JP2017125367A - 天井材落下防止構造 - Google Patents
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Abstract
Description
水平方向から傾斜した天井板を有するとともに、吊りボルトを介して吊下された天井材の落下を防止する天井材落下防止構造であって、
前記天井材を下方から受け止め可能に前記天井板の下方に配された防護部材と、
前記天井板を貫通して設けられ、前記防護部材を吊下支持する吊下支持部材と、を有し、
前記吊下支持部材は、前記吊りボルトに取り付けられる上側部材と、前記上側部材よりも下方に配されつつ、前記防護部材を係止して支持する下側部材と、を有し、
前記防護部材が前記天井板の傾斜方向に沿うように、前記上側部材と前記下側部材とは、回転自在に連結されていることを特徴とする。
また、上側部材と下側部材とは、回転自在に連結されているので、これら部材同士は、天井板の傾斜角度に応じて、対応する角度に速やかに回転することができる。よって、天井板の傾斜方向が任意の方向を向いている場合でも、対応可能である。
前記防護部材は、前記天井板に下方から対向して配された線材を有することを特徴とする。
また、線材であるので、下方から線材越しに天井板の大半の部分を視認することができて、結果、防護部材が天井板の見栄えを損ねてしまうことを有効に防ぐことができる。
前記防護部材は、前記天井板に下方から対向して配された板材を有することを特徴とする。
また、防護部材は、板材であるので、落下する天井材を、板材の板面でもって受け止めることができる。よって、防護部材は、高い落下防止性能を奏することができる。
前記吊下支持部材は、取り付け部材によって前記吊りボルトに取り付けられて支持されており、
前記取り付け部材は、前記吊りボルトに対する前記上側部材の相対位置を調整する位置調整機構を有していることを特徴とする。
前記上側部材と前記下側部材とを回転自在に連結する連結構造は、前記天井板よりも上方に位置していることを特徴とする。
前記上側部材と前記下側部材とを回転自在に連結する連結構造は、前記下側部材に固定されて、前記傾斜方向と交差する交差方向に沿った貫通孔を有する貫通孔含有部材と、前記上側部材に固定されて、前記交差方向に沿って前記貫通孔に通されるU字状部材と、を有することを特徴とする。
前記上側部材は、下端部に雄ねじを有しつつ上下方向に沿った棒状部材を有し、
前記連結構造は、前記雄ねじに螺合した上ナットと、前記上ナットの下方に配されて雌ねじの穴が水平方向を向いた下ナットと、を有し、
前記U字状部材における一対の上端部同士には、水平方向に沿った軸部材が掛け渡されているとともに、当該軸部材は、前記下ナットの前記雌ねじの穴に挿通されていることを特徴とする。
また、連結構造の一部に上ナットと下ナットとを使用している。すなわち、ナットを使用している。よって、強度確保した構造を安価に形成することができる。そして、このことも、天井材落下防止構造の設置コストの低廉化に有効に寄与する。
図1A乃至図1Cは、本実施形態の天井材落下防止構造の説明図である。図1Aは、天井材落下防止構造の概略側面図であり、図1Bは、図1A中のB−B矢視図である。また、図1Cは、図1B中のC−C矢視図であり、図1Dは、図1A中のD−D矢視図である。なお、図1A中では、天井板11等の一部の構成を破断して示している。
また、図2Aは、この天井材落下防止構造が適用された天井板11を、天井板11の上方から見た概略平面図であり、図2Bは、同天井板11を、天井板11の下方から見た概略平面図である。なお、図2A中では、野縁受け13や野縁15を不図示としている。
なお、この取り付け部材41は、吊りボルト21に対する上記上側部材32の上下方向の相対位置及び左右方向の相対位置を調整するための位置調整機構を有しているが、これについては後述する。
よって、上記のボルト39bが、順次、下プレート37pdのボルト穴37pdh、スペーサー用パイプ38、上プレート37puのボルト穴37puhに通されて、これにより、上プレート37puの上面の上記ナット39nにボルト39bの先端部の雄ねじが螺合して、その結果、上プレート37puと下プレート37pdとがスペーサー用パイプ38を介して締結固定されている。ちなみに、このスペーサー用パイプ38を上下プレート37pu,37pd同士の間に一定間隔をあけるためのスペーサーとして機能させるべく、上下プレート37pu,37pdの各ボルト穴37puh,37pdhの直径は、これら各ボルト穴7puh,37pdhにスペーサー用パイプ38が入らないようにすべく同パイプ38の直径よりも小さくされている。
詳しくは、図1Bに示すように、これらボルト穴42h,42h…のうちの半数は、上下方向における所定位置に、左右方向に沿ったジグザグ配置パターンで配されているとともに、残りの半数は、上記所定位置よりも下側の位置に、左右方向に沿ったジグザグ配置パターンで配されている。そして、各ジグザグ配置パターンにおいて左右方向に隣り合うボルト穴42h,42h同士の間の間隔の大きさL42hは、吊りボルト21の直径及び吊下支持部材31の上側部材32の直径と同値又はそれよりも若干大きく設定されていて、これにより、これらをボルト穴42h,42h同士の間の位置に吊りボルト21及び上側部材32をそれぞれ配置した状態で、当該ボルト穴42hにボルト43bを差し込み可能となっている。よって、同図1Bに示すように、吊りボルト21又は上側部材32の左右方向の両側に隣接する各ボルト穴42h,42hにボルト43b,43bを入れて同ボルト43bにナット43n(図1A)を締結することにより、吊りボルト21又は上側部材32が一対のプレート42,42同士に挟み込まれて固定された状態となる。
ちなみに、この例では、かかる位置調整後に上下方向の相対位置が変動しないように当該相対位置を確実に固定する目的で、更に、次のような工夫もされている。すなわち、図1A及び図1Bに示すように、上側部材32の上端部には雄ねじが形成されているとともに、同雄ねじにはナット35nが螺合していて、同ナット35nは、一対のプレート42,42の上端面に上方から当接している。よって、上側部材32が下方にずれ落ちることは効果的に防止される。
但し、何等これに限らず、下プレート37pdを設けても良い。例えば、図4に示すようにフラットバー51aの貫通孔51ahの直径が前述のスペーサー用パイプ38の外径より大きい場合には、フラットバー51aの下方に下プレート37pdを設けても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
13 野縁受け(天井材)、15 野縁(天井材)、
21 吊りボルト、
23 ハンガー、23s ビス、
31 吊下支持部材、32 上側部材(棒状部材)、35n ナット、
36 下側部材、
37pu 上プレート、37puh ボルト穴、
37pd 下プレート、37pdh ボルト穴、
38 スペーサー用パイプ、
39b ボルト(締結具)、39n ナット(締結具)、
41 取り付け部材、42 プレート、42h ボルト穴、
43b ボルト(締結具)、43n ナット(締結具)、
51 線材(防護部材)、51L ループ部、
51a フラットバー、51ah 貫通孔、
61 連結構造、
62nu 上ナット、62nd 下ナット、62ndh 雌ねじの穴、
64 貫通孔含有鉛直プレート(貫通孔含有部材)、64h 貫通孔、
67 シャックル、67u U字状部材、67ue 上端部、67p ピン(軸部材)、
G 隙間、
Claims (7)
- 水平方向から傾斜した天井板を有するとともに、吊りボルトを介して吊下された天井材の落下を防止する天井材落下防止構造であって、
前記天井材を下方から受け止め可能に前記天井板の下方に配された防護部材と、
前記天井板を貫通して設けられ、前記防護部材を吊下支持する吊下支持部材と、を有し、
前記吊下支持部材は、前記吊りボルトに取り付けられる上側部材と、前記上側部材よりも下方に配されつつ、前記防護部材を係止して支持する下側部材と、を有し、
前記防護部材が前記天井板の傾斜方向に沿うように、前記上側部材と前記下側部材とは、回転自在に連結されていることを特徴とする天井材落下防止構造。 - 請求項1に記載の天井材落下防止構造であって、
前記防護部材は、前記天井板に下方から対向して配された線材を有することを特徴とする天井材落下防止構造。 - 請求項1に記載の天井材落下防止構造であって、
前記防護部材は、前記天井板に下方から対向して配された板材を有することを特徴とする天井材落下防止構造。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の天井材落下防止構造であって、
前記吊下支持部材は、取り付け部材によって前記吊りボルトに取り付けられて支持されており、
前記取り付け部材は、前記吊りボルトに対する前記上側部材の相対位置を調整する位置調整機構を有していることを特徴とする天井材落下防止構造。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の天井材落下防止構造であって、
前記上側部材と前記下側部材とを回転自在に連結する連結構造は、前記天井板よりも上方に位置していることを特徴とする天井材落下防止構造。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の天井材落下防止構造であって、
前記上側部材と前記下側部材とを回転自在に連結する連結構造は、前記下側部材に固定されて、前記傾斜方向と交差する交差方向に沿った貫通孔を有する貫通孔含有部材と、前記上側部材に固定されて、前記交差方向に沿って前記貫通孔に通されるU字状部材と、を有することを特徴とする天井材落下防止構造。 - 請求項6に記載の天井材落下防止構造であって、
前記上側部材は、下端部に雄ねじを有しつつ上下方向に沿った棒状部材を有し、
前記連結構造は、前記雄ねじに螺合した上ナットと、前記上ナットの下方に配されて雌ねじの穴が水平方向を向いた下ナットと、を有し、
前記U字状部材における一対の上端部同士には、水平方向に沿った軸部材が掛け渡されているとともに、当該軸部材は、前記下ナットの前記雌ねじの穴に挿通されていることを特徴とする天井材落下防止構造。
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JP7560828B2 (ja) | 2020-11-04 | 2024-10-03 | 株式会社竹中工務店 | 天井補強構造及び天井補強方法 |
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---|---|---|---|---|
JPH1136507A (ja) * | 1997-07-24 | 1999-02-09 | Sawata Kenzaishiya:Kk | 天井野縁受け吊下げ装置用のハンガー |
JP2015028270A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | 株式会社大林組 | 天井材落下防止構造 |
JP2015190301A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-02 | 株式会社フジタ | 天井の落下防止構造 |
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