JP2008295774A - 内視鏡湾曲部 - Google Patents

内視鏡湾曲部 Download PDF

Info

Publication number
JP2008295774A
JP2008295774A JP2007145630A JP2007145630A JP2008295774A JP 2008295774 A JP2008295774 A JP 2008295774A JP 2007145630 A JP2007145630 A JP 2007145630A JP 2007145630 A JP2007145630 A JP 2007145630A JP 2008295774 A JP2008295774 A JP 2008295774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node ring
node
hole
ring
protruding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007145630A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Kitagawa
英哉 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2007145630A priority Critical patent/JP2008295774A/ja
Priority to PCT/JP2008/050702 priority patent/WO2008146497A1/ja
Priority to DE112008001472T priority patent/DE112008001472T5/de
Priority to CN2008800176158A priority patent/CN101677752B/zh
Publication of JP2008295774A publication Critical patent/JP2008295774A/ja
Priority to US12/612,795 priority patent/US20100056868A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/0051Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
    • A61B1/0055Constructional details of insertion parts, e.g. vertebral elements

Abstract

【課題】円滑に湾曲作動可能であり容易に製造することが可能な内視鏡湾曲部を提供する。
【解決手段】この内視鏡湾曲部は、筒状部28を有し互いに共軸に並設されている複数の節輪26a,26bを有し、隣り合う両節輪26a,26bの内の一方の節輪26aは、筒状部28と一体的に設けられ筒状部28の径方向に延びている突出部32を有し、隣り合う両節輪26a,26bの内の他方の節輪26bは、筒状部28と一体的に設けられ突出部32が突出部32の長手軸を中心として回動可能に挿入されている受部42を有し、各節輪26a,26bは、筒状部28において筒状部28の周方向に対して交差して延びる非接合あるいは接合済の不連続部34を有する、ことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内視鏡の挿入部に設けられ、湾曲作動される湾曲部に関する。
内視鏡は体腔内に挿入される細長い挿入部を有し、この挿入部の先端部には湾曲作動される湾曲部が配設されている。この湾曲部では、円筒状の複数の節輪が互いに回動可能に共軸に連結されている。節輪の連結方法として、例えば、リベット止めが用いられている。即ち、節輪の円筒部の両端面に夫々中心軸対称に一対の舌片部が突設されており、隣り合う両節輪の舌片部は互いに重ね合わされて回動可能にリベット止めされている。このようなリベット止めを用いる連結方法は、特に細径な内視鏡では、非常に面倒なものとなっている。
特許文献1及び2には、リベット止めを用いない連結方法が開示されている。特許文献1の湾曲部では、隣り合う両節輪の一方の節輪の嵌入片が節輪の軸方向に延び、他方の節輪の被掛止部に節輪の接面に沿って揺動可能に嵌入されている。特許文献2の湾曲部では、隣り合う両節輪の舌片部としての連結片を互いに重ね合わせた後に、外側からのプレスにより、外側の連結片の一部分を内側へと突出させて凸部を形成すると同時に、この凸部を内側の連結片の貫通孔へと嵌入させている。
実公昭61−21042号広報 特開2001−104239号公報
特許文献1の湾曲部では、節輪の軸方向に延びている嵌入片を節輪の接面に沿って揺動可能に被掛止部に嵌入するようにしているため、連結された両節輪が円滑に回動されにくく、湾曲部を充分に円滑に湾曲作動することができない。
また、特許文献2の湾曲部では、凸部の加工精度を向上することが難しく、凸部と貫通孔との間に適正なクリアランスを形成することが困難であり、特許文献1の湾曲部と同様に、連結された両節輪が円滑に回動されにくく、湾曲部を充分に円滑に湾曲作動することができない。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、円滑に湾曲作動可能であり容易に製造することが可能な内視鏡湾曲部を提供することである。
本発明の第1実施態様では、内視鏡湾曲部は、筒状部を有し互いに共軸に並設されている複数の節輪を具備し、隣り合う両節輪の内の一方の節輪は、前記筒状部と一体的に設けられ前記筒状部の径方向に延びている突出部を有し、隣り合う両節輪の内の他方の節輪は、前記筒状部と一体的に設けられ前記突出部が前記突出部の長手軸を中心として回動可能に挿入されている受部を有し、各節輪は、前記筒状部において前記筒状部の周方向に対して交差して延びる非接合あるいは接合済の不連続部を有する、ことを特徴とする。
本発明の第2実施態様では、内視鏡湾曲部は、前記一方の節輪は、前記筒状部の両端側に夫々設けられいずれも径方向外向きあるいは径方向内向きに突出している突出部を有し、前記他方の節輪は、前記筒状部の両端側に夫々設けられている受部を有する、ことを特徴とする。
本発明の第3実施態様では、内視鏡湾曲部は、前記隣り合う両節輪の各節輪は、前記筒状部の一端側に設けられている突出部と、前記筒状部の他端側に設けられている受部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第4実施態様では、内視鏡湾曲部は、前記各節輪は、前記不連続部において対向している前記筒状部の両端部に設けられ当該両端部を互いに係合している係合部を有する、ことを特徴とする。
本発明の第5実施態様では、内視鏡湾曲部は、前記複数の節輪の前記不連続部は、前記湾曲部の長手軸方向に互いに整列されている、ことを特徴とする。
本発明の第6実施態様では、内視鏡湾曲部は、前記複数の節輪の前記不連続部は、前記湾曲部の中心軸の周方向に対して互いに変位して配置されている、ことを特徴とする。
本発明の第7実施態様では、内視鏡は、第1から第6実施態様の内視鏡湾曲部を有することを特徴とする。
本発明の第1実施態様の内視鏡湾曲部では、筒状部の径方向に延びている突出部が突出部の長手軸を中心として回動可能に受部に挿入されている。そして、筒状部と一体的に突出部又は受部を精度よく成形した上で、両節輪を連結する際には、突出部と受部とを、不連続部を利用した節輪の拡径あるいは縮径により径方向に相対的に変位させ、両節輪の相対的な移動により軸方向及び周方向に対して互いに位置合わせし、節輪の拡径あるいは縮径の解除により径方向に相対的に移動させて、突出部を受部に挿入することにより、湾曲部を製造することが可能となっている。このように、円滑に湾曲作動可能な湾曲部を容易に製造することが可能となっている。
本発明の第2実施態様の内視鏡湾曲部では、拡径される節輪と縮径される節輪とが順次連結されることになるため、連結済の節輪に新たな節輪を連結する際には、新たな節輪に加えて連結済の節輪も拡径あるいは縮径することが可能となっている。このため、連結の際の各節輪の変形量を抑えることができ、変形による節輪の歪みを防止することが可能となっている。
本発明の第3実施態様の内視鏡湾曲部では、一種類の節輪により湾曲部を形成することができるため、節輪の製造コストが低減されると共に、節輪の連結工程も単純なものとなり、湾曲部を安価に製造することが可能となっている。
本発明の第4実施態様の内視鏡湾曲部では、不連続部において筒状部の両端部を係合部により係合することで、筒状部の両端部を軸方向に位置決めすることが可能となっている。このため、不連続部を接合しない場合には、節輪の軸方向の強度を確保することが可能となり、不連続部を接合する場合には、接合工程において筒状部の両端部を軸方向に位置決めをする必要がなくなり、接合工程を容易かつ安価に行うことが可能となる。
本発明の第5実施態様の内視鏡湾曲部では、複数の節輪の不連続部が湾曲部の長手軸方向に整列されているため、不連続部を接合する場合には、複数の接合箇所が湾曲部の長手軸方向に整列されていることになり、接合工程を容易に行うことが可能となっている。
本発明の第6実施態様の内視鏡湾曲部では、複数の節輪の不連続部が湾曲部の中心軸の周方向に対して互いに変位して配置されているため、湾曲部において、周方向に対して特に脆弱な箇所が形成されないようになっている。
本発明の第7実施態様の内視鏡は、湾曲部が容易に製造可能な内視鏡となっている。
以下、本発明の各実施形態を図面を参照して説明する。
図1から図4は、本発明の第1実施形態を示す。
図1を参照し、内視鏡10は体腔内に挿入される細長い挿入部12を有する。この挿入部12では、先端硬質部14、湾曲作動される湾曲部16、長尺で可撓性の可撓管部18が先端側から順に配設されている。挿入部12の基端部には、操作者に把持操作される操作部20が連結されている。この操作部20には、湾曲部16を湾曲操作するための湾曲操作ノブ22が配設されている。
図2を参照し、湾曲部16の骨格をなす筒状の湾曲管24について説明する。
この湾曲管24では、径方向外向きの突出部32を有する突出部節輪26aと、受部としての貫通孔42を有する貫通孔節輪26bとの2種類の節輪が交互に連結されている。
突出部節輪26aでは、筒状部としての円筒部28の両端部に、夫々、円筒部28の中心軸に対称に一対の突出部舌片部30aが一体的に突設されている。円筒部28の一端側の一対の突出部舌片部30aと他端側の一対の突出部舌片部30aとは、円筒部28の周方向に互いに90°ずらして配置されている。各突出部舌片部30aの径方向厚さは円筒部28の径方向厚さの半分となっており、各突出部舌片部30aは円筒部28の内周面側に配置されている。各突出部舌片部30aの外側面には突出部32が一体的に突設されている。各突出部32は、リング状で、径方向外向きに延びており、各突出部32の高さは円筒部28の径方向厚さの半分となっている。突出部32は、例えば、バーリング加工で形成される。さらに、円筒部28には、円筒部28の周方向に対して直交して即ち円筒部28の軸方向に延びている不連続部34が形成されている。この不連続部34において対向している円筒部28の両端部に、当該両端部を係合するための係合部38が形成されている。即ち、円筒部28の一端部には凸部が形成されており、他端部には凹部が形成されており、これら凸部と凹部とが互いに係合される係合部38が形成されている。そして、不連続部34では、円筒部28の両端部がレーザー溶接により互いに接合されている。即ち、不連続部34は接合済である。
貫通孔節輪26bは、突出部節輪26aと同様な、円筒部28、貫通孔舌片部30b、不連続部34、係合部38を有する。ここで、各貫通孔舌片部30bの径方向厚さは円筒部28の半分となっており、各貫通孔舌片部30bは円筒部28の外周面側に配置されている。各貫通孔舌片部30bには、径方向に受部としての貫通孔42が形成されている。さらに、円筒部28には、湾曲部16を湾曲作動させるための操作ワイヤーが挿通されるワイヤー受け44が一体的に形成されている。ワイヤー受け44は、円筒部28の周壁において周方向に延びている帯状部分を径方向内向きにC字状に突出させた形態を有する。円筒部28の周方向に対して、各貫通孔舌片部30bが配置されている90°ごとの四位置に対応して夫々ワイヤー受け44が配置されている。
湾曲管24では、隣り合う突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとにおいて、突出部舌片部30aが内側に、貫通孔舌片部30bが外側になるように、両舌片部30a,30bが互いに重ね合わされている。そして、突出部舌片部30aの突出部32は、貫通孔舌片部30bの貫通孔42に突出部32の長手軸を中心として回動可能に挿入されており、突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとが互いに回動可能となって連結されている。連結された所定の節輪26a,26bに対する先端側と基端側との節輪26a,26bの回動方向は互いに直交しており、このような回動を組み合わせることにより湾曲管24は任意の方向に湾曲作動可能である。
なお、湾曲管24において、突出部節輪26a及び貫通孔節輪26bの不連続部34は、湾曲管24の長手軸方向に整列して配置されている。
以下、本実施形態の湾曲部16の製造方法について説明する。
プレス加工により、未接合の不連続部34を有する筒状の貫通孔節輪26b及び突出部節輪26aを形成する。続いて、突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとを順次連結していく。
図3から図5を参照して、突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとの連結方法について説明する。
図3を参照し、下方側に示す貫通孔節輪26bへとその上方の突出部節輪26aが連結され、さらに、連結済の突出部節輪26aへと上方側の貫通孔節輪26bが連結される。以下では、連結済の突出部節輪26aへの貫通孔節輪26bの連結工程について説明する。
連結済の突出部節輪26aに対して新たな貫通孔節輪26bを共軸に配置し、突出部舌片部30aに対して貫通孔舌片部30bを周方向に対して対向させるようにして整列させる。この際、突出部節輪26aの不連続部34と貫通孔節輪26bの不連続部34とが周方向に対して互いに整列するようにする。続いて、図中矢印L1で示されるように、貫通孔節輪26bを不連続部34の間隔を増大させることで拡径させ、貫通孔42を径方向外向きに移動させて保持する。一方、連結済の貫通孔節輪26bと突出部節輪26aとにおいては、貫通孔舌片部30bが外側に、突出部舌片部30aが内側に配置され、突出部32が径方向外向きに突出しているため、連結済の突出部節輪26aを縮径することが可能である。図中矢印S1で示されるように、連結済の突出部節輪26aを、不連続部34の間隔を減少させ、必要ならば不連続部34における円筒部28の両端部を互いに重ね合わせることで縮径させ、突出部32を径方向内向きに移動させて保持する。貫通孔42の径方向外向きへの移動と、突出部32の径方向内向きへの移動とにより、径方向について、貫通孔42の僅かに内側に位置するように突出部32の突出端部を配置する。ここで、連結済の貫通孔節輪26bと突出部節輪26aとでは、突出部節輪26aは縮径されるが、貫通孔節輪26bは拡径されないため、貫通孔42から突出部32の全体が抜去されてしまうことはない。続いて、図中矢印M1で示されるように、連結済の突出部節輪26aへと新たな貫通孔節輪26bを軸方向に移動して、突出部32の径方向外側に貫通孔42を位置決めする。そして、突出部節輪26aの縮径と貫通孔節輪26bの拡径とを解除して、突出部32を径方向外向き、貫通孔42を径方向内向きに移動させて、突出部32を貫通孔42へと挿入する。この際、不連続部34においては、円筒部28の両端部の凸部と凹部とが互いに係合され、両端部が軸方向に対して互いに位置決めされる。
このようにして、図4の下方側に示されるように、突出部節輪26aに貫通孔節輪26bが連結される。
図4を参照し、さらに、連結済の貫通孔節輪26bへの突出部節輪26aの連結工程について説明する。
連結済の貫通孔節輪26bへの突出部節輪26aの連結工程は、上述した連結済の突出部節輪26aへの貫通孔節輪26bの連結工程と同様である。但し、図中矢印L2で示されるように、連結済の貫通孔節輪26bを拡径して貫通孔42を径方向外向きに移動させ、図中矢印S2で示されるように、新たな突出部節輪26aを縮径して突出部32を径方向内向きに移動させる。ここで、連結済の突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとでは、突出部舌片部30aが内側に配置されて突出部32が径方向外向きに突出しており、貫通孔舌片部30bが外側に配置されているため、連結済の貫通孔節輪26bを拡径することが可能である。
このようにして、図5に示されるように、貫通孔節輪26bに突出部節輪26aが連結される。
以下同様に、突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとを順次連結していく。連結後、各突出部節輪26a及び貫通孔節輪26bの不連続部34は湾曲管24において湾曲管24の長手軸方向に整列して配置される。また、不連続部34において、円筒部28の両端部は軸方向に対して互いに位置決めされる。続いて、各突出部節輪26a及び貫通孔節輪26bの不連続部34をレーザー溶接により順次接合していく。
従って、本実施形態の湾曲部16は次の効果を奏する。
本実施形態の湾曲部16では、突出部節輪26aの径方向に延びている突出部32が突出部32の長手軸を中心として回動可能に貫通孔節輪26bの貫通孔42に挿入されている。そして、プレス加工により筒状の突出部節輪26aと筒状の貫通孔節輪26bとを精度よく成形した上で、突出部32と貫通孔42とを、不連続部34を利用した突出部節輪26aの縮径と貫通孔節輪26bの拡径とにより径方向に互いに変位させ、突出部節輪26aと貫通孔節輪26bとの相対的な移動により軸方向及び周方向に対して互いに位置合わせし、その後、突出部節輪26aの縮径と貫通孔節輪26bの拡径との解除により径方向に互いに移動させて、突出部32を貫通孔42に挿入することにより、湾曲部16を製造することが可能となっている。このように、円滑に湾曲作動可能な湾曲部16を容易に製造することが可能となっている。
また、拡径される貫通孔節輪26bと縮径される突出部節輪26aとが順次連結されることになるため、連結済の突出部節輪26aあるいは貫通孔節輪26bに貫通孔節輪26bあるいは突出部節輪26aを連結する際には、新たな貫通孔節輪26bあるいは突出部節輪26aに加えて連結済の突出部節輪26aあるいは貫通孔節輪26bも拡径あるいは縮径することが可能となっている。このため、連結の際の突出部節輪26a及び貫通孔節輪26bの変形量を抑えることができ、変形による突出部節輪26a及び貫通孔節輪26bの歪みを防止することが可能となっている。
さらに、不連続部34において、円筒部28の両端部の凸部と凹部とを互いに係合することで、円筒部28の両端部を軸方向に位置決めしているため、レーザー溶接において円筒部28の両端部を位置決めする装置、工程が必要なく、レーザー溶接を容易かつ安価に行うことが可能となっている。
加えて、各節輪26a,26bの不連続部34が湾曲管24の長手軸方向に互いに整列されているため、レーザー溶接の溶接箇所が湾曲管24の長手軸方向に整列されていることになり、溶接工程を容易に行うことが可能となっている。
なお、突出部節輪において舌片部の内側面に径方向内向きに突出部を突設し、突出部舌片部を外側に、貫通孔舌片部を内側に配置するようにしてもよい。この場合には、突出部節輪と貫通孔節輪との連結工程において、突出部節輪が拡径され、貫通孔節輪が縮径されることになる。
図6から図8は、本発明の第2実施形態を示す。
図6を参照し、本実施形態の湾曲管24では、一端側に突出部32、他端側に受部としての貫通孔42が配設されている一種類の節輪26が順次連結されている。
1つの節輪26は、第1実施形態の突出部節輪26aあるいは貫通孔節輪26bと同様な、円筒部28、突出部舌片部30a、貫通孔舌片部30b、不連続部34、係合部38、ワイヤー受け44を夫々有する。
即ち、1つの節輪26では、円筒部28の一端側に一対の突出部舌片部30aが配設されており、他端側に一対の貫通孔舌片部30bが配設されている。一対の突出部舌片部30aと一対の貫通孔舌片部30bとは、円筒部28の周方向に互いに90°ずらして配置されている。ワイヤー受け44は、円筒部28の周方向に対して、貫通孔舌片部30bが配置されている二位置に対応して夫々配置されている。
湾曲管24では、隣り合う両節輪26において、第1実施形態と同様に、突出部舌片部30aの突出部32と貫通孔舌片部30bの貫通孔42とが互いに連結されている。また、隣り合う両節輪26において、一方の節輪26の一対のワイヤー受け44と他方の節輪26の一対のワイヤー受け44とは、湾曲管24の周方向に互いに90°ずらして配置されることになる。即ち、湾曲管24において、円筒部28の周方向に対して、四位置に夫々ワイヤー受け44が配置されている。さらに、各節輪26の不連続部34は、湾曲管24の中心軸の周方向に順次90°づつ変位され循環するように配置されている。不連続部34は接合されておらず、非接合のままである。
以下、本実施形態の湾曲部16の製造方法について説明する。
プレス加工により、未接合の不連続部34を有する筒状の節輪26を、一種類で複数形成する。続いて、各節輪26を順次連結していく。
図6及び図7を参照して、節輪26の連結方法について説明する。本実施形態では、連結済の節輪26の突出部32を新たな節輪26の貫通孔42に挿入していく。
図7を参照し、下方側の連結済の節輪26に対して、上方側の新たな節輪26を共軸に配置し、突出部舌片部30aに対して貫通孔舌片部30bを周方向に対して対向させるようにして整列させる。この際、連結済の節輪26の不連続部34に対して、新たな節輪26の不連続部34が周方向の一方向に90°だけ変位されるように配置する。続いて、図中矢印L3で示されるように、新たな節輪26を不連続部34の間隔を増大させることで拡径させ、貫通孔42を径方向外向きに移動させて保持する。貫通孔42の径方向外向きへの移動により、径方向について、突出部32の突出端部の僅かに外側に位置するように貫通孔42が配置される。続いて、図中矢印M3で示されるように、連結済の節輪26へと新たな節輪26を軸方向に移動して、突出部32の径方向外側に貫通孔42を位置決めする。そして、新たな節輪26の拡径を解除して、貫通孔42を径方向内向きに移動させて、貫通孔42へと突出部32を挿入する。この際、不連続部34においては、円筒部28の両端部の凸部と凹部とが互いに係合され、両端部が軸方向に対して互いに位置決めされ、保持される。
このようにして、図8に示されるように、両節輪26が連結される。
さらに、湾曲管24に外皮を被覆して、不連続部34が非接合となった各節輪26を拡径あるいは縮径しないように保持する。
従って、本実施形態の湾曲部16は次の効果を奏する。
本実施形態の湾曲部16では、一種類の節輪26により湾曲部16を形成することができるため、節輪26の製造コストが低減されると共に、節輪26の連結工程も単純なものとなり、湾曲部16を安価に製造することが可能となっている。
また、不連続部34において円筒部28の両端部の凸部と凹部とを互いに係合することで、円筒部28の両端部を軸方向に位置決めして保持することができ、節輪26の軸方向の強度を確保することが可能となっている。
さらに、各節輪26の不連続部34は、湾曲管24の中心軸の周方向に順次90°づつ変位され循環するように配置されているため、湾曲部16の強度が周方向に対して均一となり、特に脆弱な箇所が形成されないようになっている。
なお、節輪の連結方法では、連結済の節輪の貫通孔に新たな節輪の突出部を挿入していくようにしてもよい。この場合には、節輪の連結工程において、新たな節輪が縮径されることになる。また、突出部舌片部の内側面に径方向内向きに突出部を突設し、突出部舌片部を外側に、貫通孔舌片部を内側に配置するようにしてもよい。この形態では、連結済の節輪の突出部を新たな節輪の貫通孔に挿入していく場合には新たな節輪を縮径することになり、連結済の節輪の貫通孔に新たな節輪の突出部を挿入していく場合には新たな節輪を拡径することになる。
本発明の第1実施形態の内視鏡を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の湾曲管を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の節輪の連結方法における貫通孔節輪の連結工程を説明するための図。 本発明の第1実施形態の節輪の連結方法における突出部節輪の連結工程を説明するための図。 本発明の第1実施形態の節輪の連結方法における節輪の連結後の状態を示す図。 本発明の第2実施形態の湾曲管を示す斜視図。 本発明の第2実施形態の節輪の連結方法における節輪の連結工程を説明するための図。 本発明の第2実施形態の節輪の連結方法における節輪の連結後の状態を示す図。
符号の説明
10…内視鏡、16…湾曲部、26…節輪、26a…突出部節輪、26b…貫通孔節輪、28…筒状部(円筒部)、32…突出部、34…不連続部、38…係合部、42…受部(貫通孔)。

Claims (7)

  1. 筒状部を有し互いに共軸に並設されている複数の節輪を具備し、
    隣り合う両節輪の内の一方の節輪は、前記筒状部と一体的に設けられ前記筒状部の径方向に延びている突出部を有し、
    隣り合う両節輪の内の他方の節輪は、前記筒状部と一体的に設けられ前記突出部が前記突出部の長手軸を中心として回動可能に挿入されている受部を有し、
    各節輪は、前記筒状部において前記筒状部の周方向に対して交差して延びる非接合あるいは接合済の不連続部を有する、
    ことを特徴とする内視鏡湾曲部。
  2. 前記一方の節輪は、前記筒状部の両端側に夫々設けられいずれも径方向外向きあるいは径方向内向きに突出している突出部を有し、
    前記他方の節輪は、前記筒状部の両端側に夫々設けられている受部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  3. 前記隣り合う両節輪の各節輪は、前記筒状部の一端側に設けられている突出部と、前記筒状部の他端側に設けられている受部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  4. 前記各節輪は、前記不連続部において対向している前記筒状部の両端部に設けられ当該両端部を互いに係合している係合部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  5. 前記複数の節輪の前記不連続部は、前記湾曲部の長手軸方向に互いに整列されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  6. 前記複数の節輪の前記不連続部は、前記湾曲部の中心軸の周方向に対して互いに変位して配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の内視鏡湾曲部を有することを特徴とする内視鏡。
JP2007145630A 2007-05-31 2007-05-31 内視鏡湾曲部 Pending JP2008295774A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145630A JP2008295774A (ja) 2007-05-31 2007-05-31 内視鏡湾曲部
PCT/JP2008/050702 WO2008146497A1 (ja) 2007-05-31 2008-01-21 内視鏡湾曲部
DE112008001472T DE112008001472T5 (de) 2007-05-31 2008-01-21 Endoskopbiegeabschnitt
CN2008800176158A CN101677752B (zh) 2007-05-31 2008-01-21 内窥镜弯曲部
US12/612,795 US20100056868A1 (en) 2007-05-31 2009-11-05 Endoscope bending portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145630A JP2008295774A (ja) 2007-05-31 2007-05-31 内視鏡湾曲部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008295774A true JP2008295774A (ja) 2008-12-11

Family

ID=40074771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007145630A Pending JP2008295774A (ja) 2007-05-31 2007-05-31 内視鏡湾曲部

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20100056868A1 (ja)
JP (1) JP2008295774A (ja)
CN (1) CN101677752B (ja)
DE (1) DE112008001472T5 (ja)
WO (1) WO2008146497A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013162229A1 (ko) * 2012-04-25 2013-10-31 주식회사 고영테크놀러지 굴곡형 엔드이펙터
JP2013223591A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Olympus Corp 内視鏡湾曲部の節輪連結構造
CN103393394A (zh) * 2013-07-30 2013-11-20 台州瀚创医疗器械科技有限公司 可以调整插入方向的电子可视软管喉镜
KR101441341B1 (ko) 2012-04-25 2014-09-17 주식회사 고영테크놀러지 굴곡형 엔드이펙터

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8579801B2 (en) 2009-08-10 2013-11-12 Gyrus Acmi, Inc. Endoscope riveted deflection section frame
DE102010012417B4 (de) * 2010-03-23 2012-08-02 Gottfried Wilhelm Leibniz Universität Hannover Biegeaktor und Endoskop mit einem Biegeaktor
CN102062939B (zh) * 2011-01-21 2012-02-15 深圳市亚泰光电技术有限公司 内窥镜弯曲控制结构
KR101911810B1 (ko) * 2011-12-23 2018-10-26 삼성전자주식회사 내시경 장비에 구비되는 벤딩모듈 및 그 제조 방법
US8419720B1 (en) 2012-02-07 2013-04-16 National Advanced Endoscopy Devices, Incorporated Flexible laparoscopic device
WO2016043032A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 オリンパス株式会社 湾曲管及び湾曲管を備える内視鏡装置
WO2016061291A1 (en) 2014-10-18 2016-04-21 Stryker European Holdings I, Llc Surgical tool with a selectively bendable shaft and cables that selectively bend the shaft and that, when the shaft is bent, are in tension
BR112017018419A2 (pt) 2015-02-27 2018-07-24 Gary Ventrella George endoscópio flexível
JP6745137B2 (ja) * 2016-05-18 2020-08-26 オリンパス株式会社 内視鏡用湾曲管の製造方法
JP7248701B2 (ja) * 2018-10-04 2023-03-29 オリンパス株式会社 内視鏡湾曲部、及び、内視鏡

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154001U (ja) * 1979-04-20 1980-11-06
JPH11244224A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡のアングルリング連結構造
JP2001104239A (ja) * 1999-10-08 2001-04-17 Machida Endscope Co Ltd 内視鏡の湾曲管およびその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121042A (ja) 1984-07-10 1986-01-29 松下電工株式会社 ごきぶりの防除装置
JP2938486B2 (ja) * 1989-12-28 1999-08-23 株式会社町田製作所 湾曲管およびその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154001U (ja) * 1979-04-20 1980-11-06
JPH11244224A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡のアングルリング連結構造
JP2001104239A (ja) * 1999-10-08 2001-04-17 Machida Endscope Co Ltd 内視鏡の湾曲管およびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223591A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Olympus Corp 内視鏡湾曲部の節輪連結構造
WO2013162229A1 (ko) * 2012-04-25 2013-10-31 주식회사 고영테크놀러지 굴곡형 엔드이펙터
KR101441341B1 (ko) 2012-04-25 2014-09-17 주식회사 고영테크놀러지 굴곡형 엔드이펙터
CN103393394A (zh) * 2013-07-30 2013-11-20 台州瀚创医疗器械科技有限公司 可以调整插入方向的电子可视软管喉镜
CN103393394B (zh) * 2013-07-30 2016-06-01 浙江优亿医疗器械有限公司 可以调整插入方向的电子可视软管喉镜

Also Published As

Publication number Publication date
US20100056868A1 (en) 2010-03-04
CN101677752A (zh) 2010-03-24
WO2008146497A1 (ja) 2008-12-04
CN101677752B (zh) 2012-05-23
DE112008001472T5 (de) 2010-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008295774A (ja) 内視鏡湾曲部
JP4454078B2 (ja) 内視鏡の湾曲管およびその製造方法
JP2010252859A (ja) 内視鏡湾曲部及び湾曲管の製造方法
JP2009142858A (ja) パイプ部材とその製造方法
JP2018016087A (ja) プロペラシャフト
JP2011067423A (ja) 内視鏡挿入部及びその製造方法
JP2007071365A (ja) 管体の結合構造
JP2011229916A (ja) 連接リンクを有するブレスレット
JP2009261587A (ja) 内視鏡湾曲管とその製造方法及び内視鏡
JP6619654B2 (ja) ブラケット付パイプの製造方法
JP6473584B2 (ja) パイプ材の連結構造、およびこの連結構造を用いた清掃具
JP2007040447A (ja) 管継手構造
JP2008224125A (ja) 一体型螺旋ダクト
JP2008190510A (ja) フレキシブルチューブの取付部構造
JP2001321937A (ja) 管溶接用インサート金具
JP7116616B2 (ja) 配管用樹脂カバー及び外カバー
JP2006193964A (ja) 梯子およびその製造方法
JP3017650U (ja) 配管の抜け止め装置
JP4874271B2 (ja) 鋼管矢板とその製造方法
JP2017087985A (ja) 車両用サスペンションアームの製造方法
JP2008261465A (ja) 配管の接続構造
JP2004162610A (ja) 曲がり二重排気管
JP2005291440A (ja) 継手部材
JP3479136B2 (ja) 管継手
JP2017044835A (ja) レンズフードとレンズ鏡筒との着脱構造、及び、レンズフード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111222

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121016