JP3236873U - 取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供する。【解決手段】取付構造1は、板形状のグラスウールで形成された建材パネル10と、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20と、を備え、建材パネル10は、内部に、取付金物20が挿通される挿通部111が形成され、取付金物20は、挿通部111に挿通され、建材パネル10の内部において、挿通部111が延びる方向の任意の位置で、建材パネル10を建築物に固定する固定部材100と、任意の位置で係合可能であることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造に関する。
建築物は、鉄筋コンクリート等で形成された構造体に、内装材が取り付けられる。このような内装材は、建築物の用途や、内部に設けられた部屋の大きさ等により、所定の耐火性能が求められる。
このような内装材の一例として、特許文献1には、並行する一対の側面板と一つの前面板からなる断面がコの字状の石膏ボード製ルーバー本体に軽鉄下地材でリップ溝形状の野縁が全長に渡って添着され、野縁が固定金具を介して溝形状の野縁受けに直交して取付られるルーバー材が提案されている。
特開2018-204267号公報
ところで、石膏ボードは、所定の耐火性能は満たすものの、重量が嵩むとともに、加工性が低く、内装材として用いた場合に、設計の自由度が低下するという問題がある。
そこで、グラスウールで形成された建材パネルを、内装材として用いることで、所定の耐火性能は満たしつつ、重量を抑えることで、設計の自由度を向上することが可能となる。
しかしながら、石膏ボードを内装材として、建築物に取り付ける取付構造は、石膏ボードの重量を保持する必要があるため、例えば、特許文献1に示されたルーバー材のように、石膏ボードをコの字状に形成し、その間に野縁を配置するように、大掛かりな取付構造とする必要がある。
一方、グラスウールで形成された建材パネルを、内装材として用いる場合、建材パネルの重量を抑えることが可能となるので、石膏ボードに適用される大掛かりな取付構造は必要なく、コンパクトな取付構造が求められている。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供することを目的とする。
(1)板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造であって、
前記建材パネルは、内部に、前記取付金物が挿通される挿通部が形成され、
前記取付金物は、前記挿通部に挿通され、前記建材パネルの内部において、前記挿通部が延びる方向の任意の位置で、前記建材パネルを建築物に固定する固定部材と、任意の位置で係合可能であることを特徴とする取付構造。
(1)の考案において、取付構造は、建材パネルと、取付金物と、を備える。
建材パネルは、板形状のグラスウールで形成されている。取付金物は、建材パネルを建築物に取り付けるものである。
建材パネルは、内部に、取付金物が挿通される挿通部が形成されている。
取付金物は、挿通部に挿通され、建材パネルの内部において、挿通部が延びる方向の任意の位置で、建材パネルを建築物に固定する固定部材と、任意の位置で係合可能である。
(1)の考案によれば、建材パネルを建築物に固定する固定部材と任意の位置で係合可能な取付金物を、建材パネルの内部に配置したので、全体としてコンパクトな構造とすることができる。また、建材パネルを建築物に固定する固定部材と係合可能な取付金物を、建材パネルの内部に配置したので、取付金物が建材パネルの外面から突出することがない。このため、取付金物を設けた建材パネルの保管、運搬、搬入時に、コンパクトに梱包することが可能となるとともに、取付金物が何かに衝突し破損する可能性を低減することが可能となる。
したがって、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供できる。
また、取付構造がコンパクトになると、石膏ボードやアルミパネルのような重量物を、建築物に取り付ける場合に比べ、より多様な状態で、建築物に取り付けることが可能となるので、設計の自由度を向上することができる。
(2)前記固定部材は、少なくとも、前記建築物から延びる軸部材と、前記軸部材と螺合する受け部材と、を含み、
前記取付金物は、前記建材パネルの内部で、前記挿通部が延びる方向に延び、前記受け部材を、スライド自在に保持可能なレール部を、有することを特徴とする(1)に記載の取付構造。
(2)の考案において、固定部材は、少なくとも、建築物から延びる軸部材と、軸部材と螺合する受け部材と、を含み、
取付金物は、建材パネルの内部で、挿通部が延びる方向に延び、受け部材を、スライド自在に保持可能なレール部を、有する。
(2)の考案によれば、レール部に、受け部材(例えば、ナット等)を配置し、建材パネルを適切な位置に配置し、建材パネルをこの位置に固定しつつ、建築物から延びる軸部材(ボルト等)の位置に、受け部材をスライド移動して位置を合わせ、軸部材と受け部材とを螺合させることで、建材パネルを建築物に取り付けることができる。
本考案によれば、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供することができる。
本考案の一実施形態に係る取付構造を、垂直ルーバーとして用いた状態を示す図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、垂直ルーバーとして用いた場合の構成を説明する図である。図2(a)は、取付構造の斜視図である。図2(b)は、図2(a)に示す取付構造のaa断面図である。 本考案の一実施形態に係る取付構造を、面積が広い面を室内側に対面させるパネルとして用いた場合の構成を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る建材パネルを建築物に固定する固定部材を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る建材パネルを建築物に固定する連結部材の別例を説明する図である。 本考案の一実施形態に係る建材パネルを建築物の壁に固定する例を説明する図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、同一又は類似の構成には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、垂直ルーバーとして用いた状態を示す図である。
取付構造1は、板形状のグラスウールで形成された建材パネル10と、建材パネル10を建築物に取り付ける取付金物20と、を備え、建築物(躯体や、屋根等)に取り付けられ、主には、内装を形成する。
建材パネル10は、板形状に形成され、建築物に取り付けられる。建材パネル10は、例えば、建築物の内装材として、建築物の天井に取り付けられる天井材、建築物の壁に取り付けられる壁材等の仕上げ材や装飾材として用いられる。
図1に示す例では、建材パネル10は、建築物の天井に設けられる天井金物110(例えば、グリッド天井バー)に取り付けられる垂直ルーバーとして、用いられている。図1に示す例では、建材パネル10は、天井金物110に、建材パネル10が延びる方向(長手方向)と直交する方向に、所定間隔で複数配列されている。
図2は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、垂直ルーバーとして用いた場合の構成を説明する図である。図2(a)は、取付構造の斜視図である。図2(b)は、図2(a)に示す取付構造のaa断面図である。
建材パネル10は、内部部材11と、外部部材12と、を備える。
内部部材11は、グラスウールで形成されている。詳細には、内部部材11は、フェノール樹脂混入ガラス繊維板で形成されている。また、内部部材11は、100kg/m~130kg/mの密度のグラスウールである。
外部部材12は、内部部材11の外表面の少なくとも一部を覆い、グラス不織布を硬化させたものである。詳細には、外部部材12は、アクリル樹脂混入ガラス繊維不織布を、樹脂により硬化させたものである。
建材パネル10は、外部部材12の外表面に、塗装(例えば、アクリル樹脂系塗等)や印刷を施すことが可能である。
建材パネル10は、取付金物20が取り付けられ、取付金物20により、建築物(例えば、図1に示す天井金物110、躯体、屋根材等)に取り付けられる。
なお、建材パネル10は、図2に示す例では、断面形状が長方形に形成され、断面形状の長辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、図1に示すように、断面形状の長辺方向が上下方向に向くように、建築物に取り付けられている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、例えば、天井パネルとして用いる場合には、断面形状の長辺方向の面に、取付金物20が取り付けられ、断面形状の長辺方向の面が上下方向に向くように、建築物に取り付けられる。また、建材パネル10は、壁材として用いる場合には、断面形状の短辺方向の端部(上端側)に、取付金物20が取り付けられ、断面形状の長辺方向が上下方向に向くように、建築物(例えば、躯体や壁下地)に取り付けられる。
また、建材パネル10は、図2に示す例では、正面視で、長方形に形成されている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、例えば、正面視で、正方形、円形、楕円形、波形形状等のデザインされた特定の形状等の任意の形状とすることができる。
また、建材パネル10は、図2に示す例では、上面視で、辺が直線形状の長方形に形成されている。しかしながら、建材パネル10は、これに限らす、上面視で、例えば、辺が湾曲する形状や、屈折する形状等の任意の形状とすることができる。
また、建材パネル10は、複数配列する場合、複数の建材パネル10を互いに異なる形状としてもよい。具体的には、例えば、建材パネル10を垂直ルーバーとして用いる場合に、建材パネル10の上下方向の寸法を、隣接する建材パネル10と連続的に、徐々に変化させることで、下方から視て、垂直ルーバーが全体として、波打っているようなデザインとすることが可能となる。このように、複数配列する場合、複数の建材パネル10を互いに異なる形状とすることで、全体として、所定のデザインとすることが可能となる。
このように、建材パネル10は、例えば、天井パネル、バッフル吸音板、垂直ルーバー、波形ルーバー、水平パネル、曲面パネル、無反射吸音天井板、デザインパネル、吸音間仕切り用パネル、吸音壁パネル等の天井材や壁材として、用いることができる。
このような建材パネル10によれば、以下の作用効果を奏する。
内部部材11の少なくとも一部を、不燃材料であるグラス不織布を硬化させたものである外部部材12で覆った建材パネル10を提供できる。内部部材11を構成するグラスウールは、所定の耐火性能(例えば、建築基準法施行令の技術的基準で定められている不燃性能、準不燃性能、難燃性能等)を満たすとともに、単位体積当たりの重量が、石膏ボードより軽く、また、加工性が、石膏ボードより高く、設計の自由度を向上できる。
また、内部部材11であるグラスウールの外表面を、外部部材12であるグラス不織布を硬化させたもので覆うことで、グラスウールの外表面の平滑性が向上するとともに、辺の角が立ち、デザイン性を向上させることが可能となる。また、グラスウールの外表面を、グラス不織布を硬化させたもので覆うことで、塗装や印刷の付着性と発色性が向上するので、より設計の自由度を向上できる。
したがって、所定の耐火性能は満たしつつ、重量を抑えることで、設計の自由度を向上することが可能な建材パネル10を提供することができる。
さらに、建材パネル10は、図2(b)に示すように、内部に、取付金物20が挿通される挿通部111が形成されている。
挿通部111は、下部111aと、上部111bと、を有する。
下部111aは、建材パネル10の内部部材11に形成され、建材パネル10の断面形状の長辺方向に延びる。下部111aは、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面から、所定寸法(例えば、10mm~30mm)内部に入った位置に形成されている。また、下部111aは、図2(b)に示す例では、上部111bの両端部から、それぞれ下方に延び、屈曲して、外部部材12側に延びる形状に形成され、外部部材12側に延びる部分が、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面と平行に配置されている。しかしながら、下部111aの断面形状は、図2(b)に示す形状に限らず、少なくとも一部の辺が、建材パネル10の断面形状の短辺方向の外表面と平行に配置される直線形状等に形成してもよい。
上部111bは、建材パネル10の外部(外部部材12の外表面)から下部111aの上端まで挿通し、下部111aの幅より狭い寸法の幅で形成され、断面形状が四角形状に形成され、建材パネル10の長辺方向に延びる。
挿通部111は、取付金物20を配置する位置にだけ形成するのが望ましい。このため、製造段階では、挿通部111を、建材パネル10一方側の端部から、取付金物20の他方側の端部が配置される位置まで形成し、取付金物20を、建材パネル10一方側の端部から挿入し、取付金物20の他方側の端部が挿通部111の他方側の端部に当接する位置まで挿入した後に、取付金物20の一方側の端部から建材パネル10の一方側の端部までを、樹脂で埋めたり、外部部材12で覆ったりしてもよい。
取付金物20は、建材パネル10を建築物(例えば、図1に示す天井金物110、躯体、屋根材等)に取り付ける部材である。
図2(b)に示すように、取付金物20は、挿通部111に挿通され、建材パネル10の内部に配置される。詳細には、取付金物20は、レール部21と、保持部22と、を有する。
レール部21は、断面形状が、略四角形状に形成され、上辺の一部に上下方向に貫通する溝21aが形成されている。レール部21は、内部の幅が、後述するパネル連結部123の下部固定部材123bの外径より大きい寸法で形成され、溝21aの幅が、後述するパネル連結部123の上部固定部材123aの軸部の外径より大きい寸法で、下部固定部材123bの外径より小さい寸法で形成されている。
保持部22は、断面形状が、レール部21に一端が接続され、レール部21から離れる方向に延びる。図2に示す例において、保持部22は、取付金物20が延びる方向と直交する方向において、レール部21の両端部にそれぞれ設けられている。保持部22は、断面形状が、レール部21の下端に接続され、下方に延び、屈曲して、レール部21から離れる方向に延びる。
図3は、本考案の一実施形態に係る取付構造を、面積が広い面を室内側に対面させるパネルとして用いた場合の構成を説明する図である。
取付構造1は、建材パネル10を、パネル(例えば、天井パネルや壁パネル)として用いる場合、板形状の建材パネル10の最も広い面積で形成された面を、室内側に対面させて配置される。そして、この場合、挿通部111の上部111bは、建材パネル10の最も広い面積で形成された面に形成され、挿通部111は、所定間隔(例えば、300mmや、450mm等)で複数列形成される。
そして、この複数列の挿通部111に、それぞれ取付金物20が挿通される。
図4は、本考案の一実施形態に係る建材パネルを建築物に固定する固定部材を説明する図である。
固定部材100は、建築物に固定された天井金物110(例えば、グリッド天井バー等)と、天井金物110に建材パネル10を固定する連結部材120と、を備える。
連結部材120は、天井金物110と建材パネル10に設けられた取付金物20とを連結し、上下方向に面が形成され、水平方向に延びる板状部材121と、天井金物110と板状部材121とを連結する天井金物連結部122と、取付金物20と板状部材121とを連結するパネル連結部123と、を備える。
板状部材121は、上下方向に面が形成され、水平方向に延び、天井金物接続部121aと、パネル接続部121bと、天井金物接続部121aとパネル接続部121bとを段違いに連結する連結部121cと、を備える。
天井金物接続部121aは、上下方向に貫通し、天井金物連結部122が挿通される挿通孔121a1が形成されている。
挿通孔121a1は、後述する天井金物連結部122の上部固定部材122aの軸部の外径より大きい内径であり、下部固定部材122bの外径より小さい内径で形成されている。
パネル接続部121bは、パネル連結部123と係合する欠き込み121b1と、欠き込み121b1に係合されたパネル連結部123が、欠き込み121b1から脱落するのを防止するストッパ121b2と、を有する。
欠き込み121b1は、パネル接続部121bにおいて、板状部材121の延びる方向と直交する方向の側縁から内側に延びる溝であり、その幅が、後述するパネル連結部123の上部固定部材123aの軸部の外径より大きい寸法であり、上部固定部材123aのナットの外径より小さい寸法で形成されている。
ストッパ121b2は、パネル接続部121bにおいて、板状部材121の延びる方向と直交する方向の側縁から上方に立ち上がる面を形成し、欠き込み121b1により分断された当該側縁のいずれか一方にのみ形成されている。このようなストッパ121b2により、欠き込み121b1に、後述するパネル連結部123の上部固定部材123aをセットする場合、上部固定部材123aのナットを、ストッパ121b2が設けられていない方から挿入し、当該ナットをパネル接続部121bにセットすると、当該ナットの一部が、ストッパ121b2に当接し、上部固定部材123aが欠き込み121b1から脱落するのを防止することが可能となる。
連結部121cは、垂直方向に延び、一端側に天井金物接続部121aの端部が連結され、他端側にパネル接続部121bが連結され、天井金物接続部121aとパネル接続部121bとを段違いに連結する。
天井金物連結部122は、ボルト形状に形成され、頭部が天井金物110のレールにスライド自在に挿通され、頭部から下方に延び、天井金物接続部121aの挿通孔121a1に挿通される軸部を備える上部固定部材122aと、ナット形状に形成され、天井金物接続部121aの下面側において、上部固定部材122aの軸部と螺合する下部固定部材122bと、を備える。
パネル連結部123は、パネル接続部121bの上面側に配置されるナットと、このナットと一端側が螺合する全ネジボルトで形成され、パネル接続部121bの欠き込み121b1に挿通される軸部を有する上部固定部材123aを有する。また、パネル連結部123は、ナット形状に形成され、取付金物20のレール部21にスライド自在に挿通され、レール部21内において、上部固定部材123aの軸部の他端側と螺合する下部固定部材123bを有する。
なお、天井金物110に建材パネル10を固定する連結部材は、図4に示す連結部材120に限られない。
図5は、本考案の一実施形態に係る建材パネルを建築物に固定する連結部材の別例を説明する図である。図5に示す例は、天井金物110がグリッド天井バーでなく、天井ボードを固定するための他の天井金物に、建材パネル10を取り付ける例を示している。このような例において、連結部材は、板状部材や天井金物連結部を省略することができる。
連結部材120Aは、天井金物110のL型アングルに、パネル連結部123の上部固定部材123aが固定され、この上部固定部材123aと、建材パネル10に設けられた取付金物20の内部に挿通された下部固定部材123bとを螺合させることで、天井金物110に建材パネル10を固定する。
連結部材120Bは、天井金物110のC型チャンネルに、パネル連結部123の上部固定部材123aが固定され、この上部固定部材123aと、建材パネル10に設けられた取付金物20の内部に挿通された下部固定部材123bとを螺合させることで、天井金物110に建材パネル10を固定する。
連結部材120Cは、天井金物110の天井バー及び天井ボードに、パネル連結部123の上部固定部材123aが固定され、この上部固定部材123aと、建材パネル10に設けられた取付金物20の内部に挿通された下部固定部材123bとを螺合させることで、天井金物110に天井ボードを挟んで、建材パネル10を固定する。
図6は、本考案の一実施形態に係る建材パネルを建築物の壁に固定する例を説明する図である。
建材パネル10を建築物の壁に固定する場合、建材パネル10に設けられた取付金物20に、所定間隔で、複数の連結部材130を配置し、これらの連結部材130により、建材パネル10を建築物の壁に固定する。
連結部材130は、壁の裏側に配置される第1ナット及びワッシャーと、このナットと一端側が螺合する全ネジボルトと、取付金物20のレール部21にスライド自在に挿通され、レール部21内において、当該全ネジボルトの他端側と螺合する第2ナットと、を有する。
取付構造1によれば、以下の作用効果を奏する。
建材パネル10を建築物に固定する固定部材と任意の位置で係合可能な取付金物20を、建材パネル10の内部に配置したので、全体としてコンパクトな構造とすることができる。また、建材パネル10を建築物に固定する固定部材100と係合可能な取付金物20を、建材パネル10の内部に配置したので、取付金物20が建材パネル10の外面から突出することがない。このため、取付金物20を設けた建材パネル10の保管、運搬、搬入時に、コンパクトに梱包することが可能となるとともに、取付金物が何かに衝突し破損する可能性を低減することが可能となる。
したがって、グラスウールで形成された建材パネルを、よりコンパクトに、建築物に取り付けることが可能な取付構造を提供できる。
また、レール部21に、下部固定部材123bを配置し、建材パネル10を適切な位置に配置し、建材パネル10をこの位置に固定しつつ、建築物側から延びる上部固定部材123aの軸部の位置に、この軸部をスライド移動して位置を合わせ、軸部と下部固定部材123bとを螺合させることで、建材パネル10を建築物に取り付けることができる。
なお、本考案は、上記の実施形態に限定されるものではない。
1 取付構造
10 建材パネル
11 内部部材
12 外部部材
20 取付金物
21 レール部
21a 溝
22 保持部
100 固定部材
110 天井金物
111 挿通部
111a 下部
111b 上部
120 連結部材
120A 連結部材
120B 連結部材
120C 連結部材
121 板状部材
121a 天井金物接続部
121a1 挿通孔
121b パネル接続部
121b1 欠き込み
121b2 ストッパ
121c 連結部
122 天井金物連結部
122a 上部固定部材
122b 下部固定部材
123 パネル連結部
123a 上部固定部材
123b 下部固定部材
130 連結部材

Claims (2)

  1. 板形状のグラスウールで形成された建材パネルと、前記建材パネルを建築物に取り付ける取付金物と、を備える取付構造であって、
    前記建材パネルは、内部に、前記取付金物が挿通される挿通部が形成され、
    前記取付金物は、前記挿通部に挿通され、前記建材パネルの内部において、前記挿通部が延びる方向の任意の位置で、前記建材パネルを建築物に固定する固定部材と、任意の位置で係合可能であることを特徴とする取付構造。
  2. 前記固定部材は、少なくとも、前記建築物から延びる軸部材と、前記軸部材と螺合する受け部材と、を含み、
    前記取付金物は、前記建材パネルの内部で、前記挿通部が延びる方向に延び、前記受け部材を、スライド自在に保持可能なレール部を、有することを特徴とする請求項1に記載の取付構造。
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