JP2008190510A - フレキシブルチューブの取付部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 接続管体相互間の剪断変位時にフレキシブルチューブの両端部に作用する応力を軽減させることができるフレキシブルチューブの取付部構造の提供。
【解決手段】 両排気管1、2の管端部に球状凸部51を有するシールベアリング5が備えられ、フレキシブルチューブ3の端部にシールベアリング5の球状凸部51に対し摺動自在に当接する球状凹部41を有する接続フランジ4が備えられ、両排気管1、2側にシールベアリング5の球状凸部51に対し接続フランジ4の球状凹部41を押圧して密着させるように付勢する円錐状コイルスプリング7の一端を支持する支持フランジを兼ねたカラー6が備えられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 両排気管1、2の管端部に球状凸部51を有するシールベアリング5が備えられ、フレキシブルチューブ3の端部にシールベアリング5の球状凸部51に対し摺動自在に当接する球状凹部41を有する接続フランジ4が備えられ、両排気管1、2側にシールベアリング5の球状凸部51に対し接続フランジ4の球状凹部41を押圧して密着させるように付勢する円錐状コイルスプリング7の一端を支持する支持フランジを兼ねたカラー6が備えられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フレキシブルチューブの取付部構造に関する。
従来、フレキシブルチューブの取付部構造としては、中央にベローズ部を有するフレキシブルチューブの両端部をそれぞれ排気管(接続管体)の管端部外周に装着した状態でカラーやアウターブレード等と共に排気管に対し溶接固定した取付部構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−235538号公報
しかしながら、従来例のフレキシブルチューブの取付部構造にあっては、排気管(接続管体)とフレキシブルチューブの両端部が両排気管の管端部に対し固定された構造であったため、両排気管(接続管体)相互間の剪断変位時に、フレキシブルチューブの両端部に高応力が作用し、これにより品質不具合を生じさせる虞があるという問題点があった。
本発明の解決しようとする課題は、接続管体相互間の剪断変位時にフレキシブルチューブの両端部に作用する応力を軽減させることができるフレキシブルチューブの取付部構造を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載のフレキシブルチューブの取付部構造は、中央にベローズ部を有するフレキシブルチューブの両端部を両接続管体の管端部に取り付けて接続するフレキシブルチューブの取付部構造であって、前記両接続管体のうち少なくとも一方の接続管体の管端部に球状凸部を有するシールベアリングが備えられ、前記フレキシブルチューブの端部に前記シールベアリングの球状凸部に対し摺動自在に当接する球状凹部を有する接続フランジが備えられ、前記接続管体側に前記シールベアリングの球状凸部に対し前記接続フランジの球状凹部を押圧して密着させるように付勢する付勢手段の一端を支持する支持フランジが備えられていることを特徴とする手段とした。
本発明のフレキシブルチューブの取付部構造では、上述のように、両接続管体のうち少なくとも一方の接続管体の管端部に球状凸部を有するシールベアリングが備えられ、フレキシブルチューブの端部にシールベアリングの球状凸部に対し摺動自在に当接する球状凹部を有する接続フランジが備えられ、接続管体側にシールベアリングの球状凸部に対し接続フランジの球状凹部を押圧して密着させるように付勢する付勢手段の一端を支持する支持フランジが備えられている構成としたことで、接続管体相互間の剪断変位時にフレキシブルチューブの端部に備えたフランジの球状凹部が接続管体側に備えたシールベアリングの球状凸部に沿って剪断変位方向へ向けて摺動する。
従って、接続管体相互間の剪断変位時にフレキシブルチューブの両端部に作用する応力を軽減させることができるようになるという効果が得られる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1のフレキシブルチューブの取付部構造は、請求項1、4、5に記載の発明に対応する。
まず、この実施例1のフレキシブルチューブの取付部構造を図面に基づいて説明する。
図1は排気管継手に適用した実施例1のフレキシブルチューブの取付部構造を示す縦断面図である。
この排気管継手は、両排気管(接続管体)1、2と、フレキシブルチューブ3と、接続フランジ4と、シールベアリング5と、カラー(支持フランジ)6と、円錐状コイルスプリング(付勢手段)7と、アウターブレード8と、インナーブレード9と、を備えている。
さらに詳述すると、上記カラー6はフレキシブルチューブ3の外周を囲繞する状態にアウターブレード8を取り付ける役目をなすと共に、円錐状コイルスプリング7の大径側端部を係止させる支持フランジの役目を兼ねるもので、両排気管1、2の端部付近に溶接固定される小径部61とアウターブレード8の両端部を取り付け固定する大径部62とを有する異形管状に形成されている。
上記シールベアリング5は球状凸部51を有する断面略扇子状に形成されていて、両排気管1、2の管端外周にそれぞれ嵌挿すると共に、その背面を上記カラー6の異形段部63にそれぞれ当接支持させた状態で取り付けられている。
上記フレキシブルチューブ3は、その両端円筒部31、31の間は蛇腹状に成形されたベローズ部32となっている。そして、両円筒部31、31の先端部外周には上記接続フランジ4がそれぞれ溶接固定されている。
この接続フランジ4は、シールベアリング5の球状凸部51に沿った球状凹部41を有し、この球状凹部41をシールベアリング5の球状凸部51に対し摺動自在に当接させた状態で接続されるようになっている。
そして、接続フランジ4の先端側に上記円錐状コイルスプリング7の小径側端部を係止させる係止部42が形成されると共に、カラー6の大径部62の管端を内側に折曲することにより、円錐状コイルスプリング7の大径側端部を係止させる係止部64が形成され、両係止部42−64間に円錐状コイルスプリング7を圧縮状体で介装させることにより、接続フランジ4球状凹部41をシールベアリング5の球状凸部51に対し摺動自在な状態に密着させるように付勢されている。
なお、上記インナーブレード9は、その両端部が両排気管1、2の管端部内面に溶接固定された状態で備えられている。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1のフレキシブルチューブの取付部構造では上述のように構成されるため、両排気管1、2相互間の剪断変位時にフレキシブルチューブ3の端部に備えた接続フランジ4の球状凹部41が両排気管1、2側に備えたシールベアリング5の球状凸部51に沿って剪断変位方向へ向けて摺動する。
従って、両排気管1、2相互間の剪断変位時にフレキシブルチューブ3の両端部に作用する応力を軽減させることができるようになるという効果が得られる。
また、アウターブレード8を取り付けるカラー6と、円錐状コイルスプリング7の大径側端部を支持する支持フランジを兼ねた構造としたことで、部品点数の削減とコンパクト化が可能になる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2のフレキシブルチューブの取付部構造は、請求項1〜5に記載の発明に対応する。
この実施例2は、実施例1におけるフレキシブルチューブの取付部構造の変形例を示すものであり、図2の断面図に示すように、上記球状凹部33aを有する接続フランジ33がフレキシブルチューブ3における両端円筒部31、31の端部をフレア加工することにより一体に形成されると共に、この接続フランジ4外周側球状凸部に沿った球状凹部43と円錐状コイルスプリング7の小径側端部を係止する係止部44とを備えたリテーナ40を介して円錐状コイルスプリング7の付勢力を接続フランジ33に付与するようにした点が、上記実施例1とは相違したものである。
なお、上記リテーナ40は、一部にスリット(図示せず)が形成されることにより、このスリット部分を押し広げて接続フランジ33の外周に装着できるようになっている。
従って、この実施例2では、実施例1と同様の効果が得られる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、本発明のフレキシブルチューブの取付部構造をフレキシブル中部の両端部に適用したが、一方は従来と同様に排気管の管端部に溶接固定させるようにしても、所定の効果を得ることができる。
また、実施例では、排気管継ぎ手に本発明を適用したが、全ての管継ぎ手に適用することができる。
1 排気管(接続管体)
2 排気管(接続管体)
3 フレキシブルチューブ
31 円筒部
32 ベローズ部
33 接続フランジ
33a 球状凹部
4 接続フランジ
40 リテーナ
41 球状凹部
42 係止部
43 球状凹部
5 シールベアリング
51 球状凸部
6 カラー(支持フランジ)
61 小径部
62 大径部
63 異形段部
64 係止部
7 円錐状コイルスプリング(付勢手段)
8 アウターブレード
9 インナーブレード
2 排気管(接続管体)
3 フレキシブルチューブ
31 円筒部
32 ベローズ部
33 接続フランジ
33a 球状凹部
4 接続フランジ
40 リテーナ
41 球状凹部
42 係止部
43 球状凹部
5 シールベアリング
51 球状凸部
6 カラー(支持フランジ)
61 小径部
62 大径部
63 異形段部
64 係止部
7 円錐状コイルスプリング(付勢手段)
8 アウターブレード
9 インナーブレード
Claims (5)
- 中央にベローズ部を有するフレキシブルチューブの両端部を両接続管体の管端部に取り付けて接続するフレキシブルチューブの取付部構造であって、
前記両接続管体のうち少なくとも一方の接続管体の管端部に球状凸部を有するシールベアリングが備えられ、
前記フレキシブルチューブの端部に前記シールベアリングの球状凸部に対し摺動自在に当接する球状凹部を有する接続フランジが備えられ、
前記接続管体側に前記シールベアリングの球状凸部に対し前記接続フランジの球状凹部を押圧して密着させるように付勢する付勢手段の一端を支持する支持フランジが備えられていることを特徴とするフレキシブルチューブの取付部構造。 - 請求項1に記載のフレキシブルチューブの取付部構造において、前記球状凹部を有する接続フランジが前記フレキシブルチューブの端部をフレア加工することにより一体に形成されていることを特徴とするフレキシブルチューブの取付部構造。
- 請求項2に記載のフレキシブルチューブの取付部構造において、前記球状凹部を有する接続フランジと前記付勢手段との間に前記接続フランジの外側の球状凸部に沿った球状凹部を有するスリット付きリテーナが介装されていることを特徴とするフレキシブルチューブの取付部構造。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のフレキシブルチューブの取付部構造において、前記付勢手段は前記支持フランジ側端部を大径とする略円錐形コイルスプリングで構成されていることを特徴とするフレキシブルチューブの取付部構造。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレキシブルチューブの取付部構造において、前記支持フランジはアウターブレードを取り付けるカラーを兼ねていることを特徴とするフレキシブルチューブの取付部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007028631A JP2008190510A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | フレキシブルチューブの取付部構造 |
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JP2008190510A true JP2008190510A (ja) | 2008-08-21 |
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Family Applications (1)
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JP2007028631A Pending JP2008190510A (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | フレキシブルチューブの取付部構造 |
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JP (1) | JP2008190510A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014240642A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | オイレス工業株式会社 | 排気管継手 |
WO2021157284A1 (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-12 | オイレス工業株式会社 | 振動遮断装置 |
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2007
- 2007-02-08 JP JP2007028631A patent/JP2008190510A/ja active Pending
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