JP2017145617A - 高圧水噴射ノズル及びそれを用いたコンクリート面の削り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、高圧水噴射の反動を効果的に吸収又は相殺して安定して削り作業を行うことができる高圧水噴射ノズル及び該高圧水噴射ノズルを用いた効果的なコンクリート面の削り方法を提供する。【解決手段】 本発明に係る高圧水噴射ノズル1は、削り装置が備える高圧水供給管11の先端部11aに設けられる高圧水噴射ノズルであって、扁平状の正面1a及び背面1bを有する小板状の基体1′内に、上記高圧水供給管11の軸方向と同一方向に延びる基幹水路2と、該基幹水路2の先端部2cから枝分かれする複数の枝水路3A,3Bと、該各枝水路3A,3Bの先端で開口する噴射口4A,4Bとを有し、該各枝水路3A,3Bは正面視において上記基幹水路2に対して同一方向又は傾斜方向に延び且つ側面視において上記基幹水路2に対して同一方向に延びる構成を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は加圧し高圧となった水を噴射しコンクリート面を削る高圧水噴射ノズル及び該高圧水噴射ノズルを利用したコンクリート面の削り方法に関する。特に狭小空間の内面、例えば橋梁におけるコンクリート床版端部に形成された橋幅方向に延びる遊間の内面を削る高圧水噴射ノズル及び削り方法に関する。
従来、下記特許文献1に示すように、橋梁のコンクリート床版端部に形成された遊間等の狭小空間の内面を削る方法として、該狭小空間の奥行き方向に延びる高圧水供給管と該高圧水供給管の先端に設けられた高圧水噴射ノズルを備える削り装置を用いて被削り面たる遊間内面を削る方法が既知である。
該特許文献1における削り装置が有する高圧水噴射ノズルは、上記高圧水供給管よりも大径の円筒状の基体内に、上記高圧水供給管の軸方向と同一方向に延びる基幹水路と、側面視において上記基幹水路に対して正面側に傾斜する方向に延びる水路と、同背面側に傾斜する方向に延びる水路とを有し、該各水路の先端で開口する噴射口を有する。すなわち、正面側で開口する噴射口と背面側で開口する噴射口とを有する。
上記構成の下記特許文献1の削り装置にて遊間の内面を削る場合には、遊間内に上記高圧水噴射ノズルを差し入れて、該高圧水噴射ノズルを被削り面たる遊間内面の双方に対向させる状態を得て高圧水を噴射し、該高圧水噴射ノズルを被削り面に平行に縦横に移動することにより、正面側で開口する噴射口にて遊間内面の一方の面を削り、背面側で開口する噴射口にて遊間内面の他方の面を削ることができる。
上記特許文献1の削り方法にあっては、削り装置が備える高圧水噴射ノズルが正面側で開口する噴射口及び背面側で開口する噴射口を有し、該高圧水噴射ノズルにより遊間の各内面に直接高圧水を噴射し有効に被削り面を削ることができる。
反面、遊間のような狭小空間に高圧水噴射ノズルを差し入れることを前提とするため、高圧水噴射ノズルを差し入れることができないような極端に間隔が狭い狭小空間の内面を削ることが困難であった。
また、上記特許文献1の削り方法では、高圧水噴射ノズルを被削り面に対向させて高圧水を噴射して削るために、当該高圧水噴射の反動が高圧水供給管の軸方向(長手方向)に交差する方向に作用し、該高圧水供給管が振動してガタついてしまう問題もあった。
本発明に係る高圧水噴射ノズル及び該高圧水噴射ノズルを用いたコンクリート面の削り方法は、従来の高圧水噴射ノズルを抜本的に見直し、比類のないコンクリート面の削りを実現するものである。
要述すると、本発明に係る高圧水噴射ノズルは、削り装置が備える高圧水供給管の先端部に設けられる高圧水噴射ノズルであって、扁平状の正面及び背面を有する小板状の基体内に、上記高圧水供給管の軸方向と同一方向に延びる基幹水路と、該基幹水路の先端部から枝分かれする複数の枝水路と、該各枝水路の先端で開口する噴射口とを有し、該各枝水路は正面視において上記基幹水路に対して同一方向又は傾斜方向に延び且つ側面視において上記基幹水路に対して同一方向に延びる構成を備え、側面視において上記高圧水供給管の軸方向と平行に高圧水を噴射して、該高圧水噴射の反動を上記高圧水供給管で効果的に吸収し安定した削り作業を行うことができる。
好ましくは、正面視において上記基幹水路に対して傾斜方向に延びる枝水路を一対有し、一方の枝水路の傾斜方向と他方の枝水路の傾斜方向を逆向きとする構成を有し、一方の枝水路の先端に配する噴射口からの高圧水噴射による左右方向の反動と、他方の枝水路の先端に配する噴射口からの高圧水噴射による左右方向の反動とを相殺し安定した削り作業を遂行できる。
さらに、上記一方の枝水路の傾斜角度と上記他方の枝水路の傾斜角度を異ならしめる構成を有することにより、上記高圧水噴射の反動の相殺を行いつつ効率よくコンクリートを削ることができる。
また、本発明に係るコンクリート面の削り方法は、本発明に係る高圧水噴射ノズルを用いて行うコンクリート面の削り方法であって、被削り面の奥行き方向に延びる高圧水供給管を有し、該高圧水供給管の先端に上記高圧水噴射ノズルを有する構成を備えた削り装置を用意し、上記高圧水噴射ノズルを被削り面と共に出隅角部を形成する面に対向させて高圧水を噴射して削り作業を開始し、該被削り面に平行に上記高圧水噴射ノズルを左右側方向に移動しつつ削り作業を進行し、該被削り面を所望厚で削り取ることを特徴し、高圧水噴射ノズルを被削り面に対向して配することが困難な現場であっても有効に被削り面を削ることができ、削り深さを容易に調整できると共に削りムラを生ずることがない。
好ましくは、上記高圧水噴射ノズルを基幹水路を中心として揺動又は回転しながら削り作業を進行することにより、さらに効率よくコンクリートを削ることができる。
本発明に係る高圧水噴射ノズルによれば、高圧水噴射の反動を効果的に吸収又は相殺して安定して削り作業を行うことができる。
また、本発明に係るコンクリート面の削り方法によれば、高圧水噴射ノズルを差し入れることが困難な狭小空間の内面を被削り面とするような場合、すなわち高圧水噴射ノズルを被削り面に対向して配することが困難な場合であっても有効に被削り面を削ることができる。
さらに、容易に被削り面を所望の厚さに削ることができる共に、削りムラなく被削り面を削ることができる。
以下本発明に係る高圧水噴射ノズル及び当該高圧水噴射ノズルを用いた削り方法について、図1乃至図8に基づき説明する。
<本発明の実施例1に係る高圧水噴射ノズル>
本発明の実施例1に係る高圧水噴射ノズル1は、図1,図2に示すように、削り装置が備える高圧水供給管11の先端部11aに設けられる高圧水噴射ノズル1であって、扁平状で先端に向かって末広がり形状の正面1a及び背面1bを有する小板状の基体1′内に、上記高圧水供給管11の軸方向と同一方向に延びる基幹水路2と、該基幹水路2の先端部2cから枝分かれする一対の枝水路3A,3Bと、該各枝水路3A,3Bの先端で開口する噴射口4A,4Bとを有する基本構成を備える。例示として、金属製の上記基体1′に上記基幹水路2、枝水路3A,3B及び噴射口4A,4Bを穿設して高圧水噴射ノズル1を形成する。
本発明の実施例1に係る高圧水噴射ノズル1は、図1,図2に示すように、削り装置が備える高圧水供給管11の先端部11aに設けられる高圧水噴射ノズル1であって、扁平状で先端に向かって末広がり形状の正面1a及び背面1bを有する小板状の基体1′内に、上記高圧水供給管11の軸方向と同一方向に延びる基幹水路2と、該基幹水路2の先端部2cから枝分かれする一対の枝水路3A,3Bと、該各枝水路3A,3Bの先端で開口する噴射口4A,4Bとを有する基本構成を備える。例示として、金属製の上記基体1′に上記基幹水路2、枝水路3A,3B及び噴射口4A,4Bを穿設して高圧水噴射ノズル1を形成する。
基幹水路2は大径部2aと小径部2bとを有し、該小径部2bで高圧水の水流スピードを増加しつつ先端部2cから各枝水路3A,3Bへと高圧水を供給する。
また、各枝水路3A,3Bは正面視において、図2に示すように、上記基幹水路2に対して傾斜方向に延び且つ側面視において上記基幹水路2に対して同一方向に延びる構成となっている。
詳述すると、図2(A)に示すように、枝水路3Aを正面視において上記基幹水路2に対して左側に傾斜角度θ1(例えば45°)で傾斜する方向に延びる構成とし、枝水路3Bを正面視において上記基幹水路2に対して右側に上記傾斜角度θ1とは異なる傾斜角度θ2(例えば30°)で傾斜する方向に延びる構成とするか、又は図2(B)に示すように、枝水路3Aの左側への傾斜角度θ1と枝水路3Bの右側への傾斜角度θ2とを同角度(例えば30°)として構成する。何れの場合も側面視においては枝水路3Aと枝水路3Bは上記基幹水路2と同一方向に延びる構成とする。
枝水路3A・3Bを既述した構成とすることにより、本発明に係る高圧水噴射ノズル1は側面視において上記高圧水供給管11の軸方向と平行に高圧水を噴射して、該高圧水噴射の反動を上記高圧水供給管11で効果的に吸収し安定した削り作業を行うことができる。
また、既述のように、一方の枝水路3Aの傾斜方向(正面視において左向き)と他方の枝水路3Bの傾斜方向(正面視において右向き)を逆向きとする構成を有し、一方の枝水路3Aの先端に配する噴射口4Aからの高圧水噴射による右方向の反動と、他方の枝水路3Bの先端に配する噴射口4Bからの高圧水噴射による左方向の反動とを相殺し安定した削り作業を遂行できる。
特に、上記図2(A)を基に説明したように、一方の枝水路3Aの傾斜角度θ1と他方の枝水路3Bの傾斜角度θ2を異ならしめる構成を有することにより、上記高圧水噴射の反動の相殺を行いつつ、異なる角度で噴射した高圧水により効率よくコンクリートを削ることができる。
<本発明の実施例2に係る高圧水噴射ノズル>
本発明の実施例2に係る高圧水噴射ノズル1も実施例1と同様の基本構成を備えるが、実施例1とは異なり、三つの枝水路3A,3B,3Cを有する。
本発明の実施例2に係る高圧水噴射ノズル1も実施例1と同様の基本構成を備えるが、実施例1とは異なり、三つの枝水路3A,3B,3Cを有する。
すなわち実施例2に係る高圧水噴射ノズル1は、図3,図4に示すように、削り装置が備える高圧水供給管11の先端部11aに設けられる高圧水噴射ノズル1であって、扁平状の正面1a及び背面1bを有する小板状の基体1′内に、上記高圧水供給管11の軸方向と同一方向に延びる基幹水路2と、該基幹水路2の先端部2cから枝分かれする三つの枝水路3A,3B,3Cと、該各枝水路3A,3B,3C先端で開口する噴射口4A,4B,4Cとを有する基本構成を備える。
なお、実施例1と同様に、基幹水路2は大径部2aと小径部2bとを有し、該小径部2bで高圧水の水流スピードを増加しつつ先端部2cから各枝水路3A,3Bへと高圧水を供給する。また、本実施例においても、金属製の上記基体1′に上記基幹水路2、枝水路3A,3B,3C及び噴射口4A,4B,4Cを穿設して高圧水噴射ノズル1を形成することができる。
枝水路3A,3Bは、正面視において、図4に示すように、基幹水路2に対して傾斜方向に延び且つ側面視において上記基幹水路2に対して同一方向に延びる構成となっている。また、枝水路3Cは、正面視においても側面視においても上記基幹水路2に対して同一方向に延びる構成となっている。
詳述すると、図4に示すように、枝水路3Aを正面視において上記基幹水路2に対して左側に傾斜角度θ1(例えば45°)で傾斜する方向に延びる構成とし、枝水路3Bを正面視において上記基幹水路2に対して右側に上記傾斜角度θ1とは異なる傾斜角度θ2(例えば30°)で傾斜する方向に延びる構成とし、側面視においては枝水路3Aと枝水路3Bは何れも上記基幹水路2と同一方向に延びる構成とする。また、枝水路3Cは上記基幹水路2からそのまま延びる構成とし、正面視においても側面視においても上記基幹水路2と同一方向に延びる構成とする。
なお、本実施例2においても、実施例1と同様に枝水路3Aの傾斜角度θ1と枝水路3Bの傾斜角度θ2とを同一角度とすることを妨げない。
また、本実施例においても、実施例1と同様に、側面視において上記高圧水供給管11の軸方向と平行に高圧水を噴射して、該高圧水噴射の反動を上記高圧水供給管11で効果的に吸収し安定した削り作業を行うことができる。
また、基幹水路2に対し傾斜した方向に延びる枝水路3A・3Bの一方の傾斜方向(正面視において左向き)と他方の傾斜方向(正面視において右向き)を逆向きとする構成により、一方の枝水路3Aの先端に配する噴射口4Aからの高圧水噴射の反動と、他方の枝水路3Bの先端に配する噴射口4Bからの高圧水噴射の反動とを相殺し安定した削り作業を遂行できる。特に、一方の枝水路3Aの傾斜角度θ1と他方の枝水路3Bの傾斜角度θ2を異ならしめる構成を有することにより、上記高圧水噴射の反動の相殺を行いつつ、異なる角度で噴射した高圧水により効率よくコンクリートを削ることができる。
<本発明に係るコンクリート面の削り方法>
次に本発明に係るコンクリート面の削り方法について、図5乃至図8に基づき説明する。なお、以下は、説明の便宜上、既存橋梁の隣接するコンクリート床版端部に形成された遊間の内面を削る方法として説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、後記するように被削り面たるコンクリート面と共に出隅角部を形成する面から削り始めることができれば、あらゆるコンクリート構造物のコンクリート面を削る方法として実施できる。
次に本発明に係るコンクリート面の削り方法について、図5乃至図8に基づき説明する。なお、以下は、説明の便宜上、既存橋梁の隣接するコンクリート床版端部に形成された遊間の内面を削る方法として説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、後記するように被削り面たるコンクリート面と共に出隅角部を形成する面から削り始めることができれば、あらゆるコンクリート構造物のコンクリート面を削る方法として実施できる。
図5(A)に示すように、既存橋梁の橋脚22上に支承23を介して支持されたコンクリート床版21の端面21aと、該コンクリート床版21に隣接して支持されたコンクリート床版21′の端面21′a間には遊間24が形成されている。そして、当該遊間24の上部開口24aには伸縮継手25が取付コンクリート26を介して配置されている。
まず、図5(B)に示すように、上記伸縮継手25を周囲の取付コンクリート26と共に除去して遊間24の上部開口24aを拡張する凹部空間27を形成する。本発明に係る削り方法にあっては、コンクリート床版21の端面21aを被削り面とする場合に、該端面21aと共に出隅角部28を形成する上記凹部空間27の底面27aに既述した構成の本発明に係る高圧水噴射ノズル1を対向させて削り作業を開始する。
ここで削り装置について説明すると、図6に示すように、削り装置10は被削り面たるコンクリート床版端面21aの奥行き方向(説明例では下方向)に延びる高圧水供給管11を有し、該高圧水供給管11の先端部11aに上記した構成の高圧水噴射ノズル1を有する構成を備えている。また、上記高圧水供給管11を上下動及び左右往復動可能に支持する据付台12を有しており、該据付台12を自走車両13上に据え付ける構成となっている。なお、図8中の14は自走車両13の後方に支持され上記据付台12の転倒を防止するカウンターウェイトである。
斯かる削り装置10が有する高圧水供給管11を凹部空間27の底面27a上に配置し、図7(A)に示すように、当該底面27a、つまり被削り面たる端面21aと交差し該端面21aと共に出隅角部28を形成する底面27aに上記高圧水噴射ノズル1を対向させつつ基体1′の正面1a及び背面1bを端面21aと平行にして高圧水を噴射して削り作業を開始する。よって遊間24の幅が極端に狭く、該遊間24内に高圧水噴射ノズル1を差し入れることができないような場合であっても、有効に被削り面たるコンクリート床版端面21aを削ることができる。
次いで、図7(B),図8に示すように、被削り面たるコンクリート床版端面21aに平行に左右方向及び奥行き方向に上記高圧水噴射ノズル1を移動しつつ削り作業を進行する。よって該コンクリート床版端面21aを所望厚で削り取ることができ、削り深さを容易に調整できると共に削りムラ、すなわち劣化が激しい脆弱箇所とその他の箇所とで削り深さに差が生ずることがない。
好ましくは、例えば高圧水供給管11を回転して上記高圧水噴射ノズル1を上記基幹水路2を中心として回転することにより、さらに効率よくコンクリートを削ることができる。
又は、例えば高圧水供給管11を正回転方向又は逆回転方向に繰り返し回動して上記高圧水噴射ノズル1を上記基幹水路2を中心として揺動することによっても、さらに効率よくコンクリートを削ることができる。
以上説明したように、本発明に係る高圧水噴射ノズル1によれば、高圧水噴射の反動を効果的に吸収又は相殺して安定して削り作業を行うことができる。
また、本発明に係るコンクリート面の削り方法によれば、高圧水噴射ノズル1を差し入れることが困難な狭小空間の内面を被削り面とするような場合、すなわち高圧水噴射ノズル1を被削り面に対向して配することが困難な場合であっても有効に被削り面を削ることができる。
さらに、容易に被削り面(コンクリート面)を所望の厚さに削ることができると共に、削りムラなく被削り面を削ることができる。
1…高圧水噴射ノズル、1′基体、1a…基体の正面、1b…基体の背面、2…基幹水路、2a…基幹水路の大径部、2b…基幹水路の小径部、2c…基幹水路の先端部、3A,3B,3C…枝水路、4A,4B,4C…噴射口、10…削り装置、11…高圧水供給管、11a…高圧水供給管の先端部、12…据付台、13…自走車両、21…コンクリート床版、21a…コンクリート床版端面、21′…隣接するコンクリート床版、21′a…隣接するコンクリート床版端面、22…橋脚、23…支承、24…遊間、24a…遊間の上部開口、25…伸縮継手、26…取付コンクリート、27…凹部空間、27a…凹部空間の底面、28…出隅角部、θ1,θ2…枝水路の傾斜角度。
要述すると、本発明に係る高圧水噴射ノズルは、削り装置が備える高圧水供給管の先端部に設けられて、基体の正面及び背面を被削り面と平行にして高圧水を噴射して削り作業を開始する高圧水噴射ノズルであって、扁平状の正面及び背面を有する小板状の基体内に、上記高圧水供給管の軸方向と同一方向に延びる基幹水路と、該基幹水路の先端部から枝分かれする複数の枝水路と、該各枝水路の先端で開口する噴射口とを有し、該各枝水路は正面視において上記基幹水路に対して同一方向又は傾斜方向に延び且つ側面視において上記基幹水路に対して同一方向に延びる構成を備え、側面視において上記高圧水供給管の軸方向と平行に高圧水を噴射して、該高圧水噴射の反動を上記高圧水供給管で効果的に吸収し安定した削り作業を行うことができる。
Claims (5)
- 削り装置が備える高圧水供給管の先端部に設けられる高圧水噴射ノズルであって、扁平状の正面及び背面を有する小板状の基体内に、上記高圧水供給管の軸方向と同一方向に延びる基幹水路と、該基幹水路の先端部から枝分かれする複数の枝水路と、該各枝水路の先端で開口する噴射口とを有し、該各枝水路は正面視において上記基幹水路に対して同一方向又は傾斜方向に延び且つ側面視において上記基幹水路に対して同一方向に延びることを特徴とする高圧水噴射ノズル。
- 正面視において上記基幹水路に対して傾斜方向に延びる枝水路を一対有し、一方の枝水路の傾斜方向と他方の枝水路の傾斜方向を逆向きとしたことを特徴とする請求項1記載の高圧水噴射ノズル。
- 上記一方の枝水路の傾斜角度と上記他方の枝水路の傾斜角度を異ならしめたことを特徴とする請求項2記載の高圧水噴射ノズル。
- 上記請求項1乃至3の何れかに記載の高圧水噴射ノズルを用いて行うコンクリート面の削り方法であって、被削り面の奥行き方向に延びる高圧水供給管を有し、該高圧水供給管の先端に上記高圧水噴射ノズルを有する構成を備えた削り装置を用意し、被削り面と共に出隅角部を形成する面に上記高圧水噴射ノズルを対向させ高圧水を噴射して削り作業を開始し、該被削り面に平行に上記高圧水噴射ノズルを左右側方向に移動しつつ削り作業を進行し、該被削り面を所望厚で削り取ることを特徴とするコンクリート面の削り方法。
- 上記高圧水噴射ノズルを基幹水路を中心として揺動又は回転しながら削り作業を進行することを特徴とする請求項4記載のコンクリート面の削り方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171107 |