JP3229835U - 取付構造 - Google Patents

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一明 濱
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Abstract

【課題】グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供する。【解決手段】取付構造1は、板形状のグラスウールで形成された建材パネル10と、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20と、を備え、建材パネル10は、上端側に取付金物20と係合する係合部が形成され、取付金物20は、係合部を挟む挟み部材21と、挟み部材21に接続され、建材パネル10を貫通し、上下方向と直交する方向に延びる軸部材23と、を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造に関する。
建築物は、鉄筋コンクリート等で形成された構造体に、内装材が取り付けられる。このような内装材は、建築物の用途や、内部に設けられた部屋の大きさ等により、所定の耐火性能が求められる。
このような内装材の一例として、特許文献1には、並行する一対の側面板と一つの前面板からなる断面がコの字状の石膏ボード製ルーバー本体に軽鉄下地材でリップ溝形状の野縁が全長に渡って添着され、野縁が固定金具を介して溝形状の野縁受けに直交して取付られるルーバー材が提案されている。
特開2018−204267号公報
ところで、石膏ボードは、所定の耐火性能は満たすものの、重量が嵩むとともに、加工性が低く、内装材として用いた場合に、設計の自由度が低下するという問題がある。
そこで、グラスウールで形成された建材パネルを、内装材として用いることで、所定の耐火性能は満たしつつ、重量を抑えることで、設計の自由度を向上することが可能となる。
しかしながら、石膏ボードを内装材として、建築物に取り付ける取付構造は、石膏ボードの重量を保持する必要があるため、例えば、特許文献1に示されたルーバー材のように、石膏ボードをコの字状に形成し、その間に野縁を配置するように、大掛かりな取付構造とする必要がある。
一方、グラスウールで形成された建材パネルを、内装材として用いる場合、建材パネルの重量を抑えることが可能となるので、石膏ボードに適用される大掛かりな取付構造は必要なく、コンパクトな取付構造が求められている。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供することを目的とする。
(1) 板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造であって、
前記建材パネルは、上端側に前記取付金物と係合する係合部が形成されていることを特徴とする取付構造。
(1)の考案において、取付構造は、板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える。
建材パネルは、上端側に取付金物と係合する係合部が形成されている。
(1)の考案によれば、建材パネルをグラスウールで形成したことで、建材パネルを建築物に取り付ける取付金物を、建材パネルの上端側に形成された係合部に係合させることができる。
これにより、建材パネルを保持するための取付金物を、建材パネルの上端側に配置することが可能となるので、全体としてコンパクトな構造とすることができる。
したがって、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供できる。
また、取付構造がコンパクトになると、石膏ボードやアルミパネルのような重量物を、建築物に取り付ける場合に比べ、より多様な状態で、建築物に取り付けることが可能となるので、設計の自由度を向上することができる。
(2)前記取付金物は、
前記係合部を挟む挟み部材と、
前記挟み部材に接続され、前記建材パネルを貫通し、上下方向と直交する方向に延びる軸部材と、を有することを特徴とする(1)に記載の取付構造。
(2)の考案において、取付金物は、挟み部材と、軸部材と、を有する。
挟み部材は、建材パネルの係合部を挟む。
軸部材は、挟み部材に接続され、建材パネルを貫通し、上下方向と直交する方向に延びる。
(2)の考案によれば、挟み部材で、建材パネルの上端側に形成された係合部を挟み、上下方向と直交する方向に延びる軸部材で、建材パネルを貫通し、この軸部材を挟み部材に接続する。これにより、取付金物で建材パネルを保持し、この取付金物を建築物や建築物に固定された下地材等に固定することで、建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能となる。
(3)複数の前記建材パネルの端面が、互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の前記建材パネルの前記端面にそれぞれ挿入される接続部を、更に備え、
前記接続部は、
一方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第1部材と、
他方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第2部材と、
前記第1部と前記第2部の間に配置され、板状に形成され、複数の前記建材パネルの前記端面に挟まれる中間部材と、を有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の取付構造。
(3)の考案において、取付構造は、複数の建材パネルが、端面が互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の建材パネルの端面にそれぞれ挿入される接続部を、更に備える。
接続部は、第1部材と、第2部材と、中間部材と、を有する。
第1部材は、一方の建材パネルの端面に挿入される。
第2部材は、他方の建材パネルの端面に挿入される。
中間部材は、第1部材と第2部材の間に配置され、板状に形成され、複数の建材パネルの端面に挟まれる。
(3)の考案によれば、一方の建材パネルの端面に第1部材を挿入し、他方の建材パネルの端面に第2部材を挿入することで、建材パネルの面側(端面と直交する方向の面)の出入りを揃えることが可能となり、複数の建材パネルの配列を直線上に通すことが可能となる。
また、複数の建材パネルの端面に、中間部材を挟むことで、複数の建材パネルが互いに密着させずに、隙間を設けて配列することが可能となる。これにより、複数の建材パネルの面側において、僅かにズレが生じたとしても、このズレを目立たなくすることが可能となる。
(4)前記建材パネルの面に配置され、前記建材パネルを吊る吊り金物を、更に備え、
前記吊り金物は、
螺旋形状に形成され、一端から前記建材パネルの上面から、前記建材パネルの内部にねじ込まれる螺旋部材と、
一端が前記螺旋部材の基端に接続され、他端が前記建築物又は前記建築物に固定された下地金物に固定される吊り部材と、を有することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の取付構造。
(4)の考案において、取付構造は、吊り金物を、更に備える。
吊り金物は、建材パネルの面に配置され、建材パネルを吊るものであり、螺旋部材と、吊り部材と、を有する。
螺旋部材は、螺旋形状に形成され、一端から建材パネルの上面から、建材パネルの内部にねじ込まれる。
吊り部材は、一端が螺旋部材の基端に接続され、他端が建築物又は建築物に固定された下地金物に固定される。
(4)の考案によれば、吊り金物は、螺旋部材を、建材パネルにねじ込むことで、建材パネルに固定できる。そして、螺旋部材の基端に接続された吊り部材を、建築物又は建築物に固定された下地金物に固定する。これにより、建材パネルを、長手方向は取付金物により固定し、ピンポイントで(例えば、建材パネルの端部)、吊り金物で吊ることが可能になるので、建材パネルが、外的負荷(例えば、地震等)等により、落下するのを防止できるので、安全性を向上できる。
本考案によれば、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供することができる。
本考案の一実施形態に係る取付構造を、建材パネルの端面側(建材パネルの長手方向)から見た図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造の分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、図1に示す例とは異なる態様で、建築物に取り付ける手順を説明する図である。図3(a)は、取付構造をボードと野縁に固定する例を示している。図3(b)は、取付構造をボードと補助プレートに固定する例を示している。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、図1に示す例とは異なる態様で、建築物に取り付ける手順を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る接続部の構成を説明する図である。図5(a)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部の斜視図である。図5(b)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部を側面から視た図である。 本考案の一実施形態に係る吊り金物の構成を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る吊り金物の構成を説明する図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、同一又は類似の構成には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、建材パネルの端面側(建材パネルの長手方向)から見た図である。
取付構造1は、板形状のグラスウールで形成された建材パネル10と、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20と、を備え、建築物(躯体や、屋根等)に取り付けられ、主には、内装を形成する。
建材パネル10は、板形状に形成され、建築物に取り付けられる。建材パネル10は、例えば、建築物の内装材として、建築物の天井に取り付けられる天井材、建築物の壁に取り付けられる壁材等の仕上げ材や装飾材として用いられる。
図1に示す例では、建材パネル10は、建築物の天井の天井下地100に取り付けられる垂直ルーバーとして、用いられている。図1に示す例では、建材パネル10は、天井下地100に、建材パネル10が延びる方向(長手方向)と直交する方向(天井下地100が延びる方向)に、所定間隔で複数配列されている。
図2は、本考案の一実施形態に係る取付構造の分解斜視図である。
建材パネル10は、内部部材11と、外部部材12と、を備える。
内部部材11は、グラスウールで形成されている。詳細には、内部部材11は、フェノール樹脂混入ガラス繊維板で形成されている。また、内部部材11は、100kg/m〜130kg/mの密度のグラスウールである。
外部部材12は、内部部材11の外表面の少なくとも一部を覆い、グラス不織布を硬化させたものである。詳細には、外部部材12は、アクリル樹脂混入ガラス繊維不織布を、樹脂により硬化させたものである。
建材パネル10は、外部部材12の外表面に、塗装(例えば、アクリル樹脂系塗等)や印刷を施すことが可能である。
建材パネル10は、取付金物20が取り付けられ、取付金物20により、建築物(例えば、図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に取り付けられる。
なお、建材パネル10は、図2に示す例では、断面形状が長方形に形成され、断面形状の長辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、図1に示すように、断面形状の長辺方向が上下方向に向くように、建築物に取り付けられている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、例えば、天井パネルとして用いる場合には、断面形状の短辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、断面形状の短辺方向が上下方向に向くように、建築物に取り付けられる。また、建材パネル10は、壁材として用いる場合には、断面形状の短辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、断面形状の長辺方向が上下方向に向くように、建築物(例えば、躯体や壁下地)に取り付けられる。
また、建材パネル10は、図2に示す例では、正面視で、長方形に形成されている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、例えば、正面視で、正方形、円形、楕円形、波形形状等のデザインされた特定の形状等の任意の形状とすることができる。
また、建材パネル10は、図2に示す例では、上面視で、辺が直線形状の長方形に形成されている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、上面視で、例えば、辺が湾曲する形状や、屈折する形状等の任意の形状とすることができる。
また、建材パネル10は、複数配列する場合、複数の建材パネル10を互いに異なる形状としてもよい。具体的には、例えば、建材パネル10を垂直ルーバーとして用いる場合に、建材パネル10の上下方向の寸法を、隣接する建材パネル10と連続的に、徐々に変化させることで、下方から視て、垂直ルーバーが全体として、波打っているようなデザインとすることが可能となる。このように、複数配列する場合、複数の建材パネル10を互いに異なる形状とすることで、全体として、所定のデザインとすることが可能となる。
このように、建材パネル10は、例えば、天井パネル、バッフル吸音板、垂直ルーバー、波形ルーバー、水平パネル、曲面パネル、無反射吸音天井板、デザインパネル、吸音間仕切り用パネル、吸音壁パネル等の天井材や壁材として、用いることができる。
このような建材パネル10によれば、以下の作用効果を奏する。
内部部材11の少なくとも一部を、不燃材料であるグラス不織布を硬化させたものである外部部材12で覆った建材パネル10を提供できる。内部部材11を構成するグラスウールは、所定の耐火性能(例えば、建築基準法施行令の技術的基準で定められている不燃性能、準不燃性能、難燃性能等)を満たすとともに、単位体積当たりの重量が、石膏ボードより軽く、また、加工性が、石膏ボードより高く、設計の自由度を向上できる。
また、内部部材11であるグラスウールの外表面を、外部部材12であるグラス不織布を硬化させたもので覆うことで、グラスウールの外表面の平滑性が向上するとともに、辺の角が立ち、デザイン性を向上させることが可能となる。また、グラスウールの外表面を、グラス不織布を硬化させたもので覆うことで、塗装や印刷の付着性と発色性が向上するので、より設計の自由度を向上できる。
したがって、所定の耐火性能は満たしつつ、重量を抑えることで、設計の自由度を向上することが可能な建材パネル10を提供することができる。
さらに、建材パネル10は、図2に示すように、上端側に取付金物20と係合する係合部10aが形成されている。
係合部10aは、建材パネル10の上端側において、建材パネル10の長手方向に沿って、建材パネル10の短辺方向の両面に形成されている欠き込みである。係合部10aは、建材パネル10の長手方向から見た断面形状が矩形形状であり、高さは後述する取付金物20の挟み部材21の高さと同一又は僅かに大きい寸法で形成され、幅は後述する取付金物20の挟み部材21と保持部材22とを重ねた幅と同一又は僅かに大きい寸法で形成されている。
また、係合部10aには、建材パネル10の上端から所定寸法(例えば、10mm〜15mm等)下方に、建材パネル10の長手方向から見た断面の短辺方向に延び、内部部材11及び外部部材12を貫通する貫通孔10bが形成されている。
貫通孔10bは、建材パネル10の長手方向に、所定間隔(例えば、600mm〜900mm等)で、複数配列して形成されている。
なお、係合部10aは、欠き込みを設けず、貫通孔10bのみ設けてもよい。
図1に示すように、取付金物20は、建材パネル10の上端に配置され、挟み部材21と、保持部材22と、軸部材23と、を有する。
図2に示すように、挟み部材21は、建材パネル10の長手方向に延び、水平方向に配置される天板部21aと、天板部21aの短辺方向両端から下方に延びる一対の側部21bと、を有し、建材パネル10の長手方向から見た断面形状が、下方が開放された略コの字形状に形成され、建材パネル10の上端側に形成されている係合部10aを挟む。
一対の側部21bには、挟み部材21が建材パネル10に取り付けられたときに、建材パネル10の貫通孔10bに対応する位置に形成された貫通孔21cを有する。
保持部材22は、建材パネル10の長手方向に延び、水平方向に配置される天板部22aと、天板部22aの短辺方向両端から下方に延びる一対の側部22bと、を有し、建材パネル10の長手方向から見た断面形状が、下方が開放された略コの字形状に形成され、建築物(図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に固定されるとともに、挟み部材21を上方から挟む。
天板部22aには、保持部材22の長手方向に延びる貫通孔である建築物固定用孔22cが、保持部材22の長手方向に、所定間隔(例えば、600mm〜900mm等)で、複数配列して形成されている。
建築物固定用孔22cは、建築物(図1に示す天井下地100、躯体、屋根材等)に、取付構造1を固定する固定部材(例えば、ビスやボルト等)が挿通され、建築物に固定される。
一対の側部22bには、保持部材22に、挟み部材21及び建材パネル10が取り付けられたときに、挟み部材21の貫通孔21c及び建材パネル10の貫通孔10bに対応する位置に形成された貫通孔22dを有する。
貫通孔22dは、保持部材22の長手方向に延びる。
建築物固定用孔22c及び貫通孔22dが、保持部材22の長手方向に延びるので、挟み部材21が取り付けられた建材パネル10と保持部材22との接続部分、及び、建築物と保持部材22との接続部分との両方で、建材パネル10の長手方向の出入りを調整することが可能となる。
なお、取付金物20は、保持部材22を省略し、挟み部材21を直接的に、建築物に取り付けてもよい。
図1に示すように、軸部材23は、保持部材22及び挟み部材21に接続され、建材パネル10を貫通し、上下方向と直交する方向に延びる。詳細には、軸部材23は、挟み部材21の一対の側部21bの貫通孔21c(図2参照)、保持部材22の一対の側部22bの貫通孔22d(図2参照)及び建材パネル10の貫通孔10b(図2参照)を貫通する軸部23aと、軸部の両端に設けられ、貫通孔22dの幅より大きい外径で形成された止め部23bと、を有する。
次に、取付構造1を建築物に取り付ける手順について説明する。
まず、例えば、建材パネル10の製造工場等で、建材パネル10に係合部10aを形成し、係合部10aに挟み部材21を取り付ける。
また、施工現場では、建築物(図1に示す例では、天井下地100の野縁)に、保持部材22を、ボルトとナット等の固定具で固定する。
そして、保持部材22の内部に、建材パネル10に取り付けられた挟み部材21を挿入し、建材パネル10の長手方向の出入りを調整する。
その後、一対の側部21bの貫通孔21c(図2参照)、保持部材22の一対の側部22bの貫通孔22d(図2参照)及び建材パネル10の貫通孔10b(図2参照)に、軸部材23の軸部23aを挿入し、軸部23aの端部に止め部23bを取り付ける。
これにより、取付構造1は、建築物に固定される。
図3は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、図1に示す例とは異なる態様で、建築物に取り付ける手順を説明する図である。図3(a)は、取付構造をボードと野縁に固定する例を示している。図3(b)は、取付構造をボードと補助プレートに固定する例を示している。
図1に示す例では、天井下地100の野縁に取付構造1を取り付けているが、図3では、ボードに直接的に取付構造1を取り付ける例を示している。
図3(a)に示す例では、天井又は壁を構成するボード110の背面側に野縁120を配置し、ボード110の前面側に保持部材22を配置し、保持部材22側からビス等の固定具をねじ込み、ボード110及び野縁120に螺合させる。
そして、保持部材22の内部に、建材パネル10に取り付けられた挟み部材21を挿入し、建材パネル10の長手方向の出入りを調整する。
その後、一対の側部21bの貫通孔21c(図2参照)、保持部材22の一対の側部22bの貫通孔22d(図2参照)及び建材パネル10の貫通孔10b(図2参照)に、軸部材23の軸部23aを挿入し、軸部23aの端部に止め部23bを取り付ける。
図3(b)に示す例では、天井又は壁を構成するボード110の背面側に補助プレート130を配置し、ボード110の前面側に保持部材22を配置し、保持部材22側からビス等の固定具をねじ込み、ボード110及び補助プレート130に螺合させる。
そして、保持部材22の内部に、建材パネル10に取り付けられた挟み部材21を挿入し、建材パネル10の長手方向の出入りを調整する。
その後、一対の側部21bの貫通孔21c(図2参照)、保持部材22の一対の側部22bの貫通孔22d(図2参照)及び建材パネル10の貫通孔10b(図2参照)に、軸部材23の軸部23aを挿入し、軸部23aの端部に止め部23bを取り付ける。
図4は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、図1に示す例とは異なる態様で、建築物に取り付ける手順を説明する図である。図4は、取付構造を、天井下地が無いスラブデッキに固定する例を示している。
図4に示す例では、スラブデッキ200に、高さ調整可能な吊りボルト210の上端を接続し、下端側を、保持部材22の建築物固定用孔22cに挿通させ、保持部材22の下方から、吊りボルト210の下端側に座金及びナット等の固定具を螺合させる。これにより、スラブデッキ200の下方に、保持部材22を吊り下げることができる。
そして、保持部材22の内部に、建材パネル10に取り付けられた挟み部材21を挿入し、建材パネル10の長手方向の出入りを調整する。
その後、一対の側部21bの貫通孔21c(図2参照)、保持部材22の一対の側部22bの貫通孔22d(図2参照)及び建材パネル10の貫通孔10b(図2参照)に、軸部材23の軸部23aを挿入し、軸部23aの端部に止め部23bを取り付ける。
図5は、本考案の一実施形態に係る接続部の構成を説明する図である。図5(a)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部の斜視図である。図5(b)は、複数の建材パネルの接続部分に配置された接続部を側面から視た図である。
取付構造1は、複数の建材パネル10が、端面が互いに対向するように隣接して配置される場合に、複数の建材パネル10の端面にそれぞれ挿入される接続部50を、更に備える。
接続部50は、第1部材51と、第2部材52と、中間部材53と、挿入部材54と、を有する。
第1部材51は、一方の建材パネル10の端面に挿入される軸形状に形成されている。
第2部材52は、他方の建材パネル10の端面に挿入される軸形状に形成されている。。
中間部材53は、第1部材51と第2部材52の間に配置され、板状に形成され、複数の建材パネル10の端面に挟まれる。
挿入部材54は、筒形状に形成され、一方の建材パネル10と他方の建材パネル10の端面から、建材パネル10の内部に、それぞれ挿入され、内部に第1部材51又は第2部材52が挿入される。
図6及び図7は、本考案の一実施形態に係る吊り金物の構成を説明する図である。
図6に示すように、取付構造1は、建材パネル10の面(図6に示す例では上面)に配置され、建材パネル10を建築物から吊る吊り金物60を、更に備える。
図7に示すように、吊り金物60は、螺旋部材61と、中間部材62と、吊り部材63と、を有する。
螺旋部材61は、螺旋形状に形成され、一端から建材パネルの上面から、建材パネル10の内部にねじ込まれる。
中間部材62は、例えば、フックで構成され、螺旋部材61に着脱自在に引っ掛けられる。
吊り部材63は、例えば、ワイヤーで構成され、一端が螺旋部材61や、螺旋部材61に引っ掛けられた中間部材62の基端に接続され、他端が建築物又は建築物に固定された下地金物(例えば、図1に示す天井下地100等)に固定される。
なお、吊り金物60は、中間部材62を省略し、吊り部材63の端部を、螺旋部材61の基端に接続してもよい。
なお、図2に示す例では、取付金物20の長辺方向の寸法が、建材パネル10の長手方向の寸法と略同一であるが、例えば、建材パネル10の吊り金物60を取り付ける部分だけ、取付金物20を配置しなくてもよい。
また、図7に示す例では、建材パネル10の上面に吊り金物60を取り付けているが、これに限らず、建材パネル10の側面(建材パネル10の短手方向から見た面)や端面(建材パネル10の長手方向から見た面)に、吊り金物60を取り付けてもよい。
取付構造1によれば、以下の作用効果を奏する。
建材パネル10をグラスウールで形成したことで、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20を、建材パネル10の上端側に形成された係合部10aに係合させることができる。
これにより、建材パネル10を保持するための取付金物20を、建材パネル10の上端側に配置することが可能となるので、全体としてコンパクトな構造とすることができる。
したがって、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供できる。
また、取付構造1がコンパクトになると、石膏ボードやアルミパネルのような重量物を、建築物に取り付ける場合に比べ、より多様な状態で、建築物に取り付けることが可能となるので、設計の自由度を向上することができる。
また、挟み部材21で、建材パネル10の上端側に形成された係合部10aを挟み、上下方向と直交する方向に延びる軸部材23で、建材パネル10を貫通し、この軸部材23を挟み部材21に接続する。これにより、取付金物20で建材パネル10を保持し、この取付金物20を建築物や建築物に固定された下地材等に固定することで、建材パネル10を、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能となる。
また、一方の建材パネル10の端面に第1部材51を挿入し、他方の建材パネル10の端面に第2部材52を挿入することで、建材パネル10の面側(端面と直交する方向の面)の出入りを揃えることが可能となり、複数の建材パネル10の配列を直線上に通すことが可能となる。
また、複数の建材パネル10の端面に、中間部材53を挟むことで、複数の建材パネル10が互いに密着させずに、隙間を設けて配列することが可能となる。これにより、複数の建材パネル10の面側において、僅かにズレが生じたとしても、このズレを目立たなくすることが可能となる。
また、吊り金物60は、螺旋部材61を、建材パネル10にねじ込むことで、建材パネル10に固定できる。そして、螺旋部材61の基端に接続された吊り部材63を、建築物又は建築物に固定された下地金物に固定する。これにより、建材パネル10を、長手方向は取付金物20により固定し、ピンポイントで(例えば、建材パネル10の端部)、吊り金物60で吊ることが可能になるので、建材パネル10が、外的負荷(例えば、地震等)等により、落下するのを防止できるので、安全性を向上できる。
なお、本考案は、上記の実施形態に限定されるものではない。
1 取付構造
10 建材パネル
10a 係合部
10b 貫通孔
11 内部部材
12 外部部材
20 取付金物
21 挟み部材
21a 天板部
21b 側部
21c 貫通孔
22 保持部材
22a 天板部
22b 側部
22c 建築物固定用孔
22d 貫通孔
23 軸部材
23a 軸部
23b 止め部
50 接続部
51 第1部材
52 第2部材
53 中間部材
54 挿入部材
60 吊り金物
61 螺旋部材
62 中間部材
63 吊り部材
100 天井下地
110 ボード
120 野縁
130 補助プレート
200 スラブデッキ
210 吊りボルト

Claims (4)

  1. 板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造であって、
    前記建材パネルは、上端側に前記取付金物と係合する係合部が形成されていることを特徴とする取付構造。
  2. 前記取付金物は、
    前記係合部を挟む挟み部材と、
    前記挟み部材に接続され、前記建材パネルを貫通し、上下方向と直交する方向に延びる軸部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
  3. 複数の前記建材パネルは、端面が互いに対向するように隣接して配置され、
    複数の前記建材パネルの前記端面にそれぞれ挿入される接続部を、更に備え、
    前記接続部は、
    一方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第1部材と、
    他方の前記建材パネルの前記端面に挿入される第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材の間に配置され、板状に形成され、複数の前記建材パネルの前記端面に挟まれる中間部材と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の取付構造。
  4. 前記建材パネルの面に配置され、前記建材パネルを吊る吊り金物を、更に備え、
    前記吊り金物は、
    螺旋形状に形成され、一端から前記建材パネルの上面から、前記建材パネルの内部にねじ込まれる螺旋部材と、
    一端が前記螺旋部材の基端に接続され、他端が前記建築物又は前記建築物に固定された下地金物に固定される吊り部材と、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023053832A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 パネル装置

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