JP7022961B2 - 天井構造および天井板取付部材 - Google Patents

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Description

本発明は、天井構造および天井板取付部材に関する。
野縁等の下地材に天井板を固定するに際しては、下地材に取り付けられた断面ハット型の長尺部材からなる天井板取付金具が用いられている(たとえば特許文献1参照)。天井板取付金具は、下地材の下端面に当接する固定板部と、固定板部の幅方向両端からそれぞれ垂れ下がる一対の側板部と、側板部の下端から外側に張り出す支持板部とを備えている。天井板の端縁部が、支持板部上に係止されて、支持板部と下地材とで挟まれている。天井板取付金具は、天井板間の目地となっている。
特開2016-8479号公報
特許文献1の天井板取付金具では、支持板部と下地材との間で天井板を挟んでいるため、天井板が薄いと挟持することができなかった。そこで、下地材に薄型の天井板を固定するに際しては、天井板取付金具を用いずに、長尺のフラットバーで天井板の端縁部を下側から押えて、そのフラットバーを下地材にビス止めする構成が採用されていた。しかしながら、この構成では、フラットバーと下地材との間隔が狭いため、下地材と交差する位置に照明装置等の設備機器を設置することができなかった。また、フラットバーを固定するビスが室内側に露出するので美観が損ねられる問題もあった。なお、特許文献1の天井板取付金具も固定板部を固定するビスが室内側に露出していた。
さらに、天井板取付金具およびフラットバーのいずれを用いた場合も、天井板を支持した状態で天井板取付金具またはフラットバーをビス止めする必要があるので、施工が大変であった。
そこで、本発明は、前記の問題を解決するためになされたものであり、天井板の厚さに関わらず設備機器を任意の位置に設置できるとともに、美観が良好で且つ施工を行い易い天井構造、天井板取付部材および天井構造の施工方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための本発明は、天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、 前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定される支持部材と、を備えている。前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備えている。前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備えている。前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、前記凹部は、前記上板部と前記側面板部とで形成され、前記上面当接部は、前記張出板部からなり、前記係止部は、前記側面板部の内側面に形成された第一鉤部からなり、前記被係止部は、上方に開放された二股形状を呈しており、二股の外側面には、前記第一鉤部と噛み合う第二鉤部が形成されており、前記第一鉤部および前記第二鉤部の少なくともいずれか一方は複数段形成されており、前記上面当接部と前記下面支持部との間隔が複数に設定可能となっていることを特徴とする。
このような構成によれば、受部材の上面当接部と、支持部材の下面支持部とで天井板を挟むので、上面当接部と下面支持部との間隔を変更すれば、種々の厚さの天井板を固定することができる。また、天井下地材の下方で受部材の上面当接部との間に設備機器の設置スペースを確保できるので、設備機器を任意の位置に設置できる。さらに、受部材のビス等の固定手段を支持部材で隠すことができるので美観が良好となる。また、受部材は、天井板の設置前に天井下地材に固定することができるので、天井板を保持しながらビス止めする必要はない。したがって、施工を容易に行うことができる。さらに、上面当接部と天井板の当接面積が大きくなるので、天井板がより一層安定した状態で支持されることとなる。また、被係止部を凹部に嵌め込むだけで第二鉤部が第一鉤部に噛み合うので、支持部材を受部に容易に係止することができる。さらに、上面当接部と下面支持部との間隔を複数段階にできる。これによって、上面当接部と下面支持部との間隔が広い状態で天井板の設置を容易に行うことができるとともに、天井板の設置後に上面当接部と下面支持部との間隔を狭めることで容易に天井板を挟持して固定することができる。さらに、上面当接部と下面支持部との間隔を複数設定することができるので、複数種の厚さの天井板を固定することができる。
さらに、本発明の天井構造は、前記受部材に交差する方向に延在する第二支持部材をさらに備えている。前記第二支持部材は、前記下面支持部と交差して配置される第二支持板部と、この第二支持板部から立ち上がる立上部とを備えており、前記立上部の端部には、前記上面当接部が入り込む切欠部が形成されていることが好ましい。このような構成によれば、天井板の周縁部を安定した状態で係止することができる。
本発明の天井構造においては、前記立上部は、上方に延在する中央の突条と、前記突条の上端から両側に広がって下方に延在する下降部とを備えていることが好ましい。このような構成によれば、第二支持部材の構造強度を大きくすることができる。
また、本発明は、天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定される支持部材と、を備えており、前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、前記受部材に交差する方向に延在する第二支持部材をさらに備え、前記第二支持部材は、前記下面支持部と交差して配置される第二支持板部と、この第二支持板部から立ち上がる立上部とを備えており、前記立上部の端部には、前記上面当接部が入り込む切欠部が形成され、前記立上部は、上方に延在する中央の突条と、前記突条の上端から両側に広がって下方に延在する下降部とを備え、前記受部材と前記第二支持部材との交差部分には、前記受部材と前記第二支持部材とを固定する固定部材が設けられており、前記固定部材は、断面下向きコ字状を呈し前記受部材を覆う本体部と、前記立上部の前記下降部を下側から掛け止める掛止部とを備えていることを特徴とする天井構造である。このような構成によれば、受部材の上板部と側面板部で第二支持部材の荷重を支持することができるので、上面当接部に過度の荷重が掛かるのを防止できる。
さらに、本発明の天井構造においては、前記天井板は、ポリエステル製の板材と、前記板材の表面に敷設されたガラスクロスとを備えており、可撓性を有することが好ましい。このような構成によれば、天井板が軽量であるとともに、設置時に変形可能であるので、天井板の設置作業を行い易い。
さらに、本発明は、天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定され前記天井板を支持する支持部材とを備えており、前記受部材は、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部とを備え、前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、前記凹部は、前記上板部と前記側面板部とで形成され、前記係止部は、前記側面板部の内側面に形成された第一鉤部からなり、前記被係止部は、上方に開放された二股形状を呈しており、二股の外側面には、前記第一鉤部と噛み合う第二鉤部が形成されており、前記第一鉤部および前記第二鉤部の少なくともいずれか一方は複数段形成されており、前記受部材と前記下面支持部との間隔が複数に設定可能となっていることを特徴とする天井構造である。このような構成によれば、支持部材の下面支持部上に天井板を係止して固定するので、種々の厚さの天井板を固定することができる。また、天井下地材の下方において、受部材の高さ分の設備機器の設置スペースを確保できるので、設備機器を任意の位置に設置できる。さらに、受部材のビス等の固定手段を支持部材で隠すことができるので美観が良好となる。また、受部材は、天井板の設置前に天井下地材に固定することができるので、天井板を保持しながらビス止めする必要はない。したがって、施工を容易に行うことができる。
また、本発明は、天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定される支持部材と、を備えており、前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、前記受部材に交差する方向に延在する第二支持部材をさらに備え、前記第二支持部材は、前記下面支持部と交差して配置される第二支持板部と、この第二支持板部から立ち上がる立上部とを備えており、前記立上部の端部には、前記上面当接部が入り込む切欠部が形成され、前記立上部は、上方に延在する中央の突条と、前記突条の側面から両側に広がる水平板部とを備えており、前記水平板部は、前記天井板の上面に当接し、前記受部材と前記第二支持部材との交差部分には、前記受部材と前記第二支持部材とを固定する固定部材が設けられており、前記固定部材は、断面下向きコ字状を呈し前記受部材に嵌合される本体部と、前記受部材に交差する方向に張り出し前記突条を挟む張出部とを備えていることを特徴とする天井構造である。このような構成によれば、第二支持板部と水平板部とで天井板を挟むので、天井板の固定強度が高くなる。さらに、受部材と第二支持部材との固定強度が高くなる。
前記課題を解決するための第三の本発明は、天井下地材に天井板を取り付ける天井板取付部材であって、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定され支持部材と、を備えている。前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、前記凹部は、前記上板部と前記側面板部とで形成され、前記上面当接部は、前記張出板部からなり、前記係止部は、前記側面板部の内側面に形成された第一鉤部からなり、前記被係止部は、上方に開放された二股形状を呈しており、二股の外側面には、前記第一鉤部と噛み合う第二鉤部が形成されており、前記第一鉤部および前記第二鉤部の少なくともいずれか一方は複数段形成されており、前記上面当接部と前記下面支持部との間隔が複数に設定可能となっていることを特徴とする。
このような天井板取付部材を用いれば、請求項1に記載の天井構造を構築できるので、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、天井板の厚さに関わらず設備機器を任意の位置に設置できるとともに、美観が良好で且つ施工を行い易い、といった優れた効果を発揮する。
本発明の実施形態に係る天井構造を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る天井構造を示した平面図である。 本発明の実施形態に係る天井板取付部材を示した図であって、(a)は受部材を示した正面図、(b)は支持部材を示した正面図である。 第二支持部材を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る天井板取付部材を示した図であって、(a)は仮固定状態を示した斜視図、(b)は本固定状態を示した斜視図である。 受部材に第二支持部材を固定する工程を示した図であって、(a)は第二支持部材を受部材の高さに持ち上げた状態を示した斜視図、(b)は第二支持部材を受部材の所定位置に設置した状態を示した斜視図である。 受部材に第二支持部材を固定する工程を示した図であって、(a)は固定部材を受部材に設置した状態を示した斜視図、(b)は固定部材を回転させて第二支持部材を固定した状態を示した斜視図である。 受部材に第二支持部材を固定した状態を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る天井構造に照明装置を設置した状態を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る天井構造に受部材に沿う間仕切壁を設置した状態を示した断面図である。 受部材に間仕切壁のランナーを固定する吊固定部材を示した斜視図である。 受部材に間仕切壁のランナーを固定する工程を示した図であって、(a)は吊固定部材を持ち上げた状態を示した斜視図、(b)は固定部材を回転させて受部材に固定した状態を示した斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る天井構造を示した断面図である。 本発明のさらなる他の実施形態に係る天井構造を示した断面図である。 変形例に係る第二支持部材を受部材に固定する工程を示した図であって、(a)は固定部材を受部材に設置する前の状態を示した斜視図、(b)は固定部材を受部材と第二支持部材に仮止めした状態を示した斜視図である。 変形例に係る第二支持部材を受部材に固定した状態を示した斜視図である。 変形例に係る第二支持部材を受部材に固定した状態を示した断面図である。
本発明の実施形態に係る天井構造、天井板取付部材および天井構造の施工方法について図面を参照しながら詳細に説明する。図1および図2に示すように、本実施形態に係る天井構造1は、天井下地材2と、天井板3と、天井下地材2に天井板3を取り付ける天井板取付部材5と、第二支持部材30とを備えている。図1は、図2のA-A線部分の断面図である。天井下地材2は、溝型の軽量鉄骨製の野縁からなり、図2に示したX方向に延在している。野縁は図示しない野縁受けによって支持されている。野縁受けは、図2に示したY方向(野縁と直交する方向)に延在している。なお、天井下地材2は、前記構成の野縁に限定されるものではなく、木製の野縁やグリッド状に組まれた下地等の他のものであってもよい。
天井板3は、ポリエステル製の板材と、板材の表面に敷設されたガラスクロスとを備えて構成されている。天井板3は、可撓性を有するとともに、軽量でありながら、断熱性と吸音効果を併せもつ。天井板3の重量は、石膏ボード製の天井板の重量の略1/10である。また、天井板3の厚さは、たとえば略4mmであって、一般的なロックウールや石膏ボードや珪酸カルシウム製の天井材の厚さの半分以下である。
図1に示すように、天井板取付部材5は、天井下地材2の下面に固定されて、天井下地材2の下側で天井板3を支持する部材である。天井板取付部材5は、天井下地材2に直交する方向に延在する長尺部材であって、天井板3の目地部分に沿って配置されている。天井板取付部材5は、受部材10と支持部材20とを備えている。受部材10と支持部材20は、それぞれアルミニウム製の押出形材にて構成されている。
受部材10は、天井下地材2に固定されるとともに、支持部材20を支持する部材である。図3にも示すように、受部材10は、断面ハット形状を呈しており、上板部11と一対の側面板部12,12と一対の張出板部13,13とを備えている。上板部11と側面板部12,12とで形成された凹部の内面には、後記する係止部15が形成されている。
上板部11は、天井下地材2の下面に当接する部位であって、ビス14によって天井下地材2の底面に固定されている。ビス14は、上板部11の下側から天井下地材2の底面に向かって取り付けられている。
各側面板部12は、上板部11の幅方向両端部から下方にそれぞれ垂下して延在している。側面板部12の垂下長さは、照明装置6(図8参照)などの設備機器の高さ寸法より大きく、設備機器を設置可能となっている。側面板部12の上端部には、幅方向(X方向)外側に突出する突条12a(図3参照)が形成されている。一対の側面板部12,12は、平行に形成されており、互いに対向している。
側面板部12の内側面(対向面)には、係止部15(図3参照)が形成されている。係止部15は、支持部材20を係止する部位である。係止部15は、内側に突出する第一鉤部16(図3参照)からなる。第一鉤部16は、上下二段に形成されており、上側第一鉤部16aの突出寸法は、下側第一鉤部16bの突出寸法よりも大きい。上側第一鉤部16aの上面と、下側第一鉤部16bの上面は共に水平面になっている。
張出板部13は、天井板3の上面が当接する上面当接部を構成している。この上面当接部と支持部材20とで、天井板3を挟持する。張出板部13は、側面板部12の下端から外側に向かって直角に折れ曲がっており、水平方向に張り出している。張出板部13の下面が、天井板3の上面と当接する当接面となる。一対の張出板部13,13は、それぞれ同じ高さに形成されている。
支持部材20は、天井板3を下側から係止する部材であって、受部材10に下側から固定される。支持部材20は、被係止部21(図3参照)と一対の下面支持部22,22(図3参照)とを備えている。被係止部21は、上方に開放された二股形状(本実施形態では断面U字形状)を呈しており、下面支持部22の上面から立ち上がる立上板部23(図3参照)の上端に形成されている。被係止部21は、上板部11と側面板部12,12とで形成された凹部に嵌め込まれる。被係止部21の二股の外側面には、第二鉤部24(図3参照)が形成されている。第二鉤部24は、第一鉤部16と噛み合う。第二鉤部24は、上下二段に形成されている。上側第二鉤部24aの突出部は、断面半円形状を呈している。下側第二鉤部24bの突出部は、上端部が断面円弧形状を呈し、下端が水平面になっている。
図5の(a)に示すように、上側第二鉤部24aを、上側第一鉤部16aと下側第一鉤部16bの間に位置させると、支持部材20の仮固定状態となる。このとき、上側第二鉤部24aは断面半円形状であるので、被係止部21を受部材10の側面板部12,12間から、容易に引き抜くことができる。図5の(b)に示すように、上側第二鉤部24aを、上側第一鉤部16aの上側まで押し込み、下側第二鉤部24bを、上側第一鉤部16aと下側第一鉤部16bの間に位置させると、支持部材20の本固定状態となる。このとき、下側第二鉤部24bの下面が水平面であるとともに、下側第一鉤部16bの上面が水平面となっているので、水平面同士が当接する。したがって、被係止部21を受部材10の側面板部12,12間から、引き抜き難くなっている。
被係止部21を受部材10の側面板部12,12間に嵌め込む際には、被係止部21は二股形状を呈しているので、変形可能となっている。具体的には、第二鉤部24が第一鉤部16間を通過するときは、二股の幅が狭くなって、第二鉤部24が第一鉤部16間を通過すると、二股の幅が元に戻る。これによって、支持部材20の装着作業が行い易くなっている。
図1および図3に示すように、下面支持部22は、天井板3の端縁部を下側から支持する板状の部位であって、立上板部23を中心に幅方向(X方向)外側にそれぞれ広がっている。上面当接部(張出板部13)と下面支持部22とで天井板3を挟持する。下面支持部22は、張出板部13の張出方向中間部辺りまで延在している(図1参照)。下面支持部22の上面が、天井板3の下面と当接する当接面となる。両側の下面支持部22,22は、面一となっており、下方から見て一枚の板状になっている。下面支持部22,22は、隣り合う天井板3,3間の目地となる。
第二支持部材30は、図4に示すように、天井板取付部材5(受部材10)に直交する方向(X方向)に延在しており、隣り合う受部材10,10間に架け渡されている。第二支持部材30は、一対の第二支持板部31,31と立上部32とを備えている。第二支持部材30は、アルミニウム製の押出形材にて構成されている。第二支持部材30は、固定部材40を介して受部材10に固定される。
第二支持板部31は、天井板3の端縁部を下側から支持する板状の部位である。図4,図7および図8に示すように、第二支持板部31は、立上部32を中心に幅方向(Y方向)外側にそれぞれ広がっている。第二支持板部31は、下面支持部22と同じ高さに配置される(図8参照)。第二支持板部31,31の長手方向(X方向)端部は、張出板部13の下方に位置し、下面支持部22の側面に当接する位置まで延在している。第二支持板部31の上面が、天井板3の下面と当接する当接面となる。両側の第二支持板部31,31は、面一となっており、下方から見て一枚の板状になっている。第二支持板部31,31の幅寸法は、下面支持部22,22の幅寸法と等しい。第二支持板部31,31は、隣り合う天井板3,3間の目地となる。
立上部32は、突条33と下降部34とを備えている。突条33は、第二支持板部31の上面から立ち上がる板状の部位である。突条33は、第二支持部材30の幅方向中央から上方に延在する。立上部32は、第二支持板部31の補強リブの役目を果たす。
下降部34は、断面が下向きに開く半円形状を呈しており、突条33の上端から両側に広がって下方に延在している。下降部34は、第二支持部材30を受部材10に固定する際に、固定部材40(図7参照)が係止される部位である。
図6の(a)に示すように、立上部32の長手方向端部であって、第二支持部材30が受部材10と交差して接続される交差部分には、切欠部35が形成されている。切欠部35は、張出板部13(上面当接部)が入り込むスペースである。切欠部35を形成したことで、第二支持板部31が張出板部13の下方に延在して、下面支持部22と突き合わせられる。
図7および図8に示すように、固定部材40は、受部材10と第二支持部材30とを固定する部材である。固定部材40は、本体部41と掛止部42とを備えている。本体部41は、断面下向きコ字状を呈し受部材10を上から覆う。本体部41は、一対の側面部43,43と連結部44とを備えている。側面部43は、長方形形状を呈しており、受部材10の側面板部12の外側に沿って配置される(図7の(b)参照)。側面部43には、側面板部12側に傾斜する傾斜板部45が切起しにて形成されている。傾斜板部45は、側面部43をカットしてその一部を折り曲げて形成されている。傾斜板部45が側面板部12の上端部の突条12aに引っ掛かることで、固定部材40が受部材10に係止される(図7の(b)参照)。側面部43には、貫通孔46が形成されており、ビスを介して側面部43を側面板部12に固定するようにしてもよい。
連結部44は、側面部43,43を連結する部位であって、受部材10の上板部11上に配置される。連結部44は、側面部43の長手方向一端側(固定状態で第二支持部材30から離れた側)に形成されており、側面部43の長手方向他端側は、対向して離れている。連結部44には、貫通孔47が形成されており、ビスを介して連結部44を上板部11に固定するようにしてもよい。
掛止部42は、第二支持部材30の立上部32の下降部34を下側から掛け止める部位である。掛止部42は、側面部43の長手方向他端部(固定状態で第二支持部材30に近い側)から直角に折れ曲がって、受部材10の幅方向(X方向)外側に延在している。掛止部42は、下降部34の内面に挿入可能な大きさで、高さ寸法が小さい板状に形成されている。掛止部42は、固定部材40を設置したときに下降部34の内面に当接する高さに形成されている。掛止部42が下降部34を掛け止めたときに、第二支持板部31が下面支持部22と同じ高さになる。
次に、前記構成の天井構造1の施工方法を説明する。本実施形態に係る天井構造1の施工方法は、受部材固定工程と支持部材仮固定工程と第二支持部材設置構成と天井板設置工程と支持部材本固定工程とを備えている。
受部材固定工程は、天井下地材2に受部材10を固定する工程である。受部材10を固定するに際しては、上板部11の下側からビス14を打って、受部材10を天井下地材2の下面に固定する。このとき、従来のように天井板を押えながらの固定作業ではないので、容易且つ正確に受部材10を固定することができる。
支持部材仮固定工程は、受部材10に支持部材20を仮固定する工程である。支持部材20を仮固定するに際しては、図5の(a)に示すように、支持部材20の被係止部21を受部材10の側面板部12,12間に嵌め込む。このとき、支持部材20の上側第二鉤部24aを、受部材10の上側第一鉤部16aと下側第一鉤部16bの間まで押し込む。ここで、張出板部13と下面支持部22との間隔は、天井板3の厚さより大きい。
第二支持部材設置工程は、第二支持部材30を受部材10に交差して設置する工程である。第二支持部材30を設置するに際しては、図6の(a)に示すように、第二支持部材30を設置角度に対して水平方向に傾斜した状態で、受部材10の高さまで持ち上げる。こうすることで、第二支持部材30を、張出板部13に干渉させることなく持ち上げることができる。
その後、図6の(b)に示すように、第二支持部材30を設置角度(受部材10と直交する方向:X方向)まで回転させる。すると、第二支持部材30の切欠部35に、受部材10の張出板部13が入り込む。このとき、第二支持部材30の両端部がそれぞれ隣り合う張出板部13に係止されるので、第二支持部材30が受部材10間に架け渡されることになる。
次に、図7に示す固定部材40を用いて、第二支持部材30を受部材10に固定する。図7の(a)に示すように、固定部材40の掛止部42が下側になるように立てた状態で、受部材10の上方から被せる。このとき、掛止部42が第二支持部材30から離れた側に位置するように配置する。その後、固定部材40を、受部材10に沿って横方向に移動させる。
図7の(b)に示すように、固定部材40は、第二支持部材30の近傍まで移動させる(図7の(b)中、二点鎖線にて示す)。その後、固定部材40の連結部44が、受部材10の上板部11に当接するように、固定部材40を回転させながら倒す。すると、掛止部42が、第二支持部材30の下降部34の内側に入り込んで、下降部の内面に当接する。第二支持部材30は、掛止部42によって所定高さに持ち上げられる。固定部材40を倒すと、傾斜板部45が側面板部12の上端部の突条12aに引っ掛かり、固定部材40が受部材10に係止される。この状態で、固定部材40は、受部材10の長手方向に沿って移動可能である。なお、後に天井板3の設置後に、貫通孔46,47のいずれかにビス(図示せず)を打ち込み、固定部材40を受部材10に本固定する。
天井板設置工程は、受部材10の張出板部13(上面当接部)と支持部材20の下面支持部22との間に天井板3の端縁部を挿入する工程である。このとき、張出板部13と下面支持部22との間隔が広いので、天井板3を挿入しやすい。また、第二支持部材30は、必要に応じて受部材10の長手方向に移動することもできる。さらに、天井板3は軽量であるとともに可撓性を有するので、天井板3の全周に渡って支持部材20および第二支持部材30が配置されていても、設置作業を容易に行うことができる。
支持部材本固定工程は、支持部材20を受部材10に本固定する工程である。支持部材20を本固定するに際しては、図5の(b)に示すように、支持部材20の上側第二鉤部24aを、受部材10の上側第一鉤部16aの上側まで押し込み、下側第二鉤部24bを、上側第一鉤部16aと下側第一鉤部16bの間に位置させる。すると、下側第二鉤部24bの下面の水平面と、下側第一鉤部16bの上面の水平面とが当接するので、支持部材20が受部材10にしっかり固定される。
そして、天井板3の端縁部が張出板部13と下面支持部22とで挟持されるので、天井板3が天井板取付部材5に確実に固定される。なお、第二支持部材30においては、第二支持板部31上に、天井板3の端縁部が載せ掛けられている。
以上のような構成の天井構造1およびその施工方向によれば、以下のような作用効果を奏する。
本実施形態に係る天井構造1では、受部材10の下端の張出板部13(上面当接部)と、支持部材20の下面支持部22とで、天井板3を挟持するので、天井板3が薄い場合でも容易に固定できる。また、立上板部23の高さが異なる支持部材20を製造すれば、種々の厚さの天井板3を固定することができる。
さらに、受部材10の下端部に張出板部13を形成しているので、天井下地材2と張出板部13との間に、照明装置6等の設備機器の設置スペースを確保できる。これによって、設備機器を天井下地材2あるいは受部材10と干渉させずに、任意の位置に設置することができる。
また、受部材10のビス14は、支持部材20で隠すことができるので、美観が良好となる。
一方、受部材10は、天井板3の設置前に天井下地材2に固定するので、天井板3を保持しながらビス止めする必要はない。したがって、施工を容易且つ正確に行うことができる。さらに、本実施形態では、第一鉤部16および第二鉤部24がそれぞれ二段形成されているので、張出板部13と下面支持部22との間隔を、仮固定状態と本固定状態の二段階にできる。これによって、張出板部13と下面支持部22との間隔が広い仮固定状態で天井板3の設置を容易に行うことができる。さらに、天井板3の位置調整を行った後に張出板部13と下面支持部22との間隔を狭めることで、正確な位置の天井板3を挟持して固定することができる。
さらに、本実施形態の天井構造1においては、第二支持部材30をさらに備えているので、天井板3の周縁部を係止することができるので、天井板3が安定した状態で支持される。
また、本実施形態では、複数本の野縁(天井下地材2)の下部に複数本の受部材10を固定しているので、天井下地材2,2,2・・と受部材10,10,10・・が格子状に組み付けられる。したがって、天井下地材2および受部材10全体の構造強度が大きくなる。さらに、第二支持部材30は、第二支持板部31の上部に突条33と下降部34を備えた立上部32が形成されているので、立上部32が、第二支持板部31の補強リブの役目を果たすことができる。したがって、第二支持部材30の構造強度を大きくすることができる。
さらに、本実施形態の天井構造1では、固定部材40の掛止部42が、第二支持部材30を、下降部34の内側から支持しているので、第二支持部材30の荷重を、受部材10の上板部11と側面板部12に伝達することができる。したがって、張出板部13に過度の荷重が掛かるのを防止できる。
また、本実施形態の天井構造1では、天井板3は、ポリエステル製の板材と、板材の表面に敷設されたガラスクロスとを備えており、可撓性を有するので、天井板3が軽量であるとともに、設置時に変形可能である。したがって、天井板3の設置作業を容易に行うことができる。
次に図9を参照しながら、照明装置6周りの納まりを説明する。図9は、図2のB-B線部分の断面図である。図9に示すように、照明装置6は、隣り合う天井板取付部材5,5間に配置されている。具体的には、照明装置6は、受部材10,10の張出板部13,13間に架け渡されている。照明装置6を設置する部分では、支持部材20と形状が異なる見切り付き支持部材120が用いられる。天井下地材2および受部材10の構成は図1と同じである。
見切り付き支持部材120は、照明装置6側の下面支持部122の端部に見切り部121が形成されている。照明装置6側の下面支持部122には天井板3は係止されず、他方の下面支持部22には、天井板3は係止される。見切り部121は、下面支持部22と張出板部13との隙間を塞ぐ部位である。見切り部121の上端には、被係止部21側に突出する折返し部123が形成されている。折返し部123の上面は、張出板部13の下面に当接している。なお、見切り付き支持部材120の他の構成は、支持部材20と同等であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
このような見切り付き支持部材120によれば、下面支持部22と張出板部13との隙間を塞ぐことができるので美観を向上できる。
次に図10を参照しながら、間仕切り壁50周りの納まりを説明する。図10は、図2のC-C線部分の断面図である。図10に示した間仕切り壁50は、天井板取付部材5に沿って配置された壁(図2のY方向に延在する間仕切り壁50)である。図10に示すように、間仕切り壁50の両側には、天井板取付部材5,5がそれぞれ配置されている。この天井板取付部材5は、図9と同じ構造の見切り付き支持部材120が用いられている。
間仕切り壁50は、ランナー51とスタッド52と壁ボード53とを備えている。上部のランナー51は、天井下地材2の底面にビス54を介して固定されている。スタッド52は、上部のランナー51と下部のランナー(図示せず)間に立設されている。スタッド52の両側に壁ボード53が敷設されている。壁ボード53は、ランナー51の高さまで延在しており、天井下地材2の下面に当接している。
受部材10の張出板部13の先端は、壁ボード53の表面に当接している。見切り付き支持部材120の見切り部121は、間仕切り壁50側に配置されている。このような構成によれば、下面支持部22と張出板部13との隙間を塞ぐことができるとともに、見切り付き支持部材120が回り縁の役目を果たすので美観を向上できる。
なお、間仕切り壁を天井板取付部材5に直交する方向に設ける場合は、ランナー51は、受部材10の下面に固定する。この場合、図11に示す吊固定部材55を用いる。図11および図12に示すように、吊固定部材55は、当接板部56と掛止板部57とボルト部58とを備えている。
当接板部56は、受部材10の下面に当接する部位で、矩形形状を呈している。当接板部56の長辺寸法は、受部材10の幅寸法(張出板部13,13の先端部間の寸法)よりも大きい。
掛止板部57は、張出板部13に載せ掛けられるとともに、側面板部12に固定される部位である。掛止板部57は、当接板部56の対角線上の二隅に設けられている。掛止板部57は、第一立上板部59と水平板部60と第二立上板部61とを備えている。第一立上板部59は、当接板部56の長辺部の隅部から立ち上がる。水平板部60は、第一立上板部59の上端から水平方向に屈曲する。水平板部60は、吊固定部材55の固定時に張出板部13上に載せ掛けられる(図12の(b)参照)。第二立上板部61は、水平板部60の先端から立ち上がる。第二立上板部61は、吊固定部材55の固定時に側面板部12に当接する(図12の(b)参照)。第二立上板部61には、貫通孔62が形成されている。第二立上板部61は、ビス63を介して側面板部12に固定される(図12の(b)参照)。一対の掛止板部57,57間の距離は、受部材10の幅寸法よりも大きい。受部材10を交差させた状態で、掛止板部57,57間に、受部材10を配置することができる。
ボルト部58は、ランナー51を固定する部位であって、ランナー51の上面に貫通する。ボルト部58には、ランナー51の下側からナット(図示せず)が螺合される。ボルト部58は、当接板部56の中心部に下方に向かって配置されている。ボルト部58の上端部は、当接板部56に溶接されている。
このような構成の吊固定部材55を受部材10に固定するに際しては、まず、図12の(a)に示すように、受部材10の下方から吊固定部材55を持ち上げる。このとき、一対の掛止板部57,57が受部材10の両側に位置するように配置する。その後、掛止板部57の第二立上板部61が、受部材10の側面板部12に当接するように、吊固定部材55を回転させる。すると、水平板部60が張出板部13上に載せ掛けられ、吊固定部材55が掛止される。
そして、図12の(b)に示すように、ビス63を第二立上板部61から側面板部12に打ち込んで、吊固定部材55を受部材10に固定する。その後、ランナー51を吊固定部材55の下側から設置して、ボルト部58にナットを螺合させる。これで、ランナー51が受部材10の下部に固定される。
以上のような構成の吊固定部材55を用いれば、ランナー51を受部材10の下部に容易に固定することができる。また、吊固定部材55は、受部材10の長手方向の任意の位置に固定することができる。なお、図12では、ランナー51は受部材10と直交する方向に延在して固定されているが、ランナー51の設置角度は任意に設定可能であって、受部材10に沿った方向に延在して固定することも可能である。また、吊固定部材55は、ランナー51以外の部材であっても、容易に受部材10に固定することができる。
このような構成であっても、天井板は周縁部を支持部材とこれに直交する第二支持部材に、天井板の周縁部が載せ掛けられるので、天井板を確実に固定することができる。また、受部材の高さ分の設備機器設置スペースが確保できる。これによって、天井板の厚さに関わらず設備機器を任意の位置に設置できる。さらに、支持部材が受部材を覆ってビスが隠されるので、美観が良好となる。
以上、本発明を実施するための形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、材質、形状や大きさなど適宜設計変更が可能である。たとえば、前記実施形態では、受部材10と支持部材20は、それぞれアルミニウム製の押出形材にて一体形成されているが、これに限定されるものではない。受部材10と支持部材20は、鋳造や鍛造にて形成してもよいし、板材を折り曲げ加工して形成してもよい。また、受部材は、上板部の中心部で二分割された二部材にて構成されるものであってもよいし、支持部材を係止する部分(前記実施形態では、上板部11と側面板部12,12に相当する)と、上面当接部を構成する部分(前記実施形態では、張出板部13に相当する)とが別体で形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、受部材10は張出板部13を備えており、張出板部13が上面当接部を構成しているが、これに限定されるものではない。図13に示すように、受部材110が張出板部を備えておらず、側面板部12の下端面が上面当接部113を構成するようにしてもよい。このような形態においても、前記実施形態と同様の作用効果を得られる。
さらなる他の実施形態として、図14に示すような形態もある。この実施形態は、天井板3が支持部材20の下面支持部22上に載せ掛けられているだけの形態であって、請求項9に記載の発明に対応する形態である。この場合、受部材111の側面板部112の高さ寸法は、前記実施形態の側面板部12(図1参照)より短く、側面板部112の下端面は天井板3に当接していない。また、天井板3の上面が受部材に当接しない他の形態としては、受部材の形態は前記実施形態と同じで、支持部材の立上板部の高さ寸法が前記実施形態よりも大きいものであってもよい。この実施形態によれば、前記実施形態と同様の作用効果の他に、下記の作用効果が得られる。つまり、天井板3が下面支持部22上に載せ掛けられているだけであるので、天井板3が側面板部112の下面に当接しない範囲で、任意の厚さ寸法に対応することができる。
また、前記実施形態では、第一鉤部16と第二鉤部24は、それぞれ上下二段に形成されているが、これに限定されるものではない。第一鉤部と第二鉤部をそれぞれ上下三段以上に形成してもよいし、いずれか一方を上下三段以上に形成してもよい。このようにすれば、上面当接部と下面支持部との間隔を三段階以上にできる。これによって、仮固定状態と複数の本固定状態を構成できるので、複数種の厚さの天井板を固定することができる。
さらに、第二支持部材30および固定部材40の形状は、図4、図6乃至図8に示した形状に限定されるものではない。以下に、変形例に係る第二支持部材および固定部材の構成を説明する。
図15乃至図17に示すように、第二支持部材230は、天井板取付部材5(受部材10)に直交する方向(X方向)に延在しており、隣り合う受部材10,10間に架け渡されている。第二支持部材230は、一対の第二支持板部231,231と立上部232とを備えている。第二支持部材230は、アルミニウム製の押出形材にて構成されている。第二支持部材230は、固定部材240を介して受部材10に固定される。
第二支持板部231は、天井板3の端縁部を下側から支持する板状の部位である。図15に示すように、第二支持板部231は、立上部232を中心に幅方向(Y方向)外側にそれぞれ広がっている。第二支持板部231の長手方向(X方向)端部は、受部材10の張出板部13の下方に位置し、支持部材20を設置したときに、下面支持部22の上面に当接する(図17参照)。第二支持板部231の上面が、天井板3の下面と当接する当接面となる。両側の第二支持板部231,231は、面一となっており、下方から見て一枚の板状になっている。第二支持板部231,231の幅寸法は、下面支持部22,22の幅寸法と等しい。第二支持板部231,231は、隣り合う天井板3,3間の目地となる。
立上部232は、突条233と水平板部234とを備えている。突条233は、第二支持板部231の上面から立ち上がる板状の部位である。突条233は、第二支持部材230の幅方向中央から上方に延在する。立上部232は、第二支持板部31の補強リブの役目を果たす。
水平板部234は、天井板3の上面に当接して、第二支持板部231とで天井板3を挟む部位である。水平板部234は、突条233の側面から側方に広がって形成されている。水平板部234は、突条233を中心に両側にそれぞれ形成されている。水平板部234は、第二支持板部231と平行になるように形成されており、水平板部234の張出し寸法は、第二支持板部231の張出し寸法より小さい。水平板部234と第二支持板部231との間隔は、天井板3の厚さ寸法と略同等であり、水平板部234と第二支持板部231とで天井板3の端縁部を挟持する。
立上部232の長手方向端部であって、第二支持部材230が受部材10と交差して接続される交差部分には、切欠部235が形成されている。切欠部235は、張出板部13(上面当接部)が入り込むスペースである。切欠部235は、水平板部234の下側に形成されており、切欠部235の上面と水平板部234の下面は面一になっている。切欠部235を形成したことで、張出板部13が水平板部234の下方に入り込んで、水平板部234が張出板部13上に載置される(図16および図17参照)。
固定部材240は、受部材10と第二支持部材230とを固定する部材である。固定部材240は、本体部241と張出部242とを備えている。本体部241は、断面下向きコ字状を呈し受部材10を上から覆う。本体部241は、一対の側面部243,243と連結部244とを備えている。側面部243は、長方形形状を呈しており、受部材10の側面板部12の外側に沿って配置される(図15の(b)参照)。側面部243には、側面板部12側に傾斜する傾斜板部245が切起しにて形成されている。傾斜板部245は、側面部243をカットしてその一部を折り曲げて形成されている。傾斜板部245が側面板部12の上端部の突条12aに引っ掛かることで、固定部材240が受部材10に係止される。
連結部244は、側面部243,243の上端部同士を連結する部位であって、受部材10の上板部11上に配置される。連結部244には、受部材10の内側から打たれたビス14が貫通される。これによって、固定部材240が受部材10に固定される(図16および図17参照)。
張出部242は、第二支持部材230の立上部232の端部を固定する部位である。張出部242は、側面部243の端部に直交して、X方向に広がる板状部材である。張出部242は、第二支持部材230の立上部232の端部に当接する。張出部242には、貫通孔247が形成されており、ビス14を立上部232の突条233に打つことで、第二支持部材230を固定部材240に固定する。張出部242の先端には、突条233を挟む挟持部246が形成されている。挟持部246は、張出部242の先端の板材を折り曲げて形成されており、張出部242の基端部側に接する突条233の面とは逆側の面に当接する。
なお、図17に示す受部材10は、側面板部12の内側面(対向面)の係止部215が、前記実施形態の係止部15より上方に形成されている。かかる係止部215は、上側第一鉤部16aと下側第一鉤部16bと、突条16cを備えている。上側第一鉤部16aと下側第一鉤部16bの形状は、前記実施形態と同じである。突条16cは、上側第一鉤部16aの上方に、受部材10の長手方向に沿って形成されており、補強リブの役目を果たす。受部材10のその他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
また、図17に示す支持部材20は、被係止部221の形状が前記実施形態と異なる。かかる被係止部221は、下向きの凸形状を呈しており、二股の外側面には、上下三段の鉤部が形成されている。鉤部は、上側第二鉤部224aと中段第二鉤部224bと下側第二鉤部224cとを備えている。上側第二鉤部224aと中段第二鉤部224bは、上端部が断面円弧形状を呈し、下端が水平面になっている。下側第二鉤部224cは、下側第一鉤部16bと噛み合う形状になっている。支持部材20のその他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
次に、第二支持部材230を受部材10に交差して設置する工程を説明する。第二支持部材230を設置するに際しては、図15の(a)に示すように、第二支持部材230を、受部材10の側方から接近させる。すると、第二支持部材230の切欠部235に、受部材10の張出板部13が入り込み、水平板部234が張出板部13上に載置される。立上部232の端面は、受部材10の側面板部12に対向して近接している。
そして、図15の(b)に示すように、固定部材240を、受部材10の上方から被せる。このとき、固定部材240の張出部242の基端側部分と、先端の挟持部246とで、第二支持部材230の突条233が挟まれる。さらに、固定部材240の傾斜板部245が側面板部12の上端部の突条12aに引っ掛かり、固定部材240が受部材10に係止される。これによって、第二支持部材230が仮固定される。
その後、天井板3の端縁部を、水平板部234と第二支持板部231との間に挿入し、水平板部234と第二支持板部231とで天井板3の端縁部を挟持する。この状態で、第二支持部材230の通り位置調整を行う。通り位置調整は、第二支持部材230と固定部材240を受部材10の長手方向に沿って移動させて行う。第二支持部材230の位置調整が完了したら、図16および図17に示すように、受部材10の上板部11の下側から、固定部材240の連結部244に向けてビス14を打ち込み、固定部材240を受部材10に本固定する。
次に、支持部材20の被係止部221を、受部材10の側面板部12,12間に挿入して、被係止部221を、受部材10の係止部215に噛み合わせる。これによって、支持部材20が受部材10に固定される。これと同時に、天井板3の端縁部が張出板部13と下面支持部22とで挟持されるので、天井板3が確実に固定される。
以上のような構成の天井構造および第二支持部材230の設置工程によれば、前記実施形態の作用効果の他に以下のような作用効果を奏する。
本実施形態に係る天井構造では、第二支持部材230の第二支持板部231と水平板部234とで天井板3を挟持しているので、天井板3を、周縁部全周に亘って固定することができる。したがって、天井板3がより一層安定した状態で支持される。
また、第二支持部材230の設置工程においては、第二支持部材230を仮固定した状態で、通り位置調整を行うことができるので、作業を容易に行うことができる。さらに、第二支持部材230で天井板3を挟持した後に通り位置調整を行うので、天井板3の設置作業も容易に行うことができる。
1 天井構造
2 天井下地材
3 天井板
5 天井板取付部材
6 照明装置(設備機器)
10 受部材
11 上板部
12 側面板部
13 張出板部(上面当接部)
15 係止部
16 第一鉤部
20 支持部材
21 被係止部
22 下面支持部
23 立上板部
24 第二鉤部
30 第二支持部材
31 第二支持板部
32 立上部
33 突条
34 下降部
35 切欠部
40 固定部材
41 本体部
42 掛止部
110 受部材
111 受部材
112 側面板部
113 上面当接部
120 支持部材
122 下面支持部
230 第二支持部材
231 第二支持板部
232 立上部
233 突条
234 水平板部
235 切欠部
240 固定部材
241 本体部
242 張出部

Claims (8)

  1. 天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、
    前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定される支持部材と、を備えており、
    前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、
    前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、
    前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、
    前記凹部は、前記上板部と前記側面板部とで形成され、
    前記上面当接部は、前記張出板部からなり、
    前記係止部は、前記側面板部の内側面に形成された第一鉤部からなり、
    前記被係止部は、上方に開放された二股形状を呈しており、二股の外側面には、前記第一鉤部と噛み合う第二鉤部が形成されており、
    前記第一鉤部および前記第二鉤部の少なくともいずれか一方は複数段形成されており、前記上面当接部と前記下面支持部との間隔が複数に設定可能となっている
    ことを特徴とする天井構造。
  2. 前記受部材に交差する方向に延在する第二支持部材をさらに備え、
    前記第二支持部材は、前記下面支持部と交差して配置され前記天井板の端縁部を下側から支持する第二支持板部と、この第二支持板部から立ち上がる立上部とを備えており、
    前記立上部の端部には、前記上面当接部が入り込む切欠部が形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載の天井構造。
  3. 前記立上部は、上方に延在する中央の突条と、前記突条の上端から両側に広がって下方に延在し下降部とを備えている
    ことを特徴とする請求項に記載の天井構造。
  4. 天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、
    前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定される支持部材と、を備えており、
    前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、
    前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、
    前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、
    前記受部材に交差する方向に延在する第二支持部材をさらに備え、
    前記第二支持部材は、前記下面支持部と交差して配置される第二支持板部と、この第二支持板部から立ち上がる立上部とを備えており、
    前記立上部の端部には、前記上面当接部が入り込む切欠部が形成され、
    前記立上部は、上方に延在する中央の突条と、前記突条の上端から両側に広がって下方に延在する下降部とを備え、
    前記受部材と前記第二支持部材との交差部分には、前記受部材と前記第二支持部材とを固定する固定部材が設けられており、
    前記固定部材は、断面下向きコ字状を呈し前記受部材を覆う本体部と、前記立上部の前記下降部を下側から掛け止める掛止部とを備えている
    ことを特徴とする天井構造。
  5. 前記天井板は、ポリエステル製の板材と、前記板材の表面に敷設されたガラスクロスとを備えており、可撓性を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の天井構造。
  6. 天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、
    前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定され前記天井板を支持する支持部材とを備えており、
    前記受部材は、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、
    前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部とを備え、
    前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、
    前記凹部は、前記上板部と前記側面板部とで形成され、
    前記係止部は、前記側面板部の内側面に形成された第一鉤部からなり、
    前記被係止部は、上方に開放された二股形状を呈しており、二股の外側面には、前記第一鉤部と噛み合う第二鉤部が形成されており、
    前記第一鉤部および前記第二鉤部の少なくともいずれか一方は複数段形成されており、前記受部材と前記下面支持部との間隔が複数に設定可能となっている
    ことを特徴とする天井構造。
  7. 天井下地材と、天井板と、前記天井下地材に前記天井板を取り付ける天井板取付部材とを備えた天井構造において、
    前記天井板取付部材は、前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定される支持部材と、を備えており、
    前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、
    前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、
    前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、
    前記受部材に交差する方向に延在する第二支持部材をさらに備え、
    前記第二支持部材は、前記下面支持部と交差して配置される第二支持板部と、この第二支持板部から立ち上がる立上部とを備えており、
    前記立上部の端部には、前記上面当接部が入り込む切欠部が形成され、
    前記立上部は、上方に延在する中央の突条と、前記突条の側面から両側に広がる水平板部とを備えており、
    前記水平板部は、前記天井板の上面に当接し、
    前記受部材と前記第二支持部材との交差部分には、前記受部材と前記第二支持部材とを固定する固定部材が設けられており、
    前記固定部材は、断面下向きコ字状を呈し前記受部材に嵌合される本体部と、前記受部材に交差する方向に張り出し前記突条を挟む張出部とを備えている
    ことを特徴とする天井構造。
  8. 天井下地材に天井板を取り付ける天井板取付部材であって、
    前記天井下地材に固定される受部材と、前記受部材に下側から固定され支持部材と、を備えており、
    前記受部材は、前記天井板の上面に当接する上面当接部と、下方に開口する凹部と、前記凹部の内面に形成され前記支持部材を係止する係止部と、を備え、
    前記支持部材は、前記凹部に嵌め込まれ前記係止部に係止される被係止部と、前記天井板を下側から支持する下面支持部と、を備え、
    前記受部材は、断面ハット形状を呈し、前記天井下地材の下面に当接する上板部と、前記上板部の幅方向両端部から下方にそれぞれ延在する側面板部と、前記側面板部の下端から側方に張り出す張出板部とを備えており、
    前記凹部は、前記上板部と前記側面板部とで形成され、
    前記上面当接部は、前記張出板部からなり、
    前記係止部は、前記側面板部の内側面に形成された第一鉤部からなり、
    前記被係止部は、上方に開放された二股形状を呈しており、二股の外側面には、前記第一鉤部と噛み合う第二鉤部が形成されており、
    前記第一鉤部および前記第二鉤部の少なくともいずれか一方は複数段形成されており、前記上面当接部と前記下面支持部との間隔が複数に設定可能となっている
    ことを特徴とする天井板取付部材。
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