JP6741269B2 - クリップ補強金具 - Google Patents
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Description
(1)本発明の第1の観点は、野縁受けと野縁を連結するクリップを補強するクリップ補強金具であって、外受け部材と、前記外受け部材と着脱可能に取り付けられる中受け部材と、前記外受け部材と前記中受け部材とを螺合する螺合部材と、を備え、前記外受け部材が、第1平板部と、前記第1平板部の後端から上方に延在する上板片とを有し、前記中受け部材が、前記第1平板部と前記螺合部材によって螺合される第2平板部と、前記第2平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第2下板片と、を有し、前記上板片が前記クリップを介して前記野縁受けに締結され、前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に締結されることを特徴とする。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明するが、各図において、同一符号は同一又は対応する部分を示す。また、本発明は、以下の説明からも明らかなようにこれらの実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において当業者であれば種々の変形が可能である。
まず、本発明の実施形態に係るクリップ補強金具8が適用される吊り天井の下地構造1の一例を全体的に説明する。吊り天井の下地構造1としては、図1に示すように、天井躯体(不図示)から垂下する吊りボルト2と、吊りボルト2にハンガー3を介して接続されたC字型横断面の野縁受け4と、野縁受け4にクリップ6を介して接続された凹字型横断面の野縁5とを備えるものが広く普及している。
以下、下地構造1の各構成要素について、より具体的に説明する。まず、複数の吊りボルト2は天井躯体から所定の間隔で垂下しており、その下端にU字状のハンガー3が取り付けられている。ハンガー3は、野縁受け4を支持するためのものであり、野縁受け4は、互いに平行にかつ水平に延びた状態で配設されている。ここで、吊りボルト2は、野縁受け4との直交方向における配置間隔を900mm〜1000mm程度、好ましくは910mmとし、野縁受け4との平行方向における配置間隔も同様に900mm〜1000mm程度、好ましくは910mmの間隔としている。
ハンガー3は、吊りボルト2の下端にあらかじめナットによって仮設置されており、野縁受け4を取り付ける際に高さ方向を調整して固定する。図1では、断面形状においてU字型又はJ字型のハンガー3であって、高さ方向に加えて水平方向にも位置を調整できるものを用いた場合を示しているが、これに限定されることはない。他に例えば、吊りボルト2側と野縁受け4側に二分割され、それら両者をねじ止めしたハンガー3を用いてもよい。このように構成したハンガー3は、天井躯体が勾配をもっているような場合にその勾配に追従することができる。
野縁受け4は、野縁5を連結するための部材であり、野縁5との交差点において、両者はクリップ6で連結されている。ここでは、野縁受け4として、C字型の横断面を有している例を示しているが、本実施形態の適用にあたっては、他の断面形状を有しているものであってもよい。例えば、角型の断面を有するものであってもよい。角型の断面の場合、C字型の横断面の部材と比べて曲げやねじれに対する強度を高めることができる利点がある。角型の横断面を採用することによって、断面二次モーメントや断面係数などの断面性能を高めることが可能となるからである。野縁受け4の横断面については、角型のもの以外にも、例えばE字型の横断面を有する部材を使用しても同様の効果を得ることができる。このように野縁受け4の横断面は、設置場所、コスト、求められる耐震性などを考慮して、C字型、角型又はE字型のものを選択すればよい。
野縁5は、天井仕上げ板を保持する部材として、野縁受け4と交差するように配置されており、野縁受け4にクリップ6で連結されている(なお、接着剤又はビスなどで固定されている箇所がある場合もある)。野縁5は凹字型の横断面を有しており、天井仕上げ板は、野縁5の底面に接着剤又はビスなどで固定される。野縁5には、前述のとおり、シングル野縁5a、ダブル野縁5bのものがあり、天井仕上げ板との当接に必要な面積などの条件を考慮して選択される。
クリップ6としては、種々の態様のものが知られているが、野縁受け4と野縁5を連結できるものであれば、その態様はどのようなものであってもよい。例えば、組み立て前には逆L字状になっているもの(縦長辺の下部を野縁5に係合させて横短辺を野縁受け4に折り曲げるもの)や、耐風圧用であって野縁受け4の両面から締め付けるもの(両面の裾部を野縁5に係合させて上部をビスで螺合するもの)など、いずれの態様のものであってもよい。
クリップ補強金具8について、図2から図6を参照して、詳しく説明する。図2は、吊り天井の下地構造1において、クリップ補強金具8が用いられる箇所を拡大して示す斜視図である。野縁受け4とそれに交差する野縁5は、クリップ6及びクリップ補強金具8によって連結されている。なお、ここでは、クリップ6として、耐風圧用の両面から野縁受け4を締め付けるものを図示しているが、前述のとおり、クリップ6としては、これに限られるものではない。
本実施形態に係るクリップ補強金具8は、外受け部材81と中受け部材82によって野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)をその内外から挟持することにより、また、中受け部材32を回動可能に構成したことにより、クリップ6による野縁受け4と野縁5との連結を容易かつ効果的に補強することができる。
2…吊りボルト
3…ハンガー
4…野縁受け
5…野縁
51…側面(左側側面51L、右側側面51R)
6…クリップ
7…ブレース
8…クリップ補強金具
81…外受け部材
811…第1平板部
812…上板片
813…一対の第1下板片(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)
82…中受け部材
822…第2平板部
823…一対の第2下板片(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)
824…一対の第3下板片(前側第3下板片824F、後側第3下板片824B)
83…螺合部材
91〜95…貫通孔
Claims (6)
- 野縁受けと野縁を連結するクリップを補強するクリップ補強金具であって、
外受け部材と、
前記外受け部材と着脱可能に取り付けられる中受け部材と、
前記外受け部材と前記中受け部材とを螺合する螺合部材と、を備え、
前記外受け部材が、
第1平板部と、
前記第1平板部の後端から上方に延在する上板片と、を有し、
前記中受け部材が、
前記第1平板部と前記螺合部材によって螺合される第2平板部と、
前記第2平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第2下板片と、を有し、
前記上板片が前記クリップを介して前記野縁受けに締結され、前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に締結される
ことを特徴とするクリップ補強金具。 - 前記外受け部材が、前記第1平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第1下板片を有することを特徴とする請求項1に記載のクリップ補強金具。
- 前記中受け部材の前記一対の第2下板片が、前方に延在する左側第2下板片と、後方に延在する右側第2下板片とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップ補強金具。
- 前記中受け部材が、前記第2平板部の前端及び後端の少なくとも一方から下方に延在する第3下板片をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクリップ補強金具。
- 前記中受け部材の前記第3下板片が、前記第2平板部の前端左側寄り及び後端右側寄りから下方に延在する一対に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のクリップ補強金具。
- 前記中受け部材が、前記外受け部材とあらかじめ前記螺合部材によって緩く螺合されることにより、前記外受け部材に対して回動可能な状態で前記野縁の内側へ挿入され、前記野縁の内側で回動されることにより前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に当接されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクリップ補強金具。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016094765A JP6741269B2 (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | クリップ補強金具 |
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2016
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