JP2018012588A - 電池ブロック吊上治具 - Google Patents

電池ブロック吊上治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018012588A
JP2018012588A JP2016143394A JP2016143394A JP2018012588A JP 2018012588 A JP2018012588 A JP 2018012588A JP 2016143394 A JP2016143394 A JP 2016143394A JP 2016143394 A JP2016143394 A JP 2016143394A JP 2018012588 A JP2018012588 A JP 2018012588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery block
hand
longitudinal direction
distance
gripping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016143394A
Other languages
English (en)
Inventor
服部 篤典
Atsunori Hattori
篤典 服部
幹 宮崎
Miki Miyazaki
幹 宮崎
大内 孝志
Takashi Ouchi
孝志 大内
博昭 吉田
Hiroaki Yoshida
博昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016143394A priority Critical patent/JP2018012588A/ja
Publication of JP2018012588A publication Critical patent/JP2018012588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】大きさが異なる2種類の電池ブロックに対し、共通して用いることができる電池ブロック吊上治具を提供する。【解決手段】電池ブロック吊上治具1は、ハンド部間距離を、第1電池ブロックを第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第1距離と、第2電池ブロックを第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第2距離との間で切り替える距離切替機構と、第1電池ブロックを第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態の電池ブロック吊上治具1をクレーンによって吊り上げたときに、支持部材10が水平となる第1吊り位置と、第2電池ブロックを第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態の電池ブロック吊上治具1をクレーンによって吊り上げたときに、支持部材10が水平となる第2吊り位置との間で、吊り部20の位置を切り替える吊り位置切替機構とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電池ブロック吊上治具、特に、大きさが異なる2種類の電池ブロックに対し、共通して用いることができる電池ブロック吊上治具に関する。
特許文献1には、電池パックの製造方法が開示されている。具体的には、まず、複数の電池を有する電池モジュール(電池ブロック)を、吊上治具(電池ブロック吊上治具)の所定の位置に配置する。電池ブロック吊上治具は、電池ブロックが載置される載置板と、この載置板の四隅に立設された係止部とを有する。係止部は、載置板に対し、取り外し可能に取り付けられる。電池ブロック吊上治具の載置板の上に電池ブロックを載置した状態で、ワイヤー等を介して吊上装置(クレーン)を電池ブロック吊上治具の係止部に係止させて、吊上装置によって、電池ブロック吊上治具と共に電池ブロックを吊り上げて移動させる。
特開2015−88243号公報
そして、電池パックを構成する底板に、電池ブロック吊上治具と共に電池ブロックを配置する。具体的には、底板には、電池ブロック吊上治具の載置板が嵌合する凹部(位置決め部)が形成されており、載置板を底板の凹部に嵌合させつつ、電池ブロックを底板上に配置する。その後、載置板から係止部を取り外す。このようにして、電池ブロックを吊り上げて底板の上に移動させる。なお、電池パックを構成する底板には、4つの凹部が形成されている。従って、特許文献1では、上述の吊り上げ移動作業を4回行うことで、4つの凹部のそれぞれに電池ブロックを配置して、電池パックを製造する。
ところで、特許文献1では、同じ大きさ(1種類)の電池ブロックを組み合わせて、電池パックを製造する。このため、電池パックを構成するいずれの電池ブロックについても、同一の電池ブロック吊上治具を用いて、クレーン(吊上装置)によって吊り上げて、所定の組み付け位置へ移動させることができる。
一方、大きさが異なる2種類の電池ブロック(第1電池ブロックと第2電池ブロック)を用いて、電池パックを製造することもある。大きさが異なる2種類の電池ブロックでは、その重心位置や重量が異なるので、この場合には、2種類の電池ブロック吊上治具を用いて、大きさが異なる2種類の電池ブロックをそれぞれ吊り上げて移動するようにしていた。
しかしながら、2種類の電池ブロック吊上治具を用意することは、治具のコストが上昇するという課題があった。また、第1電池ブロック用の治具を用いて第1電池ブロックをクレーンによって吊り上げて、所定の組み付け位置に移動させた後、第2電池ブロックをクレーンによって吊り上げて所定の組み付け位置に移動させる際は、クレーンの吊り具に掛ける治具を、第1電池ブロック用の治具から第2電池ブロック用の治具に付け替える作業が必要になり、作業効率が良くないという課題もあった。このような課題を解決すべく、大きさが異なる2種類の電池ブロックに対し、共通して用いることができる電池ブロック吊上治具が求められていた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、大きさが異なる2種類の電池ブロックに対し、共通して用いることができる電池ブロック吊上治具を提供するものである。
本発明の一態様は、長手方向に延びる支持部材と、前記支持部材に設けられた(結合された)吊り部であって、クレーンの吊り具が掛けられる吊り部と、前記支持部材のうち前記長手方向の一方側の部位に設けられた(結合された)カウンタウエイト部と、電池ブロックを掴み持つ一対のハンド部であって、前記支持部材のうち前記カウンタウエイト部が設けられている部位よりも前記長手方向の他方側の部位に設けられた(結合された)一対のハンド部と、を備える電池ブロック吊上治具であって、前記一対のハンド部は、前記支持部材のうち前記長手方向の他方側の部位に設けられ(結合され)、前記電池ブロックのうち前記長手方向の他方側の部位を持つ第1ハンド部と、前記支持部材のうち前記第1ハンド部が設けられている部位よりも前記長手方向の一方側の部位(前記カウンタウエイト部が設けられている部位よりも前記長手方向の他方側)に設けられ(結合され)、前記電池ブロックのうち前記長手方向の一方側の部位を持つ第2ハンド部と、を有し、前記電池ブロック吊上治具は、前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部の少なくとも一方を前記長手方向に移動させて、前記長手方向にかかる前記第1ハンド部と前記第2ハンド部との間の距離であるハンド部間距離を切り替える距離切替機構であって、前記ハンド部間距離を、複数の電池を有する第1電池ブロックを、前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴むときの第1距離と、複数の電池を有する第2電池ブロックであって、前記第1電池ブロックよりも前記長手方向の寸法が小さい第2電池ブロックを、前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴むときの第2距離と、の間で切り替える距離切替機構と、前記吊り部の位置を切り替える吊り位置切替機構であって、前記クレーンの前記吊り具を前記吊り部に掛けて、前記第1電池ブロックを前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴んだ状態の前記電池ブロック吊上治具を前記クレーンによって吊り上げたときに、前記支持部材が水平となる(長手方向が水平方向に一致する)前記吊り部の位置である第1吊り位置と、前記クレーンの前記吊り具を前記吊り部に掛けて、前記第2電池ブロックを前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴んだ状態の前記電池ブロック吊上治具を前記クレーンによって吊り上げたときに、前記支持部材が水平となる(長手方向が水平方向に一致する)前記吊り部の位置である第2吊り位置と、の間で、前記吊り部の位置を切り替える吊り位置切替機構と、を備える電池ブロック吊上治具である。
上述の電池ブロック吊上治具は、第1ハンド部及び第2ハンド部の少なくとも一方を長手方向に移動させて、長手方向にかかる第1ハンド部と第2ハンド部との間の距離であるハンド部間距離を切り替える距離切替機構を有している。具体的には、この距離切替機構は、前記ハンド部間距離を、「複数の電池を有する第1電池ブロックを、第1ハンド部及び第2ハンド部によって掴むとき(持つとき、掴んだとき)の第1距離」と、「複数の電池を有する第2電池ブロックであって、第1電池ブロックよりも長手方向の寸法が小さい第2電池ブロックを、第1ハンド部及び第2ハンド部によって掴むとき(持つとき、掴んだとき)の第2距離」との間で切り替える。
このように、上述の電池ブロック吊上治具では、ハンド部間距離を、第1距離(第1電池ブロックを掴むときのハンド部間距離)及び第2距離(第2電池ブロックを掴むときのハンド部間距離)のいずれにも設定(変更)することができるので、第1電池ブロックのみならず、第1電池ブロックとは大きさが異なる(詳細には、第1電池ブロックよりも長手方向の寸法が小さい)第2電池ブロックにも使用することができる。しかも、ハンド部間距離の変更(調整)は、距離切替機構によって第1距離と第2距離との間で切り替えるだけなので、ハンド部間距離を、容易に、第1距離または第2距離に設定(変更)することができる。
さらに、上述の電池ブロック吊上治具は、吊り部の位置を切り替える吊り位置切替機構を有している。具体的には、この吊り位置切替機構は、「クレーンの吊り具を吊り部に掛けて、第1電池ブロックを第1ハンド部及び第2ハンド部によって掴んだ状態の電池ブロック吊上治具をクレーンによって吊り上げたときに、支持部材が水平となる(長手方向が水平方向に一致する)吊り部の位置である第1吊り位置」と、「クレーンの吊り具を吊り部に掛けて、第2電池ブロックを第1ハンド部及び第2ハンド部によって掴んだ状態の電池ブロック吊上治具をクレーンによって吊り上げたときに、支持部材が水平となる(長手方向が水平方向に一致する)吊り部の位置である第2吊り位置」との間で、吊り部の位置を切り替える。
このように、上述の電池ブロック吊上治具では、吊り部の位置を、第1吊り位置(支持部材を水平にして第1電池ブロックを適切に吊り上げることができる位置)と第2吊り位置(支持部材を水平にして第2電池ブロックを適切に吊り上げることができる位置)のいずれにも設定(変更)することができる。従って、当該電池ブロック吊上治具によって第1電池ブロックを吊り上げて移動させるときは、吊り部の位置を第1吊り位置に設定し、第2電池ブロックを吊り上げて移動させるときは、吊り部の位置を第2吊り位置に設定することで、第1電池ブロックのみならず、第1電池ブロックとは大きさが異なる(詳細には、第1電池ブロックよりも長手方向の寸法が小さい)第2電池ブロックについても、適切に(安定して)吊り上げて移動させることができる。しかも、吊り位置の変更は、吊り位置切替機構によって第1吊り位置と第2吊り位置との間で切り替えるだけなので、吊り位置を、容易に、第1吊り位置または第2吊り位置に設定することができる。
以上説明したように、上述の電池ブロック吊上治具は、大きさが異なる2種類の電池ブロックに対し、共通して用いることができる。
なお、クレーンとは、荷(本発明では、電池ブロック)を吊り上げて、これを移動させる(運搬する)装置をいう。クレーンとしては、例えば、ホイスト式クレーン、クラブトロリ式クレーン、ロープトロリ式クレーンなどが挙げられる。
また、クレーンの吊り具としては、例えば、吊上用のフック、吊上用のワイヤロープなどが挙げられる。
実施形態にかかる電池ブロック吊上治具の側面図である。 同電池ブロック吊上治具の上面図である。 同電池ブロック吊上治具の後面図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 第1ハンド部の開閉機構及び第2ハンド部の開閉機構を説明する図である。 第2ハンド部の開閉機構を説明する図である。 第1ハンド部の開閉機構及び第2ハンド部の開閉機構を説明する他の図である。 第2ハンド部の開閉機構を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第1電池ブロックを吊り上げたときの状態を示す図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第2電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第2電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第2電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第2電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第2電池ブロックを吊り上げて移動させる方法を説明する他の図である。 同電池ブロック吊上治具を用いて第2電池ブロックを吊り上げたときの状態を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態にかかる電池ブロック吊上治具1の側面図である。図2は、電池ブロック吊上治具1の上面図である。図3は、電池ブロック吊上治具1の後面図(図1及び図2の右側から左側に向かって見たときの図)である。但し、図3では、後述するカウンタウエイト部30及び第1ハンド部50の図示を省略している。なお、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、図1における上方を電池ブロック吊上治具1においての上方、図1における下方を電池ブロック吊上治具1においての下方とする。
図1及び図2に示すように、電池ブロック吊上治具1は、支持部材10と、吊り部20と、カウンタウエイト部30と、一対のハンド部40とを備えている。支持部材10は、長手方向DX(図1及び図2において左右方向)に延びる棒状の部材である。吊り部20は、支持部材10のうち長手方向DXの略中央部に設けられている(結合されている)。この吊り部20には、後述するように、クレーン3の吊り具3b(図14参照)が掛けられる。カウンタウエイト部30は、支持部材10のうち長手方向DXの一方側DX1(図1及び図2において右側)の部位に設けられている(結合されている)。
なお、支持部材10のうち長手方向DXの一方側DX1の部位の上面には、長手方向DXに延びる第1レール部11が設けられている。さらに、支持部材10のうち長手方向DXの他方側DX2の部位の上面には、長手方向DXに延びる第2レール部12が設けられている。
また、吊り部20は、支持部材10に固定された平板形状の固定部21と、この固定部21の内側(長手方向DXに直交する短手方向DYの他方側DY2、図2において上側)に接続された平板形状の接続部22とを備えている。さらに、吊り部20は、クレーン3の吊り具3b(図14参照)が掛けられる略リング状の吊り掛け部25と、吊り掛け部25と固定部21とを連結する棒状の連結部材23とを備えている。
連結部材23は、その下端部が、固定部21に対し、回転軸26によって連結されている。このため、連結部材23は、回転軸26を回転(回動)の中心として、回転(回動)可能とされている。この連結部材23の側面には、連結部材23の側面から側方に突出したストッパ27が設けられている。このストッパ27は、接続部22に形成されている横長円形状の貫通孔22b内に挿入されている。図1に示す状態では、ストッパ27は、貫通孔22bの左端(長手方向DXの他方側DX2の端部)に接触しており、これにより、回転軸26を中心として回動可能とされた連結部材23が、これ以上反時計回りに回動しない状態(長手方向DXの他方側DX2に傾かない状態)とされている。
さらに、連結部材23には、固定ピン部材24が設けられている。この固定ピン部材24は、取っ手部24bと、この取っ手部24bから短手方向DYの一方側DY1(図2において下方)に延びるピン部24cとを有する。このうち、ピン部24cは、連結部材23の内部を短手方向DYに貫通しており、その先端部が、接続部22に形成されている円形状の貫通孔22c内または貫通孔22d内に挿入される。図1に示す状態では、ピン部24cは、接続部22の貫通孔22c内に挿入されており、これにより、連結部材23の位置が固定され、さらには、連結部材23に接続された吊り掛け部25の位置が位置決めされる。なお、固定ピン部材24のピン部24cは、貫通孔22c内または貫通孔22d内に対し、抜き差し可能とされている。
カウンタウエイト部30は、カウンタウエイト31と、支持部材10のうち第1レール部11が設けられている部位に結合している(第1レール部11に沿って長手方向DXにスライド可能に結合している)第1結合部33と、カウンタウエイト31と第1結合部33とを連結する連結部32とを備えている(図2参照)。さらに、図1に示すように、カウンタウエイト部30は、第1結合部33の下方に接続された治具側第2位置決め部35を備えている。この治具側第2位置決め部35には、下面に開口する円筒形状の有底穴35bが形成されている。この治具側第2位置決め部35の有底穴35b内に、後述するパレット9に設けられているパレット側第2位置決め部9b(円柱形状の部材)が挿入されて嵌合することで、電池ブロック吊上治具1の長手方向DXの一方側DX1が、パレット9に対し位置決めされる(図4、図15参照)。
一対のハンド部40は、第1電池ブロック5または第2電池ブロック7(図4、図15参照)を掴み持つ部位である。この一対のハンド部40は、支持部材10のうちカウンタウエイト部30が設けられている部位よりも長手方向DXの他方側DX2(図1及び図2において左側)の部位に設けられている(結合されている)。
なお、第1電池ブロック5は、図示しない6つの電池モジュールを有している。具体的には、図4において、上下方向に2つの電池モジュールが配置された電池モジュールの組が、長手方向DXに3組配列されている。一方、第2電池ブロック7は、図示しない4つの電池モジュールを有している。具体的には、図15において、上下方向に2つの電池モジュールが配置された電池モジュールの組が、長手方向DXに2組配列されている。従って、第2電池ブロック7は、第1電池ブロック5に比べて、長手方向DXに電池モジュールが1つ(1組)少ない分だけ、長手方向DXの寸法が小さくなっている。なお、本実施形態では、円筒型の単電池を複数個組み合わせて、1つの電池モジュールとしている。
一対のハンド部40は、第1ハンド部50と第2ハンド部60とを有している。このうち、第1ハンド部50は、支持部材10のうち長手方向DXの他方側DX2(図1において左側)の部位に設けられており(結合されており)、後述するように、第1電池ブロック5(または第2電池ブロック7)のうち長手方向DXの他方側DX2の部位を持つ部位である(図11、図17参照)。
この第1ハンド部50は、図1及び図2に示すように、支持部材10のうち第2レール部12が設けられている部位に結合している(詳細には、第2レール部12に沿って長手方向DXにスライド可能に結合している)第2結合部51と、この第2結合部51の下部に接続されたL字状の第1ハンド支持部52とを備えている。この第1ハンド支持部52の上面には、第5レール部52bが設けられている。また、第1ハンド部50は、第2結合部51に対し短手方向DYの他方側DY2に接続された、図示しないカウンタウエイトを有している。
さらに、第1ハンド部50は、第1ハンド支持部52のうち第5レール部52bが設けられている部位に結合している(詳細には、第5レール部52bに沿って長手方向DXにスライド可能に結合している)第5結合部53と、この第5結合部53に接続された電池ブロック把持部54とを備えている。電池ブロック把持部54は、短手方向DY(図2において上下方向)に延びる部材であり、その一方側DY1(図2において下側)の部位には2つの第1突起部54bが設けられており、他方側DY2(図2において上側)の部位には2つの第2突起部54cが設けられている。
第1突起部54bは、後述するように、第1電池ブロック5の長手方向DXの他方側DX2で且つ短手方向DYの一方側DY1の部位に設けられている第1把持穴5b(図5参照)内に挿入される。また、第2突起部54cは、後述するように、第1電池ブロック5の長手方向DXの他方側DX2で且つ短手方向DYの他方側DY2の部位に設けられている第2把持穴5c(図5参照)内に挿入される。このように、第1突起部54bを第1把持穴5b内に挿入すると共に、第2突起部54cを第2把持穴5c内に挿入することで、第1電池ブロック5のうち長手方向DXの他方側DX2の部位を、第1ハンド部50によって保持(把持)することができる。このことは、第2電池ブロック7に対しても同様である。
本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、第1ハンド部50の第5結合部53を、第1ハンド支持部52の第5レール部52bに沿って長手方向DX(図1及び図2において左右方向)にスライドさせることで、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の長手方向DXにかかる位置を変更することができる。
具体的には、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置を、「第1突起部54bが第1把持穴5b内に挿入されると共に、第2突起部54cが第2把持穴5c内に挿入されて、電池ブロック把持部54により第1電池ブロック5が把持された状態となる位置(この位置を第1把持位置とする)(図11及び図12参照)」と、「第1突起部54bが第1把持穴5bの外部に位置すると共に、第2突起部54cが第2把持穴5cの外部に位置して、電池ブロック把持部54が第1電池ブロック5から離間した状態となる位置(この位置を第1離間位置とする)(図4及び図5参照)」との間で切り替えることができる。このことは、第2電池ブロック7に対しても同様である。
より具体的には、図1に示すように、第1ハンド支持部52のうち第5レール部52bが設けられている部位において、長手方向DXの一方側DX1には一方側ストッパ52cが設けられており、他方側DX2には他方側ストッパ52dが設けられている。これにより、第1ハンド部50の第5結合部53は、一方側ストッパ52cと他方側ストッパ52dとの間において、第1ハンド支持部52の第5レール部52bに沿って長手方向DXに移動することが可能となっている。
従って、図1及び図2に示すように、第5結合部53が一方側ストッパ52cに接触した状態であるとき、第5結合部53と共に長手方向DXに移動する電池ブロック把持部54は、長手方向DXについて最も一方側DX1に位置した状態となる。このときの電池ブロック把持部54の位置が、第1把持位置である(図11及び図12参照)。
一方、図4及び図5に示すように、第5結合部53が他方側ストッパ52dに接触した状態であるとき、第5結合部53と共に長手方向DXに移動する電池ブロック把持部54は、長手方向DXについて最も他方側DX2に位置した状態となる。このときの電池ブロック把持部54の位置が、第1離間位置である。
なお、電池ブロック把持部54が第1把持位置である状態を、第1ハンド部50の閉状態、電池ブロック把持部54が第1離間位置である状態を、第1ハンド部50の開状態という。
また、第5結合部53には、ハンドル部58が、連結部材57を通じて接続されている。このため、作業者が、ハンドル部58を握り、このハンドル部58を長手方向DXに移動させることで、一方側ストッパ52cと他方側ストッパ52dとの間において、第5結合部53を長手方向DXに移動させると共に、電池ブロック把持部54を長手方向DXに移動させることができる。
また、本実施形態の電池ブロック吊上治具1は、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とした状態で電池ブロック把持部54を固定し、また、電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とした状態で電池ブロック把持部54を固定する機構を有している。
具体的には、第2結合部51には、接続部材84を通じて、長手方向DXに延びる平板形状をなす位置決め部材85が接続されている(図2参照)。この位置決め部材85の一方側DX1には、円形状の一方側位置決め孔85bが形成されており、他方側DX2には、円形状の他方側位置決め孔85cが形成されている。一方側位置決め孔85bと他方側位置決め孔85cとの間の長手方向DXにかかる距離(孔ピッチ)は、一方側ストッパ52cと他方側ストッパ52dとの間の長手方向DXにかかる離間距離と等しくされている。
また、第5結合部53とハンドル部58とを連結する連結部材57のうち、位置決め部材85の上方に位置する部位には、固定ピン部材59が設けられている。この固定ピン部材59は、その先端部が、位置決め部材85の一方側位置決め孔85b内または他方側位置決め孔85c内に挿入される(図7及び図9参照)。この固定ピン部材59は、一方側位置決め孔85b内または他方側位置決め孔85c内に、抜き差し可能とされている。
図4、図5、及び図9に示す状態(すなわち、電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とした状態)では、固定ピン部材59は、他方側位置決め孔85c内に挿入されており、これにより、電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とした状態で、電池ブロック把持部54(第1突起部54b及び第2突起部54c)の位置が固定される。
一方、図7、図11、及び図12に示す状態(すなわち、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とした状態)では、固定ピン部材59は、一方側位置決め孔85b内に挿入されており、これにより、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とした状態で、電池ブロック把持部54(第1突起部54b及び第2突起部54c)の位置が固定される。
さらに、第1ハンド部50は、第2結合部51の下部に接続された治具側第1位置決め部56を有している。この治具側第1位置決め部56は、第2結合部51の下部から下方に延びる延在部56dと、この延在部56dに接続して、長手方向DXに直交する短手方向DY(図2において上下方向)に延びる嵌合部56fとを有している。
嵌合部56fのうち短手方向DYの一方側DY1(図2において下側)には、後述するパレット9に設けられているパレット側第1位置決め部9c(矩形板状の部材)のうち短手方向DYの一方側DY1の角部に係合する第1係合部56bが設けられている。また、嵌合部56fのうち短手方向DYの他方側DY2(図2において上側)には、パレット側第1位置決め部9cのうち短手方向DYの他方側DY2の角部に係合する第2係合部56cが設けられている。この治具側第1位置決め部56が、パレット9に設けられているパレット側第1位置決め部9cの上部に嵌合することで、電池ブロック吊上治具1の長手方向DXの他方側DX2が、パレット9に対し位置決めされる(図4、図15参照)。
なお、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、第1ハンド部50とカウンタウエイト部30とが接続されて一体とされて、第1ユニット部1Aを構成している。具体的には、図2に示すように、第1ハンド部50の第2結合部51に接続された接続部材84と、カウンタウエイト部30の第1結合部33に接続された接続部材83とが、長手方向DXに延びる棒状の連結部材81によって連結されることで、第1ハンド部50とカウンタウエイト部30とが一体とされて、第1ユニット部1Aを構成している。
一方、第2ハンド部60は、図1及び図2に示すように、支持部材10のうち第1ハンド部50が設けられている部位よりも長手方向DXの一方側DX1の部位(カウンタウエイト部30が設けられている部位よりも長手方向DXの他方側DX2)に設けられている(結合されている)。この第2ハンド部60は、後述するように、第1電池ブロック5(または第2電池ブロック7)のうち長手方向DXの一方側DX1の部位を持つ(図11、図17参照)。
この第2ハンド部60は、短手方向DY(図2において上下方向)に延びる棒状をなす固定部材61を有している。この固定部材61は、支持部材10に直交するようにして支持部材10に固定されている。この固定部材61のうち短手方向DYの一方側DY1(図2において下側)の部位61bの上面には、短手方向DYに延びる第3レール部62bが設けられている。さらに、固定部材61のうち短手方向DYの他方側DY2(図2において上側)の部位61cの上面には、短手方向DYに延びる第4レール部62cが設けられている。
さらに、第2ハンド部60は、固定部材61のうち第3レール部62bが設けられている部位に結合している(詳細には、第3レール部62bに沿って短手方向DYにスライド可能に結合している)第3結合部63bと、固定部材61のうち第4レール部62cが設けられている部位に結合している(詳細には、第4レール部62cに沿って短手方向DYにスライド可能に結合している)第4結合部63cとを有している。
さらに、第2ハンド部60は、図3に示すように、第3結合部63bの下部から下方に延びる棒状の電池ブロック把持部65bと、第4結合部63cの下部から下方に延びる棒状の電池ブロック把持部65cとを有している。電池ブロック把持部65bの下端部には、短手方向DYの他方側DY2(図3において右側)に突出する第3突起部66bが設けられている。また、電池ブロック把持部65cの下端部には、短手方向DYの一方側DY1に(図3において左側)突出する第4突起部66cが設けられている。なお、第3突起部66bと第4突起部66cとは、短手方向DYに対向して設けられている。
第3突起部66bは、後述するように、第1電池ブロック5の長手方向DXの一方側DX1で且つ短手方向DYの一方側DY1の部位に設けられている第3把持穴5d(図5、図6参照)内に挿入される。また、第4突起部66cは、後述するように、第1電池ブロック5の長手方向DXの一方側DX1で且つ短手方向DYの他方側DY2の部位に設けられている第4把持穴5e(図5参照)内に挿入される。このように、第3突起部66bを第3把持穴5d内に挿入すると共に、第4突起部66cを第4把持穴5e内に挿入することで、第1電池ブロック5のうち長手方向DXの一方側DX1の部位を、第2ハンド部60によって保持(把持)することができる。このことは、第2電池ブロック7に対しても同様である。
本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、第2ハンド部60の第3結合部63bを、固定部材61の第3レール部62bに沿って短手方向DY(図3において左右方向)にスライドさせることで、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b(第3突起部66b)の短手方向DYにかかる位置を変更することができる。さらに、第2ハンド部60の第4結合部63cを、固定部材61の第4レール部62cに沿って短手方向DYにスライドさせることで、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65c(第4突起部66c)の短手方向DYにかかる位置を変更することができる。
具体的には、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b,65cの位置を、「第3突起部66bが第1電池ブロック5の第3把持穴5d内に挿入されると共に、第4突起部66cが第1電池ブロック5の第4把持穴5e内に挿入されて、電池ブロック把持部65b,65cにより第1電池ブロック5が把持された状態となる位置(この位置を第2把持位置とする)(図13参照)」と、「第3突起部66bが第3把持穴5dの外部に位置すると共に、第4突起部66cが第4把持穴5eの外部に位置して、電池ブロック把持部65b,65cが第1電池ブロック5から離間した状態となる位置(この位置を第2離間位置とする)(図6参照)」との間で切り替えることができる。このことは、第2電池ブロック7に対しても同様である。
より具体的には、固定部材61のうち第3レール部62bが設けられている部位において、短手方向DYの一方側DY1には第3一方側ストッパ68bが設けられており、他方側DY2には第3他方側ストッパ67bが設けられている。これにより、第2ハンド部60の第3結合部63bは、第3一方側ストッパ68bと第3他方側ストッパ67bとの間において、固定部材61の第3レール部62bに沿って短手方向DYに移動することが可能となっている。
さらに、固定部材61のうち第4レール部62cが設けられている部位において、短手方向DYの一方側DY1には第4一方側ストッパ67cが設けられており、他方側DY2には第4他方側ストッパ68cが設けられている。これにより、第2ハンド部60の第4結合部63cは、第4一方側ストッパ67cと第4他方側ストッパ68cとの間において、固定部材61の第4レール部62cに沿って短手方向DYに移動することが可能となっている。
従って、図6に示すように、固定部材61の一方側DY1に設けられている第3結合部63bが、第3一方側ストッパ68bに接触した状態であるとき、第3結合部63bに接続されている電池ブロック把持部65bが、短手方向DYについて最も一方側DY1に位置した状態となる。さらに、固定部材61の他方側DY2に設けられている第4結合部63cが、第4他方側ストッパ68cに接触した状態であるとき、第4結合部63cに接続されている電池ブロック把持部65cが、短手方向DYについて最も他方側DY2に位置した状態となる。従って、第3結合部63bが第3一方側ストッパ68bに接触し、且つ、第4結合部63cが第4他方側ストッパ68cに接触した状態であるとき、電池ブロック把持部65b(第3突起部66b)と電池ブロック把持部65c(第4突起部66c)とが、短手方向DYについて最も離間すると共に、第1電池ブロック5から離間した状態となる。このときの電池ブロック把持部65b,65cの位置が、第2離間位置である。
一方、図13に示すように、第3結合部63bが第3他方側ストッパ67bに接触した状態であるとき、第3結合部63bに接続されている電池ブロック把持部65bが、短手方向DYについて最も他方側DY2に位置した状態となる。さらに、第4結合部63cが第4一方側ストッパ67cに接触した状態であるとき、第4結合部63cに接続されている電池ブロック把持部65cが、短手方向DYについて最も一方側DY1に位置した状態となる。従って、第3結合部63bが第3他方側ストッパ67bに接触し、且つ、第4結合部63cが第4一方側ストッパ67cに接触した状態であるとき、電池ブロック把持部65b(第3突起部66b)と電池ブロック把持部65c(第4突起部66c)とが、短手方向DYについて最も接近すると共に、第1電池ブロック5を把持した状態となる。このときの電池ブロック把持部65b,65cの位置が、第2把持位置である。
なお、電池ブロック把持部65b,65cが第2把持位置である状態を、第2ハンド部60の閉状態、電池ブロック把持部65b,65cが第2離間位置である状態を、第2ハンド部60の開状態という。
また、図8に示すように、第3結合部63bの短手方向DYの他方側DY2には、接続部材64bが接続されており、この接続部材64bには、短手方向DYの一方側DY1から他方側DY2に屈曲して延びる連結部材69bが連結されている。また、第4結合部63cの短手方向DYの一方側DY1には、接続部材64cが接続されており、この接続部材64cには、短手方向DYの他方側DY2から一方側DY1に屈曲して延びる連結部材69cが連結されている。なお、図8は、図7のF部について、固定部材61及び支持部材10の図示を省略して、第2ハンド部60のリンク機構の一部を明示した図である。
また、図8に示すように、短手方向DYについて第3結合部63bと第4結合部63cとの中間位置(支持部材10と固定部材61とが交差する位置)には、回転部材91が配置されている。この回転部材91は、固定部材61に対し回転可能に設けられた回転軸91bを有し、この回転軸91bを回転中心として回転(回動)可能とされている。この回転部材91は、図8において短手方向に延びる回転本体部91cと、この回転本体部91cから斜め下方に延びる延在部91dとを有する。回転本体部91cの他方側DY2の端部には、連結部材69bの他方側DY2の端部が、連結ピン91gによって連結されている。また、回転本体部91cの一方側DY1の端部には、連結部材69cの一方側DY1の端部が、連結ピン91fによって連結されている。さらに、延在部91dの端部には、長手方向DXに延びる連結部材92の一方側DX1の端部が、連結ピン92bによって連結されている。
さらに、図7に示すように、連結部材92の他方側DX2の端部には、長手方向に延びる連結部材93が、連結ピン93bと93cとによって連結されている。さらに、連結部材93の他方側DX2の端部には、図7において斜め方向に延びる板状の回転部材94が、その中央部において連結されていいる。この回転部材94の他方端部は、回転軸94bによって、支持部材10に接続されている。従って、回転部材94は、回転軸94bを回転中心として回転(回動)可能とされている。さらに、この回転部材94には、ハンドル部95が接続されている。
従って、上述のような構成によれば、図7に示す状態において、作業者が、ハンドル部95を握り、このハンドル部95及びこれに接続している回転部材94を、回転軸94bを回転中心として、反時計回りに回転させると、回転部材94の中央部に連結されている連結部材93が、長手方向DXの一方側DX1(図7において右側)に移動する。すると、連結部材93に連結している連結部材92も、長手方向DXの一方側DX1(図7において右側)に移動する。
すると、図8〜図10に示すように、連結部材92の一方側DX1に連結されている回転部材91の延在部91dが、回転軸91bを支点として長手方向DXの一方側DX1(図8において右側)に力を受け、これにより、回転部材91が回転軸91bを回転中心として反時計回りに回転(回動)する。すると、連結ピン91gが、回転軸91bを回転中心として反時計回りに移動することで、短手方向DYについて一方側DY1に移動する。これにより、連結ピン91gに連結している連結部材69bが、短手方向DYの一方側DY1に移動し、さらに、接続部材64bを通じて連結部材69bに連結されている第3結合部63bが、第3レール部62bに沿って、短手方向DYの一方側DY1に移動する。なお、図10は、図9のG部について、固定部材61及び支持部材10の図示を省略して、第2ハンド部60のリンク機構の一部を明示した図である。
これにより、図7に示すように、第3他方側ストッパ67bに接触していた第3結合部63bを、第3レール部62bに沿って短手方向DYの一方側DY1(図7において下方)に移動させて、図9に示すように、第3一方側ストッパ68bに接触した状態にすることができる。
さらには、図8〜図10に示すように、回転部材91が回転軸91bを回転中心として反時計回りに回転(回動)すると、連結ピン91fは、回転軸91bを回転中心として反時計回りに移動することで、短手方向DYについて他方側DY2(図8において上側)に移動する。これにより、連結ピン91fに連結している連結部材69cが、短手方向DYの他方側DY2に移動し、さらに、接続部材64cを通じて連結部材69cに連結されている第4結合部63cが、第4レール部62cに沿って、短手方向DYの他方側DY2に移動する。
これにより、図7に示すように、第4一方側ストッパ67cに接触していた第4結合部63cを、第4レール部62cに沿って短手方向DYの他方側DY2(図7において上方)に移動させて、図9に示すように、第4他方側ストッパ68cに接触した状態にすることができる。
なお、図8は、第3結合部63bが第3他方側ストッパ67bに接触すると共に、第4結合部63cが第4一方側ストッパ67cに接触しているとき(図7に示す状態)の各部材の位置関係を示している。このとき、第2ハンド部60の第3突起部66bと第4突起部66cとの間隙(短手方向DYの距離)は、A1となっている。このときの電池ブロック把持部65b,65cの位置が、第2把持位置である。
一方、図10は、第3結合部63bが第3一方側ストッパ68bに接触すると共に、第4結合部63cが第4他方側ストッパ68cに接触しているとき(図9に示す状態)の各部材の位置関係を示している。このとき、第2ハンド部60の第3突起部66bと第4突起部66cとの間隙(短手方向DYの距離)は、A2となり、A1よりも大きくなっている。このときの電池ブロック把持部65b,65cの位置が、第2離間位置である。
また、本実施形態の電池ブロック吊上治具1は、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とした状態で電池ブロック把持部65b,65cを固定し、また、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2離間位置とした状態で電池ブロック把持部65b,65cを固定することができる。
具体的には、支持部材10の他方側DX2の端部には、円弧状に延びる位置決め部材96が固定されている(図2参照)。この位置決め部材96の他方側DX2には、円形状の他方側位置決め孔96bが形成されており、一方側DX1には、円形状の一方側位置決め孔96cが形成されている。また、回転部材94の一方端部には、固定ピン部材97が設けられている。この固定ピン部材97は、その先端部が、位置決め部材96の他方側位置決め孔96b内または一方側位置決め孔96c内に挿入される。この固定ピン部材97は、他方側位置決め孔96b内または一方側位置決め孔96c内に、抜き差し可能とされている。
図7に示す状態(すなわち、電池ブロック把持部65b,65cの位置を、第2把持位置とした状態)では、固定ピン部材97は、他方側位置決め孔96b内に挿入されており、これにより、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とした状態で、電池ブロック把持部65b,65c(第3突起部66b及び第4突起部66c)の位置が固定される。
一方、図9に示す状態(すなわち、電池ブロック把持部65b,65cの位置を、第2離間位置とした状態)では、固定ピン部材97は、一方側位置決め孔96c内に挿入されており、これにより、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2離間位置とした状態で、電池ブロック把持部65b,65c(第3突起部66b及び第4突起部66c)の位置が固定される。
また、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、支持部材10と吊り部20と第2ハンド部60とが接続されて一体とされて、第2ユニット部1Bを構成している。従って、電池ブロック吊上治具1は、前述の第1ユニット部1A(第1ハンド部50とカウンタウエイト部30)と第2ユニット部1Bとにより構成されている。
この電池ブロック吊上治具1では、第1ユニット部1A(カウンタウエイト部30)の第1結合部33を、第2ユニット部1B(支持部材10)の第1レール部11に沿って長手方向DX(図1及び図2において左右方向)にスライドさせると共に、第1ユニット部1A(第1ハンド部50)の第2結合部51を、第2ユニット部1B(支持部材10)の第2レール部12に沿って長手方向DXにスライドさせることで、長手方向DXにかかる第1ハンド部50と第2ハンド部60との間の距離(ハンド部間距離Cとする)を変更させることができる。
より具体的には、第1結合部33には、長手方向DXに延びるスライド溝部33bが形成されており(図2参照)、このスライド溝部33bが第1レール部11に沿って長手方向DXにスライドするようにして、第1結合部33が長手方向DXに移動する。さらに、第2結合部51には、長手方向DXに延びるスライド溝部51bが形成されており(図2参照)、このスライド溝部51bが第2レール部12に沿って長手方向DXにスライドするようにして、第2結合部51が長手方向DXに移動する。これにより、第1ユニット部1Aが長手方向DXに移動して、第1ユニット部1Aに含まれる第1ハンド部50が長手方向DXに移動するので、長手方向DXにかかる第1ハンド部50と第2ハンド部60との間の距離(ハンド部間距離C)を変更することができる。
但し、本実施形態では、上述した動きとは反対に、第1ユニット部1Aの位置を固定した状態で、第2ユニット部1Bを長手方向DXに移動させることで、長手方向DXにかかる第1ハンド部50と第2ハンド部60との間の距離(ハンド部間距離C)を変更する。
具体的には、まず、図4または図15に示すように、治具側第1位置決め部56を、パレット9に設けられているパレット側第1位置決め部9cの上部に嵌合させると共に、治具側第2位置決め部35の有底穴35b内に、パレット9に設けられているパレット側第2位置決め部9bを挿入することで、第1ユニット部1Aの位置を固定する。
この状態で、支持部材10の第1レール部11を第1結合部33のスライド溝部33bに沿って長手方向DXにスライドさせると共に、第2レール部12を第2結合部51のスライド溝部51bに沿って長手方向DXにスライドさせるようにして、支持部材10を含む第2ユニット部1Bを長手方向DXに移動させる。このとき、第1ユニット部1Aに含まれる第1ハンド部50の位置は変動しないが、第2ユニット部1Bに含まれる第2ハンド部60の位置は長手方向DXに変動するので、長手方向DXにかかる第1ハンド部50と第2ハンド部60との間の距離(ハンド部間距離C)が変更される。
特に、本実施形態では、ハンド部間距離Cを、「第1電池ブロック5を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第1距離C1(図11参照)」と、「第1電池ブロック5よりも長手方向DXの寸法が小さい第2電池ブロック7を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第2距離C2(図17参照)」との間で切り替えることができる。
具体的には、図1及び図2に示すように、支持部材10のうち第1レール部11が設けられている部位において、長手方向DXの一方側DX1には第1一方側ストッパ13が設けられており、他方側DX2には第1他方側ストッパ14が設けられている。これにより、第1結合部33は、第1一方側ストッパ13と第1他方側ストッパ14との間において、支持部材10の第1レール部11に沿って長手方向DXに移動することが可能となっている。
また、支持部材10のうち第2レール部12が設けられている部位において、長手方向DXの一方側DX1には第2一方側ストッパ15が設けられており、他方側DX2には第2他方側ストッパ16が設けられている。これにより、第2結合部51は、第2一方側ストッパ15と第2他方側ストッパ16との間において、支持部材10の第2レール部12に沿って長手方向DXに移動することが可能となっている。
なお、第1一方側ストッパ13と第1他方側ストッパ14との間の長手方向DXにかかる距離は、第2一方側ストッパ15と第2他方側ストッパ16との間の長手方向DXにかかる距離と等しくされている。また、第1一方側ストッパ13と第2一方側ストッパ15との間の長手方向DXにかかる距離は、第1結合部33と第2結合部51との間の長手方向DXにかかる距離と等しくされている。
従って、図1、図2、図11、図12に示すように、第1他方側ストッパ14が第1結合部33に接触すると共に、第2他方側ストッパ16が第2結合部51に接触した状態であるとき、支持部材10と共に長手方向DXに移動する第2ハンド部60は、長手方向DXについて最も一方側DX1に位置した状態となる。このときのハンド部間距離Cが、「第1電池ブロック5を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第1距離C1」となる。
なお、本実施形態の電池ブロック吊上治具1は、ハンド部間距離Cを第1距離C1とした状態で、第1ハンド部50を含む第1ユニット部1Aと第2ハンド部60を含む第2ユニット部1Bとの位置を固定し、また、ハンド部間距離Cを第2距離C2とした状態で、第1ユニット部1Aと第2ユニット部1Bとの位置を固定する機構を有している。
具体的には、図1及び図2に示すように、第2ユニット部1Bには、長手方向DXに延びる平板形状をなし、その一方側DX1の部位が吊り部20に固定されている位置決め部材71が設けられている。この位置決め部材71の一方側DX1には、円形状の一方側位置決め孔71bが形成されており、他方側DX2には、円形状の他方側位置決め孔71cが形成されている。一方側位置決め孔71bと他方側位置決め孔71cとの間の長手方向DXにかかる距離(孔ピッチ)は、第1一方側ストッパ13と第1他方側ストッパ14との間の長手方向DXにかかる距離と等しくされている。
また、図1及び図2に示すように、第1ユニット部1Aには、連結部材81に固定された位置切替部82が設けられている。この位置切替部82は、固定ピン部材82bを有している。固定ピン部材82bは、その先端部が、第2ユニット部1Bの位置決め部材71の一方側位置決め孔71b内または他方側位置決め孔71c内に挿入される。この固定ピン部材82bは、一方側位置決め孔71b内または他方側位置決め孔71c内に、抜き差し可能とされている。
図1及び図2に示す状態(すなわち、ハンド部間距離Cが第1距離C1とされた状態)では、固定ピン部材82bは、他方側位置決め孔71c内に挿入されており、これにより、ハンド部間距離Cを第1距離C1とした状態で、第1ハンド部50を含む第1ユニット部1Aと第2ハンド部60を含む第2ユニット部1Bとの位置が固定される。すなわち、電池ブロック吊上治具1について、ハンド部間距離Cを第1距離C1とした状態に保持することができる。
一方、図1及び図2に示す状態(すなわち、ハンド部間距離Cが第1距離C1とされた状態)から、前述のように第2ユニット部1Bを長手方向DXの他方側DX2に移動させて、図17及び図18に示すように、第1一方側ストッパ13が第1結合部33に接触すると共に、第2一方側ストッパ15が第2結合部51に接触した状態としたとき、支持部材10と共に長手方向DXに移動する第2ハンド部60は、長手方向DXについて最も他方側DX2に位置した状態となる。このときのハンド部間距離Cが、「第2電池ブロック7を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第2距離C2」となる。なお、このとき、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置は、第1把持位置とされている。
上述のように第2ユニット部1Bを長手方向DXの他方側DX2に移動させて、ハンド部間距離Cを第2距離C2にしたとき、第2ユニット部1Bに含まれる位置決め部材71も長手方向DXの他方側DX2に移動し、位置決め部材71の一方側位置決め孔71bの中心軸が、第1ユニット部1Aの固定ピン部材82bの中心軸と略一致した状態となる(図17及び図18参照)。この状態で、固定ピン部材82bを、一方側位置決め孔71b内に挿入することで、ハンド部間距離Cを第2距離C2とした状態で、第1ハンド部50を含む第1ユニット部1Aと第2ハンド部60を含む第2ユニット部1Bとの位置が固定される。すなわち、電池ブロック吊上治具1について、ハンド部間距離Cを第2距離C2とした状態に保持することができる。
以上説明したように、本実施形態の電池ブロック吊上治具1は、第1ハンド部50及び第2ハンド部60の少なくとも一方を長手方向DXに移動させて、長手方向DXにかかる第1ハンド部50と第2ハンド部60との間の距離であるハンド部間距離Cを切り替える距離切替機構を有している。この距離切替機構は、前述のように、ハンド部間距離Cを、「第1電池ブロック5を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第1距離C1」と、「第1電池ブロック5よりも長手方向DXの寸法が小さい第2電池ブロック7を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第2距離C2」との間で切り替える。
なお、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、「距離切替機構」は、支持部材10の第1レール部11と、第2レール部12と、第1一方側ストッパ13と、第1他方側ストッパ14と、第2一方側ストッパ15と、第2他方側ストッパ16と、第1結合部33と、第2結合部51と、位置決め部材71と、位置切替部82とにより構成されている。
このように、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、ハンド部間距離Cを、第1距離C1(第1電池ブロック5を掴むときのハンド部間距離)及び第2距離C2(第2電池ブロック7を掴むときのハンド部間距離)のいずれにも設定(変更)することができるので、第1電池ブロック5のみならず、第1電池ブロック5とは大きさが異なる(詳細には、第1電池ブロック5よりも長手方向DXの寸法が小さい)第2電池ブロック7にも使用することができる。しかも、ハンド部間距離の変更(調整)は、距離切替機構によって第1距離C1と第2距離C2との間で切り替えるだけなので、ハンド部間距離Cを、容易に、第1距離C1または第2距離C2に設定(変更)することができる。
さらに、本実施形態の電池ブロック吊上治具1は、吊り部20の位置を切り替える吊り位置切替機構を有している。具体的には、この吊り位置切替機構は、「クレーン3の吊り具3bを吊り部20の吊り掛け部25に掛けて、第1電池ブロック5を第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態の電池ブロック吊上治具1をクレーン3によって吊り上げたときに、支持部材10が水平となる(長手方向DXが水平方向に一致する)吊り部20の位置である第1吊り位置(図11、図14参照)」と、「クレーン3の吊り具3bを吊り部20の吊り掛け部25に掛けて、第2電池ブロック7を第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態の電池ブロック吊上治具1をクレーン3によって吊り上げたときに、支持部材10が水平となる(長手方向DXが水平方向に一致する)吊り部20の位置である第2吊り位置(図17、図20参照)」との間で、吊り部20の位置を切り替える。なお、図17には、第1吊り位置である吊り部20を、二点鎖線で示している。
具体的には、吊り部20の連結部材23の下端部は、固定部21に対し回転軸26によって接続されている。このため、連結部材23は、回転軸26を回転(回動)の中心として、回転(回動)可能とされている。この連結部材23の側面には、連結部材23の側面から側方に突出したストッパ27が設けられている。このストッパ27は、接続部22に形成されている横長円形状の貫通孔22b内に挿入されている。図11及び図14に示す状態では、ストッパ27は、貫通孔22bの左端(長手方向DXの他方側DX2の端部)に接触しており、これにより、回転軸26を中心として回動可能とされた連結部材23が、これ以上反時計回りに回動しない状態(長手方向DXの他方側DX2に傾かない状態)とされている。
さらに、連結部材23には、固定ピン部材24が設けられており、図11及び図14に示す状態では、固定ピン部材24のピン部24cが、接続部22の貫通孔22c内に挿入されている。これにより、連結部材23の位置が固定され、さらには、連結部材23に接続された吊り掛け部25の位置が位置決めされる。このときの吊り部20(吊り掛け部25)の位置が、前述の第1吊り位置である。吊り部20の位置を第1吊り位置として、第1電池ブロック5を第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態で、クレーン3の吊り具3bを吊り部20の吊り掛け部25に掛けて、電池ブロック吊上治具1をクレーン3によって吊り上げると、図14に示すように、支持部材10が水平となる(長手方向DXが水平方向に一致する)。これにより、第1電池ブロック5を安定した状態で、吊り上げて移動させることができる。
なお、本実施形態では、第1電池ブロック5を第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態で、吊り部20の位置を第1吊り位置としたときの吊り掛け部25の位置(図11に示す状態における吊り掛け部25の位置)が、第1電池ブロック5と電池ブロック吊上治具1とからなる構造体の重心位置の鉛直線上に配置されるように構成されている。
一方、電池ブロック吊上治具1によって第2電池ブロック7を吊り上げて移動させる場合は、固定ピン部材24のピン部24cを接続部22の貫通孔22cから抜いた状態で、図17及び図20に示すように、連結部材23を、回転軸26を回転(回動)の中心として時計回りに回転(回動)させて、連結部材23に接続しているストッパ27を、貫通孔22bの右端(長手方向DXの一方側DX1の端部)に接触させる。これにより、回転軸26を中心として回動可能とされた連結部材23が、これ以上時計回りに回動しない状態(長手方向DXの一方側DX1に傾かない状態)とされる。
この状態で、固定ピン部材24のピン部24cを、接続部22の貫通孔22d内に挿入する。これにより、連結部材23の位置が固定され、さらには、連結部材23に接続された吊り掛け部25の位置が位置決めされる。このときの吊り部20(吊り掛け部25)の位置が、前述の第2吊り位置である。吊り部20の位置を第2吊り位置として、第2電池ブロック7を第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態で、クレーン3の吊り具3b(フック)を吊り部20の吊り掛け部25に掛けて、電池ブロック吊上治具1をクレーン3によって吊り上げると、図20に示すように、支持部材10が水平となる(長手方向DXが水平方向に一致する)。これにより、第2電池ブロック7を安定した状態で、吊り上げて移動させることができる。
なお、本実施形態では、第2電池ブロック7を第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴んだ状態で、吊り部20の位置を第2吊り位置としたときの吊り掛け部25の位置(図17に示す状態における吊り掛け部25の位置)が、第2電池ブロック7と電池ブロック吊上治具1とからなる構造体の重心位置の鉛直線上に配置されるように構成されている。
また、本実施形態では、クレーン3として、ホイスト式クレーンを用いている。
なお、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、「吊り位置切替機構」は、接続部22(貫通孔22b,22c,22d)と、連結部材23と、固定ピン部材24と、回転軸26と、ストッパ27とにより構成されている。
このように、本実施形態の電池ブロック吊上治具1では、吊り部20の位置を、第1吊り位置(支持部材10を水平にして第1電池ブロック5を適切に吊り上げることができる位置)と第2吊り位置(支持部材10を水平にして第2電池ブロック7を適切に吊り上げることができる位置)のいずれにも設定(変更)することができる。従って、電池ブロック吊上治具1によって第1電池ブロック5を吊り上げて移動させるときは、吊り部20の位置を第1吊り位置に設定し、第2電池ブロック7を吊り上げて移動させるときは、吊り部20の位置を第2吊り位置に設定することで、第1電池ブロック5のみならず、第1電池ブロック5とは大きさが異なる(詳細には、第1電池ブロック5よりも長手方向DXの寸法が小さい)第2電池ブロック7についても、適切に吊り上げて移動させることができる。しかも、吊り位置の変更は、吊り位置切替機構によって第1吊り位置と第2吊り位置との間で切り替えるだけなので、吊り位置を、容易に、第1吊り位置または第2吊り位置に設定することができる。
次に、第1電池ブロック5及び第2電池ブロック7の吊上移動手順、及び、第1電池ブロック5と第2電池ブロックを用いた電池パック(図示なし)の製造方法について説明する。
まず、パレット9の載置部9d上の所定の位置(図4〜図6に示す位置)において、第1電池ブロック5を組み立てる。次いで、電池ブロック吊上治具1を用いて、パレット9の載置部9d上に載置されている第1電池ブロック5を、図示しない電池パック組み付け場所に移動させる。
具体的には、まず、電池ブロック吊上治具1について、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とし、且つ、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2離間位置とした状態で、図4及び図5に示すように、治具側第1位置決め部56を、パレット9に設けられているパレット側第1位置決め部9cの上部に嵌合させると共に、治具側第2位置決め部35の有底穴35b内に、パレット9に設けられているパレット側第2位置決め部9bを挿入することで、電池ブロック吊上治具1をパレット9に対し所定の位置に固定する。なお、吊り部20の位置は、第1吊り位置とされている。
次いで、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とすることで、電池ブロック把持部54の第1突起部54bを第1電池ブロック5の第1把持穴5b内に挿入すると共に、電池ブロック把持部54の第2突起部54cを第1電池ブロック5の第2把持穴5c内に挿入した状態とする(図11〜図13参照)。具体的には、作業者が、図4及び図5に示す状態から、ハンドル部58を握り、このハンドル部58を長手方向DXの一方側DX1に移動させることで、図11及び図12に示すように、第5結合部53を一方側ストッパ52cに接触させる。そして、固定ピン部材59を、一方側位置決め孔85b内に挿入する。これにより、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とした状態で、電池ブロック把持部54(第1突起部54b及び第2突起部54c)の位置が固定される。
さらに、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とすることで、第3突起部66bを第1電池ブロック5の第3把持穴5d内に挿入すると共に、第4突起部66cを第1電池ブロック5の第4把持穴5e内に挿入した状態とする(図11〜図13参照)。具体的には、作業者が、図4及び図5に示す状態から、ハンドル部95を握り、このハンドル部95を、回転軸94bを回転中心として時計回りに回転させる。
これにより、第3一方側ストッパ68bに接触していた第3結合部63b(図5及び図6参照)を、第3レール部62bに沿って短手方向DYの他方側DY2に移動させて、第3他方側ストッパ67bに接触させる(図12及び図13参照)と共に、第4他方側ストッパ68cに接触していた第4結合部63cを、第4レール部62cに沿って短手方向DYの一方側DY1に移動させて、第4一方側ストッパ67cに接触させる。そして、固定ピン部材97を、他方側位置決め孔96b内に挿入する。これにより、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とした状態で、電池ブロック把持部65b,65c(第3突起部66b及び第4突起部66c)の位置が固定される。
以上のようにして、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とし、且つ、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とすることで、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって第1電池ブロック5を掴んだ状態とすることができる。そして、この状態で、クレーン3の吊り具3bを吊り部20の吊り掛け部25に掛けて、第1電池ブロック5を掴んでいる電池ブロック吊上治具1をクレーン3によって吊り上げて、図示しない電池パック組み付け場所に移動させる(図14参照)。
上述のようにして、第1電池ブロック5を掴んだ状態の電池ブロック吊上治具1を、図示しない電池パック組み付け場所に移動させて、所定の位置に載置したら、今度は、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とする。これにより、電池ブロック把持部54の第1突起部54bを第1電池ブロック5の第1把持穴5b内から外部に出すと共に、電池ブロック把持部54の第2突起部54cを第1電池ブロック5の第2把持穴5c内から外部に出した状態とする。
具体的には、作業者が、ハンドル部58を握り、このハンドル部58を長手方向DXの他方側DX2に移動させることで、第5結合部53を他方側ストッパ52dに接触させる。そして、固定ピン部材59を、他方側位置決め孔85c内に挿入する。これにより、電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とした状態で、電池ブロック把持部54の位置が固定される。
さらに、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2離間位置とすることで、第3突起部66bを第1電池ブロック5の第3把持穴5d内から外部に出すと共に、第4突起部66cを第1電池ブロック5の第4把持穴5e内から外部に出した状態とする。具体的には、作業者が、ハンドル部95を握り、このハンドル部95を、回転軸94bを回転中心として反時計回りに回転させる。
これにより、第3他方側ストッパ67bに接触していた第3結合部63bを、第3レール部62bに沿って短手方向DYの一方側DY1に移動させて、第3一方側ストッパ68bに接触させると共に、第4一方側ストッパ67cに接触していた第4結合部63cを、第4レール部62cに沿って短手方向DYの他方側DY2に移動させて、第4他方側ストッパ68cに接触させる。そして、固定ピン部材97を、一方側位置決め孔96c内に挿入することで、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2離間位置とした状態で、電池ブロック把持部65b,65cの位置が固定される。
このようにして、電池ブロック吊上治具1の第1ハンド部50及び第2ハンド部60を、第1電池ブロック5から離間させる。
また、第1電池ブロック5とは別に、パレット9の載置部9d上の所定の位置(図15及び図16に示す位置)において、第2電池ブロック7を組み立てる。次いで、電池ブロック吊上治具1を用いて、パレット9の載置部9d上に載置されている第2電池ブロック7を、図示しない電池パック組み付け場所に移動させる。
具体的には、前述のようにして第1電池ブロック5を図示しない電池パック組み付け場所に移動させた後、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置を第1離間位置とし、且つ、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2離間位置とした状態の電池ブロック吊上治具1を、クレーン3を用いて、図示しない電池パック組み付け場所から、第2電池ブロック7が載置されているパレット9の上方に移動させる。
そして、図15及び図16に示すように、治具側第1位置決め部56を、パレット9に設けられているパレット側第1位置決め部9cの上部に嵌合させると共に、治具側第2位置決め部35の有底穴35b内に、パレット9に設けられているパレット側第2位置決め部9bを挿入した状態にすることで、電池ブロック吊上治具1をパレット9に対し所定の位置に固定する。これにより、第1ハンド部50を含む第1ユニット部1Aが、パレット9に固定される。
次いで、第1ハンド部50の電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とすることで、電池ブロック把持部54の第1突起部54bを第2電池ブロック7の第1把持穴7b内に挿入すると共に、電池ブロック把持部54の第2突起部54cを第2電池ブロック7の第2把持穴7c内に挿入した状態とする(図17及び図18参照)。具体的には、作業者が、ハンドル部58を握り、このハンドル部58を長手方向DXの一方側DX1に移動させることで、第5結合部53を一方側ストッパ52cに接触させる。そして、固定ピン部材59を、一方側位置決め孔85b内に挿入する。これにより、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とした状態で、電池ブロック把持部54(第1突起部54b及び第2突起部54c)の位置が固定される。
なお、この状態では、ハンド部間距離C(長手方向DXにかかる第1ハンド部50と第2ハンド部60との間の距離)は、第1距離C1(第1電池ブロック5を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの距離)となっている。また、吊り部20の位置は、第1吊り位置となっている。このため、以下の操作を行う。
次に、第2ハンド部60を含む第2ユニット部1Bを、長手方向DXの他方側DX2(図15及び図16において左側)に移動させて、ハンド部間距離Cを第2距離C2にする。具体的には、支持部材10の第1レール部11を第1結合部33のスライド溝部33bに沿って長手方向DXの他方側DX2にスライドさせると共に、第2レール部12を第2結合部51のスライド溝部51bに沿って長手方向DXの他方側DX2にスライドさせるようにして、第2ユニット部1Bを長手方向DXの他方側DX2に移動させる。
そして、図17及び図18に示すように、第1一方側ストッパ13を第1結合部33に接触させると共に、第2一方側ストッパ15を第2結合部51に接触させる。これにより、ハンド部間距離Cが、「第2電池ブロック7を、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって掴むときの第2距離C2」となる。
このとき、第2ユニット部1Bに含まれる位置決め部材71も長手方向DXの他方側DX2に移動し、位置決め部材71の一方側位置決め孔71bの中心軸が、第1ユニット部1Aの固定ピン部材82bの中心軸と略一致した状態となる(図17及び図18参照)。この状態で、固定ピン部材82bを、一方側位置決め孔71b内に挿入することで、ハンド部間距離Cを第2距離C2とした状態で、第1ハンド部50を含む第1ユニット部1Aと第2ハンド部60を含む第2ユニット部1Bとの位置が固定される。
次いで、第2ハンド部60の電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とすることで、第3突起部66bを第1電池ブロック5の第3把持穴5d内に挿入すると共に、第4突起部66cを第1電池ブロック5の第4把持穴5e内に挿入した状態とする(図17〜図19参照)。具体的には、作業者が、ハンドル部95を握り、このハンドル部95を、回転軸94bを回転中心として時計回りに回転させる。
これにより、第3一方側ストッパ68bに接触していた第3結合部63b(図15及び図16参照)を、第3レール部62bに沿って短手方向DYの他方側DY2に移動させて、第3他方側ストッパ67bに接触させる(図18及び図19参照)と共に、第4他方側ストッパ68cに接触していた第4結合部63cを、第4レール部62cに沿って短手方向DYの一方側DY1に移動させて、第4一方側ストッパ67cに接触させる。そして、固定ピン部材97を、他方側位置決め孔96b内に挿入する。これにより、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とした状態で、電池ブロック把持部65b,65c(第3突起部66b及び第4突起部66c)の位置が固定される。
以上のようにして、電池ブロック把持部54の位置を第1把持位置とし、且つ、電池ブロック把持部65b,65cの位置を第2把持位置とすることで、第1ハンド部50及び第2ハンド部60によって第2電池ブロック7を掴んだ状態とすることができる。
その後、電池ブロック吊上治具1によって第2電池ブロック7を吊り上げて移動させるために、固定ピン部材24のピン部24cを接続部22の貫通孔22cから抜いた状態で、図17に示すように、連結部材23を、回転軸26を回転(回動)の中心として時計回りに回転(回動)させて、連結部材23に接続しているストッパ27を、貫通孔22bの右端(長手方向DXの一方側DX1の端部)に接触させる。これにより、回転軸26を中心として回動可能とされた連結部材23が、これ以上時計回りに回動しない状態(長手方向DXの一方側DX1に傾かない状態)とされる。
この状態で、固定ピン部材24のピン部24cを、接続部22の貫通孔22d内に挿入する。これにより、連結部材23の位置が固定され、さらには、連結部材23に接続された吊り掛け部25の位置が位置決めされる。これにより、吊り部20(吊り掛け部25)の位置を、第1吊り位置から第2吊り位置に変更することができる。
そして、この状態で、クレーン3の吊り具3bを吊り部20の吊り掛け部25に掛けて、第2電池ブロック7を掴んでいる電池ブロック吊上治具1をクレーン3によって吊り上げて、図示しない電池パック組み付け場所に移動させる(図20参照)。そして、この第2電池ブロック7を、先に移動させた第1電池ブロック5に組み合わせて、図示しない電池パックを作製する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
1 電池ブロック吊上治具
1A 第1ユニット部
1B 第2ユニット部
3 クレーン
3b 吊り具
5 第1電池ブロック
5b,7b 第1把持穴
5c,5c 第2把持穴
5d,7d 第3把持穴
5e,5e 第4把持穴
7 第2電池ブロック
9 パレット
9b パレット側第2位置決め部
9c パレット側第1位置決め部
10 支持部材
11 第1レール
12 第2レール
20 吊り部
25 吊り掛け部
30 カウンタウエイト部
31 カウンタウエイト
35 治具側第2位置決め部
40 一対のハンド部
50 第1ハンド部
52b 第5レール部
54 電池ブロック把持部
54b 第1突起部
54c 第2突起部
56 治具側第1位置決め部
60 第2ハンド部
62b 第3レール部
62c 第4レール部
65b 電池ブロック把持部
65c 電池ブロック把持部
66b 第3突起部
66c 第4突起部
C1 第1距離(ハンド部間距離)
C2 第2距離(ハンド部間距離)
DX 長手方向
DX1 長手方向の一方側
DX2 長手方向の他方側
DY 短手方向
DY1 短手方向の一方側
DY2 短手方向の他方側

Claims (1)

  1. 長手方向に延びる支持部材と、
    前記支持部材に設けられた吊り部であって、クレーンの吊り具が掛けられる吊り部と、
    前記支持部材のうち前記長手方向の一方側の部位に設けられたカウンタウエイト部と、
    電池ブロックを掴み持つ一対のハンド部であって、前記支持部材のうち前記カウンタウエイト部が設けられている部位よりも前記長手方向の他方側の部位に設けられた一対のハンド部と、を備える
    電池ブロック吊上治具であって、
    前記一対のハンド部は、
    前記支持部材のうち前記長手方向の他方側の部位に設けられ、前記電池ブロックのうち前記長手方向の他方側の部位を持つ第1ハンド部と、
    前記支持部材のうち前記第1ハンド部が設けられている部位よりも前記長手方向の一方側の部位に設けられ、前記電池ブロックのうち前記長手方向の一方側の部位を持つ第2ハンド部と、を有し、
    前記電池ブロック吊上治具は、
    前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部の少なくとも一方を前記長手方向に移動させて、前記長手方向にかかる前記第1ハンド部と前記第2ハンド部との間の距離であるハンド部間距離を切り替える距離切替機構であって、
    前記ハンド部間距離を、
    複数の電池を有する第1電池ブロックを、前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴むときの第1距離と、
    複数の電池を有する第2電池ブロックであって、前記第1電池ブロックよりも前記長手方向の寸法が小さい第2電池ブロックを、前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴むときの第2距離と、の間で切り替える距離切替機構と、
    前記吊り部の位置を切り替える吊り位置切替機構であって、
    前記クレーンの前記吊り具を前記吊り部に掛けて、前記第1電池ブロックを前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴んだ状態の前記電池ブロック吊上治具を前記クレーンによって吊り上げたときに、前記支持部材が水平となる前記吊り部の位置である第1吊り位置と、
    前記クレーンの前記吊り具を前記吊り部に掛けて、前記第2電池ブロックを前記第1ハンド部及び前記第2ハンド部によって掴んだ状態の前記電池ブロック吊上治具を前記クレーンによって吊り上げたときに、前記支持部材が水平となる前記吊り部の位置である第2吊り位置と、の間で、前記吊り部の位置を切り替える吊り位置切替機構と、を備える
    電池ブロック吊上治具。
JP2016143394A 2016-07-21 2016-07-21 電池ブロック吊上治具 Pending JP2018012588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016143394A JP2018012588A (ja) 2016-07-21 2016-07-21 電池ブロック吊上治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016143394A JP2018012588A (ja) 2016-07-21 2016-07-21 電池ブロック吊上治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018012588A true JP2018012588A (ja) 2018-01-25

Family

ID=61019277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016143394A Pending JP2018012588A (ja) 2016-07-21 2016-07-21 電池ブロック吊上治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018012588A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108408578A (zh) * 2018-03-21 2018-08-17 福建星云电子股份有限公司 一种汽车锂电池三模组的吊装夹具
CN108483241A (zh) * 2018-03-21 2018-09-04 福建星云电子股份有限公司 一种汽车锂电池五模组的吊装夹具
WO2023249799A1 (en) * 2022-06-20 2023-12-28 Mrsi Systems Llc Tunable, dynamic counterbalance
WO2024065807A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 宁德时代新能源科技股份有限公司 换电系统的翻转装置、换电系统及换电方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108408578A (zh) * 2018-03-21 2018-08-17 福建星云电子股份有限公司 一种汽车锂电池三模组的吊装夹具
CN108483241A (zh) * 2018-03-21 2018-09-04 福建星云电子股份有限公司 一种汽车锂电池五模组的吊装夹具
CN108483241B (zh) * 2018-03-21 2023-04-07 福建星云电子股份有限公司 一种汽车锂电池五模组的吊装夹具
CN108408578B (zh) * 2018-03-21 2023-04-07 福建星云电子股份有限公司 一种汽车锂电池三模组的吊装夹具
WO2023249799A1 (en) * 2022-06-20 2023-12-28 Mrsi Systems Llc Tunable, dynamic counterbalance
WO2024065807A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 宁德时代新能源科技股份有限公司 换电系统的翻转装置、换电系统及换电方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018012588A (ja) 電池ブロック吊上治具
JP5737162B2 (ja) 電気自動車のバッテリユニット装着装置及び電気自動車のバッテリユニット移載装置
CN104507646A (zh) 搬运系统及搬运系统的搬运方法
JP5889146B2 (ja) 吊り具
JP7487016B2 (ja) 鉄筋間配り装置および鉄筋間配り方法
JP6198423B2 (ja) 吊り上げ装置、吊り上げセット及び水処理設備
CN108349649A (zh) 取出装置及保管装置
JP2013184783A (ja) 玉掛けワイヤー用治具
JP2004519398A (ja) ある場所から他の場所へプレート状製品を運搬する装置
JP6648908B2 (ja) 荷重試験用の構造体および構造体の製造方法
JP2017183665A (ja) 基板搬送装置、基板処理装置及び基板処理方法
JP3854246B2 (ja) ワーク移載装置
JP2012091898A (ja) 吊具
KR100824028B1 (ko) 엘씨디용 포토마스크 그립퍼
JP2011190082A (ja) 型鋼の吊り装置
JP7260854B2 (ja) ロボットハンド
JP6175962B2 (ja) ハンドホルダー
JP2009125867A (ja) 産業用ロボットのハンド装置
JP3201751U (ja) 吊上装置
CN216105593U (zh) 一种适用于具有凸缘或内凹结构柱形工件的吊具
CN212559114U (zh) 模板吊装的夹具及夹持系统
JP2019167762A (ja) 柱筋の吊り治具
CN113415716B (zh) 一种适用于具有凸缘或内凹结构的柱形工件的吊具
JP6137937B2 (ja) ウエハの移し換え治具及びウエハの移し換え方法
JP7443113B2 (ja) 吊り具