JP2017119262A - 雪氷除去具及び雪氷除去システム - Google Patents

雪氷除去具及び雪氷除去システム Download PDF

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Ryuzo Ogura
隆三 小倉
伊藤 稔
Minoru Ito
稔 伊藤
康久 小綿
Yasuhisa Kowata
康久 小綿
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Jin Sagae
仁 寒河江
樋口 清
Kiyoshi Higuchi
清 樋口
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Nobuhiro Tazo
信大 田雑
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Hiroyuki Maki
浩幸 槇
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Abstract

【課題】鉄道車両等の除去対象物に付着した雪氷を効率的に掻き取って除去することを可能とする。【解決手段】雪氷除去具100は、使用者に把持される操作シャフト部10と、操作シャフト部10の先端に設けられ除去対象物に付着した雪氷を掻き取って除去対象物から除去する掻取ブレード20と、を備えている。 掻取ブレード20には、掻取ブレード20の先端側に向けてスチームを誘導する誘導路21が形成されている。掻取ブレード20の先端部には、誘導路21を介して誘導されたスチームを吐出する吐出口(例えば先端開口22)が形成されている。掻取ブレード20の先端部は、掻取ブレード20の先端23が平面PLに突き当てられた状態で吐出口からスチームが吐出される形状に形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、雪氷除去具及び雪氷除去システムに関する。
新幹線の車両のような鉄道車両は、積雪地帯を走行すると、線路上の雪をまきあげるなどして、車体やカバー等に雪が付着する。また、そのように付着した雪が凍ることにより、車体やカバー等に氷が付着した状態となる。したがって、鉄道車両に雪や氷(以下、雪氷)が付着した状態となる。
雪氷が付着した状態で鉄道車両が走行すると、鉄道車両から剥落した雪氷の衝撃により線路上の礫(バラスト)が跳ねるなどの不具合が生じる。
このため、従来、鉄道車両の停車時に、付着した雪氷の除去作業が行われていたが、この作業は、ヘラを用いて人手で行われていた。
なお、特許文献1、2には、窓ガラス、床面、壁面などの平滑面を洗浄するための洗浄具が記載されている。これら洗浄具は、洗浄対象面に蒸気を吹き付ける吐出部(特許文献1のオリフィス、特許文献2のノズル)と、洗浄対象面に接触するブレード(特許文献1のスクイージブレード、特許文献2のスクレーパー)と、を別個に備えている。
特許文献2の洗浄具においては、吐出部及びブレードは、柄を兼ねる屈曲した蒸気管の先端部に装着されている。また、ブレードは、支持部材を介して、蒸気管により支持され、且つ、蒸気管と対向して配置されている。
特開平9−182693号公報 特開2008−86931号公報
従来、新幹線の車両のような鉄道車両などに付着した雪氷の除去作業は、ヘラを用いて人手で行われていたため、大変な労力を伴う作業であった。
なお、特許文献1の技術では、吐出部から洗浄対象面に対して蒸気が吹き付けられる位置と、洗浄対象面に対してブレードが接する位置とが互いに異なる。このため、蒸気が吹き付けられる部位に対して同時にブレードを接触させて、当該ブレードにより付着物を掻き取ることができない。
一方、特許文献2には、吐出部から洗浄対象面に対して蒸気が吹き付けられる位置と、洗浄対象面に対してブレードが接する位置とがほぼ一致する形態も図示されている。
しかし、特許文献2の洗浄具においては、ブレードは、柄を兼ねる屈曲した蒸気管によって、支持部材を介して支持されており、且つ、蒸気管と対向している。このため、操作時における洗浄具のモーメントが大きく、ブレードの良好なハンドリング性を得ることが困難である。
これらのことから、特許文献1、2の技術を雪氷の除去用に転用しようとする場合、装置の構造について改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、鉄道車両等の除去対象物に付着した雪氷を効率的に掻き取って除去することが可能な雪氷除去具及び雪氷除去システムを提供するものである。
本発明によれば、使用者に把持される操作シャフト部と、前記操作シャフト部の先端に設けられ、除去対象物に付着した雪氷を掻き取って前記除去対象物から除去する掻取ブレードと、を備え、前記掻取ブレードには、当該掻取ブレードの先端側に向けてスチームを誘導する誘導路が形成され、前記掻取ブレードの先端部には、前記誘導路を介して誘導された前記スチームを吐出する吐出口が形成され、前記掻取ブレードの前記先端部は、当該掻取ブレードの先端が平面に突き当てられた状態で前記吐出口から前記スチームが吐出される形状に形成されている雪氷除去具が提供される。
また、本発明によれば、本発明の雪氷除去具と、スチームを生成するスチーム生成装置と、前記スチーム生成装置と前記雪氷除去具とを相互に接続していて、前記スチーム生成装置から前記雪氷除去具に前記スチームを供給する可撓性チューブと、を備えている雪氷除去システムが提供される。
本発明によれば、鉄道車両等の除去対象物に付着した雪氷を効率的に掻き取って除去することが可能となる。
実施形態に係る雪氷除去システムの全体構成を示す図である。 実施形態に係る雪氷除去具を示す図であり、このうち図2(a)は先端部の斜視図、図2(b)は先端部の平面図、図2(c)は先端部の正面図、図2(d)は先端部の側面図である。 図2(b)のA−A線に沿った断面構造の例を示す断面図であり、このうち図3(a)は第1の例を、図3(b)は第2の例を、それぞれ示す。 図4(a)及び図4(b)の各々は、雪氷除去具の使用例を示す図である。 雪氷除去具の変形例1を示す平面図である。 雪氷除去具の変形例2を示す斜視図である。 図7(a)は雪氷除去具の変形例3を示す平面図であり、図6(b)は雪氷除去具の変形例3を示す部分拡大の平断面図である。 雪氷除去具の変形例4を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
図1は実施形態に係る雪氷除去システム1000の全体構成を示す図である。
図2は実施形態に係る雪氷除去具100を示す図であり、このうち図2(a)は掻取ブレード20を含む先端部の斜視図、図2(b)は掻取ブレード20を含む先端部の平面図、図2(c)は掻取ブレード20を含む先端部の正面図(掻取ブレード20を図2(b)の右方から見た図)、図2(d)は掻取ブレード20を含む先端部の側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る雪氷除去システム1000は、本実施形態に係る雪氷除去具100と、スチームを生成するスチーム生成装置200と、可撓性チューブ300と、を備えている。
可撓性チューブ300は、スチーム生成装置200と雪氷除去具100とを相互に接続していて、スチーム生成装置200から雪氷除去具100にスチームを供給する。
雪氷除去具100は、スチーム生成装置200から供給されたスチームを、掻取ブレード20の先端部に形成された吐出口から吐出するように構成されている。
ここで、スチームには、液体を気化させることにより生成される蒸気に限らず、湯気も含まれるものとする。また、スチームを生成するために用いられる液体としては、例えば水、又は、添加剤(界面活性剤など)を含有する水を用いることができる。
なお、スチームの温度は、常温よりも高温であるものとする。
本実施形態に係る雪氷除去具100は、使用者に把持される操作シャフト部10と、操作シャフト部10の先端に設けられた掻取ブレード20と、を備えている。掻取ブレード20は、除去対象物に付着した雪氷を掻き取って除去対象物から除去するためのものである。
掻取ブレード20には、掻取ブレード20の先端側に向けてスチームを誘導する誘導路21が形成されている。掻取ブレード20の先端部には、誘導路21を介して誘導されたスチームを吐出する吐出口(例えば先端開口22)が形成されている。
掻取ブレード20の先端部は、当該掻取ブレード20の先端23が平面PL(図2(b))に突き当てられた状態で吐出口からスチームが吐出される形状に形成されている。
ここで、掻取ブレード20の先端23が平面PLに突き当てられた状態で吐出口からスチームが吐出されるとは、先端23よりも広い平面PLに対して先端23をどのような突き当て方で突き当てた状態でも、吐出口が平面PLにより完全には塞がれることがなく、吐出口からスチームが吐出されることを意味する。
操作シャフト部10は、例えば、直線状の棒状の柄部11と、柄部11の基端部に設けられたグリップ部12と、を有する。
雪氷除去具100を用いて雪氷を除去する際の雪氷除去具100の持ち方は特に限定されないが、一例として、使用者が一方の手で柄部11を掴み、他方の手でグリップ部12を握った状態で、雪氷除去具100を操作することができる。
グリップ部12の形状は、特に限定されないが、図1に示す例では、グリップ部12は、柄部11に対して直交する直線状の棒状に形成されており、グリップ部12と柄部11とでT字をなすようにして、グリップ部12が柄部11の基端部に連結されている。
スチーム生成装置200は、水を貯留する水タンク(不図示)と、水タンク内の水を加熱して蒸発させることによりスチームを生成するスチーム生成器(不図示)と、スチーム生成器の動作を制御する制御部(不図示)と、これら水タンク、スチーム生成器及び制御部を収容している筐体210と、を備えている。
スチーム生成器は、例えば、電力によって水を加熱してスチームを発生させる。
例えば、筐体210の外面には、スチーム生成器によるスチームの生成動作を開始させるためのスタートボタン221と、当該生成動作を停止させるための停止ボタン222と、が設けられている。
使用者がスタートボタン221を操作すると、制御部の制御下でスチーム生成器がスチームの生成を開始する。すると、生成されたスチームが可撓性チューブ300を介して雪氷除去具100に供給され、先端開口22から吐出される状態となる。
また、使用者が停止ボタン222を操作すると、制御部の制御下でスチーム生成器がスチームの生成を終了する。すると、雪氷除去具100へのスチームの供給も終了するので、先端開口22からのスチームの吐出も終了する。
本実施形態の場合、操作シャフト部10には、操作シャフト部10の基端部から掻取ブレード20の先端部に向けてスチームを誘導するシャフト内誘導路が形成されている。
より具体的には、例えば、このシャフト内誘導路は、グリップ部12の一端部からグリップ部12と柄部11との連結部14にかけてグリップ部12の内部に形成されたグリップ部内誘導路12aと、連結部14から柄部11の先端にかけて柄部11の内部に形成された柄部内誘導路11aと、により構成されている。
そして、可撓性チューブ300の一端は、スチーム生成装置200の筐体210内に導入され、可撓性チューブ300の他端は、グリップ部12の一端部に連結されている。
これにより、可撓性チューブ300は、スチーム生成器とグリップ部内誘導路12aとを相互に接続している。
すなわち、可撓性チューブ300は、操作シャフト部10の基端部においてシャフト内誘導路に連通している。
更に、シャフト内誘導路の先端部(柄部内誘導路11aの先端部)が、掻取ブレード20に形成された誘導路21の基端部に連通している。
よって、スチーム生成器によって生成されたスチームは、可撓性チューブ300を通してグリップ部内誘導路12aに導入され、グリップ部内誘導路12a及び柄部内誘導路11aをこの順に通して誘導路21に導入され、誘導路21を通して掻取ブレード20の吐出口(例えば先端開口22)から吐出されるようになっている。
掻取ブレード20は、扁平形状の板状(ヘラ状)のものであり、操作シャフト部10の先端に固定されている。
図1には、掻取ブレード20が柄部11の長手方向(図1における左右方向)に長い細長形状に形成されている例を示している。また、図1及び図2には、掻取ブレード20の板面方向と柄部11の長手方向とが互いに平行であり、掻取ブレード20が柄部11の延長上に配置されている例を示している。この場合、掻取ブレード20の先端方向及び基端方向は、柄部11の先端方向及び基端方向と一致している。
掻取ブレード20内の誘導路21と、柄部内誘導路11aとは、例えば、1つの管状部材13の一部分ずつにより構成されている。
すなわち、管状部材13の一部分(基端側部分)は、掻取ブレード20外に突出しているシャフト側中空部131であり、シャフト側中空部131の内部空間が柄部内誘導路11aを構成している。
また、管状部材13の残りの部分(先端側部分)は、例えば掻取ブレード20に内包されているブレード側中空部132であり、ブレード側中空部132の内部空間が誘導路21を構成している。
グリップ部12及び管状部材13は、例えば、それぞれ金属材料(例えばステンレス鋼)により構成されており、連結部14において相互に接合(例えば溶接)されている。
例えば、グリップ部12及び柄部11は、樹脂材料により構成された被覆体(不図示)によって表面が被覆されていても良い。
図2(a)に示すように、掻取ブレード20には、吐出口として、掻取ブレード20の先端23において開口している先端開口22が形成されている。
図2(b)に示すように、掻取ブレード20の先端23は、先端23が平面PL(図2(b))に突き当てられたときに、先端開口22から吐出されるスチームを外部に導出させる間隙24が平面PLと先端23との間に生じる形状に形成されている。
すなわち、先端23よりも広い平面PLに対して先端23をどのような突き当て方で突き当てた状態でも、平面PLと先端23との間に間隙24が生じ、間隙24を介してスチームが導出されるようになっている。
なお、図2(a)等に示されるように、先端開口22は、掻取ブレード20の先端方向に開口していることが好ましい。すなわち、掻取ブレード20は、その先端側に向けてスチームを吐出するように構成されていることが好ましい。本実施形態では、掻取ブレード20は、柄部11の延長方向にスチームを吐出するようになっている。また、掻取ブレード20は、当該掻取ブレード20の板面方向にスチームを吐出するようになっている。
ただし、先端開口22は、掻取ブレード20の先端方向に対して交差する方向に開口していても良い。すなわち、掻取ブレード20は、その先端方向に対して交差する方向にスチームを吐出するように構成されていても良い。
より具体的には、掻取ブレード20の先端23は、当該掻取ブレード20の厚み方向に対して直交する幅方向(図2(b)における上下方向)において先端側及び基端側に交互に振幅する波形形状に形成されている。すなわち、図2(b)に示すように、掻取ブレード20の先端23は、掻取ブレード20を平面視したときに波形に見える形状に形成されている。
これにより、先端23が平面PLに突き当てられたときに、先端開口22から吐出されるスチームを外部に導出させる間隙24が平面PLと先端23との間に生じるようになっている。
ここで、先端23の波形形状は、先端23の幅方向における少なくとも一方の端部において、先端側に振幅した形状であることが好ましい。すなわち、先端23の幅方向における少なくとも一端部が、1/2波長分の形状の突出片となっていて、且つ、当該一端部が先端に向けて尖っていることが好ましい。
図2(b)等には、先端23の幅方向両端部が、それぞれ先端側に振幅した形状となっている例を示している。すなわち、先端23の幅方向両端部が、それぞれ1/2波長分の形状の突出片となっていて、且つ、先端23の幅方向両端がそれぞれ先端に向けて尖っている。
これにより、先端23の突出片によって雪氷を掻き落としやすくなっている。
なお、本実施形態の場合、先端23の幅方向における両端の突出片(それぞれ1/2波長分の形状の突出片)の間に、1波長分の形状の突出片が存在している。このため、先端23は、三つ又形状(Trident形状)となっており、先端23を、除去対象物の表面、或いは、除去対象物の表面に付着した雪氷に対して、より安定的に突き当てることができる。よって、雪氷の除去作業がより容易になる。
図2(a)、図2(b)、図2(c)及び図2(d)等に示されるように、掻取ブレード20は、例えば、ブレード側中空部(中空体)132と、少なくとも1つの板状部25と、を備えて構成されている。
ブレード側中空部132は、その内部に誘導路21が形成されているとともに、当該ブレード側中空部132の少なくとも先端側部分が扁平な中空体である。なお、上述したように、ブレード側中空部132は、例えば、管状部材13の一部分とすることができる。
本実施形態の場合、ブレード側中空部132の先端側部分は、ブレード側中空部132の基端側部分よりも扁平に形成されている。ブレード側中空部132の先端側部分の内部空間が、誘導路21の先端側部分である第1部分21aを構成している。
例えば、ブレード側中空部132の基端側部分は、断面円形の管状に形成されている(図3(a)又は図3(b)も参照)。ブレード側中空部132の基端側部分の内部空間が、誘導路21の基端側部分である第2部分21bを構成している。
すなわち、誘導路21は、吐出口(先端開口22)を先端に有する第1部分21aと、第1部分21aよりも基端側に位置する第2部分21bと、を含み、第2部分21bよりも第1部分21aが掻取ブレード20の幅方向に広い扁平形状に形成されている。
これにより、誘導路21における基端側の第2部分21bでの圧損を抑制してスムーズにスチームを先端側へ供給することができ、先端開口22を含む先端側の第1部分21aでは誘導路21が幅広であることにより、スチームを広範囲に吐出することができる。
板状部25は、ブレード側中空部132の先端側部分の厚み方向に対して直交するブレード側中空部132の2つの外面のうち、少なくとも一方に沿って配置されている。
そして、板状部25における先端側の縁辺部25aが、ブレード側中空部132における先端側の縁辺部132aと同じ位置か又はそれよりも先端側に位置している。
本実施形態の場合、平面視において、縁辺部25aが縁辺部132aと同じ位置に配置されている。
これにより、掻取ブレード20による雪氷の掻き取りは、主として、ブレード側中空部132ではなく板状部25により行うことができる。
板状部25の材料は特に限定されないが、ブレード側中空部132の材料よりも硬度(例えばビッカーズ硬度)が小さい材料であることが好ましい。
これにより、新幹線の車両等の鉄道車両といった除去対象物から雪氷を掻き取る際に、板状部25よりも硬いブレード側中空部132から除去対象物の表面を保護することができるので、除去対象物の表面に傷が付いてしまうことを抑制できる。
一例として、板状部25はポリカーボネートなどの、耐熱性の硬質樹脂材料により構成されている。
一方、ブレード側中空部132(例えば、シャフト側中空部131及びブレード側中空部132を含む管状部材13)は、例えば、ステンレス鋼などの金属材料により構成されている。なお、管状部材13とグリップ部12とは同種の金属材料により構成されていることが好ましい。
また、本実施形態の場合、掻取ブレード20は、例えば、ブレード側中空部132の2つの外面の双方に沿ってそれぞれ配置された一対の板状部25を備えている。すなわち、掻取ブレード20は、一対の板状部25によりブレード側中空部132を挟み込んだサンドイッチ構造を有している。
図1、図2(a)、図2(b)及び図2(d)に示すように、掻取ブレード20内の誘導路21は、吐出口(先端開口22)を先端に有する第1部分21aと、第1部分21aよりも基端側に位置する第2部分21bと、を含んで構成されている。
図2(a)〜(d)に示すように、板状部25は、例えば、ブレード側中空部132の円管状の基端側部分に沿って湾曲した、半割筒状の湾曲部25bを、当該板状部25の幅方向中央部に有している。
一対の板状部25の湾曲部25bが、ブレード側中空部132の円管状の基端側部分を間に挟んで対向して配置されており、各湾曲部25bによってブレード側中空部132の基端側部分の一部分ずつが覆われている。
また、一対の板状部25において、湾曲部25b以外の部分は、例えば、それぞれ平板状に形成されていて、互いに平行に対向している。
ここで、図3は図2(b)のA−A線に沿った断面構造の例を示す断面図であり、このうち図3(a)は第1の例を、図3(b)は第2の例を、それぞれ示す。
図3(a)に示すように、一対の板状部25における湾曲部25b(図2)以外の部分どうしの間に間隙が存在する場合、これらの間に平板状のスペーサ部材29を介在させることにより、板状部25を下支えし、板状部25の破損を抑制することができる。
なお、一対の板状部25とスペーサ部材29とは、例えば、図3(a)に示すように、ボルト27及びナット28を用いて相互に固定することができる。このように一対の板状部25を相互に固定することにより、一対の板状部25によりブレード側中空部132を挟持させることによって、ブレード側中空部132に対して一対の板状部25を固定することができる。
なお、図2(a)及び図2(d)でも、掻取ブレード20がスペーサ部材29を備える例を示している。
一方、図3(b)に示すように、一対の板状部25における湾曲部25b(図2)以外の部分どうしの間に間隙が存在しない場合、これらを相互に面接触させた状態で、これらをボルト27及びナット28を用いて相互に固定することができる。
このように一対の板状部25を相互に固定することにより、一対の板状部25によってブレード側中空部132を挟持させて、ブレード側中空部132に対して一対の板状部25を固定することができる。
次に、動作を説明する。
雪氷除去具100を用いて、除去対象物に付着した雪氷を掻き取って除去するためには、先ず、スタートボタン221を押してスチーム生成装置200を起動させる。すると、スチーム生成器によってスチームが連続的に生成され、生成されたスチームが可撓性チューブ300を介して雪氷除去具100に供給され、且つ、雪氷除去具100に供給されたスチームが掻取ブレード20の先端部の先端開口22から連続的に吐出される状態となる。
この状態で、使用者が操作シャフト部10を把持して雪氷除去具100を操作し、掻取ブレード20により雪氷を掻き取って除去することができる。
ここで、雪氷除去具100は、スチーム生成装置200を含んでいないため軽量である。よって、雪氷除去具100の良好な操作性が得られる。
また、雪氷を掻き取る掻取ブレード20の先端部にスチームの吐出口(先端開口22)が形成されているので、雪氷をスチームによって溶かしながら、当該雪氷を掻き取ることができる。
また、吐出されるスチームによって掻取ブレード20の先端部が加熱されるため、高温の先端部によって雪氷を溶かしながら、当該雪氷を容易に掻き取ることができる。
特に、掻取ブレード20の先端23が波形形状となっていることにより、掻取ブレード20の先端が平面PL(図2(b))に突き当てられた状態でも先端開口22からスチームが吐出されるようになっている。これにより、掻取作業時に先端開口22が塞がれてしまってスチームの吐出が妨げられてしまうことを抑制できるので、雪氷を一層効果的に除去することができる。また、スチームによる掻取ブレード20の先端部の加熱も、滞りなく連続的に行うことができる。
よって、雪氷32の除去作業を容易に且つ短時間で行うことができる。
新幹線等の鉄道車両に付着した雪氷32の除去作業は、例えば、当該鉄道車両が駅に到着してから発車時刻が到来するまでの短時間に行う必要がある場合がある。そのような場合にも、雪氷除去具100を用いることにより、容易且つ確実に、雪氷32の除去を行うことができる。
ここで、雪氷除去具100は、操作シャフト部10の先端に設けられた掻取ブレード20により雪氷を掻き取る構成であるため、良好なハンドリング性が得られる。このため、壁面に付着した雪氷など、地面や床面よりも上方の雪氷を掻き取る作業を容易に行うことができる。
そして、掻取ブレード20内の誘導路21を通して吐出されるスチームによって、雪氷を加熱し溶かすことができるとともに、掻取ブレード20の先端部も加熱することができるため、雪氷の掻き取り作業の効率が更に良好となる。
図4(a)及び図4(b)の各々は、雪氷除去具100の使用例を示す図である。図4(a)には雪氷32が付着した壁31の平断面を示しており、図4(b)には雪氷32が入り込んだ凹部33の平断面を示している。
例えば、図4(a)に示すように、新幹線等の鉄道車両の台車カバーなどの壁31に付着した雪氷32を、雪氷除去具100の掻取ブレード20によって掻き取って除去することができる。例えば、図4(a)に示すように雪氷32と壁31との間に掻取ブレード20の先端23を差し込む際にも、先端23の先端開口22からスチームが吐出されるため、壁31から雪氷32を容易に剥離させることができる。
また、図4(b)に示すように、新幹線等の鉄道車両の台車カバーには、側方に凹んだボックス状の凹部33が形成されている場合があるが、そのような凹部33内に入り込んだ雪氷32についても、掻取ブレード20によって容易に掻き取って除去することができる。
以上のような実施形態によれば、掻取ブレード20には、掻取ブレード20の先端側に向けてスチームを誘導する誘導路21が形成され、掻取ブレード20の先端部には誘導路21を介して誘導されたスチームを吐出する吐出口として先端開口22が形成されている。そして、掻取ブレード20の先端部は、掻取ブレード20の先端23が平面PLに突き当てられた状態で先端開口22からスチームが吐出される形状に形成されている。
より具体的には、掻取ブレード20の先端23は、当該先端23が平面PLに突き当てられたときに、先端開口22から吐出されるスチームを外部に導出させる間隙24が平面PLと先端23との間に生じる形状に形成されている。
これにより、掻取ブレード20の先端部からスチームを吐出できるとともに、掻取作業時に先端開口22が塞がれてしまってスチームの吐出が妨げられてしまうことを抑制できるので、雪氷を効果的に除去することができる。
よって、鉄道車両等の除去対象物に付着した雪氷を短時間で効率的に掻き取って除去することが可能となる。
また、操作シャフト部10の先端に設けられた掻取ブレード20により雪氷を掻き取ることができるので、良好なハンドリング性が得られる。更に、掻取ブレード20内の誘導路21を通して吐出されるスチームによって、雪氷を溶かしたり、掻取ブレード20の先端部を加熱したりできるため、雪氷の掻き取り作業が一層効率的となる。
<変形例1>
次に、雪氷除去具100の変形例1を説明する。
図5は、変形例1に係る雪氷除去具100の、掻取ブレード20を含む先端部の平面図である。
本変形例に係る雪氷除去具100は、掻取ブレード20の先端部の形状が、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と相違するが、その他の点では、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と同様に構成されている。
すなわち、上記の実施形態では、先端23が波形形状となっていて、先端23は平面視において複数箇所に凹部を有しているのに対し、本変形例では、平面視において先端23の1箇所(例えば幅方向中央部)に凹部35が形成されている。
変形例1によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、本変形例においても、掻取ブレード20の先端23は、当該先端23が平面PLに突き当てられたときに、先端開口22から吐出されるスチームを外部に導出させる間隙24が平面PLと先端23との間に生じる形状である。このため、掻取ブレード20の先端部からスチームを吐出できるとともに、掻取作業時に先端開口22が塞がれてしまってスチームの吐出が妨げられてしまうことを抑制できる。
<変形例2>
次に、雪氷除去具100の変形例2を説明する。
図6は、変形例1に係る雪氷除去具100の掻取ブレード20の先端部の斜視図である。
本変形例に係る雪氷除去具100は、掻取ブレード20の先端部の形状が、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と相違するが、その他の点では、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と同様に構成されている。
すなわち、上記の実施形態では、平面視において、板状部25における先端側の縁辺部25aが、ブレード側中空部132における先端側の縁辺部132aと同じ位置に存在しているのに対し、本変形例では、平面視において、板状部25における先端側の縁辺部25aが、ブレード側中空部132の先端面132bよりも先端側に突出している。換言すれば、ブレード側中空部132の先端面132bが縁辺部25aよりも基端側に位置している。
なお、本変形例では、縁辺部25a及び先端面132bは、平面視において直線状に形成されている。
本変形例の場合、先端23を平面に突き当てたときに、先端23の幅方向両端に、間隙24が形成され、この間隙24からスチームが吐出される。
変形例2によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、本変形例においても、掻取ブレード20の先端23は、当該先端23が平面に突き当てられたときに、先端開口22から吐出されるスチームを外部に導出させる間隙24が平面と先端23との間に生じる形状である。このため、掻取ブレード20の先端部からスチームを吐出できるとともに、掻取作業時に先端開口22が塞がれてしまってスチームの吐出が妨げられてしまうことを抑制できる。
<変形例3>
次に、雪氷除去具100の変形例3を説明する。
図7(a)は、変形例3に係る雪氷除去具100の、掻取ブレード20を含む先端部の平面図である。図7(b)は、変形例3に係る雪氷除去具100の掻取ブレード20の部分拡大の平断面図である。
本変形例に係る雪氷除去具100は、掻取ブレード20の先端部の形状が、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と相違するが、その他の点では、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と同様に構成されている。
変形例3の場合、掻取ブレード20には、その先端に開口した吐出口(先端開口22:図2(a)等)が形成されていない。
その代わりに、掻取ブレード20には、吐出口として、掻取ブレードの先端面(先端23)よりも基端側において開口している基端側開口26が形成されている。
一例として、図7(a)に示すように、誘導路21は、第2部分21bの先端で2分岐している。すなわち、誘導路21は、第2部分21bの先端に連通した一対の第3部分21cを含んでおり、各第3部分21cは、それぞれ掻取ブレード20の幅方向端部まで延びている。
また、掻取ブレード20の両側面には、それぞれ、基端側開口26を画成している基端側開口構成部41が設けられている。図7(b)に示すように、基端側開口構成部41は、先端23よりも基端側に配置されており、基端側開口構成部41の先端側に開口する基端側開口26を画成している。
なお、板状部25と板状部25との間隙において、誘導路21の第3部分21cよりも先端側の部分には、スペーサ部材42が介装されており、スチームが導入されないようになっている。
そして、基端側開口構成部41の壁部とスペーサ部材42の側面との間に、スチームの誘導路が形成されており、この誘導路の先端が基端側開口26として開口している。また、誘導路21の第3部分21cの先端(掻取ブレード20の幅方向端部)は、基端側開口構成部41内の誘導路に連通している。
このため、誘導路21の第1部分21a及び第3部分21cをこの順に通して誘導されたスチームは、基端側開口構成部41の壁部とスペーサ部材42の側面との間の誘導路に流入した後、基端側開口26から先端側に吐出されることとなる。
変形例3によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、掻取ブレード20の先端部は、掻取ブレード20の先端23が平面PLに突き当てられた状態で先端開口22からスチームが吐出される形状に形成されている。
これにより、掻取ブレード20の先端部からスチームを吐出できるとともに、掻取作業時に先端開口22が塞がれてしまってスチームの吐出が妨げられてしまうことを抑制できるので、雪氷を効果的に除去することができる。
<変形例4>
次に、雪氷除去具100の変形例4を説明する。
図8は、変形例4に係る雪氷除去具100の、掻取ブレード20を含む先端部の平面図である。
本変形例に係る雪氷除去具100は、掻取ブレード20の先端部の形状が、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と相違するが、その他の点では、上記の実施形態に係る雪氷除去具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、掻取ブレード20は、上記の実施形態の構成に加えて、変形例3で説明した基端側開口構成部41を変形例3と同様の配置で備えている。なお、本変形例の場合、基端側開口構成部41により構成されるスチームの誘導路は、基端側開口構成部41の壁部とブレード側中空部132の側面との間に位置している。そして、この誘導路の先端が基端側開口26として開口している。
更に、ブレード側中空部132には、誘導路21の第1部分21aを、基端側開口構成部41の壁部とブレード側中空部132の側面との間の誘導路と連通させる連通孔43が形成されている。
このため、誘導路21の第1部分21aから第2部分21bへ誘導されたスチームの一部分は、基端側開口構成部41の壁部とブレード側中空部132の側面との間の誘導路に流入した後、基端側開口26から先端側に吐出されることとなる。特に、先端開口22がほぼ塞がれた状態又は完全に塞がれた状態では、基端側開口26から優先的にスチームが吐出されることとなる。
変形例4によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、掻取ブレード20の先端部は、掻取ブレード20の先端23が平面PLに突き当てられた状態で先端開口22からスチームが吐出される形状に形成されている。
より具体的には、先端23が平面PLに突き当てられた状態でも、間隙24と基端側開口26とのうちの少なくとも一方からスチームが吐出されるようにできる。
これにより、掻取ブレード20の先端部からスチームを吐出できるとともに、掻取作業時に先端開口22が塞がれてしまってスチームの吐出が妨げられてしまうことを抑制できるので、雪氷を効果的に除去することができる。
なお、変形例4では、先端23が上記の実施形態と同様の波形形状である例を示しているが、変形例4では、平面視において先端23が直線状に形成されており、先端23が平面PLに突き当てられたときには先端開口22が完全に閉塞するようになっていても良い。この場合、先端23が平面PLに突き当てられた状態でも、基端側開口26からスチームが吐出されるようにできる。
以上、図面を参照して実施形態及びその変形例を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、掻取ブレード20の形状は、掻取ブレード20が柄部11の長手方向(図1における左右方向)に長い細長形状に限らない。例えば、柄部11の長手方向における掻取ブレード20の寸法よりも、柄部11の長手方向に対して直交する方向(図1における上下方向)における掻取ブレード20の寸法の方が大きくても良い。
また、図1及び図2には、掻取ブレード20の板面方向と柄部11の長手方向とが互いに平行である例を示しているが、掻取ブレード20の板面方向と柄部11の長手方向とは互いに交差していても良い。この場合、掻取ブレード20は、例えば、柄部11の長手方向に対して交差する方向にスチームを吐出する。
より具体的には、例えば、柄部11と掻取ブレード20とがL字状に連結され、雪氷除去具100が鍬(くわ)状に構成されていても良い。
また、上記においては、スタートボタン221及び停止ボタン222がスチーム生成装置200の筐体210に設けられている例を説明したが、スタートボタン221及び停止ボタン222は、雪氷除去具100側(例えば操作シャフト部10)に設けられていても良い。例えば、グリップ部12又は柄部11にスタートボタン221及び停止ボタン222を設けることができる。
また、雪氷の除去対象物は、鉄道車両に限らず、駅舎などの建築物やプラットフォームなどの建造物の壁面や床面であっても良いし、更には、鉄道関係の設備に限らず、一般の家屋やその他の建築物ないしは建造物の壁面や床面、或いは、路面であっても良い。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)使用者に把持される操作シャフト部と、
前記操作シャフト部の先端に設けられ、除去対象物に付着した雪氷を掻き取って前記除去対象物から除去する掻取ブレードと、
を備え、
前記掻取ブレードには、当該掻取ブレードの先端側に向けてスチームを誘導する誘導路が形成され、
前記掻取ブレードの先端部には、前記誘導路を介して誘導された前記スチームを吐出する吐出口が形成され、
前記掻取ブレードの前記先端部は、当該掻取ブレードの先端が平面に突き当てられた状態で前記吐出口から前記スチームが吐出される形状に形成されている雪氷除去具。
(2)前記掻取ブレードには、前記吐出口として、前記掻取ブレードの前記先端において開口している先端開口が形成され、
前記掻取ブレードの前記先端は、当該先端が前記平面に突き当てられたときに、前記先端開口から吐出される前記スチームを外部に導出させる間隙が前記平面と当該先端との間に生じる形状に形成されている(1)に記載の雪氷除去具。
(3)前記掻取ブレードの前記先端は、当該掻取ブレードの厚み方向に対して直交する幅方向において先端側及び基端側に交互に振幅する波形形状に形成されている(2)に記載の雪氷除去具。
(4)前記掻取ブレードは、
前記誘導路が形成された、少なくとも先端側部分が扁平な中空体と、
前記中空体の前記先端側部分の厚み方向に対して直交する前記中空体の2つの外面のうち、少なくとも一方に沿って配置された板状部と、
を備え、
前記板状部における先端側の縁辺部が、前記中空体における先端側の縁辺部と同じ位置か又はそれよりも先端側に位置している(1)から(3)のいずれか一項に記載の雪氷除去具。
(5)前記掻取ブレードは、前記中空体の前記2つの外面の双方に沿ってそれぞれ配置された一対の前記板状部を備える(4)に記載の雪氷除去具。
(6)前記誘導路は、
前記吐出口を先端に有する第1部分と、
前記第1部分よりも基端側に位置する第2部分と、
を含み、
前記第2部分よりも前記第1部分が前記掻取ブレードの幅方向に広い扁平形状に形成されている(1)から(5)のいずれか一項に記載の雪氷除去具。
(7)前記掻取ブレードには、前記吐出口として、前記掻取ブレードの先端面よりも基端側において開口している基端側開口が形成されている(1)から(6)のいずれか一項に記載の雪氷除去具。
(8)(1)から(7)のいずれか一項に記載の雪氷除去具と、
スチームを生成するスチーム生成装置と、
前記スチーム生成装置と前記雪氷除去具とを相互に接続していて、前記スチーム生成装置から前記雪氷除去具に前記スチームを供給する可撓性チューブと、
を備えている雪氷除去システム。
(9)前記操作シャフト部には、前記操作シャフト部の基端部から前記掻取ブレードの先端部に向けて前記スチームを誘導するシャフト内誘導路が形成され、
前記可撓性チューブは、前記操作シャフト部の前記基端部において前記シャフト内誘導路に連通し、
前記シャフト内誘導路の先端部が前記誘導路の基端部に連通している(8)に記載の雪氷除去システム。
10 操作シャフト部
11 柄部
11a 柄部内誘導路(シャフト内誘導路)
12 グリップ部
12a グリップ部内誘導路(シャフト内誘導路)
13 管状部材
131 シャフト側中空部
132 ブレード側中空部(中空体)
132a 縁辺部
132b 先端面
14 連結部
20 掻取ブレード
21 誘導路
21a 第1部分
21b 第2部分
21c 第3部分
22 先端開口(吐出口)
23 先端
24 間隙
25 板状部
25a 縁辺部
25b 湾曲部
26 基端側開口(吐出口)
27 ボルト
28 ナット
29 スペーサ部材
31 壁
32 雪氷
33 ボックス内凹部
35 凹部
41 基端側開口構成部
42 スペーサ部材
43 連通孔
100 雪氷除去具
200 スチーム生成装置
210 筐体
221 スタートボタン
222 停止ボタン
300 可撓性チューブ
1000 雪氷除去システム
PL 平面

Claims (9)

  1. 使用者に把持される操作シャフト部と、
    前記操作シャフト部の先端に設けられ、除去対象物に付着した雪氷を掻き取って前記除去対象物から除去する掻取ブレードと、
    を備え、
    前記掻取ブレードには、当該掻取ブレードの先端側に向けてスチームを誘導する誘導路が形成され、
    前記掻取ブレードの先端部には、前記誘導路を介して誘導された前記スチームを吐出する吐出口が形成され、
    前記掻取ブレードの前記先端部は、当該掻取ブレードの先端が平面に突き当てられた状態で前記吐出口から前記スチームが吐出される形状に形成されている雪氷除去具。
  2. 前記掻取ブレードには、前記吐出口として、前記掻取ブレードの前記先端において開口している先端開口が形成され、
    前記掻取ブレードの前記先端は、当該先端が前記平面に突き当てられたときに、前記先端開口から吐出される前記スチームを外部に導出させる間隙が前記平面と当該先端との間に生じる形状に形成されている請求項1に記載の雪氷除去具。
  3. 前記掻取ブレードの前記先端は、当該掻取ブレードの厚み方向に対して直交する幅方向において先端側及び基端側に交互に振幅する波形形状に形成されている請求項2に記載の雪氷除去具。
  4. 前記掻取ブレードは、
    前記誘導路が形成された、少なくとも先端側部分が扁平な中空体と、
    前記中空体の前記先端側部分の厚み方向に対して直交する前記中空体の2つの外面のうち、少なくとも一方に沿って配置された板状部と、
    を備え、
    前記板状部における先端側の縁辺部が、前記中空体における先端側の縁辺部と同じ位置か又はそれよりも先端側に位置している請求項1から3のいずれか一項に記載の雪氷除去具。
  5. 前記掻取ブレードは、前記中空体の前記2つの外面の双方に沿ってそれぞれ配置された一対の前記板状部を備える請求項4に記載の雪氷除去具。
  6. 前記誘導路は、
    前記吐出口を先端に有する第1部分と、
    前記第1部分よりも基端側に位置する第2部分と、
    を含み、
    前記第2部分よりも前記第1部分が前記掻取ブレードの幅方向に広い扁平形状に形成されている請求項1から5のいずれか一項に記載の雪氷除去具。
  7. 前記掻取ブレードには、前記吐出口として、前記掻取ブレードの先端面よりも基端側において開口している基端側開口が形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の雪氷除去具。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の雪氷除去具と、
    スチームを生成するスチーム生成装置と、
    前記スチーム生成装置と前記雪氷除去具とを相互に接続していて、前記スチーム生成装置から前記雪氷除去具に前記スチームを供給する可撓性チューブと、
    を備えている雪氷除去システム。
  9. 前記操作シャフト部には、前記操作シャフト部の基端部から前記掻取ブレードの先端部に向けて前記スチームを誘導するシャフト内誘導路が形成され、
    前記可撓性チューブは、前記操作シャフト部の前記基端部において前記シャフト内誘導路に連通し、
    前記シャフト内誘導路の先端部が前記誘導路の基端部に連通している請求項8に記載の雪氷除去システム。
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JP2021137794A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 本田技研工業株式会社 異物除去装置
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