JP2017155516A - 鋼管連結治具及び鋼管連結方法 - Google Patents
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Abstract
Description
鋼管連結治具を回転させたとき、カム軸部は第2ピン孔の内周面を押圧する。この押圧力の方向は、カム軸部の公転位置によって連続的に変化する。従って、第2鋼管の差し込まれる方向を基準としたとき、押圧力は、第2鋼管の差し込まれる方向における第1分力と、当該方向に対して直交する方向における第2分力とに分解できる。ここで、2個の鋼管連結治具を互いに逆方向に回転させると、それぞれのカム軸部における押圧力の第2分力は、互いに逆方向を向く。従って、第2分力は互いに打ち消し合うので、鋼管連結治具を回転させたとき、第1分力のみが残る。従って、この工程によれば、第1鋼管に対して第2鋼管を、第1鋼管又は第2鋼管の中心軸線に沿った方向に直線的に移動させながら差し込むことが可能になる。そして、このような差し込みの形態によれば、差し込み作業に伴う第1継手部及び第2継手部へのダメージを低減させることができる。
2個の鋼管連結治具を同じ方向に回転させると、それぞれのカム軸部における押圧力の第2分力は、互いに同じ方向を向く。従って、鋼管連結治具を回転させたときには、第1分力の力によって第1鋼管に対して第2鋼管が直線的に移動する動きと、第2分力の力によって第1鋼管に対して第2鋼管が第1鋼管又は第2鋼管の中心軸線のまわりに回転する動きとが生じる。ここで、第2鋼管が中心軸線のまわりに回転しつつ移動すると、カム軸部の公転によって変化するカム軸部と第2ピン孔の内周面との接触位置が常に同じ位置に保たれる。従って、鋼管接続治具を回転させたとき、カム軸部から第2ピン孔の内周面へ及ぼされる力の方向を第2鋼管の差し込み方向に維持することが可能になる。よって、鋼管同士をいっそう容易に連結することができる。
第1実施形態に係る鋼管連結治具と当該治具を利用した鋼管接続方法について説明する。図1は、本実施形態に係る鋼管連結治具を利用して施工される鋼管連結構造を示す。図1に示されるように、鋼管連結構造は、外鋼管10(第1鋼管)に内鋼管20(第2鋼管)が連結される構造である。このような鋼管連結構造は、例えば、パイプルーフ工法などで施工される鋼管構造に利用される。
次に、第2実施形態に係る鋼管連結方法について説明する。図8のフロー図に示されるように、第2実施形態に係る鋼管連結方法は、2個の鋼管連結治具を回転させる工程S4A、S7Aにおいて、互いに逆方向へ回すことなく、同じ方向に回す点で第1実施形態に係る鋼管連結方法と相違する。第2実施形態に係る鋼管連結方法に用いる鋼管連結治具は、第1実施形態に係る鋼管連結治具と同じである。
Claims (6)
- 第1鋼管の第1継手部の内側に第2鋼管の第2継手部が差し込まれ、前記第1継手部に設けられた第1ピン孔と前記第2継手部に設けられた第2ピン孔とを貫通するピンによって前記第1鋼管と前記第2鋼管とを連結する鋼管連結構造を施工するための鋼管連結治具であって、
前記第1ピン孔の内径と略同じ長さの外径を有する円柱状をなし、前記施工時に前記第1ピン孔に挿入される主軸部と、
前記主軸部よりも小径の曲率であると共に前記主軸部の中心軸線の方向に延びる円柱であって、前記主軸部の外周縁に内接するように前記主軸部の端面に設けられたカム軸部と、を備える鋼管連結治具。 - 前記カム軸部は、円柱状の本体軸部と、前記本体軸部の中心軸線と重複する回転軸線を有し、前記本体軸部の外周面に対して前記回転軸線のまわりに回転可能に設けられたすべり輪部と、を有する、請求項1に記載の鋼管連結治具。
- 鋼管連結治具を利用して、第1鋼管の第1継手部に第2鋼管の第2継手部を連結する鋼管連結方法であって、
前記鋼管連結治具を準備する第1工程と、
前記第1継手部に設けられた第1ピン孔と前記第2継手部に設けられた第2ピン孔とが重複した部分が形成される位置まで前記第2鋼管を前記第1鋼管に差し込む第2工程と、
前記鋼管連結治具を利用して、前記第1ピン孔の中心軸線と前記第2ピン孔の中心軸線とを互いに近づける第3工程と、を有し、
前記鋼管連結治具は、前記第1ピン孔の内径と略同じ長さの外径を有する円柱状をなし、前記第1ピン孔に挿入される主軸部と、前記主軸部の端面に設けられ、前記主軸部よりも小径の曲率であると共に前記主軸部の中心軸線の方向に延びる円柱であって、前記主軸部の外周縁に内接するように前記主軸部の端面に固定されたカム軸部と、を含み、
前記第3工程は、前記第1ピン孔に前記主軸部が配置されると共に前記重複する部分に前記カム軸部が配置された前記鋼管連結治具を前記主軸部の中心軸線のまわりに回転させることにより、前記第1ピン孔の中心軸線と前記第2ピン孔の中心軸線とを互いに近づける工程を含む、鋼管連結方法。 - 前記第1工程は、前記カム軸部の外径が互いに異なる複数の前記鋼管連結治具を準備する工程を含み、
前記第3工程は、前記鋼管連結治具を利用して、前記第1ピン孔の中心軸線と前記第2ピン孔の中心軸線とを互いに近づける工程と、前記カム軸の外径が前記鋼管連結治具よりも大きい別の前記鋼管連結治具を配置する工程と、別の前記鋼管連結治具を利用して、前記第1ピン孔の中心軸線と前記第2ピン孔の中心軸線とを互いにさらに近づける工程と、を含む、請求項3に記載の鋼管連結方法。 - 前記第1継手部は、少なくとも2個の前記第1ピン孔を有し、
前記第2継手部は、前記第1ピン孔のそれぞれに対応する少なくとも2個の前記第2ピン孔を有し、
前記第1工程は、前記カム軸の外径が同じである2個の前記鋼管連結治具を準備する工程を含み、
前記第3工程は、前記カム軸の外径が同じである2個の前記鋼管連結治具のそれぞれを配置する工程と、前記鋼管連結治具を前記主軸部の中心軸線のまわりに互いに逆方向へ回転させることにより、前記第1ピン孔の中心軸線と前記第2ピン孔の中心軸線とを互いに近づける工程と、を含む、請求項3又は4に記載の鋼管連結方法。 - 前記第1継手部は、少なくとも2個の前記第1ピン孔を有し、
前記第2継手部は、前記第1ピン孔のそれぞれに対応する少なくとも2個の前記第2ピン孔を有し、
前記第1工程は、前記カム軸の外径が同じである2個の前記鋼管連結治具を準備する工程を含み、
前記第3工程は、
前記カム軸の外径が同じである2個の前記鋼管連結治具のそれぞれを配置する工程と、前記鋼管連結治具を前記主軸部の中心軸線のまわりに同じ方向へ回転させることにより、前記第1ピン孔の中心軸線と前記第2ピン孔の中心軸線とを互いに近づける工程と、を含む、請求項3又は4に記載の鋼管連結方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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