JP3231006U - システム天井における天井材の取付構造 - Google Patents

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秀昭 中村
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【課題】取付け手順が簡易で取付けのコストが安価であり、しかも地震等の大きな揺れによっても落下し難いシステム天井における天井材の取付け構造を提供する。
【解決手段】天井材5の取付構造における取り付け手順は、複数の固定部材11が野縁受け3の予め決められた所定位置に逆U字状に被せられて挟み付けられる。固定部材11に沿って連結部材21が配置され、連結部材21の一対の内フランジ部が固定部材11の係合凹部に挿嵌されることにより、連結部材21が固定部材11に取り付けられる。互いに対向する一対の連結部材21間には、断熱材からなる複数の長尺状の長方形の天井材5が挿嵌され、その上面の一部にて野縁受け3の係合片にジェル状の接着剤により貼り付けられる。
【選択図】図3

Description

本考案は、体育館、工場、オフィスビル等の大規模空間の天井面を構成するシステム天井における天井材の取付構造に関する。
従来のシステム天井としては、例えば特許文献1に示すグリッドシステム天井が知られている。このシステム天井においては、格子状に組まれた天井枠材と、天井枠材によって組まれた格子の開口部を閉じるように天井枠材間に架設された天井材と、この天井材が架設された天井枠材を吊り下げる吊り持ち手段を構成する吊りボルト、調節ハンガー、野縁受け、及びチャンネルクリップと、天井枠材の長手方向における端部に取り付けられてシステム天井用クリップとを含んでいる。この天井枠材はいわゆるTバーと言われ、金属製で断面が逆T字状に形成されている。天井枠材は長手方向に沿って直立するウェブと、ウェブの下縁から両側に張り出したフランジ部と、ウェブの上縁から両側に張り出した断面矩形の頭部とを備えている。複数本の天井枠材が壁部材と直交するように配置され、この天井枠材に対して直交するように複数の天井枠材が配置されることによって、略正方形の複数の開口部が構成される。この開口部に天井材が嵌め合わされる。
特開2010−133196号公報
しかし、このシステム天井では、天井枠材をチャンネルクリップを介して野縁受けに取付けながら、天井枠材の開口部に天井材を架設する必要があり、天井材の取付けの手間を要し、取付けコストが高価であった。また、天井材は、天井枠材の下フランジ部に引っ掛けられた状態で取付けられているため、地震等の大きな揺れにより天井枠材から外れて落下しやすいという問題がある。
本考案は、上記問題を解決しようとするもので、取付け手順が簡易で取付けのコストが安価であり、しかも地震等の大きな揺れによっても落下し難いシステム天井における天井材の取付け構造を提供することを目的とする。
本考案の構成上の特徴は、天井から垂下する複数の吊りボルトの下端に取り付けられて水平状態で互いに平行に配設される複数の野縁受けの下端側、又は、複数の梁材からなる支持材にて支持されて、整列配置された断熱材からなる複数の長方形の天井材が支持されてなるシステム天井であって、
互いに対向すると共に一端側の幅方向両側に係合凹部を有する一対の挟持片と、前記一対の挟持片の他端側を連結する連結片とにより縦長のU字状に形成され、前記複数の支持材の所定位置にそれぞれ被せられて前記一対の挟持片で挟んで前記支持材に固定されて、前記係合凹部が前記支持材下方に突出するように、互いに間隔を隔てて配設される固定部材と、
長尺状の矩形板材であるベース部と、前記ベース部の上方向一側縁にて前記ベース部の外方に垂直に延びる本体部と前記本体部の外縁部にて上方に垂直に延びる曲げ部と前記曲げ部の上縁にて内方に垂直に延び前記支持材の係合凹部と係合する折り返し部とをもち上フランジ部と、前記ベース部の下方向一側縁にて前記ベース部の外方に垂直に延び、前記上フランジ部との間に天井材を保持する下フランジ部とをもち、前記係合凹部に挿嵌されることにより前記固定部材に支持されて、前記支持材に対して直交して延設され、前記上フランジ部と下フランジ部との間に前記天井材が両側縁にて挿嵌されて支持される連結部材とを有することにある。
上記のように構成した本考案においては、複数の野縁受けや梁材などの支持材の所定位置に固定部材がそれぞれ逆U字状に被せられて、一対の挟持片で挟むと共に、係合凹部が支持材の下方に突出した状態で固定され、連結部材が一対の内フランジ部にて一対の係合凹部に挿嵌されることにより固定部材に強固に支持されて、支持材に対して直交して延設される。対向する各連結部材の上フランジ部と下フランジ部との間に、天井材が両側縁にて挿嵌されて連結部材間に簡易かつ強固に支持される。その結果、本考案においては、天井材の取付強度が強化されることにより、地震等に対する天井材の落下事故を簡易かつ確実に防止できる。また、本考案においては、天井材の支持材への取り付けが簡易に行われると共に、必要な部材も安価な連結部材と固定部材のみでよいため、天井材の取付構造を安価に達成できる。
本考案においては、天井材の野縁受けや梁材などの支持材への取り付けが連結部材と固定部材により簡易に行われ、また必要な部材も連結部材と固定部材のみでよいため、地震等に対する取付強度が大きい天井材の取付構造を安価に達成できる。また、本考案によれば、被覆部材を連結部材に取り付けることにより、連結部材を簡単に装飾することができ、さらに被覆部材を照明部材とすることにより、天井面に照明部材を簡単に取り付けることができる。
本考案の一実施例である天井材の取付構造を採用したシステム天井を天井側からみた斜視図である。 同取付構造を採用したシステム天井を室内側からみた斜視図である。 同取付構造の一部を示す断面図である。 同取付構造を示す図3のIV−IV線方向の断面図である。 固定部材を示す正面図及び側面図である。 連結部材を示す側面図である。
以下、本考案の実施の形態について説明する。図1は一実施例である天井材の取付構造を適用したシステム天井を天井裏からみた斜視図により概略的に示し、図2は、システム天井を室内からみた斜視図により概略的に示したものである。図3及び図4は、天井材の取付構造を断面図及びIV−IV線方向の断面図により詳細に示したものである。
システム天井は、図1に示すように、天井から鉄製の複数の吊りボルト1が縦横に互いに所定の間隔で垂下しており、その下端に溶融亜鉛メッキされた鉄製のU字状のハンガー2が取り付けられている。ハンガー2には、溶融亜鉛メッキされた鉄製の長尺の薄板である複数の野縁受け3が固定されて、互いに平行にかつ水平に延びた状態で配設されている。なお、吊りボルト1の長さが例えば1500mmより長い場合には、吊りボルト1を水平補強材や斜め補強材で補強することもできる。野縁受け3は、図4に示すように、幅方向(図4の上下方向)の両側を同一方向に直角に折り曲げてわずかに延びた係合片3aを有する断面がコ字状の部材であり、係合片3aを上下に向けた状態でハンガー2に嵌め合わされて吊りボルト1により支持されている。
野縁受け3には、ハンガー2の近傍位置に連結部材21を固定するための固定部材11が着脱可能に取り付けられるようになっている。固定部材11は、図5に示すように、溶融亜鉛メッキされた鉄製の基部12を有している。基部12は、長方形長尺板の長手方向中間の2か所で同一方向に直角に折り曲げて形成された縦長のU字状であって、互いに対向する一対の挟持片13と、これを連結する短い連結片14とを有している。挟持片13は、野縁受け3の厚さよりわずかに長く、先端近傍位置にて幅方向両側が矩形状に切欠かれた係合凹部15になっており、その先端部に係止部15aを形成する。更に挟持片13は、長手方向の中間に取付ビス18が螺着される取付孔13aを有している。連結片14は、野縁受け3の係合片3aと略同一長さで、中央に調整ボルト17が螺着される中央孔14aを設けている。固定部材11は、基部12を野縁受け3に逆U字状に被せて一対の挟持片13で挟み、調整ボルト17で高さ調節され、取付孔13aを通して取付ビス18で締め付けることにより野縁受け3に固定され、この状態で、固定部材11の係合凹部15が野縁受け3の下側に隣接して配置されている。
野縁受け3に取り付けられた固定部材11の下端側には、アルミニウム板製の長尺状の連結部材21が配設されている。連結部材21は、図6に示すような断面をもつ押出し部材であり、上下方向に向いた板状体であるベース部22と、ベース部22の上端部に水平方向両側に延設された上フランジ部24とベース部22の下端部に水平方向両側に延設された下フランジ部27とをもつ。上フランジ部24と下フランジ部27の間の寸法は、天井材5の厚さよりわずかに大きくなっており、その間に天井材5が嵌め合わされるようになっている。
下フランジ部27は、上フランジ部24よりも水平方向の長さが長い。上フランジ部24は、外縁にて上側に直角に折り曲げられ、わずかに延びる曲げ部24aになっており、曲げ部24aの上縁にて内方にわずかに延びる折り返し部24bになっている。曲げ部24aの長さは、係止部15aの上下方向の長さに相当する長さとなっており、固定部材11の係止部15aが係止される。併せて、折り返し部24bも、両係合凹部15に挿嵌することにより固定部材11に抜けないように取り付けられる。
天井材5は、イソシアヌレートフォーム等の合成樹脂発砲体あるいはそれにガラス繊維等が分散された材料からなる厚板(商品名:サーマックス、株式会社イノアック製)の片面に、アルミニウム箔からなる面材が積層されたものが非常に軽量であり、地震等による落下のおそれが非常に少ないため好適に用いられる。
次に、実施例に係る天井材5の取付構造についての取り付け手順を説明する。
図3に示すように、複数の固定部材11が野縁受け3の予め決められた所定位置に逆U字状に被せられる。固定部材11は、係合凹部15が野縁受け3の直下になるように調整ボルト17によって高さ調節され、取付ビス18により位置決め固定される。つぎに、固定部材11に沿って連結部材21が配置され、一対の折り返し部24bが固定部材11の係合凹部15に挿嵌されることにより、固定部材11に取り付けられる。この状態で、対向する連結部材21間には、天井材5が両連結部材21の上フランジ部24と下フランジ部27の間に挿嵌されることにより簡易に取り付けられ、さらに天井材5上面に予め貼り付けられた接着剤により、天井材5が野縁受け3に貼り付け固定される。
上記実施例においては、天井材5の取付強度が強化されることにより、地震等に対する天井材5の落下事故を簡易かつ確実に防止できる。また、本実施例においては、天井材5の野縁受け3への取り付けが簡易に行われると共に、必要な部材も安価な固定部材11、連結部材21のみでよいため、天井材5の取付構造を安価に達成できる。
なお、上記実施例において、システム天井の具体的形状、材質等については特に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。例えば、固定部材11を固定する部材として、野縁受け3以外の部材を支持材に採用しても良い。具体的には、固定部材11は、支持材としての梁材に直接固定しても良い。
1…吊りボルト、3…野縁受け、5…天井材5…接着剤、11…固定部材、13…挟持片、21…連結部材、22…ベース部、24…上フランジ部、折り返し部…24b、27…下フランジ部

Claims (1)

  1. 天井から垂下する複数の吊りボルトの下端に取り付けられて水平状態で互いに平行に配設される複数の野縁受けの下端側、又は、複数の梁材からなる支持材にて支持されて、整列配置された断熱材からなる複数の長方形の天井材が支持されてなるシステム天井であって、
    互いに対向すると共に一端側の幅方向両側に係合凹部を有する一対の挟持片と、前記一対の挟持片の他端側を連結する連結片とにより縦長のU字状に形成され、前記複数の支持材の所定位置にそれぞれ被せられて前記一対の挟持片で挟んで前記支持材に固定されて、前記係合凹部が前記支持材下方に突出するように、互いに間隔を隔てて配設される固定部材と、
    長尺状の矩形板材であるベース部と、前記ベース部の上方向一側縁にて前記ベース部の外方に垂直に延びる本体部と前記本体部の外縁部にて上方に垂直に延びる曲げ部と前記曲げ部の上縁にて内方に垂直に延び前記支持材の係合凹部と係合する折り返し部とをもつ上フランジ部と、前記ベース部の下方向一側縁にて前記ベース部の外方に垂直に延び、前記上フランジ部との間に天井材を保持する下フランジ部とをもち、前記係合凹部に挿嵌されることにより前記固定部材に支持されて、前記支持材に対して直交して延設され、前記上フランジ部と下フランジ部との間に前記天井材が両側縁にて挿嵌されて支持される連結部材とを有するシステム天井における天井材の取付構造。
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