JP3229834U - 取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供する。【解決手段】取付構造1は、板形状のグラスウールで形成された建材パネル10と、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20と、を備え、建材パネル10は、内部に、取付金物20が挿通される挿通部111が形成され、取付金物20は、一部が挿通部111に挿通され、建材パネル10の外部に突出する。【選択図】図2

Description

本考案は、板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造に関する。
建築物は、鉄筋コンクリート等で形成された構造体に、内装材が取り付けられる。このような内装材は、建築物の用途や、内部に設けられた部屋の大きさ等により、所定の耐火性能が求められる。
このような内装材の一例として、特許文献1には、並行する一対の側面板と一つの前面板からなる断面がコの字状の石膏ボード製ルーバー本体に軽鉄下地材でリップ溝形状の野縁が全長に渡って添着され、野縁が固定金具を介して溝形状の野縁受けに直交して取付られるルーバー材が提案されている。
特開2018−204267号公報
ところで、石膏ボードは、所定の耐火性能は満たすものの、重量が嵩むとともに、加工性が低く、内装材として用いた場合に、設計の自由度が低下するという問題がある。
そこで、グラスウールで形成された建材パネルを、内装材として用いることで、所定の耐火性能は満たしつつ、重量を抑えることで、設計の自由度を向上することが可能となる。
しかしながら、石膏ボードを内装材として、建築物に取り付ける取付構造は、石膏ボードの重量を保持する必要があるため、例えば、特許文献1に示されたルーバー材のように、石膏ボードをコの字状に形成し、その間に野縁を配置するように、大掛かりな取付構造とする必要がある。
一方、グラスウールで形成された建材パネルを、内装材として用いる場合、建材パネルの重量を抑えることが可能となるので、石膏ボードに適用される大掛かりな取付構造は必要なく、コンパクトな取付構造が求められている。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供することを目的とする。
(1)板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造であって、
前記建材パネルは、内部に、前記取付金物が挿通される挿通部が形成され、
前記取付金物は、一部が前記挿通部に挿通され、前記建材パネルの外部に突出することを特徴とする取付構造。
(1)の考案において、取付構造は、板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える。
建材パネルは、内部に、取付金物が挿通される挿通部が形成されている。
取付金物は、一部が挿通部に挿通され、建材パネルの外部に突出する。
(1)の考案によれば、建材パネルをグラスウールで形成したことで、建材パネルを建築物に取り付ける取付金物の一部を、建材パネルの内部に挿通させることができる。
これにより、建材パネルを保持するための取付金物の一部を、建材パネルの内部に配置することが可能となるので、全体としてコンパクトな構造とすることができる。
したがって、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供できる。
また、取付構造がコンパクトになると、石膏ボードやアルミパネルのような重量物を、建築物に取り付ける場合に比べ、より多様な状態で、建築物に取り付けることが可能となるので、設計の自由度を向上することができる。
(2)前記挿通部は、前記建材パネルの内部に形成され、前記建材パネルの長辺方向に延びる孔と、前記建材パネルの外部から前記孔まで挿通し、前記孔の幅より狭い寸法の幅で形成され、前記建材パネルの長辺方向に延びる溝と、を有し、
前記取付金物は、
板形状に形成され、前記孔に挿通される受け部と、
前記受け部に接続され、前記溝を挿通して、前記建材パネルの外部に突出する突出部と、を有することを特徴とする(1)に記載の取付構造。
(2)の考案において、挿通部は、孔と、溝と、を有する。
孔は、建材パネルの内部に形成され、建材パネルの長辺方向に延びる。
溝は、建材パネルの外部から孔まで挿通し、孔の幅より狭い寸法の幅で形成され、建材パネルの長辺方向に延びる。
また、取付金物は、受け部と、突出部と、を有する。
受け部は、板形状に形成され、挿通部の孔に挿通される。
突出部は、受け部に接続され、挿通部の溝を挿通して、建材パネルの外部に突出する。
(2)の考案によれば、建材パネルを保持するための取付金物の受け部が、建材パネルの内部に形成された孔に挿通され、孔の幅より狭い寸法の幅で形成された溝に、受け部から建材パネルの外部に突出する突出部が挿通される。これにより、建材パネルの内部に、取付金物の受け部を配置し、この受け部が建材パネルの内部から抜けることなく、建材パネルの外部に突出する突出部を建築物や建築物に固定された下地材等に固定することが可能となる。
(3)複数の前記建材パネルの端面が、互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の前記建材パネルの前記端面にそれぞれ挿入される接続部を、更に備え、
前記接続部は、
一方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第1部材と、
他方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材の間に配置され、板状に形成され、複数の前記建材パネルの前記端面に挟まれる中間部材と、を有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の取付構造。
(3)の考案において、取付構造は、複数の建材パネルが、端面が互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の建材パネルの端面にそれぞれ挿入される接続部を、更に備える。
接続部は、第1部材と、第2部材と、中間部材と、を有する。
第1部材は、一方の建材パネルの端面に挿入される。
第2部材は、他方の建材パネルの端面に挿入される。
中間部材は、第1部材と第2部材の間に配置され、板状に形成され、複数の建材パネルの端面に挟まれる。
(3)の考案によれば、一方の建材パネルの端面に第1部材を挿入し、他方の建材パネルの端面に第2部材を挿入することで、建材パネルの面側(端面と直交する方向の面)の出入りを揃えることが可能となり、複数の建材パネルの配列を直線上に通すことが可能となる。
また、複数の建材パネルの端面に、中間部材を挟むことで、複数の建材パネルが互いに密着させずに、隙間を設けて配列することが可能となる。これにより、複数の建材パネルの面側において、僅かにズレが生じたとしても、このズレを目立たなくすることが可能となる。
(4)前記建材パネルの上面に配置され、前記建材パネルを吊る吊り金物を、更に備え、
前記吊り金物は、
螺旋形状に形成され、一端から前記建材パネルの上面から、前記建材パネルの内部にねじ込まれる螺旋部材と、
一端が前記螺旋部材の基端に接続され、他端が前記建築物又は前記建築物に固定された下地金物に固定される吊り部材と、を有することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の取付構造。
(4)の考案において、取付構造は、吊り金物を、更に備える。
吊り金物は、建材パネルの上面に配置され、建材パネルを吊るものであり、螺旋部材と、吊り部材と、を有する。
螺旋部材は、螺旋形状に形成され、一端から建材パネルの上面から、建材パネルの内部にねじ込まれる。
吊り部材は、一端が螺旋部材の基端に接続され、他端が建築物又は建築物に固定された下地金物に固定される。
(4)の考案によれば、吊り金物は、螺旋部材を、建材パネルにねじ込むことで、建材パネルに固定できる。そして、螺旋部材の基端に接続された吊り部材を、建築物又は建築物に固定された下地金物に固定する。これにより、建材パネルを、長手方向は取付金物により固定し、ピンポイントで(例えば、建材パネルの端部)、吊り金物で吊ることが可能になるので、建材パネルが、外的負荷(例えば、地震等)等により、落下するのを防止できるので、安全性を向上できる。
本考案によれば、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供することができる。
本考案の一実施形態に係る取付構造を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、垂直ルーバーとして用いた場合の構成を説明する図である。図2(a)は、取付構造の斜視図である。図2(b)は、図2(a)に示す取付構造のaa断面図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、天井パネルとして用いた場合の構成を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る補助部の変形例を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る取付金物の変形例を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る取付金物の変形例を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、天井パネルとして用いた場合において、図3及び図6に示す例と、建材パネルの形状が異なる例を示す図である。 本考案の一実施形態に係る接続部の構成を説明する図である。図8(a)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部の斜視図である。図8(b)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部を側面から視た図である。 本考案の一実施形態に係る吊り金物の構成を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る吊り金物の構成を説明する図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、同一又は類似の構成には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1は、本考案の一実施形態に係る取付構造を示す斜視図である。
取付構造1は、板形状のグラスウールで形成された建材パネル10と、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20と、を備え、建築物(躯体や、屋根等)に取り付けられ、主には、内装を形成する。
建材パネル10は、板形状に形成され、建築物に取り付けられる。建材パネル10は、例えば、建築物の内装材として、建築物の天井に取り付けられる天井材、建築物の壁に取り付けられる壁材等の仕上げ材や装飾材として用いられる。
図1に示す例では、建材パネル10は、建築物の天井の天井下地100に取り付けられる垂直ルーバーとして、用いられている。図1に示す例では、建材パネル10は、天井下地100に、建材パネル10が延びる方向(長手方向)と直交する方向(天井下地100が延びる方向)に、所定間隔で複数配列されている。
図2は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、垂直ルーバーとして用いた場合の構成を説明する図である。図2(a)は、取付構造の斜視図である。図2(b)は、図2(a)に示す取付構造のaa断面図である。
建材パネル10は、内部部材11と、外部部材12と、を備える。
内部部材11は、グラスウールで形成されている。詳細には、内部部材11は、フェノール樹脂混入ガラス繊維板で形成されている。また、内部部材11は、100kg/m3〜130kg/m3の密度のグラスウールである。
外部部材12は、内部部材11の外表面の少なくとも一部を覆い、グラス不織布を硬化させたものである。詳細には、外部部材12は、アクリル樹脂混入ガラス繊維不織布を、樹脂により硬化させたものである。
建材パネル10は、外部部材12の外表面に、塗装(例えば、アクリル樹脂系塗等)や印刷を施すことが可能である。
建材パネル10は、取付金物20が取り付けられ、取付金物20により、建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に取り付けられる。
なお、建材パネル10は、図2に示す例では、断面形状が長方形に形成され、断面形状の長辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、図1に示すように、断面形状の長辺方向が上下方向に向くように、建築物に取り付けられている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、例えば、天井パネルとして用いる場合には、断面形状の短辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、断面形状の短辺方向が上下方向に向くように、建築物に取り付けられる。また、建材パネル10は、壁材として用いる場合には、断面形状の短辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、断面形状の長辺方向が上下方向に向くように、建築物(例えば、躯体や壁下地)に取り付けられる。
また、建材パネル10は、図2に示す例では、正面視で、長方形に形成されている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、例えば、正面視で、正方形、円形、楕円形、波形形状等のデザインされた特定の形状等の任意の形状とすることができる。
また、建材パネル10は、図2に示す例では、上面視で、辺が直線形状の長方形に形成されている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、上面視で、例えば、辺が湾曲する形状や、屈折する形状等の任意の形状とすることができる。
また、建材パネル10は、複数配列する場合、複数の建材パネル10を互いに異なる形状としてもよい。具体的には、例えば、建材パネル10を垂直ルーバーとして用いる場合に、建材パネル10の上下方向の寸法を、隣接する建材パネル10と連続的に、徐々に変化させることで、下方から視て、垂直ルーバーが全体として、波打っているようなデザインとすることが可能となる。このように、複数配列する場合、複数の建材パネル10を互いに異なる形状とすることで、全体として、所定のデザインとすることが可能となる。
このように、建材パネル10は、例えば、天井パネル、バッフル吸音板、垂直ルーバー、波形ルーバー、水平パネル、曲面パネル、無反射吸音天井板、デザインパネル、吸音間仕切り用パネル、吸音壁パネル等の天井材や壁材として、用いることができる。
このような建材パネル10によれば、以下の作用効果を奏する。
内部部材11の少なくとも一部を、不燃材料であるグラス不織布を硬化させたものである外部部材12で覆った建材パネル10を提供できる。内部部材11を構成するグラスウールは、所定の耐火性能(例えば、建築基準法施行令の技術的基準で定められている不燃性能、準不燃性能、難燃性能等)を満たすとともに、単位体積当たりの重量が、石膏ボードより軽く、また、加工性が、石膏ボードより高く、設計の自由度を向上できる。
また、内部部材11であるグラスウールの外表面を、外部部材12であるグラス不織布を硬化させたもので覆うことで、グラスウールの外表面の平滑性が向上するとともに、辺の角が立ち、デザイン性を向上させることが可能となる。また、グラスウールの外表面を、グラス不織布を硬化させたもので覆うことで、塗装や印刷の付着性と発色性が向上するので、より設計の自由度を向上できる。
したがって、所定の耐火性能は満たしつつ、重量を抑えることで、設計の自由度を向上することが可能な建材パネル10を提供することができる。
さらに、建材パネル10は、図2(b)に示すように、内部に、取付金物20が挿通される挿通部111が形成されている。
挿通部111は、孔111aと、溝111bと、を有する。
孔111aは、建材パネル10の内部部材11に形成され、建材パネル10の断面形状の長辺方向に延びる。孔111aは、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面から、所定寸法(例えば、10mm〜30mm)内部に入った位置に形成されている。また、孔111aは、図2(b)に示す例では、断面形状が四角形状に形成され、少なくとも一部の辺が、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面と平行に配置されている。しかしながら、孔111aの断面形状は、四角形状に限らず、少なくとも一部の辺が、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面と平行に配置される多角形形状や、円形状、楕円形状に形成してもよい。
溝111bは、建材パネル10の外部(外部部材12の外表面)から孔111aの上端まで挿通し、孔111aの幅より狭い寸法の幅で形成され、建材パネル10の長辺方向に延びる。
挿通部111は、取付金物20を配置する位置にだけ形成するのが望ましい。このため、製造段階では、挿通部111を、建材パネル10一方側の端部から、取付金物20の他方側の端部が配置される位置まで形成し、取付金物20を、建材パネル10一方側の端部から挿入し、取付金物20の他方側の端部が挿通部111の他方側の端部に当接する位置まで挿入した後に、取付金物20の一方側の端部から建材パネル10の一方側の端部までを、樹脂で埋めたり、外部部材12で覆ったりしてもよい。
取付金物20は、建材パネル10を建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に取り付ける部材である。
図2(b)に示すように、取付金物20は、一部が挿通部111に挿通され、建材パネル10の外部に突出する。詳細には、取付金物20は、受け部21と、突出部22と、を有する。
受け部21は、板形状に形成され、挿通部111の孔111aに挿通される。すなわち、孔111aは、受け部21の形状に対応した形状に形成されている。受け部21は、図2(b)に示す例では、断面形状が四角形状に形成されているが、これに限らず、少なくとも一部の辺が、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面と平行に配置される多角形形状や、円形状、楕円形状に形成してもよい。この場合、孔111aの断面形状も、受け部21の形状に対応した形状に形成される。
突出部22は、受け部21に接続され、挿通部111の溝111bを挿通して、建材パネル10の外部に突出する。突出部22は、取付金物20が建材パネル10に取り付けられた状態で、上下方向に延び、下端が受け部21に接続され、上端側が建材パネル10の外部に突出する。
突出部22は、図2(b)に示す例では、略T字形状に形成され、下端が受け部21に接続され、溝111bを挿通して建材パネル10の上面に至る垂直部221と、垂直部221の上端に接続され、建材パネル10の上面に沿って延び、面が建材パネル10の上面に当接する板状体であり、建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に係止される係止部222と、を備える。
図2(a)に示すように、係止部222には、複数の孔222aが、所定間隔で、複数列(図2(a)に示すでは2列)形成されている。
図1に示すように、例えば、取付構造1は、係止部222の孔222aと、天井下地100の野縁から延びるビスと、が螺合することで、建材パネル10が、建築部に取り付けられる。
図3は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、天井パネルとして用いた場合の構成を説明する図である。
取付構造1は、建材パネル10を、天井パネルとして用いた場合、板形状の建材パネル10の最も広い面積で形成された面を、上方及び下方に向けて配置される。そして、この場合、挿通部111の溝111bは、建材パネル10の上方の面(上面)に至り、挿通部111は、所定間隔(例えば、300mmや、450mm等)で複数列形成される。
そして、この複数列の挿通部111に、それぞれ取付金物20が挿通される。
また、取付金物20は、突出部22と、建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)と、を接続する補助部23を、備えてもよい。
補助部23は、例えば、突出部22の係止部222と接続する係止部接続部23aと、係止部接続部の一端から上方に延びる立上り部23bと、立上り部の上端から水平方向に延び、建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に固定される建築物固定部23cと、を有し、断面形状が、略S字形状に形成されている。
係止部接続部23a及び建築物固定部23cには、係止部222の孔222aと同様の孔が形成されている。
図4は、本考案の一実施形態に係る補助部の変形例を説明する図である。
変形例に係る補助部23Aは、係止部接続部23a及び立上り部23bを有し、略L字形状に形成された第1部材231と、立上り部23b及び建築物固定部23cを有し、略L字形状に形成された第2部材232と、を備え、第1部材231の立上り部23bと第2部材232の立上り部23bとが重ねて配置され、互いに固定される。
第1部材231の立上り部23bと、第2部材232の立上り部23bとには、上下方向に延びる複数(図4に示す例では2列)の孔が形成されている。補助部23Aは、第1部材231の立上り部23bと第2部材232の立上り部23bとが重ねて配置され、これらの立上り部23bの孔に、例えば、ビス等の固定部材が挿通され、この固定部材により挟持され、第1部材231と第2部材232とが互いに固定される。また、第1部材231と第2部材232の孔は、上下方向に延びているので、第1部材231と第2部材232との固定位置は、上下方向に調整することが可能であり、建築物に対する建材パネル10の位置(高さ)を調整することが可能となる。
図5及び図6は、本考案の一実施形態に係る取付金物の変形例を説明する図である。
変形例に係る取付金物20Aは、突出部22Aの形状が、図2に示す本実施形態の取付金物20と異なる。
取付金物20Aは、受け部21と、突出部22Aと、を有する。
突出部22Aは、垂直部221と、建材パネル10の上面から離れた位置で、垂直部221の上端に接続され、断面形状が下方に向かって開放された略コの字形状に形成され、建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に係止される係止部222Aと、を備える。
取付金物20Aは、図5に示す建材パネル10を垂直ルーバーとして用いた場合も、図6に示す建材パネル10を天井パネルとして用いた場合も、本実施形態の取付金物20と同様に、建材パネル10に挿入され、建材パネル10を建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に取り付ける部材として機能する。
なお、突出部22(図2(b)参照)や突出部22A(図5及び図6参照)は略T字形状に形成されているが、突出部は、これらの形状に限らず、建材パネル10を建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に取り付ける部材として機能すれば、略Z字形状や、略L字形状等の任意の形状とすることができる。
図7は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、天井パネルとして用いた場合において、図3及び図6に示す例と、建材パネルの形状が異なる例を示す図である。
図7に示す例では、建材パネル10が上面視で、楕円形状に形成されている。取付構造1は、建材パネル10の形状に関わらず、図3及び図6に示す例と同様に、挿通部111を形成し、この挿通部111に取付金物20(20A)を挿入することで、建材パネル10を建築物に取り付けることができる。
図8は、本考案の一実施形態に係る接続部の構成を説明する図である。図8(a)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部の斜視図である。図8(b)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部を側面から視た図である。
取付構造1は、複数の建材パネル10が、端面が互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の建材パネル10の端面にそれぞれ挿入される接続部50を、更に備える。
接続部50は、第1部材51と、第2部材52と、中間部材53と、挿入部材54と、を有する。
第1部材51は、一方の建材パネル10の端面に挿入される軸形状に形成されている。
第2部材52は、他方の建材パネル10の端面に挿入される軸形状に形成されている。。
中間部材53は、第1部材51と第2部材52の間に配置され、板状に形成され、複数の建材パネル10の端面に挟まれる。
挿入部材54は、筒形状に形成され、一方の建材パネル10と他方の建材パネル10の端面から、建材パネル10の内部に、それぞれ挿入され、内部に第1部材51又は第2部材52が挿入される。
図9及び図10は、本考案の一実施形態に係る吊り金物の構成を説明する図である。
図9に示すように、取付構造1は、建材パネル10の上面に配置され、建材パネル10を建築物から吊る吊り金物60を、更に備える。
図10に示すように、吊り金物60は、螺旋部材61と、中間部材62と、吊り部材63と、を有する。
螺旋部材61は、螺旋形状に形成され、一端から建材パネルの上面から、建材パネル10の内部にねじ込まれる。
中間部材62は、例えば、フックで構成され、螺旋部材61に着脱自在に引っ掛けられる。
吊り部材63は、例えば、ワイヤーで構成され、一端が螺旋部材61や、螺旋部材61に引っ掛けられた中間部材62の基端に接続され、他端が建築物又は建築物に固定された下地金物(例えば、図1に示す天井下地100等)に固定される。
なお、吊り金物60は、中間部材62を省略し、吊り部材63の端部を、螺旋部材61の基端に接続してもよい。
なお、図10に示す例では、建材パネル10の上面に吊り金物60を取り付けているが、これに限らず、建材パネル10の側面(建材パネル10の短手方向から見た面)や端面(建材パネル10の長手方向から見た面)に、吊り金物60を取り付けてもよい。
取付構造1によれば、以下の作用効果を奏する。
建材パネル10をグラスウールで形成したことで、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20の一部を、建材パネル10の内部に挿通させることができる。
これにより、建材パネル10を保持するための取付金物20の一部を、建材パネル10の内部に配置することが可能となるので、全体としてコンパクトな構造とすることができる。
したがって、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供できる。
また、取付構造がコンパクトになると、石膏ボードやアルミパネルのような重量物を、建築物に取り付ける場合に比べ、より多様な状態で、建築物に取り付けることが可能となるので、設計の自由度を向上することができる。
また、建材パネル10を保持するための取付金物20の受け部21が、建材パネル10の内部に形成された孔111aに挿通され、孔111aの幅より狭い寸法の幅で形成された溝111bに、受け部21から建材パネル10の外部に突出する突出部22が挿通される。これにより、建材パネル10の内部に、取付金物20の受け部21を配置し、この受け部21が建材パネル10の内部から抜けることなく、建材パネル10の外部に突出する突出部22を建築物や建築物に固定された下地材等に固定することが可能となる。
また、一方の建材パネル10の端面に第1部材51を挿入し、他方の建材パネル10の端面に第2部材52を挿入することで、建材パネル10の面側(端面と直交する方向の面)の出入りを揃えることが可能となり、複数の建材パネル10の配列を直線上に通すことが可能となる。
また、複数の建材パネル10の端面に、中間部材53を挟むことで、複数の建材パネル10が互いに密着させずに、隙間を設けて配列することが可能となる。これにより、複数の建材パネル10の面側において、僅かにズレが生じたとしても、このズレを目立たなくすることが可能となる。
また、吊り金物60は、螺旋部材61を、建材パネル10にねじ込むことで、建材パネル10に固定できる。そして、螺旋部材61の基端に接続された吊り部材63を、建築物又は建築物に固定された下地金物に固定する。これにより、建材パネル10を、長手方向は取付金物20により固定し、ピンポイントで(例えば、建材パネル10の端部)、吊り金物60で吊ることが可能になるので、建材パネル10が、外的負荷(例えば、地震等)等により、落下するのを防止できるので、安全性を向上できる。
なお、本考案は、上記の実施形態に限定されるものではない。
1 取付構造
10 建材パネル
11 内部部材
12 外部部材
20 取付金物
20A 取付金物
21 受け部
22 突出部
22A 突出部
23 補助部
23A 補助部
23a 係止部接続部
23b 立上り部
23c 建築物固定部
50 接続部
51 第1部材
52 第2部材
53 中間部材
54 挿入部材
60 吊り金物
61 螺旋部材
62 中間部材
63 吊り部材
100 天井下地
111 挿通部
111a 孔
111b 溝
221 垂直部
222 係止部
222A 係止部
222a 孔
231 第1部材
232 第2部材

Claims (4)

  1. 板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造であって、
    前記建材パネルは、内部に、前記取付金物が挿通される挿通部が形成され、
    前記取付金物は、一部が前記挿通部に挿通され、前記建材パネルの外部に突出することを特徴とする取付構造。
  2. 前記挿通部は、前記建材パネルの内部に形成され、前記建材パネルの長辺方向に延びる孔と、前記建材パネルの外部から前記孔まで挿通し、前記孔の幅より狭い寸法の幅で形成され、前記建材パネルの長辺方向に延びる溝と、を有し、
    前記取付金物は、
    板形状に形成され、前記孔に挿通される受け部と、
    前記受け部に接続され、前記溝を挿通して、前記建材パネルの外部に突出する突出部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
  3. 複数の前記建材パネルが、端面が互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の前記建材パネルの前記端面にそれぞれ挿入される接続部を、更に備え、
    前記接続部は、
    一方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第1部材と、
    他方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材の間に配置され、板状に形成され、複数の前記建材パネルの前記端面に挟まれる中間部材と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の取付構造。
  4. 前記建材パネルの上面に配置され、前記建材パネルを吊る吊り金物を、更に備え、
    前記吊り金物は、
    螺旋形状に形成され、一端から前記建材パネルの上面から、前記建材パネルの内部にねじ込まれる螺旋部材と、
    一端が前記螺旋部材の基端に接続され、他端が前記建築物又は前記建築物に固定された下地金物に固定される吊り部材と、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の取付構造。
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