JP2017139503A - 回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板電位の変動による回路動作への影響を低減できる回路装置及び電子機器等を提供すること。【解決手段】回路装置は、P型基板41上の第1のN型埋め込み層51上に形成されるDMOS構造のトランジスターにより構成される第1の回路と、第1のN型埋め込み層51と分離された第2のN型埋め込み層52上に形成されるCMOS構造のトランジスターにより構成される第2の回路と、を含む。【選択図】 図2

Description

本発明は、回路装置及び電子機器等に関する。
直流モーターを駆動するモータードライバーとして、チョッピング電流を制御することによりモーターの回転数を制御する手法が知られている。この手法では、ブリッジ回路に流れる電流をセンス抵抗により電流/電圧変換し、その電圧を基準電圧と比較することでチョッピング電流を検出する。そして、その検出結果を制御回路にフィードバックし、ブリッジ回路の駆動信号をPWM制御することでモーターを一定の速度で回転させる。
例えば特許文献1には、このようなモータードライバーにおいてチョッピング電流の検出精度を向上する手法が開示されている。この手法では、Hブリッジのハーフブリッジ毎にセンス抵抗を設け、チャージ期間における電流が所定の電流に達したことを一方の抵抗により検出し、ディケイ期間における電流が所定の電流に達したことを他方の抵抗により検出する。
特開2008−042975号公報
上記のようなモータードライバーに限らず、スイッチング動作を行う回路では、そのスイッチング動作により電流のオン・オフが繰り返されるため、基板電位が変動するという課題がある。この基板電位の変動は、その基板上に構成される回路の動作に影響を与える可能性がある。
例えば上記のようなモータードライバーでは、モーターを駆動するためには大電流が必要な上、チョッピング動作により電流のオン・オフが繰り返されるので、モータードライバーの基板電位が変動する。基板上に構成された基準電圧生成回路や電圧検出回路が電位変動の影響を受けるため、チョッピング電流の検出値にバラツキが発生し、一定に制御しているモーターの回転速度の精度が低下してしまう。
本発明の幾つかの態様によれば、基板電位の変動による回路動作への影響を低減できる回路装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、P型基板上の第1のN型埋め込み層上に形成されるDMOS構造のトランジスターにより構成される第1の回路と、前記第1のN型埋め込み層と分離された第2のN型埋め込み層上に形成されるCMOS構造のトランジスターにより構成される第2の回路と、を含む回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、CMOS構造のトランジスターにより構成される第2の回路が、第1のN型埋め込み層と分離された第2のN型埋め込み層上に形成され、第2の回路が第2のN型埋め込み層によりP型基板から隔離される。これにより、基板電位の変動による回路動作への影響を低減することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記第2の回路の領域は、前記第2のN型埋め込み層の電位を設定するN型プラグ領域により囲まれていてもよい。
このようにすれば、第2のN型埋め込み層とそれを囲むN型プラグ領域により、第2の回路をP型基板から隔離できる。またN型プラグによりN型埋め込み層の電位が設定されるため、第2の回路をP型基板から電気的に隔離することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記CMOS構造のトランジスターは、前記第2のN型埋め込み層上に形成されるP型層上に形成されてもよい。
このようにすれば、第2のN型埋め込み層によりP型基板から隔離されたP型層を形成でき、その隔離されたP型層の上に、CMOS構造のトランジスターで構成される第2の回路を構成できる。
また本発明の一態様では、前記P型層は、エピタキシャル層であってもよい。
このようにすれば、第2のN型埋め込み層の上にエピタキシャル層を形成することにより、P型基板から隔離されたP型層としてP型埋め込み層を形成できる。
また本発明の一態様では、前記P型基板の電位を供給するパッドと、前記パッドから前記P型層へ電位を供給するための第1配線と、前記パッドから前記P型基板へ電位を供給するための第2配線と、を含んでもよい。
このようにすれば、P型基板から隔離されたP型層に対して、P型基板とは別の配線(第1配線)で電位を供給できる。これにより、配線を介してP型基板からP型層へ電位変動が伝わることを抑制できる。
また本発明の一態様では、前記CMOS構造のトランジスターのP型トランジスターは、前記P型層上に形成されるN型ウェルと、前記N型ウェル上に形成されるP型ソース領域と、前記N型ウェル上に形成されるP型ドレイン領域と、により構成され、前記CMOS構造のトランジスターのN型トランジスターは、前記P型層上に形成されるP型ウェルと、前記P型ウェル上に形成されるN型ソース領域と、前記P型ウェル上に形成されるN型ドレイン領域と、により構成されてもよい。
このようにすれば、第1のN型埋め込み層と分離された第2のN型埋め込み層上に、CMOS構造のN型トランジスター及びCMOS構造のP型トランジスターで構成された第2の回路を形成できる。
また本発明の一態様では、前記DMOS構造のトランジスターのN型トランジスターは、前記第1のN型埋め込み層上に形成されるディープN型ウェルと、前記ディープN型ウェル上に形成されるP型層と、前記P型層上に形成されるN型ソース領域と、前記ディープN型ウェル上に形成されるN型ドレイン領域と、を有してもよい。
また本発明の一態様では、前記DMOS構造のトランジスターのP型トランジスターは、前記第1のN型埋め込み層上に形成されるディープN型ウェルと、前記ディープN型ウェル上に形成されるP型層と、前記ディープN型ウェル上に形成されるP型ソース領域と、前記P型層上に形成されるP型ドレイン領域と、を有してもよい。
これらの本発明の一態様によれば、第1のN型埋め込み層の上に、DMOS構造のN型トランジスターやDMOS構造のP型トランジスターで構成された第1の回路を形成できる。
また本発明の一態様では、前記第1の回路は、モーターを駆動するためのチョッピング電流を出力するブリッジ回路を有し、前記第2の回路は、前記ブリッジ回路に流れる電流を検出する検出回路を有してもよい。
このようにすれば、チョッピング電流によりモーターを駆動するモーター駆動回路を、ブリッジ回路と検出回路で形成できる。ブリッジ回路のスイッチング動作によりP型基板の電位が揺れるが、第2のN型埋め込み層により検出回路を隔離できるため、チョッピング電流の検出誤差を軽減できる。
また本発明の一態様では、前記検出回路は、基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記電流に基づく電圧と前記基準電圧とを比較する電圧検出回路と、前記電圧検出回路の比較結果に基づいて前記ブリッジ回路を制御する制御回路と、を有してもよい。
このようにすれば、チョッピング電流に基づく電圧と基準電圧とを比較することにより、モーターに流れるチョッピング電流を一定に制御することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記第2の回路は、前記第1の回路を制御する回路又は、前記第1の回路の電圧又は電流を検出する回路を有してもよい。
本発明の一態様によれば、第1の回路を制御する回路又は、第1の回路の電圧又は電流を検出する回路をP型基板から隔離できるため、第1の回路を正確に制御でき、或は、第1の回路の電圧又は電流を正確に検出できる。
また本発明の一態様では、前記第1の回路は、出力電流又は出力電圧を繰り返しスイッチングする動作を行う回路であってもよい。
本発明の一態様によれば、第1の回路が行うスイッチング動作によりP型基板の電位が変動した場合であっても、第2の回路がP型基板から隔離されているため、第2の回路へのスイッチング動作の影響を抑制できる。
また本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載された回路装置を含む電子機器に関係する。
本実施形態の比較例の基板構成。 本実施形態の基板構成例。 回路装置の構成例。 回路装置の動作説明図。 回路装置の動作説明図。 回路装置の動作説明図。 DMOS構造のN型トランジスターの詳細な構成例。 DMOS構造のP型トランジスターの詳細な構成例。 図9(A)〜(E)は、DMOS構造のトランジスターの製造プロセスフロー。 図10(A)〜(D)は、DMOS構造のトランジスターの製造プロセスフロー。 図11(A)〜(C)は、DMOS構造のトランジスターの製造プロセスフロー。 図12(A)〜(C)は、DMOS構造のトランジスターの製造プロセスフロー。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.比較例の基板構成
図1に、本実施形態の比較例の基板構成を示す。図1は、回路装置を構成する集積回路装置の基板の断面図である。
なお以下では、回路装置が例えば図3で後述するようなモータードライバーである場合を例に説明するが、本実施形態はこれに限定されず、駆動電流や駆動電圧のスイッチング動作を行う種々の回路装置に適用できる。例えば、トランジスターのスイッチングによりLC共振回路を駆動し、所望の電圧を発生させるスイッチングレギュレーター等に適用してもよい。
基板には、第1の回路が配置される第1の領域10と、第2の回路が配置される第2の領域20と、第1の領域10の一方の端部に設けられる境界領域31と、第1の領域10と第2の領域20との間に設けられる境界領域32と、が配置される。第1の回路は、DMOS(Double-diffused Metal Oxide Semiconductor)トランジスターで構成されるブリッジ回路(例えば図3のブリッジ回路210)である。なお第1の回路は、ブリッジ回路に限定されず、駆動電流のスイッチング動作を行う回路であればよい。第2の回路は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスターで構成される回路(例えば図3の検出回路250)である。
ここで、基板の平面に垂直な方向(厚さ方向)のうち、基板に対して回路が形成される側(半導体プロセスにより各層が積層される側)の方向を「上」と呼び、その反対方向を「下」と呼ぶ。
第1の領域10には、DMOS構造のN型トランジスター(以下N型DMOSと呼ぶ)が形成される。具体的には、シリコン基板であるP型基板41の上にN型埋め込み層51(NBL: N+ Buried Layer)が形成され、N型埋め込み層51の上にはN型DMOSのディープN型ウェル61が形成される。ディープN型ウェル61のソース側にはP型ボディ71(P型不純物層)が形成され、P型ボディ71の上にP型層131(P型不純物層)とN型層122(N型不純物層)が形成される。このN型層122は、N型DMOSのソース領域に対応する。ディープN型ウェル61のドレイン側には、N型DMOSのドレイン領域に対応するN型層123が形成される。ディープN型ウェル61の上には、N型層123に接して絶縁層151(例えばLOCOS)が形成され、P型ボディ71とディープN型ウェル61と絶縁層151の上にゲート層141(例えばポリシリコン層)が形成される。
境界領域31には、N型埋め込み層51に電位を供給するためのN型プラグ81(N型不純物層)が設けられる。具体的には、N型埋め込み層51の上にN型プラグ81が形成され、そのN型プラグ81の両側にP型層91、92が形成され、N型プラグ81の上にN型層121が形成される。そして、N型層121に与えられた電位が、N型プラグ81を介してN型埋め込み層51に供給される。N型層121には、N型DMOSのドレイン電圧(N型層123の電圧)と同一の電圧が供給される。
境界領域32の第1の領域10側には、N型埋め込み層51に電位を供給するためのN型プラグ82が設けられる。N型プラグ82の構成はN型プラグ81と同様である。また境界領域32の第2の領域20側には、P型基板41に電位を供給するためのP型埋め込み層101(PBL: P+ Buried Layer)が設けられる。具体的には、P型基板41の上にP型埋め込み層101が形成され、P型埋め込み層101の上にP型ウェル111が形成され、P型ウェル111の上にP型層132が形成される。そして、P型層132に与えられた電位が、P型ウェル111とP型埋め込み層101を介してP型基板41に供給される。P型層132には、例えばグランド電圧(広義には低電位側電源電圧)が供給される。
第2の領域20には、CMOS構造のN型トランジスター(以下NMOSと呼ぶ)とP型トランジスター(以下PMOSと呼ぶ)が形成される。具体的には、P型基板41の上にはNMOSのP型ウェル111(例えば中耐圧P型ウェル(MV PWELL))が形成され、P型ウェル111の上にNMOSのN型ソース領域としてN型層125が形成され、NMOSのN型ドレイン領域としてN型層126が形成される。N型層125とN型層126の間のP型ウェル111の上にはゲート層142が形成される。P型ウェル111の上には、更に、P型ウェル111に電位を供給するためのP型層133が形成される。P型層133には、例えばグランド電圧(広義には低電位側電源電圧)が供給される。
またP型基板41の上にはPMOSのN型ウェル112(例えば中耐圧N型ウェル(MV NWELL))が形成され、N型ウェル112の上にPMOSのP型ソース領域としてP型層135が形成され、PMOSのドレイン領域としてP型層134が形成される。P型層134とP型層135の間のN型ウェル112の上にはゲート層143が形成される。N型ウェル112の上には、更に、N型ウェル112に電位を供給するためのN型層127が形成される。N型層127には、例えば電源電圧(高電位側電源電圧)が供給される。
なお、符号の図示及び説明を省略したが、基板表層の不純物層(N型層、P型層)の間には、隣の不純物層と絶縁するための絶縁層(LOCOS)が設けられている。
さて、DMOSトランジスターで構成されるブリッジ回路がチョッピング電流によりモーターを駆動する際、DMOSトランジスターのドレイン(N型層123)には大電流が流れる。その大電流は、チョッピング動作によりオン/オフする(或は流れる向きが反転する)ため、ドレインの電圧は大きく変動することになる。このドレインのN型層123はディープN型ウェル61を介してN型埋め込み層51に接続されており、N型埋め込み層51とP型基板41との間にはPN接合による寄生容量CPが発生している。そのため、ドレインの電圧変動は、寄生容量CPを介してP型基板41に伝わり、P型基板41を介して第2の領域20まで伝わる。第2の領域20では、P型基板41がCMOSトランジスターのP型ウェル111やN型ウェル112に接しているため、P型基板41の電圧変動が、CMOSトランジスターで構成される回路に影響を与えてしまう。
例えば、図3のモータードライバーでは、電圧検出回路220がセンス抵抗290の一端側の電圧VSを基準電圧VRと比較することにより、ブリッジ回路210に流れるチョッピング電流を一定に保つ。このとき、電圧検出回路220や基準電圧生成回路230がP型基板41の電圧変動による影響を受けると、基準電圧VRが変動したり、或は電圧検出回路220の比較精度が低下するため、チョッピング電流にバラツキが生じる可能性がある。
また図5で後述するように、ディケイ期間ではグランド電圧から電源電圧VBBに向かって回生電流が流れる。そのため、センス抵抗290の電圧降下によりDMOSトランジスターQ3のドレイン電圧がグランド電圧よりも低くなる。そうすると、図1のDMOS構造において、ドレインにつながるN型埋め込み層51がグランド電圧よりも低くなり、P型基板41との間で順方向電圧を生じるため、P型基板41に向かって電流が流れ込んでP型基板41の電圧が揺らされてしまう。このように、寄生容量CPを介する以外にもP型基板41を揺らす要因がある。
2.本実施形態の基板構成
図2に、上記のような課題を解決できる本実施形態の基板構成例を示す。図2は、回路装置(例えば図3の回路装置200)を構成する集積回路装置の基板の断面図である。
基板には、第1の回路が配置される第1の領域10と、第2の回路が配置される第2の領域20と、第1の領域10の一方の端部に設けられる境界領域31と、第1の領域10と第2の領域20との間に設けられる境界領域32と、第2の領域20の一方の端部に設けられる境界領域33と、が配置される。なお第1の領域10及び境界領域31の構成は図1と同様であるため、説明を省略する。
第2の領域20には、CMOSトランジスターをP型基板41から隔離するためのN型埋め込み層52が形成される。具体的には、P型基板41の上にN型埋め込み層52が形成され、そのN型埋め込み層52の上にP型層102が形成される。そして、そのP型層102の上にNMOSトランジスター及びPMOSトランジスターが形成される。これらのトランジスターの構成は図1と同様である。なお、P型層102はP型埋め込み層であってもよい。例えば、P型層102のうちN型ウェル112の下の部分にはP型埋め込み層が形成され、P型層102のうちP型ウェル111の下の部分には埋め込み層でないP型層が形成されてもよい。或は、N型ウェル112の下の部分にのみP型層102が設けられ、P型ウェル111がN型埋め込み層52に接していてもよい。
境界領域32の第1の領域10側には、図1と同様にN型プラグ82が設けられる。境界領域32の第2の領域20側には、N型埋め込み層52に電位を供給するためのN型プラグ83が設けられる。具体的には、N型埋め込み層51の上にN型プラグ83が形成され、そのN型プラグ83の両側にP型層95、96が形成され、N型プラグ83の上にN型層128が形成される。そして、N型層128に与えられた電位が、N型プラグ83を介してN型埋め込み層52に供給される。N型層128には、例えば電源電圧が供給される。
また境界領域32には、N型プラグ82とN型プラグ83の間に、P型基板41に電位を供給するためのP型埋め込み層101が設けられる。P型埋め込み層101の構成は図1と同様であり、P型層132に与えられた例えばグランド電圧が、P型ウェル111とP型埋め込み層101を介してP型基板41に供給される。
境界領域33には、N型埋め込み層52に電位を供給するためのN型プラグ84が設けられる。N型プラグ84の構成は境界領域32のN型プラグ83と同様であり、N型層129に与えられた例えば電源電圧が、N型プラグ84を介してN型埋め込み層52に供給される。
以上の実施形態によれば、回路装置200は、P型基板41上の第1のN型埋め込み層51上に形成されるDMOS構造のトランジスターにより構成される第1の回路(第1の領域10に形成される回路)と、第1のN型埋め込み層51と分離された第2のN型埋め込み層52上に形成されるCMOS構造のトランジスターにより構成される第2の回路(第2の領域20に形成される回路)と、を含む。
このようにすれば、第1のN型埋め込み層51と分離された第2のN型埋め込み層52により、CMOS構造のトランジスターにより構成される第2の回路をP型基板41から隔離することができる。図1の比較例で説明したように、DMOS構造のトランジスターがスイッチング動作を行うと、そのドレインの電位の揺れが第1のN型埋め込み層51から寄生容量CP等を介してP型基板41に伝わる。この点、本実施形態によれば、第2の回路がP型基板41から隔離されているため、P型基板41の電位が揺れた場合であっても、第2の回路がその影響を受けにくく、誤差の少ない動作が可能となる。
ここで埋め込み層とは、基板表層の不純物層(例えば図2のP型ボディ71やディープN型ウェル61)よりも下層に形成される不純物層である。具体的には、図9(A)〜図9(E)で後述するように、シリコン基板に対してN型不純物又はP型不純物を導入し、その上にエピタキシャル層(シリコン単結晶の層)を成長させることにより、エピタキシャル層の下に埋め込み層を形成する。
また本実施形態では、第2の回路の領域(第2の領域20)は、第2のN型埋め込み層52の電位を設定するN型プラグ領域(平面視においてN型プラグ83、84が設けられる領域)により囲まれている。
このようにすれば、第2のN型埋め込み層52とそれを囲むN型プラグ領域によりバスタブ型のN型領域を形成でき、そのN型領域により第2の回路の領域をP型基板41から隔離できる。またP型基板の電位の揺れが第2のN型埋め込み層52に伝わったとしてもN型プラグから電位が設定されているため、第2の回路領域を確実に隔離できる。また第2のN型埋め込み層52をP型基板41よりも高い電位(例えば電源電圧)に設定できるため、逆電圧のPN接合により隔離できる。
ここで回路の領域とは、基板に対する平面視において回路が配置されている領域である。即ち、回路レイアウトにおいて、検出回路250が1又は複数の回路ブロックで構成される場合、そのレイアウトブロックが配置されている領域である。例えば、第2の回路が図3の検出回路250である場合、その検出回路250の配置領域が第2の回路の領域となる。
なお、N型プラグ領域により「囲まれる」とは、平面視においてN型プラグ領域が第2の回路の領域(第2の領域20)の周囲を完全に囲んでいる場合に限らず、例えばN型プラグ領域の一部に欠損がある(例えば断続的に囲むような)場合も含む。例えば図2に示すように、境界領域32はN型プラグ83を含んでいる。この境界領域32は、図3の回路装置200において、例えばブリッジ回路210の周囲を囲むように設けられる。或は、少なくともブリッジ回路210とそれ以外の回路(検出回路250)とを分離するように設けられる。この場合に、境界領域32は平面視において一続きの領域である必要はなく、一部が切れていてもよい。
また本実施形態では、CMOS構造のトランジスターは、第2のN型埋め込み層52上に形成されるP型層102上に形成される。例えばP型層102は、P型埋め込み層である。
このようにすれば、第2のN型埋め込み層52によりP型基板41から隔離されたP型層102を形成できる。これにより、そのP型層102を新たなP型基板として、本来のP型基板41とは隔離された第2の回路を構成できる。
また本実施形態では、回路装置は、P型基板41の電位を供給するパッド(例えば、後述する図3の端子TVBに接続されるパッド)と、そのパッドからP型層102へ電位を供給するための第1配線(例えば半導体基板上に形成されたアルミ配線)と、そのパッドからP型基板41へ電位を供給するための第2配線と、を含む。
このようにすれば、P型基板41から隔離されたP型層102に対して、P型基板41とは別のルート(第1配線、P型層133、P型ウェル111)で電位を供給できる。これにより、配線を介してP型基板41からP型層102へ電位変動が伝わることを抑制できる。
ここでパッドとは、半導体基板上に形成されるボンディングパッドである。即ち、パッケージの端子に例えばボンディングワイヤー等で接続されるチップ(集積回路装置)側の端子であり、チップ内部の回路と外部の回路との間で、信号や電圧の入出力を行うための端子である。
3.モータードライバー
図3に、上述の基板構成を適用できる回路装置の構成例として、モータードライバーの構成例を示す。回路装置200は、ブリッジ回路210、検出回路250を含む。そして検出回路250は、電圧検出回路220、基準電圧生成回路230、制御回路240を含む。なお以下では、回路装置全体が1つの集積回路装置で構成される場合を例に説明するが、本実施形態はこれに限定されない。即ち回路装置の一部(例えばブリッジ回路210、電圧検出回路220)が1つの集積回路装置で構成され、その集積回路装置に図2の基板構成が適用されてもよい。
ブリッジ回路210は、制御回路240からのPWM信号に基づいて外付けのモーター280(直流モーター)を駆動する。具体的には、ブリッジ回路210はHブリッジに構成されたトランジスターQ1〜Q4(DMOSトランジスター)を含む。例えばトランジスターQ1〜Q4はN型であってもよいし、或はトランジスターQ1、Q2がP型であり、トランジスターQ3、Q4がN型であってもよい。
トランジスターQ1は、電源電圧VBBが供給される端子TVBと、モーター280の一端が接続される端子OUT1との間に設けられる。トランジスターQ2は、端子TVBと、モーター280の他端が接続される端子OUT2との間に設けられる。トランジスターQ3は、端子OUT1と、一端にグランド電圧が供給されるセンス抵抗290の他端に接続される端子RNFとの間に設けられる。トランジスターQ4は、端子OUT2と端子RNFとの間に接続される。
基準電圧生成回路230は、例えば電圧分割回路により構成され、チョッピング電流を検出するための基準電圧VRを生成する。
電圧検出回路220は、例えばコンパレーターにより構成され、ブリッジ回路210を流れるチョッピング電流の検出を行う。具体的には、電圧検出回路220は、端子RNFSを介して入力されるセンス抵抗290の一端の電圧VSと基準電圧VRとを比較する。そして、電圧VSが基準電圧VRに達したことを検出すると、その検出信号を制御回路240へ出力する。
制御回路240は、ブリッジ回路210のチョッピング動作を制御する。具体的には、制御回路240は、電圧検出回路220からの検出信号に基づいて、チョッピング電流が一定となるようにPWM信号のパルス幅を制御する。そして、そのPWM信号からトランジスターQ1〜Q4のオン・オフ制御信号を生成し、生成したオン・オフ制御信号をトランジスターQ1〜Q4のゲートへ出力する。
図4〜図6を用いて回路装置200の動作について詳細に説明する。なお図4に示すコンパレーター221は電圧検出回路220に対応している。コンパレーター221の正極入力端子には、センス抵抗290の他端の電圧VSが入力され、負極入力端子には基準電圧VRが入力される。コンパレーター221の出力信号は制御回路240へ出力される。
図6に示すように、時間t0にモーター280の駆動を開始したとする。駆動を開始すると、図4に示すようにチャージ期間となり、制御回路240がトランジスターQ1、Q4をオンさせ、トランジスターQ2、Q3をオフさせる。チャージ期間では、図4の実線矢印で示すように、電源電圧VBBからトランジスターQ1、モーター280、トランジスターQ4、センス抵抗290を介してグランド電圧へ駆動電流が流れる。
駆動電流は時間の経過とともに大きくなり、センス抵抗290により変換された電圧VSも上昇する。電圧VSが基準電圧VRよりも大きくなると、コンパレーター221の出力信号がLレベルからHレベルに変わる。図6に示すように、このとき(時間t1)の駆動電流がチョッピング電流Ichであり、電圧VSの検出によりチョッピング電流Ichが検出されたことになる。
制御回路240は、コンパレーター221の出力信号がHレベルになったのを受けて、ディケイ期間TD1に移行させる。図5に示すように、ディケイ期間TD1では、制御回路240がトランジスターQ2、Q3をオンさせ、トランジスターQ1、Q4をオフさせる。図5の点線矢印で示すように、グランド電圧からセンス抵抗290、トランジスターQ3、モーター280、トランジスターQ2を介して電源電圧VBBに駆動電流(回生電流)が流れる。図6に示すように、ディケイ期間TD1では時間の経過とともに駆動電流が低下していく。
制御回路240は、例えばタイマー(カウンター回路)等を用いて、ディケイ期間TD1の開始から所定時間が経過したことを検出し、チャージ期間TC1に移行させる。チャージ期間TC1では駆動電流が上昇し、チョッピング電流Ichに達すると再びディケイ期間TD2に移行する。以降、これを繰り返すことにより、チョッピング電流Ichが一定となるように制御し、モーター280の回転速度を一定に保つ。
なお、上記ではブリッジ回路210がHブリッジで構成される場合を例に説明したが、本実施形態はこれに限定されず、ブリッジ回路210はハーフブリッジで構成されてもよい。
4.DMOSトランジスター
図7に、DMOS構造のN型トランジスターの詳細な構成例を示す。図7は、基板の厚さ方向における断面図である。なお図2で説明した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
この構成例は、図2で説明したDMOS構造のN型トランジスターを左右対称に構成したものである。即ち、ソース領域に対応するN型層122を中心として、その両側にゲート層141a、141bと、絶縁層151a、151bと、ドレイン領域に対応するN型層123a、123bとが形成される。ディープN型ウェル61とP型ボディ71についても同様に、ソースを中心として左右対称にN型埋め込み層51の上に形成される。ディープN型ウェル61の両側には、N型プラグ81、82が形成される。
図8に、DMOS構造のP型トランジスターの詳細な構成例を示す。図8は、基板の厚さ方向における断面図である。
この構成例では、ドレイン領域に対応するP型層136を中心として左右対称に各層が構成される。具体的には、P型基板41の上にN型埋め込み層53が形成され、N型埋め込み層53の上にディープN型ウェル62が形成される。ディープN型ウェル62の中央部の上にはHPOF161(P型不純物層)が形成され、HPOF161の上にはドレイン領域に対応するP型層136が形成される。ディープN型ウェル62の両端部の上にはN型ウェル113a、113b(例えば低耐圧N型ウェル(LV NWEL))が形成され、N型ウェル113a、113bの上にはN型層171a、171bとソース領域に対応するP型層137a、137bとが形成される。ドレイン領域に対応するP型層136の両側には絶縁層152a、152b(例えばLOCOS)が形成され、N型ウェル113a、113b、HPOF161、絶縁層152a、152bの上にゲート層144a、144b(例えばポリシリコン層)が形成される。
N型埋め込み層53には、N型プラグ85a、85bを介して電位(例えば電源電圧)が供給される。N型プラグ85a、85bは、ディープN型ウェル62の両側に形成され、N型プラグ85a、85bの上にはN型層172a、172bが形成される。
なお、Nチャンネルと同様に、左右対称な構成のうち一方の側のゲート及びドレインでDMOS構造のP型トランジスターを構成してもよい。
5.製造プロセス
図9(A)〜図12(C)を用いて、DMOS構造のトランジスターの製造プロセスフローについて説明する。なお、図面左側にN型トランジスターを示し、図面右側にP型トランジスターを示す。
図9(A)に示すように、P型基板(Psub)に酸化膜(SiO2)を形成する工程を行う。次に図9(B)に示すように、フォトリソグラフィー工程を行い、レジストに覆われていない領域の酸化膜(SiO2)をエッチングする工程を行う。次に図9(C)に示すように、P型基板(Psub)にN型イオンを導入する工程により、酸化膜(SiO2)に覆われていない領域にN型埋め込み層(NBL)を形成する。
次に図9(D)に示すように、エッチング工程により酸化膜(SiO2)を除去し、フォトリソグラフィー工程を行う。次に、P型基板(Psub)にP型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域にP型埋め込み層(PBL)を形成する。次に図9(E)に示すように、P型基板(Psub)及び埋め込み層(NBL、PBL)上にP型エピタキシャル層(P-Epi)を形成する工程を行う。以上のようにして、P型エピタキシャル層(P-Epi)の下にN型埋め込み層(NBL)及びP型埋め込み層(PBL)が形成される。
次に図10(A)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びP型エピタキシャル層(P-Epi)にN型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域にディープN型ウェル(Deep NWEL)を形成する。次に図10(B)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びP型エピタキシャル層(P-Epi)にN型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域にN型プラグ(Nplug)を形成する。
次に図10(C)に示すように、シリコン窒化膜のフォトリソグラフィー工程及びエッチング工程を行い、酸化膜形成工程を行うことにより、LOCOS(SiO2)を形成する。次に図10(D)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びディープN型ウェル(Deep NWEL)にP型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域にP型ボディ(Pbody)を形成する。
次に図11(A)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びディープN型ウェル(Deep NWEL)にP型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域にHPOF層を形成する。次に図11(B)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びディープN型ウェル(Deep NWEL)にN型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域に低耐圧N型ウェル(LV NWEL)を形成する。次に図11(C)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びP型エピタキシャル層(P-Epi)にP型イオンを導入する工程により、レジストに覆われていない領域に低耐圧P型ウェル(LV PWEL)を形成する。
次に図12(A)に示すように、ポリシリコン層を形成する工程を行い、フォトリソグラフィー工程及びエッチング工程を行うことにより、ゲート層(Poly)を形成する。次に図12(B)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びN型イオンを導入する工程により、基板表層にN型不純物層(N+)を形成する。このN型不純物層(N+)は、N型トランジスターのソース領域やドレイン領域等となる。次に図12(C)に示すように、フォトリソグラフィー工程及びP型イオンを導入する工程により、基板表層にP型不純物層(P+)を形成する。このP型不純物層(P+)は、P型トランジスターのソース領域やドレイン領域等となる。以上のようにして、DMOS構造のN型トランジスター(紙面左側)及びDMOS構造のP型トランジスター(紙面右側)が形成される。
なお、CMOS構造のトランジスターの製造プロセスについては説明を省略したが、DMOS構造のトランジスターと共通の層については工程を共通化し、1つの製造フローでCMOS構造及びDMOS構造が混在した半導体基板を形成すればよい。
6.電子機器
図13に、本実施形態の回路装置200(モータードライバー)が適用された電子機器の構成例を示す。電子機器は、処理部300、記憶部310、操作部320、入出力部330、回路装置200、これらの各部を接続するバス340、モーター280を含む。以下ではモーター駆動によりヘッドや紙送りを制御するプリンターを例にとり説明するが、本実施形態はこれに限定されず、種々の電子機器に適用可能である。
入出力部330は例えばUSBコネクターや無線LAN等のインターフェースで構成され、画像データや文書データが入力される。入力されたデータは、例えばDRAM等の内部記憶装置である記憶部310に記憶される。操作部320により印刷指示を受け付けると、処理部300は、記憶部310に記憶されたデータの印刷動作を開始する。処理部300は、データの印刷レイアウトに合わせて回路装置200(モータードライバー)に指示を送り、回路装置200は、その指示に基づいてモーター280を回転させ、ヘッドの移動や紙送りを行う。
本実施形態では、回路装置200がチョッピング電流を高精度に一定に保つことが可能であるため、ヘッドの移動や紙送りの誤差を抑制し、高品質の印刷を実現できる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また回路装置、基板、電子機器の構成・動作や、モーター駆動の制御手法、半導体基板の製造方法等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 第1の領域、20 第2の領域、31〜33 境界領域、
41 P型基板、51〜53 N型埋め込み層、
61,62 ディープN型ウェル、71 P型ボディ、
81〜84,85a,85b N型プラグ、91〜98 P型層、
101 P型埋め込み層、102 P型層、111 P型ウェル、
112,113a,113b N型ウェル、
121〜129,123a、123b N型層、
131〜136,137a、137b P型層、
141〜143,141a,141b,144a,144b ゲート層、
151,151a,151b,152a,152b 絶縁層、
171a,171b,172a,172b N型層、
200 回路装置、210 ブリッジ回路、220 電圧検出回路、
221 コンパレーター、230 基準電圧生成回路、240 制御回路、
250 検出回路、280 モーター、290 センス抵抗、
300 処理部、310 記憶部、320 操作部、330 入出力部、
340 バス、CP 寄生容量、Ich チョッピング電流、
OUT1,OUT2 端子、Q1〜Q4 DMOSトランジスター、
RNF,RNFS 端子、TC1,TC2 チャージ期間、
TD1,TD2 ディケイ期間、TVB 端子、VBB 電源電圧、
VR 基準電圧

Claims (16)

  1. P型基板上の第1のN型埋め込み層上に形成されるDMOS構造のトランジスターにより構成される第1の回路と、
    前記第1のN型埋め込み層と分離された第2のN型埋め込み層上に形成されるCMOS構造のトランジスターにより構成される第2の回路と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2の回路の領域は、
    前記第2のN型埋め込み層の電位を設定するN型プラグ領域により囲まれていることを特徴とする回路装置。
  3. 請求項2において、
    前記N型プラグ領域は、P型層内に形成されていることを特徴とする回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第2のN型埋め込み層は、前記P型基板よりも高い電位に設定されていることを特徴とする回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記CMOS構造のトランジスターは、
    前記第2のN型埋め込み層上に形成されるP型層上に形成されることを特徴とする回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記第2のN型埋め込み層上に形成される前記P型層は、前記P型基板と同じ電位に設定されていることを特徴とする回路装置。
  7. 請求項5又は6において、
    前記P型層は、
    P型埋め込み層であることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
    前記P型基板の電位を供給するパッドと、
    前記パッドから前記P型層へ電位を供給するための第1配線と、
    前記パッドから前記P型基板へ電位を供給するための第2配線と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれかにおいて、
    前記CMOS構造のトランジスターのP型トランジスターは、
    前記P型層上に形成されるN型ウェルと、前記N型ウェル上に形成されるP型ソース領域と、前記N型ウェル上に形成されるP型ドレイン領域と、により構成され、
    前記CMOS構造のトランジスターのN型トランジスターは、
    前記P型層上に形成されるP型ウェルと、前記P型ウェル上に形成されるN型ソース領域と、前記P型ウェル上に形成されるN型ドレイン領域と、により構成されることを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記DMOS構造のトランジスターのN型トランジスターは、
    前記第1のN型埋め込み層上に形成されるディープN型ウェルと、
    前記ディープN型ウェル上に形成されるP型層と、
    前記P型層上に形成されるN型ソース領域と、
    前記ディープN型ウェル上に形成されるN型ドレイン領域と、
    を有することを特徴とする回路装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記DMOS構造のトランジスターのP型トランジスターは、
    前記第1のN型埋め込み層上に形成されるディープN型ウェルと、
    前記ディープN型ウェル上に形成されるP型層と、
    前記ディープN型ウェル上に形成されるP型ソース領域と、
    前記P型層上に形成されるP型ドレイン領域と、
    を有することを特徴とする回路装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記第1の回路は、
    モーターを駆動するためのチョッピング電流を出力するブリッジ回路を有し、
    前記第2の回路は、
    前記ブリッジ回路に流れる電流を検出する検出回路を有することを特徴とする回路装置。
  13. 請求項12において、
    前記検出回路は、
    基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記電流に基づく電圧と前記基準電圧とを比較する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の比較結果に基づいて前記ブリッジ回路を制御する制御回路と、
    を有することを特徴とする回路装置。
  14. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記第2の回路は、
    前記第1の回路を制御する回路又は、前記第1の回路の電圧又は電流を検出する回路を有することを特徴とする回路装置。
  15. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記第1の回路は、
    出力電流又は出力電圧を繰り返しスイッチングする動作を行う回路であることを特徴とする回路装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載された回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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