JP2017137163A - クレーン、およびクレーンの組立方法 - Google Patents

クレーン、およびクレーンの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クレーン本体に対するブームの取り付けが容易に実現可能なクレーンおよびクレーンの組立方法を提供する。【解決手段】クレーン10は、旋回体12と、ブーム16と、ローラーユニット70とを備える。ローラーユニット70は、地面上で転動可能なローラー704を備える。ブーム16が旋回体12に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、ブーム16の基端部が所定の吊り上げ機構によって吊り上げられ、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動しながら、ブームフット16Sがブーム取付フレーム12Sに軸支される位置に至るまでブーム16が移動される。ローラー704の転動によって、長尺なブーム16の取り付け作業が容易に実現される。【選択図】図2

Description

本発明は、クレーン、およびクレーンの組立方法に関する。
従来、移動式クレーンとして、クレーン本体と、ブームと、ジブと、マストと、を備えたものが知られている。ブームは、クレーン本体の前部に取り付けられ、ジブは、ブームの先端に備え付けられる。マストは、ブームの後側でクレーン本体に回動可能に支持され、ブームを起伏可能に支持する。
特許文献1には、クレーンのジブの先端に車輪が装着された技術が開示されている。クレーンの組立作業において、ジブに配置された車輪が転動しながら、ジブがブームの下方に折り畳まれる抱込み式組立方法や、ジブがブームの延長線上に伸長される伸長式組立方法が開示されている。
特開2002−255478号公報
上記のようなクレーンの構成では、長尺のブームやマストがクレーン本体に取り付けられるために、補助クレーンによってブームやマストが吊り上げられる。この場合、ブームやマストとクレーン本体との位置合わせに時間を要し、クレーンの組立時間が増大するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、クレーン本体に対するブームの取り付けが容易に実現可能なクレーンおよびクレーンの組立方法を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係るクレーンは、クレーン本体と、前記クレーン本体に回動可能に支持されるブームと、地面上で転動可能な車輪を備え、前記ブームの先端部に装着可能な車輪ユニットと、を有することを特徴とする。
本構成によれば、クレーン本体へのブームの取り付けにおいて、車輪ユニットの車輪が地面上で転動しながら、ブームを移動させることができる。この結果、車輪ユニットを備えない場合と比較して、クレーンの組立が容易に実現可能とされる。
上記の構成において、前記ブームの後側の位置で前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記ブームに連結され、前記ブームを起伏可能に支持するマストを更に備え、前記車輪ユニットは、前記マストの先端部にも装着可能であることが望ましい。
本構成によれば、クレーン本体へのブームまたはマストの取り付けにおいて、車輪ユニットの車輪が地面上で転動しながら、ブームまたはマストを移動させることができる。この結果、車輪ユニットを備えない場合と比較して、クレーンの組立が容易に実現可能とされる。
上記の構成において、前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部および前記マストの先端部の少なくとも一方に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であることが望ましい。
本構成によれば、ブームまたはマストの装着後、ジブに車輪ユニットを装着することができる。この結果、車輪ユニットの車輪が地面上で転動することで、クレーン本体に対するジブの取り付けが容易に実現される。
上記の構成において、前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であることが望ましい。
本構成によれば、ブームの装着後、ジブに車輪ユニットを装着することができる。この結果、車輪ユニットの車輪が地面上で転動することで、クレーン本体に対するジブの取り付けが容易に実現される。
上記の構成において、前記ジブの先端部から垂下される吊り上げ用ロープと、前記吊り上げ用ロープに連結されるフックと、前記吊り上げ用ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う吊り上げ用ウインチと、を更に有し、前記車輪ユニットは、前記吊り上げ用ロープが掛けられるシーブを更に備えることが望ましい。
本構成によれば、ジブに装着された車輪ユニットが、吊り上げ用ロープを支持する機能を兼ねることができる。
上記の構成において、前記マストは、前記クレーン本体において所定の対地角をなす位置に固定されることで前記ブームの回動における支柱となり、前記マストの先端部と前記ブームの先端部との間で巻き回されることにより前記マストに対して前記ブームを相対的に回動させて前記ブームを起伏させるロープと、前記ロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチと、を更に有することが望ましい。
本構成によれば、ブームの起伏時の支柱となるマストのクレーン本体に対する取り付けが容易に実現される。
本発明の他の局面に係るクレーンの組立方法は、第1支持部を備えるクレーン本体と、前記第1支持部に軸支される第1被支持部を備え、前記クレーン本体に前記第1支持部回りに回動可能に支持されるブームと、地面上で転動可能な車輪を備え、前記ブームの先端部に装着可能とされる車輪ユニットと、を有するクレーンにおいて、前記車輪ユニットを前記ブームの先端部に装着する第1工程と、前記ブームが地上において前記クレーン本体に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記ブームの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記ブームの先端部に装着された前記車輪ユニットの車輪を地面上で転動させながら、前記第1被支持部が前記第1支持部に軸支される位置に至るまで、前記ブームを移動させる第2工程と、前記第1被支持部を前記第1支持部に固定する第3工程と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、クレーン本体へのブームの取り付けにおいて、車輪ユニットの車輪が地面上で転動しながら、ブームを移動させることができる。この結果、クレーンの組立が容易に実現可能とされる。
上記の構成において、前記クレーン本体は、第2支持部を更に備え、前記クレーンは、前記第2支持部に軸支される第2被支持部を備え、かつ、前記ブームの後側の位置で前記クレーン本体に前記第2支持部回りに回動可能に支持され、前記ブームに連結され、前記ブームを起伏可能に支持するマストを更に有し、前記車輪ユニットは、前記マストの先端部にも装着可能であって、前記第1工程に先だって、前記車輪ユニットを前記マストの先端部に装着する工程と、前記マストが地上において前記クレーン本体に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記マストの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記マストの先端部に装着された前記車輪ユニットの車輪を地面上で転動させながら、前記第2被支持部が前記第2支持部に軸支される位置に至るまで前記マストを移動させる工程と、前記第2被支持部を前記第2支持部に固定する工程と、を更に有することが望ましい。
本構成によれば、クレーン本体へのブームまたはマストの取り付けにおいて、車輪ユニットの車輪が地面上で転動しながら、ブームまたはマストを移動させることができる。この結果、クレーンの組立が容易に実現可能とされる。
上記の構成において、前記吊り上げ機構として、前記クレーン本体とは別の補助クレーンを予め準備する工程を備えることが望ましい。
本構成によれば、車輪ユニットの車輪が地面上で転動することで、補助クレーンによってブームまたはマストを吊り上げ、移動させる作業が容易に実現される。
上記の構成において、前記クレーンは、前記ブームの後側の位置で前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記ブームに連結され、前記ブームを起伏可能に支持するマストを更に有し、前記第1工程に先だって、前記マストを前記クレーン本体に装着する工程を更に備え、前記吊り上げ機構は、前記マストの先端部から垂下され、かつ、前記ブームの基端部に接続されるものであることが望ましい。
本構成によれば、マストから垂下された吊り上げ機構によって、ブームを吊り上げ、移動させる作業が容易に実現される。
上記の構成において、前記クレーン本体は、第2支持部を更に備え、前記クレーンは、前記ブームの後側の位置で、前記クレーン本体に回動可能に支持される第1マストと、前記第1マストと前記ブームとの間において前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記第2支持部に軸支される第2被支持部を備える第2マストと、前記クレーン本体と前記第1マストの先端部との間に掛け回される第1ロープと、前記第1ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第1ロープ用ウインチと、前記第1マストの先端部と前記第2マストの先端部とを接続するガイリンクと、前記第2マストの先端部と前記ブームの先端部との間に掛け回される第2ロープと、前記第2ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第2ロープ用ウインチと、を更に有し、前記第1工程に先だって、前記第1マストを前記クレーン本体に装着する工程と、前記吊り上げ機構を、前記第1マストの先端部から垂下させ、かつ、前記第2マストの基端部に接続する工程と、前記車輪ユニットを、前記第2マストの先端部に装着する工程と、前記第2マストが前記クレーン本体に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、所定の吊り上げ機構によって前記第2マストを吊り上げ、前記車輪ユニットの前記車輪を地面上で転動させながら、前記第2被支持部が前記第2支持部に軸支される位置に至るまで前記第2マストを移動させる工程と、前記第2被支持部を前記第2支持部に固定する工程と、を有することが望ましい。
本構成によれば、第1マストから垂下された吊り上げ機構によって、第2マストを吊り上げ、移動させる作業が容易に実現される。
上記の構成において、前記クレーン本体は、第2支持部を更に備え、前記クレーンは、前記ブームの後側の位置で、前記クレーン本体に回動可能に支持される第1マストと、前記第1マストと前記ブームとの間において前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記第2支持部に軸支される第2被支持部を備える第2マストと、前記クレーン本体と前記第1マストの先端部との間に掛け回される第1ロープと、前記第1ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第1ロープ用ウインチと、前記第1マストの先端部と前記第2マストの先端部とを接続するガイリンクと、前記第2マストの先端部と前記ブームとの間に掛け回される第2ロープと、前記第2ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第2ロープ用ウインチと、を更に有し、前記第1工程に先だって、前記第1マストおよび前記第2マストを前記クレーン本体に装着する工程を更に有し、前記吊り上げ機構は、前記第2マストの先端部から垂下され、かつ、前記ブームの基端部に接続されることが望ましい。
本構成によれば、第2マストから垂下された吊り上げ機構によって、ブームを吊り上げ、移動させる作業が容易に実現される。
上記の構成において、前記クレーンは、前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であり、前記ブームが前記クレーン本体に装着された後、前記ブームの先端部から前記車輪ユニットを取り外す工程と、前記ジブの先端部に前記取り外された車輪ユニットを装着する工程と、前記ジブが前記クレーン本体に装着された前記ブームに対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記ジブの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記車輪ユニットの前記車輪を地面上で転動させながら、前記ジブが前記ブームに接続可能となる位置まで前記ジブを移動させる工程と、前記ジブを前記ブームに接続する工程と、を備えることが望ましい。
本構成によれば、ブームの装着後、ジブに車輪ユニットを装着することができる。この結果、車輪ユニットの車輪が地面上で転動することで、ブームに対するジブの取り付けが容易に実現される。
上記の構成において、前記クレーンは、前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部または前記マストの先端部に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であり、前記ブームまたは前記マストが前記クレーン本体に装着された後、前記ブームの先端部または前記マストの先端部から前記車輪ユニットを取り外す工程と、前記ジブの先端部に前記取り外された車輪ユニットを装着する工程と、前記ジブが前記クレーン本体に装着された前記ブームに対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記ジブの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記車輪ユニットの前記車輪を地面上で転動させながら、前記ジブが前記ブームに接続可能となる位置まで前記ジブを移動させる工程と、前記ジブを前記ブームに接続する工程と、を備えることが望ましい。
本構成によれば、ブームまたはマストの装着後、ジブに車輪ユニットを装着することができる。この結果、車輪ユニットの車輪が地面上で転動することで、ブームに対するジブの取り付けが容易に実現される。
上記の構成において、前記車輪ユニットは、更にシーブを備え、先端にフックが装着された吊り上げ用ロープを準備する工程と、前記ジブが前記ブームに接続された後、前記車輪ユニットの前記シーブに前記吊り上げ用ロープを掛ける工程と、を更に備えることが望ましい。
本構成によれば、ジブに装着された車輪ユニットが、吊り上げ用ロープを支持する機能を兼ねることができる。
本発明によれば、クレーン本体に対するブームの取り付けが容易に実現可能なクレーンおよびクレーンの組立方法が提供される。
本発明の第1実施形態に係るクレーンの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るクレーンにおいて、ブームがクレーン本体に装着される様子を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るクレーンにおいて、ブームに車輪ユニットが装着された様子を示す拡大図である。 本発明の第1実施形態に係るクレーンが起伏される様子を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るクレーンにおいて、ジブに車輪ユニットが装着された様子を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るクレーンにおいて、ブームがクレーン本体に装着される様子を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係るクレーンの側面図である。 本発明の第3実施形態に係るクレーンにおいて、マストがクレーン本体に装着される様子を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係るクレーンにおいて、マストに車輪ユニットが装着された様子を示す拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るクレーンにおいて、ブームがクレーン本体に装着される様子を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るクレーン10の側面図である。なお、以後、各図には、「上」、「下」、「前」および「後」の方向が示されているが、当該方向は、本発明に係るクレーン10の構造および組立方法を説明するために便宜上示すものであり、クレーン10の移動方向や使用態様などを限定するものではない。
クレーン10は、クレーン本体に相当する旋回体12と、この旋回体12を旋回可能に支持する走行体14と、ブーム16及びジブ18を含む起伏部材と、ブーム起伏用部材である箱マスト20(マスト)と、を備える。また、旋回体12の後部には、クレーン10のバランスを調整するためのカウンタウエイト13が積載されている。また、旋回体12の前端部には、キャブ15が備えられている。キャブ15は、クレーン10の運転席に相当する。
図1に示されるブーム16は、いわゆるラチス型であり、基端側部材16Aと、一または複数(図例では3個)の中間部材16B,16C,16Dと、後記の先端側部材16E(図2、図3)とから構成される。具体的に、基端側部材16Aは、旋回体12の前部に起伏方向に回動可能となるように連結される。中間部材16B,16C,16Dは、その順に基端側部材16Aの先端側に着脱可能に継ぎ足される。先端側部材16Eは中間部材16Dの先端側に着脱可能に継ぎ足され、この先端側部材16Eの先端部に、後述のようにジブ18を回動させるためのリアストラット21及びフロントストラット22が回動可能に連結される。ブーム16は、下端部に備えられたブームフット16Sを支点として旋回体12のブーム取付フレーム12S(図2)に回動可能に軸支(支持)される。
ただし、本発明ではブームの具体的な構造は限定されない。例えば、当該ブームは、中間部材がないものでもよく、また、上記とは中間部材の数が異なるものでもよい。更に、ブームは、単一の部材で構成されたものでもよい。
ジブ18も、その具体的な構造は限定されないが、図例ではラチス型の構造を有する。そして、このジブ18の基端部は、ブーム16の先端側部材16E(図2)の先端部に回動可能に連結(軸支)されており、ジブ18の回動中心軸は、旋回体12に対するブーム16の回動中心軸(ブームフット16S)と平行な横軸になっている。
箱マスト20は、基端及び回動端(先端)を有し、その基端がブーム16の後側の位置で旋回体12に回動可能に連結される。箱マスト20は、断面視で矩形形状からなり、本願発明のマストを構成する。箱マスト20の回動軸は、ブーム16の回動軸と平行でかつ当該ブーム16の回動軸のすぐ後方に位置している。すなわち、この箱マスト20はブーム16の起伏方向と同方向に回動可能である。一方、この箱マスト20の回動端は左右一対のブーム用ガイライン24を介してブーム16の先端に連結される。この連結は、箱マスト20の回動とブーム16の回動とを連携させる。換言すれば、箱マスト20は、ブーム16を起伏可能に支持する機能を備えている。
ブーム16の基端側部材16Aには左右一対のバックストップ23が設けられる。これらのバックストップ23は、ブーム16が図1に示される起立姿勢まで到達した時点で旋回体12の左右両側部に当接する。この当接によって、ブーム16が強風等で後方に煽られることが規制される。
リアストラット21およびフロントストラット22は、ブーム16の先端に回動可能に軸支される。リアストラット21は、先端側部材16Eの先端からブーム起立側(図1では左側)に張り出す姿勢で保持される。この姿勢を保持する手段として、リアストラット21とブーム16との間に左右一対のバックストップ25及び左右一対のガイリンク26が介在する。バックストップ25は、中間部材16Dとリアストラット21の中間部位との間に介在し、リアストラット21を下から支える。ガイリンク26はリアストラット21の先端部とブーム16の基端側部材16Aとを接続するように張設され、その張力によってリアストラット21の位置を規制する。
フロントストラット22は、ジブ18と連動して(一体的に)回動するようにこのジブ18に連結される。詳しくは、このフロントストラット22の先端部とジブ18の先端部とを結ぶように左右一対のジブ用ガイライン28が張設される。従って、このフロントストラット22の回動駆動によってジブ18も回動駆動される。なお、前述のリアストラット21は、図1に示すようにフロントストラット22の後側に配置され、フロントストラット22との間で略二等辺三角形形状を形成する。
クレーン10には、各種ウインチが搭載される。具体的には、ブーム16を起伏させるためのブーム起伏用ウインチ30と、ジブ18を起伏方向に回動させるためのジブ起伏用ウインチ32と、吊り荷の巻上げ及び巻下げを行うための主巻用ウインチ34及び補巻用ウインチ36(吊り上げ用ウインチ)とが搭載される。本実施形態に係るクレーン10では、ブーム起伏用ウインチ30が箱マスト20の基端近傍部位に据え付けられる。また、ジブ起伏用ウインチ32、主巻用ウインチ34、及び補巻用ウインチ36がいずれもブーム16における基端側部材16Aに据え付けられる。これらのウインチ30,32,34,36は旋回体12に搭載されていてもよい。
ブーム起伏用ウインチ30は、ブーム起伏用ロープ38の巻き取り及び繰り出しを行う。そして、この巻き取り及び繰り出しにより箱マスト20が回動するようにブーム起伏用ロープ38が配索される。具体的には、箱マスト20の回動端部及び旋回体12の後端部にはそれぞれ複数のシーブが幅方向に配列されたシーブブロック40,42が設けられ、ブーム起伏用ウインチ30から引き出されたブーム起伏用ロープ38がシーブブロック40,42間に掛け渡される。従って、ブーム起伏用ウインチ30がブーム起伏用ロープ38の巻き取りや繰り出しを行うことにより、両シーブブロック40,42間の距離が変化し、これによって箱マスト20さらにはこれと連動するブーム16が起伏方向に回動する。
ジブ起伏用ウインチ32は、リアストラット21とフロントストラット22との間に巻き回されたジブ起伏用ロープ44の巻き取り及び繰り出しを行う。そして、この巻き取りや繰り出しによってフロントストラット22が回動するようにジブ起伏用ロープ44が配索される。具体的には、リアストラット21の長手方向中間部にはガイドシーブ46が設けられるとともに、リアストラット21の回動端部及びフロントストラット22の回動端部にそれぞれ複数のシーブが幅方向に配列されたシーブブロック47,48が設けられている。そして、ジブ起伏用ウインチ32から引き出されたジブ起伏用ロープ44がガイドシーブ46に掛けられ、かつ、シーブブロック47,48間に掛け渡される。従って、ジブ起伏用ウインチ32によるジブ起伏用ロープ44の巻き取りや繰り出しは、両シーブブロック47,48間の距離を変え、フロントストラット22さらにはこれと連動するジブ18を起伏方向に回動させる。
主巻用ウインチ34は、主巻ロープ50による吊り荷の巻上げ及び巻下げを行う。この主巻について、リアストラット21の基端近傍部位、フロントストラット22の基端近傍部位、及びジブ18の先端部にはそれぞれ主巻用ガイドシーブ52,53,54が回転可能に設けられ、さらに主巻用ガイドシーブ54に隣接する位置に複数の主巻用ポイントシーブ56が幅方向に配列された主巻用シーブブロックが設けられている。主巻用ウインチ34から引き出された主巻ロープ50が主巻用ガイドシーブ52,53,54に順に掛けられ、かつ、シーブブロックの主巻用ポイントシーブ56と、吊荷用の主フック57に設けられたシーブブロックのシーブ58との間に掛け渡される。従って、主巻用ウインチ34(巻き取り用ウインチ)が主巻ロープ50の巻き取りや繰り出しを行うと、両シーブ56,58間の距離が変わって、ジブ18の先端から垂下された主巻ロープ50に連結された主フック57の巻上げ及び巻下げが行われる。
同様にして、補巻用ウインチ36は、補巻ロープ60(吊り上げ用ロープ)による吊り荷の巻上げ及び巻下げを行う。この補巻については、主巻用ガイドシーブ52,53,54とそれぞれ同軸に補巻用ガイドシーブ62,63,64が回転可能に設けられ、補巻用ガイドシーブ64に隣接する位置に後記の補助シーブ703(補巻用ポイントシーブ)が回転可能に設けられている。補巻用ウインチ36から引き出された補巻ロープ60は、補巻用ガイドシーブ62,63,64に順に掛けられ、かつ、補巻用ポイントシーブから垂下される。従って、補巻用ウインチ36が補巻ロープ60の巻き取りや繰り出しを行うと、補巻ロープ60の末端に連結された図略の吊荷用の補フック(フック)が巻上げられ、または巻下げられる。
次に、図2乃至図5を参照して、本実施形態に係るクレーン10の組立作業について説明する。図2は、本実施形態に係るクレーン10において、ブーム16が旋回体12に装着される様子を示す側面図である。図3は、クレーン10において、ブーム16に後記のローラーユニット70が装着された様子を示す拡大図である。なお、図3は、図2の視点A−Aに沿ってブーム16の先端部を見た拡大図に相当する。図4は、クレーン10の組立および解体時に、クレーン10が起伏される様子を示す側面図である。更に、図5は、クレーン10において、ジブ18にローラーユニット70が装着された様子を示す拡大図である。
図2、図3を参照して、クレーン10はローラーユニット70を備える。ローラーユニット70は、本発明の車輪ユニットを構成する。ローラーユニット70は、ブーム16の先端部に着脱可能とされている。詳しくは、図3を参照して、ブーム16の先端側部材16Eは、第1ブーム枠部161と、第2ブーム枠部162と、固定部163と、ジョイント164と、を備える。第1ブーム枠部161および第2ブーム枠部162は、先端側部材16Eの先端側においてブーム16の回動軸と平行に延びるフレーム部分である。固定部163は、第1ブーム枠部161および第2ブーム枠部162に一対配置されており、ローラーユニット70が固定される。ジョイント164は、先端側部材16Eが中間部材16Dに連結されるための連結部として機能する。
一方、ローラーユニット70は、支持フレーム701と、シャフト702と、補助シーブ703(シーブ)と、一対のローラー704(車輪)と、被固定部70Aと、を備える。支持フレーム701は、ブーム16の回動軸と直交する方向(図3では前後方向)に延びる複数のフレームと、当該複数のフレームを連結するサブフレームからなる。支持フレーム701の基端部に備えられた被固定部70Aが、先端側部材16Eの固定部163に装着されることで、ローラーユニット70が先端側部材16Eに固定される。シャフト702は、支持フレーム701の先端側に備えられている。補助シーブ703は、シャフト702の軸方向の中央部に固定されている。後記のとおり、ローラーユニット70がジブ18に装着されると、補巻ロープ60が補助シーブ703に掛けられる。一対のローラー704は、シャフト702の両端部に回転可能に支持されている。ローラー704は、地面上で転動可能とされる。
次に、本実施形態に係るブーム16の旋回体12への取り付け工程について説明する。図2に示すように、クレーン10の組立現場には、旋回体12を支持しながら走行体14が準備される。この際、旋回体12には、予め、箱マスト20が装着されている。一方、予め組み上げられたブーム16の先端側部材16Eにはローラーユニット70が装着されている。ブーム16は、地上において旋回体12に対して水平方向に間隔をおいた位置に配置されている。また、クレーン10とは別に補助クレーン80が予め準備される。
まず、補助クレーン80によって、ブーム16の基端部側(ブームフット16S側)が矢印のように吊り上げられる。そして、ブームフット16S(第1被支持部)がブーム取付フレーム12S(第1支持部)に軸支される位置に至るまで、補助クレーン80によってブーム16が移動される。この際、ローラーユニット70のローラー704(図3)が地面上で転動する。やがて、ブーム取付フレーム12Sに対するブームフット16Sの位置合わせが完了すると、ブームフット16Sおよびブーム取付フレーム12Sに不図示のピンが挿入される。
このように、本実施形態では、ブーム16にローラーユニット70が装着されている。このため、ブーム16を補助クレーン80によって吊り上げた後、旋回体12側に容易に引き寄せることができる。この結果、旋回体12とブーム16との位置合わせが簡易に実現される。この際、旋回体12を含む走行体14がブーム16側に移動する必要がない。そして、本構成によれば、図1、図2のように、複数の部材からなるブーム16が予め組み立てられた後に、ブーム16が旋回体12に装着されることが可能となる。換言すれば、長尺のブーム16の基端側部材16Aのみを旋回体12に先に装着したのち、旋回体12上で中間部材16B,16C,16D、先端側部材16Eを順次装着する必要がない。この結果、ローラーユニット70を備えない場合と比較して、クレーン10の組立が容易に実現可能とされる。
更に、本実施形態では、ローラーユニット70がジブ18の先端部にも装着可能とされている。図5を参照して、ジブ18は、ジブ先端枠部181と、シーブ182,183と、を備える。ジブ先端枠部181は、ジブ18の先端部において、ジブ18の回動軸と平行に延びるフレームである。シーブ182,183は、ジブ先端枠部181の近傍に備えられている。シーブ182の一方には前述の主巻ロープ50が掛けられ、シーブ183には補巻ロープ60が掛けられる。
図2に示すように、ブーム16が旋回体12に装着された後、ブーム16の先端側部材16Eからローラーユニット70が取り外される。そして、予めジブ18が準備され、ローラーユニット70の被固定部70Aがジブ先端枠部181(図5)に固定されることで、ローラーユニット70がジブ18に装着される。この結果、図2と同様の工程を経て、ジブ18をブーム16に装着することができる。この際にも、ローラー704の転動によって、ジブ18とブーム16との位置合わせが容易に実現される。この結果、ブーム16に対するジブ18の取り付けが容易に実現される。
また、ローラーユニット70のローラー704は、クレーン10の組立および解体時にも使用される。クレーン10の解体時には、図1に示すクレーン10の使用状態から、ブーム起伏用ウインチ30およびジブ起伏用ウインチ32の繰り出しによって、ブーム16およびジブ18が前方に倒伏される。この結果、クレーン10は図4に示すような着地姿勢をとる。この際、ジブ18の先端に装着されたローラーユニット70のローラー704によって、ジブ18の移動がスムーズに実現される。図4に示される着地姿勢から、ジブ18がブーム16の下方に折り畳まれると、クレーン10が内抱き姿勢(抱え込み姿勢)をとりながら解体される。一方、図4に示される姿勢から、ジブ18がブーム16の延長線上に伸長されると、クレーン10が張出し姿勢(伸長姿勢)をとりながら解体される。クレーン10の組立時には、クレーン10の旋回体12にブーム16およびジブ18が装着された後、クレーン10が上記の内抱き姿勢または張出し姿勢から図4の着地姿勢を経て、図1の使用姿勢に姿勢変更される。このように、クレーン10の解体および組立作業時には、ブーム16およびジブ18の装着時に使用されたローラーユニット70が、クレーン10の姿勢変更にも使用可能とされる。
更に、本実施形態では、前述のようにローラーユニット70が補助シーブ703を備えている(図5)。このため、クレーン10の使用状態において、補巻用ウインチ36から上方に引き回された補巻ロープ60を、ジブ18の先端に装着されたローラーユニット70の補助シーブ703に掛けることができる。このため、ジブ18に装着されたローラーユニット70が、補巻ロープ60を支持する機能を兼ねることができる。また、ジブ18を備えない場合には、ローラーユニット70がブーム16の先端に装着されたまま、ローラーユニット70を補助シーブとして使用することもできる。
更に、本実施形態に係るクレーン10の組立方法は、ローラーユニット70をブーム16の先端部に装着する第1工程と、ブーム16が旋回体12に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、ブーム16の基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、ローラーユニット70のローラー704を地面上で転動させながら、ブームフット16Sがブーム取付フレーム12Sに軸支される位置に至るまで、ブーム16を移動させる第2工程と、ブームフット16Sをブーム取付フレーム12Sに所定のピンで固定する第3工程と、を備える。また、クレーン10の組立方法は、吊り上げ機構として、旋回体12とは別の補助クレーン80を予め準備する工程を備える。このようなクレーン10の組立方法によれば、補助クレーン80による旋回体12へのブーム16の取り付けにおいて、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動しながら、ブーム16を移動させることができる。この結果、クレーン10の組立が容易に実現可能とされる。
更に、クレーン10の組立方法は、ブーム16が旋回体12に装着された後、ブーム16の先端部からローラーユニット70を取り外す工程と、ジブ18の先端部に取り外されたローラーユニット70を装着する工程と、ジブ18が旋回体12に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、ジブ18の基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、ローラーユニット70のローラー704を地面上で転動させながら、ジブ18がブーム16に接続可能となる位置までジブ18を移動させる工程と、所定のピンによってジブ18をブーム16に接続する工程と、を備える。更に、クレーン10の組立方法は、ジブ18がブーム16に接続された後、ローラーユニット70の補助シーブ703に補巻ロープ60を掛ける工程と、を更に備える。このようなクレーン10の組立方法によれば、ブーム16の装着後、ジブ18にローラーユニット70を装着することができる。この結果、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動することで、ブーム16に対するジブ18の取り付けが容易に実現される。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係るクレーン10において、ブーム16が旋回体12に装着される様子を示す側面図である。なお、本実施形態では、先の第1実施形態と比較して、ブーム16を吊り上げるための吊り上げ機構において相違するため、当該相違点について説明し、共通する点の説明を省略する。
図6を参照して、本実施形態では、ブーム16の取り付けにおいて、第1実施形態のように補助クレーン80(図2)を使用する必要がない。一方、クレーン10は、吊り上げ機構として吊り上げ部81を備える。吊り上げ部81は、自力組立装置として、箱マスト20に装着可能とされている。吊り上げ部81の下端部は、ブーム16の基端側に固定される。
本実施形態においても、まず、ブーム16の先端側部材16Eにローラーユニット70が取り付けられる。なお、吊り上げ部81のブーム16に対する接続と、ローラーユニット70のブーム16に対する装着との順序は、何れが先であってもよい。その後、箱マスト20の回動によって図6の矢印のようにブーム16の基端側が吊り上げられる。この箱マスト20の回動は、ブーム起伏用ロープ38の巻き上げによって行われる。そして、ブームフット16Sおよびブーム取付フレーム12Sの位置合わせが行われた後、所定のピンによってブームフット16Sがブーム取付フレーム12Sに固定される。この際、箱マスト20の起伏動作、吊り上げ部81の吊り上げ動作および旋回体12の旋回動作によって、ブーム取付フレーム12Sに対するブームフット16Sの位置合わせが安定して実現される。この場合であっても、ブーム16が旋回体12に取り付けられる際に、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動することでブーム16を移動させる作業が容易に実現される。
なお、吊り上げ部81には、2つの方式を採用することができる。第1に、箱マスト20の先端部に油圧シリンダが装着され、箱マスト20から垂下された油圧シリンダの下端がブーム16に固定されてもよい。この場合、シリンダの伸縮によってブーム16の吊り上げが実現される。第2に、吊り上げ部81として、所定のロープがジブ起伏用ウインチ32、主巻用ウインチ34および補巻用ウインチ36のうちの一のウインチ(図1)から引き伸ばされ、箱マスト20の先端に備えられたシーブブロック40に掛けられた後、垂下されたロープがブーム16に固定されればよい。この場合、上記のウインチの巻き上げによって、ブーム16の吊り上げが可能となる。なお、第2の方式の場合には、上記のウインチが旋回体12に備えられていることが前提となる。
以上のように、本実施形態に係るクレーン10の組立方法では、吊り上げ機構は、箱マスト20の先端部から垂下され、かつ、ブーム16の基端部に接続される。また、ローラーユニット70がブーム16の先端部に装着されるに先立って、箱マスト20を旋回体12に装着する工程が備えられる。更に、ブーム16の装着工程では、ブーム16が旋回体12に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、吊り上げ機構によってブーム16の基端部が吊り上げられ、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動しながら、ブームフット16Sがブーム取付フレーム12Sに軸支される位置に至るまでブーム16が移動される。その後、ブームフット16Sがブーム取付フレーム12Sに固定される工程が実行される。
次に、本発明の第3実施形態に係るクレーン10について説明する。図7は、本実施形態に係るクレーン10の側面図である。図8は、本実施形態に係るクレーン10において、ラチスマスト90が旋回体12に装着される様子を示す側面図である。また、図9は、クレーン10において、ラチスマスト90にローラーユニット70が装着された様子を示す拡大図である。更に、図10は、クレーン10において、ブーム16が旋回体12に装着される様子を示す側面図である。
図7を参照して、本実施形態では、クレーン10の使用中にブーム16が回動可能とされている。本実施形態は、先の第1実施形態と比較して、クレーン10が、ラチスマスト90(マスト、第2マスト)と、ブーム起伏用ウインチ91(ウインチ、第2ロープ用ウインチ)と、ガイリンク92と、ブーム起伏用ロープ93(ロープ、第2ロープ)と、ガイリンク94と、ウエイトライン95と、カウンタウエイト96と、を備える点で主に相違する。このため、以後、当該相違点を中心に説明し、共通する点の説明を省略する。
ラチスマスト90は、ブーム16の後方であって箱マスト20(第1マスト)とブーム16との間で、旋回体12に回動可能に支持される。ラチスマスト90は、複数の棒状のフレームが格子状に接続された構造を有し、本願発明のマストを構成する。詳しくは、ラチスマスト90の下端に備えられたマストフット90S(第2被支持部)が、旋回体12のマスト取付フレーム12T(第2支持部)に回動可能に取り付けられる。なお、クレーン10の使用時には、ラチスマスト90は、旋回体12において所定の対地角をなす位置に固定されることでブーム16の回動における支柱となる。ブーム起伏用ウインチ91は、ラチスマスト90の基端側に配置され、ブーム起伏用ロープ93の巻き上げ、繰り出しを行う。ガイリンク92およびブーム起伏用ロープ93は、ブーム16の先端とラチスマスト90の先端との間に配置される。詳しくは、ガイリンク92は、ブーム16の先端からラチスマスト90の先端に向かって延びている。ブーム起伏用ロープ93は、ブーム起伏用ウインチ91から引き出された後、ガイリンク92の先端に備えられたシーブブロック97と、ラチスマスト90の先端に備えられたシーブブロック98との間で複数回巻き回されている。ガイリンク94は、箱マスト20の先端とラチスマスト90の先端とを連結する。また、ウエイトライン95は、ラチスマスト90の先端とカウンタウエイト96とを連結する。カウンタウエイト96は、旋回体12の後方に間隔をおいて配置され、ラチスマスト90を備えたクレーン10のバランスを維持する。なお、図7では、箱マスト20の先端と旋回体12との間で巻き回されたロープ9A(第1ロープ)は、マスト起伏用ロープとして機能する。また、箱マスト20の基端側には、マスト起伏用ウインチ9B(第1ロープ用ウインチ)が備えられている。マスト起伏用ウインチ9Bによってマスト起伏用ロープ9Aが巻き上げられ、繰り出されることで、箱マスト20およびラチスマスト90が一体的に回動される。
また、図7に示されるクレーン10では、ブーム起伏用ウインチ91がブーム起伏用ロープ93を巻き上げ、繰り出しすることによって、ブーム16がラチスマスト90に対して相対的に回動する。この結果、ブーム16の回動(起伏)が実現される。
図8、図9を参照して、旋回体12に対するラチスマスト90の取り付けについて説明する。なお、旋回体12には予め箱マスト20が装着されている。図9を参照して、ラチスマスト90は、フレーム901を備える。フレーム901は、ラチスマスト90の先端において、ラチスマスト90の回動軸と平行に延びている。そして、先の第1実施形態と同様に、ローラーユニット70の被固定部70Aがフレーム901に固定される。なお、ローラーユニット70のラチスマスト90に対する装着は、下記の吊り上げ部81のラチスマスト90に対する接続工程の前でも後でもよい。
図8を参照して、先の第2実施形態と同様に、クレーン10は吊り上げ部81を備える。吊り上げ部81は、箱マスト20の先端から垂下され、ラチスマスト90の基端部に接続される。そして、図8の矢印に示すように、吊り上げ部81によってラチスマスト90が吊り上げられ、マストフット90Sがマスト取付フレーム12T(第2支持部)に軸支される位置に至るまでラチスマスト90が移動する。その後、所定のピンがマストフット90Sおよびマスト取付フレーム12Tに挿入されると、ラチスマスト90が旋回体12に固定される。このように、本実施形態においても、旋回体12へのラチスマスト90の取り付けにおいて、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動しながら、ラチスマスト90を移動させることができる。この結果、ローラーユニット70を備えない場合と比較して、クレーン10の組立が容易に実現可能とされる。
更に、本実施形態では、ラチスマスト90が旋回体12に装着された後、ラチスマスト90からローラーユニット70が取り外される。そして、予め準備されたブーム16の先端側部材16Eにローラーユニット70が装着される(図10)。なお、ローラーユニット70のブーム16に対する装着は、下記のブーム起伏装置101のブーム16に対する接続工程の前でも後でもよい。ラチスマスト90が旋回体12に装着された後、箱マスト20の先端部およびラチスマスト90の先端部に、ガイリンク94が接続される。そして、図8のマスト起伏用ロープ9Aが巻き上げられることで、箱マスト20およびラチスマスト90が図10に示すように起立する。
本実施形態では、ラチスマスト90の先端から垂下され、吊り上げ部として機能するブーム起伏装置101の先端には、不図示の吊り具が備え付けられている。なお、ブーム起伏装置101は、ブーム起伏用ロープ93、シーブブロック97、98を含む。ブーム起伏装置101の吊り具はブーム16の基端部に固定される。そして、ローラーユニット70を備えたブーム16が、予め旋回体12に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置される(図10)。マスト起伏用ウインチ9Bの巻き上げによってラチスマスト90が図10の矢印のように回動されることで、ブーム16が吊り上げられる。この際、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動しながら、ブームフット16Sがブーム取付フレーム12Sに軸支される位置に至るまでブーム16が移動される。なお、ブームフット16Sおよびブーム取付フレーム12Sの位置合わせは、ラチスマスト90の起伏動作、吊り上げ部101の巻き上げ動作、旋回体12の旋回動作などによって精度良く実現される。
このように、本実施形態においても、旋回体12へのラチスマスト90およびブーム16の取り付けにおいて、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動しながら、ラチスマスト90およびブーム16を移動させることができる。この結果、ローラーユニット70を備えない場合と比較して、ラチスマスト90およびブーム16の取り付けが容易とされるとともに、クレーン10の組立が容易に実現可能とされる。また、ブーム16に準じて長尺なラチスマスト90が予め組み立てられた状態で、旋回体12に装着することができる。この際、ラチスマスト90の先端側を他の補助クレーンで吊り上げる必要がない。なお、本実施形態においても、先の第1実施形態と同様に、ブーム16の装着後、ローラーユニット70がブーム16から取り外されジブ18に装着されてもよい。この場合も、ジブ18のブーム16に対する取り付けが容易に実現されるとともに、ジブ18に装着されたローラーユニット70が、補巻ロープ60を支持する機能を備えることができる。
また、本実施形態に係るクレーン10の組立方法では、箱マスト20から垂下された吊り上げ機構によって、ラチスマスト90が吊り上げられながら旋回体12に装着される。また、ラチスマスト90から垂下された吊り上げ機構によって、ブーム16が吊り上げられながら旋回体12に装着される。いずれの場合も、ローラーユニット70のローラー704が地面上で転動することによって、ラチスマスト90およびブーム16の移動がスムーズかつ容易に実行される。なお、ローラーユニット70を伴う旋回体12への装着は、ラチスマスト90またはブーム16のうちの一方だけに実行されるものでもよい。
以上、本発明の各実施形態に係るクレーン10およびクレーン10の組立方法について説明した。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。上記の各実施形態では、図1、図7に示されるクレーン10をもって説明したが、本発明に係るクレーンは、所定のブームを備えるものであればよく、ジブおよびマストを備えないものでもよい。また、ローラーユニット70は、補助シーブ703を備えず、ローラー704のみを備えるものでもよい。また、上記の第3実施形態では、図7に示されるように、ブーム16の先端部とラチスマスト90の先端部とが、ガイリンク92およびブーム起伏用ロープ93によって接続される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。クレーン10は、ガイリンク92を備えない態様でもよい。また、図7を参照して、箱マスト20の先端部と旋回体12とは、ロープ9Aによって接続される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。箱マスト20の先端部と旋回体12との間には、ロープ9Aに加え、他のガイリンクなどが介在する態様でもよい。
10 クレーン
12 旋回体(クレーン本体)
12S ブーム取付フレーム(第1支持部)
12T マスト取付フレーム(第2支持部)
13 カウンタウエイト
14 走行体
16 ブーム
16E 先端側部材
16S ブームフット(第1被支持部)
18 ジブ
20 箱マスト(マスト、第1マスト)
30 ブーム起伏用ウインチ
32 ジブ起伏用ウインチ
34 主巻用ウインチ
36 補巻用ウインチ(吊り上げ用ウインチ)
38 ブーム起伏用ロープ
44 ジブ起伏用ロープ
50 主巻ロープ
60 補巻ロープ(吊り上げ用ロープ)
70 ローラーユニット(車輪ユニット)
704 ローラー
80 補助クレーン
81,101 吊り上げ部
90 ラチスマスト(マスト、第2マスト)
90S マストフット(第2被支持部)
91 ブーム起伏用ウインチ(ウインチ、第2ロープ用ウインチ)
93 ブーム起伏用ロープ(ロープ、第2ロープ)
94 ガイリンク
9A マスト起伏用ロープ(第1ロープ)
9B マスト起伏用ウインチ(第1ロープ用ウインチ)

Claims (15)

  1. クレーン本体と、
    前記クレーン本体に回動可能に支持されるブームと、
    地面上で転動可能な車輪を備え、前記ブームの先端部に装着可能な車輪ユニットと、
    を有することを特徴とするクレーン。
  2. 前記ブームの後側の位置で前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記ブームに連結され、前記ブームを起伏可能に支持するマストを更に備え、
    前記車輪ユニットは、前記マストの先端部にも装着可能であることを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、
    前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部および前記マストの先端部の少なくとも一方に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であることを特徴とする請求項2に記載のクレーン。
  4. 前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、
    前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であることを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
  5. 前記ジブの先端部から垂下される吊り上げ用ロープと、
    前記吊り上げ用ロープに連結されるフックと、
    前記吊り上げ用ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う吊り上げ用ウインチと、
    を更に有し、
    前記車輪ユニットは、前記吊り上げ用ロープが掛けられるシーブを更に備えることを特徴とする請求項3または4に記載のクレーン。
  6. 前記マストは、前記クレーン本体において所定の対地角をなす位置に固定されることで前記ブームの回動における支柱となり、
    前記マストの先端部と前記ブームの先端部との間で巻き回されることにより前記マストに対して前記ブームを相対的に回動させて前記ブームを起伏させるロープと、
    前記ロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチと、
    を更に有することを特徴とする請求項2または3に記載のクレーン。
  7. 第1支持部を備えるクレーン本体と、
    前記第1支持部に軸支される第1被支持部を備え、前記クレーン本体に前記第1支持部回りに回動可能に支持されるブームと、
    地面上で転動可能な車輪を備え、前記ブームの先端部に装着可能とされる車輪ユニットと、
    を有するクレーンにおいて、
    前記車輪ユニットを前記ブームの先端部に装着する第1工程と、
    前記ブームが地上において前記クレーン本体に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記ブームの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記ブームの先端部に装着された前記車輪ユニットの車輪を地面上で転動させながら、前記第1被支持部が前記第1支持部に軸支される位置に至るまで、前記ブームを移動させる第2工程と、
    前記第1被支持部を前記第1支持部に固定する第3工程と、
    を備えることを特徴とするクレーンの組立方法。
  8. 前記クレーン本体は、第2支持部を更に備え、
    前記クレーンは、前記第2支持部に軸支される第2被支持部を備え、かつ、前記ブームの後側の位置で前記クレーン本体に前記第2支持部回りに回動可能に支持され、前記ブームに連結され、前記ブームを起伏可能に支持するマストを更に有し、
    前記車輪ユニットは、前記マストの先端部にも装着可能であって、
    前記第1工程に先だって、前記車輪ユニットを前記マストの先端部に装着する工程と、
    前記マストが地上において前記クレーン本体に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記マストの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記マストの先端部に装着された前記車輪ユニットの車輪を地面上で転動させながら、前記第2被支持部が前記第2支持部に軸支される位置に至るまで前記マストを移動させる工程と、
    前記第2被支持部を前記第2支持部に固定する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項7に記載のクレーンの組立方法。
  9. 前記吊り上げ機構として、前記クレーン本体とは別の補助クレーンを予め準備する工程を更に備えることを特徴とする請求項7または8に記載のクレーンの組立方法。
  10. 前記クレーンは、前記ブームの後側の位置で前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記ブームに連結され、前記ブームを起伏可能に支持するマストを更に有し、
    前記第1工程に先だって、前記マストを前記クレーン本体に装着する工程を更に備え、
    前記吊り上げ機構は、前記マストの先端部から垂下され、かつ、前記ブームの基端部に接続されるものであることを特徴とする請求項7に記載のクレーンの組立方法。
  11. 前記クレーン本体は、第2支持部を更に備え、
    前記クレーンは、
    前記ブームの後側の位置で、前記クレーン本体に回動可能に支持される第1マストと、
    前記第1マストと前記ブームとの間において前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記第2支持部に軸支される第2被支持部を備える第2マストと、
    前記クレーン本体と前記第1マストの先端部との間に掛け回される第1ロープと、
    前記第1ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第1ロープ用ウインチと、
    前記第1マストの先端部と前記第2マストの先端部とを接続するガイリンクと、
    前記第2マストの先端部と前記ブームの先端部との間に掛け回される第2ロープと、
    前記第2ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第2ロープ用ウインチと、
    を更に有し、
    前記第1工程に先だって、
    前記第1マストを前記クレーン本体に装着する工程と、
    前記吊り上げ機構を、前記第1マストの先端部から垂下させ、かつ、前記第2マストの基端部に接続する工程と、
    前記車輪ユニットを、前記第2マストの先端部に装着する工程と、
    前記第2マストが前記クレーン本体に対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、所定の吊り上げ機構によって前記第2マストを吊り上げ、前記車輪ユニットの前記車輪を地面上で転動させながら、前記第2被支持部が前記第2支持部に軸支される位置に至るまで前記第2マストを移動させる工程と、
    前記第2被支持部を前記第2支持部に固定する工程と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載のクレーンの組立方法。
  12. 前記クレーン本体は、第2支持部を更に備え、
    前記クレーンは、
    前記ブームの後側の位置で、前記クレーン本体に回動可能に支持される第1マストと、
    前記第1マストと前記ブームとの間において前記クレーン本体に回動可能に支持され、前記第2支持部に軸支される第2被支持部を備える第2マストと、
    前記クレーン本体と前記第1マストの先端部との間に掛け回される第1ロープと、
    前記第1ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第1ロープ用ウインチと、
    前記第1マストの先端部と前記第2マストの先端部とを接続するガイリンクと、
    前記第2マストの先端部と前記ブームとの間に掛け回される第2ロープと、
    前記第2ロープの巻き上げおよび繰り出しを行う第2ロープ用ウインチと、
    を更に有し、
    前記第1工程に先だって、前記第1マストおよび前記第2マストを前記クレーン本体に装着する工程を更に有し、
    前記吊り上げ機構は、前記第2マストの先端部から垂下され、かつ、前記ブームの基端部に接続されることを特徴とする請求項7に記載のクレーンの組立方法。
  13. 前記クレーンは、前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、
    前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であり、
    前記ブームが前記クレーン本体に装着された後、前記ブームの先端部から前記車輪ユニットを取り外す工程と、
    前記ジブの先端部に前記取り外された車輪ユニットを装着する工程と、
    前記ジブが前記クレーン本体に装着された前記ブームに対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記ジブの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記車輪ユニットの前記車輪を地面上で転動させながら、前記ジブが前記ブームに接続可能となる位置まで前記ジブを移動させる工程と、
    前記ジブを前記ブームに接続する工程と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のクレーンの組立方法。
  14. 前記クレーンは、前記ブームの先端部に回動可能に軸支されるジブを更に有し、
    前記車輪ユニットは、前記ブームの先端部または前記マストの先端部に対して着脱可能とされ、更に、前記ジブの先端部に装着可能であり、
    前記ブームまたは前記マストが前記クレーン本体に装着された後、前記ブームの先端部または前記マストの先端部から前記車輪ユニットを取り外す工程と、
    前記ジブの先端部に前記取り外された車輪ユニットを装着する工程と、
    前記ジブが前記クレーン本体に装着された前記ブームに対して水平方向に所定の間隔をおいて配置された位置から、前記ジブの基端部を所定の吊り上げ機構によって吊り上げ、前記車輪ユニットの前記車輪を地面上で転動させながら、前記ジブが前記ブームに接続可能となる位置まで前記ジブを移動させる工程と、
    前記ジブを前記ブームに接続する工程と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載のクレーンの組立方法。
  15. 前記車輪ユニットは、更にシーブを備え、
    先端にフックが装着された吊り上げ用ロープを準備する工程と、
    前記ジブが前記ブームに接続された後、前記車輪ユニットの前記シーブに前記吊り上げ用ロープを掛ける工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項13または14に記載のクレーンの組立方法。
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