JP2017133232A - パネル吊り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルの吊り上げ作業や積み替え作業などで人手がかかりにくいパネル吊り具を提供する。【解決手段】パネル吊り具3は、一端に凸部15を有し、他端に溝部を有するパネル1を平置き状態から吊り上げるためのものである。パネル吊り具3は、強度部材31と、第1嵌合部32aと、第2嵌合部33aと、連結部材34とを備える。強度部材31は、パネル1の一端から他端に亘って、パネル1の上面上に配置される。第1嵌合部32aは、強度部材31の一端部31dに位置し、凸部15に嵌め込み可能になっている。第2嵌合部33aは、強度部材31の他端部31eに位置し、溝部に嵌め込み可能になっている。連結部材34は、強度部材31の一端部31dと他端部31eにそれぞれ設けられ、吊り上げ装置に対して連結可能になっている。【選択図】図5

Description

本発明は、建築用パネルを吊り上げるためのパネル吊り具に関する。
特許文献1には、パネルを吊り上げるためのパネル吊り具が記載されている。この特許文献1記載のパネル吊り具は、パネルの上端部に取り付けられる一方、ワイヤ又はチェーンを介してバランススライドレールに吊り下げられている。バランススライドレールは、通常、ワイヤなどを介してクレーンなどの吊り上げ装置により支持されている。
特開2000−54637号公報
ところで、建築用パネルは、通常、複数積み重ねた平置き状態で現場に搬入される。このパネルは、そのまま吊り上げて建物に取り付ける場合と、積み替える場合とがある。
特許文献1記載のパネル吊り具を用いてパネルを吊り上げる場合、吊り上げ作業の初めにパネルを立ち起こすことになるが、その際、吊り上げ時のパネルが安定しないなどの理由で、パネルの下端部を支持する人手が必要となる。
また、特許文献1に記載のパネル吊り具を用いてパネルを積み替える場合、平置き状態のパネルを立て起こした後、吊り上げと移動を行い、その後、また倒して別の場所で平置き状態にする必要がある。このように立て起こし作業と倒す作業とがあるため、特に複数枚のパネルを積み替える必要がある場合には、作業時間が掛かる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題は、パネルの吊り上げ作業や積み替え作業などで人手がかかりにくいパネル吊り具を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本発明のうち、第1の発明は、一端に凸部を有し、他端に溝部を有するパネルを平置き状態から吊り上げるためのパネル吊り具として、前記パネルの前記一端から前記他端に亘って、前記パネルの上面上に配置される強度部材と、前記強度部材の一端部に位置し、前記凸部に嵌め込み可能な第1嵌合部と、前記強度部材の他端部に位置し、前記溝部に嵌め込み可能な第2嵌合部と、前記強度部材の前記一端部と前記他端部にそれぞれ設けられ、吊り上げ装置に対して連結可能な連結部材とを備える構成にする。
また、本発明のうち、第2の発明は、一端に凸部を有し、他端に溝部を有するパネルを平置き状態から吊り上げるためのパネル吊り具として、前記パネルの前記一端から前記他端に亘って、前記パネルの上面上に配置される強度部材と、前記凸部に嵌め込み可能な第1嵌合部と、前記強度部材の一端部に着脱自在に固定され、前記第1嵌合部を保持する第1保持部材と、前記溝部に嵌め込み可能な第2嵌合部と、前記強度部材の他端部に着脱自在に固定され、前記第2嵌合部を保持する第2保持部材と、前記第1保持部材及び前記第2保持部材にそれぞれ設けられ、吊り上げ装置に対して連結可能な連結部材とを備える構成にする。
本発明のパネル吊り具によれば、パネルの吊り上げ作業や積み替え作業などで人手がかかりにくくなる。
図1は本発明の第1の実施形態に係るパネル吊り具を用いてパネルを吊り上げる作業の状態を示す斜視図である。 図2は図1のX−X線に沿って見た矢視図である。 図3は前記パネルの断面図である。 図4は前記パネル吊り具の平面図である。 図5Aは図4のY−Y線における断面図に相当する図であって、スライド機構による第1嵌合部のパネル溝部への嵌め込み移動が行われる前の状態を示す。図5Bは図4のY−Y線における断面図であって、スライド機構による第1嵌合部のパネル溝部への嵌め込み移動が行われた後の状態を示す。図5Cは図5BのE部分の拡大図である。 図6Aは図5Aのスライド機構付近の拡大図であり、図6Bは図5Bのスライド機構付近の拡大図である。 図7は図4のZ−Z線における拡大断面図である。 図8は前記パネル吊り具の分解斜視図である。 図9は前記スライド機構の一部分解斜視図である。 図10A〜Cは前記パネル吊り具を用いてパネルを立て起こし移動する作業の工程を示す工程図である。 図11A、11Bは本発明の第2の実施形態に係るパネル吊り具に装備された落下防止機構の全体構成を示す正面図である。図11Aは、前記落下防止機構の嵌め込み操作前の状態を示す。図11Bは、前記落下防止機構の嵌め込み操作後の状態を示す。 図12Aは図11Aの第2回動部材付近の拡大図であり、図12Bは図11Bの第2回動部材付近の拡大図である。 図13Aは本発明の第3の実施形態に係るパネル吊り具のうちの第1パネル吊り具の正面図であり、図13Bは前記パネル吊り具のうちの第2パネル吊り具の正面図である。 図14A〜Dは前記第1パネル吊り具及び前記第2パネル吊り具を用いてパネルを反転させる作業の工程を示す工程図である。 図15A〜Eは同じく前記第1パネル吊り具及び前記第2パネル吊り具を用いてパネルを反転させる作業の別の例を示す工程図である。 図16は本発明の第4の実施形態に係るパネル吊り具の分解斜視図である。 図17は前記パネル吊り具を用いてパネルを反転させる作業の立て起こし状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係るパネル吊り具を用いてパネルを吊り上げる作業の状態を示す。図1及び図2において、1はパレット2上に平置き状態で複数積み重ねられたパネル、3は複数のパネル1,1,…のうちの最も上に位置するパネル1を吊り上げるためのパネル吊り具であり、パネル吊り具3は、本発明の第1の実施形態に係るものである。なお、図1では、パネル1を吊り上げるときには、パネル吊り具3は2つ使用しているが、1つ又は3つ以上使用してもよい。
また、4はパネル吊り具3と協働してパネル1を吊り上げる吊り上げ装置であって、吊り上げ装置4は、クレーンで吊り上げられるレッカー吊部5と、レッカー吊部5に連結ワイヤ6を介して支持された電動ホイスト7とを備える。パネル吊り具3の一端側は、レッカー吊部5に連結ワイヤ8を介して支持されており、パネル吊り具3の他端側は、電動ホイスト7に連結ワイヤ9を介して支持されている。電動ホイスト7は、連結ワイヤ9の送り出し及び巻き取りをする機能を有し、この機能により、パネル吊り具3を介してパネル1を、略水平な状態と略垂直な立て起こし状態とに変更できるようになっている。
パネル1は、図3に示すように、第1金属板11と第2金属板12との間に芯材13を設けたいわゆるサンドイッチパネルである。2枚の金属板11,12は、それぞれ接着剤を介して芯材13に固着されている。
金属板11,12は、厚みが0.25〜1.6mm程度の薄板材である。金属板11,12は、Al、Fe、Cu、ステンレス鋼等の各種金属板、アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板等のうちの一種を、プレス成形、押出成形、ロール成形等によって成形したものである。
芯材13は、ロックウールやグラスウール、セラミックファイバー等の無機繊維体、又はウレタンフォームやフェノールフォーム等の樹脂発泡体等の板体である。芯材13のうち、左右の端部に配置される端部芯材14は、硬質であり、かつ耐火性を有する石膏ボードや珪酸カルシウム等の無機質材料が好適に用いられる。なお、芯材13は、端部芯材14を含めて全体が同じ材質であってもよい。
パネル1は、上下に並べて胴縁等の下地材に取り付けられて、建物の外壁等の壁を構成する。パネル1は、第1金属板11が屋外側に位置し、第2金属板12が屋内側に位置するように、下地材に取り付けられる。このことから、第1金属板11は、パネル1の表面1cをなし、第2金属板12は、パネル1の裏面1dをなす。なお、パネル1は、矩形状の平板である(図1参照)。
パネル1は、その一端部(詳しくは短手方向の一端部)1aに凸部15を有し、他端部1bに溝部16を有する。上下に並ぶパネル1は、上側に位置するパネル1の凸部15と、下側に位置するパネル1の溝部16とが嵌合して接続される。
溝部16は、第1壁部17と第2壁部18とによって構成されている。第1壁部17は、第1金属板11の他端部を中空に折り返して形成され、第2壁部18は、第2金属板12の他端部を中空に折り返して形成されている。
パネル1は、その一端部1aのうち凸部15の外側に、折り返しスカート部19と折り返し部20とを有する。折り返しスカート部19は、凸部15よりもパネル表面側に凸部15から離れて位置し、折り返し部20は、凸部15よりもパネル裏面側に凸部15から離れて位置する。
また、パネル1は、パネル表面のうち第1壁部17の短手方向の一端側に、凹段部21を有する。パネル1は、凹段部21にねじ等の固定具が打ち込まれることによって、他端部1bが下地材に固定される。パネル1が上下に並べて下地材に取り付けられたとき、下側に位置するパネル1の凹段部21は、上側に位置するパネル1の折り返しスカート部19により表面側から覆われる。
パネル吊り具3は、図4ないし図8に示すように、強度部材31と、第1嵌合部材32と、第2嵌合部材33と、連結部材34と、スライド機構35とを備えている。
強度部材31は、パネル1の一端部1aから他端部1bに亘って、パネル1の上面上に配置される。強度部材31は、パネル1の一端部1aから他端部1bに亘って延びる一対の長辺部31a,31aと、一対の短辺部31b,31cとで矩形枠状に組み立てて構成されている。一対の短辺部31b,31cの長手方向の長さは、一対の長辺部31a,31aの長手方向の長さよりも短い。長辺部31a,31a及び短辺部31b,31cは、それぞれ四角筒状である。各長辺部31aの長手方向の両端はそれぞれ閉塞されている。強度部材31の材質は、ステンレス鋼等の金属、合金又は繊維強化樹脂等である。なお、パネル吊り具3の強度部材31以外の構成部材は、いずれも金属製又は合金製などである。
強度部材31の一端部31dは、一方の短辺部31b及びこの短辺部31bを挟む一対の長辺部31a,31aの端部により構成される。強度部材31の他端部31eは、他方の短辺部31c及びこの短辺部31cを挟む一対の長辺部31a,31aの端部により構成される。
第1嵌合部材32は、特に図5Cに示すように、強度部材31の一端部31dの下面に支え材36及びボルト30等を介して固定されている。第1嵌合部材32は、パネル1の凸部15に嵌め込み可能な第1嵌合部32aを有しており、第1嵌合部32aは、強度部材31の一端部31dに位置している。第1嵌合部32aは、パネル1の凸部15と折り返しスカート部19との間に嵌まり込む第1片部32bと、パネル1の凸部15と折り返し部20との間に嵌まり込む第2片部32cとを有する。
第2嵌合部材33は、特に図6A、6Bに示すように、強度部材31の他端部31eに設けられている。第2嵌合部材33は、パネル1の溝部16に嵌め込み可能な第2嵌合部33aと、第2嵌合部33aの上側に第2嵌合部33aから離れて位置する第1片部33bと、第2嵌合部33aの下側に第2嵌合部33aから離れて位置する第2片部33cとを有している。パネル1の溝部16に第2嵌合部33aが嵌め込まれたときには、第2嵌合部33aと第1片部33bとの間にパネル1の第1壁部17が嵌め込まれ、第2嵌合部33aと第2片部33cとの間にパネル1の第2壁部18が嵌め込まれるようになっている。第2嵌合部33aは、強度部材31の他端部31eに位置し、スライド機構35により強度部材31の下面に沿って移動してパネル1の溝部16に嵌め込まれるように設けられている。
連結部材34は、特に図4に示すように、強度部材31の一端部31dと他端部31eにそれぞれ2個ずつ設けられている。各連結部材34は、強度部材31の一対の長辺部31a,31aの長手方向の一端面と他端面からそれぞれ突出させて取り付けられている。連結部材34は、リング状に形成された連結部34aを有する。連結部34aに対して、吊り上げ装置4の連結ワイヤ8,9がフック部材等を用いて連結される。本実施形態の場合、強度部材31の一端部31d側の連結部材34は、連結ワイヤ9に連結され、強度部材31の他端部31e側の連結部材34は、連結ワイヤ8に連結される。
スライド機構35は、第2嵌合部材33ひいては第2嵌合部33aを保持する保持部材37と、保持部材37を、第2嵌合部33aがパネル1の溝部16に嵌まり込む第1位置(図6B参照)と、第2嵌合部33aがパネル1の溝部16から離れる第2位置(図6A参照)との間で移動させるための操作部38とを有している。
保持部材37は、一対のガイド部材39,39(図4、7等参照)によるガイドの下で強度部材31の他端部31eの下面に沿って強度部材31の長手方向に移動可能に設けられている。保持部材37は、図9にも示すように、強度部材31の一対の長辺部31a,31a間に亘って延びる矩形平板状の水平板部37aと、水平板部37aの下面から垂下する垂直板部37bとを有する。図6A、6Bに示すように、保持部材37の垂直板部37bの内面側(左側)には第2嵌合部材33がボルト40等により固定されている。垂直板部37bは、水平板部37aの短手方向中間部を長手方向に沿って長く延びているが、垂直板部37bの長手方向の長さは、水平板部37aの長手方向の長さよりも短くて、水平板部37aの長手方向両端部には垂直板部37bが存在しないようになっている。そして、水平板部37aの長手方向両端部が一対のガイド部材39,39によりガイドされる。
各ガイド部材39は、図7に示すように、強度部材31の長辺部31aの下面に長辺部31aと平行に固定された固定部39aと、固定部39aの保持部材37側の端部に段差部39bを介して形成されたガイド部39cとを有する。各ガイド部材39は、ガイド部39cと強度部材31の長辺部31aの下面との隙間に保持部材37の水平板部37aの長手方向端部を嵌め込んだ状態でガイドする。なお、図7では、保持部材37の垂直板部37bに装着される第2嵌合部材33などは省略している。
図9に示すように、操作部38は、本実施形態の場合、一対の第1リンク41,41と一対の第2リンク42,42とを有するリンク機構からなる。各第1リンク41の長さは、各第2リンク42の長さの2倍以上である。
図6A、6Bに示すように、各第1リンク41の一端部は、強度部材31の各長辺部31aの内側面における、短辺部31cから所定距離隔てた位置でかつ強度部材31の下面側の位置に、支軸43回りに回動可能(所定の角度範囲内で正逆回転可能)に支持されている。図9に示すように、各第1リンク41の他端部同士は、連結棒44により連結されている。また、各第1リンク41は、その中間部と支軸43側の端部との間に円弧状に湾曲した湾曲部41aを有する形状に形成されており、湾曲部41aには湾曲部41aと同一曲率の円弧状のガイド孔45が設けられている。
各第2リンク42の一端部は、その一端部に設けた摺動子46を介してガイド孔45に沿って移動可能に連結されており、各第2リンク42の他端部は、保持部材37の水平板部37aの短手方向の一端部に設けた軸受け部47に支軸48を介して回動可能に支持されている。支軸48は、一対の軸受け部47,47間に亘って架設されている。
しかして、図6Aに示すように第2嵌合部33aがパネル1の溝部16から離れた第2位置に位置する状態から、操作部38の連結棒44を用いて各第1リンク41を支軸43回りに図で反時計方向に回動操作すると、各第2リンク42は、その一端部が摺動子46を介して、対応する第1リンク41のガイド孔45内を支軸43側に移動しながら支軸48回りに倒伏する。これに伴い、保持部材37が強度部材31の他端部31eの下面に沿ってパネル1側に移動して、図6Bに示す第1位置で第2嵌合部33aがパネル1の溝部16に嵌まり込むようになっている。
次に、パネル吊り具3を用いて、パレット2上に平置き状態で複数積み重ねられたパネル1,1,…のうちの最も上に位置するパネル1を立て起こし移動する作業の手順の一例について、図1、図2及び図10を参照しながら説明する。
先ず初めに、パネル吊り具3の4つの連結部材34,34,34,34に対し、吊り上げ装置4の所定の連結ワイヤ8,9を連結する。その際、パネル吊り具3の一端側の2つの連結部材34,34に対しては、電動ホイスト7からの連結ワイヤ9を連結し、パネル吊り具3の他端側の2つの連結部材34,34に対しては、レッカー吊部5からの連結ワイヤ8を連結する。
続いて、吊り上げ装置4によりパネル吊り具3を水平状態で一旦吊り上げた後、パネル吊り具3の強度部材31を、パレット2上に積み重ねられた複数のパネル1,1,…のうちの最も上に位置するパネル1上に位置を合わせて載せる。次いで、強度部材31の一端部31dに位置する第1嵌合部32aをパネル1の凸部15に嵌め込むとともに、強度部材31の他端部31eに位置する第2嵌合部33aをパネル1の溝部16に嵌め込むことにより、強度部材31の下面に第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介してパネル1を水平状態で保持する。
次いで、図2及び図10Aに示すように、吊り上げ装置4でパネル1を保持したパネル吊り具3を水平状態のまま所定寸法吊り上げる。
続いて、図1及び図10Bに示すように、電動ホイスト7から連結ワイヤ9を送り出すことにより、強度部材31の他端部31eの連結部材34を支点にして、強度部材31の一端部31dを回動させる。
次いで、図10Cに示すように、強度部材31の一端部31dを下側に、強度部材31の他端部31eを上側にしてパネル吊り具3を垂直に立て、パネル吊り具3に保持されたパネル1を立ち起こす。
その後、吊り上げ装置4を水平移動させることにより、パネル1を立て起こし状態のまま移動させることができる。
このようなパネル吊り具3を用いてパネル1を立て起こし移動する作業では、パネル吊り具3の強度部材31の下面に第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介してパネル1が吊り上げられる。このとき、両端部が支持された状態でパネル1を吊り上げることができるので、吊り上げ時のパネル1の姿勢が不安定にならず、パネル1を支持する入手が不要となって、人手がかかりにくくなる。
また、パネル1の積み替え作業では、従来の如く立て起こし、吊り上げ、移動及び倒伏を繰り返す必要はなく、単に吊り上げ、移動及び吊り下げを繰り返すだけで足りるため、作業の迅速化を図ることができる。
特に、本実施形態の場合、第1嵌合部32aは、強度部材31の下面に固定されており、第2嵌合部33aは、スライド機構35により強度部材31の下面に沿って移動してパネル1の溝部16に嵌め込まれるように設けられている。このため、パネル1の上面上に強度部材31を配置するときに、強度部材31の下面に固定された第1嵌合部32aをパネル1の凸部15に嵌め込んだ後、スライド機構35により第2嵌合部33aを強度部材31の下面に沿ってパネル1側に移動させてパネル1の溝部16に嵌め込むことができる。この結果、嵌め込み操作を比較的簡単に行うことができ、その分作業の迅速化に寄与することができる。
その上、スライド機構35は、強度部材31の下面に沿って移動可能に設けられた保持部材37を有し、保持部材37で第2嵌合部33aを保持する。また、スライド機構35は、保持部材37を、第2嵌合部33aがパネル1の溝部16に嵌まり込む第1位置と、第2嵌合部33aがパネル1の溝部16から離れる第2位置との間で移動させるための操作部38を有している。このため、操作部38による保持部材37の移動を円滑に行うことができ、操作の容易性及び動作の信頼性を高めることができる。特に、本実施形態のように、操作部38が第1リンク41と第2リンク42とを有するリンク機構からなるため、動作の信頼性をより高めることができる。
図11A、11Bは本発明の第2の実施形態に係るパネル吊り具60を示す。パネル吊り具60は、強度部材31の下面に第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介して保持されたパネル1の落下を防止する落下防止機構61をさらに備えること以外は、第1の実施形態に係るパネル吊り具3と同じであり、同一の部材及び部位には同一符号を付してその説明は省略する。
落下防止機構61は、強度部材31の各長辺部31aの外側面に一対設けられるが、以下の説明では、強度部材31の手前側(正面側)の長辺部31aの外側面に設けられる落下防止機構61について説明する。落下防止機構61は、第1回動部材62と、第2回動部材63と、操作部材64とを有している。
第1回動部材62は、強度部材31の一端部31dでかつ強度部材31の下面に近い位置に、支軸65回りに回動可能に支持されている。また、第1回動部材62は、第1嵌合部32aないし第1嵌合部材32が嵌め込まれた状態のパネル1の一端部1aに嵌め込み可能な凹部66を有している。
第2回動部材63は、図12A、12Bに拡大詳示するように、強度部材31の他端部31eでかつ強度部材31の下面に近い位置に、支軸67回りに回動可能に支持されている。また、第2回動部材63は、第2嵌合部33aないし第2嵌合部材33が嵌め込まれた状態のパネル1の他端部1bに嵌め込み可能な凹部68を有している。
操作部材64は、所定の長さを有するI字形の平板状の部材であり、操作部材64の中心部は、強度部材31の長手方向中間部に、支軸69回りに回動可能に支持されている。操作部材64の一端は、連結棒71を介して第1回動部材62に連結されており、操作部材64の他端は、連結棒72を介して第2回動部材63に連結されている。そして、操作部材64を支軸69回りに回動操作すると、第1回動部材62及び第2回動部材63がそれぞれ支軸65,67回りに回動するようになっている。
第1回動部材62は、その凹部66が第1嵌合部32a及びパネル1の一端部1aに嵌まり込む第1位置と、凹部66が第1嵌合部32a及びパネル1の一端部1aの上方に退避する第2位置との間で支軸65回りに回動する。また、第2回動部材63は、その凹部68が第2嵌合部33a及びパネル1の他端部1bに嵌まり込む第1位置(図12B参照)と、凹部68が第2嵌合部33a及びパネル1の他端部1bの上方に退避する第2位置(図12A参照)との間で支軸67回りに回動する。
第2の実施形態においては、第1の実施形態の場合と同様な作用効果を奏する以外に、パネル吊り具60が、強度部材31の下面に第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介して保持されたパネル1の落下を防止する落下防止機構61をさらに備えることから、以下のような作用効果をも奏する。
すなわち、パネル吊り具60を用いてパネル1を吊り上げるときには、落下防止機構61の操作部材64を操作して、第1回動部材62の凹部66が第1嵌合部32a及びパネル1の一端部1aに嵌まり込む状態にするとともに、第2回動部材63の凹部68が第2嵌合部33a及びパネル1の他端部1bに嵌まり込む状態にすることができる。このような状態では、パネル1の両端部1a,1bは、それぞれ第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介して強度部材31に支持されるだけでなく、第1回動部材62及び第2回動部材63を介して強度部材31に支持されるため、吊り上げ状態からのパネル1の落下を防止することができる。
特に、本実施形態の場合、第1回動部材62及び第2回動部材63がそれぞれ第1位置に位置するとき、各回動部材62,63の重心は、それぞれその支点である支軸65,67よりも強度部材31の端部31d,31eの端側に位置するため、パネル吊り具60を用いてパネル1を水平な状態で持ち上げた場合でも各回動部材62,63はそれぞれ第1位置に留まるようになり、安全が確保される。
なお、連結部材61と各回動部材62,63とを連結する部材としては、第2の実施形態の如き連結棒71,72の代わりに、ワイヤ等を用いてもよい。また、連結部材61は、第2の実施形態の如き形状のものに限定されないのは言うまでもない。
図13A、13Bは本発明の第3の実施形態に係るパネル吊り具を示す。パネル吊り具は、パネル1の厚み方向の一方の面である表面1cに装着可能な第1パネル吊り具80(図13B参照)と、パネル1の厚み方向の他方の面である裏面1dに装着可能な第2パネル吊り具90(図13A参照)とを含む。
第1パネル吊り具80及び第2パネル吊り具90は、いずれもその構成部材のうちの第1嵌合部材81,91及び第2嵌合部材82,92の構成が異なるだけであり、その他の構成は、第1の実施形態に係るパネル吊り具3の場合と同じであり、同一の部材及び部位には同一符号を付してその説明は省略する。
第1パネル吊り具80の第1嵌合部材81は、強度部材31の一端部31dの下面に支え材83及びボルト84等を介して固定されている。また、第1嵌合部材81は、第1の実施形態に係るパネル吊り具3の第1嵌合部材32の場合と同じく、パネル1の凸部15に嵌め込み可能な第1嵌合部81aを有しており、第1嵌合部81aは、強度部材31の一端部31dに位置している。第1嵌合部81aは、パネル1の凸部15と折り返しスカート部19との間に嵌まり込む第1片部81bと、パネル1の凸部15と折り返し部20との間に嵌まり込む第2片部81cとを有する。
第1パネル吊り具80の第2嵌合部材82は、スライド機構により強度部材31の他端部31eの下面に沿って移動してパネル1の溝部16に嵌め込まれるように設けられている。スライド機構の構成は、図示していないが、第1の実施形態に係るパネル吊り具3のスライド機構35の構成と同じある。第2嵌合部材82は、スライド機構の保持部材85にボルト86で固定して保持されている。また、第2嵌合部材82は、第1の実施形態に係るパネル吊り具3の第2嵌合部材33の場合と同じく、パネル1の溝部16に嵌め込み可能な第2嵌合部82aと、第2嵌合部82aの上側に第2嵌合部33aから離れて位置する第1片部82bと、第2嵌合部82aの下側に第2嵌合部82aから離れて位置する第2片部82cとを有している。そして、パネル1の溝部16に第2嵌合部82aが嵌め込まれたときには、第2嵌合部82aと第1片部82bとの間にパネル1の第1壁部17が嵌め込まれ、第2嵌合部82aと第2片部82cとの間にパネル1の第2壁部18が嵌め込まれるようになっている。第2嵌合部82aは、強度部材31の他端部31eに位置している。
一方、第2パネル吊り具90の第1嵌合部材91は、強度部材31の一端部31dの下面に支え材93及びボルト94等を介して固定されている。また、第1嵌合部材91は、第1パネル吊り具80の第1嵌合部材81の場合と同じく、パネル1の凸部15に嵌め込み可能な第1嵌合部91aを有しており、第1嵌合部91aは、強度部材31の一端部31dに位置している。第1嵌合部91aは、パネル1の凸部15と折り返しスカート部19との間に嵌まり込む第1片部91bと、パネル1の凸部15と折り返し部20との間に嵌まり込む第2片部91cとを有する。ただし、第1嵌合部材91の断面形状は、第1パネル吊り具80の第1嵌合部材81の断面形状と比べて、上下反対に、つまり断面形状の上下方向中心線を挟んで線対称になっている。
第2パネル吊り具90の第2嵌合部材92は、スライド機構により強度部材31の他端部31eの下面に沿って移動してパネル1の溝部16に嵌め込まれるように設けられている。スライド機構の構成は、図示していないが、第1の実施形態に係るパネル吊り具3のスライド機構35の構成と同じである。第2嵌合部材92は、スライド機構の保持部材95にボルト96で固定して保持されている。また、第2嵌合部材92は、パネル1の溝部16に嵌め込み可能な第2嵌合部92aと、第2嵌合部92aの下側に第2嵌合部33aから離れて位置する第1片部92bと、第2嵌合部92aの上側に第2嵌合部92aから離れて位置する第2片部92cとを有している。そして、パネル1の溝部16に第2嵌合部92aが嵌め込まれたときには、第2嵌合部92aと第1片部92bとの間にパネル1の第1壁部17が嵌め込まれ、第2嵌合部92aと第2片部92cとの間にパネル1の第2壁部18が嵌め込まれるようになっている。第2嵌合部92aは、強度部材31の他端部31eに位置している。第2嵌合部材92の断面形状は、第1パネル吊り具80の第2嵌合部材82の断面形状と比べて、上下反対に、つまり断面形状の上下方向中心線を挟んで線対称になっている。
第3の実施形態においては、平置き状態のパネル1の表面1cが上向きのときには、第1パネル吊り具80を用いてパネル1の立て起こし移動する作業などを行うことができる。また、第3の実施形態においては、平置き状態のパネル1の裏面1dが上向きのときには、第2パネル吊り具90を用いてパネル1の立て起こし移動する作業などを行うことができる。第1パネル吊り具80又は第2パネル吊り具90を用いてパネル1の立て起こし移動する作業を行うときの作業手順は、第1の実施形態で説明した作業手順と同じである。
また、第3の実施形態においては、第1パネル吊り具80及び第2パネル吊り具90の両方を用いてパネル1を反転させる作業を行うことができる。
次に、第1パネル吊り具80及び第2パネル吊り具90を用いて、平置き状態のパネル1を反転させる作業の一例の手順について、図14を参照しながら説明する。
先ず初めに、第1パネル吊り具80を、平置きされた、表面1cが上向き状態にあるパネル1に装着する。なお、パネル1への第1パネル吊り具80の装着は、強度部材31の一端部31dに位置する第1嵌合部81aをパネル1の凸部15に嵌め込むとともに、強度部材31の他端部31eに位置する第2嵌合部82aをパネル1の溝部16に嵌め込むことにより行われる。
続いて、第1パネル吊り具80の連結部材34に吊り上げ装置4を、上述したパネル1の立て起こし移動する作業の場合と同様に連結して、図14Aに示すように、パネル1を吊り上げ装置4によって水平状態のまま所定寸法吊り上げる。
次いで、図14Bに示すように、吊り上げ装置4の操作により、第1パネル吊り具80の強度部材31の他端部31eの連結部材34を支点にして、第1パネル吊り具80の強度部材31の一端部31dが他端部31eの鉛直下方に位置する状態にまで回動させる。
続いて、図14Cに示すように、パレット2の端に第1パネル吊り具80の強度部材31の一端部31dの連結部材34などを接触させ、その接触箇所を支点にして、吊り上げ装置4の操作により、第1パネル吊り具80に装着されたパネル1が第1パネル吊り具80の上側に位置するように第1パネル吊り具80をパレット2上に倒伏させる。このとき、パネル1は、その裏面1dが上向き状態になる。
次いで、第1パネル吊り具80を、吊り上げ装置4及びパネル1から取り外す。続いて、第2パネル吊り具90を、パネル1にその上から装着する。この際、第1パネル吊り具80の強度部材31と第2パネル吊り具90の強度部材31とが、パネル1の長手方向に離れて位置するように、第2パネル吊り具90をパネル1に装着する。
続いて、図14Dに示すように、第2パネル吊り具90の連結部材34に吊り上げ装置4を連結して、パネル1を吊り上げ装置4によって吊り上げる。
以上によって、平置きされたパネル1の反転作業が終了する。
次に、同じく第1パネル吊り具80及び第2パネル吊り具90を用いて、平置き状態のパネル1を反転させる作業の手順の別の例について、図15を参照しながら説明する。
先ず初めに、図15A〜Cに示すように、第1パネル吊り具80を、平置きされた、表面1cが上向き状態にあるパネル1に装着し、第1パネル吊り具80の連結部材34に吊り上げ装置4を連結して、パネル1を吊り上げ装置4によって水平状態のまま所定寸法吊り上げる。次いで、吊り上げ装置4の操作により、第1パネル吊り具80の強度部材31の他端部31eの連結部材34を支点にして、第1パネル吊り具80の強度部材31の一端部31dが他端部31eの鉛直下方に位置する状態にまで回動させる。これまでの作業手順は、先に説明した反転作業の手順と同じである。
続いて、図15Dに示すように、吊り上げ装置4により第1パネル吊り具80を介して鉛直状態に吊り上げられたパネル1に、第2パネル吊り具90を装着する。この際、第1パネル吊り具80の強度部材31と第2パネル吊り具90の強度部材31とが、パネル1の長手方向に離れて位置するように、第1パネル吊り具90をパネル1に装着する。
次いで、第1パネル吊り具80の連結部材34と第2パネル吊り具90の連結部材34とを結合金具等で結合するなどした上で、吊り上げ装置4を、第1パネル吊り具80の連結部材34から第2パネル吊り具90の連結部材34に付け替える。続いて、第1パネル吊り具80を、パネル1から取り外す。
次いで、図15Fに示すように、吊り上げ装置4によって、第2パネル吊り具90及びパネル1を、第2パネル吊り具90の強度部材31がパネル1の上方で水平に位置する姿勢まで反転させる。
以上によって、平置きされたパネル1の反転作業が終了する。
本実施形態のパネル吊り具では、以上のような作業手順によって、パネル1を反転させることができるので、パネル1の現場加工などの利便性を高めることができる。
図16及び図17は本発明の第4の実施形態に係るパネル吊り具100を示す。パネル吊り具100は、平置きされたパネル1を吊り上げるための器具であって、強度部材101と、第1嵌合部材102と、第1保持部材103と、第2嵌合部材104と、第2保持部材105と、連結部材106とを備えている。なお、パネル1の構成は、第1の実施形態の説明で図3を用いて説明した構成と同じであり、同一部位には同一符号を付してその説明は省略する。
強度部材101は、第1の実施形態に係るパネル吊り具3の強度部材31と同じく、パネル1の一端部1aから他端部1bに亘って、平置きされたパネル1の上面上(厚み方向の一方の面上)に配置される。強度部材101は、パネル1の一端部1aから他端部1bに亘って延びる一対の長辺部101a,101aと、一対の短辺部101b,101cとで矩形枠状に組み立てて構成されている。一対の短辺部101b,101cの長手方向の長さは、一対の長辺部101a,101aの長手方向の長さよりも短い。長辺部101a,101a及び短辺部101b,101cは、それぞれ四角筒状である。強度部材101の材質は、ステンレス鋼等の金属、合金又は繊維強化樹脂等である。なお、パネル吊り具100の強度部材101以外の構成部材は、いずれも金属製又は合金製などである。
強度部材101の一端部101dは、一方の短辺部101b及びこの短辺部101bを挟む一対の長辺部101a,101aの端部により構成される。強度部材101の他端部101eは、他方の短辺部101c及びこの短辺部101cを挟む一対の長辺部101a,101aの端部により構成される。
第1嵌合部材102は、第1保持部材103にねじ等により固定されている。第1嵌合部材102は、パネル1の凸部15に嵌め込み可能な第1嵌合部102aを有している。第1嵌合部102aは、パネル1の凸部15と折り返しスカート部19との間に嵌まり込む第1片部102bと、パネル1の凸部15と折り返し部20との間に嵌まり込む第2片部102cとを有する。
第1保持部材103は、強度部材101の一端部101dに沿って延びる四角筒状の部材である。第1保持部材103の内側面(第2保持部材105と対向する側の側面)には第1嵌合部材102が固定されており、第1保持部材103は、第1嵌合部材102及びその第1嵌合部102aを保持している。
第1保持部材103の両端部にはそれぞれ、強度部材101と対向する側面にねじ孔107が設けられている。一方、強度部材101の一端部101dには、ねじ孔107に対応して、ねじ108が貫通可能な貫通孔109が一対設けられている。そして、一対のねじ108,108をそれぞれ、対応する貫通孔109を通してねじ孔107にねじ込むことにより、第1保持部材103が強度部材101の一端部101dに着脱自在に固定される。
第2嵌合部材104は、第2保持部材105にねじ等により固定されている。第2嵌合部材104は、パネル1の溝部16に嵌め込み可能な第2嵌合部104aと、第2嵌合部104aを挟む両側に位置する第1片部104b及び第2片部104cとを有している。
第2保持部材105は、強度部材101の他端部101eに沿って延びる四角柱状の部材である。第2保持部材105の内側面(第1保持部材103と対向する側の側面)には第2嵌合部材104が固定されており、第2保持部材105は、第2嵌合部材104及びその第2嵌合部104aを保持している。
第2保持部材105の両端部にはそれぞれ、強度部材101と対向する側面にねじ孔110が設けられている。一方、強度部材101の他端部101eには、ねじ孔110に対応して、ねじ111が貫通可能な貫通孔112が一対設けられている。そして、一対のねじ111,111をそれぞれ、対応する貫通孔112を通してねじ孔110にねじ込むことにより、第2保持部材105が強度部材101の他端部101eに着脱自在に固定される。
連結部材106は、第1保持部材103の外側面(第1嵌合部材102の固定面と反対側の側面)及び第2保持部材105の外側面(第2嵌合部材104の固定面と反対側の側面)にそれぞれ2個ずつ設けられている。連結部材106は、リング状に形成された連結部106aを有する。連結部106aに対して、吊り上げ装置4の連結ワイヤ8,9(図1参照)がフック部材等を用いて連結される。本実施形態の場合、第1保持部材103の連結部材106は、連結ワイヤ9に連結され、第2保持部材105の連結部材106は、連結ワイヤ8に連結される。
パネル吊り具100は、強度部材101と異なる他の強度部材113をさらに備える。なお、2つの強度部材101,113を区別するために、以下の説明では、強度部材101を第1強度部材といい、強度部材113を第2強度部材という。
第2強度部材113は、パネル1の一端部1aから他端部1bに亘って、第1強度部材101とは反対に、パネル1の厚み方向の他方の面上に配置される。また、第2強度部材113は、第1強度部材101と同じく、パネル1の一端部1aから他端部1bに亘って延びる一対の長辺部113a,113aと、一対の短辺部113b,113cとで矩形枠状に組み立てて構成されている。一対の短辺部113b,113cの長手方向の長さは、一対の長辺部113a,113aの長手方向の長さよりも短い。長辺部113a,113a及び短辺部113b,113cは、それぞれ四角筒状である。第2強度部材113の材質は、ステンレス鋼等の金属、合金又は繊維強化樹脂等である。
第2強度部材113の一端部113dは、一方の短辺部113b及びこの短辺部113bを挟む一対の長辺部113a,113aの端部により構成される。第2強度部材113の他端部113eは、他方の短辺部113c及びこの短辺部113cを挟む一対の長辺部113a,113aの端部により構成される。
第2強度部材113の一端部113dには、ねじ114が貫通可能な貫通孔115が一対設けられている。一方、第1保持部材103の両端部には、それぞれ第2強度部材113と対向する側面にねじ孔116が設けられている。そして、一対のねじ114,114をそれぞれ、対応する貫通孔115を通してねじ孔116にねじ込むことにより、第1保持部材103が第2強度部材113の一端部113dに着脱自在に固定される。
また、第2強度部材113の他端部113eには、ねじ117が貫通可能な貫通孔118が一対設けられている。一方、第2保持部材105の両端部には、それぞれ第2強度部材113と対向する側面にねじ孔119が設けられている。そして、一対のねじ117,117をそれぞれ、対応する貫通孔118を通してねじ孔119にねじ込むことにより、第2保持部材105が第2強度部材113の他端部113eに着脱自在に固定される。
次に、パネル吊り具100を用いて、平置き状態のパネル1を立ち起こす作業の手順の一例について説明する。パネル吊り具100は、第1強度部材101に第1保持部材103のみが固定されたものを用いる。
先ず初めに、第1強度部材101を、平置きされた、裏面1dが表向き状態にあるパネル1の上面上に配置する。
続いて、パネル1の凸部15に、第1保持部材103に保持された第1嵌合部102aを嵌め込み、パネル1の溝部16に、第2保持部材105に保持された第2嵌合部104aを嵌め込んだ状態で、第2保持部材105を第1強度部材101に固定する。
次いで、第1保持部材103と第2保持部材105のそれぞれの連結部材106に吊り上げ装置4を連結して,パネル1を水平状態のまま所定寸法吊り上げる。
続いて、吊り上げ装置4の操作により、第2保持部材105の連結部材106を支点にして、第1強度部材101の一端部101dが他端部101eの鉛直下方に位置する状態にまで回動させる。
以上によって、パネル1の立て起こし作業が終了する。
平置きされた、表面1cが上向き状態にあるパネル1に対しては、第2強度部材113に第1保持部材103のみが固定されたパネル吊り具100を用いることで、上述と同様の手順によってパネル1の立て起こし作業を行うことができる。
また、パネル吊り具100は、第1強度部材101に第1保持部材103及び第2保持部材105が固定されたものを用いてパネル1の立て起こしを行った後、以下の手順を行うことでパネル1の反転作業を行うことができる。
すなわち、パネル1を立て起こした後、パネル1の第1強度部材101と反対側の面上(換言すればパネル1の厚み方向の他方の面上)に第2強度部材113を配置し、第2強度部材113に第1保持部材103及び第2保持部材105を固定する。
次いで、第1保持部材103及び第2保持部材105から第1強度部材101を取り外す。その後、吊り上げ装置4によって、パネル1を、第2強度部材113がパネル1の上方に位置する姿勢まで反転させる。
以上によって反転作業が終了する。
また、パネル吊り具100は、第2強度部材113に第1保持部材103及び第2保持部材105が固定されたものを用いてパネル1の立て起こしを行った後、上述と同様の手順を行うことでパネル1の反転作業を行うこともできる。
本実施形態の場合、パネル吊り具100を用いてパネル1を立ち起こす作業では、第1強度部材101又は第2強度部材113の下面に、第1嵌合部102a、第1保持部材103、第2嵌合部104a及び第2保持部材105を介してパネル1が吊り上げられる。このとき、両端部が支持された状態でパネル1を吊り上げることができるので、吊り上げ時のパネル1の姿勢が不安定にならず、パネル1を支持する人手が不要となって、人手がかかりにくくなる。
また、パネル吊り具100は、第1強度部材101の外に、第2強度部材113をさらに備えることで、パネル1を反転させることができるので、パネル1の現場加工などの利便性を高めることができる。
その上、パネル1の反転の際に、吊り上げ装置4の付け替えを必要としないので、パネル1の反転作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は前記第1〜第4の実施形態に限定されるものではなく、その種々の形態を包含するものである。例えば各実施形態では、レッカー吊部5と電動ホイスト7とを備える吊り上げ装置4を用いたが、この吊り上げ装置4は、これに限定されないのは勿論である。例えば、エアシリンダやダンパー等を用いて構成した吊り上げ装置、あるいは従来公知の吊り上げ装置を用いてもよい。
また、前記第1〜第3の実施形態のパネル吊り具3,60,80,90は、第1嵌合部32a,81a,91aを有する第1嵌合部材32,81,91が、支え材36,83,93と一体に成形されたものであってもよい。また、前記第1〜第3の実施形態のパネル吊り具3,60,80,90は、第2嵌合部33a,82a,92aを有する第2嵌合部材33,82,92が、保持部材37,85,95と一体に成形されたものであってもよい。
さらに、第1の実施形態では、第2嵌合部33aを強度部材31の下面に固定し、第1嵌合部32aを、スライド機構35により強度部材31の下面に沿って移動してパネル1の凸部15に嵌め込まれるように設けてもよい。また、スライド機構35としては、第1の実施形態のようなリンク機構に限らないのは言うまでもない。
加えて、強度部材31,101は、各実施形態のように矩形枠状のものに限らず、例えばパネル1の一端から他端に亘って延びる棒状のものでもよいのは言うまでもない。
以上説明したように、第1ないし第3の実施形態は、一端に凸部15を有し、他端に溝部16を有するパネル1を平置き状態から吊り上げるためのパネル吊り具3,60,80,90として、以下のような構成にしている。
すなわち、パネル吊り具3,60,80,90は、強度部材31と、第1嵌合部32a,81a,91aと、第2嵌合部33a,82a,92aと、連結部材34とを備える。強度部材31は、パネル1の一端から他端に亘って、パネル1の上面上に配置される。第1嵌合部32a,81a,91aは、強度部材31の一端部31dに位置し、凸部15に嵌め込み可能になっている。第2嵌合部33a,82a,92aは、強度部材31の他端部31eに位置し、溝部16に嵌め込み可能になっている。連結部材34は、強度部材31の一端部31dと他端部31eにそれぞれ設けられ、吊り上げ装置4に対して連結可能になっている。
この構成では、強度部材31の下面に第1嵌合部32a,81a,91a及び第2嵌合部33a,82a,92aを介してパネル1が吊り上げられる。このとき、両端部が支持された状態でパネル1を吊り上げることができるので、吊り上げ時のパネル1の姿勢が不安定にならず,パネル1を支持する人手が不要となって、人手がかかりにくくなる。また、パネル1の積み替え作業では、従来の如く立て起こし、吊り上げ、移動及び倒伏を繰り返す必要はなく、単に吊り上げ、移動及び吊り下げを繰り返すだけで足りるため、作業の迅速化をより図ることができる。
第1ないし第3の実施形態は、前述した構成に加えて、以下のような構成にしている。すなわち、第1嵌合部32a,81a,91a及び第2嵌合部33a,82a,92aのいずれか一方は、強度部材31の下面に固定されており、他方は、スライド機構35により強度部材31の下面に沿って移動して凸部15又は溝部16に嵌め込まれるように設けられている。
この構成では、パネル1の上面上に強度部材31を配置するとき、強度部材31の下面に固定された第1嵌合部32a,81a,91a又は第2嵌合部33a,82a,92aをパネル1の凸部15又は溝部16に嵌め込むとともに、スライド機構35により強度部材31の下面に沿って移動可能な第2嵌合部33a,82a,92a又は第1嵌合部32a,81a,91aをパネル1の溝部16側又は凸部15側に移動させてパネル1の溝部16又は凸部15に嵌め込む。この嵌め込み操作は、比較的簡単であるため、その分作業の迅速化に寄与することができる。
第1ないし3の実施形態は、前述した構成に加えて、以下のような構成にしている。すなわち、スライド機構35は、強度部材31の下面に沿って移動可能に設けられた保持部材37を有し、保持部材37で他方(第1嵌合部32a又は第2嵌合部33a)を保持する。また、スライド機構35は、保持部材37を、他方が凸部15又は溝部16に嵌まり込む第1位置と、他方が凸部15又は溝部16から離れる第2位置との間で移動させるための操作部38を有している。このため、操作部38による保持部材37の移動を円滑に行うことができ、操作の容易性及び動作の信頼性を高めることができる。
第2の実施形態は、前述の構成に加えて、以下のような構成にしている。すなわち、パネル吊り具60は、強度部材31の下面に第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介して保持されたパネル1の落下を防止する落下防止機構61をさらに備える。落下防止機構61は、第1回動部材62と、第2回動部材63と、操作部材64とを有している。第1回動部材62は、強度部材31の一端部31dに回動可能に支持され、第1嵌合部32aが嵌め込まれた状態のパネル1の一端部1aに嵌め込み可能な凹部66を有する。第2回動部材63は、強度部材31の他端部31eに回動可能に支持され、第2嵌合部33aが嵌め込まれた状態のパネル1の他端部1bに嵌め込み可能な凹部68を有する。操作部材64は、第1回動部材62及び第2回動部材63をそれぞれ回動操作するものである。
この構成では、落下防止機構61の操作部材64を操作することで、第1嵌合部32aが嵌め込まれた状態のパネル1の一端部1aに対し第1回動部材62の凹部66を嵌め込むことができるとともに、第2嵌合部33aが嵌め込まれた状態のパネル1の他端部1bに対し第2回動部材63の凹部68を嵌め込むことができる。このような状態では、パネル1の両端部1a,1bは、それぞれ第1嵌合部32a及び第2嵌合部33aを介して強度部材31に支持されるだけでなく、第1回動部材62及び第2回動部材63を介して強度部材31に支持されるため、吊り上げ状態からのパネルの落下を防止することができる。
第4の実施形態は、一端に凸部15を有し、他端に溝部16を有するパネル1を平置き状態から吊り上げるためのパネル吊り具100として、以下のような構成にしている。
すなわち、パネル吊り具100は、強度部材101と、凸部15に嵌め込み可能な第1嵌合部102aと、第1保持部材103と、溝部16に嵌め込み可能な第2嵌合部104aと、第2保持部材105と、連結部材106とを備える。強度部材101は、パネル1の一端から他端に亘って、パネル1の上面上に配置される。第1保持部材103は、第1嵌合部を保持するものであり、強度部材101の一端部101dに着脱自在に固定される。第2保持部材105は、第2嵌合部を保持するものであり、強度部材101の他端部101eに着脱自在に固定される。連結部材106は、第1保持部材103及び第2保持部材105にそれぞれ設けられ、吊り上げ装置に対して連結可能になっている。
この構成では、強度部材101の下面に第1嵌合部102a、第1保持部材103、第2嵌合部104a及び第2保持部材105を介してパネル1が吊り上げられる。このとき、両端部が支持された状態でパネル1を吊り上げることができるので,吊り上げ時のパネル1の姿勢が不安定にならず,パネル1を支持する人手が不要となって、人手がかかりにくくなる。また、パネル1の積み替え作業では、従来の如く立て起こし、吊り上げ、移動及び倒伏を繰り返す必要はなく、単に吊り上げ、移動及び吊り下げを繰り返すだけで足りるため、作業の迅速化をより図ることができる。
第4の実施形態は、前述した構成に加えて、以下のような構成にしている。すなわち、パネル吊り具100は、一端部113dに第1保持部材103が着脱自在に固定され、他端部113eに第2保持部材105が着脱自在に固定される他の強度部材113をさらに備える。
この構成では、パネル1を吊り上げた状態でパネル1の強度部材101と反対側の面上に他の強度部材113を配置し、他の強度部材113に第1保持部材103及び第2保持部材105を固定し、強度部材101を第1保持部材103及び第2保持部材105から取り外すことにより、パネル1を反転させることができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記各例の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。
1 パネル
3,60,100 パネル吊り具
15 凸部
16 溝部
31 強度部材
31d,101d 一端部
31e,101e 他端部
32a,81a,91a,102a 第1嵌合部
33a,82a,92a,104a 第2嵌合部
34,106 連結部材
35 スライド機構
37 保持部材
38 操作部
61 落下防止機構
62 第1回動部材
63 第2回動部材
64 操作部材
66,68 凹部
80 第1パネル吊り具
90 第2パネル吊り具
101 強度部材(第1強度部材)
103 第1保持部材
105 第2保持部材
113 他の強度部材(第2強度部材)
113d 一端部
113e 他端部

Claims (6)

  1. 一端に凸部を有し、他端に溝部を有するパネルを平置き状態から吊り上げるためのパネル吊り具であって、
    前記パネルの前記一端から前記他端に亘って、前記パネルの上面上に配置される強度部材と、
    前記強度部材の一端部に位置し、前記凸部に嵌め込み可能な第1嵌合部と、
    前記強度部材の他端部に位置し、前記溝部に嵌め込み可能な第2嵌合部と、
    前記強度部材の前記一端部と前記他端部にそれぞれ設けられ、吊り上げ装置に対して連結可能な連結部材とを備えたことを特徴とするパネル吊り具。
  2. 前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部のいずれか一方は、前記強度部材の下面に固定されており、他方は、スライド機構により前記強度部材の下面に沿って移動して前記凸部又は前記溝部に嵌め込まれるように設けられていることを特徴とする請求項1記載のパネル吊り具。
  3. 前記スライド機構は、
    前記強度部材の下面に沿って移動可能に設けられ、前記他方を保持する保持部材と、
    この保持部材を、前記他方が前記凸部又は前記溝部に嵌まり込む第1位置と、前記他方が前記凸部又は前記溝部から離れる第2位置との間で移動させるための操作部とを有していることを特徴とする請求項2記載のパネル吊り具。
  4. 前記強度部材の下面に前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部を介して保持されたパネルの落下を防止する落下防止機構をさらに備え、
    この落下防止機構は、
    前記強度部材の前記一端部に回動可能に支持され、前記第1嵌合部が嵌め込まれた状態の前記パネルの一端部に嵌め込み可能な凹部を有する第1回動部材と、
    前記強度部材の前記他端部に回動可能に支持され、前記第2嵌合部が嵌め込まれた状態の前記パネルの他端部に嵌め込み可能な凹部を有する第2回動部材と、
    前記第1回動部材及び前記第2回動部材を回動操作する操作部材とを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のパネル吊り具。
  5. 一端に凸部を有し、他端に溝部を有するパネルを平置き状態から吊り上げるためのパネル吊り具であって、
    前記パネルの前記一端から前記他端に亘って、前記パネルの上面上に配置される強度部材と、
    前記凸部に嵌め込み可能な第1嵌合部と、
    前記強度部材の一端部に着脱自在に固定され、前記第1嵌合部を保持する第1保持部材と、
    前記溝部に嵌め込み可能な第2嵌合部と、
    前記強度部材の他端部に着脱自在に固定され、前記第2嵌合部を保持する第2保持部材と、
    前記第1保持部材及び前記第2保持部材にそれぞれ設けられ、吊り上げ装置に対して連結可能な連結部材とを備えたことを特徴とするパネル吊り具。
  6. 一端部に前記第1保持部材が着脱自在に固定され、他端部に前記第2保持部材が着脱自在に固定される他の強度部材をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載のパネル吊り具。

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