JP2016107472A - ミキサ車のドラム洗浄用のノズルに設けられる引っ掛かり防止具およびドラム洗浄用ノズル - Google Patents

ミキサ車のドラム洗浄用のノズルに設けられる引っ掛かり防止具およびドラム洗浄用ノズル Download PDF

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【課題】 ミキサ車のドラムを傷つける虞がなく、格別にブラシを使用することもなく容易にドラム内を洗浄することができる洗浄補助具を提供する。【解決手段】可撓性を備えたホース(11)の先端に取付けられミキサ車のドラム(20)に挿入されて該ドラム(20)内を洗浄するようになっている、所定の洗浄ノズル(10)に対し、本発明の洗浄補助具は、この洗浄ノズル(10)に設けられる引っ掛かり防止具(1a)として構成する。引っ掛かり防止具(1a)は、その内部に洗浄ノズル(10)が収納されるようになっている中空のカゴ体として構成する。カゴ体は大径部が7〜30cmになるようにする。カゴ体の内部に収納された洗浄ノズル(10)から噴射する水は、カゴ体の隙間から外部に抜けるようになっている。【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリートを運搬するミキサ車のドラムを洗浄するノズルに関するものである。
バッチャープラントにおいて製造されるコンクリートは、ミキサ車のドラムに入れられて工事現場まで搬送される。ドラムは鋼板から溶接によって容器状に形成されており、後方の端部は開口してホッパが設けられている。ドラム内部には螺旋状のブレードが設けられており、コンクリートが入れられた状態でドラムを一方の方向に回転するとドラム内でコンクリートを攪拌することができ、これによってコンクリートの劣化や凝固を抑制して工事現場まで搬送することができる。また他方の方向に回転するとドラムの後方の開口部からコンクリートを排出できる。
コンクリートを排出したドラムには、その内壁やブレードにコンクリートが付着している。これらを放置すると凝固したり、ドラムの鋼板やブレードを銹びさせて劣化させてしまう。そこでドラム内部を洗浄して内壁やブレードに付着したコンクリートを除去する必要がある。従来、ドラムの内部を洗浄する場合、比較的大型のドラムの場合にはホッパ近傍の開口部から作業員がドラム内に入り、ホース等によって水をかけながらブラシでこすって洗浄している。一方、比較的小型のドラムの場合には、ドラム内に作業員が入ることはできないので、ホッパ近傍の開口部からホースで水をかけながら、開口部から柄の長いブラシを差入れて遠隔から操作してドラム内を洗浄することになる。
特開平4−36886号公報 実開平7−39946号公報
特許文献1において、所定の噴射ノズルが設けられたドラム洗浄装置が提案されている。このドラム洗浄装置はミキサ車に搭載され、洗浄管がホッパ近傍に取付けられている。噴射ノズルはこの洗浄管の先端に設けられている。つまり噴射ノズルはドラムの後方の開口部に設けられている。噴射ノズルは所望の方向に水を噴射できるようになっているので、適宜噴射方向を変えるようにしてドラム内部を洗浄することができる。
特許文献2には、ドラム内の洗浄に適した散水ノズルが記載されている。特許文献2に記載の散水ノズルは、ハンドル、レバー等からなる操作部と、この操作部に接続されて洗浄水を送るようになっている比較的長いノーズ部と、ノーズ部の先端に設けられている噴出口とからなる。そしてノーズ部はフレキシブル管からなり、所望の形状に屈曲させ、その形状で維持することができるようになっている。従ってドラムを洗浄する作業員は、操作部を持ってホッパ近傍の開口部からノーズ部をドラム内に差し込みドラム内を洗浄するとき、ノーズ部を所望の角度に屈曲させてドラム内の所望の位置を洗浄することができる。
従来の方法によっても、ドラム内を洗浄することはできるし、特許文献1に記載のドラム洗浄装置によっても、そして特許文献2に記載の散水ノズルによってもドラム内を洗浄することはできる。しかしながら解決すべき問題も見受けられる。まず従来の方法については、比較的大型のドラムの場合にはドラム内に作業員が入って洗浄するが、狭いドラム内に作業員が入るのは危険であるしドラム内の作業は重労働でもある。そして夏期にはドラム内は高温になるので作業員の疲労が大きい。比較的小型のドラムの場合にはホッパ近傍の開口部から柄の長いブラシを挿入して遠隔でブラシを操作してドラム内を洗浄することになるが、ホッパ近傍から陰になっている部分を洗浄することは容易でないという問題がある。また柄の長いブラシを遠隔で操作するとき力が入ってしまうことが多いが、ドラムが長期間の使用によって鋼板が薄くなっていると、強く突いたブラシによって鋼板を傷つけたり破ってしまうこともある。特許文献1に記載のドラム洗浄装置については、ホッパ近傍の開口部に設けられている噴射ノズルの方向を変えればドラム内の所望の位置を洗浄でき優れている。しかしながら噴射ノズルはドラムの後方の端部に設けられているので、噴射ノズルから噴出した水は、ドラムの中央近傍や前方の端部近傍のように噴射ノズルから遠い位置に到達するときには水圧が低下してしまう。そうすると水圧のみによってはドラム内を適切に洗浄できない。ドラム内に付着しているコンクリートを除去するには、柄の長いブラシを併用することが不可欠であると考えられる。また、噴射ノズルは方向を変えることはできるが、その位置はホッパ近傍に固定されているので、ブレードの裏面のように噴射ノズルから陰になる部分もある。つまり水が到達できない洗い残し部分が生じる虞もある。特許文献2に記載の散水ノズルは、ノーズ部を備えているので、ドラム後方の開口部から操作しても、ドラム先端部を洗浄したい部位に近づけることができ、水圧が衰えない水を洗浄したい部位に当てることはできる。またノーズ部を所望の角度に屈曲させることができるので、ドラム内に陰になる部分がなく所望の位置を洗浄することはできる。しかしながら、特許文献2に記載の散水ノズルは、高圧の水を噴射することはできない。なぜならば、ノーズ部を屈曲した状態で高圧の水を噴射しようとするとノーズ部に強い力が作用するので屈曲を維持できなくなるからである。つまり特許文献2に記載の散水ノズルは高圧の水を噴射することは想定していないと言える。そうすると水圧のみによってはドラム内を洗浄することはできないので、ドラム内を適切に洗浄するには、やはり柄の長いブラシの併用が必須になる。
ところで近年、10〜20MPa等の高い吐出圧で、毎時200〜500Lの大量の洗浄水を吐出できる業務用の噴射装置が市販されている。このような噴射装置は耐圧ホースを備え、耐圧ホースの先端には色々なタイプのノズルを取付けられるようになっている。そこで例えば、複数の方向に同時に噴射する複数の噴出口を備えた洗浄ノズルを耐圧ホースの先端に取付け、このような洗浄ノズルを開口部から挿入してドラム内の所望の位置に移動させながら高圧の洗浄水を噴射するようにすれば、洗浄水の水圧のみによって洗浄することができるし、陰になる部分もなくなり洗い残しが無くなるはずである。すなわち格別にブラシを使用することなく、容易にドラム内を洗浄することができるはずである。しかしながら、このような洗浄ノズルにも問題がある。ドラム内には前記したように螺旋状のブレードが取付けられている。このようなブレードとドラム内壁の結合部には狭い隙間が形成されている。洗浄ノズルがこのような狭い隙間に入り込んでしまうと、洗浄ノズルが引っ掛かかり、洗浄ノズルをそれより奥に移動させることができなくなってしまう。洗浄ノズルは前記したように耐圧ホースの先端に取付けられ、耐圧ホースは可撓性を備えているので洗浄ノズルが隙間に入り込まないようにドラム内の所望の位置に移動させるのは困難でもある。つまり、このような洗浄ノズルを使用してもドラム内部の洗浄は必ずしも容易ではない。また高い吐出圧で洗浄水を供給する場合には、噴出する洗浄水の水圧による反動で洗浄ノズルに力が作用する。洗浄水の噴射開始時に、この反動の力によって硬い洗浄ノズルが暴れてドラム内の鋼板やブレードにぶつかってこれらを痛める虞もある。
したがって本発明は、ミキサ車のドラムを傷つける虞がなく、格別にブラシを使用することもなく容易にドラム内を洗浄することができる、所定の洗浄具を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、可撓性を備えたホースの先端に取付けられミキサ車のドラムに挿入されて該ドラム内を洗浄するようになっている、所定の洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成する。引っ掛かり防止具は、その内部に洗浄ノズルが収納されるようになっている中空のカゴ体として構成する。カゴ体は大径部が7〜30cmになるようにする。カゴ体の内部に収納された洗浄ノズルから噴射する水は、カゴ体の隙間から外部に抜けるようになっている。
すなわち、請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、可撓性を備えたホースの先端に取付けられミキサ車のドラムに挿入されて該ドラム内を洗浄するようになっている、所定の洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具であって、前記引っ掛かり防止具は、その内部に前記洗浄ノズルが収納されるようになっている中空のカゴ体からなり、前記カゴ体の内部に収納された前記洗浄ノズルから噴射する水は前記カゴ体の隙間から外部に抜けるようになっていることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の引っ掛かり防止具であって、前記カゴ体はその大径部が7〜30cmであることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の引っ掛かり防止具であって、前記カゴ体は金属製あるいは樹脂製からなり可撓性を備えていることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の引っ掛かり防止具が一体的に設けられた、ミキサ車のドラム洗浄用ノズルとして構成される。
以上のように本発明は、可撓性を備えたホースの先端に取付けられミキサ車のドラムに挿入されて該ドラム内を洗浄するようになっている、所定の洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成されている。そして引っ掛かり防止具は、その内部に洗浄ノズルが収納されるようになっている中空のカゴ体からなり、カゴ体の内部に収納された洗浄ノズルから噴射する水はカゴ体の隙間から外部に抜けるようになっている。このような引っ掛かり防止具を取付けた洗浄ノズルをドラム内に挿入するとき、引っ掛かり防止具は所定の大きさのカゴ体からなるので、狭い隙間に入り込むことがない。従ってブレード等に引っかかることなくドラム内の所望の位置に洗浄ノズルを移動させることができ、移動は容易にできる。また洗浄ノズルから噴出する水はカゴ体の隙間から外部に抜けるので、噴出水はドラム内を直接洗浄できることになる。洗浄ノズルはドラム内の任意の位置に移動できるので、洗浄ノズルから噴出した洗浄水は至近距離でドラム内やブレードに到達し、水圧が低下することはない。これによって洗浄水の水圧のみによって洗浄できることも保証される。またカゴ体からなる引っ掛かり防止具は、ドラム内やブレードを保護する作用もある。高圧の洗浄水を洗浄ノズルから噴射させると水圧による反動で洗浄ノズルが動くが、仮に反動により洗浄ノズルが暴れたとしても、ドラム内やブレードにぶつかるのは引っ掛かり防止具であるので、ドラム内やブレードを保護することができる。他の発明によると、カゴ体はその大径部が7〜30cmである。そうするとドラム内やブレードの隙間に引っ掛かる可能性を実質的にゼロにすることができる。また他の発明によると、カゴ体は金属製あるいは樹脂製からなり可撓性を備えている。可撓性を備えているので、引っ掛かり防止具が設けられた洗浄ノズルをドラム内に挿入するときに、若干乱暴に挿入する場合であっても、引っ掛かり防止具がクッションになるのでドラム内やブレードを痛めることがない。
ミキサ車のドラムを洗浄する洗浄ノズルに設けられる本実施の第1の形態に係る引っ掛かり防止具を示す図で、その(ア)第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具の斜視図であり、その(イ)は(ア)におけるX−X面で切断した引っ掛かり防止具の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具が設けられた洗浄ノズルによってミキサ車のドラムを洗浄する様子を示す図である。 本実施の形態に係る引っ掛かり防止具を示す図で、その(ア)(イ)はそれぞれ第2、第3の実施の形態に係る引っ掛かり防止具の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る引っ掛かり防止具は、色々な実施の形態があるがいずれも中空のカゴ体にからなり、ミキサ車のドラムを洗浄する洗浄ノズルに取付けられるようになっている。図1の(ア)には、第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aが実線で、洗浄ノズル10が点線で示されているが、第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aは、金属製からなり調理具の泡立て器に類似した形状を呈している。すなわち第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aは、針金状の金属が小径の輪に形成されて洗浄ノズル10が挿入されると共に洗浄ノズル10が固定されるようになっている固定用金属輪2と、この固定用金属輪2に固着されている複数本の湾曲した湾曲金属棒3、3、…とから構成されている。湾曲金属棒3、3、…は、中央近傍において滑らかに湾曲され、両端が固定用金属輪2に溶接により固定されている。すなわち溶着されている。湾曲金属棒3、3、…は、それぞれの両端が固定用金属輪2において互いに離間した180度の位置になるように溶着されている。また、隣り合う湾曲金属棒3、3、…は等間隔になるように溶着されている。これによって第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aは、図1の(イ)に示されているように、隣り合う湾曲金属棒3、3、…の間隔、つまり隙間が均等になっている。なお、引っ掛かり防止具1aは前記したようにカゴ体に形成されているが、全体として卵状に形成されている。その大きさは色々な大きさにすることができるが、その中央近傍の大径部の径Dは、好ましくは7〜30cmになるように、さらに好ましくは10〜20cmになるように形成するとよい。
洗浄ノズル10は、高圧の洗浄水が供給される耐圧ホース11の先端に設けられており、どのような形状のノズルでも良いが、本実施の形態において使用する洗浄ノズル10は、円筒部13と、この円筒部13の先端に設けられている円錐部14とからなる。円筒部13にも円錐部14にも多数の噴射口15、15、…が明けられている。耐圧ホース11から供給される高圧の洗浄水は、このような噴射口15、15、…から色々な方向に噴射されるようになっている。
このような洗浄ノズル10に本実施の第1の形態に係る引っ掛かり防止具1aを取付ける。すなわち引っ掛かり防止具1aの固定用金属輪2から洗浄ノズル10を挿入し、洗浄ノズル10が引っ掛かり防止具1aのカゴ体の内部に完全に収納されるようにする。次いで図1の(ア)には示されていないが、所定の固定部材によって固定用金属輪2を洗浄ノズル10または耐圧ホース11に固定する。これによって洗浄ノズル10が本実施の第1の形態に係る引っ掛かり防止具1aから抜けないようにする。
第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aが取付けられた洗浄ノズル10を所定の洗浄装置に接続し、これらによってミキサ車のドラム20を洗浄する方法を説明する。洗浄装置は、図2には示されていないが、洗浄水を入れる水タンクと洗浄水を高圧で供給するポンプとを備え、洗浄水を吐出圧10〜20MPaで、毎時200〜500Lの流量で耐圧ホース11に供給できるようになっている。洗浄対象のミキサ車のドラム20は、従来周知のように円盤状の鋼板のヘッドプレート21と、ヘッドプレート21に溶接により接続されている鋼板のフロントシェル22と、フロントシェル22に溶接により接続されている鋼板のセンタシェル23と、センタシェル23に溶接により接続されている鋼板のリアシェル24とから容器状に形成されている。ドラム20の内壁には螺旋状のブレード26、26が溶着されている。ドラム20のリアシェル24側、つまり後端部は開口しておりこの開口部にホッパ27が設けられている。コンクリートを搬送したミキサ車のドラム20には内壁やブレード26、26にコンクリートが付着している。このようなドラム20の開口部から洗浄装置の洗浄ノズル10を挿入する。洗浄ノズル10は引っ掛かり防止具1aが設けられているので、ブレード26、26やドラム内壁の隙間に引っ掛かることなくドラム20の奥、つまり先端部近傍まで挿入することができる。また第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aは可撓性を備えて弾力性があるので、ドラム内壁やブレード26、26にぶつかってもこれらを痛めずにドラム20内に挿入することができる。洗浄ノズル10を先端部近傍まで挿入したら高圧の洗浄水を供給する。洗浄ノズル10から色々な方向に洗浄水が噴射される。第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aは目の粗いカゴ体からなるので、洗浄ノズル10から噴射される洗浄水はカゴ体の隙間を通り抜けてドラム内壁やブレード26、26に到達する。これによって洗浄水の水圧のみによって洗浄ノズル10近傍のドラム内壁やブレード26、26を洗浄することができる。第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aが取付けられた洗浄ノズル10を適宜移動させてドラム20の先端部を洗浄する。次いで耐圧ホース11を引き上げて洗浄ノズル10がドラム20の中央部に位置するように移動させ、ドラム20の中央部を洗浄する。中央部の洗浄時にも洗浄ノズル10を適宜移動させる。中央部の洗浄が完了したら、耐圧ホース11を引き上げて洗浄ノズル10がドラム20の後端部近傍に位置するようにし、後端部近傍を洗浄する。洗浄が完了したら洗浄装置からの洗浄水の供給を停止して、洗浄ノズル10をドラム20から取り出す。洗浄後のコンクリートを含んだ洗浄水、つまり洗浄排水はドラム20内に溜まった状態なので、ドラム20を回転して排出する。ドラム20の洗浄が完了する。
引っ掛かり防止具は色々変形することができ、図3の(ア)には第2の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1bが示されている。この実施の形態に係る引っ掛かり防止具1bも金属製から中空のカゴ体に形成されている。すなわち第2の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1bは、洗浄ノズル10が挿入されて固定される固定用金属輪2と、中央の大径金属輪5と、先端の小径金属輪6と、複数本の円弧状金属棒7、7、…とからなる。円弧状金属棒7、7、…は円弧状に湾曲しており、それぞれの端部が固定用金属輪2と小径金属輪6に、そして中央部が大径金属輪5に溶着されている。このように溶着されているので第2の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1bは略球形のカゴ体に形成されている。第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aと同様に、洗浄ノズル10を第2の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1bの固定溶金属輪2に挿入して所定の固定具によってこれらを固定する。第2の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1bが設けられた洗浄ノズル10によっても、ドラム20を適切に洗浄することができる。
引っ掛かり防止具は、樹脂材料から形成することもでき、図3の(イ)には樹脂製の第3の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1cが示されている。第3の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1cは、所定の肉厚のボール状に形成され、比較的大きな穴8、8、8、…が多数明けられている。すなわち樹脂材料から中空のカゴ体に形成されている。洗浄ノズル10は、これらの穴8、8、…の1つから挿入し、所定の固定部材によって固定する。このように第3の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1cが設けられた洗浄ノズル10も、第1の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1aが設けられた洗浄ノズル10と同様に、ドラム20を適切に洗浄することができる。
第1〜3の実施の形態に係る引っ掛かり防止具1a、1b、1cは、洗浄ノズル10と別の部材であり、洗浄ノズル10に取付けるように説明した。しかしながら引っ掛かり防止具は、洗浄ノズル10と一体的に形成されていてもよい。つまり引っ掛かり防止具が洗浄ノズル10の一部を構成していてもよい。
1a、1b、1c 引っ掛かり防止具
2 固定用金属輪
3 湾曲金属棒
5 大径金輪
6 小径金属輪
7 円弧状金属棒
8 穴
10 洗浄ノズル
11 耐圧ホース
15 噴射口
20 ドラム
26 ブレード
27 ホッパ
すなわち、請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、可撓性を備えたホースの先端に取付けられている所定の洗浄ノズルがミキサ車のドラムの開口部から該ホースが送り出されるようにして前記ドラムに挿入されて前記ドラム内を洗浄するようになっている前記洗浄ノズルにおいて、前記洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具であって、前記引っ掛かり防止具は、その内部に前記洗浄ノズルが収納されるようになっている中空のカゴ体からなり、前記カゴ体の内部に収納された前記洗浄ノズルから噴射する水は前記カゴ体の隙間から外部に抜けるようになっていることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の引っ掛かり防止具であって、前記カゴ体はその大径部が7〜30cmであることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の引っ掛かり防止具であって、前記カゴ体は金属製あるいは樹脂製からなり可撓性を備えていることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の引っ掛かり防止具が一体的に設けられた、ミキサ車のドラム洗浄用ノズルとして構成される。
以上のように本発明は、可撓性を備えたホースの先端に取付けられている所定の洗浄ノズルがミキサ車のドラムの開口部から該ホースが送り出されるようにしてドラムに挿入されてドラム内を洗浄するようになっている洗浄ノズルにおいて、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具として構成されている。そして引っ掛かり防止具は、その内部に洗浄ノズルが収納されるようになっている中空のカゴ体からなり、カゴ体の内部に収納された洗浄ノズルから噴射する水はカゴ体の隙間から外部に抜けるようになっている。このような引っ掛かり防止具を取付けた洗浄ノズルをドラム内に挿入するとき、引っ掛かり防止具は所定の大きさのカゴ体からなるので、狭い隙間に入り込むことがない。従ってブレード等に引っかかることなくドラム内の所望の位置に洗浄ノズルを移動させることができ、移動は容易にできる。また洗浄ノズルから噴出する水はカゴ体の隙間から外部に抜けるので、噴出水はドラム内を直接洗浄できることになる。洗浄ノズルはドラム内の任意の位置に移動できるので、洗浄ノズルから噴出した洗浄水は至近距離でドラム内やブレードに到達し、水圧が低下することはない。これによって洗浄水の水圧のみによって洗浄できることも保証される。またカゴ体からなる引っ掛かり防止具は、ドラム内やブレードを保護する作用もある。高圧の洗浄水を洗浄ノズルから噴射させると水圧による反動で洗浄ノズルが動くが、仮に反動により洗浄ノズルが暴れたとしても、ドラム内やブレードにぶつかるのは引っ掛かり防止具であるので、ドラム内やブレードを保護することができる。他の発明によると、カゴ体はその大径部が7〜30cmである。そうするとドラム内やブレードの隙間に引っ掛かる可能性を実質的にゼロにすることができる。また他の発明によると、カゴ体は金属製あるいは樹脂製からなり可撓性を備えている。可撓性を備えているので、引っ掛かり防止具が設けられた洗浄ノズルをドラム内に挿入するときに、若干乱暴に挿入する場合であっても、引っ掛かり防止具がクッションになるのでドラム内やブレードを痛めることがない。

Claims (4)

  1. 可撓性を備えたホースの先端に取付けられミキサ車のドラムに挿入されて該ドラム内を洗浄するようになっている、所定の洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具であって、
    前記引っ掛かり防止具は、その内部に前記洗浄ノズルが収納されるようになっている中空のカゴ体からなり、前記カゴ体の内部に収納された前記洗浄ノズルから噴射する水は前記カゴ体の隙間から外部に抜けるようになっていることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具。
  2. 請求項1に記載の引っ掛かり防止具であって、前記カゴ体はその大径部が7〜30cmであることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具。
  3. 請求項1または2に記載の引っ掛かり防止具であって、前記カゴ体は金属製あるいは樹脂製からなり可撓性を備えていることを特徴とする、洗浄ノズルに設けられる引っ掛かり防止具。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の引っ掛かり防止具が一体的に設けられた、ミキサ車のドラム洗浄用ノズル。
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