JP6741269B2 - クリップ補強金具 - Google Patents

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Description

本発明は、クリップ補強金具、特に、吊り天井の下地構造に用いられるクリップ補強金具に関する。
先年の東北大震災によって引き起こされた様々な災害は、記憶に新しいところである。様々な災害のうち、建物屋内で生じた災害としては、天井が落下して人的被害が発生するという痛ましい事故が挙げられる。このような事態を受け、国を始めとして各界において、天井落下防止に係る安全対策が、鋭意、研究、開発されている。
ここで、吊り天井の下地構造としては、天井躯体から垂下する吊りボルトと、吊りボルトにハンガーを介して接続されたC字型横断面の野縁受けと、野縁受けにクリップを介して接続された凹字型横断面の野縁とを備えるものが広く普及している。そして、このクリップによる野縁受けと野縁の連結を補強するための補強金具が知られている。
例えば、特許文献1には、地震等によって発生した水平応力を構造躯体に効果的に伝達することが可能な吊天井下地構造を提供することを目的として、複数の野縁及び野縁受けと、野縁と野縁受けが直交する箇所を連結するクリップと、野縁受けを構造躯体に吊持する複数の吊ボルトと、吊ボルトの下端側に設置され、野縁受けと吊ボルトを連結する吊金具と、野縁に直交して配置される野縁受け方向のブレース材と、野縁受けに直交して配置される野縁方向のブレース材とを備える吊天井下地構造が開示されている。ここで、特許文献1では、野縁と野縁受けが直交する箇所について、クリップによる連結に加えて、補強金具でも連結し、連結を補強する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の補強金具は、野縁受けに取り付けられているクリップと、野縁受けの下方にある野縁とを、外側から覆うようにしてビス固定される構成のものであり、このような場合、特に、地震の程度によっては野縁受けと野縁との連結が必ずしも十分ではないため、野縁の変形等により応力が効果的にブレース材や構造躯体に伝達されないおそれがある。
特開2015−81496号公報
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、クリップによる野縁受けと野縁との連結を容易かつ効果的に補強するクリップ補強金具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の第1の観点は、野縁受けと野縁を連結するクリップを補強するクリップ補強金具であって、外受け部材と、前記外受け部材と着脱可能に取り付けられる中受け部材と、前記外受け部材と前記中受け部材とを螺合する螺合部材と、を備え、前記外受け部材が、第1平板部と、前記第1平板部の後端から上方に延在する上板片とを有し、前記中受け部材が、前記第1平板部と前記螺合部材によって螺合される第2平板部と、前記第2平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第2下板片と、を有し、前記上板片が前記クリップを介して前記野縁受けに締結され、前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に締結されることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記外受け部材は、前記第1平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第1下板片を有してもよい。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記中受け部材の前記一対の第2下板片は、前方に延在する左側第2下板片と、後方に延在する右側第2下板片とを含んでもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記中受け部材は、前記第2平板部の前端及び後端の少なくとも一方から下方に延在する第3下板片をさらに有してもよい。
(5)上記(4)の構成において、前記中受け部材の前記第3下板片は、前記第2平板部の前端左側寄り及び後端右側寄りから下方に延在する一対に構成されていてもよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記中受け部材は、前記野縁の内側へ自由な状態で挿入され、前記野縁の内側で回動されることにより前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に当接されてもよい。
本発明によれば、クリップによる野縁受けと野縁との連結を容易かつ効果的に補強するクリップ補強金具を提供することができる。
本発明の実施形態に係るクリップ補強金具が適用される吊り天井の下地構造の一例を示す図である。 吊り天井の下地構造において、本発明の実施形態に係るクリップ補強金具が用いられる箇所を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るクリップ補強金具の分解斜視図である。 図3のクリップ補強金具を組立てたときのA−A線断面図である。 同じく、B−B線断面図である。 吊り天井の下地構造において、本発明の実施形態に係るクリップ補強金具が用いられる箇所を拡大して示す正面図である。
<実施形態>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明するが、各図において、同一符号は同一又は対応する部分を示す。また、本発明は、以下の説明からも明らかなようにこれらの実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において当業者であれば種々の変形が可能である。
<下地構造1の全体構成>
まず、本発明の実施形態に係るクリップ補強金具8が適用される吊り天井の下地構造1の一例を全体的に説明する。吊り天井の下地構造1としては、図1に示すように、天井躯体(不図示)から垂下する吊りボルト2と、吊りボルト2にハンガー3を介して接続されたC字型横断面の野縁受け4と、野縁受け4にクリップ6を介して接続された凹字型横断面の野縁5とを備えるものが広く普及している。
図1では、野縁5として、幅狭なシングル野縁5aと幅広なダブル野縁5bとが組合わせて用いられている例を示しており、これに合わせて、野縁受け4とシングル野縁5a又はダブル野縁5bとを連結するクリップ6も、それらに応じてシングルクリップ6aとダブルクリップ6bとが用いられている。また、ここでは、耐震性を高めるため、さらにブレース7が付加された場合を示しているが、本実施形態において、ブレース7の設定は任意である。吊り天井の仕上げには、この下地構造1の野縁5に天井仕上げ板(不図示)が取り付けられることとなる。
<吊りボルト2>
以下、下地構造1の各構成要素について、より具体的に説明する。まず、複数の吊りボルト2は天井躯体から所定の間隔で垂下しており、その下端にU字状のハンガー3が取り付けられている。ハンガー3は、野縁受け4を支持するためのものであり、野縁受け4は、互いに平行にかつ水平に延びた状態で配設されている。ここで、吊りボルト2は、野縁受け4との直交方向における配置間隔を900mm〜1000mm程度、好ましくは910mmとし、野縁受け4との平行方向における配置間隔も同様に900mm〜1000mm程度、好ましくは910mmの間隔としている。
吊りボルト2は、既知の工法を用いて天井躯体に堅牢に取り付けられている。例えば、吊りボルト2は、天井躯体に設けられたインサートに、10〜20mm程度のねじ込みを行って固定されている。インサートは、天井躯体の型枠組立て時に配置してコンクリートに埋め込まれており、防錆処理を行った鋼製のものが用いられる。吊りボルト2については、既知のものを用いることができるが、スパイラル仕様のものを用いてもよい。スパイラル仕様の吊りボルト2とは、その表面に溝をスパイラル状に彫り込んだものであり、スパイラル状の溝を彫り込むことにより、吊りボルト2の重量を軽量化したうえで、その剛性を維持又は向上させることができる。溝の幅、深さ、ピッチ又は彫り込み数は、吊り天井の下地構造1に求められる強度に応じて適切に設定することができる。
なお、吊りボルト2の長さが1500mmより長くなる場合、換言すると、天井のふところが1500mm以上となる場合には、吊りボルト2の中間であって天井躯体Aから1500mm以内となる位置に水平補強材を追加してもよい。さらに、必要に応じて、ブレースで補強することもできる。
<ハンガー3>
ハンガー3は、吊りボルト2の下端にあらかじめナットによって仮設置されており、野縁受け4を取り付ける際に高さ方向を調整して固定する。図1では、断面形状においてU字型又はJ字型のハンガー3であって、高さ方向に加えて水平方向にも位置を調整できるものを用いた場合を示しているが、これに限定されることはない。他に例えば、吊りボルト2側と野縁受け4側に二分割され、それら両者をねじ止めしたハンガー3を用いてもよい。このように構成したハンガー3は、天井躯体が勾配をもっているような場合にその勾配に追従することができる。
<野縁受け4>
野縁受け4は、野縁5を連結するための部材であり、野縁5との交差点において、両者はクリップ6で連結されている。ここでは、野縁受け4として、C字型の横断面を有している例を示しているが、本実施形態の適用にあたっては、他の断面形状を有しているものであってもよい。例えば、角型の断面を有するものであってもよい。角型の断面の場合、C字型の横断面の部材と比べて曲げやねじれに対する強度を高めることができる利点がある。角型の横断面を採用することによって、断面二次モーメントや断面係数などの断面性能を高めることが可能となるからである。野縁受け4の横断面については、角型のもの以外にも、例えばE字型の横断面を有する部材を使用しても同様の効果を得ることができる。このように野縁受け4の横断面は、設置場所、コスト、求められる耐震性などを考慮して、C字型、角型又はE字型のものを選択すればよい。
なお、野縁受け4は、角型の横断面とした場合、その一方の短辺に成形時に形成されたカシメ部が形成されるため、下地構造1に取り付ける際には、カシメ部が上側(天井躯体側)となるように配置する。また、野縁受け4を延長する必要がある場合には、野縁受けジョイント(不図示)の両端側から2つの野縁受け4を被せてそれぞれビス止めする。
<野縁5>
野縁5は、天井仕上げ板を保持する部材として、野縁受け4と交差するように配置されており、野縁受け4にクリップ6で連結されている(なお、接着剤又はビスなどで固定されている箇所がある場合もある)。野縁5は凹字型の横断面を有しており、天井仕上げ板は、野縁5の底面に接着剤又はビスなどで固定される。野縁5には、前述のとおり、シングル野縁5a、ダブル野縁5bのものがあり、天井仕上げ板との当接に必要な面積などの条件を考慮して選択される。
なお、野縁5としては、従来、天井や壁などにおいて仕上げ材を配置する際に接合目地部分の接合材や目地材として用いられるジョイナーを採用されることもある。その場合には、後述するように、本実施形態に係るクリップ補強金具8が野縁5又はジョイナーの両側面をそれぞれ外側と内側から挟持するものであることから、横断面の形状が両側面を有するものであれば、本実施形態を適用することができる。
<クリップ6>
クリップ6としては、種々の態様のものが知られているが、野縁受け4と野縁5を連結できるものであれば、その態様はどのようなものであってもよい。例えば、組み立て前には逆L字状になっているもの(縦長辺の下部を野縁5に係合させて横短辺を野縁受け4に折り曲げるもの)や、耐風圧用であって野縁受け4の両面から締め付けるもの(両面の裾部を野縁5に係合させて上部をビスで螺合するもの)など、いずれの態様のものであってもよい。
<クリップ補強金具8>
クリップ補強金具8について、図2から図6を参照して、詳しく説明する。図2は、吊り天井の下地構造1において、クリップ補強金具8が用いられる箇所を拡大して示す斜視図である。野縁受け4とそれに交差する野縁5は、クリップ6及びクリップ補強金具8によって連結されている。なお、ここでは、クリップ6として、耐風圧用の両面から野縁受け4を締め付けるものを図示しているが、前述のとおり、クリップ6としては、これに限られるものではない。
図2に示すように、クリップ補強金具8は、外受け部材81と、中受け部材82と、外受け部材81と中受け部材82とを螺合する螺合部材83とから構成されている。外受け部材81は、クリップ6を介して野縁受け4に締結されるとともに、野縁5の内側に挿入された中受け部材82とによって野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)を挟持することによって、クリップ6を補強している。以下、クリップ補強金具8について、詳しく説明する。なお、以下の説明において、図中の正面を「前」、背面を「後」、向かって左を「左」、向かって右を「右」、上方を「上」、下方を「下」というが、これらの方向は相対的なものである。
図3はクリップ補強金具8の分解斜視図、図4は図3においてクリップ補強金具8を組み立てたときのA−A線断面図、図5は同じくB−B線断面図である。図3から図5に示すように、クリップ補強金具8は、外受け部材81と中受け部材82とが螺合部材83によって螺合される。
まず、外受け部材81について、説明する。外受け部材81は、第1平板部811と、第1平板部811の後端81Bから上方に延在する上板片812とを有しており、ここではさらに第1平板部811の左端81L及び右端81Rから下方に延在する一対の第1下板片813(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)を有した例を示している。第1平板部811は、当該部材の本体をなすものであって前後方向に幅広な略矩形に形成されており、その中央には、後述する中受け部材82の第2平板部822を螺合部材83によって締結するための貫通孔91が位置している。
上板片812は、クリップ6を介して野縁受け4をビス止めで締結する部位であり、ここでは、上板片812にビス止めのために2個の貫通孔92を設けた例を示している。貫通孔92の数は2個に限られる必要はなく、クリップ6の形状や態様に合わせて、その数は任意に設定してよい。また、図示のように単列のみならず、上下2列(例えば、上列3個、下列3個)などとしてもよい。
一対の第1下板片813(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)を設けた場合、それらは、野縁5を外側から挟持する部位であって、野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)を中受け部材82の一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)とともに挟んでビス止めによって締結することができ、中受け部材82をより確実に締結することができる。ここでは、左側第1下板片813L、右側第1下板片813Rともにビス止めのために1個の貫通孔93を設けた例を示しているが、貫通孔93の数は1個に限られる必要はなく、クリップ補強金具8に求められる強度や、対応する中受け部材82の一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)の形状や態様に合わせて、例えば3個とするなど、その数は任意に設定してよい。
次に、中受け部材82について、説明する。中受け部材82は、第2平板部822と、第2平板部822の左端82L及び右端82Rから下方に延在する一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)と、第2平板部822の前端82F左側寄り及び後端82B右側寄りから下方に延在する一対の第3下板片824(前側第3下板片824F、後側第3下板片824B)を有している。第2平板部822は、当該部材の本体をなすものであって前後方向に幅狭な略矩形に形成されており、その中央には、前述のとおり、外受け部材81の第1平板部811と螺合部材83によって螺合されるための貫通孔94が設けられている。
一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)は、野縁5を内側から挟持する部位であって、野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)を外受け部材81の一対の第1下板片813(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)とともに挟んでビス止めによって締結する。ここで、左側第2下板片823Lは前方に向かって延在しており、右側第2下板片823Rは後方に向かって延在している。左側第2下板片823L及び右側第2下板片823Rの中央には、それぞれ、野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)を外受け部材81の一対の第1下板片813(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)とともに挟んでビス止めによって締結されるための貫通孔95が設けられている。
一対の第3下板片824(前側第3下板片824F、後側第3下板片824B)は、中受け部材82の強度を維持する部位であって、前側第3下板片824Fと後側第3下板片824Bは、すれ違いに対向している。なお、ここでは、第3下板片824が第2平板部822の前端82F左側寄り及び後端82B右側寄りから下方に延在する一対に構成されている例を示しているが、第3下板片824は、第2平板部822の前端及び後端の少なくとも一方から下方に延在するようにしてもよく、求められる強度によって選択的に設けてもよい。
以上の各要素の構成を踏まえ、クリップ補強金具8の組付け時の態様をあらためて説明する。
図6は、クリップ補強金具8を野縁受け4及び野縁5に取り付けた状態を前方(正面)からみた図である。図6に示すように、外受け部材81と中受け部材82とが螺合部材83によって螺合された状態で、外受け部材81の上板片812は、クリップ6を介して野縁受け4にビス止めされている。そして、外受け部材81の一対の第1下板片813(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)と、中受け部材82の一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)とが、野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)をそれぞれ挟んだ状態でビス止めされている。中受け部材82の一対の第3下板片824(前側第3下板片824F、後側第3下板片824B)が野縁5の底面51Uに当接している。
ここで、クリップ補強金具8を野縁受け4及び野縁5に取り付ける手順を説明する。外受け部材81と中受け部材82は、螺合部材83によって着脱可能であるが、吊り天井の下地構造1を施工するときには、外受け部材81と中受け部材82をあらかじめ螺合部材83によって緩く螺合しておく。これは、中受け部材82が野縁5に自由な状態でその内側に挿入し易いからである。
次に、クリップ補強金具8をその後方側から野縁5に挿入し、外受け部材81の上板片812が野縁受け4に取り付けられているクリップ6に当接させる。そして、中受け部材82を野縁5の内側で回動させる。この場合は、時計回りに回動させる。そうすると、中受け部材82の一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)が野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)に当接し、螺合部材83によって、中受け部材82は、外受け部材81に対し位置決めされているため、中受け部材82の一対の第2下板片823(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)と外受け部材81の一対の第1下板片813(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)は、それぞれに設けられている貫通孔同士が対応する位置となるように設定される。
(実施形態の効果)
本実施形態に係るクリップ補強金具8は、外受け部材81と中受け部材82によって野縁5の各側面51(左側側面51L、右側側面51R)をその内外から挟持することにより、また、中受け部材32を回動可能に構成したことにより、クリップ6による野縁受け4と野縁5との連結を容易かつ効果的に補強することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を行ったものも含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…吊り天井の下地構造
2…吊りボルト
3…ハンガー
4…野縁受け
5…野縁
51…側面(左側側面51L、右側側面51R)
6…クリップ
7…ブレース
8…クリップ補強金具
81…外受け部材
811…第1平板部
812…上板片
813…一対の第1下板片(左側第1下板片813L、右側第1下板片813R)
82…中受け部材
822…第2平板部
823…一対の第2下板片(左側第2下板片823L、右側第2下板片823R)
824…一対の第3下板片(前側第3下板片824F、後側第3下板片824B)
83…螺合部材
91〜95…貫通孔

Claims (6)

  1. 野縁受けと野縁を連結するクリップを補強するクリップ補強金具であって、
    外受け部材と、
    前記外受け部材と着脱可能に取り付けられる中受け部材と、
    前記外受け部材と前記中受け部材とを螺合する螺合部材と、を備え、
    前記外受け部材が、
    第1平板部と、
    前記第1平板部の後端から上方に延在する上板片と、を有し、
    前記中受け部材が、
    前記第1平板部と前記螺合部材によって螺合される第2平板部と、
    前記第2平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第2下板片と、を有し、
    前記上板片が前記クリップを介して前記野縁受けに締結され、前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に締結される
    ことを特徴とするクリップ補強金具。
  2. 前記外受け部材が、前記第1平板部の左端及び右端から下方に延在する一対の第1下板片を有することを特徴とする請求項1に記載のクリップ補強金具。
  3. 前記中受け部材の前記一対の第2下板片が、前方に延在する左側第2下板片と、後方に延在する右側第2下板片とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップ補強金具。
  4. 前記中受け部材が、前記第2平板部の前端及び後端の少なくとも一方から下方に延在する第3下板片をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクリップ補強金具。
  5. 前記中受け部材の前記第3下板片が、前記第2平板部の前端左側寄り及び後端右側寄りから下方に延在する一対に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のクリップ補強金具。
  6. 前記中受け部材が、前記外受け部材とあらかじめ前記螺合部材によって緩く螺合されることにより、前記外受け部材に対して回動可能な状態で前記野縁の内側へ挿入され、前記野縁の内側で回動されることにより前記一対の第2下板片が前記野縁の各側面に当接されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクリップ補強金具。
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