JPH0932188A - Ｔバー用野縁材取付装置 - Google Patents
Ｔバー用野縁材取付装置Info
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- JPH0932188A JPH0932188A JP7188702A JP18870295A JPH0932188A JP H0932188 A JPH0932188 A JP H0932188A JP 7188702 A JP7188702 A JP 7188702A JP 18870295 A JP18870295 A JP 18870295A JP H0932188 A JPH0932188 A JP H0932188A
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- clip
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B9/00—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
- E04B9/06—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation characterised by constructional features of the supporting construction, e.g. cross section or material of framework members
- E04B9/12—Connections between non-parallel members of the supporting construction
- E04B9/16—Connections between non-parallel members of the supporting construction the members lying in different planes
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- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B9/00—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
- E04B9/18—Means for suspending the supporting construction
- E04B9/183—Means for suspending the supporting construction having a lower side adapted to be connected to a channel of the supporting construction
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐震性を損なわずに、システム天井に在来天
井が容易に施工できるようにする。 【解決手段】 天井スラブに吊設されるＴバー１の下方
に、天井板３を取り付けるための野縁材６であるＭチャ
ンネル６ａを吊設するＴバー用野縁材取付装置であっ
て、Ｍチャンネル６ａの係合部６ｂに係合する係合片７
ｂが設けられたクリップ７を、Ｔバー１の水平片１ａを
挟持する挟持片８ｂを有してＴバー１に取り付けられる
固定部８に鉛直方向の軸を中心として回転可能に取り付
けた。
井が容易に施工できるようにする。 【解決手段】 天井スラブに吊設されるＴバー１の下方
に、天井板３を取り付けるための野縁材６であるＭチャ
ンネル６ａを吊設するＴバー用野縁材取付装置であっ
て、Ｍチャンネル６ａの係合部６ｂに係合する係合片７
ｂが設けられたクリップ７を、Ｔバー１の水平片１ａを
挟持する挟持片８ｂを有してＴバー１に取り付けられる
固定部８に鉛直方向の軸を中心として回転可能に取り付
けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ｔバーの下方に天
井板を取り付けるための野縁材を吊設するＴバー用野縁
材取付装置に関するものである。
井板を取り付けるための野縁材を吊設するＴバー用野縁
材取付装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、事務所等の非住宅空間の天井に
は、天井スラブの下面側に吊設されたＴバー間に天井板
を載置して構成されるいわゆるシステム天井と呼ばれる
ものと、天井スラブの下面側に配設された野縁材に天井
板をビス等により取り付けて構成されるいわゆる在来天
井と呼ばれるものが用いられており、事務所等の天井に
は前者が多用され、会議室や応接室等には後者が多用さ
れている。
は、天井スラブの下面側に吊設されたＴバー間に天井板
を載置して構成されるいわゆるシステム天井と呼ばれる
ものと、天井スラブの下面側に配設された野縁材に天井
板をビス等により取り付けて構成されるいわゆる在来天
井と呼ばれるものが用いられており、事務所等の天井に
は前者が多用され、会議室や応接室等には後者が多用さ
れている。
【０００３】図５乃至図７は、前者であるシステム天井
のＴバー１に例えば表示パネル等を吊り下げるために使
用される吊り具２を示すもので、両端にＴバー１の天井
板３が載置される部分である水平片１ａを挟持するよう
に設けられた挟持部２ａを備え、略中央部にボルト２ｂ
が立設されて構成されており、表示パネル等の被吊り下
げ物４をボルト２ｂにナット２ｃを用いて吊設して、天
井板３の下面側の室内空間に被吊り下げ物４が吊り下げ
られるようにされている。
のＴバー１に例えば表示パネル等を吊り下げるために使
用される吊り具２を示すもので、両端にＴバー１の天井
板３が載置される部分である水平片１ａを挟持するよう
に設けられた挟持部２ａを備え、略中央部にボルト２ｂ
が立設されて構成されており、表示パネル等の被吊り下
げ物４をボルト２ｂにナット２ｃを用いて吊設して、天
井板３の下面側の室内空間に被吊り下げ物４が吊り下げ
られるようにされている。
【０００４】図８乃至図１２は、後者である従来のいわ
ゆる捨て貼り工法による天井構造を示すものである。こ
の天井は、天井スラブに吊設された野縁受け材５である
Ｃチャンネル５ａに、野縁材６であるＭチャンネル６ａ
がクリップ７を介して略垂直に取り付けられてなるもの
で、Ｍチャンネル６ａの下面側には捨て貼り材である石
膏ボード３ａと、化粧表面板であるロックウール吸音板
３ｂ等からなる天井板３がビス止めされている。
ゆる捨て貼り工法による天井構造を示すものである。こ
の天井は、天井スラブに吊設された野縁受け材５である
Ｃチャンネル５ａに、野縁材６であるＭチャンネル６ａ
がクリップ７を介して略垂直に取り付けられてなるもの
で、Ｍチャンネル６ａの下面側には捨て貼り材である石
膏ボード３ａと、化粧表面板であるロックウール吸音板
３ｂ等からなる天井板３がビス止めされている。
【０００５】また、クリップ７は、一端側が幅広とされ
た板状の部材を折り曲げて形成されたもので、他端側が
略コ字状に曲げられてＣチャンネル５ａに引っ掛けられ
るハンガー部７ａとされ、一端側の幅広とされた部分が
Ｍチャンネル６ａの係合部６ｂに引っ掛けられる係合片
７ｂとされている。そして、図１１に示すように、Ｍチ
ャンネル６ａの対向する係合部６ｂ間に、係合片７ｂを
挿入して略９０°回転させ、２つの係合片７ｂをＭチャ
ンネル６ａの係合部６ｂに係合させ、ハンガー部７ａを
Ｃチャンネル５ａに引っ掛けることで、Ｃチャンネル５
ａの下側にＣチャンネル５ａと略垂直をなすようにＭチ
ャンネル６ａを吊設している。
た板状の部材を折り曲げて形成されたもので、他端側が
略コ字状に曲げられてＣチャンネル５ａに引っ掛けられ
るハンガー部７ａとされ、一端側の幅広とされた部分が
Ｍチャンネル６ａの係合部６ｂに引っ掛けられる係合片
７ｂとされている。そして、図１１に示すように、Ｍチ
ャンネル６ａの対向する係合部６ｂ間に、係合片７ｂを
挿入して略９０°回転させ、２つの係合片７ｂをＭチャ
ンネル６ａの係合部６ｂに係合させ、ハンガー部７ａを
Ｃチャンネル５ａに引っ掛けることで、Ｃチャンネル５
ａの下側にＣチャンネル５ａと略垂直をなすようにＭチ
ャンネル６ａを吊設している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】一般にシステム天井
は、天井下面側にＴバー１が露出することもあって、応
接室や役員室等の高級感を演出したい空間の天井には不
向きであり、そのような空間では、野縁材６等が天井裏
に隠蔽される在来天井が用いられることが多い。
は、天井下面側にＴバー１が露出することもあって、応
接室や役員室等の高級感を演出したい空間の天井には不
向きであり、そのような空間では、野縁材６等が天井裏
に隠蔽される在来天井が用いられることが多い。
【０００７】しかしながら、従来はシステム天井に在来
天井が施工できるようにされたものはなく、上述のよう
に構成された従来のシステム天井においても、吊り具２
は、表示パネル等の被吊り下げ物４をＴバー１に吊り下
げるためのものであって、システム天井が施工された空
間に在来天井を施工することはできるものではない。そ
こで、このような従来のシステム天井が施工された空間
に在来天井を施工するには、その部分だけシステム天井
を解体して、野縁受け材５や野縁材６等の在来天井の下
地貼り作業をする必要が生じ、その作業に手間がかかる
ほか工期も長くなってコストが高くなるという問題点が
あった。
天井が施工できるようにされたものはなく、上述のよう
に構成された従来のシステム天井においても、吊り具２
は、表示パネル等の被吊り下げ物４をＴバー１に吊り下
げるためのものであって、システム天井が施工された空
間に在来天井を施工することはできるものではない。そ
こで、このような従来のシステム天井が施工された空間
に在来天井を施工するには、その部分だけシステム天井
を解体して、野縁受け材５や野縁材６等の在来天井の下
地貼り作業をする必要が生じ、その作業に手間がかかる
ほか工期も長くなってコストが高くなるという問題点が
あった。
【０００８】また、比較的広い面積を有するシステム天
井の一部分のみのシステム天井を解体して在来天井とす
ると、地震等の際にシステム天井部と在来天井部での揺
れの違いから、応力が天井の一部に集中する恐れが生じ
るという問題点もあった。
井の一部分のみのシステム天井を解体して在来天井とす
ると、地震等の際にシステム天井部と在来天井部での揺
れの違いから、応力が天井の一部に集中する恐れが生じ
るという問題点もあった。
【０００９】本発明は、上記問題点に鑑みてなされもの
で、その目的とするところは、システム天井に在来天井
が容易に施工できると共に、耐震性を損なうことがない
Ｔバー用野縁材取付装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、システム天井に在来天井
が容易に施工できると共に、耐震性を損なうことがない
Ｔバー用野縁材取付装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項１記載の発明にあっては、天井ス
ラブに吊設されるＴバー１の下方に、天井板３を取り付
けるための野縁材６を吊設するＴバー用野縁材取付装置
であって、前記Ｔバー１に取り付けられる固定部８と、
鉛直方向の軸を中心として前記固定部８に回転可能に取
り付けられると共に、前記野縁材６に係合する係合片７
ｂが設けられたクリップ７とを有することを特徴とする
ものである。
解決するため、請求項１記載の発明にあっては、天井ス
ラブに吊設されるＴバー１の下方に、天井板３を取り付
けるための野縁材６を吊設するＴバー用野縁材取付装置
であって、前記Ｔバー１に取り付けられる固定部８と、
鉛直方向の軸を中心として前記固定部８に回転可能に取
り付けられると共に、前記野縁材６に係合する係合片７
ｂが設けられたクリップ７とを有することを特徴とする
ものである。
【００１１】また、請求項２記載の発明にあっては、天
井スラブに吊設されるＴバー１の下方に、天井板３を取
り付けるための野縁材６を吊設するＴバー用野縁材取付
装置であって、前記Ｔバー１に取り付けられる固定部８
と、前記野縁材６に係合する係合片７ｂが設けられたク
リップ７とを有してなり、前記固定部８と前記クリップ
７の一方に結合用溝９ａを設けると共に他方に結合用突
起９ｂを設け、前記結合用溝９ａに前記結合用突起９ｂ
を挿入係止して前記固定部８と前記クリップ７とを結合
させたことを特徴とするものである。
井スラブに吊設されるＴバー１の下方に、天井板３を取
り付けるための野縁材６を吊設するＴバー用野縁材取付
装置であって、前記Ｔバー１に取り付けられる固定部８
と、前記野縁材６に係合する係合片７ｂが設けられたク
リップ７とを有してなり、前記固定部８と前記クリップ
７の一方に結合用溝９ａを設けると共に他方に結合用突
起９ｂを設け、前記結合用溝９ａに前記結合用突起９ｂ
を挿入係止して前記固定部８と前記クリップ７とを結合
させたことを特徴とするものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１乃至図３は、本発明のＴバー
用野縁材取付装置の第１の実施の形態を示すものであ
り、このＴバー用野縁材取付装置は、クリップ７と、固
定部８、及び皿ねじ１０とナット１１とを有して構成さ
れている。
用野縁材取付装置の第１の実施の形態を示すものであ
り、このＴバー用野縁材取付装置は、クリップ７と、固
定部８、及び皿ねじ１０とナット１１とを有して構成さ
れている。
【００１３】クリップ７は、十分な強度を有する部材で
ある例えば金属製であって、一端側の幅が広くされた板
状体の他端側が略９０°折り曲げられて折曲片７ｃが形
成されてなり、その折曲片７ｃにはねじ貫通孔７ｄが設
けられている。また、一端側であって幅広とされた部分
が、野縁材６であるＭチャンネル６ａの内側に曲げられ
て形成された係合部６ｂに係合する係合片７ｂとされて
いる。
ある例えば金属製であって、一端側の幅が広くされた板
状体の他端側が略９０°折り曲げられて折曲片７ｃが形
成されてなり、その折曲片７ｃにはねじ貫通孔７ｄが設
けられている。また、一端側であって幅広とされた部分
が、野縁材６であるＭチャンネル６ａの内側に曲げられ
て形成された係合部６ｂに係合する係合片７ｂとされて
いる。
【００１４】固定部８は、クリップ７と同様に十分な強
度を有する部材である例えば金属製であって、略四角形
の板状の固定部本体８ａの対角部である２つの角部に、
略Ｔバー１の水平片１ａの板厚方向が挿入できる隙間を
有するようにされた水平片１ａを挟持する挟持片８ｂが
設けられ、固定部本体８ａには、皿ねじ１０が貫通する
と共に皿ねじ１０の頭部が埋没する異形孔８ｃが設けら
れて構成されている。また、挟持片８ｂの先端には、ガ
イド片８ｄが固定部本体８ａと反対側に折り曲げられて
設けられており、そのガイド片８ｄ間の寸法は、固定部
本体８ａの挟持片８ｂを設けない対角方向にＴバー１の
水平片１ａの幅方向が挿入可能な寸法とされている。
度を有する部材である例えば金属製であって、略四角形
の板状の固定部本体８ａの対角部である２つの角部に、
略Ｔバー１の水平片１ａの板厚方向が挿入できる隙間を
有するようにされた水平片１ａを挟持する挟持片８ｂが
設けられ、固定部本体８ａには、皿ねじ１０が貫通する
と共に皿ねじ１０の頭部が埋没する異形孔８ｃが設けら
れて構成されている。また、挟持片８ｂの先端には、ガ
イド片８ｄが固定部本体８ａと反対側に折り曲げられて
設けられており、そのガイド片８ｄ間の寸法は、固定部
本体８ａの挟持片８ｂを設けない対角方向にＴバー１の
水平片１ａの幅方向が挿入可能な寸法とされている。
【００１５】そして、固定部本体８ａの異形孔８ｃに上
側から皿ねじ１０を挿入し、その皿ねじ１０を、下側か
らワッシャ１２、及びクリップ７の折曲片７ｃのねじ貫
通孔７ｄに順次挿通させて、その下側からナット１１に
より締め付けて、クリップ７を固定部８に皿ねじ１０を
中心としてクリップ７が回転可能に取り付け、Ｔバー用
野縁材取付装置が組立てられる。
側から皿ねじ１０を挿入し、その皿ねじ１０を、下側か
らワッシャ１２、及びクリップ７の折曲片７ｃのねじ貫
通孔７ｄに順次挿通させて、その下側からナット１１に
より締め付けて、クリップ７を固定部８に皿ねじ１０を
中心としてクリップ７が回転可能に取り付け、Ｔバー用
野縁材取付装置が組立てられる。
【００１６】このように構成されたＴバー用野縁材取付
装置は、以下のようにしてＴバー１に装着されてＴバー
１に野縁材６を吊設する。つまり、まずＴバー１の下側
から、固定部８のガイド片８ｄが設けられていない方向
の対角方向にＴバー１の水平片１ａを合わせて固定部８
をＴバー１に押しつけ、その固定部８を水平面内方向に
回転させて固定部本体８ａと挟持片８ｂとの間でＴバー
１の水平片１ａを挟持させる。次に、クリップ７を皿ね
じ１０を軸として回転させて、対をなす係合片７ｂを結
ぶ方向を野縁材６であるＭチャンネル６ａの対向する係
合部６ｂ間に形成される溝方向に合わせて挿入する。そ
して、クリップ７を皿ねじ１０を軸として略９０°回転
させて係合片７ｂをＭチャンネル６ａの係合部６ｂと略
垂直方向をなすようにし、係合片７ｂを係合部６ｂに係
合させる。このような作業を野縁材６であるＭチャンネ
ル６ａの１本について、複数か所で行うことにより、Ｔ
バー１の下方にＴバー１に対してＭチャンネル６ａが略
垂直をなすように吊設される。そして、Ｔバー１の下側
に複数のＭチャンネル６ａを略平行に吊設した後に、野
縁材６であるＭチャンネル６ａの下端片６ｃに、天井板
３をビス等により取り付けて在来天井を施工するのであ
る。
装置は、以下のようにしてＴバー１に装着されてＴバー
１に野縁材６を吊設する。つまり、まずＴバー１の下側
から、固定部８のガイド片８ｄが設けられていない方向
の対角方向にＴバー１の水平片１ａを合わせて固定部８
をＴバー１に押しつけ、その固定部８を水平面内方向に
回転させて固定部本体８ａと挟持片８ｂとの間でＴバー
１の水平片１ａを挟持させる。次に、クリップ７を皿ね
じ１０を軸として回転させて、対をなす係合片７ｂを結
ぶ方向を野縁材６であるＭチャンネル６ａの対向する係
合部６ｂ間に形成される溝方向に合わせて挿入する。そ
して、クリップ７を皿ねじ１０を軸として略９０°回転
させて係合片７ｂをＭチャンネル６ａの係合部６ｂと略
垂直方向をなすようにし、係合片７ｂを係合部６ｂに係
合させる。このような作業を野縁材６であるＭチャンネ
ル６ａの１本について、複数か所で行うことにより、Ｔ
バー１の下方にＴバー１に対してＭチャンネル６ａが略
垂直をなすように吊設される。そして、Ｔバー１の下側
に複数のＭチャンネル６ａを略平行に吊設した後に、野
縁材６であるＭチャンネル６ａの下端片６ｃに、天井板
３をビス等により取り付けて在来天井を施工するのであ
る。
【００１７】このように構成されているため、本実施の
形態におけるＴバー用野縁材取付装置においては、シス
テム天井を解体することなく、そのＴバー１にＴバー用
野縁材取付装置を取り付けることにより野縁材６である
Ｍチャンネル６ａが極めて容易に取り付けできる。この
ため、システム天井の一部を在来天井に変更したりでき
ると共に、在来天井の上側にはＴバー１が残されている
ため、その在来天井を取り払って再びシステム天井とし
たりすることが極めて容易に行えて、その工期やコスト
が略半減できる。また、システム天井を構成するＴバー
１に野縁材６であるＭチャンネル６ａが取り付けられて
在来天井が施工されるため、地震等に際してもその在来
天井はシステム天井と共に揺れて一部に応力が集中する
こともなく、耐震性が損なわれることもない。
形態におけるＴバー用野縁材取付装置においては、シス
テム天井を解体することなく、そのＴバー１にＴバー用
野縁材取付装置を取り付けることにより野縁材６である
Ｍチャンネル６ａが極めて容易に取り付けできる。この
ため、システム天井の一部を在来天井に変更したりでき
ると共に、在来天井の上側にはＴバー１が残されている
ため、その在来天井を取り払って再びシステム天井とし
たりすることが極めて容易に行えて、その工期やコスト
が略半減できる。また、システム天井を構成するＴバー
１に野縁材６であるＭチャンネル６ａが取り付けられて
在来天井が施工されるため、地震等に際してもその在来
天井はシステム天井と共に揺れて一部に応力が集中する
こともなく、耐震性が損なわれることもない。
【００１８】図４は、本発明のＴバー用野縁材取付装置
の第２の実施の形態を示すものであり、前記第１の実施
の形態と異なる点は、クリップ７を固定部８に係合させ
て取り付け、クリップ７が固定部８に対して回転しない
ように構成した点であり、他は前記第１の実施の形態と
同様に構成されている。
の第２の実施の形態を示すものであり、前記第１の実施
の形態と異なる点は、クリップ７を固定部８に係合させ
て取り付け、クリップ７が固定部８に対して回転しない
ように構成した点であり、他は前記第１の実施の形態と
同様に構成されている。
【００１９】クリップ７には、その折曲片７ｃの上側で
ある係合片７ｂと反対側に断面形状が逆Ｔ字状の、つま
り、あり溝状の結合用溝９ａが折曲片７ｃに沿って２つ
の係合片７ｂを結ぶ方向と垂直方向に形成され、固定部
８には、固定部本体８ａ下面側に、クリップ７の結合用
溝９ａに係合する断面が略逆Ｔ字状の結合用突起９ｂが
形成されている。そして、クリップ７は、固定部８の側
方にクリップ７の折曲片７ｃの先端側を合わせて、結合
用突起９ｂが結合用溝９ａ内で摺動するように挿入され
て固定部８に取り付けられ、Ｔバー用野縁材取付装置と
される。
ある係合片７ｂと反対側に断面形状が逆Ｔ字状の、つま
り、あり溝状の結合用溝９ａが折曲片７ｃに沿って２つ
の係合片７ｂを結ぶ方向と垂直方向に形成され、固定部
８には、固定部本体８ａ下面側に、クリップ７の結合用
溝９ａに係合する断面が略逆Ｔ字状の結合用突起９ｂが
形成されている。そして、クリップ７は、固定部８の側
方にクリップ７の折曲片７ｃの先端側を合わせて、結合
用突起９ｂが結合用溝９ａ内で摺動するように挿入され
て固定部８に取り付けられ、Ｔバー用野縁材取付装置と
される。
【００２０】このように構成されたＴバー用野縁材取付
装置は、以下のようにしてＴバー１に装着されてＴバー
１に野縁材６を吊設する。つまり、Ｔバー１の下側か
ら、固定部８のガイド片８ｄが設けられていない方向の
対角方向にＴバー１の水平片１ａを合わせて固定部８を
Ｔバー１に押しつけ、固定部８を水平面内方向に回転さ
せて固定部本体８ａと挟持片８ｂとの間でＴバー１の水
平片１ａを挟持させる。また、クリップ７を２つの係合
片７ｂを結ぶ方向を、野縁材６であるＭチャンネル６ａ
の対向する係合部６ｂ間に形成される溝に合わせ挿入
し、クリップ７を略９０°回転させて係合片７ｂをＭチ
ャンネル６ａの係合部６ｂと略垂直方向をなすように
し、係合片７ｂを係合部６ｂに係合させる。そして、固
定部８の側方にクリップ７の折曲片７ｃの先端側を合わ
せて、結合用突起９ｂが結合用溝９ａ内で摺動するよう
に挿入してクリップ７を固定部８に固定する。このよう
な作業を野縁材６であるＭチャンネル６ａの１本につい
て、複数か所で行うことにより、Ｔバー１の下方にＴバ
ー１に対してＭチャンネル６ａが略垂直をなすように吊
設される。そして、Ｔバー１の下側に複数のＭチャンネ
ル６ａを略平行に吊設した後に、野縁材６であるＭチャ
ンネル６ａの下端片６ｃに、天井板３をビス等により取
り付けて在来天井を施工するのである。
装置は、以下のようにしてＴバー１に装着されてＴバー
１に野縁材６を吊設する。つまり、Ｔバー１の下側か
ら、固定部８のガイド片８ｄが設けられていない方向の
対角方向にＴバー１の水平片１ａを合わせて固定部８を
Ｔバー１に押しつけ、固定部８を水平面内方向に回転さ
せて固定部本体８ａと挟持片８ｂとの間でＴバー１の水
平片１ａを挟持させる。また、クリップ７を２つの係合
片７ｂを結ぶ方向を、野縁材６であるＭチャンネル６ａ
の対向する係合部６ｂ間に形成される溝に合わせ挿入
し、クリップ７を略９０°回転させて係合片７ｂをＭチ
ャンネル６ａの係合部６ｂと略垂直方向をなすように
し、係合片７ｂを係合部６ｂに係合させる。そして、固
定部８の側方にクリップ７の折曲片７ｃの先端側を合わ
せて、結合用突起９ｂが結合用溝９ａ内で摺動するよう
に挿入してクリップ７を固定部８に固定する。このよう
な作業を野縁材６であるＭチャンネル６ａの１本につい
て、複数か所で行うことにより、Ｔバー１の下方にＴバ
ー１に対してＭチャンネル６ａが略垂直をなすように吊
設される。そして、Ｔバー１の下側に複数のＭチャンネ
ル６ａを略平行に吊設した後に、野縁材６であるＭチャ
ンネル６ａの下端片６ｃに、天井板３をビス等により取
り付けて在来天井を施工するのである。
【００２１】このように構成されているため、本実施の
形態におけるＴバー用野縁材取付装置においては、前記
第１の実施の形態におけるＴバー用野縁材取付装置の効
果に加えて、皿ねじ１０やナット１１、及びワッシャ１
２を必要とせず、部品点数が削減できると共に、クリッ
プ７が固定部８に容易に取り付けできる。
形態におけるＴバー用野縁材取付装置においては、前記
第１の実施の形態におけるＴバー用野縁材取付装置の効
果に加えて、皿ねじ１０やナット１１、及びワッシャ１
２を必要とせず、部品点数が削減できると共に、クリッ
プ７が固定部８に容易に取り付けできる。
【００２２】なお、本実施の形態においては、クリップ
７に結合用溝９ａを設け、固定部８に結合用溝９ａに係
合する結合用突起９ｂを設けたものを例示したが、本発
明はこれに限らず、クリップ７に結合用突起を設け、固
定部８に結合用溝を設けたものであっても良く、また、
クリップの係合片を設けた部分が第１の実施の形態と同
様に、クリップ上端の結合用溝を設けた部分との間で回
転するように構成された物であっても良い。さらには、
本実施の形態におけるＴバー用野縁材取付装置において
は、結合用溝９ａ及び結合用突起９ｂをそれぞれ断面が
逆Ｔ字状としたが、本発明はこれに限らず、互いに係合
するものであればどのようなものであっても良い。
７に結合用溝９ａを設け、固定部８に結合用溝９ａに係
合する結合用突起９ｂを設けたものを例示したが、本発
明はこれに限らず、クリップ７に結合用突起を設け、固
定部８に結合用溝を設けたものであっても良く、また、
クリップの係合片を設けた部分が第１の実施の形態と同
様に、クリップ上端の結合用溝を設けた部分との間で回
転するように構成された物であっても良い。さらには、
本実施の形態におけるＴバー用野縁材取付装置において
は、結合用溝９ａ及び結合用突起９ｂをそれぞれ断面が
逆Ｔ字状としたが、本発明はこれに限らず、互いに係合
するものであればどのようなものであっても良い。
【００２３】
【発明の効果】このように構成されているため本発明
は、請求項１記載の発明にあっては、システム天井を解
体することなく、そのＴバーに取り付けることにより在
来天井の施工ができる野縁材が極めて容易に取り付けで
きる。このため、システム天井の一部を在来天井に変更
したり、その在来天井を取り払ってシステム天井とした
りすることが極めて容易に行え、その工期が短縮されて
コストが削減できる。また、システム天井を構成するＴ
バーに野縁材が取り付けられて在来天井が施工されるた
め、地震等に際してもその在来天井はシステム天井と共
に揺れて一部に応力が集中することもなく、耐震性が損
なわれることもない。
は、請求項１記載の発明にあっては、システム天井を解
体することなく、そのＴバーに取り付けることにより在
来天井の施工ができる野縁材が極めて容易に取り付けで
きる。このため、システム天井の一部を在来天井に変更
したり、その在来天井を取り払ってシステム天井とした
りすることが極めて容易に行え、その工期が短縮されて
コストが削減できる。また、システム天井を構成するＴ
バーに野縁材が取り付けられて在来天井が施工されるた
め、地震等に際してもその在来天井はシステム天井と共
に揺れて一部に応力が集中することもなく、耐震性が損
なわれることもない。
【００２４】また、請求項２記載の発明にあっては、シ
ステム天井を解体することなく、そのＴバーに取り付け
ることにより在来天井の施工ができる野縁材が極めて容
易に取り付けできる。このため、システム天井の一部を
在来天井に変更したり、その在来天井を取り払ってシス
テム天井としたりすることが極めて容易に行え、その工
期が短縮されてコストが削減できる。また、システム天
井を構成するＴバーに野縁材が取り付けられて在来天井
が施工されるため、地震等に際してもその在来天井はシ
ステム天井と共に揺れて一部に応力が集中することもな
く、耐震性が損なわれることもない。さらには、部品点
数が削減できると共に、クリップの固定部への取り付け
が容易にできる。
ステム天井を解体することなく、そのＴバーに取り付け
ることにより在来天井の施工ができる野縁材が極めて容
易に取り付けできる。このため、システム天井の一部を
在来天井に変更したり、その在来天井を取り払ってシス
テム天井としたりすることが極めて容易に行え、その工
期が短縮されてコストが削減できる。また、システム天
井を構成するＴバーに野縁材が取り付けられて在来天井
が施工されるため、地震等に際してもその在来天井はシ
ステム天井と共に揺れて一部に応力が集中することもな
く、耐震性が損なわれることもない。さらには、部品点
数が削減できると共に、クリップの固定部への取り付け
が容易にできる。
【図１】本発明のＴバー用野縁材取付装置の第１の実施
の形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図である。
【図２】同上の施工状態の斜視図である。
【図３】同上の斜視図である。
【図４】本発明のＴバー用野縁材取付装置の第２の実施
の形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図である。
【図５】従来のシステム天井の吊り具を示す側面図であ
る。
る。
【図６】同上の斜視図である。
【図７】同上のＴバーへの取付を説明する平面図であ
る。
る。
【図８】従来の在来天井を示す斜視図である。
【図９】同上のＭチャンネルとＣチャンネルの取付状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図１０】同上のクリップを示す斜視図である。
【図１１】同上のクリップのＭチャンネルへの取付を説
明する斜視図である。
明する斜視図である。
【図１２】同上の異なる斜視図である。
２ Ｔバー ３ 天井板 ６ 野縁材 ７ クリップ ７ｂ 係合片 ８ 固定部 ９ａ 結合用溝 ９ｂ 結合用突起
Claims (2)
- 【請求項１】 天井スラブに吊設されるＴバーの下方
に、天井板を取り付けるための野縁材を吊設するＴバー
用野縁材取付装置であって、前記Ｔバーに取り付けられ
る固定部と、鉛直方向の軸を中心として前記固定部に回
転可能に取り付けられると共に、前記野縁材に係合する
係合部が設けられたクリップとを有することを特徴とす
るＴバー用野縁材取付装置。 - 【請求項２】 天井スラブに吊設されるＴバーの下方
に、天井板を取り付けるための野縁材を吊設するＴバー
用野縁材取付装置であって、前記Ｔバーに取り付けられ
る固定部と、前記野縁材に係合する係合部が設けられた
クリップとを有してなり、前記固定部と前記クリップの
一方に結合用溝を設けると共に他方に結合用突起を設
け、前記結合用溝に前記結合用突起を挿入係止して前記
固定部と前記クリップとを結合させたことを特徴とする
Ｔバー用野縁材取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7188702A JPH0932188A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | Ｔバー用野縁材取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7188702A JPH0932188A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | Ｔバー用野縁材取付装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932188A true JPH0932188A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16228324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7188702A Withdrawn JPH0932188A (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | Ｔバー用野縁材取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932188A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2006201389B2 (en) * | 2005-04-05 | 2009-12-10 | Crane Ip Pty Ltd | Attachment System for a Suspended Ceiling |
| JP2011256696A (ja) * | 2011-02-28 | 2011-12-22 | Uchiyama Industry Co Ltd | 野縁取付金具 |
| WO2013089290A1 (ko) * | 2011-12-13 | 2013-06-20 | 주식회사 조은이노텍 | 천정 및 벽용 패널 조립체 |
| JP6099178B1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-03-22 | イイファス株式会社 | 天井施工用クリップ |
| CN111042427A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-21 | 成都劲启材料科技有限公司 | 吊顶扣件及其吊顶机构 |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP7188702A patent/JPH0932188A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2006201389B2 (en) * | 2005-04-05 | 2009-12-10 | Crane Ip Pty Ltd | Attachment System for a Suspended Ceiling |
| JP2011256696A (ja) * | 2011-02-28 | 2011-12-22 | Uchiyama Industry Co Ltd | 野縁取付金具 |
| WO2013089290A1 (ko) * | 2011-12-13 | 2013-06-20 | 주식회사 조은이노텍 | 천정 및 벽용 패널 조립체 |
| JP6099178B1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-03-22 | イイファス株式会社 | 天井施工用クリップ |
| CN111042427A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-21 | 成都劲启材料科技有限公司 | 吊顶扣件及其吊顶机构 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |