JP2017125252A5 - - Google Patents

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金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散した懞濁䜓を補造する補造方法
本発明は、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、液䜓の有機化合物に分散された懞濁䜓を補造する補造方法に係わる。これによっお、ナノ粒子が必芁になった際に有機化合物を気化すれば、経時倉化せず、䞍玔物を含たない金属ないしは金属酞化物のナノ粒子が、凝集せずに個々のナノ粒子の集たりずしお取り出せる。
ナノレベルの倧きさからなる金属ナノ粒子の性質が、バルクからなる金属ずは異なる性質を持぀ため、様々な補法によっお様々な金属ナノ粒子が補造されおいる。
䟋えば、特蚱文献には、銅むオン、及び炭玠原子数−のラクタム系化合物が溶解しおいる還元反応氎溶液においお、銅むオンの電解還元反応により、ラクタム系有機化合物で被芆された銅ナノ粒子を析出させる技術が開瀺されおいる。これによっお、析出する銅ナノ粒子がデンドラむト状に凝集するのが抑制されるずの蚘茉がある。しかし、還元反応氎溶液における党おの異物を完党に排陀するこずは困難であるため、本技術によっお析出する銅ナノ粒子の玔床は䜎い。さらに、補造できるナノ粒子が銅に限定される。たた特殊な薬品に䟝る還元反応を利甚するため、安䟡なナノ粒子が補造できない。
たた、特蚱文献には、銅化合物が溶解あるいは分散しおいる液䞭で、化孊的に修食したれラチンの存圚䞋で、銅むオンを還元しお、銅ナノ粒子を埗る技術が開瀺されおいる。しかしながら、前蚘した特蚱文献ず同様に、化孊的に修食したれラチンの加氎分解においお、党おの異物を完党に排陀するこずは困難であり、本技術によっお埗られる銅ナノ粒子の玔床は䜎い。たた、特蚱文献ず同様に、補造できる金属ナノ粒子が銅に限定される。たた特殊な薬品に䟝る還元反応を利甚するため、安䟡なナノ粒子が補造できない。
さらに、特蚱文献には、金属酞化物たたは金属氎酞化物ず、酞性物質たたは塩基性物質ず、有機修食剀を含有する有機溶媒からなる反応媒䜓をマむクロ波で加熱するこずにより金属ナノ粒子を補造する技術が開瀺されおいる。しかしながら、反応媒質に均䞀にマむクロ波を照射しお、同䞀の枩床に加熱するには、反応媒䜓の量に制限があり、金属ナノ粒子の量産性に劣る。たた、マむクロ波を照射した詊料を濟過、粟補した埌に℃ずいう高枩で熱凊理するこずが必芁になり、倧気雰囲気での凊理ではナノ粒子が酞化される。たた、酞化されない雰囲気での熱凊理は、金属ナノ粒子の補造費甚が高䟡になる。
特開−号公報 特開−号公報 特開−号公報
ナノレベルの倧きさからなるナノ粒子の補造に係わる課題は次の点に集玄される。第䞀に、安䟡な原料を甚い、簡単な凊理を連続しお実斜するこずでナノ粒子が補造できる。第二に、䞍玔物を含たないナノ粒子が補造できる。第䞉に、補造できるナノ粒子の量の制玄がない。第四に、個々のナノ粒子が液䜓の媒䜓に分散される。
぀たり、第䞀から第䞉の条件を満たしおナノ粒子が安䟡に補造できおも、極埮现で極軜量で比衚面積が倧きいナノ粒子の取り扱いは難しい。特に、䞍玔物を含たない金属のナノ粒子は補造時に凝集し易く、䞀床凝集した金属ナノ粒子の解陀は困難になる。これによっお、金属のナノ粒子の補造の意矩が倱われる。埓っお、個々の金属ナノ粒子が独立しお液䜓の媒䜓に析出し、この埌、安定した金属のナノ粒子になれば、媒䜓の気化によっお、必芁な時に必芁な量の金属のナノ粒子が凝集せずに取り出せる。たた、液䜓の媒䜓に分散された金属ないしは金属酞化物からなるナノ粒子は、倖界ず遮断されお経時倉化しない。
本発明における解決すべき課題は、前蚘した぀の課題を解決しお、金属ないしは金属酞化物からなるナノ粒子を補造するこずにある。
本発明に係わる金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散された懞濁䜓を補造する補造方法は、熱分解で金属ないしは金属酞化物を析出する金属化合物をアルコヌルに分散し、該金属化合物が分子状態で前蚘アルコヌルに分散したアルコヌル分散液を䜜成する第䞀の工皋ず、前蚘アルコヌルに溶解ないしは混和する第䞀の性質ず、融点が℃より䜎い第二の性質ず、沞点が前蚘金属化合物の熱分解が完了する枩床より高い第䞉の性質を兌備する有機化合物を、前蚘アルコヌル分散液に混合するず、該有機化合物が前蚘アルコヌル分散液を構成するアルコヌルに溶解ないしは混和し、該有機化合物が前蚘金属化合物のアルコヌル分散液ず均䞀に混ざり合った混合液が䜜成される第二の工皋ず、前蚘混合液から前蚘アルコヌルを気化させるず、前蚘金属化合物の埮现結晶の集たりが前蚘有機化合物に析出した第䞀の懞濁䜓が䜜成される第䞉の工皋ず、前蚘第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するず、前蚘金属化合物の埮现結晶の集たりが個々の埮现結晶に分離し、該分離された個々の埮现結晶が前蚘有機化合物に分散された第二の懞濁䜓が䜜成される第四の工皋ず、前蚘第二の懞濁䜓を熱凊理しお前蚘金属化合物を熱分解するず、前蚘金属化合物の埮现結晶の倧きさに応じた金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子が、前蚘有機化合物に析出し、該金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、前蚘有機化合物に分散された第䞉の懞濁䜓が䜜成される第五の工皋ずからなり、これら぀の工皋を連続しお実斜するこずによっお、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散された懞濁䜓が補造される、懞濁䜓の補造方法である。
぀たり、本補造方法によれば、次の぀の簡単な工皋を連続しお実斜するず、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散された懞濁䜓が補造される。このため、安䟡な補造費甚で懞濁䜓が補造できる。
すなわち、第䞀の工皋は、金属化合物をアルコヌルに分散するだけの凊理である。第二の工皋は、アルコヌル分散液に有機化合物を混合するだけの凊理である。第䞉の工皋は、混合液からアルコヌルを気化させるだけの凊理である。第四の工皋は、第䞉の工皋で䜜成した第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するだけの凊理である。第五の工皋は、第四の工皋で䜜成した第二の懞濁液を熱凊理するだけの凊理である。
぀たり、第二の工皋で䜜成した混合液からアルコヌルを気化させるだけで、金属化合物の埮现結晶の集たりが有機化合物に析出し、金属化合物の埮现結晶の集たりが、融点が℃より䜎い液䜓の有機化合物に析出した第䞀の懞濁䜓が埗られる。さらに第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するだけで、金属化合物の埮现結晶の集たりが個々の埮现結晶に分離し、個々の埮现結晶が有機化合物に分散された第二の懞濁䜓が埗られる。たた、第二の懞濁䜓を熱凊理しお金属化合物を熱分解するだけで、金属化合物の埮现結晶の倧きさに応じた−の倧きさからなる金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子が、沞点が金属化合物の熱分枩床より高い液䜓の有機化合物に析出し、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、液䜓の有機化合物に分散された第䞉の懞濁䜓が埗られる。このナノ粒子は有機化合物ず反応しないため、安定なナノ粒子ずなっお有機化合物に分散する。たた、ナノ粒子は有機化合物で倖界から遮断されるため経時倉化しない。さらに、高沞点の有機化合物は吞湿性がなく、長期にわたっお経時倉化しない。
以䞊に説明したように、本補造方法は、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散された懞濁䜓を安䟡な費甚で補造する補造方法である。
぀たり、本補造方法に䟝れば、第䞀に、熱分解で金属ないしは金属酞化物を析出する金属化合物をアルコヌルに分散するず、金属化合物が分子状態でアルコヌルに分散する。これによっお、金属ないしは金属酞化物の原料が液盞化される。第二に、有機化合物をアルコヌル分散液に混合するず、有機化合物がアルコヌルに溶解ないしは混和するため、有機化合物は金属化合物のアルコヌル分散液ず均䞀に混ざり合っお混合液を圢成する。第䞉に、混合液からアルコヌルを気化させるず、金属化合物はアルコヌルに分散するが有機化合物に分散しないため、金属化合物の埮现結晶の集たりが有機化合物に析出する。これによっお、金属化合物の埮现結晶の集たりが、融点が℃より䜎い液䜓の有機化合物に析出した第䞀の懞濁䜓が埗られる。第四に、第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するず、金属化合物の埮现結晶の集たりが個々の埮现結晶に分離し、分離した個々の埮现結晶が液䜓の有機化合物に分散された第二の懞濁䜓が埗られる。第五に、第二の懞濁䜓を熱凊理しお金属化合物を熱分解するず、金属化合物の埮现結晶の倧きさに応じた−の倧きさからなる金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子が、沞点が金属化合物の熱分枩床より高い液䜓の有機化合物に析出し、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が液䜓の有機化合物に分散された第䞉の懞濁䜓が埗られる。このナノ粒子は有機化合物ず反応しないため、安定したナノ粒子ずなっお液䜓の有機化合物に分散する。たた、液䜓の有機化合物でナノ粒子が倖界から遮断されるため、ナノ粒子は経時倉化しない。さらに、高沞点の有機化合物は吞湿性がなく、長期にわたっお経時倉化しない。
以䞊に説明したように、本補造方法に䟝れば、぀の簡単な凊理を連続しお実斜するこずで、金属ないしは金属酞化物の個々のナノ粒子が、液䜓の有機化合物に分散された懞濁䜓が補造される。
぀たり、金属化合物の熱分解反応は、最初に金属化合物が、金属ないしは金属酞化物ず無機物ないしは有機物ずに分解する。次に、無機物ないしは有機物が気化熱を奪いながら気化し、気化が完了した埌に、金属ないしは金属酞化物が析出しお熱分解反応が完了する。この析出した金属ないしは金属酞化物は、䞍玔物を含たない。
いっぜう、金属ないしは金属酞化物の原料である金属化合物をアルコヌルに分散させるず、金属ないしは金属酞化物の原料が液盞化され、この埌、溶媒のアルコヌルを気化させるず、金属化合物の埮现結晶の集たりが析出する。この金属化合物の埮现結晶の集たりが熱分解するず、埮现結晶の倧きさに応じた−の倧きさからなる金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子の集たりが䞀斉に析出する。この際、金属のナノ粒子は䞍玔物を持たない掻性状態で析出するため、隣接した金属のナノ粒子は接觊する郚䜍で互いに金属結合し、金属結合した金属のナノ粒子の集たりになる。いっぜう、金属酞化物のナノ粒子は䞍玔物を持たないが、金属酞化物が安定した物質であるため、隣接した金属酞化物のナノ粒子は互に結合しない。
これに察し、前蚘した第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するず、金属化合物の埮现結晶の集たりが個々の埮现結晶に分離し、分離した個々の埮现結晶が液䜓の有機化合物に分散された第二の懞濁䜓ずなる。この第二の懞濁䜓を熱凊理しお金属化合物を熱分解するず、−の倧きさからなる金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子が、個々のナノ粒子ずしお液䜓の有機化合物に析出し、第䞉の懞濁䜓ずなる。぀たり、液䜓の有機化合物に囲たれた個々の埮现結晶が熱分解し、液䜓の有機化合物に囲たれお個々のナノ粒子が析出するため、金属のナノ粒子が盎接接觊するこずはなく、金属のナノ粒子は金属結合しない。たた、金属のナノ粒子が有機化合物ずは化孊反応しないため、液䜓の有機化合物に析出した埌は、安定した金属のナノ粒子ずなる。
いっぜう、本補造方法における原料は、熱分解で金属ないしは金属酞化物を析出する金属化合物ずアルコヌルず高沞点の有機化合物ずからなり、いずれも汎甚的な工業薬品である。たた、本補造方法における凊理は、第䞀に金属化合物をアルコヌルに分散する凊理ず、第二にアルコヌル分散液に有機化合物を混合する凊理ず、第䞉に混合液からアルコヌルを気化させる凊理ず、第四に有機化合物の埮现結晶の集たりを個々の埮现結晶に分離させる凊理ず、第五に最高でも℃皋床の枩床で熱凊理だけの凊理であり、これら぀の簡単な凊理を連続しお実斜するず、個々のナノ粒子が液䜓の有機化合物に分散した懞濁䜓が埗られる。埓っお、特殊な装眮による特殊な条件䞋での化孊物質の凊理や、特殊な環境䞋での化孊物質の反応が䞀切ない。このため、莫倧な量のナノ粒子が有機化合物に分散した懞濁䜓が極めお安䟡な費甚で補造できる。
䟋えば、有機化合物に盎埄の球状の銅のナノ粒子が析出するずする。この銅のナノ粒子1個の重さは×−である。いっぜう、銅の原子量はであるから、モルの銅は×個のナノ粒子に盞圓する。埓っお、僅かモルの銅化合物から、×個からなる銅のナノ粒子の集たりが有機化合物に析出する。この有機化合物を気化させるず、×個の銅のナノ粒子の集たりが埗られる。このように、䜿甚する金属化合物のモル数に応じお析出するナノ粒子の量が決たり、䜿甚するする金属化合物の量の制玄がないため、補造できるナノ粒子の量の制玄はない。
以䞊に説明したように、本補造方法に䟝れば、段萜で説明した぀の課題を根本的に解決し、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、液䜓の有機化合物に分散した懞濁䜓が補造される。
なお、アルコヌルの沞点ず、金属化合物の熱分解で生成された無機物ないしは有機物の沞点ず、有機化合物の沞点ずは、各々に枩床差があり、気化したアルコヌルず、気化した無機物ないしは有機物ず、気化した有機化合物は、回収機で分離しお個別に回収できる。
前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法は、前蚘した熱分解で金属を析出する金属化合物ずしお、無機物の分子ないしはむオンからなる配䜍子が、金属むオンに配䜍結合した金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓を甚い、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法である。
぀たり、本懞濁䜓を補造する補造方法における無機金属化合物からなる錯䜓は、−℃の枩床の還元雰囲気で熱凊理するず、錯䜓の熱分解が完了しお金属を析出する。たた、アルコヌルに重量近くの濃床で分散する。埓っお、このような無機金属化合物からなる錯䜓は、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法においお、前蚘熱分解で金属を析出する第䞀の金属化合物になる。
すなわち、無機物の分子ないしはむオンからなる配䜍子が、金属むオンに配䜍結合した金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓を、還元雰囲気で熱凊理するず、配䜍結合郚が最初に分断され、無機物ず金属ずに分解する。さらに昇枩するず、無機物が気化熱を奪っお気化し、すべおの無機物の気化が完了した埌に金属が析出する。぀たり、錯䜓を構成するむオンの䞭で、分子の䞭倮に䜍眮する金属むオンが最も倧きい。このため、金属むオンず配䜍子ずの距離が最も長い。埓っお、錯䜓を還元雰囲気で熱凊理するず、金属むオンが配䜍子ず結合する配䜍結合郚が最初に分断され、金属ず無機物ずに分解する。さらに枩床が䞊がるず、無機物が気化熱を奪っお気化し、気化が完了した埌に、金属が析出する。この際、配䜍子が䜎分子量の無機物であるため、配䜍子の分子量に応じお、−℃の䜎い枩床で無機物の気化が完了する。このような錯䜓ずしお、アンモニアが配䜍子ずなっお金属むオンに配䜍結合するアンミン金属錯むオンを有する錯䜓、塩玠むオン−が、ないしは塩玠むオン−ずアンモニアずが配䜍子ずなっお金属むオンに配䜍結合するクロロ金属錯むオンを有する錯䜓、シアノ基−が配䜍子むオンずなっお金属むオンに配䜍結合するシアノ金属錯むオンを有する錯䜓、臭玠むオン−が配䜍子むオンずなっお金属むオンに配䜍結合するブロモ金属錯むオンを有する錯䜓、沃玠むオン−が配䜍子むオンずなっお金属むオンに配䜍結合するペヌド金属錯むオンを有する錯䜓などが挙げられる。たた、このような無機化合物からなる錯䜓は、配䜍子の分子量が小さいため、合成が容易で最も安䟡な金属錯むオンを有する錯䜓である。
以䞊に説明したように、本懞濁䜓を補造する補造方法における錯䜓は、段萜に蚘茉した熱分解で金属を析出する第䞀の金属化合物ずなり、たた、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法においお、懞濁䜓を補造する安䟡な原料になる。
前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法は、前蚘した熱分解で金属を析出する金属化合物ずしお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが金属むオンに共有結合する第䞀の特城ず、前蚘カルボン酞が飜和脂肪酞からなる第二の特城ずを兌備するカルボン酞金属化合物を甚い、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法である。
぀たり、本懞濁䜓を補造する補造方法におけるカルボン酞金属化合物は、−℃の枩床からなる倧気雰囲気で熱凊理するず、熱分解が完了しお金属を析出する。たた、アルコヌルに重量近くの濃床で分散する。埓っお、このようなカルボン酞金属化合物は、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法においお、前蚘熱分解で金属を析出する第二の金属化合物になる。
すなわち、カルボン酞金属化合物を構成するむオンの䞭で、金属むオンが最も倧きい。埓っお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが金属むオンに共有結合するカルボン酞金属化合物においおは、カルボキシル基を構成する酞玠むオンず金属むオンずの距離が、他のむオン同士の距離より長い。こうした分子構造の特城を持぀カルボン酞金属化合物を倧気雰囲気で熱凊理するず、カルボン酞の沞点を超えるず、カルボキシル基を構成する酞玠むオンず金属むオンずの結合郚が最初に分断され、カルボン酞ず金属ずに分離する。さらに、カルボン酞が飜和脂肪酞から構成される堎合は、炭玠原子が氎玠原子に察しお過剰ずなる䞍飜和構造を持たないため、カルボン酞が気化熱を奪っお気化し、カルボン酞の分子量に応じお、カルボン酞の気化が進み、気化が完了するず金属が析出する。こうしたカルボン酞金属化合物ずしお、オクチル酞金属化合物、ラりリン酞金属化合物、ステアリン酞金属化合物などが挙げられる。なお、オクチル酞の沞点は℃であり、ラりリン酞の沞点は℃であり、ステアリン酞の沞点は℃である。埓っお、これらのカルボン酞金属化合物は、金属むオンず結合するカルボン酞の分子量に応じた気化熱を奪っお気化するため、−℃の倧気雰囲気で熱分解が完了する。
なお、䞍飜和脂肪酞からなるカルボン酞金属化合物は、飜和脂肪酞からなるカルボン酞金属化合物に比べお、炭玠原子が氎玠原子に察しお過剰になるため、熱分解によっお金属酞化物、䟋えば、オレむン酞銅の堎合は、酞化第䞀銅ず酞化第二銅ずが同時に析出し、酞化第䞀銅ず酞化第二銅ずを銅に還元する凊理費甚を芁する。特に、酞化第䞀銅は、倧気雰囲気より酞玠がリッチな雰囲気で䞀床酞化第二銅に酞化させ、さらに、還元雰囲気で銅に還元させる必芁があるため、凊理費甚がかさむ。
さらに、前蚘したカルボン酞金属化合物は、容易に合成できる安䟡な工業甚薬品である。すなわち、カルボン酞を匷アルカリず反応させるずカルボン酞アルカリ金属化合物が生成される。この埌、カルボン酞アルカリ金属化合物を無機金属化合物ず反応させるず、様々な金属からなるカルボン酞金属化合物が合成される。埓っお、有機金属化合物の䞭で最も安䟡な有機金属化合物である。このため、段萜で説明した無機金属化合物からなる錯䜓より熱分解枩床が高くはなるが、錯䜓より安䟡な金属化合物である。
以䞊に説明したように、本懞濁䜓を補造する補造方法におけるカルボン酞金属化合物は、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法においお、前蚘熱分解で金属を析出する第二の金属化合物ずなり、たた、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法においお、懞濁䜓を補造する安䟡な原料になる。
前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法は、前蚘した熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物ずしお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが、金属むオンに配䜍結合したカルボン酞金属化合物からなる錯䜓を甚い、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法である。
぀たり、本懞濁䜓を補造する補造方法におけるカルボン酞金属化合物からなる錯䜓は、−℃の枩床からなる倧気雰囲気で熱凊理するず、熱分解が完了しお金属酞化物を析出する。たた、アルコヌルに重量近くの濃床で分散する。埓っお、このようなカルボン酞金属化合物は、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法においお、前蚘熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物になる。
すなわち、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが配䜍子ずなっお、金属むオンに近づいお配䜍結合するカルボン酞金属化合物からなる錯䜓は、最も倧きいむオンである金属むオンに酞玠むオンが近づいお配䜍結合するため、䞡者の距離は短くなる。これによっお、金属むオンに配䜍結合する酞玠むオンが、金属むオンの反察偎で共有結合するむオンずの距離が最も長くなる。こうした分子構造䞊の特城を持぀カルボン酞金属化合物は、カルボン酞の沞点を超えるず、カルボキシル基を構成する酞玠むオンが金属むオンの反察偎で共有結合するむオンずの結合郚が最初に分断され、金属むオンず酞玠むオンずの化合物である金属酞化物ずカルボン酞ずに分解する。さらに昇枩するず、カルボン酞が気化熱を奪っお気化し、カルボン酞の分子量ず、配䜍結合するカルボン酞の数に応じお、カルボン酞の気化が進み、気化が完了するず、金属酞化物が析出しお熱分解を終える。こうしたカルボン酞金属化合物ずしお、酢酞金属化合物、カプリル酞金属化合物、安息銙酞金属化合物、ナフテン酞金属化合物などがある。なお、酢酞の沞点は℃で、カプリル酞の沞点は℃で、安息銙酞の沞点は℃である。たた、ナフテン酞は員環をも぀飜和脂肪酞の混合物で、䞀般匏では−で瀺され、䞻成分は沞点が℃で、分子量がのからなる。埓っお、これらカルボン酞金属化合物からなる錯䜓は、カルボン酞の分子量ず、配䜍結合するカルボン酞の数ずに応じお、−℃の倧気雰囲気で熱分解が完了する。
さらに、カルボン酞金属化合物は容易に合成できる安䟡な工業甚薬品である。すなわち、カルボン酞を匷アルカリず反応させるずカルボン酞アルカリ金属化合物が生成される。この埌、カルボン酞アルカリ金属化合物を無機金属化合物ず反応させるず、様々な金属からなるカルボン酞金属化合物が合成される。埓っお、有機金属化合物の䞭で最も安䟡な有機金属化合物である。たた、原料ずなるカルボン酞は、有機酞の沞点の䞭で盞察的に䜎い沞点を有し、分子量が小さい有機酞であるため、倧気雰囲気においおは−℃皋床の熱凊理で金属酞化物が析出する。
以䞊に説明したように、本懞濁䜓を補造する補造方法におけるカルボン酞金属化合物からなる錯䜓は、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法においお、前蚘熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物ずなり、たた、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法においお、前蚘懞濁䜓を補造する安䟡な原料になる。
前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法は、前蚘した有機化合物ずしお、カルボン酞゚ステル類ないしはグリコヌル類ないしはグリコヌル゚ヌテル類のいずれかに属する1皮類の有機化合物を甚い、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法である。
぀たり、本懞濁䜓を補造する補造方法に䟝れば、カルボン酞゚ステル類、グリコヌル類ないしはグリコヌル゚ヌテル類のいずれかに属する有機化合物に、アルコヌルに溶解ないしは混和する第䞀の性質ず、融点が℃より䜎い第二の性質ず、沞点が段萜に蚘茉した懞濁䜓の補造方法における金属化合物の熱分解が完了する枩床より高い第䞉の性質ずを兌備する有機化合物が存圚する。このような有機化合物はいずれも汎甚的な工業甚薬品である。
埓っお、本懞濁䜓を補造する補造方法におけるいずれかの有機化合物を、金属化合物のアルコヌル分散液に混合するず、有機化合物がアルコヌルに溶解ないしは混和する性質を持぀ため、有機化合物は金属化合物のアルコヌル分散液ず均䞀に混ざり合い、段萜に蚘茉した混合液を圢成する。さらに、この混合液からアルコヌルを気化させるず、金属化合物はアルコヌルに分散するが有機化合物に分散しないため、金属化合物の埮现結晶の集たりが、融点が℃より䜎い液䜓の有機化合物に析出し、段萜に蚘茉した懞濁䜓の補造方法における第䞀の懞濁䜓が埗られる。たた、第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するず、金属化合物の埮现結晶の集たりが個々の埮现結晶に分離し、個々の埮现結晶が液䜓の有機化合物に分散された段萜に蚘茉した懞濁䜓の補造方法における第二の懞濁䜓が埗られる。さらに、第二の懞濁䜓を熱凊理しお金属化合物を熱分解するず、金属化合物の埮现結晶の倧きさに応じた−の倧きさからなる金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子が、沞点が金属化合物の熱分枩床より高い液䜓の有機化合物に析出し、個々のナノ粒子が液䜓の有機化合物に分散した段萜に蚘茉した懞濁䜓の補造方法における懞濁䜓が埗られる。
以䞊に説明したように、本懞濁䜓を補造する補造方法における有機化合物は、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法に蚘茉した有機化合物ずなり、たた、前蚘した懞濁䜓を補造する補造方法に蚘茉した懞濁䜓を補造する安䟡な原料になる。
前蚘した補造方法で補造した懞濁䜓から金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子を取り出す方法は、前蚘した補造方法で補造した懞濁䜓を、該懞濁䜓を構成する有機化合物の蒞気圧より䜎い圧力䞋にさらし、該懞濁䜓から前蚘有機化合物を蒞発させるず、該有機化合物䞭に分散されおいた金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、前蚘懞濁䜓から取り出される、前蚘した補造方法で補造した懞濁䜓から金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子を取り出す方法である。
぀たり、段萜に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法で補造した懞濁䜓から有機化合物を気化させるず、安定した金属のナノ粒子が析出し、金属のナノ粒子が盎接接觊しおも金属結合せず、たた、凝集もしない。埓っお、ナノ粒子が必芁になった時に、必芁な量に盞圓する段萜に蚘茉した第䞉の懞濁䜓から有機化合物を気化すれば、䞍玔物を含たない金属ないしは金属酞化物のナノ粒子の必芁量が経時倉化せずに埗られる。なお、段萜に蚘茉した補造方法で補造した懞濁䜓を有機化合物の沞点以䞊に昇枩し、金属のナノ粒子を析出させる堎合は、金属のナノ粒子が析出した枩床、぀たり、金属化合物の熱分解が完了する枩床より高い枩床に昇枩されるため、䞍玔物を含たない金属のナノ粒子が掻性化され、接觊した金属のナノ粒子が互に反応し、昇枩される枩床ず金属化合物の熱分解が完了する枩床ずの枩床差に応じお、ナノ粒子が成長しお粗倧化する。このため、段萜に蚘茉した補造方法で補造した懞濁䜓から金属のナノ粒子を析出する手段は、宀枩における有機化合物の蒞気圧より䜎い圧力䞋に該懞濁䜓をさらし、有機化合物を気化させる方法が望たしい。有機化合物が気化した埌に、金属のナノ粒子の集たりが析出するが、䞍玔物を含たない金属のナノ粒子が昇枩されず安定した状態を維持するため、金属のナノ粒子が盎接接觊しおも金属結合せず、たた、凝集もしない。
析出した鉄のナノ粒子を暡匏的に拡倧しお図瀺した図である。
実斜圢態
本実斜圢態は、段萜に蚘茉した無機金属化合物からなる錯䜓に関わる実斜圢態である。本発明における金属化合物は、第䞀にアルコヌルに分散し、第二に熱分解で金属を析出する぀の性質を兌備する。ここでは金属を金ずし、぀の性質を兌備する金化合物ずしお、無機物からなる分子ないしはむオンが配䜍子ずなっお金むオンに配䜍結合する金錯むオンを有する無機金化合物からなる金錯䜓が、第䞀の金属化合物ずしお適切であるこずを導く。
最初に、アルコヌルに分散する金化合物を説明する。塩化金はアルコヌルに溶解し、金むオンが溶出し、倚くの金むオンが金埮粒子の析出に参加できない。埓っお、金化合物は溶剀に溶解せず、溶剀に分散する性質を持぀こずが必芁になる。たた、酞化金、氎酞化金などの無機金化合物はアルコヌル類に分散しない。このため、これらの無機金化合物は、前蚘した぀の性質を兌備する金化合物ずしお適切でない。
金化合物は金を析出する性質を持぀。金化合物から金が生成される化孊反応の䞭で、最も簡単な化孊反応に熱分解反応がある。さらに、金化合物の熱分解枩床が䜎ければ、熱凊理枩床が䜎くなり、有機化合物に分散された金のナノ粒子が安䟡に補造できる。いっぜう、無機物からなる分子ないしはむオンが配䜍子ずなっお金むオンに配䜍結合する金錯むオンを有する無機金化合物からなる金錯䜓は、無機物の分子量が小さければ、還元雰囲気での熱分解枩床は䜎い。たた、配䜍子の分子量が小さいため、他の金錯むオンを有する錯䜓より合成が容易で安䟡な工業甚薬品である。
すなわち、金錯䜓を構成する分子の䞭で、金むオンが最も倧きい。ちなみに、金原子の重結合の共有結合半埄はであり、窒玠原子の単結合の共有結合半埄のであり、酞玠原子の単結合の共有結合半埄はである。このため、配䜍子が金むオンに配䜍結合する配䜍結合郚の距離が最も長い。埓っお、還元雰囲気の熱凊理では、最初に配䜍結合郚が分断され、金ず無機物ずに分解し、無機物の気化が完了した埌に金が析出する。
このような無機金化合物からなる金錯䜓ずしお、塩玠むオン−が配䜍子ずなっお金むオンに配䜍結合するテトラクロロ金むオン−を有する金錯䜓ず、シアン化物むオン−が配䜍子ずなっお金むオンに配䜍結合するゞシアノ金むオン−を有する金錯䜓は、配䜍子が最も䜎分子量であるため、他の金錯むオンを有する金錯䜓に比べお合成が容易であり、最も安䟡に補造できる。こうした金錯䜓は、アンモニアガスや氎玠ガスなどの還元性雰囲気で熱凊理するず、配䜍結合郚䜍が最初に分断され、℃皋床の䜎い枩床で無機物の気化が完了しお金が析出する。たた、メタノヌルや−ブタノヌルなどのアルコヌルに重量近くの分散濃床たで分散する。このような金錯䜓ずしお、䟋えば、テトラクロロ金酞氎玠四氎和物・がある。
たた、熱分解で銅を析出する無機銅化合物からなる銅錯䜓ずしお、アンモニアが配䜍子ずなっお銅むオンに配䜍結合するテトラアンミン銅むオンや、ヘキサアンミン銅むオンを有する銅錯䜓や、塩玠むオン−が配䜍子になっお銅むオンに配䜍結合するテトラクロロ銅むオン−を有する銅錯䜓は、配䜍子が最も䜎分子量であるため、他の銅錯むオンを有する錯䜓に比べお合成が容易であり、安䟡な補造費甚で補造できる。たた、こうした銅錯䜓は、アンモニアガスや氎玠ガスなどの還元性雰囲気で熱凊理するず、配䜍結合郚䜍が最初に分断され、℃皋床の比范的䜎い枩床で熱分解が完了する。さらに、メタノヌルや−ブタノヌルなどのアルコヌルに重量近くの分散濃床たで分散する。このような銅錯䜓ずしお、䟋えば、テトラアンミン銅硝酞塩やヘキサアンミン銅硫酞塩がある。
さらに、熱分解でニッケルを析出する無機ニッケル化合物からなるニッケル錯䜓ずしお、アンモニアが配䜍子ずなっおニッケルむオンに配䜍結合するヘキサアンミンニッケルむオンからなるニッケル錯䜓は、配䜍子が䜎分子量であるため、他のニッケル錯むオンを有する錯䜓に比べお合成が容易であり、最も安䟡に補造できる。こうした分子量が小さい配䜍子からなるニッケル錯䜓は、アンモニアガスや氎玠ガスなどの還元性雰囲気で熱凊理するず、配䜍結合郚䜍が最初に分断され、℃皋床の䜎い枩床で熱分解が完了する。たた、メタノヌルや−ブタノヌルなどのアルコヌルに重量近くの分散濃床たで分散する。このようなニッケル錯錯䜓ずしお、䟋えば、ヘキサアンミンニッケル塩化物がある。
以䞊に説明したように、無機物のむオンないしは分子が配䜍子になっお、金属むオンに配䜍結合する金属錯むオンを有する無機金属化合物の錯䜓は、無機物が䜎分子量であるため、熱分解枩床が最も䜎く、合成が容易で最も安䟡な金属錯むオンを有する錯䜓である。
実斜圢態
本実斜圢態は、段萜に蚘茉したカルボン酞金属化合物に関わる実斜圢態である。段萜で説明したように、金属化合物は、第䞀にアルコヌルに分散し、第二に熱分解で金属を析出する぀の性質を兌備する。ここでは、金属をアルミニりムずし、぀の性質を兌備するアルミニりム化合物ずしお、カルボン酞アルミニりム化合物が第二の金属化合物ずしお適切であるこずを導く。
最初に、アルコヌルに分散するアルミニりム化合物を説明する。塩化アルミニりムは氎に溶け、氎酞化アルミニりムず塩酞に加氎分解する。たた、氎酞化アルミニりムはアルコヌルに分散しない。さらに、硫酞アルミニりムはアルコヌルに溶解し、アルミニりムむオンが溶出し、倚くのアルミニりムむオンがアルミニりムの析出に参加できない。たた、酞化アルミニりムはアルコヌルに分散しない。このため、このような無機アルミニりム化合物は、アルコヌルに分散する性質を持たない。
いっぜう、段萜で説明した分子量が小さい無機物の分子ないしはむオンが、アルミニりムむオンに配䜍結合するアルミニりム錯むオンを有する錯䜓ずしお、氎が配䜍子ずなっおアルミニりムむオンに配䜍結合するアクアアルミニりム錯むオンからなる錯䜓があるが、熱分解で酞化アルミニりムを析出するため、有機アルミニりム化合物が望たしい。
有機アルミニりム化合物は、アルミニりムを析出する。有機アルミニりム化合物からアルミニりムが生成される化孊反応の䞭で、最も簡単な化孊反応に熱分解反応がある。さらに、合成が容易でれば、有機アルミニりム化合物が安䟡に補造できる。こうした性質を兌備する有機アルミニりム化合物に、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンがアルミニりムむオンに共有結合するカルボン酞アルミニりム化合物がある。
぀たり、カルボン酞アルミニりム化合物を構成するむオンの䞭で、最も倧きいむオンはアルミニりムむオンである。埓っお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが、アルミニりムむオンに共有結合すれば、アルミニりムむオンずカルボキシル基を構成する酞玠むオンずの距離が、むオン同士の距離の䞭で最も長い。こうしたカルボン酞アルミニりム化合物を倧気雰囲気で昇枩させるず、カルボン酞アルミニりム化合物を構成するカルボン酞の沞点を超えるず、カルボン酞ずアルミニりムずに分解する。さらに昇枩するず、カルボン酞が飜和脂肪酞で構成されれば、カルボン酞が気化熱を䌎っお気化し、カルボン酞の気化が完了した埌にアルミニりムが析出する。なお、還元雰囲気でのカルボン酞アルミニりム化合物の熱分解は、倧気雰囲気での熱分解より高枩偎で進むため、倧気雰囲気での熱分解のほうが熱凊理費甚は安䟡で枈む。たた、カルボン酞が䞍飜和脂肪酞であれば、炭玠原子が氎玠原子に察しお過剰になるため、䞍飜和脂肪酞からなるカルボン酞アルミニりム化合物が熱分解するず、酞化アルミニりムが析出する。
これに察し、カルボン酞アルミニりム化合物の䞭で、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが配䜍子ずなっおアルミニりムむオンに近づいお配䜍結合するカルボン酞アルミニりム化合物は、アルミニりムむオンず酞玠むオンずの距離が短くなり、反察に、酞玠むオンがアルミニりムむオンず反察偎で結合するむオンずの距離が最も長くなる。このような分子構造の特城を持぀カルボン酞アルミニりム化合物の熱分解反応は、酞玠むオンがアルミニりムむオンず反察偎で結合するむオンずの結合郚が最初に分断され、この結果、酞化アルミニりムが析出する。
さらに、カルボン酞アルミニりム化合物は合成が容易で、最も安䟡な有機アルミニりム化合物である。぀たり、カルボン酞を氎酞化ナトリりムなどの匷アルカリ溶液䞭で反応させるず、カルボン酞アルカリ金属化合物が生成される。このカルボン酞アルカリ金属化合物を、硫酞アルミニりムなどの無機アルミニりム化合物ず反応させるず、カルボン酞アルミニりム化合物が生成される。このため、有機アルミニりム化合物の䞭で最も安䟡である。
カルボン酞アルミニりム化合物の組成匏はで衚わせられる。は炭化氎玠で、この組成匏はであるここでずずは敎数。カルボン酞アルミニりム化合物を構成する物質の䞭で、組成匏の䞭倮に䜍眮するアルミニりムむオンAl3+が最も倧きい。埓っお、アルミニりムむオンずカルボキシル基を構成する酞玠むオン−ずが共有結合する堎合は、アルミニりムむオンず酞玠むオン−ずの距離が最倧になる。この理由は、アルミニりム原子の重結合における共有結合半埄はであり、酞玠原子の重結合における共有結合半埄はであり、炭玠原子の重結合における共有結合半埄はであるこずによる。このため、このような分子構造の特城を持぀カルボン酞アルミニりム化合物は、カルボン酞の沞点を超えるず、結合距離が最も長いアルミニりムむオンずカルボキシル基を構成する酞玠むオンずの結合郚が最初に分断され、アルミニりムずカルボン酞ずに分離する。さらに昇枩するず、カルボン酞が飜和脂肪酞であれば、カルボン酞が気化熱を䌎っお気化し、カルボン酞の気化が完了した埌にアルミニりムが析出する。こうしたカルボン酞アルミニりム化合物ずしお、オクチル酞アルミニりム、ラりリン酞アルミニりム、ステアリン酞アルミニりムなどがある。このようなカルボン酞アルミニりム化合物の倚くは、金属石鹞ずしお垂販されおいる安䟡な工業甚薬品である。
さらに、飜和脂肪酞で構成されるカルボン酞アルミニりム化合物に぀いお、飜和脂肪酞の沞点が䜎ければ、カルボン酞アルミニりム化合物は䜎い枩床で熱分解し、アルミニりムを析出させる熱凊理費甚が安䟡で枈む。飜和脂肪酞を構成する炭化氎玠が長鎖構造である堎合は、長鎖が長いほど、぀たり、飜和脂肪酞の分子量が倧きいほど、飜和脂肪酞の沞点が高くなり、飜和脂肪酞の気化熱が倧きいため、熱分解枩床が高くなる。ちなみに、分子量がであるラりリン酞の倧気圧での沞点は℃であり、分子量がであるステアリン酞の倧気圧での沞点は℃である。
たた、飜和脂肪酞が分岐鎖構造を有する飜和脂肪酞である堎合は、盎鎖構造の飜和脂肪酞より鎖の長さが短く、沞点がさらに䜎くなり、気化熱も小さい。これによっお、分岐鎖構造を有する飜和脂肪酞からなるカルボン酞アルミニりム化合物は、さらに䜎い枩床で熱分解枩床する。たた、分岐鎖構造を有する飜和脂肪酞は極性を持぀ため、分岐鎖構造を有する飜和脂肪酞からなるカルボン酞アルミニりム化合物も極性を持ち、アルコヌルなどの極性を持぀有機溶剀に盞察的に高い割合で分散する。このような分岐構造の飜和脂肪酞ずしおオクチル酞がある。オクチル酞は構造匏がで瀺され、でずずのアルカンに分岐され、にカルボキシル基が結合する。オクチル酞の倧気圧での沞点は℃であり、ラりリン酞より沞点が℃䜎い。このため、オクチル酞アルミニりムは、倧気雰囲気においお℃で熱分解が完了しおアルミニりムが析出し、メタノヌルや−ブタノヌルなどに重量近く分散する。
たた、同様に、銅を析出する原料ずしおオクチル酞銅が、鉄を析出する原料ずしおオクチル酞鉄が、ニッケルを析出する原料ずしおオクチル酞ニッケルが、倧気雰囲気においお℃で熱分解を析出する。
実斜圢態
本実斜圢態は、段萜に蚘茉したカルボン酞金属化合物に関わる実斜圢態である。本発明における熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物は、第䞀にアルコヌルに分散し、第二に熱分解で金属酞化物を析出する぀の性質を兌備する。ここでは、酞化鉄を析出する鉄化合物ずしお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが、鉄むオンに配䜍結合したカルボン酞鉄化合物からなる錯䜓が適切であるこずを導く。
最初に、アルコヌルに分散する鉄化合物を説明する。塩化鉄、硝酞鉄および硫酞鉄はアルコヌルに溶け、鉄むオンが溶出し、倚くの鉄むオンが鉄の析出に参加できない。氎酞化鉄はアルコヌルに分散しない。このため、これら無機鉄化合物は、アルコヌルに分散する性質を持たない。
いっぜう、段萜で説明した無機物の分子ないしはむオンからなる配䜍子が鉄むオンに配䜍結合する鉄錯むオンずしお、テトラクロリド鉄錯むオン−やテトラシアニド鉄錯むオン−、ヘキサシアニド鉄錯むオン−などがあるが、これらの鉄錯むオンからなる錯䜓は、還元雰囲気で熱分解するず鉄が析出する。このため、有機鉄化合物が望たしい。
なお、酞化鉄は、りスタむトず呌ばれる酞化第䞀鉄ず、マグネタむトず呌ばれる四酞化䞉鉄ず、マグヘマむトず呌ばれる酞化第二鉄のγ盞であるγ−ず、ヘマタむトず呌ばれる酞化第二鉄のアルファ盞であるα−ずが存圚する。マグネタむトは、二䟡の鉄むオンず䞉䟡の鉄むオンずが共存し、有機鉄化合物の熱分解によっおマグネタむトは生成できない。たた、マグヘマむトγ−は、立法晶系の酞化第二鉄から構成され、有機鉄化合物の熱分解によっおマグぞマむトは生成できない。さらに、ヘマタむトα−は、䞉方晶系の酞化第二鉄から構成され、有機鉄化合物の熱分解によっおヘマタむトは生成できない。
いっぜう、酞化第䞀鉄は立法晶系の結晶構造を持぀ため、酞化第䞀鉄を酞化させるず、同じ立法晶系の結晶構造を持぀マグネタむトずマグヘマむトγ−ずが生成できる。぀たり、酞化第䞀鉄を倧気䞭で昇枩するず、酞化第䞀鉄を構成する䟡の鉄むオンの䞀郚が酞化しお䞉䟡の鉄むオンになり、・の組成匏で衚さられるマグネタむトになる。このマグネタむトは、匷磁性で導電性の酞化物であり、フェラむトの原料ずしおよく知られおいる。さらに倧気䞭で昇枩するず、䟡の鉄むオンの党おが酞化されお䞉䟡の鉄むオンになり、酞化第二鉄のγ盞であるマグぞマむトγ−になる。このマグぞマむトγ−は、匷磁性で絶瞁性の酞化物であり、磁気蚘録媒䜓の原料ずしおよく知られおいる。このように、酞化第䞀鉄を酞化させるず、同䞀の結晶構造である機胜性材料のマグネタむトずマグヘマむトずが埗られるため、熱分解で酞化第䞀鉄を析出する有機鉄化合物が望たしい。
有機鉄化合物を構成する物質の䞭で、最も倧きい共有結合半埄を持぀物質は鉄むオンないしはである。いっぜう、鉄むオンずカルボキシル基を構成する酞玠むオン−ずが共有結合するカルボン酞鉄化合物、䟋えば、オクチル酞鉄は、鉄むオンず酞玠むオンずの距離が最倧になるため、段萜で説明したように熱分解によっお鉄を析出する。埓っお、熱分解によっお酞化第䞀鉄を析出する有機鉄化合物は、鉄むオンず結合する酞玠むオン−ずの距離が短く、酞玠むオン−が鉄むオンの反察偎で結合するむオンず結合する距離が長い分子構造䞊の特城を持぀必芁がある。぀たり、有機鉄化合物の熱分解が始たるず、酞玠むオン−が鉄むオンの反察偎で結合するむオンず結合する郚䜍が最初に切れ、鉄むオンず結合した酞玠むオン−、぀たり、酞化第䞀鉄ず有機酞ずに分解する。このような分子構造の特城を持぀有機鉄化合物ずしお、カルボキシル基を構成する酞玠むオン−が配䜍子になっお鉄むオンに近づいお配䜍結合するカルボン酞鉄化合物からなる錯䜓がある。
たた、有機金属化合物の䞭でカルボン酞金属化合物は、段萜で説明したように合成が容易で、有機酞の沞点が䜎いため熱分解枩床が比范的䜎い。このため、カルボキシル基を構成する酞玠むオンが、配䜍子ずなっお金属むオンに近づいお配䜍結合するカルボン酞金属化合物からなる錯䜓は、安䟡な工業甚薬品であり熱凊理費甚も安䟡で枈む。こうしたカルボン酞金属化合物ずしお、酢酞金属化合物、カプリル酞金属化合物、安息銙酞金属化合物、ナフテン酞金属化合物などが挙げられる。このようなカルボン酞金属化合物は、カルボン酞の分子量ず、配䜍結合するカルボン酞の数ずに応じお熱分解反応が進む。なお、酢酞の沞点は℃で、カプリル酞の沞点は℃で、安息銙酞の沞点は℃である。たた、ナフテン酞は員環をも぀飜和脂肪酞の混合物で、䞀般匏では−で瀺され、䞻成分は沞点が℃で、分子量がのからなる。いっぜう、カルボン酞鉄化合物においおは、酢酞鉄ずカプリル酞鉄ず安息銙酞鉄ずは、酞玠むオンが鉄むオンに近づいお配䜍結合しお、耇栞錯塩を圢成するが、熱分解の途䞊においおは䞍安定な物質であるため取り扱いが難しい。埓っお、酞化第䞀鉄を析出するカルボン酞鉄ずしおは、ナフテン酞鉄が望たしい。さらに、ナフテン酞鉄はメタノヌルや−ブタノヌルに察しお重量近くたで分散する。
なお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが配䜍子になっお、金属むオンに配䜍結合するカルボン酞金属化合物は有機金属化合物からなる錯䜓である。䞀方、段萜で説明した錯䜓は、無機物の分子ないしはむオンが配䜍子ずなっお、金属むオンに配䜍結合する金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓である。たた、無機物の分子ないしはむオンからなる配䜍子が、カルボン酞に比べお分子量が小さいため、無機金属化合物からなる錯䜓の熱分解枩床は、カルボン酞金属化合物の熱分解枩床より䜎い。
実斜圢態
本実斜圢態は、第䞀にアルコヌルに溶解ないしは混和し、第二に融点が℃より䜎く、第䞉に無機金属化合物からなる錯䜓ず皮類のカルボン酞金属化合物ずからなる少なくずも䞀皮類の金属化合物が熱分解する枩床より沞点が高い、これら぀の性質を兌備する有機化合物に関する実斜圢態である。これら぀の性質を兌備する有機化合物は、皮類の金属化合物の少なくずも䞀皮類の金属化合物が、金属ないしは金属酞化物のナノ粒子の原料ずなり、有機化合物にナノ粒子が分散される。これら぀の性質を兌備する有機化合物は、カルボン酞゚ステル類、グリコヌル類、ないしは、グリコヌル゚ヌテル類のいずれかに属する。なお、無機金属化合物からなる錯䜓は−℃で熱分解し、金属を析出するカルボン酞金属化合物は−℃で熱分解し、金属酞化物を析出するカルボン酞金属化合物は−℃で熱分解する。埓っお、沞点が℃より高い有機化合物であれば、無機金属化合物からなる錯䜓ず金属酞化物を析出する䞀郚のカルボン酞金属化合物ずを、ナノ粒子の原料ずしお甚いるこずができる。たた、沞点が℃より高い有機化合物であれば、金属ないしは金属酞化物を析出する䞀郚のカルボン酞金属化合物を、ナノ粒子の原料ずしお甚いるこずができる。さらに、沞点が℃より高い有機化合物であれば、党おのカルボン酞金属化合物をナノ粒子の原料ずしお甚いるこずができる。
最初に、カルボン酞゚ステル類に属する有機化合物぀いお説明する。カルボン酞゚ステル類は、飜和カルボン酞からなる第䞀の゚ステル類ず、䞍飜和カルボン酞からなる第二の゚ステル類ず、芳銙族カルボン酞からなる第䞉の゚ステル類ずからなる、皮類の゚ステル類に分けられる。
第䞀の゚ステル類である飜和カルボン酞からなる゚ステル類の䞭では、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高いカルボン酞゚ステルは、カプロン酞ブチルより分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、カプロン酞ブチルの沞点は℃であり、カプロン酞プロピルの沞点は℃である。
たた、飜和カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、ミリスチン酞゚チル以䞊の分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、ミリスチン酞゚チルの沞点は℃である。
さらに、飜和カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解ないしは混和し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、ステアリン酞オクチル以䞊の分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、ステアリン酞オクチルの沞点は℃である。
第二の゚ステル類である䞍飜和カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、メタクリル酞プロピルより分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、メタクリル酞プロピルの沞点は℃で、メタクリル酞オクチルの沞点は℃である。
たた、䞍飜和カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、メタクリル酞フェニルより分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、メタクリル酞フェニルの沞点は℃で、オレむン酞メチルの沞点は℃である。
さらに、䞍飜和カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解ないしは混和し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、オレむン酞プロピルより分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、オレむン酞プロピルの沞点は℃で、オレむン酞オクチルの沞点は℃である。
第䞉の゚ステル類である芳銙族カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、安息銙酞゚チルより分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、安息銙酞゚チルの沞点は℃で、安息銙酞プロピルの沞点は℃である。
たた、芳銙族カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解ないしは混和し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルは、フタル酞ゞ゚チルより分子量が倧きいカルボン酞゚ステルである。ちなみに、フタル酞ゞ゚チルの沞点は℃で、フタル酞ゞブチルの沞点は℃である。
さらに、芳銙族カルボン酞からなる゚ステル類の䞭で、メタノヌルに溶解ないしは混和し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い性質を持぀カルボン酞゚ステルはなく、フタル酞ゞむ゜デシルの沞点が℃で最も高い。
以䞊に説明したように、カルボン酞゚ステル類に属する倚くの有機化合物が、段萜で説明した぀の性質を兌備し、ナノ粒子を分散する媒䜓になる。
次に、グリコヌル類に属する有機化合物぀いお説明する。グリコヌル類はメタノヌルに溶解ないしは混和し、融点が℃より䜎い液状モノマヌであり、゚チレングリコヌル、ゞ゚チレングリコヌル、トリ゚チレングリコヌル、プロピレングリコヌル、ゞプロピレングリコヌル、トリプロピレングリコヌルからなる皮類に分かれる。
゚チレングリコヌルは、沞点が℃の液状モノマヌである。たた、ゞ゚チレングリコヌルは、沞点が℃の液状モノマヌである。プロピレングリコヌルは、沞点が℃の液状モノマヌである。さらに、ゞプロピレングリコヌルは、沞点が℃の液状モノマヌである。たた、トリプロピレングリコヌルは、沞点が℃の液状モノマヌである。
以䞊に説明したように、グリコヌル類に属する有機化合物に、段萜で説明した぀の性質を兌備する有機化合物があり、ナノ粒子を分散する媒䜓になる。
最埌に、グリコヌル゚ヌテルに぀いお説明する。グリコヌル゚ヌテル類は、゚チレングリコヌル系゚ヌテルず、プロピレングリコヌル系゚ヌテルず、゚チレングリコヌル、ゞ゚チレングリコヌル、トリ゚チレングリコヌルの各々の末端の氎玠をアルキル基で眮換したゞアルキルグリコヌル゚ヌテルずの皮類がある。
最初に、゚チレングリコヌル系゚ヌテルの䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高いグリコヌル゚ヌテルは、沞点が℃の゚チルヘキシルグリコヌルず、沞点が℃の郚ゞルゞグリコヌルず、沞点が℃のフェニルグリコヌルず、沞点が℃のメチルトリグリコヌルず、沞点が℃のベンゞルグリコヌルず、沞点が℃のヘキシルゞグリコヌルず、沞点が℃のブチルトリグリコヌルず、沞点が℃の゚チルヘキシルグリコヌルず、沞点が℃のフェニルゞグリコヌルず、沞点が℃のメチルポリグリコヌルである。
たた、゚チレングリコヌル系゚ヌテルの䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い有機化合物は、沞点が℃のベンゞルゞグリコヌルである。
次に、プロピレングリコヌル系゚ヌテルの䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高い有機化合物は、沞点が℃のブチルプロピレンゞグリコヌルず、沞点が℃のメチルプロピレンゞグリコヌルず、沞点が℃のフェニルプロピレングリコヌルず、沞点が最も高い℃のブチルプロピレントリグリコヌルずがある。
さらに、ゞアルキルグリコヌル゚ヌテルの䞭で、メタノヌルに溶解し、融点が℃より䜎く、沞点が℃より高いものは、沞点が℃のゞブチルゞグリコヌルのみがある。
以䞊に説明したように、グリコヌル゚ヌテル類に属する有機化合物に、段萜で説明した぀の性質を兌備する有機化合物があり、ナノ粒子を分散する媒䜓になる。
以䞊に説明したように、カルボン酞゚ステル類、グリコヌル類、ないしは、グリコヌル゚ヌテル類のいずれか属する有機化合物に、段萜で説明した぀の性質を兌備する有機化合物が存圚する。これらの有機化合物は、いずれも汎甚的な工業甚薬品である。
実斜䟋
本実斜䟋は、熱分解で金属を析出する金属化合物ずしお、段萜で説明したカルボン酞金属化合物を甚い、金属のナノ粒子を補造する事䟋であり、金属のナノ粒子ずしお、鉄のナノ粒子を補造する実斜䟋である。なお、段萜で説明したように、熱分解で金属を析出するカルボン酞金属化合物ずしお、様々な金属元玠からなるオクチル酞金属化合物、ラりリン酞金属化合物、ステアリン酞金属化合物が存圚するため、鉄のナノ粒子に限らず、様々な金属のナノ粒子が補造できる。
鉄の原料ずしお熱分解が完了する枩床が℃であるオクチル酞鉄䟋えば、日本化孊産業株匏䌚瀟の補品を甚い、有機化合物ずしお沞点が℃のフタル酞ゞブチル䟋えば、昭和化孊株匏䌚瀟の補品を甚いた。なお、オクチル酞鉄は、金属石鹞ずしお甚いられる汎甚的な工業甚薬品である。たたフタル酞ゞブチルは、接着剀や染料の原料ずしお、たた、ポリ塩化ビニル、酢酞ビニル、メタアクリル暹脂、セルロヌスアセテヌト、ポリスチレン、メタクリル暹脂などのプラスチック暹脂の可塑剀ずしお甚いられる汎甚的な工業甚薬品で、融点が−℃の液䜓で、メタノヌルに溶解する。たた、オクチル酞鉄の埮现結晶の集たりを個々の埮现結晶に分離し、フタル酞ゞブチルに分散させた第䞉の懞濁䜓を䜜成するホモゞナむザヌ装眮は、操䜜が簡䟿な超音波方匏のホモゞナむザヌ䟋えば、日本゚マ゜ン株匏䌚瀟ブラン゜ン事業郚の゜ニフィアヌを甚いた。なお、鉄のナノ粒子は有害物質を分解しお無害化する性質を持぀ため、汚染された氎や土壌の浄化やダむオキシンの分解などに適応できる。たた、燃料電池セルや電気分解電極に、たた、軟磁性埮粒子、各皮合金埮粒子の原料ずしお甚いられる。
最初に、オクチル酞鉄のモルに盞圓するをリットルのメタノヌルに分散する。この分散液に、フタル酞ゞブチルモルに盞圓するを投入しお攪拌する。この混合液の䞀郚を容噚に充填し、容噚を℃に昇枩しおメタノヌルを気化させ、第䞀の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚にホモゞナむザヌ装眮のホヌンを投入し、の超音波信号を第䞀の懞濁䜓に加え、第二の懞濁䜓を䜜成した。さらに、倧気雰囲気の℃に昇枩された熱凊理炉に容噚を分間入れ、オクチル酞鉄を熱分解し、第䞉の懞濁䜓を䜜成した。この埌、容噚を真空チャンバヌに入れ、真空ポンプでたでチャンバヌ内の圧力を䜎䞋させ、フタル酞ゞブチルを気化させ、気化したフタル酞ゞブチルを回収し、この埌、チャンバヌを倧気に戻し、容噚内に析出した埮粒子の集たりを回収した。
次に、第䞉の懞濁䜓ず回収した詊料に぀いお、電子顕埮鏡で芳察ず分析ずを行なった。電子顕埮鏡は、テクノリサヌチ株匏䌚瀟の極䜎加速電圧を甚いた。この装眮は、からの極䜎加速電圧による衚面芳察が可胜で、詊料に導電性の被膜を圢成せずに盎接詊料の衚面が芳察できる特城を持぀。電子顕埮鏡による芳察は次の぀の手法を甚いた。
最初に、第䞉の懞濁䜓ず詊料ずからの反射電子線の−の間にある次電子線を取り出しお画像凊理を行なった。−の倧きさの粒状の埮粒子が、第䞉の懞濁䜓では個々の埮粒子が分散し、詊料では吞着しお埮粒子の集たりになっおいた。
次に、第䞉の懞濁䜓ず詊料ずからの反射電子線の−の間にある゚ネルギヌを抜出しお画像凊理を行い、画像の濃淡によっお粒状の埮粒子の材質を芳察した。濃淡が認められず、粒状埮粒子の集たりは同䞀の元玠から構成されおいるこずが分かった。
さらに、粒状の埮粒子に぀いお、特性゚ックス線の゚ネルギヌずその匷床を画像凊理し、粒状の埮粒子を構成する元玠を分析した。鉄原子のみが存圚するこずが確認できた。
これらの結果から次のこずが分かった。オクチル酞鉄の埮现結晶の集たりを個々の埮现結晶に分離させ、フタル酞ゞブチルに個々の埮现結晶を分散させた第二の懞濁䜓を熱凊理するず、−の倧きさからなる粒状の鉄のナノ粒子が、独立しおフタル酞ゞブチルに析出し、個々の鉄のナノ粒子がフタル酞ゞブチルに分散した第䞉の懞濁䜓を圢成した。さらに、鉄のナノ粒子が必芁になった際に、フタル酞ゞブチルを気化させるず鉄のナノ粒子の集たりが析出し、匷磁性の性質によっお磁気吞着した鉄のナノ粒子の集たりが埗られた。図に、鉄のナノ粒子の集たりを拡倧しお暡匏的に図瀺した図瀺した。
以䞊に説明した鉄のナノ粒子を補造する実斜䟋は䞀事䟋に過ぎない。぀たり、段萜で説明したように、オクチル酞金属化合物はオクチル酞鉄に限らず、様々な金属のオクチル酞金属化合物が存圚するため、様々な金属のナノ粒子が本実斜䟋に準じお補造できる。
実斜䟋
本実斜䟋は、熱分解で金属を析出する金属化合物ずしお、段萜で説明した無機物のむオンないしは分子が配䜍子になっお、金属むオンに配䜍結合する金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓を甚い、金属のナノ粒子を補造する事䟋であり、金属のナノ粒子ずしお、銀のナノ粒子を補造する実斜䟋である。なお、段萜で説明したように、無機物のむオンないしは分子が配䜍子になっお、金属むオンに配䜍結合する金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓は、様々な金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓が存圚するため、銀のナノ粒子に限らず、様々な金属のナノ粒子が補造できる。
銀の原料ずしお、個のアンミンが銀むオンに配䜍結合した金属錯䜓であるゞアンミン銀クロラむド䟋えば、田䞭貎金属販売株匏䌚瀟の補品を甚いた。たた、有機化合物ずしお、沞点が℃のフタル酞ゞ゚チル䟋えば、昭和化孊株匏䌚瀟の補品を甚いた。なお、ゞアンミン銀クロラむドは、段萜で説明したように、アンモニアが配䜍子ずなっお銀むオンに配䜍結合するゞアンミン銀錯むオン−を有する塩化物からなる錯䜓で、他の銀錯むオンを有する錯䜓に比べお合成が最も容易であり、最も安䟡に補造できる。たた、フタル酞ゞ゚チルは、酢酞セルロヌス、メタクリル酞暹脂、ポリ酢酞ビニル、ポリスチレンに盞溶性があるため、これらプラスチック暹脂の可塑剀ずしお甚いられる汎甚的な工業甚薬品である。なお、フタル酞ゞ゚チルは、融点が−℃の液䜓で、メタノヌルに溶解する。たた、銀のナノ粒子は、導電性ペヌスト材料ずしお、たた、積局セラミックコンデンサ、プリント配線板、半導䜓、蛍光衚瀺管、プラズマディスプレむパネルに䜿甚され、様々な抗菌材料ずしお甚いられおいる。
最初に、ゞアンミン銀クロラむドのモルに盞圓するをリットルのメタノヌルに分散する。この分散液にフタル酞ゞ゚チルモルに盞圓するを投入しお攪拌する。この混合液の䞀郚を容噚に充填し、容噚を℃に昇枩しおメタノヌルを気化させ、第䞀の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚にホモゞナむザヌ装眮のホヌンを投入し、の超音波信号を第䞀の懞濁䜓に加え、第二の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚をアンモニアガス雰囲気の℃に昇枩された熱凊理炉に分間入れ、ゞアンミン銀クロラむドを熱分解し、第䞉の懞濁䜓を䜜成した。この埌、容噚を真空チャンバヌに入れ、真空ポンプでたでチャンバヌ内の圧力を䜎䞋させ、フタル酞ゞ゚チルを気化させ、気化したフタル酞ゞ゚チルを回収し、この埌、チャンバヌを倧気に戻し、容噚内に析出した埮粒子の集たりを回収した。
実斜䟋ず同様に、第䞉の懞濁䜓ず回収した詊料を電子顕埮鏡で芳察ず分析ずを行なった。この結果、−の倧きさからなる粒状の銀のナノ粒子が、独立しおフタル酞ゞ゚チルに析出し、個々の銀のナノ粒子がフタル酞ゞ゚チルに分散した第䞉の懞濁䜓を圢成しおいた。さらに、銀のナノ粒子が必芁になった際に、フタル酞ゞ゚チルを気化させるず、銀のナノ粒子の集たりが析出し、この銀のナノ粒子は、互い金属結合せず、凝集もしなかった。この結果は、実斜䟋の鉄のナノ粒子ず同様であるため図瀺しない。
以䞊に説明した銀のナノ粒子を補造する実斜䟋は䞀事䟋に過ぎない。぀たり、段萜で説明したように、無機物のむオンないしは分子が配䜍子になっお、金属むオンに配䜍結合する金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓は、様々な金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓が存圚するため、銀のナノ粒子に限らず、様々な金属のナノ粒子が補造できる。
実斜䟋
本実斜䟋は、熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物ずしお、段萜で説明したカルボン酞金属化合物を甚い、金属酞化物のナノ粒子を補造する第䞀の事䟋であり、金属酞化物のナノ粒子ずしお、酞化鉄の䞀皮であるマグヘマむトγ−のナノ粒子を補造する実斜䟋である。なお、段萜で説明したように、熱分解で金属酞化物を析出するカルボン酞金属化合物ずしお、様々な金属元玠からなる酢酞金属化合物、カプリル酞金属化合物、安息銙酞金属化合物、ないしはナフテン酞金属化合物が存圚するため、酞化鉄のナノ粒子に限らず、様々な金属酞化物のナノ粒子が補造できる。
マグヘマむトγ−は、段萜で説明したように、ナフテン酞鉄を熱分解しお酞化第䞀鉄を析出させ、さらに、酞化第䞀鉄を倧気䞭で昇枩しお、酞化第䞀鉄を構成する䟡の鉄むオンの党おを䞉䟡の鉄むオンに酞化させるず、酞化第二鉄のγ盞であるマグぞマむトγ−になる。なお、ナフテン酞鉄䟋えば東栄化工株匏䌚瀟の補品は、塗料、印刷むンキの也燥促進剀ずしお甚いられおいる金属石鹞の䞀皮である。たた、有機化合物ずしお、沞点が℃で融点が−℃のオレむン酞ブチル䟋えば、和光玔薬工業株匏䌚瀟の補品を甚いた。なお、オレむン酞ブチルはプラスチック材料の可塑剀や化粧品の原料ずしお甚いられおいる汎甚的な工業甚薬品である。たた、マグヘマむトは匷磁性で電気絶瞁性の性質を持ち、モヌス硬床がの硬い物質である。このため、マグヘマむトのナノ粒子は、各皮磁性材料に察する絶瞁被膜の圢成や磁気蚘録材料ずしお甚いるこずができる。
最初に、ナフテン酞鉄のモルに盞圓するをリットルのメタノヌルに分散する。この分散液にオレむン酞ブチルモルに盞圓するを投入しお攪拌する。この混合液の䞀郚を容噚に充填し、容噚を℃に昇枩しおメタノヌルを気化させ、第䞀の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚にホモゞナむザヌ装眮のホヌンを投入し、の超音波信号を第䞀の懞濁䜓に加え、第二の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚を℃の倧気雰囲気の熱凊理炉に分間攟眮し、ナフテン酞鉄を熱分解した。この埌、熱凊理炉の枩床を℃から℃の昇枩速床で℃たで昇枩し、℃に容噚を分間攟眮し、第䞉の懞濁䜓を䜜成した。さらに、熱凊理炉の枩床を℃たで昇枩し、オレむン酞ブチルを気化させ、気化したオレむン酞ブチルを回収し、この埌、容噚内に析出した埮粒子の集たりを回収した。
実斜䟋ず同様に、第䞉の懞濁䜓ず回収した詊料ずを電子顕埮鏡で芳察ず分析ずを行なった。最初に反射電子線の−の間にある次電子線を取り出しお画像凊理を行った。−の倧きさの粒状の埮粒子が、第䞉の懞濁䜓では個々の埮粒子が分散し、詊料では吞着しお埮粒子の集たりになっおいた。
次に、反射電子線の−の間にある゚ネルギヌを抜出しお画像凊理を行い、画像の濃淡によっお粒状埮粒子を構成する元玠の違いを芳察した。濃淡が認められたため、さらに、特性゚ックス線の゚ネルギヌずその匷床を画像凊理し、粒状のナノ粒子を構成する元玠を分析した。鉄原子ず酞玠原子ずの双方が均䞀に存圚し、偏圚する箇所が芋られなかったため、酞化鉄からなる粒状のナノ粒子であるこずが分かった。さらに、極䜎加速電圧の機胜に解析機胜を付加し、結晶構造の解析を行なった。この結果から、粒状のナノ粒子が酞化第二鉄のγ盞であるマグぞマむトγ−であるこずが分かった。
以䞊の結果から次のこずが分かった。ナフテン酞鉄の埮现結晶の集たりを個々の埮现結晶に分離させ、オレむン酞ブチルに個々の埮现結晶を分散させた第二の懞濁䜓を熱凊理するず、−の倧きさからなる粒状のマグヘマむトのナノ粒子が、独立しおオレむン酞ブチルに析出し、個々のマグヘマむトのナノ粒子がオレむン酞ブチルに分散した第䞉の懞濁䜓を圢成した。さらに、マグヘマむトのナノ粒子が必芁になった際に、オレむン酞ブチルを気化させるずマグヘマむトのナノ粒子の集たりが析出し、匷磁性の性質によっお磁気吞着したマグヘマむトのナノ粒子の集たりが埗られた。この結果は、実斜䟋の鉄のナノ粒子ず同様であるため図瀺しない。
以䞊に説明した酞化第䞀鉄のナノ粒子を酞化させおマグヘマむトのナノ粒子を補造する実斜䟋は、䞀事䟋に過ぎない。぀たり、段萜で説明したように、熱分解で金属酞化物を析出するカルボン酞金属化合物ずしお、様々な金属元玠からなる酢酞金属化合物、カプリル酞金属化合物、安息銙酞金属化合物、ないしはナフテン酞金属化合物が存圚するため、酞化第䞀鉄に限らず、様々な金属酞化物のナノ粒子が補造できる。
実斜䟋
本実斜䟋は、熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物ずしお、段萜で説明したカルボン酞金属化合物を甚い、金属酞化物のナノ粒子を補造する第二の事䟋であり、金属酞化物のナノ粒子ずしお、酞化チタンのナノ粒子を補造する実斜䟋である。
酞化チタンの原料ずしお、テトラ安息銙酞チタン番号−−、茞入品を甚いた。テトラ安息銙酞チタンは、安息銙酞亜鉛、安息銙酞銅、安息銙酞ニッケル、安息銙酞アルミニりムのように、容易に合成できる安息銙酞金属塩である。たた、有機化合物ずしお、沞点が℃で融点が−℃のオレむン酞メチル䟋えば、和光玔薬工業株匏䌚瀟の補品を甚いた。なお、オレむン酞メチルは、繊維甚油剀や合成暹脂甚滑剀ずしお甚いられおいる汎甚的な工業甚薬品である。酞化チタンのナノ粒子は、食品、衣料品、化粧品などの着色剀の材料ずしお、たた、光觊媒やオフセット印刷の感光䜓の材料ずしお甚いられる。
最初に、テトラ安息銙酞チタンのモルに盞圓するをリットルのメタノヌルに分散する。この分散液にオレむン酞メチルのモルに盞圓するを投入しお攪拌する。この混合液の䞀郚を容噚に充填し、容噚を℃に昇枩しおメタノヌルを気化させ、第䞀の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚にホモゞナむザヌ装眮のホヌンを投入し、の超音波信号を第䞀の懞濁䜓に加え、第二の懞濁䜓を䜜成した。さらに、容噚を℃の倧気雰囲気の熱凊理炉に分間攟眮し、テトラ安息銙酞チタンを熱分解し、第䞉の懞濁䜓を䜜成した。さらに、熱凊理炉の枩床を℃たで昇枩し、オレむン酞メチルを気化させ、気化したオレむン酞ブチルを回収し、容噚内に析出した埮粒子の集たりを回収した。
実斜䟋ず同様に、第䞉の懞濁䜓ず回収した詊料ずを電子顕埮鏡で芳察ず分析ずを行なった。最初に反射電子線の−の間にある次電子線を取り出しお画像凊理を行った。−の倧きさの粒状の埮粒子が、第䞉の懞濁䜓では個々の埮粒子が分散し、詊料でも埮粒子は凝集せずに分散する埮粒子の集たりになっおいた。
次に、反射電子線の−の間にある゚ネルギヌを抜出しお画像凊理を行い、画像の濃淡によっお粒状埮粒子を構成する元玠の違いを芳察した。濃淡が認められたため、さらに、特性゚ックス線の゚ネルギヌずその匷床を画像凊理し、粒状のナノ粒子を構成する元玠を分析した。チタン原子ず酞玠原子ずの双方が均䞀に存圚し、偏圚する箇所が芋られなかったため、酞化チタンからなる粒状のナノ粒子であるこずが分かった。さらに、極䜎加速電圧の機胜に解析機胜を付加し、結晶構造の解析を行なった。この結果から、粒状のナノ粒子が正方晶のアナタヌれ型の酞化チタンであるこずが分かった。
これらの結果から次のこずが分かった。テトラ安息銙酞チタンの埮现結晶の集たりを個々の埮现結晶に分離させ、オレむン酞メチルに個々の埮现結晶を分散させた第二の懞濁䜓を熱凊理するず、−の倧きさからなる粒状の酞化チタンのナノ粒子が、独立しおオレむン酞メチルに析出し、個々の酞化チタンのナノ粒子がオレむン酞メチルに分散した第䞉の懞濁䜓を圢成した。さらに、酞化チタンのナノ粒子が必芁になった際に、オレむン酞メチルを気化させるず、酞化チタンのナノ粒子の集たりが析出し、このナノ粒子は、互い金属結合せず、凝集もしなかった。この結果は、実斜䟋の鉄のナノ粒子ず同様であるため図瀺しない。
以䞊に説明した酞化チタンのナノ粒子を補造する実斜䟋は、䞀事䟋に過ぎない。぀たり、段萜で説明したように、熱分解で金属酞化物を析出するカルボン酞金属化合物ずしお、様々な金属元玠からなる酢酞金属化合物、カプリル酞金属化合物、安息銙酞金属化合物、ないしはナフテン酞金属化合物が存圚するため、酞化チタンのナノ粒子に限らず、様々な金属酞化物のナノ粒子が補造できる。
以䞊に説明した぀の実斜䟋は䞀郚の事䟋に過ぎない。぀たり、段萜で説明した無機物のむオンないしは分子が配䜍子になっお、様々な金属むオンに配䜍結合する金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓を金属のナノ粒子の原料ずしお甚い、ないしは、段萜で説明した様々な金属元玠からなるオクチル酞金属化合物、ラりリン酞金属化合物、ないしはステアリン酞金属化合物を金属のナノ粒子の原料ずしお甚い、ないしは、段萜で説明した様々な金属元玠からなる酢酞金属化合物、カプリル酞金属化合物、安息銙酞金属化合物、ないしはナフテン酞金属化合物を金属酞化物のナノ粒子の原料ずしお甚い、さらに、これら金属化合物の熱分解枩床より沞点が高い−段萜で説明した有機化合物を甚いるこずで、様々な金属ないしは様々な金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、有機化合物に分散された懞濁液が補造できる。この懞濁液から有機化合物を気化させるだけで、䞍玔物を含たない様々な金属ないしは様々な金属酞化物からなる個々のナノ粒子の集たりが凝集せずに析出し、甚いる金属化合物の量の制玄がないため、補造できるナノ粒子の量の制玄がない。埓っお、本発明は、著しく安䟡な補造費甚で、䞍玔物を含たない様々な金属ないしは様々な金属酞化物からなるナノ粒子の集たりを凝集させずに析出させるこずができる技術であり、たた、補造できるナノ粒子の量の制玄がない技術である。
 鉄のナノ粒子

Claims (6)

  1. 金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散された懞濁䜓を補造する補造方法は、熱分解で金属ないしは金属酞化物を析出する金属化合物をアルコヌルに分散し、該金属化合物が分子状態で前蚘アルコヌルに分散したアルコヌル分散液を䜜成する第䞀の工皋ず、前蚘アルコヌルに溶解ないしは混和する第䞀の性質ず、融点が℃より䜎い第二の性質ず、沞点が前蚘金属化合物の熱分解が完了する枩床より高い第䞉の性質を兌備する有機化合物を、前蚘アルコヌル分散液に混合するず、該有機化合物が前蚘アルコヌル分散液を構成するアルコヌルに溶解ないしは混和し、該有機化合物が前蚘金属化合物のアルコヌル分散液ず均䞀に混ざり合った混合液が䜜成される第二の工皋ず、前蚘混合液から前蚘アルコヌルを気化させるず、前蚘金属化合物の埮现結晶の集たりが前蚘有機化合物に析出した第䞀の懞濁䜓が䜜成される第䞉の工皋ず、前蚘第䞀の懞濁䜓をホモゞナむザヌ装眮で凊理するず、前蚘金属化合物の埮现結晶の集たりが個々の埮现結晶に分離し、該分離された個々の埮现結晶が前蚘有機化合物に分散された第二の懞濁䜓が䜜成される第四の工皋ず、前蚘第二の懞濁䜓を熱凊理しお前蚘金属化合物を熱分解するず、前蚘金属化合物の埮现結晶の倧きさに応じた金属ないしは金属酞化物の粒状のナノ粒子が、前蚘有機化合物に析出し、該金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、前蚘有機化合物に分散された第䞉の懞濁䜓が䜜成される第五の工皋ずからなり、これら぀の工皋を連続しお実斜するこずによっお、金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が有機化合物に分散された懞濁䜓が補造される、懞濁䜓の補造方法。
  2. 請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法は、請求項に蚘茉した熱分解で金属を析出する金属化合物ずしお、無機物の分子ないしはむオンからなる配䜍子が、金属むオンに配䜍結合した金属錯むオンを有する無機金属化合物からなる錯䜓を甚い、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、請求項に蚘茉した懞濁䜓の補造方法。
  3. 請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法は、請求項に蚘茉した熱分解で金属を析出する金属化合物ずしお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが金属むオンに共有結合する第䞀の特城ず、前蚘カルボン酞が飜和脂肪酞からなる第二の特城ずを兌備するカルボン酞金属化合物を甚い、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法。
  4. 請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法は、請求項に蚘茉した熱分解で金属酞化物を析出する金属化合物ずしお、カルボン酞のカルボキシル基を構成する酞玠むオンが、金属むオンに配䜍結合したカルボン酞金属化合物からなる錯䜓を甚い、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法。
  5. 請求項1に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法は、請求項に蚘茉した有機化合物ずしお、カルボン酞゚ステル類ないしはグリコヌル類ないしはグリコヌル゚ヌテル類のいずれかに属する1皮類の有機化合物を甚い、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法に埓っお懞濁䜓を補造する、請求項に蚘茉した懞濁䜓を補造する補造方法。
  6. 請求項に蚘茉した補造方法で補造した懞濁䜓から金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子を取り出す方法は、請求項に蚘茉した補造方法で補造した懞濁䜓を、該懞濁䜓を構成する有機化合物の蒞気圧より䜎い圧力䞋にさらし、該懞濁䜓から前蚘有機化合物を蒞発させるず、該有機化合物䞭に分散されおいた金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子が、前蚘懞濁䜓から取り出される、請求項に蚘茉した補造方法で補造した懞濁䜓から金属ないしは金属酞化物からなる個々のナノ粒子を取り出す方法。
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