JPS63138038A - デツキプレ−トに於けるハンガ−構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、建築物のコンクリート床やコンクリートと鋼
製デツキプレートとから成る合成床等の下面に天井を吊
り下げるのに適するハンガー構造に関する。

［従来の技術］ 従来、建築物のコンクリート床や合成床の下面に天井を
吊り下げたり、器具を吊り下げたりする技術手段として
、特開昭１３１−１８３５４０号公報に記載のハンガー
構造がある。

このハンガー構造は、第５図に示す如くデツキプレート
１の下面に設けられ、下向き間口縁３の開口幅より上面
４の幅が大きい下向き凹条２と、該下向き凹条２に挿入
されるプレート８に直線状の側縁７を有し且つその側縁
７寄りに偏心して雌ねじ孔９を貫通せる筒状体１０がプ
レート８の下面に一体に設けられた係止金具６と、該係
止金具６の雌ねじ孔９に螺合される雄ねじを有するハン
ガーポル１〜１１とにより構成されている。

斯かる構成のハンガー構造は、天井等の吊り下げ詩法の
手順で組付けることができる。先ずハンガーボルト１１
の先端に係止金具６を雌ねじ孔９を有する筒状体１０に
て螺合する。次にハンガーボルト１１の他端部を持って
先端に螺合された係止金具６のプレート８がデツキプレ
ート１の下面に設けられた下向き凹条２に入るように直
線状の側縁７を下にして第６図の鎖線に示す如く全体を
傾けてからプレート８を下向き凹条２の内部に斜めに挿
入する。次いでハンガーボルト１１を垂直にし、係止金
具６のプレート８を水平にして、プレート８を下向き凹
条２の左右側内側面５に係止する。然る後、ハンガーボ
ルト１１を多少下方に引張り気味に回転して雌ねじ孔９
より先端を貫通させ、第６図の実線に示す如く下向き凹
条２の上面４に突っ張り、係止金具６のプレート８を左
右側内側面５に押えて固定する。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、上記のハンガー構造は、デツキプレート１の
下面に設けられた下向き凹条２の寸法にバラツキがおる
為、係止金具６のハンガーボルト１１による押えにバラ
ツキが生じ、係止金具６の固定位置が一定せず、強度上
問題点があった。又上記ハンガー構造は、９００ｍピッ
チでデツキプレート１の下面の下向き凹条２に設けられ
るので、デツキプレート１の幅寸法９００ｍの場合は、
各デツキプレート１の下向き凹条２にハンガー構造が一
列に設けられるが、デツキプレート１の幅寸法６００！
Ｍ１の場合は、幅方向で接続された３枚のデツキプレー
ト１に対しハンガー構造が二列設けられることとなるの
で、その内の一列は第７図に示す如く一方のデツキプレ
ートの右側端の７字状の接続部１２に他方のデツキプレ
ートの左側端の鉤状の接続部１３を嵌着して形成した下
向き凹条２′に設けられる。従って、前記の下向き凹条
２よりはデツキプレート１の厚さ分だけ内幅の狭い下向
き凹条２′に定寸の係止金具６を挿入することが難しく
なり、挿入しても係止金具６のプレー１−８が下向き凹
条２′内での動きに余裕が無い為、ハンガーボルト１１
による係止金具６の押えが不十分で、係止金具６を確実
に固定できないという問題点があった。

［発明の目的］ 本発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、デ
ツキプレートの下向ぎ凹条の寸法にバラツキがあっても
、又一方のデツキプレートの右側端の７字状の接続部に
他方のデツキプレートの左側端の鉤状の接続部を嵌着し
て形成した内幅の狭い下向き凹条でも、確実に強固に固
定できるようにしたデツキプレートに於けるハンガー構
造を提供することを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ を記問題点を解決するための本発明によるデツキプレー
トに於けるハンガー構造は、デツキプレートの下面に設
けられ、下向き開口縁の開口幅より上面幅が大きい下向
き凹条と、二又の金具の左右両側辺が了の字形に屈曲し
て対称に内側寄りに傾斜せしめられてその上端に前記下
向き凹条に挿入される一対の鉤状係止部が形成され、左
右両側辺の中央部に夫々縦に円弧状凹部が設けられて外
面中央部にビードが形成され、前記鉤状係止部の基端の
屈曲部の外側端には外方に拡開するリブが設けられ、左
右両側辺間の底辺には透孔が貫通穿設されて該透孔と同
心にナツトが固定されて成る係止金具と、該係止金具の
ナツトに螺通されるハンガーボルトとにより構成されて
いることを特徴とするものである。

［作　用］ 上記のように構成された本発明のハンガー構造は、天井
等の吊り下げ時、次の手順で簡単に且つ確実２強固に組
付けることができる。先ず係止金具のナツトにハンガー
ボルトの先端を螺合する。

次にハンガーボルトの他端部を持って、先端に螺合され
た係止金具の一対の鉤状係止部をデツキプレートの下向
き凹条に垂直に挿入する。次いで一対の鉤状係止部をデ
ツキプレートの下向き凹条の上面に当接した上、ハンガ
ーボルトを回転してナラ１−より先端を貫通させ、係止
金具の左右両側辺の相対向する円弧状凹部間にハンガー
小ルトの先端部を押入れで、左右両側辺を押し拡げると
共にこれと一体の鉤状係止部を押し拡げ、ハンガーボル
トの先端を一対の鉤状係止部の間を通して下向き凹条の
上面に当接する。そしてさらにハンガーボルトを回転す
ることにより係止金具を下方に引き寄せて、デツキプレ
ートの下向き凹条の左右両側内面に鉤状係止部を密着し
、強固に固定する。

［実施例］ 本発明によるデツキプレートに於けるハンガー構造の一
実施例を第１図によって説明すると、１は！ｌ１ｌＩ製
デツキプレートで、下方に突出した下面１ａの中央部長
手方向に下向き凹条２が設けられている。この下向き凹
条２は扁平状で深さが浅く、下向き開口縁３の開口幅ｌ
よりも上面４の幅りが大きくなされ、左右両内側面５が
中心寄りに傾斜していて、その上下端にはＲが付されて
いる。１５は係止金具で、この係止金具１５は左右両側
辺１６を′“了パの字形に対称に内側寄りに傾斜させた
二又の金具で、左右両側辺１６の上端に前記デツキプレ
ート１の下向き凹条２に挿入される鉤状係止部１７が対
称に形成されており、左右両側辺１６の内面中央部には
夫々縦に円弧状凹部１８（第３図参照）か鉤状係止部１
７の基部まで設けられて、左右両側辺１６の外面中央部
にビード１９が形成されている。

左右両側辺１６の下部は両側から細く切り込まれ、それ
より下方は下端両側で底辺２０と切り離されている。そ
して係止金具１５の底辺２０の中心に透孔（図示省略）
が貫通穿設されて底辺１９上にナツト２１か透孔と同心
に配され、このナツト２１が左右両側辺１６の下端部の
突出辺２２の折り曲げにより側方への移動が拘止され、
また上方への移動が内側寄りに傾斜した左右両側辺１６
により防止されている。

前記左右両側辺１６に対する鉤状係止部１７の基端の屈
曲部は、外側端に外方に拡開するリブ２３が設けられて
いる。１１は前記係止金具１５の底辺２ｏに配したナツ
ト２１に螺通するハンガーボルトで所要の長さにしであ
る。

尚、ナツト２１は係止金具１５の底辺２０上に溶接して
も良いものでおる。この場合、係止金具１５の左右両側
辺１６の下端部の突出辺２２は無くしても良いものであ
る。また係止金具１５の左右両側辺１６の下部を細くし
ているが、これは左右両側辺１６に弾力性を持たせてハ
ンガーボルト１１による押し開きを容易にする為で、そ
の必要の無い場合は特に左右両側辺１６の下部を細くす
る必要は無い。

次に前述の如く構成されたハンガー構造の組付手順を第
２図ａ乃至ｄによって説明すると、第２床１４が築造さ
れた後、第２図すに示す如くハンガーボルト１１の先端
に係止金具１５のナツト２１を螺合して係止金具１５を
取付ける。次にハンガーボルト１１の他端部を持って、
先端に取付けられた係止金具１５を第２図Ｃに示す如く
垂直にしてその左右両側辺１６の上端の一対の鉤状係止
部１７をデツキプレート１の下向き凹条２に挿入する。

次いで一対の鉤状係止部１７を下向き凹条２の上面４に
当接した上、ハンガーボルト１１を回転してナツト２１
より先端を貫通させ、係止金具１５の左右両側辺１６の
第３図に示す相対向する円弧状凹部１８間にハンガーボ
ルト１１の先端部を押入れで、左右両側辺１６を押し拡
げると共にこれと一体の対向する一対の鉤状係止部１７
を左右に拡開し、ハンガーボルト１１の先端を一対の鉤
状係止部１７の間を通して第２図ｄＧこ示す如く下向き
凹条２の上面４に当接する。そしてさらにハンガーボル
ト１１を回転することにより係止金具１５を下方に引き
寄せて、デツキプレート１の下向き凹条２の左右両内側
面５に鉤状係止部１７を図示の如く密着し、強固に固定
する。

このようにして多数の鋼製デツキプレート１の下向き凹
条２の長手方向に一定間隔に多数吊型支持されたハンガ
ーポル１へ１１は、係止金具１５の左右両側辺１６の相
対向する円弧状凹部１８間に先端部が挿通されているの
で、係止金具１５の左右両側辺１６はハンガーボルト１
１の外周面に当接して内方に閉じられることがなく、ま
たハンガーボルト１１の先端が左右両側辺１６の上端の
鉤状係止部１７の間を通して下向き凹条２の上面４に当
接しているので、鉤状係止部１７の内側先端はハンガー
ボルト１１の先端外周に当接して内方に閉じられること
がない。

従って、その後多数のハンガーボルト１１の下端部に天
井板等がロックナツト等にて所要の高さでもって懸垂固
定した際、ハンガーボルト１１に過大な荷重がかかって
も係止金具１５はデツキプレート１の下向き凹条２から
決して脱落することがない。

しかも係止金具１５の左右両側辺１６に対する鉤状係止
部１７の基端の屈曲部は、その外側端に外方に拡開する
リブ２３が設けられ、左右両側辺１６の外面中央部にビ
ード１９が設けられているので、左右両側辺１６の引張
り強度が高く、鉤状係止部１７の基端の屈曲部が開くこ
とがない。従って、係止金具１５の左右両側辺１６が変
形せず、鉤状係止部１７と下向き凹条２の左右筒内側面
５との密着が保持されて、係止金具１５の強固な固定状
態を確保できる。

さらに前記の如く鉤状係止部１７の基端の屈曲部は、そ
の外側端に外方に拡開するリブ２３を有するので、ハン
ガーボルト１１を回転した際、係止金具１５がつれ回り
しようとして左右両側辺１６に捻回力が働いても変形せ
ず、確実につれ回りが防止される。

然してハンガー構造は、通常９００．ピッチでデツキプ
レート１の幅方向に設けられるもので、前記実施例の場
合デツキプレート１は幅９００ｍｍであるので、ハンガ
ー構造はデツキプレー１〜１の下向き凹条２の位置での
み設けられるが、デツキプレート１の幅が６ｏｏｓの場
合は、３枚のデツキプレート１の幅方向でハンガー構造
が二列設けることとなるので、その内の一列のハンガー
構造ぼ、第４図ａに示す如く隣り合う一方のデツキプレ
ート１の右側端の２字状の接続部１２に、他方のデツキ
プレート１の左側端の鉤状の接続部１３を嵌着して形成
した内幅の狭い下向き凹条２′に設けることとなるが何
ら支障はない。即ち本発明のハンガー構造は、係止金具
１５の左右両側辺１６が弾力性を有し、しかも内側合り
に傾斜していて、その上端の一対の鉤状係止部の幅が下
向き凹条２′の開口幅と大差が無いので第４図ａに示す
如くハンガーボルト１１の先端に螺合した係止金具１５
を傾けて、下向き凹条２に押入すれば左右両側辺１６は
自身の弾力に抗して幅がぜばめられて斜めに挿入される
。そしてハンガーボルト１１を垂直にして他側の鉤状係
止部１７を下向き凹条２内に挿入し、以後ハンガーボル
ト１１を回転して前述の如く左右両側辺１６を押し拡げ
、鉤状係止部１７を左右に拡開し、その間より先端を通
して下向き凹条２の上面４に当接し、さらにハンガーボ
ルト１１を回転して係止金具１５を下方に引き寄せ、第
４図すに示す如く鉤状係止部１７を下向き凹条２′の左
右筒内側面、つまり７字状の接続部１２の傾斜面と鉤状
の接続部１３の傾斜面に密着し、強固に固定する。

［発明の効果］ 以上の説明で判るように本発明のデツキプレーｌへに於
けるハンガー構造は、デツキプレートの下向き凹条の寸
法にバラツキがあっても、又一方のデツキプレートの右
側端の７字状の接続部に他方のデツキプレートの左側端
の鉤状の接続部を嵌着して形成した内幅の狭い下向き凹
条でも、係止金具の左右両側辺が弾力性を有し、しかも
内側寄りに傾斜していて、その上端の一対の鉤状係止部
の幅が狭いので、ハンガーボルトの先端に取付けた係止
金具は垂直状態でも挿入でき、また垂直状態で挿入でき
ない場合でも一方に傾けて、−側の鉤状係止部を下向き
凹条の一側内面に押圧して左右両側辺の幅を弾力に抗し
てぜばめながら斜めに挿入した後、垂直にすれば他側の
鉤状係止部が下向き凹条内に挿入できるので、必とはハ
ンガーボルトを回転することにより、左右両側辺を押し
拡げ、鉤状係止部を左右に拡開し、その間より先端を通
して下向き凹条の上面に当接し、さらにハンガーボルト
を回転することにより係止金具を下方に引き寄せ、鉤状
係止部を下向き凹条の左右筒内側面に密着し、確実に強
固に固定されるという効果がある。

また本発明のバンカー構造は、組付状態においてハンガ
ーボルトが係止金具の左右両側辺の円弧状凹部間に挿通
されているので、係止金具の左右両側辺は内方に閉じら
れることがなく、またハンガーボルトの先端が鉤状係止
部の間を通して下向き凹部の上面に当接しているので、
鉤状係止部は内方に閉じられることがないので、ハンガ
ーボルトの下端部に天井板等をロックナツト等にて懸垂
固定した際過大な荷重がかかっても係止金具は下向き凹
条から決して脱落することがなく安全である。しかも係
止金具の左右両側辺中央にビードを有し外側端にリブを
有するので、左右両側辺の引張り強度が高く、鉤状係止
部の基端の屈曲部が開くことがなく、鉤状係止部と下向
き凹条の左右筒内側面との密着が保持されて、係止金具
の強固な固定状態を確保できる。

さらに係止金具は左右両側辺の外側端のリブを有するの
で、ハンガーボルトを回転した際係止金具がつれ回りし
ようとして左右両側辺に捻回力が働いても変形せず、確
実につれ回りを防止できる等の優れた効果がおる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるデツキプレートに於けるハンガー
構造の一実施例を示す斜視図、第２図ａは合成床の一部
縦断面図、第２図す乃至ｄは第１図に示す本発明のハン
ガー構造の組付工程を示す図、第３図は第２図すのＡ−
Ａ断面図、第４図ａ。 ｂは本発明のハンガー構造の他の組付工程を示す図、第
５図は従来のデツキプレートに於けるハンガー構造を示
す斜視図、第６図及び第７図は第５図のハンガー構造の
組付状態を示す図である。 １・・・デツキプレート　　２，２′・・・下向き凹条
３・・・下向き開口縁　　　４・・・上面１１・・・ハ
ンガーポルト　　１５・・・係止金具１６・・・左右両
側辺　　　　１７・・・鉤状係止部１８・・・円弧状凹
部　　　　１９・・・ビード２０・・・底辺　　　　　
　　２１・・・ナツト２３・・・リブ 出　願　人　　株式会社　勝占金属製作所１７・・・ｎ
ｔりきｊ（シ１；ヒ１コヒ二部第４図（ａ） 第４図（ｂ） 第６図 第７図 ゲ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. デッキプレートの下面に設けられ、下向き開口縁の開口
   幅より上面幅が大きい下向き凹条と、二又の金具の左右
   両側辺が了の字形に屈曲して対称に内側寄りに傾斜せし
   められてその上端に前記下向き凹条に挿入される一対の
   鉤状係止部が形成され、左右両側辺の内面中央部に夫々
   縦に円弧状凹部が設けられて外面中央部にビードが形成
   され、前記鉤状係止部の基端の屈曲部の外側端には外方
   に拡開するリブが設けられ、左右両側辺間の底辺には透
   孔が貫通穿設されて該透孔と同心にナットが固定されて
   成る係止金具と、該係止金具のナットに螺通されるハン
   ガーボルトとにより構成されていることを特徴とするデ
   ッキプレートに於けるハンガー構造。