JP2017127352A - ショーケース用扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状ガラスと枠材の間に隙間が生じる事態を抑制すると共に、断熱性をより高くすることが可能なショーケース用扉を提供する。【解決手段】板状ガラス21と、板状ガラス21の周縁部に配される枠体30と、を備え、枠体30は、樹脂枠材40と、金属枠材50と、を備え、樹脂枠材40は、板状ガラス21の端面21Aと対向配置される対向壁部41と、対向壁部41に設けられ、板状ガラス21の周端部を挟持する一対の挟持壁部42,43と、挟持壁部43と共に第1中空部45Aを構成する第1中空部構成壁部45と、を備え、金属枠材50は、第2中空部51Aを構成する第2中空部構成壁部51と、第1中空部構成壁部45に設けられた被係止部47に係止する係止部57と、挟持壁部42における板状ガラス21と反対側の面42Bに当接する当接壁部52と、を備えることに特徴を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、ショーケース用扉に関する。
従来、食品や飲料品等を、温蔵、冷蔵もしくは冷凍保管しつつ展示するショーケースが広く設置されており、このようなショーケース用の扉として、板状ガラスの周縁を枠体で保持したものが一般的に使用されている(下記特許文献1)。特許文献1には、枠体が樹脂部材と金属部材によって構成され、板状ガラスは、樹脂部材と金属部材によって挟持されている。
特開2005−323830号公報
上記構成の枠体において、樹脂部材が変形すると、板状ガラスと樹脂部材の間に隙間が生じ、板状ガラスが振動する(ガタ付く)事態が懸念される。このような事態を防止するためには、板状ガラスと樹脂部材の間に接着剤などを塗布する必要がある。また、上記枠体においては、ショーケース内の温度変化を抑制するために断熱性を高くすることが求められ、その点についても改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、板状ガラスをより確実に固定すると共に、断熱性をより高くすることが可能なショーケース用扉を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のショーケース用扉は、貯蔵室を有する筐体に取り付けられ、前記貯蔵室を開閉するためのショーケース用扉であって、板状ガラスと、前記板状ガラスの周縁部に配される枠体と、を備え、前記枠体は、当該枠体の内周部分を構成する合成樹脂製の樹脂枠材と、当該枠体の外周部分を構成すると共に前記樹脂枠材に対して取り付けられる金属製の金属枠材と、を備え、前記樹脂枠材は、前記板状ガラスの端面と対向配置される対向壁部と、前記対向壁部に設けられ、前記板状ガラスの周端部を挟持する一対の挟持壁部と、前記一対の挟持壁部のうち一方の挟持壁部と共に第1中空部を構成する第1中空部構成壁部と、を備え、前記金属枠材は、第2中空部を構成する第2中空部構成壁部と、前記第1中空部構成壁部に設けられた第1被係止部に係止する第1係止部と、前記一対の挟持壁部のうち他方の挟持壁部における前記板状ガラスと反対側の面に当接する当接壁部と、を備え、前記一対の挟持壁部は、前記樹脂枠材が弾性変形することで互いの対向間隔が大きくなることが可能な構成であることに特徴を有する。
このような構成とすれば、枠体の外周部分を金属枠材で構成することで剛性を確保することができ、枠体の内周部分を樹脂枠材で構成することで断熱性をより高くすることができる。さらに、金属枠材と樹脂枠材のそれぞれに中空部が設けられている。各中空部を設けることで断熱性をより高くすることができる。また、樹脂枠材と金属枠材の各々が中空部を構成する壁部を備えることで剛性をより高くすることができる。また、板状ガラスを挟持する一対の挟持壁部は、樹脂枠材が弾性変形することで互いの対向間隔が大きくなる構成となっている。このため、一対の挟持壁部の間に板状ガラスを容易に差し入れることができると共に、樹脂枠材の弾性復帰力によって一対の挟持壁部を板状ガラスに押し当てることができ、板状ガラスをより確実に挟持することができる。ここで、一対の挟持壁部のうち一方の挟持壁部は、第1中空部構成壁部と共に第1中空部を構成するものとされ、第1中空部構成壁部には、金属枠材の係止部が係止する被係止部が設けられている。また、他方の挟持壁部には、金属枠材の当接壁部が当接する構成となっている。このため、金属枠材を備えていない構成と比べて、一対の挟持壁部が変形し難く、板状ガラスをより確実に挟持することができる。
また、前記対向壁部と前記他方の挟持壁部によって構成された角部には、第2被係止部が設けられ、前記第2中空部構成壁部には、前記第2被係止部に係止する第2係止部が設けられ、前記対向壁部、前記第1係止部、前記第2係止部、及び前記第2中空部構成壁部によって第3中空部が構成されているものとすることができる。
第3中空部を備えることで、断熱性をより一層高くすることができる。また、第3中空部を構成する部材には、第1係止部及び第2係止部が含まれている。このような係止部は、被係止部に係止することで剛性がより高いものとなる。この結果、第3中空部を構成する壁部の剛性をより高くすることができる。
本発明によれば、板状ガラスと枠材の間に隙間が生じる事態を抑制すると共に、断熱性をより高くすることが可能なショーケース用扉を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るショーケース用扉を備えるショーケースを示す正面図 ショーケースの縦断面図 ショーケース用扉を示す分解斜視図 縦枠を示す断面図(図1のIV−IV線で切断した図に対応) 樹脂枠材と板状ガラスとが分離した状態を示す断面図 実施形態2に係る縦枠を示す断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図5によって説明する。本実施形態では、ショーケース用扉として、縦型のショーケース10を構成する扉を例示する。なお、以下の説明では、図1における手前側を前側、奥側を後側もしくは背面側、左側を左側、右側を右側とする。また、各図面においては、前後方向をY軸方向、左右方向をX軸方向、上下方向をZ軸方向として図示してある。図1及び図2に示すように、ショーケース10は、例えば冷蔵用として用いられ、縦長の断熱箱体から構成される貯蔵庫本体11(筐体)と、貯蔵庫本体11の下方に配設される機械室12とを備える。貯蔵庫本体11は、図2に示すように、前方に開口する矩形状の開口部11Aを有しており、その開口部11Aは、貯蔵庫本体11内部に設けられた貯蔵室11Bと連通されている。
貯蔵室11Bの内部には、食品や飲料品を冷蔵陳列するための複数の棚板13が上下に離間して並ぶように配設されている。貯蔵庫本体11には、開口部11Aを塞ぐ形で一対のショーケース用扉20A,20Bが取り付けられている。本実施形態では、一対のショーケース用扉20A,20Bが、それぞれヒンジ(図示せず)を介して貯蔵庫本体11に取り付けられており、観音開き形式にスイング開閉するように装着されている。これにより、一対のショーケース用扉20A,20Bを回動させることで、貯蔵室11Bを開閉することができる。
機械室12には、圧縮機、凝縮器、凝縮器ファン等を備える冷凍装置(図示せず)が収容されている。また、機械室12を構成する前面パネル14には、外気を機械室12内に取り込むための吸気口14Aが設けられている。また、機械室12を構成する背面パネル(図示せず)には上記冷凍装置を冷却した後の排熱を排出するための排気口が設けられている。
また、図2に示すように、貯蔵庫本体11の天井壁部11Dの下面には、ドレンパンを兼ねたエアダクト15が設けられている。これにより、エアダクト15と天井壁部11Dによって囲まれた空間が冷却器室11Eとして構成されている。この冷却器室11Eには、冷却器16が収容されている。また、冷却器室11Eにおける前側には吸込口11Fが設けられ、後側には吹出口11Gが設けられている。これにより、吸込口11F及び吹出口11Gを介して冷却器室11Eと貯蔵室11Bとが連通されている。また、吸込口11Fには、冷気循環ファン17が配されている。冷却器16は、機械室12内の冷凍装置と冷媒配管によって循環接続されており、周知の冷凍回路を構成するものとされる。
ショーケース10の冷却運転は、上記冷凍装置および冷気循環ファン17が駆動されることで行われる。冷気循環ファン17が駆動され、貯蔵室11B内の空気が、吸込口11Fから吸い込まれて冷却器室11E内に導かれると、その空気が冷却器16を流通する間に熱交換され、冷気が生成される。生成された冷気が吹出口11G等から貯蔵室11B内に吹出されることで、貯蔵室11B内が冷却される。
また、冷却器16による冷気の生成と同時に機械室12の凝縮器ファンも駆動される。凝縮器ファンの駆動によって、前面パネル14に設けられた吸気口14Aから外気が吸い込まれて機械室12内に導かれると、その外気は、凝縮器や圧縮機の間を流れることでこれらを冷却する。なお、凝縮器や圧縮機を冷却した結果、温められた空気は、図示しない背面パネルに設けられた排気口から排気され、排熱が行われる構成となっている。
次に、ショーケース用扉の構成について説明する。一対のショーケース用扉20A,20Bは、図1に示すように左右対称な形状をなしているものの、それ以外は同じ構成とされる。このため、以下の説明では、図1の右側に配されるショーケース用扉20Aの構成について説明する。ショーケース用扉20Aは、図3に示すように、矩形板状の板状ガラス21と、板状ガラス21の周縁部を全周に亘って挟持する枠体30と、枠体30に取り付けられる取手22と、枠体30における裏側(貯蔵庫本体11側)に取り付けられるドアガスケット23と、を備えている。これにより、板状ガラス21を通して貯蔵室11B内を前方から視認可能とされている。
枠体30は、板状ガラス21の左右の側端部をそれぞれ挟持する一対の縦枠31A,31Aと、板状ガラス21の上端部及び下端部をそれぞれ挟持する一対の横枠31B,31Bと、を備えている。縦枠31A及び横枠31Bは、それぞれ長手状をなしており、隣り合う縦枠31A及び横枠31Bは、L字状をなすコーナージョイント70によって、直角をなすように連結されている。これにより、一対の縦枠31A,31A及び一対の横枠31B,31Bが4つのコーナージョイント70によって矩形枠状をなす形で連結されている。
また、図3の右側の縦枠31Aに取り付けられたコーナージョイント70には孔部70Aが形成されている。孔部70Aには、ヒンジカラー24を介して貯蔵庫本体11に設けられたヒンジ(図示しない)が取り付けられる。これにより、ショーケース用扉20Aが貯蔵庫本体11に対して回動可能に取り付けられる構成となっている。ドアガスケット23は、枠体30の形状に倣う矩形枠状をなしており、ショーケース用扉20Aを閉じた状態では、貯蔵庫本体11における開口部11Aの開口端部に密着し、枠体30と貯蔵庫本体11の間の隙間を塞ぐ構成となっている。
本実施形態の縦枠31A及び横枠31Bは、材質の異なる2つの枠材(樹脂枠材及び金属枠材)を組み合わせることで構成されている。この構成について、縦枠31Aを例示して説明する。なお、縦枠31A及び横枠31Bは、長さが異なる点以外は基本的には同じ構成である。図4は、ショーケース用扉20Aを構成する一対の縦枠31A,31Aのうち、右側に配される縦枠31Aを示す断面図である。なお、図4における下側が前側(庫外側)であり、上側が後側(庫内側)である。また、図4における右側が枠体30の外周側であり、左側が内周側(板状ガラス21側)である。
図4に示すように、縦枠31Aは、枠体30の内周部分(板状ガラス21に対して相対的に近い側)を構成する樹脂枠材40と、枠体30の外周部分(板状ガラス21に対して相対的に遠い側)を構成すると共に樹脂枠材40に対して取り付けられる金属枠材50と、を備えている。また、金属枠材50は、縦枠31Aにおける前側(庫外側)の面を主に構成するものとされ、樹脂枠材40は、縦枠31Aにおける後側(庫内側)の面を主に構成するものとされる。樹脂枠材40及び金属枠材50の各々は、図4の紙面貫通方向に長い長手状をなし、ほぼ全長に亘って図4の断面形状をなしている。樹脂枠材40は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂製とされるが、これ以外の合成樹脂によって構成されていてもよい。また、金属枠材50は、例えばアルミ等の金属製とされるが、これ以外の金属材料によって構成されていてもよい。
樹脂枠材40は、板状ガラス21の端面21Aと対向配置される対向壁部41と、対向壁部41に設けられ、板状ガラス21の周端部を挟持する一対の挟持壁部42,43と、挟持壁部43(一方の挟持壁部)と共に第1中空部45Aを構成する第1中空部構成壁部45と、を備えている。なお、ここで言う中空部とは、図4のような断面視において閉じた壁部(環状の壁部)の内部に形成された空間のことである。挟持壁部42は、対向壁部41における前側の端部から板状ガラス21側に向かって延びる延設部42Dと、延設部42Dの先端から後方に突出する突起部42Aを有している。挟持壁部43は、対向壁部41における後側の端部から板状ガラス21側に向かって延びる延設部43Dと、延設部43Dの先端から前方に突出する突起部43Aを有している。対向壁部41及び一対の挟持壁部42,43は、板状ガラス21の周端部が嵌合される嵌合凹部を構成するものとされる。
挟持壁部42の突起部42Aは、板状ガラス21に対して前側から当接されている。また、挟持壁部43の突起部43Aは、板状ガラス21に対して後側から当接されている。図5に示すように、板状ガラス21を取り付ける前の自然状態では、一対の突起部42A,43Aの対向間隔Y1が板状ガラス21の板厚Y2よりもわずかに小さくなるように設定されている。板状ガラス21の周端部を一対の挟持壁部42,43間に差し込む際には、板状ガラス21に押圧されることで、主に挟持壁部42が弾性的に撓み変形し、一対の突起部42A,43Aの対向間隔が大きくなることで、板状ガラス21の周端部を差し込むことができる。そして、一対の挟持壁部42,43間に差し込まれた板状ガラス21の周端部は、樹脂枠材40(主に挟持壁部42)の弾性復帰力に起因して一対の突起部42A,43Aによって挟持される構成となっている。言い換えると、一対の突起部42A,43Aは、板状ガラス21に対して隙間なく当接する構成となっている。このように、一対の挟持壁部42,43は、樹脂枠材40が弾性変形することで互いの対向間隔が大きくなることが可能な構成となっている。なお、板状ガラス21の周端部を一対の挟持壁部42,43間に差し込んだ際に、対向壁部41が弾性的に湾曲することで、一対の挟持壁部42,43の対向間隔が大きくなる構成であってもよい。
第1中空部構成壁部45は、挟持壁部43側に開口された断面視コの字状をなし、その開口が挟持壁部42によって塞がれる構成となっている。これにより、第1中空部構成壁部45及び挟持壁部43に略方形状をなす第1中空部45Aが構成されている。
金属枠材50は、第2中空部51Aを構成する断面視方形環状の第2中空部構成壁部51と、挟持壁部42(他方の挟持壁部)における板状ガラス21と反対側の面42Bに当接する当接壁部52と、第2中空部構成壁部51の角部のうち、外周側且つ庫内側に配される角部から庫内側(図4の上側)に延びる延設壁部53と、を備えている。また、延設壁部53の内側の面には、コードヒータ25を係止する係止片部53Aが形成されている。コードヒータ25は、枠体30の内部において、その全周に亘って配されている。コードヒータ25を比較的熱伝導性が高い金属枠材50に係止させることで、枠体30の庫外側の面に結露が生じる事態を効果的に抑制することができる。
次に、樹脂枠材40と金属枠材50の係止構造について説明する。本実施形態では、樹脂枠材40が備える一対の被係止部46,47に対して金属枠材50が備える一対の係止部56,57が係止する構成となっている。被係止部46(第2被係止部)は、対向壁部41と挟持壁部42によって構成される角部から外周側に突出する形で設けられ、断面視L字状をなしている。被係止部47(第1被係止部)は、挟持壁部43と第1中空部構成壁部45によって構成される角部から外周側に突出する形で設けられ、断面視L字状をなしている。
被係止部46に係止する係止部56(第2係止部)は、第2中空部構成壁部51における内周側の面から内周側に突出する形で設けられ、断面視L字状をなしている。被係止部47に係止する係止部57(第1係止部)は、第2中空部構成壁部51における内周側(図4の左側)の角部から後方に延びる延設壁部58の先端から内周側に突出する形で設けられ、断面視L字状をなしている。このように本実施形態では、樹脂枠材40と金属枠材50の係止部分が、板状ガラス21の角部付近に配される構成となっている。このため、比較的重量の大きい部材である板状ガラス21を比較的剛性の高い係止部分(樹脂枠材40と金属枠材50の係止箇所)で囲むことができ、板状ガラス21をより確実に挟持することができる。なお、係止部56及び被係止部46は、係止部57及び被係止部47に対して前側(庫外側)に配されている。
また、本実施形態では、対向壁部41と第2中空部構成壁部51とが左右方向(X軸方向)に隙間を空けて対向配置されている。これにより、対向壁部41、係止部56,57、第2中空部構成壁部51によって第3中空部59Aが構成されている。また、対向壁部41には、係止部57を前側から覆う突出部41Aが形成されている。なお、被係止部47は合成樹脂製であるから、これを弾性変形させることで、突出部41Aと被係止部47の間に、係止部57を差し入れることができる。
また、枠体30においては、樹脂枠材40の第1中空部構成壁部45と、金属枠材50の延設壁部53と、が左右方向に距離を空けて対向配置されている。また、第1中空部構成壁部45における角部には、ドアガスケット23を取り付けるためのガスケット用被係止部45Bが形成され、延設壁部53における後端部には、ガスケット用被係止部53Bが形成されている。
ドアガスケット23は、例えば、軟質樹脂(ウレタンフォーム等)を押出成形することで構成されている。ドアガスケット23は、貯蔵庫本体11と枠体30の間に介在されるガスケット本体部23Aと、ガスケット本体部23Aから前方に突出する挿入部23Bと、を備えている。挿入部23Bは、断面視矢印形状をなし、後方からガスケット用被係止部45B,53Bの間に挿入されている。挿入部23Bにおける左右方向の一端部がガスケット用被係止部45Bに対して前方から係止すると共に、他端部がガスケット用被係止部53Bに対して前方から係止する構成となっている。これにより、ドアガスケット23が縦枠31Aに対して抜け止めされている。また、本実施形態では、ドアガスケット23、延設壁部53、第1中空部構成壁部45の外周側壁部45D、第2中空部構成壁部51の後壁部51Bによって、第4中空部59Bが構成されている。つまり、縦枠31Aは、略方形状をなす4つの中空部45A,51A,59A,59Bを有している。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、枠体30の外周部分を金属枠材50で構成することで剛性を確保することができ、枠体30の内周部分を樹脂枠材40で構成することで断熱性をより高くすることができる。さらに、金属枠材50と樹脂枠材40のそれぞれに中空部(第1中空部45A及び第2中空部51A)が設けられている。中空部を設けることで断熱性をより高くすることができる。また、樹脂枠材40と金属枠材50の各々が中空部を構成する中空部構成壁部(第1中空部構成壁部45及び第2中空部構成壁部51)を備えることで剛性をより高くすることができる。
また、板状ガラス21を挟持する一対の挟持壁部42,43は、合成樹脂製であるから容易に弾性変形させることでき、板状ガラス21の組み付けを容易に行うことができると共に、一対の挟持壁部の弾性力によって板状ガラスをより確実に挟持することができる。また、板状ガラス21を挟持する一対の挟持壁部42,43は、樹脂枠材40が弾性変形することで互いの対向間隔が大きくなる構成となっている。このため、一対の挟持壁部42,43の対向間隔を大きくすることで、一対の挟持壁部42,43の間に板状ガラスを容易に差し入れることができると共に、樹脂枠材40の弾性復帰力によって一対の挟持壁部42,43(突起部42A,43A)を板状ガラス21に押し当てることができ、板状ガラス21をより確実に挟持することができる。ここで、挟持壁部43は、第1中空部構成壁部45と共に第1中空部45Aを構成するものとされ、第1中空部構成壁部45には、金属枠材50の係止部57が係止する被係止部47が設けられている。また、挟持壁部42には、金属枠材50の当接壁部52が当接する構成となっている。このため、金属枠材50を備えていない構成と比べて、一対の挟持壁部42,43が変形し難く、板状ガラス21をより確実に挟持することができる。
また、第3中空部59Aを備えることで、断熱性をより一層高くすることができる。また、第3中空部を構成する部材には、係止部57及び係止部56が含まれている。このような係止部は、対応する被係止部に係止することで剛性がより高いものとなる。この結果、第3中空部59Aを構成する壁部の剛性をより高くすることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図6によって説明する。本実施形態では、枠体における縦枠の構成が上記実施形態と相違する。なお、上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。なお、本実施形態では、縦枠の構成について説明するものの、横枠の構成も基本的には同じ構成である。本実施形態の枠体130を構成する縦枠131Aにおいては、樹脂枠材140と金属枠材150の係止構造、及び、中空部の形成個数が上記実施形態と相違する。
図6に示すように、樹脂枠材140は、第1中空部145Aを構成する第1中空部構成壁部145を備えている。金属枠材150は、第2中空部151Aを構成する第2中空部構成壁部151を備えている。本実施形態では、第2中空部構成壁部151における内周側(左側)の壁部が対向壁部41と当接されている。つまり、上記実施形態の縦枠31Aが4つの中空部を有していたのに対して、本実施形態の縦枠131Aは、略方形状をなす3つの中空部145A,151A,59Bを有している。
金属枠材150の係止部157は、第2中空部構成壁部151の角部のうち、内周側且つ後側に配される角部に形成されている。係止部157は、基端部157Aが後方に延び、先端部157Bが内周側に延びる断面視L字状をなしている。第1中空部構成壁部145は、先端部157Bの形状に倣う形で凹む段差部145Bを有している。先端部157Bは、段差部145Bと挟持壁部43の間に差し込まれており、基端部157Aは、樹脂枠材140の被係止部147に対して内周側から係止する構成となっている。
また、係止部157は、挟持壁部43と対向壁部41の角部を覆う形で配されている。このため、本実施形態では、板状ガラス21の周端部が、樹脂枠材140の対向壁部41及び一対の挟持壁部42,43によって覆われており、その板状ガラス21を覆う部分がさらに外側から第2中空部構成壁部151における内周側の壁部151Bと、係止部157、当接壁部52によって覆われる構成となっている。このような構成とすれば、樹脂枠材140において、板状ガラス21を挟持する部分を金属枠材150で覆うことができ、当該部分の変形をより確実に抑制することができるから、板状ガラス21の周端部をより確実に保持することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、冷蔵用のショーケース10に用いられるショーケース用扉20Aを例示したが、これに限定されない。ショーケース用扉20Aは、例えば、冷凍用や保温用のショーケース等に適用することができる。
(2)ショーケース用扉の形状や大きさは上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。例えば、ショーケース用扉として横長な形状や正方形状をなしていてもよい。また、ショーケース10が備えるショーケース用扉の枚数も上記実施形態で例示した枚数に限定されず、適宜変更可能である。
(3)上記実施形態において、縦枠(又は横枠)が5つ以上の中空部を有していてもよい。
11…貯蔵庫本体(筐体)、11B…貯蔵室、20A…ショーケース用扉、21…板状ガラス、21A…板状ガラスの端面、30,130…枠体、40,140…樹脂枠材、41…対向壁部、42…挟持壁部(一対の挟持壁部のうち他方の挟持壁部)、42B…反対側の面(他方の挟持壁部における板状ガラスと反対側の面)、43…挟持壁部(一対の挟持壁部のうち一方の挟持壁部)、45,145…第1中空部構成壁部、45A,145A…第1中空部、46…被係止部(第2被係止部)、47,147…被係止部(第1被係止部)、50,150…金属枠材、51,151…第2中空部構成壁部、51A,151A…第2中空部、52…当接壁部、56…係止部(第2係止部)、57,157…係止部(第1係止部)、59A…第3中空部

Claims (2)

  1. 貯蔵室を有する筐体に取り付けられ、前記貯蔵室を開閉するためのショーケース用扉であって、
    板状ガラスと、
    前記板状ガラスの周縁部に配される枠体と、を備え、
    前記枠体は、
    当該枠体の内周部分を構成する合成樹脂製の樹脂枠材と、
    当該枠体の外周部分を構成すると共に前記樹脂枠材に対して取り付けられる金属製の金属枠材と、を備え、
    前記樹脂枠材は、
    前記板状ガラスの端面と対向配置される対向壁部と、
    前記対向壁部に設けられ、前記板状ガラスの周端部を挟持する一対の挟持壁部と、
    前記一対の挟持壁部のうち一方の挟持壁部と共に第1中空部を構成する第1中空部構成壁部と、を備え、
    前記金属枠材は、
    第2中空部を構成する第2中空部構成壁部と、
    前記第1中空部構成壁部に設けられた第1被係止部に係止する第1係止部と、
    前記一対の挟持壁部のうち他方の挟持壁部における前記板状ガラスと反対側の面に当接する当接壁部と、を備え、
    前記一対の挟持壁部は、前記樹脂枠材が弾性変形することで互いの対向間隔が大きくなることが可能な構成であるショーケース用扉。
  2. 前記対向壁部と前記他方の挟持壁部によって構成された角部には、第2被係止部が設けられ、
    前記第2中空部構成壁部には、前記第2被係止部に係止する第2係止部が設けられ、
    前記対向壁部、前記第1係止部、前記第2係止部、及び前記第2中空部構成壁部によって第3中空部が構成されている請求項1に記載のショーケース用扉。
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