲において変形を加えることが可能である。
また、本発明の蓄電デバイスにおいては、第1および第2の電極端子を、折り曲げ加工などを行うことができるように、長い目に形成しておき、複数のチップ型電子部品を組み合わせて蓄電デバイスモジュールを作製した後、第1および第2の電極端子の余剰部分を切断して長さを揃えるように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、蓄電デバイスがリチウムイオン二次電池であり、蓄電デバイスモジュールが、上記実施形態のリチウムイオン二次電池を複数個組み合わせて形成した組電池(電池モジュール)である場合を例にとって説明したが、本発明は、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタなどの蓄電デバイス、それ用いて形成される蓄電デバイスモジュールに広く適用することが可能である。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、外装体の具体的な形状や構造、接続されるべき電極端子を接続するために変形させる際の変形の態様などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 外装体の第1の辺
2 外装体の第2の辺
10 蓄電デバイス(リチウムイオン二次電池)
10a 積層体の一番上の蓄電デバイス
10b 積層体の上から2番目の蓄電デバイス
10c 積層体の上から3番目の蓄電デバイス
10d 積層体の一番下の蓄電デバイス
11 第1の電極端子(正極端子)
12 第2の電極端子(負極端子)
20 外装体
20a 熱圧着部
50A 蓄電デバイスを直列接続した蓄電デバイスモジュール
50B 蓄電デバイスを並列接続した蓄電デバイスモジュール
60 蓄電デバイスの積層体
C 蓄電デバイスの中心
L1 中心線
L2 中心線と直交し蓄電デバイスの中心を通る線

Claims (3)

  1. 外装体と、
    前記外装体内に収容された蓄電要素と、
    前記蓄電要素と電気的に接続され、外装体の互いに対向する辺の一方の辺である第1の辺から外部に引き出された第1の電極端子と、他方の辺である第2の辺から外部に引き出された第2の電極端子と
    を備えた蓄電デバイスであって、
    前記第1の電極端子は、平面視して、前記第1の辺の中央部と前記第2の辺の中央部を結ぶ線である中心線が通る領域を含みつつ、その引き出し方向に直交する方向である幅方向の中央部が、前記中心線とは前記幅方向においてずれた位置に配設されており、
    前記第2の電極端子は、平面視して、蓄電デバイスの中心を回転中心として180°回転させた場合、および、平面視して、前記中心線と直交し、かつ前記中心を通る線を回転軸として180°回転させた場合のいずれの場合にも、その一部のみが前記第1の電極端子と重なる位置に配設されていること
    を特徴とする蓄電デバイス。
  2. 請求項1記載の蓄電デバイスが複数個、前記第1の電極端子および第2の電極端子を介して、直列または並列に接続されていることを特徴とする蓄電デバイスモジュール。
  3. 請求項1記載の蓄電デバイスを複数個積み重ねてなる積層体を備えており、
    各蓄電デバイスの前記外装体から引き出された前記第1の電極端子と前記第2の電極端子のうち、互いに接続されるべき電極端子が、前記積層体の同一端面から引き出されているとともに、
    前記互いに接続されるべき電極端子が溶接により接合されていること
    を特徴とする請求項2記載の蓄電デバイスモジュール。
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